JP2001359146A - 無線移動端末の位置検出方法 - Google Patents

無線移動端末の位置検出方法

Info

Publication number
JP2001359146A
JP2001359146A JP2000178772A JP2000178772A JP2001359146A JP 2001359146 A JP2001359146 A JP 2001359146A JP 2000178772 A JP2000178772 A JP 2000178772A JP 2000178772 A JP2000178772 A JP 2000178772A JP 2001359146 A JP2001359146 A JP 2001359146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile terminal
wireless mobile
distance
position coordinates
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000178772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasubumi Kikuchi
保文 菊池
Koji Kubota
浩司 久保田
Hirofumi Kimura
廣文 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2000178772A priority Critical patent/JP2001359146A/ja
Publication of JP2001359146A publication Critical patent/JP2001359146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線移動端末の位置検出方法におい
て位置検出の精度を改善することを目的とする。 【解決手段】 複数の基地局との間で無線通信が可能な
無線移動端末の位置を測定するための無線移動端末の位
置検出方法であって、複数の基地局から送出される電波
のそれぞれの電界強度を無線移動端末の位置で測定し、
測定により得られた電界強度に基づいて前記無線移動端
末と複数の基地局のそれぞれとの間の距離を第1の距離
として算出し、前記無線移動端末の位置座標を暫定的に
決定し、前記複数の基地局のそれぞれの位置座標と前記
無線移動端末の位置座標との間の距離を第2の距離とし
て算出し、前記第1の距離と第2の距離との誤差に基づ
いて前記無線移動端末の位置座標を修正し、誤差の小さ
い位置座標を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信を行う
通信システムを用いて無線移動端末の位置を検出するた
めに利用される無線移動端末の位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車電話,携帯電話,パーソ
ナル・ハンディホン・システム(以下、PHSと称す
る)のような移動体通信システムにおいては、互いに異
なる位置に多数の基地局を配置し、それぞれの基地局が
形成する無線ゾーンの組み合わせにより全体として大き
な通信可能エリアを確保している。
【0003】また、この種の移動体通信システムにおい
ては、互いに隣接する基地局の無線ゾーンが部分的に重
なるように構成されている。従って、端末は同時に複数
の基地局からの電波を受信することができる。このよう
な移動体通信システムにおいては、複数の基地局からの
電波のそれぞれの受信電界強度を測定することにより無
線移動端末の位置を検出することが可能である。
【0004】例えば、再公表特許97−033386号
公報には次のような技術が開示されている。すなわち、
複数の基地局のそれぞれについて、基地局と無線移動端
末との距離(Re(1),Re(2),Re(3)・・・)を無
線移動端末の検出した電波の電界強度から求める。そし
て、図5に示すようにそれぞれの基地局の位置を中心と
して、求められた距離と半径が等しい円(21(1),2
1(2),21(3)・・・)を描く。複数の円の交点が無線
移動端末の位置に相当する。この方法を用いることによ
り、無線ゾーンの大きさよりも小さい誤差で無線移動端
末の位置を求めることができる。
【0005】例えば、無線移動端末と基地局との間に特
別な障害物が存在しない場合には、無線移動端末が検出
する基地局からの電波の電界強度は両者の距離に応じて
定まる。従って、電界強度から距離を求めることができ
るので、例えば無線移動端末が3つの基地局からの電波
を同時に受信できる場合には、3つの基地局のそれぞれ
の位置を中心とする3つの円の交点として無線移動端末
の位置を比較的正確に特定できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
移動体通信システムにおいては、無線移動端末と各基地
局との間に存在する建物などによって電波が反射するた
め、環境に応じて電界強度と距離との関係が変化する。
特に、PHSでは直進性の高い1.9GHz帯の電波を
利用しているため、建物による電波の反射の影響が大き
く正しい距離を求めるのは困難である。その結果、3以
上の円の交点が2つ以上形成されたり、複数の円にそれ
らの交点が形成されない場合が生じる。
【0007】すなわち、2つの交点が現れた場合にはど
ちらの交点が無線移動端末の正しい位置なのか特定でき
ないし、交点が現れない場合には無線移動端末の位置を
特定できない。いずれにしても、従来の方法では無線移
動端末の位置を正確に特定できない場合が多い。
【0008】そこで、本発明は無線移動端末の位置検出
方法において位置検出の精度を従来に比べて改善するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の無線移動端末
の位置検出方法は、複数の基地局との間で無線通信が可
能な無線移動端末の位置を測定するための無線移動端末
の位置検出方法であって、複数の基地局から送出される
電波のそれぞれの電界強度を無線移動端末の位置で測定
