JP2000092076A - 通信制御方法及び伝送装置 - Google Patents

通信制御方法及び伝送装置

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JP2000092076A
JP2000092076A JP10258855A JP25885598A JP2000092076A JP 2000092076 A JP2000092076 A JP 2000092076A JP 10258855 A JP10258855 A JP 10258855A JP 25885598 A JP25885598 A JP 25885598A JP 2000092076 A JP2000092076 A JP 2000092076A
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Shigeru Sugaya
茂 菅谷
Hidemasa Yoshida
英正 吉田
Takanaga Kamo
孝修 加茂
Takehiro Sugita
武弘 杉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御局によりネットワークシステム内の通信
を制御する場合に、制御局と直接的に通信ができない局
についても良好に制御できるようにする。 【解決手段】 所定の信号によりフレーム周期を規定
し、このフレーム周期内に管理データ伝送領域を設定
し、管理データ伝送領域内で制御局から送信される共通
情報を、複数の通信局で受信したとき、何れかの通信局
がその受信した共通情報を繰り返し送信する処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線信号に
より各種情報を伝送して、複数の機器間でローカルエリ
アネットワーク(LAN)を構成する場合に適用して好
適な通信制御方法と、この制御方法を適用した伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭内,オフィス内などの比較的
狭い範囲内において、各種映像機器やパーソナルコンピ
ュータ装置とその周辺装置などの複数の機器間で、それ
らの機器が扱うデータを伝送できるようにローカルエリ
アネットワークを組む場合、各機器間を何らかの信号線
で直接接続させる代わりに、各機器に無線信号の送受信
装置(無線伝送装置)を接続して、無線伝送でデータ伝
送できるようにすることがある。
【0003】無線伝送でローカルエリアネットワークを
構成させることで、各機器間を直接信号線などで接続す
る必要がなく、システム構成を簡単にすることができ
る。
【0004】ところで、無線伝送装置を複数台用意して
ローカルエリアネットワークを組んだ場合に、複数の伝
送装置から同時に同じ伝送帯域を使用して信号が送信さ
れると、伝送エラーが発生する可能性がある。このた
め、ネットワーク内の各伝送装置間の通信を、何らかの
方法でアクセス制御する必要がある。
【0005】従来から知られているアクセス制御方法と
しては、例えば小規模無線ネットワークにおいては、ス
ター型接続による中心部分の伝送装置(ルートノード)
によって、ネットワーク内の各伝送装置(ノード)間の
通信を一元的に管理する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スター型接続による伝送処理を行うためには、伝送制御
のための処理を行う中央制御局としての伝送装置が、ネ
ットワークシステム内の他の全ての伝送装置と直接的に
無線通信を行えることが前提であり、無線通信ネットワ
ークの構成範囲が、中央制御局と直接通信ができる範囲
内に限定され、中央制御局の電波の送信出力に依存す
る、狭い範囲内でしか利用できないネットワークになっ
てしまう問題があった。
【0007】また、スター型接続による伝送制御処理で
は、伝送制御やネットワークの管理についても、中央制
御局と直接通信ができなくなった場合には、該当する伝
送装置をネットワークから切断する必要があった。その
ため、ネットワーク内を自由に動き回る移動局を伝送装
置として認めた場合には、中央制御局による制御が非常
に複雑になってしまう問題があった。即ち、移動局の位
置を中央制御局が把握するために、短い周期で接続確認
のための信号を送受信し、中央制御局と移動局との接続
状態を、頻繁に監視する必要があった。
【0008】これらの問題を解決するためには、例えば
中央制御局は予め決めておかず、直接通信できる局と局
との間での通信して行わない分散型のネットワーク構成
とすることが考えられるが、この分散型のネットワーク
の場合には、必要とする相手の局までの距離が遠い場合
に、多数の局を中継して伝送する必要が生じ、その中継
を行う毎に、通信を行う相手の局との間で伝送開始のた
めの処理が必要になり、中継を行う段数が多くなる毎
に、データ伝送に遅延が生じてしまう問題がある。
