JPWO2019123599A1 - 測位システム、測位方法及び受信機 - Google Patents

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    • G01S5/14Determining absolute distances from a plurality of spaced points of known location

Abstract

それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信される電波の受信強度に基づく受信機の位置の推定を精度よく行う。本例の測位システムは、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機10と、複数の発信機の各々から発信された電波を受信する受信機20と、受信機における電波の受信強度に基づいて、受信機と各発信機との間の距離を推定し、複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する測位サーバ30とを備える。そして、測位サーバ30が、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する。

Description

本発明は、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信される電波の受信機による受信強度に基づいて受信機の位置を推定する技術に関する。
屋外における測位技術としては、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)が一般的である。これに対し、屋内はGPS衛星からの信号を受信することが困難なため、屋内ではGPSに代わる測位技術が必要である。
屋内における測位技術としては、無線LANアクセスポイントやBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンのなどの発信機から発信される無線信号を受信機で受信した際の電波強度(RSSI;Received Signal Strength Indication)を用いる方法が知られている。すなわち、受信機で測定された電波強度に基づいてその発信元の発信機までの距離を推定し、3つの発信機についての推定距離を用いて三点測位法により受信機の位置を推定するというものである。また、特許文献1には、屋内に設置された複数の基地局から受信した電波の受信強度に応じて基地局毎に電波領域を求め、各基地局の電波領域の重複領域の重心を、自身の推定位置とする無線端末が開示されている。
特開2014−052208号公報
以下に、無線信号を使って位置を推定する具体的な方法について説明する。
発信機と受信機間の距離は、電波強度が距離の二乗に反比例して減衰する性質を用いて推定することができる。一般に、電波強度RSSI(単位:dBm)は、距離r(単位:m)の関数として、以下の数式で表される。
RSSI(r)=A−2*10*log10(r)
ここで、Aは距離1mにおけるRSSI値、つまり、A=RSSI(1)である。従って、距離1mにおけるRSSI値が既知であれば、RSSIを測定することで発信機と受信機間の距離を求めることができる。図1には、RSSIと距離の関係をグラフで示してある。
設置位置が既知である3つの発信機から受信機までの距離が分かれば、三点測位法によって受信機の位置を推定することができる。つまり、図2に示すように、各発信機の設置位置を中心とし、各発信機と受信機間の距離を半径とする3つの円の交点を、受信機の位置であると推定することができる。
4つ以上の発信機が設置されている場合、各発信機から受信機までの推定距離が絶対の精度を持っていれば、各発信機の設置位置を中心とし、各発信機と受信機間の距離を半径とする円は全て1点で交わる。このため、任意の3つの発信機を基準点として三点測位を行っても受信機の推定位置は同一となる。
しかしながら、屋内環境では電波の反射や回折、外来波による干渉などの影響でRSSIの測定値に揺らぎが生じるので、発信機と受信機間の推定距離には誤差が含まれる。このため、各発信機の設置位置を中心とし、各発信機と受信機間の距離を半径とする円が1点で交わることは稀であり、また、どの3つの発信機を三点測位の基準点として選ぶかによって受信機の推定位置は変わり得る。特に、ある発信機と受信機間の推定距離が大きな誤差を含む場合、その発信機を三点測位の基準点の1つとして選んでしまうと、受信機の推定位置にも大きな誤差が生じてしまう。従って、受信機の位置を精度よく推定するためには、推定距離の誤差が小さい発信機を三点測位の基準点として選択する必要がある。
なお、発信機と受信機間の推定距離の誤差により、三点測位の際に3つの円が1点で交わらない場合は、受信機の位置推定のために何らかの工夫が必要となる。そのような工夫としては、例えば、3つの円が重なる領域の質量重心を推定位置とする方法や、3つの円が1点で交わるように各円の半径に同一の補正値を加える方法などが知られている。
前述の通り、RSSIは距離の二乗に反比例して減衰するため、RSSI測定値の揺らぎが推定距離に与える影響は距離が大きいほど大きくなる。例えば、RSSI測定値の1dBmの揺らぎは、距離1m以下では数cm〜数十cmの誤差として現れるのに対して、距離10m付近では数mの誤差として現れる。
従って、発信機と受信機間の推定距離が小さいほどRSSI測定値の揺らぎの影響は小さく、推定誤差も小さいと考えられるため、従来は、受信機までの推定距離が小さい発信機を三点測位の基準点として選択していた。しかしながら、発信機と受信機間の推定距離が大きな誤差を含み、その誤差により推定距離が小さくなることもある。この場合には、推定距離に大きい誤差が含まれる発信機が三点測位の基準点として選ばれることにより、受信機位置の推定精度を劣化させてしまうという問題があった。
