JPH0495791A

JPH0495791A - 移動局位置モニタリングシステム

Info

Publication number: JPH0495791A
Application number: JP2210762A
Authority: JP
Inventors: Rikuo Hatano; 陸生波多野; Toshimitsu Oka; 岡　俊光
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1990-08-08
Filing date: 1990-08-08
Publication date: 1992-03-27
Anticipated expiration: 2014-05-10
Also published as: JP2887815B2; US5355511A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は複数台の車輌を管理して、人、貨物等の輸送
、警察、警備会社等のパトロール、車輌の配置等の状況
を常時指令局で把握し、その車輌の運行のコントロール
を行なう移動局位置モニタリングシステムに関するもの
で、移動局としては車輌、船舶等の移動局に限定される
ものではなく、経時的変化に伴ない位置を移動するもの
を対象とするものである。

［従来の技術］この種の移動局位置モニタリングシステムとして、Ａ　
ＶＭ　（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　Ｖｅｈｉｃｌｅ　Ｍｏｎ
ｉｔｏｒｌｎｇ）方式が公知である。ここで、代表的な
ＡＶＭ方式を説明する。

第６図は従来のＡＶＭ方式の分散送信方式の概略構成図
、第７図は従来のＡＶＭ方式の分散受信方式の概略構成
図、第８図は従来のＡＶＭ方式の半自動方式の概略構成
図である。

ＡＶＭ方式の１つである分散送信方式は、位置信号を常
時送信するサインポスト２（２ａ〜２ｅ）を多数分散設
置し、利用者運用管理センター等の通信所１からの情報
を、ゾーンＡ−Ｅのサービスエリア内に出力する。前記
移動局４は最も近いサインポスト２ａ〜２ｅからの位置
信号を受信し、そのサインポスト２ａ〜２ｅのサービス
エリアの位置信号に加えて、自局の移動局自体の認識等
の情報（以下、単に、ｒ　Ｉ　Ｄ　（Ｉｄｅｎｔｌｆ’
１ｃａｔｌｏｎ）Ｊと記す）を附加して直接指令局３に
送信する技術である。

また、分散受信方式は指令局３からのポーリングまたは
一斉呼出しに対して、所定のサービスエリア内にいる移
動局４は、自局のＩＤを最も近いサインポスト２ａ〜２
ｅに送信し、前記サインポスト２ａ〜２ｅの受信信号は
自局のＩＤをサービスエリア単位の信号に附加して有線
で通信所１に伝送する技術である。

そして、半自動方式は、指令局３からのポーリングまた
は一斉呼出しに対して、移動局４ではその地域の押ボタ
ンを押して自局のＩＤと予め定めた符号化した地域信号
とを指令局３に送信し、指令局３ではそれを有線で通信
所１に伝送する技術である。

［発明が解決しようとする課題］しかし、上記分散送信方式では、サインポスト２ａ〜２
ｅからの電波を受信する受信機及び指令局３との交信用
の通信機が必要となり、システム全体の費用が高くなり
、また、サインポスト２ａ〜２ｅのサービスエリアはオ
ーバーラツプできないから、サービスエリア間に空白地
帯が発生していた。上記分散受信方式でも、サインポス
ト２ａ〜２ｅへ電波を送信する送信機及び指令局３との
交信用の通信機、また、サインポスト２ａ〜２ｅから通
信所１間の有線回路網が必要となり、システム全体の費
用が高くなり、また、サービスエリアのオーバーラツプ
ができないから、サービスエリア間に空白地帯が発生す
る。

これら分散送信方式及び分散受信方式では、２種類以上
の周波数が必要となり、−また、それに対応した通信機
が必要となり、システム全体が高価になるという問題を
有している。また、サービスエリアの空白地帯は必ず発
生し゛、それをなぐすことは論理的に困難である。

また、上記半自動方式においては、地域の細分化が困難
であり、また、その情報の授受の多くを人為的な操作に
頼っており、地域コード及び入力ミス等の人為的ミスが
発生する要因が大である。

