JPH11252622A - 位置情報検出システム - Google Patents

位置情報検出システム

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Publication number
JPH11252622A
JPH11252622A JP10069229A JP6922998A JPH11252622A JP H11252622 A JPH11252622 A JP H11252622A JP 10069229 A JP10069229 A JP 10069229A JP 6922998 A JP6922998 A JP 6922998A JP H11252622 A JPH11252622 A JP H11252622A
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JP
Japan
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mobile terminal
wireless mobile
base station
electric field
position information
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Application number
JP10069229A
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English (en)
Inventor
Kensuke Uehara
堅助 上原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線移動端末の位置精度を高めることが可能
な位置情報検出システムを提供する。 【解決手段】 無線移動端末の現在位置を検出する位置
情報検出システムの移動管理局は、無線移動端末の位置
を算出する位置算出部33において、無線移動端末から
基地局を介して伝送された、基地局の識別符号とその受
信電界値をデータ対とする位置情報を基に、前記基地局
の地理的位置情報を蓄積したデータベース34を参照し
て、無線移動端末の位置を正確に特定するために適切な
位置情報を選択し、選択した位置情報の受信電界値か
ら、計算式により求めた第1の軌跡、選択した基地局が
生成する電界の等電界曲線から求めた第2の軌跡の少な
くとも一方の軌跡から無線移動端末の現在位置を特定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線移動体通信に
おける無線移動端末の現在位置を検出する位置情報検出
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やパーソナル・ハンディ
ホン(以下、PHSと称する)に代表される無線移動端
末は急速に普及しつつある。また、移動体通信システム
における無線ゾーンは無線移動端末の小型化、省電力化
や電波の有効利用から、従来よりさらに小ゾーン化され
つつあり、この無線ゾーンが小さいという特徴を生かし
て、無線移動端末は周辺の複数の基地局の電波を受信し
て、基地局の識別符号と受信電界値をデータ対とする複
数対の位置情報を基地局を介して位置管理局に伝送し、
位置管理局は基地局の識別符号と地理的位置情報を有す
るデータベースを参照して、無線移動端末から伝送され
た基地局の識別符号と受信電界値から無線移動端末の現
在位置を検出する位置算出部を備える位置検出システム
が提案されている(例えば、特公平6−93650号公
報を参照)。
【0003】以下、PHS無線移動端末の位置検出の一
例を説明する。
【0004】図63はPHS公衆サービスのシステム構
成図を示す。図62は制御チャネルの制御物理スロット
の構成を示す。また、図64は無線移動端末の呼び出し
エリア登録時の動作フローを示す。
【0005】図63において、71は無線移動端末、7
2a、72b、72c、…は無線移動端末71との間で
通話や呼出エリアの登録を行う基地局、73a、73
b、73c、…は前記各基地局72a、72b、72
c、…の小範囲の無線ゾーン、74は前記複数の無線ゾ
ーン73a、73b、73c、…で構成された一斉呼出
エリア、75は一斉呼出エリア74内の無線移動端末7
1への回線接続制御を行う制御局である。
【0006】基地局72a、72b、72c、…は、制
御局75と電気通信回線設備76a、76b、76c、
…で接続されている。基地局72a、72b、72c
は、制御局75との呼接続を行うために、図5に示す制
御用スロットを用いて、制御局75の一斉呼出エリア番
号77を含む信号を周期的に送出する。
【0007】図62は、PHS公衆用システムの制御チ
ャネルの制御用物理スロット構成であり、図中の発識別
符号部に一斉呼出エリア番号77が含まれている。制御
局75が管理する基地局72a、72b、72c、…へ
は同じ一斉呼出エリア番号77が送出され、また各基地
局72a、72b、72c、…毎に異なる基地局識別符
号が送出されている。
【0008】隣接する一斉呼出エリアにおける制御局
(図示せず)からは異なる一斉呼出エリア番号が送出さ
れる。無線移動端末71は、この一斉呼出エリア番号の
変化を検出し、基地局を介して制御局75に呼出エリア
の登録を行う。
【0009】図64の動作フローにおいて、無線移動端
末71は、電源投入時に「制御チャネル選択」状態で同
期確立後、最大の電界値で受信した基地局が送出する一
斉呼出エリア番号の制御局に呼出エリアの登録を行い、
「待ち受け」状態に移行する。待ち受け移行条件を満足
しない場合は、チャネル選択NG(失敗)として、再び
制御チャネル選択を行う。
【0010】「待ち受け」状態では、待ち受け中に所定
の閾値の電界値と受信電界値の差を監視し、呼出エリア
の登録変更のために、一斉呼出ゾーン間移行の判定を行
う。待ち受け中の受信電界値が所定の閾値より下回れ
ば、異なる一斉呼出エリア番号を送出している、より大
きい受信電界値の基地局を管理する制御局へ新たに呼出
エリアの登録を行う。
【0011】このようにして、無線移動端末71は呼出
エリアの登録を行い、制御局75は無線移動端末71が
自局の呼び出しエリア内に位置していることを検知す
る。各制御局の受け持つ呼出エリアの位置情報は既知で
あるため、小ゾーン方式の移動体通信システムにおいて
は、通信相手方に無線移動端末71で検出した基地局の
識別符号と受信電界値を伝送すれば、通信相手方は基地
局の識別符号と位置情報を有するデータベースを参照
し、無線移動端末の現在位置を特定することが出来る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基地局
から無線移動端末に到達する電波は伝送路上での障害物
等で減衰したりして、上記無線移動端末で受信される複
数の受信電界値から算出した無線移動端末の位置と実際
の無線移動端末の位置がずれて、正確な位置の算出が困
難な場合があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決し、小ゾーン
方式の移動体通信においても無線移動端末の位置精度を
高めることが可能な位置情報検出システムを提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線移動端末
と、この無線移動端末との間で通信を行う複数の基地局
と、この基地局を介して無線移動端末と送受信を行う位
置管理局とから構成され、無線移動端末は、受信した信
号から基地局の識別符号を検出する識別符号検出手段
と、基地局の受信電界値を測定する受信電界値測定手段
と、基地局の識別符号と受信電界値をデータ対とする位
置情報を記憶する記憶手段と、この手段により記憶され
た位置情報を基地局へ伝送する手段とを備え、位置管理
局は、無線移動端末より基地局を介して伝送された位置
情報を基に、基地局の地理的位置情報を蓄積したデータ
ベースを参照して、無線移動端末の位置を算出する位置
算出手段とを備えた位置情報検出システムにおいて、位
置算出手段は、伝送された位置情報から無線移動端末の
位置を検出するために必要となる位置情報を選択する選
択手段と、この手段により選択された位置情報の受信電
界値から、所定の計算式により無線移動端末の存在し得
る第1の軌跡を求める第1の手段、及びデータベースに
記憶された基地局から発射される電波の電界値分布特性
を用いることにより無線移動端末の存在し得る第2の軌
跡を求める第2の手段のうちの少なくとも一方の手段
