JP2591925B2 - 移動体位置検出方式 - Google Patents

移動体位置検出方式

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JP2591925B2
JP2591925B2 JP6316939A JP31693994A JP2591925B2 JP 2591925 B2 JP2591925 B2 JP 2591925B2 JP 6316939 A JP6316939 A JP 6316939A JP 31693994 A JP31693994 A JP 31693994A JP 2591925 B2 JP2591925 B2 JP 2591925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の無線ゾーンで構成
されたサービスエリアを自在に移動可能な移動体の位置
を検出する移動体位置検出方式に関し、特に検出対象で
ある移動体の発見確率向上および検出位置誤報率減少を
確実にする移動体位置検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車電話システムにおける自動
車,航行中の航空機および船舶,あるいは自身の所在地
が自覚できない人々等の移動体は、その位置を予め定め
た位置検出局において検出される必要がある。このため
の移動体位置検出方式には、位置が確認できる特定点か
ら移動体までの距離ρと移動体に対する方位角θとの組
合せで、移動体の位置を特定の点として検出する種々の
方式がある。ρ−θ航法には代表例としてTACAN、
ρ−ρ航法にはロラン、θ−θ航法には方向探知機など
の組合せがあるが、これらはいずれも航空あるいは海上
等,電波伝播上の障害となるものが少いエリアで実用的
である。しかし、地上,特に市街地の如く電波伝播上障
害物の多い領域においては、電波の到来方向を見る方位
角(θ)の検出も、無線電波の受信電界レベルに距離
(ρ)を一義的に対応させることも共に電波伝播上の制
約がある。
【0003】陸上における移動体位置検出方式の一つが
公開特許公報,特開平2−44929号(発明の名称:
移動体位置検出方法)に開示されている。この位置検出
方法は、各基地局の等電界曲線を用いて各受信レベルに
対応する移動体の存在し得る距離ρを求め、それらの重
なりから上記移動体の存在位置を検出するρ−ρ航法の
一つである。しかし、この位置検出方法では、基地局の
周囲の地形が一様でないので、移動局における受信電波
の等(受信)電界(レベル)線は基地局を中心に同心円
にならず、また正確な等電界線を木目細かく求めること
ができない。従って、この位置検出方法では、移動体の
検出位置がポイントでない拡がりをもつにも拘わらず、
位置検出の結果を確定的な一点として示し、また複数基
地局の等電界線を使って交点を求めても本来誤差のある
曲線を使っているので、その結果としての検出された移
動体位置も現実の位置と食い違ってくる。
【0004】陸上における移動体位置検出方式の別の一
つが公開特許公報,特開平2−26138号(発明の名
称:移動体位置検出方法)に開示されている。この位置
検出方法は、各基地局が設けられている各無線ゾーンの
識別情報を各基地局から移動局に向けて送信し、移動局
で上記識別情報を受信し、この識別情報を受信した移動
局の位置を上記受信した識別情報に基づいて無線ゾーン
単位に検出する。この位置検出方法でもまた電波伝播の
制約による誤報が発生する。即ち、移動局が存在する至
近無線ゾーンとこれに隣接する隣接無線ゾーンとの境界
で、上記移動局がいずれの無線ゾーンに属するかは、い
ずれも受信レベルなど地形の影響を受けたものによって
決定され、移動局位置の小さな違いが無線ゾーン単位と
いう大きく検出位置が異った結果として検出され(現象
としては検出位置がピョコピョコ飛んで表示される)、
移動体位置検出の誤報が明確な形で存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した受信電界レベ
ル検出による移動体位置検出等の如く、一般に、ある基
準以上あるいは基準を満足するものを発見するとき、あ
る基準以下であるにも拘わらず、ある基準以上であると
したり(第1種の誤報)、ある基準以上にも拘わらず、
ある基準以下とする(第2種の誤報)不合理が存在す
る。
【0006】上述した移動体位置検出方法の第1の開示
例では第1種の誤報,第2種の誤報共にあり、第2の開
示例では、無線ゾーンの中心では第1種の誤報も第2種
の誤報も減らせるが、隣接無線ゾーンとの境界エリアで
は第1種の誤報も第2種の誤報も共に避けられない。即
ち上述の移動体位置検出方法では、地上とくに市街地な
どにおける電波伝播上の障害によって実際位置と検出位
置との誤差が生じているにも拘わらず、移動体位置を一
つの確定的な点で示すというところに問題があった。
【0007】上述のとおり、従来の電波を利用した移動
体位置検出方法では、地上とくに市街地などにおける電
波伝播上の障害物によっておきる電波伝播上の制約を補
償したり無化する作用はない。開示された移動体位置検
出方法と同様の動作原理によって上述のような電波伝播
障害を回避するには、人工衛星を複数個上げて移動体の
位置標定をするGPSシステムのように、大きなインフ
ラストラクチャーに対する設備投資を条件とすることに
なる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体位置検出
方式は、複数の無線ゾーンで構成されたサービスエリア
を自在に移動可能な移動局と、少くとも一つが前記移動
局と無線電波で通信できるように前記無線ゾーンごとに
配置されるとともに前記移動局から受ける無線電波のレ
ベルである受信電界レベルにほぼ対応する表示無線ゾー
ンをそれぞれ伴なう複数の基地局と、前記基地局を統括
する中央局とを備え、前記基地局の各各が、通信相手の
前記移動局から受ける前記無線電波から前記受信電界レ
ベルを測定する受信電界レベル測定手段と、測定された
前記受信電界レベルを前記中央局に送る受信電界レベル
送信手段とを備え、前記中央局が、前記基地局の各各が
それぞれ伴う前記表示無線ゾーンの位置情報を予め記憶
する表示無線ゾーン情報記憶手段と、複数の前記基地局
から受けた前記受信電界レベルを前記基地局と前記移動
局との組ごとにレベル識別して表示段階づけするレベル
識別手段と、前記基地局ごとに表示段階づけされた前記
移動局の前記受信電界レベルを前記基地局の各各に属す
る前記表示無線ゾーンと対応させて前記移動局ごとに表
示する受信電界レベル表示手段とを備える。
【0009】前記移動体位置検出方式の一つは、前記基