【0009】本発明の目的は、制御局によりネットワー
クシステム内の通信を制御する場合に、制御局と直接的
に通信ができない局についても良好に制御できるように
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の通信制御方
法は、所定の信号によりフレーム周期を規定し、このフ
レーム周期内に管理データ伝送領域を設定し、管理デー
タ伝送領域内で制御局から送信される共通情報を、複数
の通信局で受信したとき、何れかの通信局がその受信し
た共通情報を繰り返し送信する処理を行うようにした。
【0011】この通信制御方法によると、制御局以外の
通信局で共通情報を繰り返し送信することで、制御局と
直接的に通信ができない通信局でも、共通情報を受信で
きるようになる。
【0012】第2の発明の通信制御方法は、所定の信号
によりフレーム周期を規定し、このフレーム周期内に管
理データ伝送領域を設定し、管理データ伝送領域に複数
のスロットを配置し、それぞれのスロットで、複数の通
信局又は制御局がそれぞれの局での通信状態に関するデ
ータを個別に送信し、その通信状態に関するデータの伝
送状態で、制御局が直接的に無線通信できない局の存在
を認識する処理を行うものである。
【0013】この通信制御方法によると、制御局が直接
的に無線通信できない局の存在を認識して、制御局がそ
の局に対する通信制御処理を実行する場合の対処が可能
になる。
【0014】第1の発明の伝送装置は、所定の信号に基
づいてフレーム周期を設定し、そのフレーム周期内に管
理データ伝送領域を設定するタイミング設定手段と、管
理データ伝送領域内で他の伝送装置から送信される管理
データを受信する受信する受信手段と、受信手段が受信
した管理データの内の共通情報を所定のタイミングで送
信する送信手段とを備えたものである。
【0015】この伝送装置によると、受信手段で受信し
た管理データの内の共通情報を、他の伝送装置に対して
送信手段から送信することができる。
【0016】第2の発明の伝送装置は、所定の信号に基
づいてフレーム周期を設定し、そのフレーム周期内に複
数のスロットで構成される管理データ伝送領域を設定す
るタイミング設定手段と、管理データ伝送領域内の所定
のスロットで他の伝送装置との通信状態のデータを送信
する送信手段と、管理データ伝送領域内の上記所定のス
ロットを除くスロットで受信する受信手段と、受信手段
が受信した通信状態のデータから、制御装置と直接的に
通信が出来ない伝送装置の存在を認識する制御手段とを
備えたものである。
【0017】この伝送装置によると、制御装置と直接的
に通信が出来ない伝送装置の存在を認識して、その伝送
装置に対する対処が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図1〜図10を参照して説明する。
【0019】本例においては、例えば家庭内や比較的小
規模なオフィス内などで映像データ,音声データやコン
ピュータ用データなどの送受信を行うシステムとして構
成されたネットワークシステムに適用したもので、まず
図1を参照して本例のシステム構成を説明する。本例の
ネットワークシステムは、ネットワークを構成する無線
伝送装置の最大の数が予め決めてあり、例えば最大で1
6台の無線伝送装置でネットワークが組まれるようにし
てあり、図1は8台の無線伝送装置1〜7,10を配置
した状態を示す。各無線伝送装置1〜7,10は、送信
及び受信を行うアンテナ1a〜7a,10aが接続して
ある。各無線伝送装置1〜7,10には、映像信号再生
装置,モニタ装置,コンピュータ装置,プリンタ装置な
どの各種処理装置(図示せず)が個別に接続してあり、
これらの処理装置間でデータ伝送が必要な場合に、接続
された無線伝送装置を経由してデータ伝送が行われる。
【0020】8台の無線伝送装置1〜7,10は通信局
であるノードとして機能し、各装置の識別番号である識
別IDが予め個別に付与してある。即ち、伝送装置10
は、識別IDとして♯0が付与してあり、伝送装置1か
ら伝送装置7には、♯1から♯7までの識別IDが順に
付与してある。
【0021】この場合、ネットワークシステム内の任意
の1台の無線伝送装置を、中央制御局として機能するル
ートノードとして設定し、この制御局からのポーリング
制御で、各ノード間の無線通信が実行されるシステム構
成としてある。この制御局は、基本的にはシステム内の
他の全ての通信局と直接的に無線通信ができる位置に配
置された無線伝送装置を使用するのが理想である。ここ
ではネットワークシステム内のほぼ中央に配置された識
別ID♯0の無線伝送装置10を、中央制御局としてあ
り、この中央のルートノードから周辺の他の通信局が制
御されるいわゆるスター型接続構成としてある。なお、
以下の説明で単に通信局と述べた場合には、中央制御局
も含むものとする。
【0022】ここで本例においては、識別ID♯7の無
線伝送装置7については、この中央制御局である無線伝