と、この手段により求められた第1の軌跡及び第2の軌
跡の少なくとも一方の軌跡から無線移動端末の位置を特
定する特定手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような構成とすることにより、小ゾー
ン方式の移動体通信においても、無線移動端末の位置精
度を高めることができる。
【0016】ここで、特定手段は、無線移動端末の位置
を特定するとき、無線移動端末の位置が一点に収束せず
複数存在する場合、複数の点から求めた範囲を誤差範囲
として閉曲線域を形成し、この閉曲線域を無線移動端末
の存在範囲と特定するものとすることができる。
【0017】また、特定手段は、無線移動端末の存在範
囲が既知の属性域内にあるとき、選択手段により選択さ
れた軌跡と属性域から求めた範囲を誤差範囲として閉曲
線域を形成し、この閉曲線域を無線移動端末の存在範囲
と特定するものとすることもできる。
【0018】さらに、特定手段は、無線移動端末の存在
する可能性のある区域を小領域に分割して小領域毎に無
線移動端末の存在確率を設定し、存在確率と選択手段に
より選択された軌跡から、無線移動端末の位置を特定す
るものとすることもできる。
【0019】さらにまた、特定手段は、予め既知な無線
移動端末の移動経路と選択手段により選択された軌跡か
ら、無線移動端末の位置を特定するものとすることもで
きる。
【0020】また、選択手段は、所定の閾値を上回る受
信電界値と基地局識別符号をデータ対とする複数のデー
タ対の中から無線移動端末の位置を特定するに足りるデ
ータ対を選択するものとすることができる。
【0021】また、選択手段は、所定の閾値を上回る受
信電界値と基地局識別符号をデータ対とする複数のデー
タ対の中から受信電界値の大きい順に無線移動端末の位
置を特定するに足りるデータ対を選択するものとするこ
ともできる。
【0022】また、選択手段は、受信電界値と基地局識
別符号をデータ対とする全てのデータ対の中から無線移
動端末の位置を特定するに足りる数のデータ対を選択す
るものとすることもできる。
【0023】さらに、選択手段は、受信電界値と基地局
識別符号をデータ対とする全てのデータ対の中から受信
電界値の大きい順に前記無線移動端末の位置を特定する
に足りるデータ対を選択するものとすることもできる。
【0024】さらにまた、選択手段は、基地局が生成す
る電界分布が道路に沿った形状のマイクロセルを形成し
ている道路上に無線移動端末があるとき、呼び出しエリ
アとして登録している基地局及びこの基地局のマイクロ
セルとマイクロセルが隣接する基地局のデータ対を選択
するものとすることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0026】まず、本発明の実施形態における位置情報
検出システムの概略構成について説明する。
【0027】図1に、第1の実施形態における位置情報
検出システムの基地局と無線移動端末の配置を示す。図
2に無線移動端末の構成を示す。また、図3に位置管理
局の構成を示す。
【0028】図1において、1は無線移動端末、2a、
2b、2c、…は無線移動端末1との間で通話や呼出エ
リアの登録をする基地局、3a、3b、3c、…は各基
地局2a、2b、2c、…の無線ゾーン、4は前記複数
の無線ゾーン3a、3b、3c、…で構成された一斉呼
出エリア、5は一斉呼出エリア4内の無線移動端末1へ
の回線接続制御を行う制御局、6a、6b、6c、…は
制御局5と各基地局2a、2b、2c、…との間の電気
通信回線設備、7a、7b、7c、…は各基地局2a、
2b、2c、…から発せられる基地局識別情報、30は
制御局5からの回線で位置管理局(図示せず)と接続さ
れる。
【0029】次に、図2において、20はアンテナ、2
1は受信部、22はID検出部、23は受信電界値測定
部、24は制御部、25はメモリ、26は受信周波数設
定部、27は送信部である。
【0030】また、図3において、30は制御局5から
の回線、32は信号復調部、33は位置算出部、34は
データベース、35は表示部である。
【0031】以上のように構成された位置情報検出シス
テムについて、以下その動作を説明する。
【0032】図1において無線移動端末1は、制御局5
が管理する一斉呼出エリア4内にあり、前記従来例と同
様の動作により、制御局5に呼出エリアの登録を行う。
また無線移動端末1は、基地局2a、2b、2c、…か
ら周期的に送られる基地局識別符号7a、7b、7c、
…を受信している。
【0033】次に、無線移動端末1の動作を、図2を用
いて説明する。アンテナ20で受信した各基地局2a、
2b、2c、…の電波は、受信部21で復調され、ID
検出部22は前記復調された信号から基地局2a、2
b、2c、…の基地局識別符号7a、7b、7c、…を
検出する。受信電界値測定部23は、受信部21より出
力された基地局2a、2b、2c、…の受信電界値を測
定する。
【0034】制御部24は、個々の基地局2a、2b、
2c、…について、受信電界値測定部23から出力され
る受信電界値と、ID検出部22から出力される前記受
信電界値に該当する基地局識別符号をデータ対とする位
置情報をメモリ25に格納する。ここで、制御部24
は、メモリ25に格納した位置情報が1つないし2つの
場合は、位置特定の地理範囲が広く位置精度は悪くなる
ため、他の事業者の基地局からの電波を、受信周波数設
定部26で周波数を変更することにより受信して、ID
検出部22から出力される基地局識別符号と、受信電界
値測定部23から出力される受信電界値とを対にした位
置情報をメモリ25に格納してもよい。
【0035】また、特開平9−247737号公報に記
載されているように、制御部24が、個々の基地局2
a、2b、2c、…について、受信電界値測定部23か
ら出力される受信電界値のうち、所定の閾値を上回る受
信電界値と、ID検出部22から出力される前記受信電
界値に該当する基地局識別符号をデータ対とする位置情
報をメモリ25に格納してもよい。
【0036】更に、制御部24は、メモリ25に格納し
た位置情報が1つないし2つの場合は、他の事業者の基
地局からの電波を、受信周波数設定部26で周波数を変
更することにより受信して、ID検出部22から出力さ
れる基地局識別符号と、受信電界値測定部23から出力
される受信電界値が所定の閾値を上回る受信電界値とを
対にした位置情報をメモリ25に格納してもよい。
【0037】要するに現在受信している事業者あるいは
受信周波数が異なる他事業者を含めて受信した受信電界
値のうち、予め指定された閾値を上回る受信電界値を選
択するようにしてもよい。
【0038】制御部24により、メモリ25に格納した
位置情報を送信部27に出力する。送信部27は入力さ
れた位置情報を規定のべースバンドフォーマットに変換
して、無線送信信号に変調し、アンテナ20より一斉呼
出エリア4内にある所定の基地局(例えば、通信回線が
確保されている基地局)に送信する。基地局で受信した
無線移動端末1の信号は制御局5から回線30を経由し
て、位置管理局に伝送される。
【0039】次に、位置管理局の動作を、図3を用いて
説明する。回線30を経由して伝送された無線移動端末
1の信号は、信号復調部32で復調され、位置算出部3
3へ出力される。位置算出部33は、入力された1つま
たは複数個の基地局識別符号と受信電界値をデータ対と
する位置情報を基に、データベース34を参照して、無
線移動端末1の位置を判定する。
【0040】まず、位置算出部33へ、単一の基地局識
別符号と受信電界値をデータ対とする位置情報が入力さ
れた場合について説明する。受信点(無線移動端末1の
位置)での基地局の受信電界値と、基地局−受信点間距
離の関係は次の(数1)の式で近似できることが知られ
ている。
【0041】
【数1】 ただし、Eは受信点(無線移動端末1の位置)での基地
局の受信電界値、Dは基地局−受信点間距離、A、αは
係数である。
【0042】(数1)の式を用いれば、基地局の受信電
界値がE1に位置する無線移動端末1の基地局からの距
離D1は、次の(数2)の式により求めることができ、
無線移動端末1から半径D1の距離に位置することが判
定できる。
【0043】
【数2】 ただし、D1は無線移動端末1と基地局間の距離、E1
は受信電界強度、Kは係数である。
【0044】データベース34には個々の基地局2a、
2b、2c、…が設置されている場所の地理的情報と各
基地局2a、2b、2c、…の係数Kが格納されてい
る。位置算出部33は、データベース34から基地局2