地局の各各が、通信相手の前記移動局を識別する識別符
号を含む前記無線電波を発信する電波送信手段と、発信
した前記無線電波に対する前記移動局からの無線電波に
よる応答信号を認識するとこの応答信号を前記受信電界
レベル測定手段に送る応答信号解読手段とをさらに備
え、前記移動局が、前記基地局が発信した前記無線電波
から自己の前記識別符号を解読すると前記応答信号を前
記基地局に送信する応答手段を備える構成をとることが
できる。
【0010】前記移動体位置検出方式の別の一つは、前
記移動局が、自己の識別符号を含む前記無線電波を前記
基地局に発信する電波送信手段を備え、前記基地局が、
前記識別符号を含む前記無線電波の受信を認識するとこ
の無線電波を前記受信電界レベル測定手段に送る移動局
識別符号解読手段をさらに備える構成をとることができ
る。
【0011】前記移動体位置検出方式のさらに別の一つ
は、前記レベル識別手段が、前記受信電界レベルを高レ
ベルと前記高レベルより低いレベルの中レベルと前記無
線電波の受信を認識できない低レベルとに識別する構成
をとることができる。
【0012】
【作用】本発明の移動体位置検出方式は、前記中央局
が、前記基地局ごとに表示段階づけされた前記移動局の
前記受信電界レベルを、前記受信電界レベル表示手段に
おける前記無線ゾーンの実際位置対応の画面位置(以
下、表示無線ゾーンという)に表示するので、前記表示
無線ゾーンを各基地局に属する無線ゾーンの相似位置を
示す地図に作る等により、前記基地局の各各が測定した
受信電界レベルを表示段階づけして前記基地局に属する
無線ゾーンごとに前記画面に表示することになり、最大
レベルの基地局に属する1以上の至近無線ゾーンに前記
移動局の位置検出をし、また第2レベルの基地局に属す
る隣接無線ゾーンにもその位置検出対象の移動体の受信
電界レベルを冗長に表示することになり、移動体位置検
出の誤報率を下げ、移動体位置の発見確率を上げる作用
がある。
【0013】これを詳細に説明すると、本発明の移動体
位置検出方式は、前記移動局が存在する至近無線ゾーン
および隣接無線ゾーン対応の表示無線ゾーンに共に受信
電界レベルを表示することにより、前記隣接無線ゾーン
にも前記移動局の存在可能性を示せるため、前記移動局
の位置検出はフェールセーフにできることになり、位置
検出の誤報を減少できる。即ち、本発明では、前記至近
無線ゾーンに相隣接する隣接無線ゾーンの受信電界レベ
ルは共に同程度のレベルで前記表示無線ゾーンに表示さ
れ、前記移動局は両隣接無線ゾーンから共に同程度離れ
た位置すなわち境界領域に位置することが推定できる。
従って、この移動体位置検出方式では、両隣接無線ゾー
ンの境界付近に位置する移動局がどちらの無線ゾーンに
属するかどうかの小さな位置変化を、無線ゾーン単位の
大きな変化として表示する第2の開示例のような弊害が
ない。
【0014】また、本発明の移動体位置検出方式は、前
記移動体の検出位置表示を上述のとおり表示無線ゾーン
単位,つまり面で示しており、本来誤差含みの移動体位
置を確定点で示さず、実際の移動体から得られた位置検
出情報の持つ位置検出品質に応じた表示をしている。
【0015】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の原理説明図であり、(a)
は本発明による移動体位置検出方式のシステム構成図、
(b)ないし(d)は移動体の位置を検出する原理を説
明するための図である。
【0017】図1(a)を参照すると、本発明の移動体
位置検出方式は、人に保持されたり,自動車などに搭載
されたりして、移動可能な全ての移動体が携帯・保持で
きる移動局10の位置を検出するシステムである。この
移動体検出方式は、自動車電話システムにおける移動局
の位置検出,無人搬送車,フォークリフトおよびペット
等の捜索にも適用できる。
【0018】移動局10は複数の無線ゾーン5i(図に
は51および52のみを示す)で構成されたこの移動体
検出方式のサービスエリアを自在に移動可能であり、ま
た図示しない同様特性の移動局を含んでよい。この移動
体検出方式における移動局は、複数であっても、各局に
固有の識別符号を割り当てることにより、互いに識別が
可能である。無線ゾーン5iの各各には、基地局2i
(iは1,2,…,であり、基地局2iは基地局の代表
を示すものとする。図では基地局2iのうち基地局2
1,22のみを示す)を配置している。移動局10は基
地局2iの少くとも一つと無線電波で通信できる。つま
り、基地局2iのどれか一つは、移動局10から通信可
能なレベル(受信電界レベル)の無線電波を受けること
ができる。中央局30は、基地局2iの各各と通信線4
0でそれぞれ接続され、サービスエリア内のこれら基地
局2iの全てを統括する。
【0019】本発明による移動体位置検出方式の第1の
実施例は、中央局30による移動局10の捜索あるいは
位置検出のために適用される。
【0020】図1を参照して第1の実施例を説明する
と、同じ特性を備える基地局21および22は、通信線
40を介した中央局30の指示に従い、サービスエリア
内に移動局10の識別符号を含む無線電波を発信する。
いま、移動局10は、基地局21に属する無線ゾーン2
1内にいるため、基地局21からの無線電波の到達距離
内にあり、基地局21と通信可能である。移動局10
は、少くとも基地局21が発信した無線電波を受け、こ
の無線電波から自身の識別符号の受信を認識すると、無
線電波によって上記と同じ識別符号を含む応答信号を送
信する。基地局21は、基地局22より移動局10に近
い位置にあるため、移動局10からの上記応答信号を基
地局22より高い受信電界レベルで受信する。一方、基
地局22は、移動局10の電波到達距離以遠にあるた
め、上記応答信号の受信電界レベルは低く、場合によっ
ては上記応答信号の受信は不可となる。
【0021】基地局21は移動局10からの無線電波に
よる応答信号の受信を移動局10の識別符号を解読する
ことによって認識すると、この応答信号の受信電界レベ
ルを測定する。基地局21は、測定した受信電界レベル
を通信線40を介して中央局30に送る。一方、基地局
22は、移動局10からの応答信号から移動局10の識
別符号を解読した場合だけ、応答信号の受信電界レベル
を測定し、これを通信線40を介して中央局30に送
る。
【0022】ここで、中央局30は、基地局2iにそれ
ぞれ対応する(属する)無線ゾーン5iの位置を無線ゾ
ーン5iに対応する表示無線ゾーンで示す表示無線ゾー
ン情報を予め記憶している。この表示無線ゾーン情報
は、中央局30の内蔵する受信電界レベル表示部の表示
画面に、例えば無線ゾーン5i各各の実際位置に相似の
位置を示す地図を作成する情報である。