図3を参照して、推定距離が誤差を含む場合の推定位置について説明する。同図において、P1 〜P4 は発信機の設置位置を示し、r1 〜r4 は発信機と受信機間の推定距離を示している。また、実線の円は、各発信機の設置位置(P1 〜P4 )を中心とし、各発信機と受信機間の推定距離(r1 〜r4 )を半径として描いたものである。一方、破線の円は、P3 の位置に設置された発信機について、実際の距離を半径として描いたものである。すなわち、図3は、推定距離r3 が誤差を含んでいる場合の例を示している。この例では、r1 <r2 <r3 <r4 となっているため、従来の方法ではP1 ,P2 ,P3 が三点測位の基準点として選ばれる。しかしながら、推定距離r3 に含まれる誤差によって、受信機の位置として実際とは異なる位置を推定してしまっている。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信される電波の受信強度に基づく受信機の位置の推定を精度よく行うことが可能な技術を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明では測位システムを以下のように構成した。
本発明に係る測位システムは、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機と、前記複数の発信機の各々から発信された電波を受信する受信機と、前記受信機における電波の受信強度に基づいて、前記受信機と各発信機との間の距離を推定し、前記複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出する測位サーバとを備える。そして、前記測位サーバが、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする。
より具体的には、前記測位サーバは、前記複数の発信機のそれぞれについて、該発信機の設置位置を中心とし且つ該発信機に係る推定距離を半径とした円を仮定し、検証対象の発信機に係る円が他の発信機に係る円と交点または接点を有するか否かを判定し、検証対象の発信機に係る円と交点または接点を有する円を持つ他の発信機の数が閾値以上の場合に、検証対象の発信機に係る推定距離の確からしさが所定基準を満たすと判定することを特徴とする。
このような構成により、各発信機に係る推定距離と他の複数の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、受信機までの推定距離の誤差が小さい発信機を三点測位の基準点に選択できるので、受信機の位置の測位を精度よく行うことが可能となる。
ここで、一構成例として、前記測位サーバは、検証対象の発信機からの距離が近い順に所定数の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について前記交点または接点の判定を行い、前記閾値として、前記所定数に所定割合を乗じた値を用いてもよい。
あるいは、前記測位サーバは、検証対象の発信機からの距離が所定値以内の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について前記交点または接点の判定を行い、前記閾値として、前記選択した他の発信機の数に所定割合を乗じた値を用いてもよい。
また、一構成例として、前記測位サーバは、推定距離が小さい発信機から順に、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択できた段階で、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出してもよい。
また、一構成例として、前記受信機は、前記複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度の情報を前記測位サーバへ提供し、前記測位サーバは、前記受信機から受信した情報に基づいて、前記受信機と各発信機との間の距離を推定し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出してもよい。
あるいは、前記受信機は、前記複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度に基づいて各発信機までの距離を推定し、発信機毎の推定距離の情報を前記測位サーバへ提供し、前記測位サーバは、前記受信機から受信した情報に基づいて、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出してもよい。
本発明によれば、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信される電波の受信強度に基づく受信機の位置の推定を精度よく行うことができる。
RSSIと距離の関係を示す図である。 三点測位法による位置推定について説明する図である。 推定距離が誤差を含む場合の推定位置について説明する図である。 基準点間の距離と推定距離の関係について説明する図である。 推定距離の誤差検出について説明する図である。 推定距離の確からしさの検証について説明する図である。 本発明の一実施形態に係る測位システムの概略的な構成例を示す図である。 図7の測位システムによる三点測位の基準点の選択フローの例を示す図である。
本発明では、発信機と受信機間の推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが十分な3つの発信機を基準点として選択する。これにより、受信機までの推定距離の誤差が小さい発信機を三点測位の基準点として選択できるので、受信機の位置の推定精度を向上させることが可能となる。例えば、図3の例において、推定距離r1 ,r2 ,r4 の確からしさが十分で、推定距離r3 の確からしさが不十分と判断できれば、P1 ,P2 ,P4 が三点測位の基準点として選択されるため、高精度で受信機の位置を推定することができる。
推定距離の確からしさは、以下のようにして検証することができる。