a、2b、2c、…の係数Kを参照して、基地局2a、
2b、2c、…から無線移動端末1までの半径D1を求
め、さらに基地局2a、2b、2c、…の位置情報(基
地局2a、2b、2c、…の設置位置)を参照して、無
線移動端末1の地点を地図上の半径D1の円周近傍に特
定する。
【0045】次に、位置算出部33へ複数の基地局識別
符号と受信電界値をデータ対とする位置情報が入力され
た場合について説明する。
【0046】無線移動端末1が基地局a、b、cから受
信でき、これら3つの基地局a、b、cから位置の特定
をする例について説明することとする。図4は、無線移
動端末1の地点を、位置管理局にて求める手順を示す図
である。位置算出部33は、第1番目の基地局が基地局
識別符号と受信電界値をデータ対とする位置情報を基
に、前記と同様の動作を行い、無線移動端末1が図4の
基地局aの位置(地点a)から半径D1の円周a近傍に
位置することを判定する。同様にして第2番目、第3番
目の基地局b、cのデータ対に基づき、無線移動端末1
が基地局b、cの位置(地点b、c)からそれぞれ半径
D2、D3の円周b、円周c近傍に位置することを判定
する。
【0047】これにより位置算出部33は、無線移動端
末1が円周a、b、cの交わる地点m近傍に位置するこ
とを特定するできる。そして、表示部35は、ディスプ
レイ等の表示手段を用い、無線移動端末1の現在地を地
図上に表示する。
【0048】位置算出部33においては、基本的には、
このようにして無線移動端末1の位置を特定するが、以
下、無線移動端末1の位置を特定するための具体的な実
施形態について説明する。
【0049】(第1の実施形態)この第1の実施形態
は、複数の基地局が形成する受信電界値から例えば(数
2)の式により計算した無線移動端末1の存在位置の軌
跡(円周)が地点mで交わった点を無線移動端末1の位
置と特定するものである。
【0050】図5は、無線移動端末1の近傍に位置して
いる基地局a、b、cと遠くに位置している基地局d、
eから形成される円周が地点mで交わることもある例を
示している。
【0051】図6は、5個の基地局a、b、c、d、e
のうち、無線移動端末1の近傍に位置している基地局
a、b、cが形成する円周a、b、cが地点mで一致し
て基地局e、dが形成する円周d、eは地点mから外れ
た例を示している。このように少なくとも3個以上の円
周が一点で一致する場合、一致した位置を無線移動端末
1の位置として特定してもよい。
【0052】図7は、無線移動端末1の近傍に位置して
いる基地局b、cが形成する円周b、cと、遠くに位置
している基地局dが形成する円周dが地点mで一致し
て、無線移動端末1の位置としている例を示している。
無線移動端末1の近傍に位置している基地局aが形成す
る円周aが地点mで一致しないこともある。基地局aと
地点mの間に障害物があり、実測値は計算上の電界値と
比較して減衰が大きく計算値が乖離している場合は、こ
のようなことが生じる。
【0053】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
【0054】第1の実施形態においては、受信電界値か
ら(数2)の式により計算して無線移動端末1の軌跡す
なわち円周を求めていた。しかし、電波伝播の際に障害
物などにより受信電界値から計算した無線移動端末1の
軌跡と実測した軌跡が乖離することがある。
【0055】そこで、各基地局からの受信電界値を実際
に計測して、受信電界値レベルの等電界曲線を作成し、
これらの曲線の重なり具合から無線移動端末1の位置を
特定する方法が考えられる。第2の実施形態は、この方
法を用いることにより無線移動端末1の位置を特定する
ものである。
【0056】図8は、基地局a、b、c、d、eが形成
する等電界曲線を示している。そして無線移動端末1で
計測した各基地局a、b、c、d、eによる受信電界値
とその受信電界値に相当する等電界曲線が地点mで一致
した例を示している。この一致した地点mを、無線移動
端末1の位置としている。
【0057】(第3の実施形態)この第3の実施形態
は、(数2)の式により求めた軌跡すなわち円周と、等
電界曲線とを使って無線移動端末1の位置を求めるもの
である。
【0058】図9のように、基地局a、bについては等
電界曲線を使い、基地局cについは(数2)の式により
計算した軌跡(円周c)を使って無線移動端末1の位置
(地点m)を求める方法である。即ち、基地局cが形成
する受信電界については(数2)の式の計算結果に当て
はまるが、基地局a、bについては実際の測定した結
果、即ち等電界曲線で特定したほうがよい場合に、この
第3の実施形態の方法が適用できる。
【0059】図10のように、基地局aについては等電
界曲線、基地局b、cについては数2による計算結果
(円周b、c)により無線移動端末1の位置(地点m)
を特定することもできる。
【0060】図11のように、基地局aから地点mの方
向に大きな障害物がある場合(矢印で示した方向)、
(数2)の式で求めた円周は実際の測定した軌跡と大き
く相違する可能性がある。そこで、該当する基地局aに
ついては等電界曲線を用い、その他の基地局b、cにつ
いては(数2)の式によって計算した円周で無線移動端
末1の位置(地点m)を特定することができる。
【0061】(第4の実施形態)この実施形態は、無線
移動端末1の位置を特定するとき、その位置が一点に収
束せず複数存在するとき、これらの点から求めた範囲例
えば、円または他の形状の閉曲線域を無線移動端末1の
存在範囲と特定するものである。
【0062】例えば、受信電界値が形成する円周の内、
一点に一致する円周を選ぼうとしても、各基地局の放出
する電波が障害物などで実測値と計算値が乖離して、一
点に一致しないこともある。
【0063】図12は、基地局a、b、c、d、eが形
成する円周a、b、c、d、eのうち、3個以上の円周
の交点が存在しない例を示している。このような場合、
3個の円周a、b、cが近似的に交わる可能性のある位
置(図12において、矩形で囲ってある区域)を探し、
これら円周が交差する各点に通る円を描く。円周mの内
部を無線移動端末1の存在する範囲(図12において、
右上の図の円周m)として、この円周mの中心(地点
m)を近似的に無線移動端末1の位置とすることができ
る。
【0064】なお、図12において、3個の円周が近似
的に交わる可能性のある位置は、他にもあるが(例え
ば、3個の円周a、b、dが近似的に交わる可能性のあ
る位置)、このように可能性のある位置が複数ある場合
は、受信電界値の強い基地局のものを採用することとす
ればよい。
【0065】図13のように複数個(この図13では4
個)の円周a、b、c、dが近似的に一点に交わる場
合、これらの円周a、b、c、dが相互に交わる点を通
る円周mを描き、円周mの内部を無線移動端末1の存在
する範囲として、円周mの中心(地点m)を無線移動端
末1の位置としてもよい。
【0066】図14のように3個の円周a、b、cが相
互に離れてしまう場合がある。このような場合、円周m
を3個の円周a、b、cの外部に配置して、円周mの大
きさを変えながら円周mが3個の円周a、b、cに接す
るようにして、円周mの内部を無線移動端末1の存在す
る範囲として、円周mの中心(地点m)を無線移動端末
1の位置としてもよい。
【0067】なお、図14において、3個の円周a、
c、eが近似的に交わる可能性のある位置、または3個
の円周b、c、eが近似的に交わる可能性のある位置も
あるが、この場合は、受信電界値の強い基地局a、b、
cが形成する円周a、b、cを採用して無線移動端末1
の位置を求めることとした。
【0068】図15のように、円周a、b、dは相互に
交わらず、円周cは円周a、dに交わる場合、これら円
周a、b、c、dの近似的な交点を円周mで接するよう
に大きさ及び位置を変えて配置し、円周mの内部を無線
移動端末1の存在する範囲として、円周mの中心(地点
m)を無線移動端末1の位置としてもよい。
【0069】前記と同様な方法を、等電界曲線にも適用
できる。
【0070】図16のように、基地局a、b、cが生成
する電界の等電界曲線から各受信電界値に相当する等電
界曲線を選択し、前記等電界曲線が交わる点を通る円周
mを描き、円周mの内部を無線移動端末1の存在する範
囲として、円周mの中心(地点m)を無線移動端末1の
位置としてもよい。
【0071】図17のように、基地局a、b、cが生成
する電界の等電界曲線が相互に交差しない場合もある。
このような場合、各等電界曲線に接する円周mを描き、