し、測定により得られた電界強度に基づいて前記無線移
動端末と複数の基地局のそれぞれとの間の距離を第1の
距離として算出し、前記無線移動端末の位置座標を暫定
的に決定し、前記複数の基地局のそれぞれの位置座標と
前記無線移動端末の位置座標との間の距離を第2の距離
として算出し、前記第1の距離と第2の距離との誤差に
基づいて前記無線移動端末の位置座標を修正し、誤差の
小さい位置座標を求めることを特徴とする。
【0010】請求項1においては、無線移動端末の位置
座標を暫定的に決定してから、その位置座標が無線移動
端末の実際の位置に近づくように位置座標を修正する。
第1の距離は、測定により得られる電界強度に基づいて
求める。第2の距離は、既知情報である各基地局の位置
座標と前記無線移動端末の位置座標との間の距離として
求められる。
【0011】例えば、理想的な条件を想定し、無線移動
端末の決定された位置座標が実際の位置と等しく、しか
も電界強度から求められた第1の距離が正確であると仮
定すれば、全ての基地局について第1の距離と第2の距
離とは等しくなる。実際には、最初に決定される無線移
動端末の位置座標は不正確であり、しかも第1の距離が
正確であるとは限らない。従って、第1の距離と第2の
距離との間に誤差が生じる。
【0012】そこで、第1の距離と第2の距離との間の
誤差が最小になるように無線移動端末の位置座標を修正
する。その結果、無線移動端末の位置座標の誤差を小さ
くすることができる。請求項2は、請求項1の無線移動
端末の位置検出方法において、誤差が所定の許容値に収
束するまで、前記無線移動端末の位置座標が修正される
度に、修正された前記無線移動端末の位置座標に基づい
て前記第2の距離を修正し、修正された第2の距離と前
記第1の距離との誤差に基づいて前記無線移動端末の位
置座標を修正することを特徴とする。
【0013】請求項2においては、第2の距離と前記第
1の距離との誤差が許容値に収束するまで修正処理を繰
り返し行う。これにより検出される無線移動端末の位置
座標が最適化される。請求項3は、請求項1の無線移動
端末の位置検出方法において、前記無線移動端末が3以
上の基地局からの電波を同時に受信できる場合に、前記
第1の距離と第2の距離との誤差に基づいて前記無線移
動端末の位置座標を修正した後で、誤差の大きい基地局
に関する情報を除外して、除外後の前記第1の距離と第
2の距離との誤差に基づいて前記無線移動端末の位置座
標を修正することを特徴とする。
【0014】一般的には、位置の検出に利用する基地局
の数が多い方が、より正確に無線移動端末の位置を求め
ることができる。しかしながら、利用している基地局の
中に非常に距離の誤差が大きい基地局が含まれている場
合には、誤差の大きい基地局を排除した方がより正確に
無線移動端末の位置を求めることができる。請求項3に
おいては、誤差の大きい基地局を排除する前に無線移動
端末の位置座標を最適化し、誤差の大きい基地局を排除
してからもう一度無線移動端末の位置座標を修正する。
これにより、電波の反射の影響などによって大きな誤差
が生じている基地局の影響を最小限に抑制し、より正確
に無線移動端末の位置を求めることができる。
【0015】請求項4は、請求項1の無線移動端末の位
置検出方法において、前記無線移動端末が3以上の基地
局からの電波を同時に受信できる場合に、前記無線移動
端末の位置座標を修正する前に、誤差の大きい基地局に
関する情報を前記第1の距離及び第2の距離から除外し
て、除外後の前記第1の距離と第2の距離との誤差に基
づいて前記無線移動端末の位置座標を修正することを特
徴とする。
【0016】請求項4においては、誤差の大きい基地局
を排除した後で無線移動端末の位置座標を最適化する。
これにより、電波の反射の影響などによって大きな誤差
が生じている基地局の影響を最小限に抑制し、より正確
に無線移動端末の位置を求めることができる。請求項5
は、請求項1の無線移動端末の位置検出方法において、
利用する複数の基地局のそれぞれの位置座標の平均化に
より前記無線移動端末の暫定的な位置座標を決定するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5においては、利用する複数の基地
局で囲まれた領域の中心に近い位置が暫定的に無線移動
端末の位置座標に決定される。請求項6は、請求項1の
無線移動端末の位置検出方法において、前記無線移動端
末が利用する基地局毎に基地局識別符号を検出し、前記
無線移動端末から所定の位置検出局に対して測定した各
基地局の電界強度及び基地局識別符号を送信し、前記位
置検出局が複数の基地局の電界強度及び基地局識別符号
に基づいて前記無線移動端末の位置を検出することを特
徴とする。
【0018】請求項6においては、無線移動端末の送信
する情報に基づいて位置検出局が無線移動端末の位置を
検出する。実際に無線移動端末の位置を検出するために
は、各基地局の存在する位置を特定する座標情報や送信
出力を特定する情報が必要である。しかし、通信システ
ムに含まれる基地局が変更される可能性もあるし、様々
な情報を無線移動端末が管理すると無線移動端末の負担
が大きくなる。請求項6によれば、無線移動端末に大き
な負担を与えることなくその位置を検出することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の無
線移動端末の位置検出方法の1つの実施の形態について
図1,図3及び図4を参照して説明する。この形態は請
求項1〜請求項3,請求項5及び請求項6に対応する。
【0020】図1はこの形態の位置検出手順を示すフロ
ーチャートである。図3は移動体通信システムの構成例
を示すブロック図である。図4は無線移動端末と基地局
の位置関係の例を示す平面図である。この形態では、図
3に示すような移動体通信システムを用いて無線移動端
末10の位置を検出する場合を想定している。この例で
は、無線移動端末10はその周囲に存在する複数の基地
局11(1),11(2),11(3),11(4),11(5)のそ
れぞれから到来する電波を受信できる。
【0021】また、基地局11が送信する電波にはそれ
ぞれの局を識別するための基地局識別符号(以下、基地