一方、特許公報に掲載の技術としては、実開昭６０−１
８９１４９号公報、特開昭６２−７２３０号公報、特開
昭６３−６６９８号公報、特開昭６３−６７００号公報
等で、上記技術を具現化するポーリングについて具体的
方法が公知となっている。しかしζ上記従来のＡＶＭ方
式で説明した技術及び上記公報に掲載の技術では、移動
局４の位置情報を収集しようとしても、゛特定の移動局
４が所定の無線サービスエリア外に移動し、指令局３と
の交信が不能になると、移動局４の情報を得ることがで
きない。前記移動局４及び指令局３の出力を大きくする
ことによって、無線サービスエリアを拡大することがで
きても、その出力回路を高出力用とする必要があり、移
動局４及び指令局３の無線設備が高価となり、また、電
波の公共性からみると、所定帯域の電波の利用効率が低
下する。

そこで、この発明は無線サービスエリア外に移動じた移
動局の情報を指令局で管理でき、しかも、その設備費が
廉価で、電波の利用効率が高くなる移動局位置モニタリ
ングシステムの提供を課題とするものである。

［課題を解決するための手段］請求項１の発明にかかる移動局位置モニタリングシステ
ムは、測位用人工衛星を用いて移動局位置を測定し、そ
れによって得た測位情報及びそれを得た移動局自体の情
報を指令局に送信し、前記指令局と特定の移動局との通
信が成立しないとき、前記指令局の指令によって通信が
成立する移動局が、前記通信が成立しない特定の移動局
と交信を行ない、前記移動局位置測定送信手段及び移動
局中継手段からの送信信号を受け、測位情報及び移動局
自体の情報、中継移動局の情報を表示する、ものである
。

請求項２の発明にかかる移動局位置モニタリングシステ
ムの受信表示手段は、得られた測位情報を基に該当する
地域を表示した地図上に位置表示し、かつ、中継移動局
の情報を表示するものである。

請求項３の発明にかかる移動局位置モニタリングシステ
ムの移動局位置測定送信手段及び中継移動局手段は、そ
の送信する信号形態を移動局位置測定送信手段の信号に
中継移動局手段の信号を附加して出力するものである。

［作用］請求項１の発明においては、通常、指令局は所定の無線
サービスエリア内で移動局と通信を行ない、移動局の移
動局位置測定送信手段は、測位用人工衛星を用いて移動
局位置を測定し、それによって得た測位情報及びそれを
得た移動局自体の情報を送信する。前記指令局と特定の
移動局との通信が成立しないときは、前記指令局の指令
によって、前記指令局と通信が成立しない特定の移動局
は、前記指令局と通信が成立する移動局の中継移動局手
段によって中継局として機能させ、前記通信が成立しな
い特定の移動局と交信を行ない、受信表示手段は前記移
動局位置測定送信手段及び移動局中継手段からの送信信
号を受け、測位情報及び移動局自体の情報、中継移動局
の情報を特徴する請求項２の発明においては、受信表示手段によって、前
記送信された測位情報及び移動局自体の情報、中継移動
局の情報から、測位情報を基に該当する地域を表示した
地図上に合成して地図上に移動局位置を特徴する請求項３の発明においては、移動局位置測定送信手段及
び中継移動局手段の送信する信号形態を、移動局位置測
定送信手段の信号と中継移動局手段の信号を附加して出
力する。

［実施例］第１図はこの発明の一実施例である移動局位置モニタリ
ングシステムの概略を示す全体構成図である。また、第
２図はこの発明の一実施例である移動局位置モニタリン
グシステムの移動局のブロック図、そして、第３図は二
の発明の一実施例である移動局位置モニタリングシステ
ムの指令局のブロック図である。

図において、本実施例の測位用人工衛星（以下、単に、
ｒＧ　Ｐ　Ｓ　（Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｏｓｌ−ｔｉｏｎｉ
ｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ）　Ｊと記す）１１，１２．１３は
、米国によって打上げられた測位用の周波数を出力して
いる人工衛星で、人工衛星の位置から移動局位置を測定
するものであり、公知のように、測位情報を得るには３
台以上のＧＰＳＩＩ、１２．１３が使用される。