任意の2つの発信機a,bの設置位置をそれぞれPa ,Pb とし、それぞれの発信機と受信機間の推定距離をra ,rb とする。各推定距離ra ,rb が絶対の精度を持っていれば、Pa を中心とし且つ半径ra の円Ca と、Pb を中心とし且つ半径rb の円Cb は、必ず交点または接点を持つ。このとき、Pa とPb との距離をd(Pa ,Pb )と表すと、d(Pa ,Pb )とra ,rb は、図4に示すように、以下の関係式(1)を満たす。
|d(Pa ,Pb )−rb | ≦ ra ・・・(1)
ここで、図4において、(a)は円Ca と円Cb がPa から見てPb 側の位置に接点を有する例であり、(b)は円Ca と円Cb がPa から見てPb 側の位置に交点を有する例であり、(c)は円Ca と円Cb がPa から見てPb とは逆側の位置に交点を有する例であり、(d)は円Ca と円Cb がPa から見てPb とは逆側の位置に接点を有する例である。
逆に関係式(1)が満たされない場合、つまり、円Ca と円Cb が、交点も接点も持たない場合は、推定距離ra ,rb のいずれか、または両方が大きな誤差を含んでいると言える。また、関係式(1)を満足しない2つの発信機の組が複数存在し、それらの組に共通に含まれる発信機があったとすると、その発信機と受信機間の推定距離には大きな誤差が含まれていると推定することができる。
例えば、図5では、円Ca は、円Cb ,Cc ,Cd のいずれとも交点や接点を持たない、つまり、2つの発信機の組(a,b),(a,c),(a,d)のいずれも関係式(1)を満たさない。この場合には、発信機aと受信機間の推定距離ra には大きな誤差が含まれていると推定される。
本発明では、ある発信機と受信機間の推定距離の確からしさを、他の発信機と受信機間の推定距離との関係に基づいて検証する。すなわち、ある発信機と受信機間の推定距離の確からしさを、関係式(1)を満たす他の発信機が一定数以上存在するか否かによって検証する。具体的には、検証対象の発信機と他の発信機の組をN個作り、N個の発信機の組の中で関係式(1)を満たす組がM個以上の場合に、検証対象の発信機と受信機間の推定距離は確からしいと判定する。
N個の発信機の組の作り方としては、例えば、検証対象の発信機からの設置距離が近い順にN個の発信機を選び、検証対象の発信機との組を作ればよい。一般に、組数Nは、検証対象の発信機を取り囲むように配置されている発信機が選ばれるように決定すればよく、閾値Mは、Nの0.6〜0.7倍程度となるように決めれば十分であると考えられる。
例えば、図6のように発信機が碁盤の目状に配置されている場合には、N=8,M=5などとすればよい。実際、図6のP22が検証対象の発信機の設置位置であった場合、太線のC22は、実線の円C11,C21,C32,C33とは交わるが、点線の円C12,C13,C23,C31とは交わらないため、関係式(1)を満たすのは4組となる。この場合、関係式(1)を満たす組数(=4)は閾値M(=5)以上ではないので、P22と受信機間の推定距離は確からしくないと判断することができる。
なお、検証対象の発信機からの設置距離が近い順にN個の発信機を選ぶのではなく、検証対象の発信機から所定範囲内に存在する他の発信機を選択するように構成してもよい。この場合は、選択された発信機の数をNとし、Nに所定割合(例えば、0.6〜0.7)を乗じた値を閾値Mとすればよい。
次に、三点測位の基準点となる発信機の選択方法について説明する。
まず受信機までの推定距離が全発信機の中で最小となる発信機について推定距離の確からしさを検証し、次に2番目に推定距離が小さい発信機、3番目に推定距離が小さい発信機の順序で推定距離の確からしさを検証する。仮に、推定距離が確からしくないと判定された発信機があった場合は、4番目、5番目というように、推定距離が確からしいと判定される発信機が3つになるまで繰り返し検証を行う。推定距離が確からしいと判定された発信機が3つになった場合は、それら3つの発信機を三点測位の基準点として選択する。
図7には、本発明の一実施形態に係る測位システムの概略的な構成例を示してある。本例の測位システムは、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機10と、複数の発信機の各々から発信された電波を受信する受信機20と、受信機の位置を算出する測位サーバ30とを備える。
発信機10は、各々の発信機を一意に識別する識別情報(例えば、発信機コード)をメモリに記憶しており、該識別情報を含む無線信号を送信する。発信機10は、定期的(例えば1秒毎)に無線信号を送信してもよいし、受信機からの要求に応答して無線信号を送信してもよい。発信機10としては、無線LANアクセスポイントやBLEビーコンなどの発信機を用いることができる。
受信機20は、発信機から発信された無線信号を受信すると、その受信強度(例えば、RSSI)を測定する。発信機から発信される無線信号には発信機の識別情報が含まれるので、受信機20は発信機を識別して受信強度の測定を行うことができる。受信機20は、複数の発信機について受信強度を測定した後に、発信機別の受信強度を含む測位要求メッセージを送信する。受信機20としては、無線機やスマートフォンなどの携帯型の無線通信装置を用いることができる。
測位サーバ30は、受信機から測位要求メッセージを受信すると、そのメッセージに含まれる発信機別の受信強度に基づいて、受信機の位置を以下のようにして算出する。まず、発信機別の受信強度に基づいて、受信機と各発信機との間の距離を推定する。次に、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす3つの発信機を三点測位の基準点として選択する。そして、選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する。測位サーバ30は、受信機の位置を算出すると、その結果を測位要求メッセージの送信元の受信機に送信する。
ここで、推定距離の確からしさを検証するためには、発信機間の距離を算出できるように各発信機の設置位置を特定する必要がある。本例では、測位サーバ30が、各発信機の設置位置の情報を予め保持しているが、これに代えて、発信機10が自身の位置情報を識別情報と共に発信し、受信機20が発信機別の受信強度と共に各発信機の位置情報を測位サーバ30に送信する構成としてもよい。