円周mの内部を無線移動端末1の存在する範囲として、
円周mの中心(地点m)を無線移動端末1の位置として
もよい。
【0072】図18のように、4個の基地局a、b、
c、d生成する電界の等電界曲線が相互に交差したり、
交差しなかったりすることがある。このような場合、各
等電界曲線に接する円周mを描き、円周mの内部を無線
移動端末1の存在する範囲として、円周mの中心(地点
m)を無線移動端末1の位置としてもよい。
【0073】図19のように、基地局a、b、c生成す
る電界の等電界曲線が交差することにより、中心にでき
る閉曲線を無線移動端末1が存在する範囲として、その
閉曲線の近似的な中心(地点m)を無線移動端末1の位
置としてもよい。なお、閉曲線の近似的な中心として
は、例えばその閉曲線の図形の重心とすればよい。
【0074】また、図20のように、基地局a、b、c
生成する電界の等電界曲線の内部に接する閉曲線を描
き、その閉曲線の内部を無線移動端末1の存在する範囲
として、その閉曲線の近似的な中心(地点m)を無線移
動端末1の位置としてもよい。
【0075】図21のように基地局a、b、c生成する
電界の等電界曲線が交差しない場合、中心に近い区域に
一部前記等電界曲線に接する閉曲線を描き、その閉曲線
の内部を無線移動端末1の存在する範囲として、その閉
曲線の近似的な中心(地点m)を無線移動端末1の位置
としてもよい。
【0076】なお、表示部35の地図上に無線移動端末
1の位置を表示する場合、点として表示するときは、円
の中心または閉曲線の近似的な中心(地点m)を表示
し、存在する範囲を表示するときは、円または閉曲線で
囲まれた範囲を表示するようにしてもよい。
【0077】(第5の実施形態)この第5の実施形態
は、無線移動端末1が既知の属性領域内、例えば道路上
に存在していることが分かっている場合、計算式で求め
た円周や等電界曲線と、既知の属性領域とから無線移動
端末1の位置を特定するものである。
【0078】図22のように、基地局a、bが形成する
等電界曲線と交差している点(地点m)が道路上に位置
していて、この道路が予め無線移動端末1の存在区域で
あることが分かっていれば、地点mは無線移動端末1の
位置として特定できる。
【0079】しかし、図23のように基地局a、bが生
成する電界の等電界曲線が相互の交差しないが、道路と
交差している場合、前記等電界曲線と道路が形成する区
域を閉曲線として切り出し、その閉曲線の内部を無線移
動端末1の存在する範囲とし、その閉曲線の近似的な中
心(地点m)を無線移動端末1の位置としてもよい。そ
して、閉曲線は、図23のように矩形に修正した上で、
表示部35の地図上に表示すると見やすくなる。
【0080】この方法は、無線移動端末1が必ず存在す
る道路が分かれば、残り2個の基地局が形成する等電界
曲線あるいは(数2)の式で計算した円周と前記道路の
座標情報で無線移動端末1の位置を特定できる利点があ
る。
【0081】図24のように、基地局a、bが生成する
電界の2本の等電界曲線が一点に交差しないが、交わっ
ていて、交わった区域と無線移動端末1が存在する可能
性のある道路が交差している場合に、この道路と前記等
電界曲線が形成する閉曲線域を無線移動端末1が存在す
る可能性のある区域とし、前記閉曲線域の近似的な中心
(地点m)を無線移動端末1の位置としてもよい。
【0082】図25のように、基地局a、b、cが生成
する電界の3本の等電界曲線が相互に交差しないが、中
心に近い区域と無線移動端末1が存在する可能性のある
道路が交差している場合、前記交差している閉曲線域を
無線移動端末1が存在する可能性のある区域とし、前記
閉曲線域の近似的な中心(地点m)を無線移動端末1の
位置としてもよい。
【0083】図26のように、基地局a、b、cが生成
する電界の3本の等電界曲線が一点に交わらないが相互
に交差し、中心に近い区域に道路が交差していて複数の
閉曲線域、即ち閉曲線域a、bを形成している場合、前
記中心に近い閉曲線域aを無線移動端末1が存在する可
能性のある区域としてもよい。そして、閉曲線域aの近
似的な中心(地点m)を無線移動端末1の位置としても
よい。
【0084】図27のように、基地局aが生成する電界
の等電界曲線と、無線移動端末1が存在する可能性のあ
る道路とが交差していて、前記等電界曲線上の点は比較
的基地局aと近くて電界が大きく位置を特定するのに信
頼性がある。しかし基地局b、cが形成する等電界曲線
とは交差していない場合に、前記道路上に電界値の大き
いd点から中心に向かって2lの閉曲線域を描く。この
閉曲線域を無線移動端末1が存在する可能性のある区域
とし、d点からl離れた点(地点m)を無線移動端末1
の位置としてもよい。lは、何回か試行して、統計的に
最適な長さに決めることができる。
【0085】図28は、前記と同様に、道路が、基地局
aが生成する電界の等電界曲線と交差し、更に基地局b
が生成する電界の等電界曲線とも交差しているが、電界
値の大きいd点を基準として、前記と同様に道路上に2
lの長さの閉曲線域を描くとよい。
【0086】図29のように、電界値が強い等電界曲線
が1個しかなく、その基地局aが生成する電界の等電界
曲線に無線移動端末1が存在する可能性のある道路が交
差している場合、交差している点(地点m)を無線移動
端末1の存在する位置として、その点から道路上で前後
に長さlの矩形域を描き、矩形域を無線移動端末1の存
在する区域としてもよい。
【0087】前記と同様に電界値が強い等電界曲線が1
個しかなく、図30のように道路と交差していない場
合、前記等電界曲線と道路が最も近い点から道路に垂線
を引き、垂線と道路が交差した点(地点m)を無線移動
端末1の存在する位置として、その点を中心として長さ
dの矩形域を描き、矩形域を無線移動端末1の存在する
区域としてもよい。
【0088】図31のように道路と基地局aが生成する
電界の等電界曲線が2点で交差している場合、道路と交
差している両点(地点m)を無線移動端末1の存在する
位置の候補として、両点から道路上に長さdの矩形域を
描き、矩形域を無線移動端末1の存在する区域の候補と
してもよい。そして、これら2個の矩形域について後述
の方法によりどちらかを正しい領域として選択してもよ
い。
【0089】図32のように、基地局a、b、cが生成
する電界の3本の等電界曲線のうち、基地局a、bが生
成する電界の2本の等電界曲線と道路が交差している場
合、交差していない基地局cが生成する電界の等電界曲
線と道路が最も近い点から道路上に垂直線を引き、その
交点を地点mとし、地点mから道路上で前後に長さdの
矩形区域を描き、地点mを無線移動端末1の存在する位
置とし、矩形域を無線移動端末1が存在する区域として
もよい。
【0090】図33のように、基地局a、bが生成する
電界の2本の等電界曲線が交差して、道路が前記等電界
曲線に対して交差している場合、前記等電界曲線の交差
している点から道路に垂直線を引き、垂直線と道路が交
差した点(地点m)を無線移動端末1の存在する位置と
して、その点から道路上で前後に長さdの矩形域を描
き、矩形域を無線移動端末1の存在する区域としてもよ
い。
【0091】図34のように、基地局a、bが生成する
電界の2本の等電界曲線が交差して、前記等電界曲線が
道路と交差していない場合、前記等電界曲線の交差して
いる点から道路に垂直線を引き、垂直線と道路が交差し
た点(地点m)を無線移動端末1の存在する位置とし
て、その点から道路上で前後に長さdの矩形域を描き、
矩形域を無線移動端末1の存在する区域としてもよい。
【0092】図35のように、基地局a、bが生成する
電界の2本の等電界曲線が交差して、交差している区域
に道路が貫通している場合、等電界曲線が切り出した道
路上の区域で中心点を(地点m)を無線移動端末1の存
在する位置として、その点から道路上で前後に長さdの
矩形域を描き、矩形域を無線移動端末1の存在する区域
としてもよい。
【0093】上述の例では、基地局が生成する等電界曲
線について誤差範囲を基地局に向かって内側に取ってい
た。しかし、誤差範囲を等電界曲線の内側と外側の両方
にとってもよい。
【0094】例えば、図36のように、2本の等電界曲
線が交差している状態を仮定する。基地局Aが生成する
電界(2)が、計算した等電界曲線、あるいは測定した
等電界曲線である。そして、基地局Aが生成する電界
(1)が、誤差を外側に取った等電界曲線である。同様
に、基地局Aが生成する電界(3)は、誤差を内側に取
った等電界曲線である。そして、外側と内側の間隔はd
