JP5510268B2 - 無線配信装置、無線配信方法、および無線配信プログラム - Google Patents

無線配信装置、無線配信方法、および無線配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線配信装置、無線配信方法、および無線配信プログラムに関する。
従来技術として、無線端末が参加したアクセスポント(AP)によって無線端末の位置を管理するものがある。通常、無線端末(T)は、所定の無線通信エリア内に設置した複数のアクセスポントの内、受信電波強度が強いアクセスポントを選択後、同アクセスポントに参加し、上位の無線配信装置と通信を行う。そして、無線端末が参加したアクセスポントがカバーする無線通信エリアに同端末は存在するとして無線端末の位置を管理している。
特開2002−203263号公報
しかしながら、参加アクセスポントによって無線端末保持者や同端末搭載機器を探す場合、アッテネータ(減衰器)等での電波出力抑止を行わないアクセスポントの通信エリアは数十メートル以上あり、探す範囲が広くなるため、それらの所在を確定するのに多くの時間を要する。一方、アッテネータ等での電波出力抑止を行ったアクセスポントを用いる場合は、無線端末保持者や同端末搭載機器の存在エリアを小さくできるが、多数のアクセスポントを敷設する必要がありコスト高となる問題を抱える。
そこで、上述した問題を解決するため、本発明では、アクセスポントの設置数を増加させずに、無線端末の所在を短時間で探すことを可能とする無線配信装置を提供する。
発明の一つの態様は、敷設したアクセスポイントの位置座標と電波出力強度の情報を管理する管理部と、無線端末が測定した参加アクセスポイントの電波受信強度の測定結果を収集する収集部と、前記測定結果に前記参加アクセスポイントと隣接する隣接アクセスポイントが含まれるか否かを判定する判定部と、前記隣接アクセスポイントが含まれない場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを前記無線端末の存在エリアとして特定し、且つ、前記隣接アクセスポイントが含まれる場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを除いて分割したエリアの内、最大の電波受信強度が得られたアクセスポイントに最も近いエリアを前記無線端末の存在エリアとして特定する存在エリア特定部と、を有することを特徴とする無線配信装置に関する。
上記本発明の一態様によれば、無線端末の参加アクセスポイントと同端末の無線送受信強度により、参加アクセスポイントの通信エリア内の存在領域を限定することが可能となるため、アクセスポイントの設置コストを増加させずに、スタッフ等が該当端末保持者や搭載装置等の所在を探す範囲を小さくでき、短時間での探索が行える環境を提供できる。
本発明の実施の形態になる無線配信システムの一基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる無線配信装置及び無線端末のハードウエア構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる端末情報管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態になるAP管理テーブル及び隣接AP管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態になる電波環境測定要求コマンドのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態になる電波環境測定結果コマンドのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態になる無線配信装置における全無線端末の存在エリア特定フローを示す図である。 本発明の実施の形態になる無線端末における電波環境の測定フローを示す図である。 本発明の実施の形態になる無線配信装置における無線端末の存在エリアを特定するフローを示す図である(図7S15の詳細)。 本発明の実施の形態になるアクセスポイントの近傍エリアを特定する電波受信強度の閾値を説明する図である。 本発明の実施の形態になる隣接アクセスポイントの電波受信強度に基づく無線端末の存在エリア特定を示す図である。 本発明の実施の形態になる存在エリアが特定された無線端末の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の無線配信システムの一構成例を示す。無線配信システムは、配信要求サーバ3、無線配信装置1、複数のアクセスポイント(AP1、AP2、AP3・・・)5、複数の無線端末2、および無線端末情報提供装置4を有する。