局IDと称する)の情報が含まれているので、無線移動
端末10は受信した電波を送信した基地局11を特定す
ることができる。無線移動端末10には、受信した電波
の受信電界強度を測定する機能及び基地局IDを検出す
る機能が含まれている。
【0022】多数の基地局(11(1),11(2),11
(3)・・・)と接続された有線通信網12には、位置検
出局13が接続されている。また、位置検出局13には
基地局データベース14が備わっている。基地局データ
ベース14には、多数の基地局(11(1),11(2),1
1(3)・・・)のそれぞれについて、基地局ID,当該
基地局の位置座標,送信出力などの情報が予め保持され
ている。
【0023】この形態では位置検出局13を利用してい
る。すなわち、無線移動端末10が検出した情報に基づ
いて位置検出局13が無線移動端末10の位置を検出す
る。位置検出の手順は図1に示すとおりである。図1に
おいて、ステップS11,S12は無線移動端末10の
動作であり、ステップS13〜S22は位置検出局13
の動作である。以下、図1の位置検出手順について説明
する。
【0024】ステップS11では、無線移動端末10は
現在電波を受信可能な複数の基地局11のそれぞれにつ
いて、基地局IDを検出するとともに、受信した電波の
電界強度E(i)を測定する。なお、ここで括弧内のiは
基地局の区別を表している(以下の説明についても同
様)。ステップS12では、無線移動端末10は検出し
た複数の基地局11のそれぞれについて、基地局ID及
び電界強度E(i)を通信可能ないずれか1つの基地局1
1を介して位置検出局13宛てに送信する。
【0025】ステップS13では、位置検出局13は無
線移動端末10から受信したそれぞれの基地局IDによ
り特定される基地局の情報を、基地局データベース14
から取得する。ステップS14では、位置検出局13は
無線移動端末10から受信したそれぞれの電界強度E
(i)を用いて、無線移動端末10と各基地局11との距
離Re(i)を求める。
【0026】一般に、電界強度Eと距離との関係は近似
的に次の第(1)式で表される。
【数1】 また、第(1)式を変形すると次の第(2)式が得られる。
【数2】 すなわち、第(2)式に基づいて電界強度Eから距離R
(ステップS14のRe(i))を求めることができる。
この場合、距離Rが正確であれば無線移動端末10は基
地局11を中心として半径Rの円周上に存在することに
なる。
【0027】しかし、現実の移動体通信システムの利用
環境においては、建物などの障害物によって生じる電波
の反射などの影響を受けるため距離Rが正確であるとは
限らない。すなわち、図5に示すような方法で無線移動
端末10の位置を特定するのは困難である。図1のステ
ップS15では、位置検出局13は無線移動端末10の
位置座標P(例えば緯度,経度の各軸方向の位置)を暫
定的に決定する。具体例として、ここでは位置の計算に
利用する複数の基地局11(無線移動端末10から送信
された基地局IDに対応する全ての基地局11)の位置
座標Q(i)(基地局データベース14から得られた情
報)の平均値を位置座標Pの初期値として定める。
【0028】ステップS16では、位置検出局13は無
線移動端末10の位置座標Pと各基地局11の位置座標
Q(i)とに基づいて、無線移動端末10と各基地局11
(i)との間の距離Rc(i)を求める。距離Rc(i)は次の
第(3)式から求められる。
【数3】 仮に位置座標Pが実際の無線移動端末10の位置と等し
く、しかもステップS14で求められた距離Re(i)が
正しい理想的な状態であれば、距離Rc(i)と距離Re
(i)とは等しくなる。しかし、通常は位置座標Pが実際
の無線移動端末10の位置とは異なり、しかも第(2)式
で計算誤差が生じるため距離Rc(i)と距離Re(i)との
間に違いが生じる。
【0029】距離Rc(i)と距離Re(i)とが等しい場合
には、図4に示すように位置座標Pを中心として半径が
各距離Re(i)と等しい同心円を描くと、いずれかの円
の円周上に基地局11が存在することになる。実際に
は、距離Rc(i)と距離Re(i)とが異なり、位置座標P
も正しくないため図4に示すように各円周上からずれた
位置に基地局11が存在する。
【0030】そこで、ここでは各基地局11(i)に関す
る誤差ε(i)を次式で表す。
【数4】 位置座標Pが実際の無線移動端末10の位置に近い場合
には、誤差ε(i)も小さくなる。そこで、位置座標Pを
最適化するための目的関数f(P)をここでは次式で表
す。
【数5】 但し、nは利用する基地局11の数である。第(5)式の
目的関数f(P)を最小にするように位置座標Pを修正す
れば、位置座標Pを最適化することができる。つまり、
より正確な無線移動端末10の位置を求めることができ
る。図1のステップS17では、現在の位置座標Pにつ
いて目的関数f(P)を計算する。
【0031】ステップS18では、目的関数f(P)が小
さくなる方向に向かって、位置座標Pを微小距離だけ移
動して位置座標Pを更新する。ステップS19では、更
新された位置座標Pについて距離Rc(i)を再び計算す
る。ステップS20では、ステップS19で求められた
距離Rc(i)について目的関数f(P)を再び計算する。
【0032】ステップS18の位置座標Pの更新によっ
てステップS20の目的関数f(P)が所定以上変化した
場合には、位置座標Pの最適化の余地がまだ残されてい
るのでステップS18に戻りステップS18〜S20の
処理を繰り返す。目的関数f(P)がほとんど変化しなく
なった場合には、位置座標Pの最適化が終了したとみな
してステップS21に進む。
【0033】ステップS14で求められる複数の距離R
e(i)については、比較的正確な値が得られる場合もあ
るし、非常に誤差の大きい値になる場合もある。例え
ば、特定の基地局11(3)と無線移動端末10との間に
建物などの障害物が存在する場合には、電波の反射の影
響が大きくなるため、距離Re(3)の誤差が大きくな
る。複数の基地局11から送信されて無線移動端末10
に到達する電波はそれぞれ異なる通信経路を通るので、
求められる複数の距離Re(i)の誤差の大きさはそれぞ