1で、d1は実験により設定される。
【0095】同様に基地局Bが生成する電界(2)に対
して、誤差を外側に取った等電界曲線と、内側に取った
等電界曲線が示されている。これらの誤差を内側に取っ
た等電界曲線と外側に取った等電界曲線とが形成する閉
曲線域を、無線移動端末1の存在する可能性のある領域
としている。そして、これらの閉曲線域を無線移動端末
1が存在する可能性のある道路が通っている場合、閉曲
線域と道路が共通に重なった矩形域を無線移動端末1が
存在する領域としてもよい。
【0096】図37のように、3本の等電界曲線が交差
した領域で、各等電界曲線に対して誤差領域を基地局に
対して内側および外側に取って、各誤差領域が重なった
閉曲線域を無線移動端末1の存在する可能性のある領域
としてもよい。この場合も、これらの閉曲線域を無線移
動端末1が存在する可能性のある道路が通っている場
合、閉曲線域と道路が共通に重なった矩形域を無線移動
端末1が存在する領域としてもよい。
【0097】(第6の実施形態)この第6の実施形態
は、無線移動端末1の存在する可能性のある区域を小領
域に分割して前記小領域毎に前記無線移動端末1の存在
確率を設定し、この存在確率と、計算式で求めた円周や
等電界曲線等の軌跡から、無線移動端末1の位置を特定
するものである図38のように、基地局a、bが生成す
る電界の2本の等電界曲線が交差して内部に領域を形成
している場合、無線移動端末1が存在する可能性のある
領域として、その領域に対応した地図を切り出して表示
部35に表示する。更にその領域内で無線移動端末1が
存在する可能性のある道路が複数種類ある場合、例えば
通常の道路と枝道とがある場合は、それらに無線移動端
末1が存在する確率が異なるので、確率に応じて色を変
えたりして分かりやすく表示するとよい。
【0098】図39のように主要道路の適当な地点で、
各基地局からの電界値を測定し、図40のように表にし
ておく。
【0099】例えば、d1点で基地局1が生成する電界
値はe11、基地局2が生成する電界値はe12、基地
局3が生成する電界値はe13となる。また、各点d
1、d2、d3、…について無線移動端末1が存在する
確率をα1、α2、α3、…とする。即ち、その点が主
要道路に位置している場合に確率が高く、枝道などに位
置している場合に確率が小さくなる。ここで、次に示す
(数3)の式は、ある点で測定した基地局1、2、3、
…についての電界値と、各点d1、d2、d3、…にお
ける基地局1、2、3、…からの電界値との差を取り、
それらの差の2乗和を計算して確率αで除した式で、各
点d1、d2、d3、…について測定した電界値と最も
近い点を選び、更に無線移動端末1の存在確率を加味し
ている。
【0100】
【数3】 例えば、ある位置で無線移動端末1が基地局1について
生成する電界値をe1、基地局2が生成する電界値をe
2、基地局3が生成する電界値をe3と測定されたとす
る。(数3)の式により△1、△2、△3、…を求め
て、最も小さい△値を求め、その値に対応した点が最も
無線移動端末1の位置に近いことになり、無線移動端末
1の位置を近似的に特定することができる。また、無線
移動端末1が存在する確率α1、α2、α3は無線移動
端末1が移動する毎にダイナミックに変わっていくの
で、無線移動端末1の移動経路毎に変化させる方法もあ
る。
【0101】図41は、無線移動端末1の移動に従っ
て、タイミングt1、t2、t3、…毎に、(数3)の
式により△値を順次求めるとともに、これを小さい順に
並べた表で、これにより、各タイミングt1、t2、t
3、t4、…毎の無線移動端末1の位置を近似的に、d
1、d3、d5、d7、…と特定することができる。な
お、タイミングt3においては、△3が最も小さいが、
無線移動端末1が移動していることを考慮して、2位の
△5を採用している。
【0102】図42においては、地図上で無線移動端末
1の存在する可能性のある領域について、存在確率ごと
に分割する。即ち、領域Aでは無線移動端末1の存在確
率はaで、領域Bでは確率bとしている。そして、2本
の等電界曲線が交差した点をαとβとすると、無線移動
端末1はαあるいはβに位置している可能性が大きい。
そして、a>bならば無線移動端末1は領域Aに位置し
ている確率が大きいため、無線移動端末1の位置をαと
する。また、各領域の確率a、b、c、…は、上記のよ
うに無線移動端末1が移動する経路に対応してダイナミ
ックに変化させてもよい。
【0103】図43においては、2本の等電界曲線の交
差している点αとβが、領域B、Cに位置していて、領
域B,Cについて無線移動端末1の存在確率をb、cと
する。領域Bの隣の領域Aにおける無線移動端末1の存
在確率をaとする。存在確率について、a>b>cなら
ば、α点は領域Aの方が存在している可能性が大きいと
して、無線移動端末1の位置を領域Aに移動させてもよ
い。
【0104】次に、図44のように、地図上で無線移動
端末1の存在範囲を行政区画などで区切る方法がある。
基地局a、bが生成する電界の2本の等電界曲線の交差
している点(地点m)が区画A内に位置していれば、無
線移動端末1はXX町YY丁目に存在しているというよ
うに領域を特定する方法もある。
【0105】(第7の実施形態)この第7の実施形態は
無線移動端末の移動経路が既知の場合、この移動経路を
考慮して無線移動端末の位置を特定するものである。
【0106】例えば、2本の等電界曲線が2点で交差し
ている場合、無線移動端末1の存在する可能性のある点
を追跡して選択する方法がある。
【0107】図45の場合、時間t1で2本の等電界曲
線はAとBで交差している。次にt2ではDとCで交差
している。同様にt3ではFとE、t4ではHとGで交
差しているとする。そして、無線移動端末1は道路上で
ほぼ直線に移動していることが分かっている場合、無線
移動端末1の移動経路はA、C、E、Gと推定される。
【0108】前記の方法を応用して、図46のように時
間t1、t2、t3及びt4における2本の等電界曲線
と道路に最も近い交点A、C、E、Gから道路上に垂直
線を下ろし、垂直線と道路の交点を無線移動端末1の移
動経路としてもよい。
【0109】図47のように時間t1、t2、t3及び
t4における2本の等電界曲線に対して道路が中央を通
っている場合に、各等電界曲線の交点から道路上に下ろ
した垂直線と道路上との2個の交点のうち、無線移動端
末1が存在する可能性のある交点を選択する方法とし
て、無線移動端末1が道路を移動する速度を考慮して選
択する方法がある。図47において時間t1、t2、t
3及びt4は等時間で移動速度が同じ場合、交点はA、
C、E及びHを選択すると各点間の距離が等間隔にな
る。
【0110】上記で2本の等電界曲線と道路上の交点を
求める際に、等電界曲線の交点から道路上に垂直線を下
ろしたが、図48のようにt1、t2、t3及びt4で
の移動距離が等間隔lになるように、垂直線と道路の交
点C’、E’、G’の代わりにA点から凡そ等間隔lに
なる点C、E及びGを推定する方法がある。
【0111】図49のように、時間t1、t2、t3及
びt4における2本の等電界曲線に対して道路が中央を
通っている場合に、道路と2本の等電界曲線が交差して
いる矩形域を無線移動端末1の存在する可能性のある領
域とすると、道路上における各領域の間隔から無線移動
端末1の存在する点を推定する方法がある。図49の場
合、各領域の間隔がlと推定されると、各領域の内部か
ら無線移動端末1の存在する点A、B、C及びDを抽出
することができる。
【0112】図50のように、道路で無線移動端末1の
存在する位置を求める際に、等電界曲線が1本しかない
場合、上述したように等電界曲線と道路が最も近い点、
及び交差している点を無線移動端末1の存在する点とす
る。しかし、A、B領域のように2個所で道路と交差し
ている場合、無線移動端末1が道路上で移動する速度及
び距離を考慮して、各交点が等間隔になるような領域A
を選択する。
【0113】ところで、移動している無線移動端末1か
ら回線を繋いだまま、短時間周期で位置管理局に対し
て、無線移動端末1で計測した電界値および基地局識別
符号を送り、位置管理局では無線移動端末1の移動状態
を把握することで、無線移動端末1で計測した電界値の
誤差を修正することが可能である。
【0114】例えば、1分以内の短時間周期で測定した
電界値から推定した無線移動端末1の位置は移動してい
る領域が狭いため、過去の移動経路から大きくずれる可
能性は少なく、同じ基地局と交信している可能性が大き
く、理論的には測定した電界値も大きく変化する可能性