本実施例の車輌等の移動局１４とは車輌等の移動体が積
載している通信手段で、ＧＰＳＩｌ、１２゜１３の電波
を受信し、電波の伝搬時間から各ＧＰＳｌｌ、１２．１
３と移動局１４間の距離を求めるものである。各ＧＰＳ
Ｉ１．１２．１３は地球を周回する決められた軌道を運
行しており、前記軌道上の各ＧＰＳＩＩ、１２．１３の
位置と距離から地球上の移動局１４の位置を算出して、
その位置を特定するもので、その検出誤差は発明者等の
実験によれば、１００ｍの範囲内の精度に設定すること
ができる。前記移動局１４は公知のＧＰＳ受信機により
位置を算出し、通常、緯度及び経度情報を指令局１５に
伝送する。前記指令局１５は、例えば、地図を表示した
ＣＲＴまたはパネル上に移動局１４の位置をスーパーイ
ンポーズして移動局１４の運行状態を表示する。また、
前記指令局１５は無線サービスエリアＳＡを有しており
、必要に応じて、前記指令局１５は複数配置することも
できる。

次に、第２図の本実施例である移動局位置モニタリング
システムの移動局１４の構成について説明する。

第２図において、アンテナ２１はＧＰＳＩＩ。

１２．１３の電波を受信する。ＧＰＳ受信機２２はＧＰ
ＳＩＩ、１２．１３の電波から緯度及び経度の位置信号
を得るための測定用の受信機である。

緯度・経度情報変調器２３は、前記ＧＰＳ受信機２２の
出力である緯度及び経度信号を、無線伝送に適した周波
数のディジタル信号、例えば、ＤＴＭＦ　（Ｄｕａｌ　
Ｔｏｎｅ　Ｍｕｌｔｉ　Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　）信号に
変換する。ＩＤ情報変調器２４は、移動局１４自体の情
報、例えば、移動局１４が車輌の場合はその号車番号等
の車輌認識情報を伝送するための変調器である。加算器
２５は緯度・経度情報変調器２３の出力の緯度及び経度
情報、ＩＤ情報変調器２４の出力のＩＤ情報を附加して
一連のディジタル信号にする。トランシーバインターフ
ェース（１／Ｆ）２６は、緯度及び経度情報とＩＤ情報
との出力信号を、後述するトランシーバ２７に入力する
ためのインターフェースである。トランシーバ２７は通
常の移動無線機で、スピーカ２８及びマイク２９により
音声の送受信及び先の緯度及び経度情報、ＩＤ情報を指
令局１５へ送信する。また、トランシーバ２７はスピー
カ２８及びマイク２９により指令局１５と音声交信を行
なう。また、交信用アンテナ３０はトランシーバ２７か
ら電波を伝搬するものである。そして、コントローラ３
１は指令局１５からの指令信号により緯度及び経度情報
、ＩＤ情報信号の送出、或いは音声交信の制御を行なう
ものである。メモリ３２はこの移動局１４の自局の位置
情報及び移動局１４が他の移動局１４Ａと通信を行なう
際に使用するもので、指令局１５が移動局１４Ａに間合
せる信号を一旦格納し、トランシーバ２７を介して移動
局１４Ａと交信を行なった後、再度その交信データを格
納し、指令局１５に移動局１４Ａの緯度及び経度情報、
ＩＤ情報を、中継に関与した自己移動局１４の情報に加
えて、指令局１５へ送信する際にコントローラ３１によ
って使用される。

次に、第３図の本実施例である移動局位置モニタリング
システムの指令局１５の構成について説明する。

第３図において、移動局１４との交信用アンテナ４１は
、第２図の移動局１４と同様に、トランシーバ４２に接
続され、トランシーバ４２はスピーカ４３、マイク４４
を有している。トランシーバ４２の出力は、緯度及び経
度情報の受信時にトランシーバインターフェース（１／
Ｆ）４５を介して緯度・経度・ＩＤ情報復調器４６によ
り緯度及び経度情報及びＩＤ情報がディジタル信号とし
て出力される。デイスプレーコン、トローラ４７はデイ
スプレー用ＣＲＴ４９の画面に、データベースとして格
納している地図上の予め指定した位置、換言すれば、直
接交信できた移動局１４に対しては緯度及び経度地点に
ＩＤコードと・で、または直接交信できなかった移動局
１４Ａに対しては中継に入った特定の移動局１４、移動
局１４Ａの緯度及び経度地点に１０コードと★を表示す
る。前記地図選択回路４８はデイスプレー用ＣＲＴ４９
の画面上に、緯度及び軽度情報に基づく地図を出力表示
するものである。そして、コントローラ５１は、指令局
１５から特定移動局１４に緯度及び経度情報を送信させ
るためのＩＤ発生器５０及びデイスプレー用ＣＲＴ４９
上の画面を切替る。また、移動局１４のポーリングを行
なって各種の情報を吸収し、無線サービスエリア内の移
動局１４が無線サービスエリア外に移動して通信が成立
しない場合に、最寄の移動局１４に中継依頼して、移動
局１４Ａの情報を得るものである。メモリ５２は現在の
全移動局１４の位置、即ち、前回交信した移動局１４、
移動局１４ＡのＩＤコードと緯度及び経度等を格納して
おくもので、移動局１４、移動局１４Ａとの交信完了時
点でＩＤコードに対応する緯度及び経度等を更新格納す
る。このメモリ５２の読込み書込み動作は、コントロー
ラ５１によって行なわれる。