配信要求サーバ3は、各無線端末2に対して無線端末利用者に、無線端末情報提供装置4から得られた利用者専用の情報等を提供するサーバで、無線配信装置1とアクセスポイント5を経由して、無線端末2にそれらの情報を送信する。ここでの利用者専用の情報とは、無線端末2を用いて利用敷地内の案内を行う場合の案内情報等が当てはまる。
無線配信装置1は、制御部11、無線通信部12、通信部13、表示部14、入力部15、および記憶部16を有する。無線配信装置1は、配信要求サーバ3からの要求に基づき、各無線端末2に情報を配信する。また、無線配信装置1は、配信要求サーバ3との通信を行う通信部13、アクセスポイント5の通信や制御を行う無線通信部12、利用されている無線端末2の端末情報(端末情報管理テーブル100として図3に後述)やアクセスポイント5の配置位置等の使用されている環境情報(AP管理テーブル101及び隣接AP管理テーブル102として図4に後述)を保存する記憶部16、システム管理者が情報を入力するための入力部15、その管理者等に対してシステムの状況等を通知する情報の表示部14、および各部の制御を行う制御部11を有する。
アクセスポイント5は、無線通信の利用を想定する施設や屋外の特定エリアの各所に設定され、無線配信装置1からの要求に基づき、各所に設置された適切なアクセスポイント5を介して無線端末2に情報を送信する。
無線端末情報提供装置4は、無線通信によって受信した情報に基づき、同無線端末2の利用者に施設内の案内情報等を提供する。
一方、無線端末2は、上位のサーバと通信する無線通信部22、無線端末自体の制御を行う制御部21、記憶部25、ボタン等の入力部26、ディスプレイに必要情報を表示する表示部24、無線配信装置1からのコマンド指示によりアクセスポイント5が送出する電波受信強度を測定する測定部23、および充電可能なバッテリによる電源部27を有する。なお、実施例では、無線端末2には上位配信要求サーバ3から情報を提供する場合を述べたが、無線端末2から上位に対して情報を提供することも可能な双方向通信の場合に、適用しても良い。
図2は、本発明の無線配信装置及び無線端末のハードウエア構成を示す。図2(a)は、無線配信装置ハードウエア構成を、図2(b)は、無線端末のハードウエア構成を示している。
無線配信装置1は、CPU(Central Processing Unit )501,RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )504、媒体読取部505、入力部506、出力部507、通信部508、および無線通信部509等を有しており、これらはバス510により接続されている。媒体読取部505は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory )やDVD(Digital Versatile Disk)、あるいはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体に書込み、読込みを行うものである。また、入力部506は、マウスやキーボード等の入力装置であり、出力部507は、液晶あるいはCRT等のディスプレイ、プリンタ装置等である。
通信部508は、ネットワークを介して配信要求サーバ3及び無線端末情報提供装置4との通信を行い、また、無線通信部509は、アクセスポイント5(AP1,AP2・・・)との通信を行う。
無線配信装置1は、ROM503やHDD504等に格納されたプログラムを装置起動時にRAM502に展開し、CPU501が実行することによって各種の機能を実現する。