【0023】中央局30は、基地局21および22から
受けた移動局10からの応答信号の受信電界レベルを基
地局ごとにレベル識別する。この受信電界レベルの識別
区分は、例えば、移動局10が基地局21のごく近傍に
いて基地局21がこの移動局10からの応答信号を受け
る場合のような高レベルと、上記応答信号の受信を認識
できない程度の低レベルと、上記高レベルと上記低レベ
ルの中間レベルである中レベルとの3レベルに段階づけ
て識別する。この基地局21,22別々にレベル識別さ
れた移動局10の受信電界レベルは、基地局21,22
にそれぞれ属する無線ゾーン51,52の実際位置に対
応する上記受信電界レベル表示部の画面位置(表示無線
ゾーン)に,例えば上述の地図に表示される。
【0024】本発明による移動体位置検出方式の第2の
実施例は、移動局10から中央局30に対する自己位置
検出要請のために適用される。
【0025】図1を参照して第2の実施例を説明する
と、移動局10がまず自局の識別符号を含む選択呼出信
号を無線電波で発信する。移動局10に至近の基地局2
iはこの選択呼出信号の受信電界レベルを測定する。中
央局30は、基地局2iからこの受信電界レベルを受
け、上記第1の例と同様に基地局2i対応の表示すべき
無線ゾーンに表示段階づけされた移動局10の受信電界
レベルをマークし、表示部の視認者は移動局10の位置
を判断できる。
【0026】再び本発明の位置検出方式の動作説明を続
けると、図1(b)を参照して、基地局21のごく近傍
に移動局10が存在する。このため、基地局21は移動
局10から高レベルの応答信号または選択呼出信号を受
け、一方、基地局22は、移動局10の電波到達距離外
にあるため、移動局10が無線電波で発信する選択呼出
信号または応答信号を受信できない。従って、中央局3
0が認識する移動局10の受信電界レベルは、基地局2
2に関しては低レベルとなる。中央局30の受信電界レ
ベル表示部は、受信電界レベルの高レベルを黒色,中レ
ベルを灰色,低レベルを白色で表示する。上記表示部
は、予め記憶された表示無線ゾーン情報を基に無線ゾー
ン5iの各各に対応する表示すべき無線ゾーンを画面表
示するとともに、基地局2iの受信電界レベルをその基
地局2iに属する無線ゾーン5i対応の上記表示すべき
無線ゾーン上にマークする。即ち、上記表示部の表示画
面には、無線ゾーン51対応の表示すべき無線ゾーンは
高レベルを示す黒色でマークされ、無線ゾーン51と重
ならない無線ゾーン52対応の表示すべき無線ゾーンに
は低レベルを示す白色がマークされる。従って、上記表
示部の視認者は、移動局10が基地局21の近傍に位置
することが分る。
【0027】図1(c)を参照すると、移動局10は基
地局21および22の近傍ではないが、基地局21に属
する無線ゾーン51と基地局22に属する無線ゾーン2
2とが重なるゾーンに位置する。この場合には移動局1
0の発信する無線電波は基地局21および22に中レベ
ルの受信電界レベルで受信される。従って、中央局30
の無線ゾーン51,52対応の表示すべき無線ゾーンを
共に灰色にマークし、上記表示部の視認者は、移動局1
0が基地局21と22との中間に位置することが分か
る。
【0028】図1(d)を参照すると、移動局10は無
線ゾーン51および52のゾーン外,つまり基地局21
および22から見て共に上記無線電波の到達距離以遠に
位置する。従って、中央局30の表示部には、無線ゾー
ン51および52対応の表示すべき無線ゾーンを共に白
くマークし、上記表示部の視認者は基地局21,22近
傍には移動局10が位置しないことが分る。
【0029】図2は本発明における移動体位置の位置検
出の表示単位配分を説明するための図である。
【0030】図2(a)を参照すると、基地局21の無
線ゾーン51をA,基地局22の無線ゾーン52をBと
するとき、基地局21と22とでカバーされるサービス
エリアは、一般に、4つの最小論理積エリア,即ち、A
・B,A・NB(以下、Nは否定を表わす。即ちNBは
Bの否定を表わす),NA・BおよびNA・NBの4エ
リアに分割される。
【0031】図2(b)を参照すると、Aゾーン(無線
ゾーン51)とBゾーン(無線ゾーン52)との重なる
部分をその間に引いた分界線61によって分割する。そ
してA・Bエリアの基地局21寄りの部分をA・NBに
加えてA1とし、基地局22寄りの部分をA・NBに加
えてB1とすれば、基地局21および22に属する無線
ゾーンの表示,つまり表示無線ゾーンが一意的に決ま
る。この表示無線ゾーンは、上述した表示すべき無線ゾ
ーンの重なり部分をどちらかのゾーンに決定するために
設定するものである。なお、分界線61は、例えば、基
地局21および22の移動局10から受ける無線電波
(応答信号または選択呼出信号)の受信電界レベルが等
しくなる線,あるいは、単純にAゾーンとBゾーンの中
央線とすればよい。
【0032】図2(c)を参照すると、基地局数が3以
上である基地局21,22,23,24および28とこ
れら基地局に属する無線ゾーン51(A),52
(B),53(C),54(D),および58(E)を
含む。このようにサービスエリアに多数の基地局が存在
する場合にも、各無線ゾーンの重なり部分をその重なり
の間に引いた分界線61によって分割して各基地局の表
示無線ゾーンを決定する。即ちこの図では、基地局2
1,22,23,24および28固有の無線ゾーンA・
NB・NC・ND・NE,NA・B・NC・ND・N
E,NA・NB・C・ND・NE,NA・NB・NC・
D・NEおよびNA・NB・NC・ND・Eの各各に、
自無線ゾーンと他基地局の無線ゾーンとの重なり部分の
自基地局に近い隣接部分を加え、基地局21,22,2
3,24および28各各の表示無線ゾーンを図示の如く
A1,B1,C1,D1およびE1と決定する。
【0033】図2(d)および(e)を参照すると、中
央局30の表示部は、基地局21,22等を介して受け
た移動局10からの無線電波の受信電界レベルを3段階
に識別し、この受信電界レベルの高レベルを黒色,中レ
ベルを灰色,低レベルを白色で表示している。上記表示
部は、また、上記表示を上述の一意的配分に基づく表示
無線ゾーン単位で移動局10の位置を表示している。図
2(d)では移動局10が基地局21の近傍に存在する
ため、基地局21の固有無線ゾーンA・NB・NC・N
D・NE,…,と無線ゾーン51と他基地局の無線ゾー
ンとの重なり部分の自基地局に近い隣接部分とを基地局
21に属する表示無線ゾーンとして黒色で表示し、他の
基地局に属する表示無線ゾーンを白色で表示している。
また、図2(e)では移動局10が基地局21と22の
中間に位置するため、基地局21および22に属する表