このように構成した本発明の実施例の移動局位置モニタ
リングシステムは、次のように動作する。

通常、地図選択回路４８はコントローラ５１によって、
移動局１４の通信能力によってその無線サービスエリア
が設定されており、そのサービスエリア全体の地図をデ
イスプレー用ＣＲＴ４９上の画面に表示している。コン
トローラ５１がＩＤ発生器５０を駆動し、ポーリングに
よって、或いは同報によって一斉に、または特定の移動
局１４のＩＤ情報を発生し、その信号をトランシーバイ
ンターフェース（１／Ｆ）４５を介して、トランシーバ
４２で出力信号とし、アンテナ４１から出力する。なお
、本実施例では、コントローラ５１がポーリングによっ
て、各移動局１４と順次情報の送受を行なう事例で説明
する。

一方、アンテナ２１はＧＰＳｌｌ、１２．．１３の電波
を受信し、ＧＰＳ受信機２２はＧＰＳｌｌ。

１２．１３の電波から緯度及び経−度の位置情報を検出
し、緯度・経度情報変調器２３にその情報を出力してい
る。アンテナ３０を介してポーリングによって特定の移
動局１４のＩＤ情報がトランシーバ２７で受信されると
、コントローラ３１が前記緯度・経度情報変調器２３の
緯度及び経度の位置情報出力に、ＩＤ情報変調器２４の
ＩＤ情報を加算器２５で附加して一連の信号とし、トラ
ンシーバインターフェース２６、トランシーバ２７を介
して、指令局１５へ伝送する。

指令局１５側では、それをアンテナ４１を介してトラン
シーバ４２で受信し、トランシーバインターフェース４
５を介して緯度・経度・ＩＤ情報復調器４６により緯度
及び経度情報及びＩＤ情報がディジタル信号として出力
され、デイスプレーコントローラ４７はデイスプレー用
ＣＲＴ４９の画面上に地図上の緯度及び経度地点にＩＤ
コードと・を表示する。

ところが、無線サービスエリア外にでた移動局１４Ａに
対しては、指令局１５のポーリングに対応できなくなる
。前記指令局１５では、それまでに交信してきた最終情
報としてメモリ５２に格納してあった緯度及び経度の位
置情報を読出し、その情報から近距離にある移動局１４
を検索し、その特定の移動局１４を中継局に選択する。

中継局として選択された移動局１４は、無線サービスエ
リア外にでた特定の移動局１４Ａを呼び出して、交信を
行なう。目的とする特定の移動局１４ＡのＩＤ情報が中
継局としての移動局１４のトランシーバ２７で受信され
ると、コントローラ３１が目的とする特定の移動局１４
Ａの緯度及び経度の位置情報、ＩＤ情報をメモリ３２に
格納し、更に、そこに中継局としての移動局１４のＩＤ
情報を附加して一連の信号とし、トランシーバインター
フェース２６、トランシーバ２７を介して、指令局１５
へ伝送する。

指令局１５側では、前者と同様に、それをアンテナ４１
を介してトランシーバ４２で受信し、トランシーバイン
ターフェース４５を介して緯度・経度・ＩＤ情報復調器
４６により緯度及び経度情報及びＩＤ情報がディジタル
信号として出力され、更に、中継局としての移動局１４
のＩＤ情報を出力し、しかも、中継局としての移動局１
４のＩＤ情報が附加された情報を入力すると、デイスプ
レーコントローラ４７はデイスプレー用ＣＲＴ４９の画
面上に、中継に入った特定の移動局１４、移動局１４Ａ
の緯度及び経度地点にＩＤコードと★を表示する。