れ異なる。
【0034】例えば、複数の基地局11の電波のうち、
1つだけが反射波の大きな影響を受けている場合には、
1つの距離Re(i)だけが大きな誤差を含むことにな
る。そのような場合、ステップS18〜S20の最適化
を完了した位置座標Pには、誤差の大きい1つの距離R
e(i)の影響が現れる。すなわち、最適化後の位置座標
Pが実際の位置に対して特定の方向にずれる。
【0035】そこで、更にステップS21,S22の処
理を行う。ステップS21では、それまでに利用してい
たn個の基地局11(1)〜11(n)の中で第(4)式の誤差
ε(i)が大きいものを計算対象から除外する。例えば、
図3に示すように5つの基地局11(1)〜11(5)の電波
を利用できる場合に、誤差ε(3)だけが他に比べて大き
い場合には、基地局11(3)を除外し、4つの基地局1
1(1),11(2),11(4),11(5)だけを計算対象とし
て残す。
【0036】なお、除外した後で2つ以上の基地局11
が利用できれば位置座標Pの最適化ができるので、4以
上の基地局11の電波を同時に利用できる場合には複数
の基地局11を除外してもよい。除外する基地局11に
ついては、誤差ε(i)の大きい順に選択してもよいし、
誤差ε(i)が特定の閾値を超える全ての基地局11を除
外するように処理してもよい。
【0037】ステップS22では、ステップS21で除
外した特定の基地局11以外の情報だけを利用して、ス
テップS17〜S20と同様の処理を行い位置座標Pを
再び最適化する。ステップS22の最適化においては、
誤差の大きい特定の基地局11の距離Re(i)の影響が
なくなるので、位置座標Pを実際の無線移動端末10の
位置により近付けることができる。つまり、位置検出の
精度が改善される。
【0038】(第2の実施の形態)本発明の無線移動端
末の位置検出方法のもう1つの実施の形態について図2
を参照して説明する。この形態は請求項4に対応する。
【0039】この形態は第1の実施の形態の変形例であ
り、位置検出手順が図2のように変更された以外は第1
の実施の形態と同様である。また、図2において図1と
対応するステップは同じ番号を付けて示してある。第1
の実施の形態と同じ部分については以下の説明を省略す
る。図2の位置検出手順においては、ステップS16と
ステップS17との間にステップS21の処理が挿入さ
れている。すなわち、この形態では位置座標Pの最適化
を実施する前に、ステップS21で誤差ε(i)の大きい
基地局の情報を計算対象から除外する。
【0040】但し、利用可能な基地局11の数が2以下
の場合には、それ以上基地局11を減らすと計算ができ
なくなるのでステップS21を省略する。ステップS2
1の処理の後で2以上の基地局11を利用できれば位置
座標Pを最適化することができる。ステップS17〜S
20を実行することによって、位置座標Pを最適化し無
線移動端末10の位置(P)を高い精度で求めることが
できる。この最適化を実行する前に、ステップS21で
距離Re(i)の誤差が大きい基地局11を除外している
ので、第1の実施の形態と比べてステップS18〜S2
0の計算時間を短縮することができる。
【0041】なお、この例では無線移動端末10が検出
した情報に基づいて位置検出局13で位置を検出してい
るが、無線移動端末10自体が位置を検出するように変
更することも可能である。但し、その場合には各基地局
11の基地局ID,位置座標,送信出力などの情報を無
線移動端末10自体が保持しておく必要がある。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、受信電
界強度から正確な距離を計算できない場合であっても、
無線移動端末の位置を高い精度で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の位置検出手順を示すフロー
チャートである。
【図2】第2の実施の形態の位置検出手順を示すフロー
チャートである。
【図3】移動体通信システムの構成例を示すブロック図
である。
【図4】無線移動端末と基地局の位置関係の例を示す平
面図である。
【図5】従来例の位置検出方法を示す平面図である。
【符号の説明】
10 無線移動端末 11 基地局 12 有線通信網 13 位置検出局 14 基地局データベース
フロントページの続き (72)発明者 木村 廣文 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J062 AA08 BB01 BB05 CC18 EE00 5K067 AA33 BB02 DD19 DD43 DD44 EE02 EE10 EE16 EE24 HH23 JJ53 JJ55 JJ65 KK15 LL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局との間で無線通信が可能な
    無線移動端末の位置を測定するための無線移動端末の位
    置検出方法であって、 複数の基地局から送出される電波のそれぞれの電界強度
    を無線移動端末の位置で測定し、 測定により得られた電界強度に基づいて前記無線移動端
    末と複数の基地局のそれぞれとの間の距離を第1の距離
    として算出し、 前記無線移動端末の位置座標を暫定的に決定し、 前記複数の基地局のそれぞれの位置座標と前記無線移動
    端末の位置座標との間の距離を第2の距離として算出
    し、 前記第1の距離と第2の距離との誤差に基づいて前記無
    線移動端末の位置座標を修正し、誤差の小さい位置座標
    を求めることを特徴とする無線移動端末の位置検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の無線移動端末の位置検出方法
    において、誤差が所定の許容値に収束するまで、前記無
    線移動端末の位置座標が修正される度に、修正された前
    記無線移動端末の位置座標に基づいて前記第2の距離を
    修正し、修正された第2の距離と前記第1の距離との誤
    差に基づいて前記無線移動端末の位置座標を修正するこ