は少ない。
【0115】しかし、実際に測定した電界値が大きく変
化した場合、無線移動端末1の持ち方あるいは周囲に障
害物などが出現して、測定した電界値にばらつきが大き
くなったとみられる。そこで、このように大きくずれた
測定値は、位置検出のデータから削除した方がよい。
【0116】例えば、図51のように無線移動端末1が
A点からスタートしてB点に行き、B点からC点に行
き、C点からD点に行った際に、後戻りするような経路
の推定がされたとき、D点については、無線移動端末1
のアンテナの向きが極端に傾いたり、周囲に障害物があ
ったためと予想され、D点での測定値は削除したほうが
よい。また、E点からF点に向かった際に、F点が過去
の経路から右側に大きくずれてしまったので、F点も測
定データから削除した方がよい。
【0117】データは過去の経路を中心にして、左右に
l以上外れた場合は、削除すべきである。ここでlは実
験により決めるとよい。このことから、信頼される経路
はD点とF点を除いて、A、B、C、E、Gとするとよ
い。
【0118】上記のように、狭い領域において、複数箇
所で測定した位置情報は、時間をおいて単発的に測定し
た位置情報と比較すると位置の推定精度が信頼できる。
【0119】そこで、図52のように、上記の方法で測
定した小領域内での軌跡を接続して、全体として小領域
を接続した広域での軌跡を推定することができる。そし
て、前記の小領域内での軌跡を表示部35に表示すると
細かくて見難いので、小領域を矩形などで代表させて、
内部の軌跡を省略し、前記矩形同士を繋いだ軌跡を表示
部35に表示するとよい。
【0120】(第8の実施形態)この第8の実施形態
は、基地局識別符号と受信電界値をデータ対とする複数
のデータ対の中から無線移動端末の位置を特定するのに
必要なデータ対の選択の方法に関するものである。
【0121】特開平9−247737号公報では、現在
受信している基地局から送出される受信電界値が予め決
められた閾値を上回る基地局を選択し、選択した基地局
の数即ち基地局識別符号と受信電界値をデータ対とする
位置情報が無線移動端末1の位置を特定するに足らない
場合、無線移動端末1は他の事業者の基地局からの電波
を、受信周波数設定部26で周波数を変更することによ
り受信して、ID検出部22から出力される基地局識別
符号と、受信電界値測定部23から出力される受信電界
値が所定の閾値を上回る受信電界値とをデータ対にした
位置情報を得て、前記の位置情報と他の事業者の位置情
報により無線移動端末1の位置を特定する方法について
記載している。
【0122】しかし、他事業者も含めて受信電界値が予
め決められた閾値を上回るものを選択するだけで、それ
以上の選択方法については記載していない。ここで、上
述したように予め決められた閾値を上回る受信電界値だ
けを選択せず、遠い基地局も含めて、それらの基地局が
形成する受信電界値から計算した無線移動端末1の軌跡
が実際の無線移動端末1の位置を通ることもあり得る。
【0123】第1乃至第4の実施形態においては、遠く
の基地局が形成する円周あるいは等電界曲線も一点に一
致するか近似的に一点に収束する可能性があり、予め決
められた閾値を上回らない遠くにある基地局が形成する
円周あるいは等電界曲線もデータとして破棄せず全体と
して無線移動端末1の位置を特定する場合に利用する方
が得策である。特に、特に3個以上の円周あるいは等電
界曲線が一点に収束すると、特定した位置情報はかなり
信頼性がおけるものとなる。
【0124】ここで、等電界曲線あるいは(数2)の式
により計算された円周から無線移動端末1の配置位置を
求める際に、受信電界値が予め決められた閾値以上の基
地局を選択し、選択した基地局が形成する等電界曲線、
あるいは(数2)の式により計算された円周から無線移
動端末1の位置を特定してもよい。
【0125】また、基地局の数が特定するに至らなかっ
た場合、他の事業者の基地局から予め決められた閾値を
上回る受信電界値の基地局を選択して前記基地局に加え
てそれらの基地局の形成する等電界曲線あるいは(数
2)の式により計算された円周から無線移動端末1の位
置を特定してもよい。この場合、3個以上基地局が選択
された場合、等電界曲線あるいは(数2)の式により計
算された円周による位置特定でよく一致する3個の基地
局を選択してもよい。また、3個以上選択された場合、
受信電界値が大きい上位3個を選択してもよい。
【0126】また、受信電界値にこだわらず測定した全
ての基地局に係わる等電界曲線あるいは(数2)の式に
より計算された円周から一点によく収束する基地局を選
択する方法もある。また、受信電界値を計測した全ての
基地局から受信電界値の大きい上位3個の基地局を選択
し、それら基地局に係わる等電界曲線あるいは(数2)
の式により計算された円周から無線移動端末1の位置を
特定してもよい。
【0127】(第9の実施形態)この第9の実施形態
は、基地局が生成する電界の等電界曲線を求める方法に
関するものである。
【0128】上記の実施形態で、ある基地局の特定の方
向に障害物がある場合、その基地局による受信電界値を
求めるために等電界曲線を用いた。しかし図53のよう
に単一の基地局でも障害物により受信電界値が影響を受
ける範囲(図53では角度βの範囲)は測定値を使用
し、その他の範囲は(数2)の式で計算した円周を使用
してもよい。そして、測定値と計算値の境界は近似的に
補間して接続する。
【0129】円周aの半径がD1であれば△1=D1/
7となり、I7から基地局aに向かって△1ずつD1を
分割すると17〜11が求まる。そして、17〜11の
電界値に相当する測定値の位置を角度βの範囲でプロッ
トすると、図53のような等電界曲線が描かれる。ここ
で測定値と計算値が接続された点は補間してスムースに
接続する。
【0130】前記の方法は角度βの範囲の電界について
測定値を使用した。しかし、実際にその範囲に障害物が
存在すると全範囲について測定することができない場合
がある。この場合、図54のようにj8一点のみの受信
電界値を測定して、他の等電界曲線はj8の受信電界値
から推定する方法がある。j8と基地局aの間を8分割
すると△2=D2/8となり、j8から基地局aまで△
2ずつ分割し、j8〜j1の各電界値を(数1)の式よ
り求める。一方、18はj8と同じ電界値と仮定して、
(数2)の式から18の位置を求める。18における半
径をD1とするとD1を8等分して△1=D1/8とな
り、18から基地局aの方向に向かって△1ずつD1を
分割すると18〜11が求まる。そして、j8〜j1と
それらの受信電界値に相当する等電界値の円周を角度β
の範囲の曲線でつなぐことにより全体として等電界曲線
が求まる。
【0131】前記では一個の基地局で、単一領域につい
て測定した電界値を用いて等電界曲線を描く方法につい
て述べた。しかし、図55のように2つの領域(角度α
とβの領域)に渡って障害物がある場合、これらの領域
は前記で述べた測定値を用いて、計算した電界値(円
周)と接続してもよい。
【0132】ある基地局について、その基地局から離れ
た区域で障害物が多く存在して(数2)の式により計算
した軌跡が実測値と大きく相違し、一方基地局が位置し
ている中心に近い区域は(数2)の式により計算した軌
跡と実測値がよく一致する場合がある。このような場
合、図56のように基地局aが位置する中心から近い区
域は計算値で同心円を描き、中心から離れると測定値に
より等電界曲線を描いてもよい。
【0133】前記の方法と反対に、図57のように基地
局に近い中心部に障害物が多く存在し、中心部から離れ
ると受信電界値が(数2)の式による計算値によく当て
はまる場合、中心部は測定値で等電界曲線で描き、中心
部から離れると計算値による同心円を描いてもよい。
【0134】更に、基地局aから外側に向かって図58
のように障害物が少ない区域は(数2)の式による同心
円を描き、障害物が多い区域は測定値から等電界曲線を
描くことにより同心円と、等電界曲線を混在させてもよ
い。
【0135】単一の基地局が生成する等電界曲線が障害
物などで計算値から大きく相違する場合、基地局から3
60度全方向に渡って電界値を測定して、等電界曲線を
作成しなければならない。しかし、測定点が多くなり障
害物などで測定することが困難な場合がある。そこで、
基地局から測定が必要となる方向を選び、その方向で一
点だけ電界値および基地局からの距離および方位を測定
することで、全体の等電界曲線を作成する方法について
述べる。
【0136】図59において、P、Q、…、Y点が測定