一方、無線携帯端末2は、CPU601、RAM602、ROM603、記憶部604、入力部605、出力部606、および無線通信部607を有しており、これらはバス608により接続されている。記憶部604としては、例えば、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を用いられる。また、入力部605は、無線携帯端末に入力を行うための入力装置であり、例えば、矢印ボタンやOKボタン等の簡易型の入力装置である。出力部606は、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ等のディスプレイやプリンタ等である。さらに、無線通信部607はネットワークを介して無線配信サーバとの通信を行うものである。
無線端末2は、ROM603や記憶部604等に格納されたプログラムをRAM602に展開し、CPU601が実行することによって各種の機能を実現する。
図3は、本発明の端末情報管理テーブルのデータ構造例を示す。端末情報管理テーブル100は、無線配信装置1の記憶部16に格納して無線端末2で受信する参加アクセスポイントの情報を管理するもので、無線端末2の識別番号である「端末ID」及び無線端末2が通信する「参加AP」の項目からなる複数のレコードを有する。
例えば、第一のレコードには、「端末ID」としてED1、「参加AP」としてAP1が記録されている。
なお、参加アクセスポイント(参加AP)とは、無線端末2と通信するアクセスポイント5の電波受信強度が通信可能なレベルにあり、無線端末2/無線配信装置1間でネゴシエーションが成立し、無線配信装置1側において無線端末2が通信エリア内に所属すると認めたアクセスポイントのことである。
図4は、本発明のアクセスポイント管理テーブル及び隣接アクセスポイント管理テーブルのデータ構造例を示す。AP管理テーブル101及び隣接AP管理テーブル102は、無線配信装置1の記憶部16に格納して無線端末2で受信する参加アクセスポイント及び隣接アクセスポイントの情報をそれぞれ管理するものである。
AP管理テーブル101は、「APのID」、無線の周波数チャンネルを示す「Ch」、および「近傍エリアを特定する電波受信強度の閾値」の項目からなる複数のレコードを有する。
例えば、第一のレコードには、「APのID」としてAP1、「Ch」としてチャンネル1、および「電波受信強度の閾値」として100が記録されている。
また、隣接AP管理テーブル102は、「APのID」及びそのAPと隣り合う「隣接AP」の項目からなる複数のレコードを有する。
例えば、第一から第六のレコードには、「APのID」として同一のAP1が記録され、そのAP1に隣接する「隣接AP」として、各レコードにAP2〜AP7が記録されている。
図5は、本発明の電波環境測定要求コマンドのデータ構造例を示す。電波環境測定要求コマンド200は、無線配信装置1が無線端末2の所在を探索するために、無線端末2に対し送信する指示コマンドである。
電波環境測定要求コマンド200は、無線配信装置1から無線端末2に指示するコマンドで、アクセスポイント5が送出する電波の強度を無線端末2に測定させ、その測定結果を返送させる指示を行うものである。
電波環境測定要求コマンド200は、「コマンド」の識別子、「Data数」、「電波受信強度の閾値」、「隣接AP No」、および割当チャンネル周波数「割当Ch No」の項目を有する。実施例では、「コマンド」は0x21、「Data数」は6、「電波受信強度の閾値」は100、「隣接AP No」及び「割当Ch No」は、参加AP番号4に対する隣接APの番号及びチャンネル番号が、4を除いた1〜3、5〜7がそれぞれ記録される。なお、実施例では、AP番号4は、参加APとして無線配信装置1側に認識されたものとして、AP番号4に隣接する1〜3、5〜7が隣接APに該当するものとしている(図10参照)。
図6は、本発明の電波環境測定結果コマンドのデータ構造例を示す。電波環境測定結果コマンド201は、無線端末2が無線配信装置1に測定結果を応答するコマンドである。電波環境測定結果コマンド201は、参加APのみの測定結果を送信する場合と参加APに隣接する全隣接APの測定結果を送信する場合に分けられる。
参加APのみの場合の電波環境測定結果コマンド201は、「コマンド」識別子、「Data数」、「参加AP No」、および「電波受信強度」の項目を有する。実施例では、「コマンド」は0x22、「Data数」は1、「参加AP No」は4、およびその「電波受信強度」は120となっている。
また、隣接APを含む場合の電波環境測定結果コマンド201は、「コマンド」、「Data数」、「参加AP No」、「電波受信強度」、および「隣接AP No」及び「電波受信強度」の項目を有する。実施例では、「コマンド」は0x22、「Data数」は7、「参加AP No」は4、そのAP4の「電波受信強度」は80、および「隣接AP No」として、4を除く1〜7及びそれぞれのAPについて測定された「電波受信強度」5〜70が記録されている。