本実施例の移動局位置モニタリングシステムは第４図及
び第５図のように制御される。

第４図は本発明の一実施例である移動局位置モニタリン
グシステムの移動局の制御を行なうフローチャートであ
り、ま・た、第５図は本発明の一実施例である移動局位
置モニタリングシステムの指令局の制御を行なうフロー
チャートである。

まず、ステップＳ１で初期化し、ステップＳ２で自局位
置を算出し、それをメモリ３２に格納しておく。ステッ
プＳ３で移動局探索指令があるか判断し、移動局探索指
令がないとき、ステップＳ４で自局がポーリング指定さ
れているか判断し、自局がポーリング指定されていない
とき、ステップＳ２からステップＳ４のルーチンを繰返
し実行する。このルーチンにおいて、自局がポーリング
されていると判断したとき、ステップＳ５で自局情報と
して緯度及び経度情報に自局ＩＤコードを指令局１５に
送出する。

また、ステップＳ３で移動局探索指令であると判断した
とき、ステップＳ６で指定された移動局１４Ａの呼出し
を行なう。ステップＳ７でその応答を判断し、ステップ
Ｓ２、ステップＳ３、ステップＳ６、ステップＳ７のル
ーチンを繰返し実行する。

ステップＳ７で指定された移動局１４Ａから応答がある
と、ステップＳ８で情報送出を要求し、ステップＳ９で
送出された情報を、−旦、メモリ３２に格納し、ステッ
プＳ１０で特定の移動局１４Ａの緯度及び経度の位置情
報、ＩＤ情報、更に、そこに中継局としての移動局１４
のＩＤ情報を附加して指令局１５に伝送する。

一方、指令局１５では、ステップＳ１１で初期化し、ス
テップＳ１２でポーリングを行ない、ステップ８１Ｂで
その全移動局１４の位置情報等をメモリ５２に格納して
おく。ステップＳ１４で全移動局１４の応答があらたか
判断して、応答があったとき、ステップＳ２１で各移動
局１４の情報を点灯表示する処理を行ない、ステップ８
２３でデイスプレー用ＣＲＴ４９の画面上に地図上の緯
度及び経度地点にＩＤコードと・を表示する。

また、ステップＳ１４で応答がなかったとき、ステップ
Ｓ１５で応答がなかった移動局１４の最終情報をメモリ
５２から呼出して、ステップＳ１６で無線サービスエリ
ア外にでた移動局１４Ａと交信可能な無線サービスエリ
ア内の移動局１４を検索する。無線サービスエリア外に
でた移動局１４Ａと交信可能な無線サービスエリア内の
移動局１４が存在しないとき、ステップＳ２２でデイス
プレー用ＣＲＴ４９の画面上で、繰返し点滅表示すべく
処理を行ない、デイスプレー用ＣＲＴ４９の画面に地図
上の緯度及び経度地点にＩＤコードと・を点滅表示し、
監視人に警告を促す。

ステップＳ１６で無線サービスエリア外にでた移動局１
４Ａと交信可能な無線サービスエリア内の移動局１４が
存在すると、ステップ５１７で中継局としての移動局１
４を決定する。ステップＳ１８で選択した交信可能な移
動局１４に、中継を依頼すべく移動局探索指令を発生す
る。ステップ８１９で移動局探索指令をだした移動局１
４からの応答を判断して、応答がないとき、ステップＳ
２２でデイスプレー用ＣＲＴ４９の画面上で繰返し点滅
表示すべく処理を行ない、デイスプレー用ＣＲＴ４９の
画面上に地図上の緯度及び経度地点にＩＤコードと・を
点滅表示し、監視人に警告を促す。

ステップＳ１９で移動局探索指令をだした移動局１４か
らの応答があると、ステップＳ２０で移動局探索指令を
だした移動局１４から、対象の特定の移動局１４Ａの緯
度及び経度の位置情報、ＩＤ情報、中継局としての移動
局１４のＩＤ情報を受信し、ステップＳ２１でそれをメ
モリ５２に格納し、中継局の介在を意味する表示処理を
行ない、ステップ３２３でデイスプレー用ＣＲＴ４９の
画面上に、中継に入った特定の移動局１４、移動局１４
Ａの緯度及び経度情報、ＩＤコードと★を表示する。