送装置10と直接的には無線通信ができない位置に配置
してある。無線伝送装置7は、識別ID♯3の無線伝送
装置3と識別ID♯6の無線伝送装置6との間では、直
接的に無線通信ができる位置に配置してある。
【0023】図2は、本例における各通信局及び制御局
の配置状態での、各局間の通信状態を示す物理的なトポ
ロジーマップを示す図であり、矢印で接続して示す通信
局間で、直接的に通信ができる状態となっている。ここ
では、基本的に各通信局1〜7,10は、隣接した位置
にある通信局との間でだけ直接的に通信ができる状態と
なっている。例えば、識別ID♯1の通信局1は、その
通信局1の周囲に配された識別ID♯2,♯4,♯0の
通信局2,4,10とだけ直接的に通信ができる。他の
通信局についても同様であり、ほぼ中央に配置してある
通信局(制御局)については、識別ID♯7の通信局7
以外の他の全ての通信局1〜6と直接的に通信ができ
る。なお、直接的に通信ができない通信局間で通信を行
う場合には、他の通信局で伝送データを中継して伝送処
理を行う。
【0024】各通信局を構成する無線伝送装置1〜7,
10の構成例を図3に示すと、ここでは各無線伝送装置
1〜7,10は基本的に共通の構成(中央制御局として
機能させるための制御構成のみが他の通信局と異なる)
とされ、送信及び受信を行うアンテナ21と、このアン
テナ21に接続されて、無線送信処理及び無線受信処理
を行う無線処理部22を備えて、他の伝送装置との間の
無線伝送ができる構成としてある。この場合、本例の無
線処理部22で送信及び受信が行われる伝送方式として
は、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplex :直交周波数分割多重)方式と称されるマル
チキャリア信号による伝送方式を適用し、送信及び受信
に使用する周波数としては、例えば非常に高い周波数帯
(例えば5GHz帯)が使用される。また本例の場合に
は、送信出力については、比較的弱い出力が設定され、
例えば屋内で使用する場合、数mから数十m程度までの
比較的短い距離の無線伝送ができる程度の出力としてあ
る。
【0025】そして、無線処理部22で受信した信号の
データ変換及び無線処理部22で送信する信号のデータ
変換を行うデータ変換部23を備える。このデータ変換
部23で変換されたデータを、インターフェース部24
を介して接続された処理装置に供給すると共に、接続さ
れた処理装置から供給されるデータを、インターフェー
ス部24を介してデータ変換部23に供給して変換処理
できる構成としてある。
【0026】無線伝送装置内の各部は、マイクロコンピ
ュータなどで構成された制御部25の制御に基づいて処
理を実行する構成としてある。この場合、無線処理部2
2で受信した信号が制御信号である場合には、その受信
した制御信号をデータ変換部23を介して制御部25に
供給して、制御部25がその受信した制御信号で示され
る状態に各部を設定する構成としてある。また、制御部
25から他の伝送装置に対して伝送する制御信号につい
ても、制御部25からデータ変換部23を介して無線処
理部22に供給し、無線送信するようにしてある。受信
した信号が同期信号である場合には、その同期信号の受
信タイミングを制御部25が判断して、その同期信号に
基づいたフレーム周期を設定して、そのフレーム周期で
通信制御処理を実行する構成としてある。また、制御部
25には内部メモリ26が接続してあり、その内部メモ
リ26に、通信制御に必要なデータを一時記憶させるよ
うにしてある。
【0027】図4は、本例のネットワークシステム内で
各通信局(無線伝送装置1〜7,10)間で伝送される
信号の構成を示したもので、本例においてはフレーム周
期を規定してデータの伝送を行う構成としてある。即
ち、図4に示すように、所定の期間で1フレーム期間を
規定し、その1フレーム期間の先頭部分の所定区間を管
理情報伝送領域とし、その管理情報伝送領域内に、管理
情報同報区間と局同期送受区間とが設定してある。ま
た、各フレームの管理情報伝送領域以外の区間を、メデ
ィア情報伝送領域としてあり、このメディア情報伝送領
域で各種データがポーリング制御などで伝送される。
【0028】管理情報同報区間では、中央制御局10か
らシステムに共通の管理情報の送信を行うようにしてあ
る。この管理情報としては、例えばネットワークシステ
ム内でフレーム同期をとるのに必要な同期データや、ネ
ットワークシステムに固有の識別番号データや、ネット
ワーク内のトポロジーマップのデータなどの管理情報を
送信する。
【0029】1フレーム内の局同期送受区間は、等間隔
で所定数(ここでは16)のスロットが設定してあり、
この1フレーム内の16スロットが、このネットワーク
システム内の16の通信局にそれぞれ割当ててある。こ
のスロット割当てとしては、例えば先頭のスロットから
順に識別ID♯0の通信局用スロット,識別ID♯1の
通信局用スロット,識別ID♯2の通信局用スロット,