示無線ゾーンを灰色で表示し、他の基地局に属する表示
無線ゾーンを白色で表示している。
【0034】次に、本発明の第1の実施例について詳細
に説明する。
【0035】図3は図1(a)に示した本発明の第1の
実施例に用いた中央局30の構成図である。
【0036】中央局30の信号送受信部31は、位置検
出対象となる移動局10の識別符号を含む選択呼出信号
と該当基地局の基地局番号とからなる情報信号TDを通
信回線40を介して基地局21および22にそれぞれ送
信する。信号送受信部31は、また、基地局21および
22とこれらに接続された通信回線40とを介し、当該
基地局の基地局番号と選択呼出された移動局10からの
受信電界レベルとからなる情報信号RDを受信する。
【0037】信号処理部32は、外部から入出力部35
に予め入力され,記憶部33に格納されたスケジュール
に従って順序づけられた基地局番号と、位置検出が指定
された移動局10の選択呼出番号とに基づいて、情報信
号TDの作成処理を行う。この情報信号TDは入出力部
35を介して信号送受信部31に送られる。また、信号
処理部32は、信号送受信部31から入出力部35を介
して受けた情報信号RDの受信処理を行い、受信電界レ
ベルを基地局21および22対応でレベル識別し、この
識別結果により上記受信電界レベルに表示段階をつけて
表示部34に送付する。同時に、信号処理部32は、基
地局21,22等,本実施例システムのサービスエリア
内にある基地局2iの表示無線ゾーンの各各にそれぞれ
対応する位置情報を記憶部33から読み取り、これらの
位置情報を表示部34に送付する。なお、これら表示無
線ゾーン対応の位置情報は、入出力部35から入力さ
れ、上記基地局番号に対応させて記憶部33に予め格納
されている。
【0038】表示部34は、上記表示無線ゾーンの位置
情報から基地局2i対応の表示無線ゾーン地図を表示画
面上に作るとともに、信号処理部32から表示段階付け
された受信電界レベルを受けるごとにこれを対応する基
地局2iの表示無線ゾーンに表示する。
【0039】図4は第1の実施例に用いた基地局21の
構成図である。
【0040】基地局21の信号送受信部211は、通信
回線40を介して中央局30から自局宛であることを示
す基地局番号と移動局10の識別符号を含む選択呼出信
号とからなる情報信号TDを受信するとともに、移動局
10が発信した応答信号SMから得た受信電界レベルと
自基地局番号とからなる情報信号RDを中央局30に送
信する。
【0041】送信処理部212は、自局に宛てられた選
択呼出信号を無線送受信機214に送る。
【0042】無線送受信機214は送信処理部212か
ら受けた選択呼出信号を無線電波の選択呼出信号SBと
して移動局10に送信する。また、無線送受信機214
は、移動局10からこの移動局10の識別符号を含む応
答信号SMを受けるとともに、この応答信号SMの受信
電界レベルを測定する。なお、この無線送受信機214
は、同一周波数の無線電波を検知すると選択呼出信号S
Bの発呼を待つ、キャリアセンス部215を内蔵してい
る。このキャリアセンス部215は多数の移動局からの
応答信号SMのキャリアセンス機能を有し、複数の無線
電波の混信を防止する。
【0043】受信処理部213は、上記受信電界レベル
を符号化するとともに情報信号RDに構成して信号送受
信部211に送り、信号送受信部211がこの受信電界
レベルを中央局30に送信する。
【0044】上述のとおり、送信処理部212が移動局
10に選択呼出信号SBを発呼する制御,受信処理部2
13が中央局30に情報信号RDを送信する制御を行
い、無線送受信機214が、移動局10からの無線電波
による応答信号SMを受信し、この応答信号SMの受信
電界レベルを測定する。
【0045】図5は第1の実施例に用いた移動局10の
構成図である。
【0046】移動局10の無線送受信機11は、内蔵の
無線電波受信回路で基地局2iからの選択呼出信号SB
を受け、この選択呼出信号SBが自局宛てであるかどう
か解読する。この選択呼出信号SBが自局宛てである
と、無線送受信機11は、内蔵の無線電波送信回路によ
り、無線電波による応答信号SMを送信する。また、無
線送受信機11は、同一周波数の無線電波が送信されて
いると応答信号SMの発信を防止させるキャリアセンス
部12を内蔵する。
【0047】図6は第1の実施例において各局間で送受
信される信号の構成図であり、(a)は中央局30から
基地局2iへの情報信号TD、(b)は基地局2iから
移動局10への選択呼出信号SB,(c)は移動局10
から基地局2iへの応答信号SM,(d)は基地局2i
から中央局30への情報信号RDを示している。また、
図7は第1の実施例における中央局30と基地局2iと
の間で送受信される情報信号TDおよびRDの時系列を
示す図である。
【0048】これらの信号の構成および中央局30,基
地局2iおよび移動局10に亘る信号伝送順序等につい
ては、図3,図4および図5を参照して説明したが、図
6および図7を参照して改めて説明する。
【0049】まず、中央局30は、基地局番号と移動局
10宛ての選択呼出信号とを含む情報信号TDを基地局
21,22,…,2n(nは任意の整数)等,n個の基
地局2iに送信する(図6(a)参照)。情報信号TD
は、送信相手の基地局2iごとに送信タイムスロットが
定まり(図7参照)、また基地局2iを識別できる基地
局番号が異なっている。自局宛ての情報信号TD2iを
受けた基地局2iは、移動局10の識別符号を含む上記
選択呼出信号を選択呼出信号SBとして移動局10に発
信する(図6(b)参照)。
【0050】自局の識別符号を含む選択呼出信号SBを
受けた移動局10は、自局固有の識別符号を含む応答信
号SMを基地局2iからの呼出に応じて応答する(図6
(c)参照)。移動局10からの応答信号SMを受けた
基地局2iは、応答信号SMから受信電界レベルを検出
して符号化し、この受信電界レベルに移動局10の識別
符号と自局の基地局番号をつけた情報信号RD2iを中
央局30に送信する(図6(d)参照)。情報信号RD
2iは、送信する基地局2iごとに、送信タイムスロッ
トが定まっている(図7参照)。なお、情報信号TDお
よびRDは、中央局30が統括する基地局がn局であれ
ば、同一基地局に対する送信および受信をnタイムスロ
ットごとに繰り返す。
【0051】図8は第1の実施例における基地局21と
移動局10との間でやりとりされる情報信号のフローを
示す図である。
【0052】基地局21および移動局10は、中央局3
0からの情報信号TD21による発呼指示がない限り、
待受の状態となっている(ステップ1および7)。中央
局30から情報信号TD21を受けると、基地局21は