なお、上記実施例の移動局位置モニタリングシステムは
、ＧＰＳＩＩ、１２．１３を用いて車輌等の移動局１４
の位置の経度及び緯度をアンテナ２１、ＧＰＳ受信機２
２、緯度・経度情報変調器２３で測定し、それによって
得た測位情報及びそれを得た移動局１４自体のＩＤ情報
変調器２４のＩＤ情報を加算器２５で附加して符号化し
た一連の信号とし、トランシーバインターフェース２６
、トランシーバ２７を介して、指令局１５へ伝送するこ
とによって、移動局１４が自局位置を測定し、それによ
って得た測位情報及びそれを得た移動局１４自体の情報
を送信するステップＳ４及びステップＳ５の動作から移
動局位装置測定送信手段を構成している。

また、前記指令局１５と所定の無線サービスエリア外の
特定の移動局１４Ａとの通信が成立しないとき、前記指
令局１５の指令によって通信が成立する移動局１４が、
前記通信が成立しない特定の移動局１４Ａと交信を行な
うトランシーバ２７相互及びコントローラ３１、移動局
１４Ａが得た測位情報及びそれを得た移動局１４Ａ自体
の情報を格納するメモリ３２等からな、す、ステップＳ
３及びステップＳ６からステップＳ１０の動作を行なう
中継移動局手段を構成している。

そして、前記移動局位置測定送信手段及び移動局中継手
段からの送信信号をアンテナ４１を介してトランシーバ
４２で受信し、緯度・経度・ＩＤ情報復調器４６により
測位情報及び移動局自体のＩＤ情報必要に応じて加わっ
た中継局としての移動局のＩＤ情報を復号化し、得られ
た測位情報を基にデイスプレー用ＣＲＴ４９に該当する
地域を表示し、その地図上に移動局１４．１４Ａを位置
表示する受信表示手段を構成している。

このように、本実施例の移動局位置モニタリングシステ
ムは、所定の無線サービスエリア内で複数の移動局１４
と通信を行なう指令局１５と、測位用人工衛星１１．１
２．１３を用いて移動局１４が自局位置を測定し、それ
によって得た測位情報及びそれを得た移動局１４自体の
情報を送信するステップＳ４及びステップＳ５の動作か
らなる移動局位置測定送信手段と、前記指令局１５と所
定の無線サービスエリア外の特定の移動局１４Ａとの通
信が成立しないとき、前記指令局１５の指令によって通
信が成立する移動局１４が、前記通信が成立しない特定
の移動局１４Ａと交信を行なうステップＳ３及びステッ
プＳ６からステップＳＩＯの動作からなる中継移動局手
段と、前記移動局位置測定送信手段及び移動局中継手段
からの送信信号を受け、測位情報及び移動局自体の情報
、中継移動局の情報を表示するステップ８１３からステ
ップ８２３の動作からなる受信表示手段とを具備するも
のである。

したがって、移動局位置測定送信手段によってＧＰＳＩ
Ｉ、１２．１３によって移動局１４位置を測定し、それ
によって得た測位情報に、それを得た移動局自体の情報
、及び必要に応じて中継局として介在した移動局中継手
段の移動局の情報を附加し、それらを符号化し、変調し
て送信する。

そして、受信表示手段によろて、前記送信された信号を
受信し、復調し、測位情報及び移動局自体の情報を復号
化し、得られた測位情報を基に、該当する地域を表示し
た地図上１巳スーパーインポーズして地図上に移動局の
位置を表示できる。

また、指令局１５側のデイスプレー用ＣＲＴ４９の画面
上で、全移動局１４の位置（緯度及び経度）を表示でき
る。しかも、無線サービスエリア外にでている移動局１
４Ａに対しても、無線サービスエリアの略２倍程度まで
指令局１５と移動局１４．１４Ａとの交信が可能となる
。また、ビル影、トンネル等の電波障害の地域でも、中
継局となる移動局１４が存在すれば、その情軸を得るこ
−とができる。

そして、この移動局１４として一車輛を設定すれば、無
線サービスエリアの略２倍程度ま”で拡大して、複数台
の車輌を管理して、人、貨物等の輸送、タクシ−等の配
車等の制御が可能となり、また、警察、警備会社等のパ
トロールミ特に、交通取締りにおいては、パトカーの配
置等の配置指令を緻密に行なうことができる。