‥‥識別ID♯15の通信局用スロットとしてある。各
通信局に割当てられたスロットでは、そのスロットに対
応した通信局から局同期信号を送信する構成としてあ
る。ここでは8台の通信局でネットワークシステムを構
成してあるので、8個のスロット(ここでは先頭から8
スロット)が使用され、残りのスロットは使用されない
(即ちデータが伝送されない)。局同期信号には、例え
ば各通信局に付与された識別IDのデータを付与すると
共に、その局で受信できる通信局に関するデータ(1フ
レーム前の局同期信号の受信状態に基づいた生成させた
データ)などが含まれる。
【0030】この局同期送受区間の各スロットで送信さ
れる局同期信号については、ネットワークシステム内の
各通信局で受信処理される。局同期信号の送信処理と受
信処理については後述する。
【0031】メディア情報伝送領域では、中央制御局の
アクセス制御に基づいて、各通信局間でのデータ転送
(伝送)処理が行われる。この中央制御局によるアクセ
ス制御としては、例えば中央制御局からのポーリング制
御により実行される。このポーリング制御処理は、中央
制御局から各通信局をポーリング応答要求信号で順に呼
び出して、1台の通信局毎に順次伝送が実行されるもの
である。
【0032】そして、ポーリング応答要求信号で指定さ
れた識別IDの通信局では、送信するデータがあると
き、そのポーリング応答要求信号を受信すると、直ちに
データの送信処理を行う。このときの送信処理として
は、例えばアシンクロナス(非同期)転送モードによる
データ転送と、アイソクロナス(同期)転送モードによ
るデータ転送とを、伝送されるデータの種類により使い
分けることが考えられる。このアシンクロナス転送モー
ドとアイソクロナス転送モードは、例えば制御データな
どの比較的短いデータの伝送にアシンクロナス転送モー
ドが使用され、映像データ,音声データなどのリアルタ
イム転送を必要とするデータの伝送にアイソクロナス転
送モードが使用される。このようなポーリング制御によ
る伝送制御方式としては、例えばIEEE1394規格
として規定された方式が適用できる。
【0033】次に、局同期信号の送信処理と受信処理
を、図5を参照して説明する。上述したように、1フレ
ーム内の局同期送受区間には16スロットが用意されて
いるが、ここでは説明を簡単にするために、第0スロッ
トから第7スロットまでの8個のスロットが用意されて
いるものとし、各スロットが通信局10,1〜7に個別
に割当てられているものとする。
【0034】図5のA〜Hは、8台の通信局での局同期
送受区間での通信状態を示したもので、図5のAは中央
制御局である通信局10での状態を示し、図5のBから
Hまでは、通信局1から通信局7までの状態を順に示
す。図5において、斜線を付して示す範囲では、その通
信局の送信手段である無線処理部22で送信処理Txが
行われて、アンテナ21から無線送信されている状態を
示し、その他のパルス状に立ち上がった区間では、他の
通信局から送信された信号が、その通信局の受信手段で
ある無線処理部22で適正に受信処理された状態を示
し、パルス状に立ち上がってない区間では、正しく受信
できない状態(即ち受信を試みて正しくデータをデコー
ドできない状態)を示す。
【0035】まず中央制御局である識別ID♯0の通信
局10では、図5のAに示すように、第0スロットの区
間で、局同期信号の送信処理Txが行われ、その他のス
ロット(第1スロット以降の区間)では、受信処理が行
われる。ここで、第6スロットまでの区間での受信で
は、それらのスロットに割当てられた通信局1〜6が、
通信局10と直接的に無線通信できる位置にあるので、
その受信信号に含まれるデータを正しくデコードでき
る。これに対して、第7スロットの区間では、通信局7
が通信局10と直接的に無線通信できる位置にないの
で、このスロット位置ではデータの受信はできない。即
ち、通信局10から第0スロットに送信される局同期信
号の伝送状態を図6のAに示すと、通信局10から送信
される信号の届く範囲内には、識別ID♯1〜♯6の通
信局1〜6が位置し、通信局10からの局同期信号は、
通信局1〜6で正しく受信されるが、離れた位置にある
識別ID♯7の通信局7では、通信局10からの局同期
信号は受信できない。
【0036】識別ID♯1〜♯7の通信局1〜7では、
図5のB〜Hに示すように、各通信局に割当てられたス
ロット位置で局同期信号を送信し、その他のスロット位
置では受信処理を行う。即ち識別ID♯1の通信局1で
は、図5のBに示すように、第1スロットでノード同期
信号の送信処理Txを行い、他のスロットで受信処理を
行う。このとき、識別ID♯1の通信局1に隣接する位
置の通信局は、識別ID♯0,♯2,♯4の通信局1
0,2,4であり、通信局1では、図5のBに示すよう
に、これらのノードから第0スロット,第2スロット,
第4スロットに送信されるノード同期信号だけを正しく
受信処理できる。また、通信局1から第1スロットに送