図7は、本発明の無線配信装置における全無線端末の存在エリア特定フローを示す。図7は、無線配信装置1における全無線端末2の存在エリアを特定する処理について示すものである。
まず、ステップS11において、無線配信装置1は、記憶部16に格納されている端末情報管理テーブル100(図3参照)から利用されている無線端末総数Nを取得する。つぎに、ステップS12において、無線端末(n)の番号を示す値nを1とし、ステップS13において、無線端末(n)に電波環境測定要求コマンド200を送信する。
なお、この電波環境測定要求コマンド200は、端末情報管理テーブル100(図3参照)または環境情報管理テーブルとしてのAP管理テーブル101、隣接AP管理テーブル102(図4参照)を用いて設定し(図5参照)、このコマンドにより、無線端末(n)は、該当の無線端末(n)が参加するアクセスポイント5(参加AP)の電波受信強度の閾値、隣接するアクセスポイント5(隣接AP)のID、および通信チャンネル等を取得する。とくに、このコマンドで設定される参加するアクセスポイント5の電波受信強度の閾値には、図4のAP管理テーブル101内の参加アクセスポイントに対する近傍エリアを特定するための無線受信強度の閾値を設定する。また、無線端末(n)は、図8に従って処理を行うが、その処理については後述する。
つぎに、ステップS14、無線配信装置1は、無線端末(n)への電波環境測定要求コマンド送信後、無線端末(n)からの電波環境測定結果を受信したか否かを確認する。電波環境測定結果を受信した場合は、ステップS15において、無線端末(n)の電波環境測定結果より、参加アクセスポイントにおける同無線端末の存在エリアを特定する。
無線端末(n)の存在エリア特定に関する具体的な処理については、図9を用いて後述する。
電波環境測定結果を受信しなかった場合には、ステップS16において、コマンドを送信してから所定時間が経過したかどうかを確認し、経過していない場合は、所定時間が経過するか、受信が行われるまで待機する。
所定時間が経過した場合には、無線端末(n)に関する処理を終了し、ステップS17において、n=n+1とし、ステップS18において、nがNを超えたか否かを判断する。なお、所定時間が経過した場合は、無線端末(n)に異常が発生した可能性もあるので、システム管理者等に状況を通知し、復旧を促す等の処理を行っても良い。
Nを超えていない場合には、新たに設定したnを用いて、ステップS13に戻り、別の無線端末(n)について存在エリアを特定する。一方、Nを超えた場合には、処理を終了する。つぎに、無線端末2側の処理について、図8を用いて説明する。
図8は、本発明の無線端末における電波環境の測定フローを示す。本フローは、図7のステップS13において、無線配信装置1の制御部11が無線通信部12を介して送信した電波環境測定要求コマンド200を受けて、無線端末2の制御部21が処理するフローである。
まず、ステップS21において、無線端末2は、無線配信装置1からの受信情報があるかどうかを確認する。受信情報がある場合は、ステップS22において、電波環境測定要求コマンド200を受信したかどうかを判断し、受信情報がない場合は、ステップS32において、無線端末2の入力部26を介して入力があったかどうかを判断する。
なお、電波環境測定要求コマンド200でない情報を受信した場合は、ステップS30において、通知された情報に対して受信情報解析処理を行い、その処理が終了したら、ステップS32において、上述した無線端末の入力部26を介して入力があったかどうかを判断する。
さて、ステップS22で電波環境測定要求コマンド200を受信した場合には、ステップS23において、最初に、無線端末2の参加アクセスポイントの電波受信強度を測定する。そして、ステップS24において、参加アクセスポイントの電波受信強度と閾値とを比較する。なお、参加アクセスポイントからの無線受信の際に、参加アクセスポイントの電波受信強度も一緒に計測できる場合は、受信後、新たに、参加アクセスポイントの電波受信強度を測定する必要はなく、その受信時に得られる電波受信強度を用いても良い。