発呼動作が機能し(ステップ2)、キャリアセンスする
(ステップ3)。基地局21は、他基地局が発呼してい
ないことを確かめて(ステップ4)、選択呼出信号SB
を送信する(ステップ6)。ステップ3のキャリアセン
スにおいて、他基地局が発呼中ならば、基地局21は選
択呼出信号SBの送信を持つ(ステップ5)。
【0053】移動局10は、選択呼出信号SBを受信し
て移動局10固有の識別符号を照合できると(ステップ
8)、キャリアセンスする(ステップ9)。ステップ9
で他移動局が発呼していないことを確かめると、移動局
10は応答信号SMを返信する(ステップ10)。基地
局21は、応答信号SMを受信すると(ステップ1
2)、同時にその受信電界レベルを測定し、測定された
受信電界レベルを符号化して中央局30へ情報信号RD
として送信する(ステップ13)。その後、基地局21
および移動局10は、共に待受に復帰する(ステップ1
4および11)。
【0054】図9は第1の実施例における移動局10の
実際位置と基地局2iにおける受信電界レベルとの関係
を示す図であり、(a)は移動局10が基地局21の近
傍に位置する場合、(b)は基地局22の近傍に位置す
る場合、(c)は基地局21と22の中間に位置する場
合、(d)は基地局21および22から離れている場合
である。図では、中央局30の統括する基地局として、
n個の基地局21,22,…,2m(mは3ないしn−
1の整数),…,2nを図示している。
【0055】図9(a)を参照すると、移動局10が基
地局21の近傍に位置している。この状態では、基地局
21のみが移動局10から高レベルの受信電界レベルを
受け、他の基地局は移動局10からの無線電波の到達距
離外にある。従って、中央局30の表示部34には、基
地局21に属する表示無線ゾーンのみを黒色にマーク
し、他の基地局に属する表示無線ゾーンを白色にマーク
する。
【0056】図9(b)を参照すると、移動局10が基
地局22の近傍に位置している。この状態では、基地局
22のみが移動局10から高レベルの受信電界レベルを
受け、他の基地局は移動局10からの無線電波の到達距
離外にある。従って、表示部34には基地局22に属す
る表示無線ゾーンのみを黒色にマークし、他の基地局に
属する表示無線ゾーンを白色にマークする。
【0057】図9(c)を参照すると、移動局10が基
地局21と22との中間に位置している。この状態で
は、基地局21,22ともに移動局10から中レベルの
受信電界レベルを受け、他の基地局は移動局10からの
無線電波の到達距離外にある。従って、表示部34には
基地局21および22に属する表示無線ゾーンを灰色に
マークし、他の基地局に属する表示無線ゾーンを白色に
マークする。この表示を見る視認者は、移動局10が基
地局21と22との中間に位置することが認識できる。
【0058】図9(d)を参照すると、移動局10が基
地局21,22および2nからともに離れた基地局2m
の無線ゾーンに位置している。この状態では、基地局2
1,22および2nともに移動局10からの無線電波の
到達距離外にある。従って、表示部34には基地局2
1,22および2nに属する表示無線ゾーンを白色にマ
ークし、表示部34の視認者は移動局10が基地局2
1,22および2nに属する無線ゾーンにはいないこと
が分かる。
【0059】基地局2iの各各に対応した表示無線ゾー
ンへの上述の如き受信電界レベル表示は、図7に示した
如く1つの時系列で更新されるが、中央局30には記憶
部33に上記表示無線ゾーンに対応する位置情報を記憶
しているので、上記受信電界レベルは表示部34の同一
画面上に同時に表示できる。また、移動局10が複数の
場合にも、この表示は表示時刻をずらすことにより対処
できる。
【0060】本発明の移動体位置検出方式において、移
動局10の位置は、この移動局10の至近距離にある基
地局(至近局)の表示無線ゾーンでの受信電界レベル表
示と共に、上記至近局の周辺基地局(隣接局)の表示無
線ゾーンでの受信電界レベル表示も見て検出される。以
下、この詳細をモデルを用いて説明する。
【0061】図10は本発明における移動局10の位置
と基地局2iとの相対的位置関係と、表示無線ゾーンの
マークに関する第1モデルを示す図である。図11は第
1モデルにおける移動局10の位置と表示無線ゾーンの
マークとの関係を示す図の第1であり、(a)および
(c)が移動局10の位置をそれぞれ示し、(b)およ
び(d)が対応する表示無線ゾーンのマークをそれぞれ
示す。また、図12は第1モデルにおける移動局10の
位置と表示無線ゾーンのマークとの関係を示す図の第2
であり、(e)および(g)が移動局10の位置をそれ
ぞれ示し、(f)および(h)が対応する表示無線ゾー
ンのマークをそれぞれ示す。
【0062】図10を本発明の第1の実施例を用いて説
明すると、第1モデルは、基地局22,23,24,2
5,26および27が互いの距離3Rでしかも等角度で
基地局21を取り囲むように配置している。基地局21
ないし27の各各は、移動局10からの応答信号SMの
電波到達距離内である自局から距離3R内を、無線ゾー
ン51ないし57(図示せず)としてそれぞれ伴なう。
上記の基地局配置において、基地局21ないし27の各
各にそれぞれ対応する表示無線ゾーン51Aないし57
Aは、図2を参照して説明した如く、無線ゾーン51な
いし57の重複する領域,つまり相対的に同じ領域を上
記基地局のどれかに一意的に配分したものである。図示
した表示無線ゾーン51Aないし57Aは基地局21な
いし27の各各を中心にした亀甲(六角)形となってい
る。これらの表示無線ゾーン5iAの図形は、中央局3
0の表示部34の表示画面に表示される図形(地図)と
相似である。
【0063】移動局10から距離R内(つまり、前出の
近傍)の基地局2iは移動局10からの無線電波による
応答信号SMを高レベルの受信電界レベルで受け、距離
2R内の基地局2iは応答信号SMを中レベルの受信電
界レベルで受け、距離2R以遠の基地局2iは応答信号
SMを識別できないか極めて微弱なレベル,即ち低レベ
ルで受ける。表示部30は、前述のとおり、表示無線ゾ
ーン5iAに上記受信電界レベルが高レベルならば黒
色,上記中レベルならば灰色,上記低レベルならば白色
でマークする。
【0064】図において、移動局10は基地局21の近
傍に位置しており、基地局21が移動局10の至近局で
ある。また、基地局22ないし27が移動局10の隣接
局である。いま、基地局21から距離R内に移動局10
がいると、この距離R内に属する表示無線ゾーン51A
のみが黒色にマークされる。また、基地局21から距離
2R内に移動局10がいると、至近局に属する表示無線
ゾーンだけでなく、隣接局に属する表示無線ゾーン52