なお、三点測位の基準点として3つの発信機を選択したものの、依然として発信機と受信機間の推定距離が誤差を含み、三点測位の際に3つの円が1点で交わらない場合があり得る。この場合は、前述したように、例えば、3つの円が重なる領域の質量重心を推定位置とする方法や、3つの円が1点で交わるように各円の半径に同一の補正値を加える方法などを用いて、受信機の位置を算出すればよい。
図8には、三点測位の基準点の選択フローの例を示してある。図8では、受信機までの推定距離がi番目に小さい発信機の設置位置をPi,0 とし、Pi,0 からj番目に近い発信機の設置位置をPi,j とし、Pi,j と受信機間の推定距離ri,j としている。また、kは関係式(1)を満たす発信機の組数をカウントするためのカウンタであり、lは推定距離が確からしいと判定された発信機の数をカウントするためのカウンタである。
図8に沿って、測位サーバ30による三点測位の基準点の選択手順を説明する。
まず、i=1,l=0で初期化を行う(S001)。
次に、j=1,k=0で初期化を行う(S002)。
受信機までの推定距離がi番目に小さい発信機とその発信機からj番目に近い発信機の組が以下の関係式(2)を満たすかを判定し(S003)、関係式(2)を満たす場合のみカウンタkをカウントアップする(S004)。
|d(Pi,0 ,Pi,j )−ri,j | ≦ ri,0 ・・・(2)
S003〜S004をj=1〜Nについて繰り返し実施し(S005,S006)、その後、推定距離ri,0 の確からしさが十分か、つまり、カウンタkがM以上であるかを判定する(S007)。k≧Mであれば、受信機までの推定距離がi番目に小さい発信機の設置位置Pi,0 を三点測位の基準点として選択し(S008)、カウンタlをカウントアップする(S009)。
カウンタl(三点測位の基準点として選択された発信機の数)が3になるまで、iをインクリメントしながらS002〜S009を繰り返し実施する(S010,S011)。
以上の手順で三点測位の基準点の選択を行うことで、受信機までの推定距離が確からしい発信機のみを三点測位の基準点に選択することができる。これらの発信機と受信機間の推定距離に含まれる誤差は小さいため、結果として、受信機の推定位置に含まれる誤差も小さくなることが期待できる。
以上のように、本例の測位システムは、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機10と、複数の発信機の各々から発信された電波を受信する受信機20と、受信機における電波の受信強度に基づいて、受信機と各発信機との間の距離を推定し、複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する測位サーバ30とを備える。そして、測位サーバ30が、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する構成となっている。
より具体的には、測位サーバ30は、複数の発信機のそれぞれについて、該発信機の設置位置を中心とし且つ該発信機に係る推定距離を半径とした円を仮定し、検証対象の発信機に係る円が他の発信機に係る円と交点または接点を有するか否かを判定し、検証対象の発信機に係る円と交点または接点を有する円を持つ他の発信機の数が閾値以上の場合に、検証対象の発信機に係る推定距離の確からしさが所定基準を満たすと判定する構成となっている。
このような構成により、各発信機に係る推定距離と他の複数の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、受信機までの推定距離の誤差が小さい発信機を三点測位の基準点に選択できるので、受信機の位置の推定を精度よく行うことが可能となる。
ここで、上記の例では、測位サーバ30は、検証対象の発信機からの距離が近い順にN個の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について交点または接点の判定を行う構成となっているが、他の構成によっても本発明を実現することができる。すなわち、別の例として、測位サーバ30は、検証対象の発信機からの距離が所定値以内の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について前記交点または接点の判定を行う構成としてもよい。いずれの構成においても、選択した他の発信機の数に所定割合を乗じた値を、閾値Mとして用いることができる。なお、閾値Mは、他の方法により決定してもよいことは言うまでもない。
また、上記の例では、測位サーバ30は、推定距離が小さい発信機から順に、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択できた段階で、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出する構成となっている。このような構成により、三点測位の基準点となる発信機の選択を効率よく行うことができる。
また、上記の例では、受信機20が、複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度の情報を測位サーバへ提供し、測位サーバ30が、受信機から受信した情報に基づいて、受信機と各発信機との間の距離を推定し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出しているが、他の構成によっても本発明を実現することができる。すなわち、別の例として、受信機20が、複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度に基づいて各発信機までの距離を推定し、発信機毎の推定距離の情報を測位サーバへ提供し、測位サーバ30が、受信機から受信した情報に基づいて、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、受信機の位置を算出する構成としてもよい。