    とを特徴とする無線移動端末の位置検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の無線移動端末の位置検出方法
    において、前記無線移動端末が3以上の基地局からの電
    波を同時に受信できる場合に、前記第1の距離と第2の
    距離との誤差に基づいて前記無線移動端末の位置座標を
    修正した後で、誤差の大きい基地局に関する情報を除外
    して、除外後の前記第1の距離と第2の距離との誤差に
    基づいて前記無線移動端末の位置座標を修正することを
    特徴とする無線移動端末の位置検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の無線移動端末の位置検出方法
    において、前記無線移動端末が3以上の基地局からの電
    波を同時に受信できる場合に、前記無線移動端末の位置
    座標を修正する前に、誤差の大きい基地局に関する情報
    を前記第1の距離及び第2の距離から除外して、除外後
    の前記第1の距離と第2の距離との誤差に基づいて前記
    無線移動端末の位置座標を修正することを特徴とする無
    線移動端末の位置検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の無線移動端末の位置検出方法
    において、利用する複数の基地局のそれぞれの位置座標
    の平均化により前記無線移動端末の暫定的な位置座標を
    決定することを特徴とする無線移動端末の位置検出方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1の無線移動端末の位置検出方法
    において、 前記無線移動端末が利用する基地局毎に基地局識別符号
    を検出し、 前記無線移動端末から所定の位置検出局に対して測定し
    た各基地局の電界強度及び基地局識別符号を送信し、 前記位置検出局が複数の基地局の電界強度及び基地局識
    別符号に基づいて前記無線移動端末の位置を検出するこ
    とを特徴とする無線移動端末の位置検出方法。
JP2000178772A 2000-06-14 2000-06-14 無線移動端末の位置検出方法 Pending JP2001359146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178772A JP2001359146A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 無線移動端末の位置検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178772A JP2001359146A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 無線移動端末の位置検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001359146A true JP2001359146A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18680151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178772A Pending JP2001359146A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 無線移動端末の位置検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001359146A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241684A (ja) * 2007-02-26 2008-10-09 Oki Electric Ind Co Ltd 位置推定方法、位置推定システム及び無線端末
JP2008292262A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Keio Gijuku 位置推定システム及びプログラム
JP2009047487A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Oki Electric Ind Co Ltd 位置推定方法、位置推定システム及び無線端末
JP2009529278A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自動作動のための決定木の使用
JP2011099809A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 無線測位システム、無線測位方法、及び、プログラム
JP2012167996A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Mitsubishi Electric Corp 測位装置及び測位方法
JP2013221943A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Huawei Technologies Co Ltd 測位方法、装置、及びシステム
JP2014139568A (ja) * 2008-11-21 2014-07-31 Qualcomm Inc 調整されたラウンドトリップ時間測定を使用した無線位置決定
US9002349B2 (en) 2008-12-22 2015-04-07 Qualcomm Incorporated Post-deployment calibration for wireless position determination
US9125153B2 (en) 2008-11-25 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for two-way ranging