Aないし57Aも灰色にマークされ得る。
【0065】図11を参照すると、移動局10が基地局
21から距離R内に位置している場合には((a)参
照)、表示無線ゾーン51Aが黒色にマークされ,他の
表示無線ゾーンは白色にマークされる((b)参照)。
また、移動局10が基地局21および26から距離Rな
いし2Rの領域に位置すると((c)参照)、表示無線
ゾーン51Aおよび56Aが灰色にマークされ,他の表
示無線ゾーンは白色にマークされる((d)参照)。
【0066】図12を参照すると、移動局10が基地局
21,26および27から距離Rないし2Rの領域でし
かも他の基地局からは距離2R以遠の領域に位置すると
((e)参照)、表示無線ゾーン51A,56Aおよび
57Aが灰色にマークされ,他の表示無線ゾーンは白色
にマークされる((f)参照)。移動局10が基地局2
1から距離Rないし2Rの領域でしかも他の基地局から
は距離2R以遠の領域に位置すると((g)参照)、表
示無線ゾーン51Aのみが灰色にマークされ,他の表示
無線ゾーンは白色にマークされる((h)参照)。
【0067】第1モデルにおいて、上述の表示無線ゾー
ンのマーク方法をとると、移動局10が至近局(例えば
基地局21)の近傍に位置すると、この至近局の表示無
線ゾーン(例えば表示無線ゾーン51A)が黒く、移動
局10が上記至近局の中心から隣接局(例えば基地局2
1)の中心へ中心線上を移動すると、両局の中間の付近
ではこれら両局に属する表示無線ゾーン(例えば表示無
線ゾーン51Aおよび56A)が灰色にマークされる。
移動局10が上記両局の中心線上からそれた方向に移動
すると、それた向きにある隣接局(例えば基地局27)
の表示無線ゾーン(例えば表示無線ゾーン57A)のレ
ベル表示も灰色に,すなわち移動局10に近接する3基
地局の表示無線ゾーンが灰色になり、これら3基地局
(例えば基地局21,26および27)の中心付近に移
動局10が位置することが検出される。上述のとおり、
この第1モデルによる受信電界レベル表示は、移動局1
0が2以上の基地局の中間付近に位置する場合には、こ
れら基地局に属する複数の表示無線ゾーンに冗長に表示
するので、移動局10の位置表示が飛躍することがな
い。
【0068】図13は本発明における移動局10の位置
と基地局2iとの相対的位置関係と、表示無線ゾーンの
マークに関する第2モデルを示す図である。図14は第
2モデルにおける移動局10の位置と表示無線ゾーンの
マークとの関係を示す図の第1であり、(a),(c)
および(e)が移動局10の位置をそれぞれ示し、
(b),(d)および(f)が対応する表示無線ゾーン
のマークをそれぞれ示す。また、図15は第2モデルに
おける移動局10の位置と表示無線ゾーンのマークとの
関係を示す図の第2であり、(g)および(i)が移動
局10の位置をそれぞれ示し、(h)および(j)が対
応する表示無線ゾーンのマークをそれぞれ示す。
【0069】図13を本発明の第1の実施例を用いて説
明すると、第2モデルにおいて、基地局21ないし27
および表示無線ゾーン51Aないし57Aの配置,識別
された受信電界レベルの上記表示無線ゾーンへのマーク
色は、図10に示した第1モデルと同じである。しか
し、この第2モデルは、基地局21ないし27が移動局
10から受ける無線電波である応答信号SMの受信電界
レベルの識別レベルが第1モデルと異なる。即ち、第2
モデルでは、移動局10から距離2R内の基地局は移動
局10からの応答信号SMを高レベルの受信電界レベル
で受け、距離3R内の基地局は応答信号SMを中レベル
の受信電界レベルで受け、距離3R以遠の基地局は応答
信号SMを低レベルで受ける。
【0070】図において、移動局10は基地局21の近
傍(距離2R内)に位置しており、基地局21が移動局
10の至近局である。また、基地局22ないし27が移
動局10の隣接局である。第2モデルでは、移動局10
から距離2R内にある基地局2iは高レベルの受信電界
レベルを受けるので、移動局10の至近局のみならず、
少くとも一つの隣接局に属する表示無線ゾーン52Aな
いし57Aも黒色にマークされ得る。また、この第2モ
デルでは移動局10から距離3R内に存在する複数の隣
接局に属する表示無線ゾーンが灰色にマークされる。
【0071】図14を参照すると、移動局10が基地局
21から距離Rから2Rの領域内でしかも基地局25お
よび26から距離2Rから3Rの領域内に位置している
場合には((a)参照)、表示無線ゾーン51Aが黒色
にマークされ,表示無線ゾーン56Aおよび57Aが灰
色にマークされ,他の表示無線ゾーンは白色にマークさ
れる((b)参照)。また、移動局10が基地局21か
ら距離R内の領域に位置すると同時に基地局24,25
および26から距離2Rないし3Rの領域に位置すると
((c)参照)、表示無線ゾーン51Aが黒色に,表示
無線ゾーン54A,55Aおよび56Aが灰色にマーク
され,他の表示無線ゾーンは白色にマークされる
((d)参照)。さらに、移動局10が基地局21およ
び25から距離2R内の領域に位置すると同時に基地局
24および26から距離2Rないし3Rの領域に位置す
ると((e)参照)、表示無線ゾーン51Aおよび55
Aが黒色に,表示無線ゾーン54Aおよび56Aが灰色
にマークされ,他の表示無線ゾーンは白色にマークされ
る((f)参照)。
【0072】図15を参照すると、移動局10が基地局
21および25から距離Rから2Rの領域内で同時に基
地局26から距離2Rから3Rの領域内に位置している
場合には((g)参照)、表示無線ゾーン51Aおよび
55Aが黒色にマークされ,表示無線ゾーン56Aが灰
色にマークされ,他の表示無線ゾーンは白色にマークさ
れる((h)参照)。また、移動局10が基地局21,
25および26から距離Rないし2Rの領域に位置する
と((i)参照)、表示無線ゾーン51A,55Aおよ
び56Aが黒色にマークされ,他の表示無線ゾーンは白
色にマークされる((j)参照)。
【0073】上述した第2モデルにおいても、中央局3
0の表示部34における受信電界レベル表示は、第1モ
デルと同様の傾向を示し、移動局10の位置表示が飛躍
することがない。
【0074】またこの第2モデルは、移動局10の存在
を示す黒色または灰色の表示を至近局およびその周辺3
局/4局に属する表示無線ゾーンに同時に行うため、例
え、その内の1局が電波伝播の障害あるいは基地局障害
があってもフェールセーフな表示となる。
【0075】さらに、これら受信電界レベルの周辺3局
/4局表示は、移動局10の位置をポイント(1点)で
示すのではなく、これら基地局に属する表示無線ゾーン
で面的に表示しており、この冗長表現で移動局10の発