信される局同期信号の伝送状態を図6のBに示すと、通
信局1から送信される信号の届く範囲内には、識別ID
♯0,♯2,♯4の通信局10,2,4が位置し、通信
局1からの局同期信号は、通信局2,4,10で正しく
受信される。
【0037】識別ID♯2の通信局2では、図5のCに
示すように、第2スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局2に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
1,♯3の通信局10,1,3であり、通信局2では、
図5のCに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第1スロット,第3スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。また、通信局2から第
2スロットに送信される局同期信号の伝送状態を図6の
Cに示すと、通信局2から送信される信号の届く範囲内
には、識別ID♯0,♯1,♯3の通信局10,1,3
が位置し、通信局2からの局同期信号は、識別ID♯
0,♯1,♯3の通信局10,1,3で正しく受信され
る。
【0038】識別ID♯3の通信局3では、図5のDに
示すように、第3スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局3に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
2,♯6,♯7の通信局10,2,6,7であり、通信
局3では、図5のDに示すように、これらの通信局から
第0スロット,第2スロット,第6スロット,第7スロ
ットに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。また、通信局3から第3スロットに送信される局同
期信号の伝送状態を図6のDに示すと、通信局3から送
信される信号の届く範囲内には、識別ID♯0,♯2,
♯6,♯7の通信局10,2,6,7が位置し、通信局
3からの局同期信号は、識別ID♯0,♯2,♯6,♯
7の通信局10,2,6,7で正しく受信される。
【0039】識別ID♯4の通信局4では、図5のEに
示すように、第4スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局4に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
1,♯5の通信局10,1,5であり、通信局4では、
図5のEに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第1スロット,第5スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。また、通信局4から第
4スロットに送信される局同期信号の伝送状態を図6の
Eに示すと、通信局4から送信される信号の届く範囲内
には、識別ID♯0,♯1,♯5の通信局10,1,5
が位置し、通信局4からの局同期信号は、識別ID♯
0,♯1,♯5の通信局10,1,5で正しく受信され
る。
【0040】識別ID♯5の通信局5では、図5のFに
示すように、第5スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局5に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
4,♯6の通信局10,4,6であり、通信局5では、
図5のFに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第4スロット,第6スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。また、通信局5から第
5スロットに送信される局同期信号の伝送状態を図6の
Fに示すと、通信局5から送信される信号の届く範囲内
には、識別ID♯0,♯4,♯6の通信局10,4,6
が位置し、通信局5からの局同期信号は、識別ID♯
0,♯4,♯6の通信局10,4,6で正しく受信され
る。
【0041】識別ID♯6の通信局6では、図5のGに
示すように、第6スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局6に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
3,♯5,♯7の通信局10,3,5,7であり、通信
局6では、図5のGに示すように、これらの通信局から
第0スロット,第3スロット,第5スロット,第7スロ
ットに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。また、通信局6から第6スロットに送信される局同
期信号の伝送状態を図6のGに示すと、通信局6から送