つぎに、電波受信強度の測定値が、電波環境測定要求コマンド200の電波受信強度の閾値よりも大きい場合には、同無線端末2は、その時の参加アクセスポイントの電波受信強度のみの電波環境測定結果を無線配信装置1に送信する。その時の通知コマンドの例は、図6(a)で説明した通りである。
一方、無線端末2の参加アクセスポイントの電波受信強度が該閾値の値よりも小さい場合には、ステップS25において、通知された電波環境測定要求コマンド200に含まれる隣接したアクセスポイント5の情報から、隣接するアクセスポイント5の総数Mを取得し、ステップS26において、隣接したアクセスポイントの番号mを1とし、ステップS27において、アクセスポイントAP(m)( ここでは、m=1) の電波受信強度を測定する。
つぎに、ステップS28において、m=m+1とし、ステップS29において、mがMよりも大きいかどうかを判定する。Mよりも小さい場合には、隣接した全アクセスポイントの無線受信強度を測定できていないので、ステップS27に戻り、更新されたmを用いて、隣接アクセスポイントAP(m)の電波受信強度を測定する。
一方、m>Mの場合は、隣接した全てのアクセスポイントの電波受信強度を測定したことになるので、ステップS31において、参加アクセスポイントと隣接するアクセスポイントの電波受信強度を含む電波環境測定結果を無線配信装置1に送信する。この場合の通知コマンドの設定例は図6(b)に示した通りである。
その送信処理が完了したら、ステップS32において、無線端末2は自端末の入力部26での入力があるかどうかを判断する。無線端末への入力がある場合には、ステップS33において、入力内容を解析して所定の処理を実行し、そうでない場合には、無線端末を終了する。
以上、無線端末2が隣接しているアクセスポイント5の情報を通知される場合について示した。なお、無線端末2が隣接しているアクセスポイント5のチャンネル情報が不明な場合には、予め無線端末2内に設定された環境下での使用チャンネル全てに対してチャンネルスキャンを行ってから検出できたチャンネルに対して電波受信強度を測定することが好適である。そして、チャンネルと該チャンネルに対する電波受信強度を組にして無線配信装置1に通知し、無線配信装置1は、その通知された測定結果を用いても良い。
図9は、図7のフローにおけるステップS15の無線端末の存在エリアの特定処理の詳細を示すものである。
まず、ステップS41において、無線端末(n)の測定結果に参加アクセスポイントに隣接するアクセスポイントの電波受信強度が通知されているかを判断する。隣接するアクセスポイントの電波受信強度が通知されていない場合、同無線端末(n)の存在エリアは参加アクセスポイントの近傍エリアにあると設定し、本処理を終了する。
一方、隣接するアクセスポイントの電波受信強度が通知された場合には、ステップS42において、参加アクセスポイントの隣接アクセスポイントの総数Kを取得し、電波受信強度の最大値Vを0とし、ステップS43において、その時のアクセスポイントの番号をnull(未設定)とする。
そして、ステップS44において、参加アクセスポイントに隣接するアクセスポイントの順番を示す変数kを1とし、ステップS45において、アクセスポイントAP(k)(ここでは、k=1)に対する電波受信強度がこれまでの電波受信強度の最大値Vよりも大きいかどうかを判定する。アクセスポイントAP(k)に対する電波受信強度がVよりも大きい場合は、ステップS47において、その時のアクセスポイントAP(k)に対する電波受信強度をVに設定し、J=kとする。そして、k=k+1としてkを更新する。
一方、アクセスポイントAP(k)に対する電波受信強度がVよりも小さい場合には、ステップS47において、k=k+1としてkを更新する。その後、ステップS48において、更新したkがNよりも小さいかどうかを判定し、更新したkがNよりも小さい場合には、更新したkに対してステップS45に戻り、以降同様な処理を行う。逆に、更新したkがNよりも大きい場合には、ステップS50において、隣接したアクセスポイントにおける電波受信強度の値の比較が完了したことになる。
そこで、無線端末の存在エリアとして、参加アクセスポイントに隣接するアクセスポイントAP(J)にもっとも近いエリアである隣接エリア(J)を設定する。なお、隣接エリアについては、図10で詳述する。