見確率を上げるとともに誤報率を下げる作用がある。即
ち、本実施例は、移動局10位置検出における第1種の
誤報も第2種の誤報も同時に減ずる働きがある。
【0076】次に、本発明の第2の実施例について詳細
に説明する。この第2の実施例は、第1実施例とほぼ同
様の構成を備えるので、構成については図1を準用して
説明する。なお、第2の実施例の構成要素および信号に
ついては、符号にサフィックスaを付けて第1の実施例
と区別することにする。
【0077】図16は本発明の第2の実施例において各
局間で送受信される信号の構成図であり、(a)は基地
局2iaから中央局30aへの情報信号RDa,(b)
は移動局10aから基地局2iaへの情報信号SMaで
ある。また、図17は第2の実施例における基地局21
aと移動局10aとの間でやりとりされる情報信号のフ
ローを示す図である。
【0078】第2の実施例は、第1の実施例の如く基地
局2iからの移動局10呼び出しによって位置検出を開
始するのではなく、移動局10a自身から発報すること
によって移動局10aの位置検出の実行を開始する。以
下、第2の実施例が第1の実施例と異なる部分を重点的
に説明する。
【0079】移動局10aの無線送受信機11aは、自
局の識別符号を含む選択呼出信号SMaを基地局2ia
に発信する(図16(a)参照)。基地局2iaの無線
送受信機214aは、選択呼出信号SMaを受信して移
動局10aの識別符号を解読すると、この選択呼出信号
SMaの受信電界レベルを測定する。受信処理部213
aは上記受信電界レベルを符号化して信号送受信部21
1aに送る。信号送受信部211aは、この受信電界レ
ベルと自局の識別符号である基地局番号と移動局10a
の識別符号を含む選択呼出信号とからなる情報信号RD
a(図16(b)参照)を作成し、この情報信号RDa
を中央局30aに送信する。
【0080】中央局30aは、通信回線40を介して情
報信号RDaを受け、第1の実施例と同様に、情報信号
RDa中の受信電界レベルをレベル識別して表示段階付
けし、表示部34aの表示無線ゾーン5iAaに重ね
て、この表示段階に従ったマークをする。なお、図10
ないし図15を参照して説明した表示無線ゾーンのマー
キング方法は、本実施例でも同様に適用できることは勿
論である。
【0081】図17を参照すると、基地局21aおよび
移動局10aは、最初は待受の状態となっている(ステ
ップ21および25)。移動局10aは、発呼動作を機
能させると(ステップ26)、キャリアセンスする(ス
テップ27)。移動局10aは、他移動局が発呼してい
ないことを確かめて(ステップ28)、選択呼出信号S
Maを送信する(ステップ30)。ステップ27のキャ
リアセンスにおいて、他移動局が発呼中ならば、移動局
10aは選択呼出信号SMaの送信を持つ(ステップ2
9)。
【0082】基地局21aは、選択呼出信号SMaを受
信して移動局10a固有の識別符号を照合できるとその
受信電界レベルを測定し、測定された受信電界レベルを
符号化して中央局30aへ情報信号RDaとして送信す
る(ステップ23)。その後、基地局21aおよび移動
局10aは、ともに待受に復帰する(ステップ24およ
び31)。
【0083】上述した本発明の第2の実施例は、移動局
10a側からも中央局30aに自局の位置を確認させる
ことができる効果がある。
【0084】以上説明した本発明の第1および第2の実
施例は、平面的なサービスエリアを想定して説明してい
るが、本発明はサービスエリアの一部または全部が立体
的である場合にも勿論適合する。この立体的サービスエ
リアには、多階層ビルディングの各階を一つの無線ゾー
ンとして構成する場合を含む。この場合の移動体位置検
出方式の設計では、各階の無線ゾーンが一つの階でクロ
ーズするように,あるいは限定されるようにシールド等
を考慮することが重要である。
【0085】また、本発明は、移動局10と各基地局2
iとの間の電波到達距離を同一として説明しているが、
本発明は基地局配置、送信出力,受信機感度,受信電界
レベルの表示段階付けスレッショルドなどの移動局1
0,基地局2iあるいは中央局30等の諸特性を変える
ことにより、上記電波到達距離が各基地局間で不同とな
っても、表示無線ゾーン配分等を適宜調整することによ
り、実施例と同様に移動局10の位置検出ができること
は明らかである。
【0086】本発明は、また、位置検出すべき移動体が
移動局10(または10a)の他に複数存在する場合に
は、上述の移動局10(または10a)と同じ性質を有
する識別符号を使って検出すべき移動体を順次呼び出す
ことにより、位置検出のために同一周波数の無線電波を
用いても上記移動体の区別ができる。上記識別符号を用
いると、中央局30(または30a)における移動体位
置表示において、位置が近接する移動体を個々に判別で
きる手段(例えば、順次表示,あるいはマークするな
ど)により複数の移動体について位置検出ができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中央局
が、基地局の各各がそれぞれ伴う表示無線ゾーンの位置
を示す表示無線ゾーンの位置情報を予め記憶する表示無
線ゾーン情報記憶手段と、複数の上記基地局から受けた
移動局の受信電界レベルを上記基地局と上記移動局との
組ごとにレベル識別するレベル識別手段と、上記基地局
ごとにレベル識別された上記移動局の上記受信電界レベ
ルを上記基地局の各各に属する前記表示無線ゾーンとほ
ぼ対応させて表示する受信電界レベル表示手段とを備え
るので、情報品質の異なる上記基地局と上記移動局との
距離ρ情報である上記受信電界レベルを用いて、上記移
動局の位置を上記表示無線ゾーン単位に位置情報の品質
相応に表示できる効果がある。
【0088】また、本発明は上述の構成を備えるだけで
よいので、GPSの如きインフラストラクチャーへの大
きな初期投資なしに、距離ρ−方位角θの組み合せによ
る移動体位置検出の複合誤差を避けることができるとい
う効果がある。
【0089】さらに、本発明は、上述の構成により、上
記移動局に一番近い基地局の表示無線ゾーン、および上
記基地局の周辺にある基地局の表示無線ゾーンも上記受
信電界レベルに応じてマークするので、上記移動局の位
置表示は冗長表示となり,上記移動局位置のフェールセ
ーフ検出ができる効果がある。
【0090】これは、同時に、第1種の誤りおよび第2
種の誤りを共に減少させる効果があり、隣接2基地局間
で上記移動局の位置検出が飛躍する大きな誤りをなくす
ことができ、移動体検出の誤報率低下および移動体の発
見確率を上げることにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図であり、(a)は本発明に