した点である。そして、縦軸を電界値e0、e1、…、
e8に分割し、横軸は基地局からの距離としたグラフを
用意する。そして、このグラフ上に各測定点すなわち電
界値と基地局からの距離に相当する点をプロットしてい
く。プロットした点とe0点から斜めに線を引く。そし
て、斜めの線が横軸と交差した点と原点(基地局が存在
する点)との間について横軸を8等分する。そして、こ
れら等分した点を基地局からの方位を考慮して極座標に
プロットしていく。プロットした点について同じ電界値
の点を曲線で接続していくと図59のような等電界曲線
ができる。
【0137】(第10の実施形態)この第10の実施形
態は、基地局が生成する電界の分布(セル)が道路に沿
った形状のマイクロセルとなる場合の無線移動端末の位
置の特定方法に関するものである。
【0138】道路上ではPHSのセルは、一般に正則と
ならず、道路に沿った形状になることが多い。これらの
セルはストリートマイクロセルと呼ばれている。(「モ
ーバイルパーソナルインテリジェンス」 著花田他 共
立出版P56、57参照)そこで、無線移動端末1が道
路上に存在すると仮定して、現在無線移動端末1の呼び
出しエリアとして登録している基地局のマイクロセル
と、道路を介して隣接した基地局のマイクロセルのみの
電界強度を使用して無線移動端末1の現在位置を推定す
る。
【0139】例えば、図60のように無線移動端末1が
Aゾーンに存在した場合、位置検出の候補として、Aゾ
ーン自身と、Aゾーンに隣接するB、G、H、Cゾーン
の電界強度を使用して位置を推定する。無線移動端末1
がCゾーンに存在する場合、C、A、Eゾーンの電界強
度を使って位置を特定する。即ち、余分な基地局の電界
を使うことで位置の特定に誤差が出るので、これを排除
することが目的である。
【0140】また、図61のように、道路上で現在無線
移動端末1の呼び出しエリアとして登録している基地局
が生成する電界から無線移動端末1が存在すると推定さ
れた複数の等電界点の候補を抽出し、分岐道路に隣接し
た基地局の電界強度から前記複数の等電界点候補から正
しい等電界点を選択する。現在登録しているマイクロセ
ルの電波は隣接した基地局が生成する電界より強くて、
位置検出の際に信頼できるためである。
【0141】例えば、十字路で無線移動端末1の存在す
る位置の候補がA、B、C、Dと挙がり、隣接する基地
局の電界でeが最も強かったら、無線移動端末1の位置
はA点となる。また、直線道路で、等電界点がE、Fと
抽出され、隣接基地局の電界でiが強い場合、無線移動
端末1の位置はEとなる。
【0142】このように、本発明の実施形態によれば、
無線移動端末と基地局識別符号と受信電界値をデータ対
とする位置情報が位置を特定するに必要な数になったと
き、位置情報を送信部に出力し、これを基地局を介して
位置管理局に伝送し、位置管理局は前記位置情報から複
数の基地局の識別符号と地理的位置情報を有するデータ
ベースを参照して、位置算出部で計算式あるいは測定値
等から無線移動端末の現在位置を正確に検出することが
可能となる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置情報
検出システムによれば、無線移動端末の現在位置を精度
良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における基地局と無線移動端
末の配置を示す図。
【図2】同実施形態における無線移動端末の構成を示す
ブロック図。
【図3】同実施形態における位置管理局の構成を示すブ
ロック図。
【図4】同実施形態における無線移動端末の位置を求め
る手順を説明するための複数の基地局が生成する電界の
配置図。
【図5】第1の実施形態における複数の基地局が生成す
る電界の配置図。
【図6】第1の実施形態における複数の基地局が生成す
る電界の配置図。
【図7】第1の実施形態における複数の基地局が生成す
る電界の配置図。
【図8】第2の実施形態における複数の基地局が生成す
る電界の配置図。
【図9】第3の実施形態における複数の基地局が生成す
る電界の配置図。
【図10】第3の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図11】第3の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図12】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図13】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図14】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図15】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図16】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図17】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図18】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図19】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図20】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図21】第4の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の配置図。
【図22】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図23】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図24】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図25】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図26】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図27】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図28】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図29】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図30】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図31】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図32】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図33】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図34】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図35】第5の実施形態における基地局が生成する電
界と道路の配置図。
【図36】第5の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の誤差範囲が形成する領域の配置図。
【図37】第5の実施形態における複数の基地局が生成
する電界の誤差範囲が形成する領域の配置図。
【図38】第6の実施形態における2つの基地局が生成
する電界と道路の交差部分の配置図。
【図39】第6の実施形態における道路上で各基地局が
生成する電界値の配置図。
【図40】第6の実施形態における各基地局が生成する
電界値を示す表図。
【図41】第6の実施形態における各タイミングの電界
値の誤差を示す表図。
【図42】第6の実施形態における2つの基地局が形成
する電界と無線移動端末の存在確率毎に分割した領域の
配置図。
【図43】第6の実施形態における2つの基地局が生成
する電界と無線移動端末の存在確率毎に分割した領域の
配置図。
【図44】第6の実施形態における2つの基地局が生成
する電界と行政区画毎に区切った領域の配置図。