ここで、別の構成例として、測位サーバ30を用いずに、受信機20が独自に自身の位置を推定する構成としてもよい。すなわち、受信機20が、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、自身の位置を算出する構成としてもよい。
なお、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
また、本発明は、上述した処理を実行する方法や方式、そのような方法や方式を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
本発明は、それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信される電波の受信機による受信強度に基づいて受信機の位置を推定する測位システムに利用することができる。
10:発信機、 20:受信機、 30:測位サーバ

Claims (9)

  1. それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機と、前記複数の発信機の各々から発信された電波を受信する受信機と、前記受信機における電波の受信強度に基づいて、前記受信機と各発信機との間の距離を推定し、前記複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出する測位サーバとを備えた測位システムにおいて、
    前記測位サーバは、発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする測位システム。
  2. 請求項1に記載の測位システムにおいて、
    前記測位サーバは、前記複数の発信機のそれぞれについて、該発信機の設置位置を中心とし且つ該発信機に係る推定距離を半径とした円を仮定し、検証対象の発信機に係る円が他の発信機に係る円と交点または接点を有するか否かを判定し、検証対象の発信機に係る円と交点または接点を有する円を持つ他の発信機の数が閾値以上の場合に、検証対象の発信機に係る推定距離の確からしさが所定基準を満たすと判定することを特徴とする測位システム。
  3. 請求項2に記載の測位システムにおいて、
    前記測位サーバは、検証対象の発信機からの距離が近い順に所定数の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について前記交点または接点の判定を行い、前記閾値として、前記所定数に所定割合を乗じた値を用いることを特徴とする測位システム。
  4. 請求項2に記載の測位システムにおいて、
    前記測位サーバは、検証対象の発信機からの距離が所定値以内の他の発信機を選択し、当該選択した他の発信機に係る円について前記交点または接点の判定を行い、前記閾値として、前記選択した他の発信機の数に所定割合を乗じた値を用いることを特徴とする測位システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の測位システムにおいて、
    前記測位サーバは、推定距離が小さい発信機から順に、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択できた段階で、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする測位システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の測位システムにおいて、
    前記受信機は、前記複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度の情報を前記測位サーバへ提供し、
    前記測位サーバは、前記受信機から受信した情報に基づいて、前記受信機と各発信機との間の距離を推定し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする測位システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の測位システムにおいて、
    前記受信機は、前記複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度を測定し、発信機毎の受信強度に基づいて各発信機までの距離を推定し、発信機毎の推定距離の情報を前記測位サーバへ提供し、
    前記測位サーバは、前記受信機から受信した情報に基づいて、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする測位システム。
  8. それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信された電波の受信機による受信強度に基づいて、前記受信機と各発信機との間の距離を推定し、前記複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出する測位方法において、
    発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、前記受信機の位置を算出することを特徴とする測位方法。
  9. それぞれ異なる位置に設置された複数の発信機の各々から発信された電波の受信強度に基づいて、自身と各発信機との間の距離を推定し、前記複数の発信機のうちの3つの発信機に係る推定距離に基づいて、自身の位置を算出する受信機において、
    発信機毎に、該発信機に係る推定距離と他の発信機に係る推定距離との関係に基づいて、該発信機に係る推定距離の確からしさを検証し、推定距離の確からしさが所定基準を満たす発信機を3つ選択し、当該選択した3つの発信機に係る推定距離に基づいて、自身の位置を算出することを特徴とする受信機。
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