よる移動体位置検出方式のシステム構成図、(b)ない
し(d)は移動体の位置を検出する原理を説明する図で
ある。
【図2】本発明における移動体位置の位置検出の表示単
位配分を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いた中央局30の構
成図である。
【図4】第1の実施例に用いた基地局21の構成図であ
る。
【図5】第1の実施例に用いた移動局10の構成図であ
る。
【図6】第1の実施例において各局間で送受信される信
号の構成図であり、(a)は中央局30から基地局2i
への情報信号TD、(b)は基地局2iから移動局10
への選択呼出信号SB,(c)は移動局10から基地局
2iへの応答信号SM,(d)は基地局2iから中央局
30への情報信号RDを示している。
【図7】第1の実施例における中央局30と基地局2i
との間で送受信される情報信号TDおよびRDの時系列
を示す図である。
【図8】第1の実施例における基地局21と移動局10
との間でやりとりされる情報信号のフローを示す図であ
る。
【図9】第1の実施例における移動局10の実際位置と
基地局2iにおける受信電界レベルとの関係を示す図で
あり、(a)は移動局10が基地局21の近傍に位置す
る場合、(b)は基地局22の近傍に位置する場合、
(c)は基地局21と22の中間に位置する場合、
(d)は基地局21および22から離れている場合であ
る。
【図10】本発明における移動局10の位置と基地局2
iとの相対的位置関係と、表示無線ゾーンのマークに関
する第1モデルを示す図である。
【図11】第1モデルにおける移動局10の位置と表示
無線ゾーンのマークとの関係を示す図の第1であり、
(a)および(c)が移動局10の位置をそれぞれ示
し、(b)および(d)が対応する表示無線ゾーンのマ
ークをそれぞれ示す。
【図12】第1モデルにおける移動局10の位置と表示
無線ゾーンのマークとの関係を示す図の第2であり、
(e)および(g)が移動局10の位置をそれぞれ示
し、(f)および(h)が対応する表示無線ゾーンのマ
ークをそれぞれ示す。
【図13】本発明における移動局10の位置と基地局2
iとの相対的位置関係と、表示無線ゾーンのマークに関
する第2モデルを示す図である。
【図14】第2モデルにおける移動局10の位置と表示
無線ゾーンとの関係を示す図の第1であり、(a),
(c)および(e)が移動局10の位置をそれぞれ示
し、(b),(d)および(f)が対応する表示無線ゾ
ーンのマークをそれぞれ示す。
【図15】第2モデルにおける移動局10の位置と表示
無線ゾーンとの関係を示す図の第2であり、(g)およ
び(i)が移動局10の位置をそれぞれ示し、(h)お
よび(j)が対応する表示無線ゾーンのマークをそれぞ
れ示す。
【図16】本発明の第2の実施例において各局間で送受
信される信号の構成図であり、(a)は移動局10から
基地局2iへの選択呼出信号SMa,(b)は基地局2
iから中央局30への情報信号RDaである。
【図17】第2の実施例における基地局21と移動局1
0との間でやりとりされる情報信号のフローを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 移動局 11 無線送受信機 12 キャリアセンス部 21〜28 基地局 211 信号送受信部 212 送信処理部 213 受信処理部 214 無線送受信機 215 キャリアセンス部 30 中央局 31 信号送受信部 32 信号処理部 33 記憶部 34 表示部 35 入出力部 40 通信線 51〜55 無線ゾーン 51A〜58A 表示無線ゾーン 61 分界線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線ゾーンで構成されたサービス
    エリアを自在に移動可能な移動局と、少くとも一つが前
    記移動局と無線電波で通信できるように前記無線ゾーン
    ごとに配置されるとともに前記移動局から受ける無線電
    波のレベルである受信電界レベルにほぼ対応する表示無
    線ゾーンをそれぞれ伴なう複数の基地局と、前記基地局
    を統括する中央局とを備え、 前記基地局の各各が、通信相手の前記移動局から受ける
    前記無線電波から前記受信電界レベルを測定する受信電
    界レベル測定手段と、測定された前記受信電界レベルを
    前記中央局に送る受信電界レベル送信手段とを備え、 前記中央局が、前記基地局の各各がそれぞれ伴う前記表
    示無線ゾーンの位置情報を予め記憶する表示無線ゾーン
    情報記憶手段と、複数の前記基地局から受けた前記受信
    電界レベルを前記基地局と前記移動局との組ごとにレベ
    ル識別して表示段階づけするレベル識別手段と、前記基
    地局ごとに表示段階づけされた前記移動局の前記受信電
    界レベルを前記基地局の各各に属する前記表示無線ゾー
    ンと対応させて前記移動局ごとに表示する受信電界レベ
    ル表示手段とを備えることを特徴とする移動体位置検出
    方式。
  2. 【請求項2】 前記基地局の各各が、通信相手の前記移
    動局を識別する識別符号を含む前記無線電波を発信する
    電波送信手段と、発信した前記無線電波に対する前記移
    動局からの無線電波による応答信号を認識するとこの応
    答信号を前記受信電界レベル測定手段に送る応答信号解
    読手段とをさらに備え、 前記移動局が、前記基地局が発信した前記無線電波から
    自己の前記識別符号を解読すると前記応答信号を前記基
    地局に送信する応答手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載の移動体位置検出方式。
  3. 【請求項3】 前記移動局が、自己の識別符号を含む前
    記無線電波を前記基地局に発信する電波送信手段を備
    え、 前記基地局が、前記識別符号を含む前記無線電波の受信
    を認識するとこの無線電波を前記受信電界レベル測定手
    段に送る移動局識別符号解読手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項1記載の移動体位置検出方式。
  4. 【請求項4】 前記レベル識別手段が、前記受信電界レ
    ベルを高レベルと前記高レベルより低いレベルの中レベ
    ルと前記無線電波の受信を認識できない低レベルとに識
    別することを特徴とする請求項1記載の移動体位置検出
    方式。
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