【図45】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界の配置図。
【図46】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界と道路の配置
図。
【図47】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界と道路の配置
図。
【図48】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界と道路の配置
図。
【図49】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界と道路の配置
図。
【図50】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って1つの基地局が生成する電界と道路の配置
図。
【図51】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って2つの基地局が生成する電界の配置図。
【図52】第7の実施形態における無線移動端末の移動
経過に沿って基地局が生成する電界の配置図。
【図53】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図54】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図55】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図56】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図57】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図58】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を計算値と測定値により推定した電界の配置
図。
【図59】第9の実施形態において単一の基地局が生成
する電界を測定値から計算して推定する方法を説明する
ための図。
【図60】第10の実施形態における基地局のマイクロ
セルの配置図。
【図61】第10の実施形態における基地局のマイクロ
セルの配置図。
【図62】PHS公衆サービスにおける通信制御チャネ
ルの物理スロットの構成図。
【図63】PHS公衆サービスのシステム構成図。
【図64】PHS公衆サービスにおける無線移動端末の
呼出エリア登録登録時の動作の流れ図。
【符号の説明】
1…無線移動端末 2a〜2d…基地局 3a〜3d…無線ゾーン 4…一斉呼び出しエリア 5…制御局 6a〜6d…電気通信回線設備 7a〜7c…基地局識別情報 20…アンテナ 21…受信部 22…ID検出部 23…受信電界値測定部 24…制御部 25…メモリ 26…受信周波数設定部 27…送信部 30…回線 32…信号復調部 33…位置算出部 34…データベース 35…表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線移動端末と、この無線移動端末との間
    で通信を行う複数の基地局と、この基地局を介して前記
    無線移動端末と送受信を行う位置管理局とから構成さ
    れ、 前記無線移動端末は、受信した信号から基地局の識別符
    号を検出する識別符号検出手段と、前記基地局の受信電
    界値を測定する受信電界値測定手段と、前記基地局の識
    別符号と前記受信電界値をデータ対とする位置情報を記
    憶する記憶手段と、この手段により記憶された前記位置
    情報を基地局へ伝送する手段とを備え、前記位置管理局
    は、無線移動端末より基地局を介して伝送された位置情
    報を基に、前記基地局の地理的位置情報を蓄積したデー
    タベースを参照して、無線移動端末の位置を算出する位
    置算出手段とを備えた位置情報検出システムにおいて、 前記位置算出手段は、伝送された位置情報から前記無線
    移動端末の位置を検出するために必要となる位置情報を
    選択する選択手段と、この手段により選択された位置情
    報の受信電界値から、所定の計算式により前記無線移動
    端末の存在し得る第1の軌跡を求める第1の手段、及び
    データベースに記憶された基地局から発射される電波の
    電界値分布特性を用いることにより前記無線移動端末の
    存在し得る第2の軌跡を求める第2の手段のうちの少な
    くとも一方の手段と、この手段により求められた第1の
    軌跡及び第2の軌跡の少なくとも一方の軌跡から前記無
    線移動端末の位置を特定する特定手段とを備えたことを
    特徴とする位置情報検出システム。
  2. 【請求項2】前記特定手段は、前記無線移動端末の位置
    を特定するとき、前記無線移動端末の位置が一点に収束
    せず複数存在する場合、前記複数の点から求めた範囲を
    誤差範囲として閉曲線域を形成し、この閉曲線域を無線
    移動端末の存在範囲と特定するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の位置情報検出システム。
  3. 【請求項3】前記特定手段は、前記無線移動端末の存在
    範囲が既知の属性域内にあるとき、前記選択手段により
    選択された軌跡と前記属性域から求めた範囲を誤差範囲
    として閉曲線域を形成し、この閉曲線域を無線移動端末
    の存在範囲と特定するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の位置情報検出システム。
  4. 【請求項4】前記特定手段は、前記無線移動端末の存在
    する可能性のある区域を小領域に分割して前記小領域毎
    に前記無線移動端末の存在確率を設定し、前記存在確率
    と前記選択手段により選択された軌跡から、前記無線移
    動端末の位置を特定するものであることを特徴とする請
    求項1に記載の位置情報検出システム。
  5. 【請求項5】前記特定手段は、予め既知な前記無線移動
    端末の移動経路と前記選択手段により選択された軌跡か
    ら、前記無線移動端末の位置を特定するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の位置情報検出システム。
  6. 【請求項6】前記選択手段は、所定の閾値を上回る前記
    受信電界値と基地局識別符号をデータ対とする複数のデ
    ータ対の中から前記無線移動端末の位置を特定するに足
    りるデータ対を選択するものであることを特徴とする請
    求項1に記載の位置情報検出システム。
  7. 【請求項7】前記選択手段は、所定の閾値を上回る前記
    受信電界値と基地局識別符号をデータ対とする複数のデ
    ータ対の中から前記受信電界値の大きい順に前記無線移
    動端末の位置を特定するに足りる前記データ対を選択す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の位置情
    報検出システム。
  8. 【請求項8】前記選択手段は、前記受信電界値と基地局
    識別符号をデータ対とする全てのデータ対の中から前記
    無線移動端末の位置を特定するに足りる数のデータ対を
    選択するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    位置情報検出システム。
  9. 【請求項9】前記選択手段は、前記受信電界値と基地局
    識別符号をデータ対とする全てのデータ対の中から前記
    受信電界値の大きい順に前記無線移動端末の位置を特定
    するに足りる前記データ対を選択するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の位置情報検出システム。
  10. 【請求項10】前記選択手段は、基地局が生成する電界
    分布が道路に沿った形状のマイクロセルを形成している
    道路上に前記無線移動端末があるとき、呼び出しエリア
    として登録している基地局及びこの基地局のマイクロセ
    ルとマイクロセルが隣接する基地局の前記データ対を選
    択するものであることを特徴とする請求項1に記載の位
    置情報検出システム。
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