更に、本実施例においては、移動局１４のトランシーバ
２７のスピーカ２８及びマイク２９と、指令局１５のト
ランシーバ４２のスピーカ４３及びマイク４４とによっ
て、音声交信を行なうことができる。故に、指令局１５
と移動局１４との言葉によるコミュニケーションも維持
できる。

更にまた、本実施例の移動局位置モニタリングシステム
は、ＧＰＳＩｌ、１２．１３を用いて車輌等の移動局１
４の位置の経度及び緯度を測定するものであるから、従
来の分散送信方式及び分散受信方式のように、道路等の
公共の場所等にサインポストを設置′する必要がなくな
り、特定の無線サービスエリア−の略２倍の無線サービ
スエリアで移動局の情報を吸収でき、しかも、トランシ
ーバ−２７，４２等の通信機器の出力を上げる必要がな
いから、設備費が安く廉価なシステムが提供できる。特
に、本実施例では、指令局１５から無線サービスエリア
内に相互通信できる電波を用意すればよいことから、従
来の分散送信方式及び分散受信方式のように、移動局１
４検出の空白地帯がなくなる。

そして、本実施例の移動局位置モニタリングシステムは
、ＧＰＳＩＩ、１２．１３を用いて車輌等の移動局１４
の位置の経度及び緯度を測定するものであるから、高精
度で移動局１４．１４Ａの位置を検出でき、位置表示の
信頼性を高めることができる。

ところで、上記実施例の移動局位置モニタリングシステ
ムの移動局位置測定送信手段を、ＧＰＳｌｌ、１２．１
３を用いて車輌等の移動局１４の位置の経度及び緯度を
アンテナ２１、ＧＰＳ受信機２２、緯度・経度情報変調
器２３で測定し、それによって得た測位情報及びそれを
得た移動局１４自体のＩＤ情報変調器２４のＩＤ情報を
加算器２５で附加して符号化した一連の信号とし、トラ
ンシーバインターフェース２６、トランシーバ２７を介
して、指令局１５へ伝送する移動局位置側゛定送信手段
として実施している。しかし、本発明を実施する場合に
は、ＧＰＳを用いて移動局位置を測定し、それによって
得た測位情報及びそれを得た移動局自体の情報とを符号
化して、電波で送信できる手段であればよい。

そして、上記実施例の移動局位置モニタリングシステム
の中継移動局手段は、ステップＳ３及びステップＳ６か
らステップＳＩＯの動作によって、前記指令局１５と特
定の移動局１４との通信が成立しないとき、前記指令局
１５の指令によって通信が成立する１台の移動局１４が
、前記通信が成立しない１台の移動局１４Ａと交信を行
なうものであるが、本発明を実施する場合には、移動局
１４または移動局１４Ａの複数の中継によって、その無
線サービスエリアを更に拡大することもできる。

また、上記実施例の移動局位置モニタリングシステムの
受信表示手段を、前記移動局位置測定送信手段及び移動
局中継手段からの送信信号をアンテナ４１を介してトラ
ンシーバ４２で受信し、緯度・経度・ＩＤ情報復調器４
６により測位情報及び移動局自体のＩＤ情報を復号化し
、得られた測位情報を基にデイスプレー用ＣＲＴ４９に
該当する地域を表示し、その地図上に移動局１４をスー
パーインポーズで位置表示するものである。しかし、本
発明を実施する場合には、前記移動局位置測定送信手段
及び移動局中継手段からの送信信号を受け、測位情報及
び移動局自体の情報を復調し、得られた測位情報を基に
該当する地域を表示した地図上に位置表示するものであ
ればよい。

［発明の効果］以上説明したとおり、この発明の移動局位置モニタリン
グシステムにおいて、指令局は所定の無線サービスエリ
ア内の移動局と通信を行ない、移動局の移動局位置測定
送信手段は、測位用人工衛星を用いて移動局位置を測定
し、それによって得た測位情報及びそれを得た移動局自
体の情報を指令局に送信し、前記指令局と特定の移動局
との通信が成立しないときは、前記指令局の指令によっ
て、前記指令局と通信が成立しない特定の移動局は、前
記指令局と通信が成立する移動局の中継移動局手段によ
って中継局として機能させ、前記通信が成立しなかった
特定の移動局と交信を行なわせ、受信表示手段は前記移
動局位置測定送信手段及び移動局中継手段からの送信信
号を受け、測位情報及び移動局自体の情報、中継移動局
の情報を表示できる。