US9137681B2 (en) 2010-04-30 2015-09-15 Qualcomm Incorporated Device for round trip time measurements
US9291704B2 (en) 2008-11-21 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Wireless-based positioning adjustments using a motion sensor
US9645225B2 (en) 2008-11-21 2017-05-09 Qualcomm Incorporated Network-centric determination of node processing delay
WO2019123599A1 (ja) * 2017-12-21 2019-06-27 株式会社日立国際電気 測位システム、測位方法及び受信機
JP2019128195A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 東芝テック株式会社 発信機探索装置及びそのプログラム
JP2019186796A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 凸版印刷株式会社 位置情報提供システム、位置情報提供方法および移動体通信端末

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033386A1 (fr) * 1996-03-05 1997-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de detection d'informations de position
WO1999006851A1 (en) * 1997-07-30 1999-02-11 Ericsson Inc. System and method for mobile telephone location measurement using a hybrid technique
JPH11252622A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Toshiba Corp 位置情報検出システム
JP2000088943A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Mitsubishi Electric Corp 測位端末装置
JP2000124853A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Japan Radio Co Ltd 移動体通信システム及びネットワーク配置変更方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033386A1 (fr) * 1996-03-05 1997-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de detection d'informations de position
WO1999006851A1 (en) * 1997-07-30 1999-02-11 Ericsson Inc. System and method for mobile telephone location measurement using a hybrid technique
JPH11252622A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Toshiba Corp 位置情報検出システム
JP2000088943A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Mitsubishi Electric Corp 測位端末装置
JP2000124853A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Japan Radio Co Ltd 移動体通信システム及びネットワーク配置変更方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009529278A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自動作動のための決定木の使用
JP2008241684A (ja) * 2007-02-26 2008-10-09 Oki Electric Ind Co Ltd 位置推定方法、位置推定システム及び無線端末
JP2008292262A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Keio Gijuku 位置推定システム及びプログラム
JP2009047487A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Oki Electric Ind Co Ltd 位置推定方法、位置推定システム及び無線端末
US9645225B2 (en) 2008-11-21 2017-05-09 Qualcomm Incorporated Network-centric determination of node processing delay
US9291704B2 (en) 2008-11-21 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Wireless-based positioning adjustments using a motion sensor
US9213082B2 (en) 2008-11-21 2015-12-15 Qualcomm Incorporated Processing time determination for wireless position determination
JP2014139568A (ja) * 2008-11-21 2014-07-31 Qualcomm Inc 調整されたラウンドトリップ時間測定を使用した無線位置決定