図10は、本発明のアクセスポイントの近傍エリアを特定する電波受信強度の閾値を説明する図である。なお、図10(a)において、△はアクセスポイントを示し、その中の数字はアクセスポイント番号を示している。また、細点線は、各アクセスポイントの通信エリアを示している。以下に、参加アクセスポイント及びその隣接アクセスポイントの近傍エリアについて説明する。
無線環境としては、図10(a)に示すような配置でアクセスポイントがあるものとする。例えば、アクセスポイントAP4に着目し、図10(b)のアクセスポイントからの距離と電波受信強度との関係を用いて、アクセスポイントAP4の近傍エリア(太点線で囲まれた斜線部分、電波通信強度I1)を設定する。また、隣接エリアの外周を図10(b)における通信エリアの外周(電波受信強度I0)とし、隣接エリアは、その外周を図10(b)に示す通信エリアの外周とし、アクセスポイントAP4の周りのアクセスポイントの配置位置で均等に分割し、図10(a)に示すような6分割された太い点線で囲まれたハッチ部分として定める。
なお、図9のステップS50での隣接エリア(J)の特定では、図10(a)の隣接エリアNA1〜NA3、NA5〜NA7のように設定された隣接エリアの中から、電波受信強度の値の比較で得られたアクセスポイントAP(J)にもっとも近いエリアである隣接エリア(J)を選ぶ設定する。
また、図10(b)は、使用するアクセスポイントの標準的な電波出力の例を示している。アクセスポイントの出力強度を抑制した場合には、その抑制した値を減じた値を、AP管理テーブル101の該当アクセスポイントにおける近傍エリア特定の電波受信強度の閾値に設定する。
一方、アクセスポイントの出力強度を強めた場合には、その強めた値を加えた値を、同様にAP管理テーブル101の閾値に設定する。なお、無線通信の電波が通らないような金属製障害物が無線通信の環境にある場合には、各参加アクセスポイントに対してその障害物の先の領域を除外して各エリアを構成しても良い。
以上のようにして定めた図10(a)における、AP4の近傍エリア、及びAP4の隣接エリアNA1・・・隣接エリアNA7の計7個のエリアから、アクセスポイントAP4に参加している無線端末2の存在するエリアを特定していくことになる。
図11は、本発明の実施の形態になる隣接アクセスポイントの電波受信強度に基づく無線端末の存在エリア特定を示す。
例えば、図11(a)のように無線端末T(□部分)があり、その時の無線端末Tの環境測定結果が、図11(b)であったとする。電波受信強度の閾値が100の場合、これまで述べてきた図7、図8、図9の処理手順により、図11(a)のように無線端末Tの存在エリアは、AP4の隣接エリアNA7にあると特定できる。
図12は、本発明の存在エリアが特定された無線端末の表示例を示す。
存在エリアが確定された無線端末Tは、無線配信装置1の表示部14を介して、図12に示すような表示画面でスタッフ等に通知する。屋内等に無線環境を構築した場合には、その構築した領域のフロア図と共に各無線端末の存在エリアを表示しても良い。また、無線配信装置1から存在エリアが特定された無線端末2の情報をネットワーク経由で無線端末情報提供装置4に通知し、同装置に表示しても良い。
本発明により、無線端末2の参加アクセスポイントと同端末の無線送受信強度から、参加アクセスポイントの通信エリア内の存在領域を限定することが可能となる。これにより、アクセスポイント5の設置コストを増加させずに、スタッフ等が該当端末保持者や搭載装置等の所在を探す範囲を小さくでき、短時間での探索が行える環境を提供できる。
さらに、参加アクセスポイントからの電波受信強度が指定された閾値よりも大きい場合には、測定した無線端末2が参加アクセスポイントの近傍にあると判断でき、その際の参加アクセスポイントに隣接するアクセスポイントの電波受信強度を測定せずに情報を収集できる。
また、常時、参加アクセスポイントと同参加アクセスポイントに隣接するアクセスポイントで電波受信強度を測定する場合に比べて、電波受信強度の測定頻度を抑えることになり、無線端末の消費電力化が図れ、無線通信の応答性も向上させることが可能となる。
以上、上述してきた実施例は一例であり、本発明はここで説明した図等の内容に限定されるものではない。
本発明は、病院等の公共施設やある特定の屋外で利用される無線配信装置に関する。
1 無線配信装置
2 無線端末
3 配信要求サーバ
4 無線端末情報提供装置
5 AP(アクセスポイント)
11 制御部
12 無線通信部
13 通信部