したがって、測位用人工衛星を用いて移動局位置を精度
良く測定し、それを地図上に位置表示するものであるか
ら、人手を要することなく、移動局の位置検出及びその
位置表示ができる。

また、譬え、移動局が無線サービスエリア外に移動した
としても、他の移動局の中継によって無線サービスエリ
ア内外の移動局の情報を指令局で管理でき、しかも、そ
の無線サービスエリアを拡大するのに無線機器の出力を
上げる必要がないから設備費が廉価で、しかも、実質的
に無線サービスエリアを拡大するものでないから、電波
の帯域及び電波の到達距離に影響を与えることがなく、
電波の利用効率が高くなる。そして、測位用人工衛星を
用いて移動局位置を精度良く測定し、それを地図上に位
置表示するものであるから、人手を要することなく、移
動局の位置検出及びその位置表示ができる。

そして、特に、無線サービスエリア外に移動した移動局
自体の情報、中継移動局の情報を指令局で表示するもの
であるから、無線サービスエリア外に移動した移動局を
追尾する必要がある場合には、中継局を無線サービスエ
リア外の移動局の移動に対応して移動させることができ
る。

請求項２の発明の移動局位置モニタリングシステムは、
請求項１の受信表示手段によって、送信された測位情報
及び移動局自体の情報、中継移動局の情報から、測位情
報を基に該当する地域を表示した地図上に合成して地図
上に移動局位置を表示するものであるから、無線サービ
スエリア内の地図を主体にし、無線サービスエリア外の
地図を補助にして明示できるから、無線サービスエリア
を中心に指令局で移動局の監視を行なうことができる。

請求項３の発明の移動局位置モニタリングシステムは、
移動局位置測定送信手段及び中継移動局手段の送信する
信号形態を、移動局位置測定送信手段の信号と中継移動
局手段の信号を附加して出力するものであるから、無線
サービスエリア外に移動した移動局を追尾する必要があ
る場合には、中継局を無線サービスエリア外の移動局の
移動に対応して移動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である移動局位置モニタリン
グシステムの概略を示す全体構成図、第２図は本発明の
一実施例である移動局位置モニタリングシステムの移動
局のブロック図、第３図は本発明の一実施例である移動
局位置モニタリングシステムの指令局のブロック図、第
４図は本発明の一実施例である移動局位置モニタリング
システムの移動局の制御を行なうフローチャート、第５
図は本発明の一実施例である移動局位置モニタリングシ
ステムの指令局の制御を行なうフローチャート、第６図
は従来のＡＶＭ方式の分散送信方式の概略構成図、第７
図は従来のＡＶＭ方式の分散受信方式の概略構成図、第
８図は従来のＡＶＭ方式の半自動方式の概略構成図であ
る。図において、１１．１２，１３：測位用人工衛星（ＧＰＳ）１４：移
動局１５：指令局３１．５１：コントローラ３２．５２：メモリＳＡ：無線サービスエリアである。なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。特許出願人　アイシン精機株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所定の無線サービスエリア内で複数の移動局と通
信を行なう指令局と、測位用人工衛星を用いて移動局が自局位置を測定し、そ
れによって得た測位情報及びそれを得た移動局自体の情
報を送信する移動局位置測定送信手段と、前記指令局と特定の移動局との通信が成立しないとき、
前記指令局の指令によって通信が成立する移動局が、前
記通信が成立しない特定の移動局と交信を行なう中継移
動局手段と、前記移動局位置測定送信手段及び移動局中継手段からの
送信信号を受け、測位情報及び移動局自体の情報、中継
移動局の情報を表示する受信表示手段とを具備することを特徴とする移動局位置モニタリングシ
ステム。
（２）前記受信表示手段は、得られた測位情報を基に該
当する地域を表示した地図上に位置表示し、かつ、中継
移動局の情報を表示することを特徴とする請求項１の移
動局位置モニタリングシステム。
（３）前記移動局位置測定送信手段及び中継移動局手段
は、その送信する信号形態を移動局位置測定送信手段の
信号と中継移動局手段の信号からなる符号として出力す
ることを特徴とする請求項１または請求項２の移動局位
置モニタリングシステム。