US9125153B2 (en) 2008-11-25 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for two-way ranging
US9002349B2 (en) 2008-12-22 2015-04-07 Qualcomm Incorporated Post-deployment calibration for wireless position determination
JP2011099809A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 無線測位システム、無線測位方法、及び、プログラム
US9137681B2 (en) 2010-04-30 2015-09-15 Qualcomm Incorporated Device for round trip time measurements
US9247446B2 (en) 2010-04-30 2016-01-26 Qualcomm Incorporated Mobile station use of round trip time measurements
JP2012167996A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Mitsubishi Electric Corp 測位装置及び測位方法
US8917623B2 (en) 2012-04-13 2014-12-23 Huawei Technologies Co., Ltd. Positioning method, device and system
JP2013221943A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Huawei Technologies Co Ltd 測位方法、装置、及びシステム
WO2019123599A1 (ja) * 2017-12-21 2019-06-27 株式会社日立国際電気 測位システム、測位方法及び受信機
JPWO2019123599A1 (ja) * 2017-12-21 2020-09-24 株式会社日立国際電気 測位システム、測位方法及び受信機
JP2019128195A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 東芝テック株式会社 発信機探索装置及びそのプログラム
JP2019186796A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 凸版印刷株式会社 位置情報提供システム、位置情報提供方法および移動体通信端末
JP7106958B2 (ja) 2018-04-12 2022-07-27 凸版印刷株式会社 位置情報提供システム、位置情報提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3777299B2 (ja) 無線移動端末の位置検出方法
JP2001359146A (ja) 無線移動端末の位置検出方法
JP3547412B2 (ja) 無線端末装置及び測位システム
US6014102A (en) Method and apparatus for calibrating location finding equipment within a communication system
CA2574794C (en) Apparatus and method for determining a current position of a mobile device
CN104837142B (zh) 一种无线定位系统中定位参考点的标定方法及系统
EP1030531A1 (en) Method for combining multiple measurements to determine the position of a mobile transceiver
US20090213009A1 (en) Position detection system, position detection server, and terminal
US20090047975A1 (en) Method for Tracking Location of a Mobile Unit
JP2005176386A (ja) モバイル機器
JP2004361412A (ja) 信頼領域フィルタリング法を用いた位置推定方法および装置
JP2005181255A (ja) 測位システム、測位方法及び測位サーバ
US20180306910A1 (en) Position estimation method, position estimation device, and position estimation system
JP2002077976A (ja) 位置検出方法、位置検出システムおよび移動局
CN100381007C (zh) 用于包括中继器的无线网络的信号路径检测
CN111050275A (zh) 一种基于rssi特征值的蓝牙定位方法
US20090168674A1 (en) Determining position of a node based on aged position data
US10859671B2 (en) Position estimation apparatus and position estimation method
JPH11178041A (ja) 位置検出システム及び位置検出方法
JPH11313359A (ja) 移動体通信システムにおける位置特定方法及び装置
JP2923904B2 (ja) Dgps
CN109587631B (zh) 室内定位方法及装置
EP2887748B1 (en) Method for determining indoor locations of mobile receiver units
JP2001051040A (ja) 位置検出装置
CN114521014B (zh) 一种在uwb定位过程中提高定位精度的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102