14 表示部
15 入力部
16 記憶部
21 制御部
22 無線通信部
23 測定部
24 表示部
25 記憶部
26 入力部
27 電源部

Claims (5)

  1. 敷設したアクセスポイントの位置座標と電波出力強度の情報を管理する管理部と、
    無線端末が測定した参加アクセスポイントの電波受信強度の測定結果を収集する収集部と、
    前記測定結果に前記参加アクセスポイントと隣接する隣接アクセスポイントが含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記隣接アクセスポイントが含まれない場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを前記無線端末の存在エリアとして特定し、且つ、前記隣接アクセスポイントが含まれる場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを除いて分割したエリアの内、最大の電波受信強度が得られたアクセスポイントに最も近いエリアを前記無線端末の存在エリアとして特定する存在エリア特定部と、
    を有することを特徴とする無線配信装置。
  2. 前記収集部は、
    前記隣接アクセスポイントのチャンネル情報を含む無線環境測定を要求するコマンドを前記無線端末に送信し、
    前記無線端末において測定された前記参加アクセスポイントの電波受信強度の値が、通知された電波受信強度の閾値よりも小さい場合、前記コマンドに含まれた隣接アクセスポイントについての測定結果を収集し、
    あるいは、前記閾値より高い場合、前記参加アクセスポイントの電波受信強度の測定結果のみを収集することを特徴とする請求項1に記載の無線配信装置。
  3. 前記閾値は、対象とするアクセスポイントの標準電波出力状態での前記近傍エリアを特定する値であり、実際に敷設したアクセスポイントにおける電波出力の調整量、あるいは同アクセスポイントのアンテナに追加された減衰器の減衰量を用いて調整した値を適用することを特徴とする請求項2に記載の無線配信装置。
  4. コンピュータが、
    敷設したアクセスポイントの位置座標と電波出力強度の情報を管理するステップと、
    無線端末が測定した参加アクセスポイントの電波受信強度の測定結果を収集するステップと、
    前記測定結果に前記参加アクセスポイントと隣接する隣接アクセスポイントが含まれるか否かを判定するステップと、
    前記隣接アクセスポイントが含まれない場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを前記無線端末の存在エリアとして特定し、且つ、前記隣接アクセスポイントが含まれる場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを除いて分割したエリアの内、最大の電波受信強度が得られたアクセスポイントに最も近いエリアを前記無線端末の存在エリアとして特定するステップと、
    を実行することを特徴とする無線配信装置における無線配信方法。
  5. コンピュータに、
    敷設したアクセスポイントの位置座標と電波出力強度の情報を管理するステップと、
    無線端末が測定した参加アクセスポイントの電波受信強度の測定結果を収集するステップと、
    前記測定結果に前記参加アクセスポイントと隣接する隣接アクセスポイントが含まれるか否かを判定するステップと、
    前記隣接アクセスポイントが含まれない場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを前記無線端末の存在エリアとして特定し、且つ、前記隣接アクセスポイントが含まれる場合、前記参加アクセスポイントの近傍エリアを除いて分割したエリアの内、最大の電波受信強度が得られたアクセスポイントに最も近いエリアを前記無線端末の存在エリアとして特定するステップと、
    を実行させることを特徴とする無線配信装置における無線配信プログラム。
JP2010239116A 2010-10-25 2010-10-25 無線配信装置、無線配信方法、および無線配信プログラム Expired - Fee Related JP5510268B2 (ja)

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