信される信号の届く範囲内には、識別ID♯0,♯3,
♯5,♯7の通信局10,3,5,7が位置し、通信局
6からの局同期信号は、識別ID♯0,♯3,♯5,♯
7の通信局10,3,5,7で正しく受信される。
【0042】識別ID♯7の通信局7では、図5のHに
示すように、第7スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局7に隣接する位置の通信局は、識別ID♯3,♯6
の通信局3,6であり、通信局7では、図5のHに示す
ように、これらの通信局から第3スロット,第6スロッ
トに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。また、通信局7から第7スロットに送信される局同
期信号の伝送状態を図6のHに示すと、通信局7から送
信される信号の届く範囲内には、識別ID♯3,♯6の
通信局3,6が位置し、通信局7からの局同期信号は、
識別ID♯3,♯6の通信局3,6で正しく受信され
る。
【0043】従って、中央制御局である通信局10で
は、識別ID♯7の通信局7からの局同期信号は受信で
きなく、直接的には通信局7の存在を認識することはで
きないが、識別ID♯3の通信局3からの局同期信号
と、識別ID♯6の通信局6からの局同期信号に含まれ
る情報で、それぞれの局で受信できる局の情報から、中
央制御局である通信局10が、通信局7の存在を認識す
る。
【0044】また、中央制御局である通信局10からの
信号を直接受信することができる通信局1〜6では、こ
の通信局10からの局同期信号の受信タイミングを基準
として、自局に割当てられた送信スロットの位置を判断
する。そして、通信局10からの信号を直接受信できな
い通信局7では、その通信局7で受信できる局同期信号
の受信タイミングを基準として、自局に割当てられた送
信スロットの位置を判断する。即ち、第3スロットの位
置と、第6スロットの位置から、自局に割当てられた第
7スロットの位置を判断する処理を行う。
【0045】ここで、各通信局での局同期送受区間での
局同期情報の送受信処理を、図7のフローチャートに従
って説明する。まず、各通信局では、自局の送信タイミ
ングであるスロット期間が到来したか否か判断し(ステ
ップ101)、自局の送信タイミングでない場合には、
他局の局同期情報を受信する(ステップ102)。そし
て、この受信した他局の局同期信号の受信状態に基づい
て、次のフレーム期間に自局から送信する局同期情報を
作成する(ステップ103)。ここで、受信した他局の
局同期情報に基づいて、自局がブランチ局であるか判断
する(ステップ104)。即ち、中央制御局である通信
局10からの信号を直接受信できない通信局からの局同
期情報を受信できた場合には、自局がブランチ局である
と判断する。この例では、中央制御局である通信局10
からの信号を直接受信できない通信局は、通信局7であ
り、この通信局7からの局同期情報を直接受信できるの
は、通信局3,6であり、この2つの通信局3,6がブ
ランチ局であると認識する。
【0046】ステップ101で、自局の送信タイミング
であるスロット期間になったと判断したときには、ステ
ップ103で作成した自局の局同期情報を獲得して(ス
テップ105)、その獲得した自局の局同期情報をネッ
トワーク上に無線送信する(ステップ106)。
【0047】次に、各フレーム期間の管理情報同報区間
で行う処理を説明する。この管理情報同報区間では、図
7のフローチャートでブランチ局であると判断した通信
局が、管理情報を再送信する処理を行う構成としてあ
る。図8のA〜Hは、8台の通信局での管理情報同報区
間での通信状態を示したもので、図8のAは中央制御局
である通信局10での状態を示し、図8のBからHまで
は、通信局1から通信局7までの状態を順に示す。図8
において、斜線を付して示す範囲では、その通信局の送
信手段である無線処理部22で送信処理Txが行われ
て、アンテナ21から無線送信されている状態を示し、
その他のパルス状に立ち上がった区間で、他の通信局か
ら送信された管理情報の、その通信局の受信手段である
無線処理部22で受信処理Rxが行われた状態を示し、
パルス状に立ち上がってない区間では、その管理情報が
受信できない状態を示す。
【0048】ここでは、管理情報同報区間として、前半
の区間が制御局通知区間としてあり、後半の区間が中継
通知区間としてある。まず中央制御局である識別ID♯
0の通信局10では、図8のAに示すように、制御局通
知区間で、各局に共通の管理情報を送信する。図9のA
は、この通信局10からの管理情報が届く範囲を示した
ものである。このようにして送信される管理情報は、図
8のB〜Gに示すように、通信局10と直接的に通信が
行える通信局1〜6で受信され、各通信局内の制御部2
5が、接続された内部メモリ26に記憶させる。通信局
10と直接的に通信が行えない隠れ端末局である通信局
7では、図8のHに示すように、この制御局通知区間で
は管理情報が受信されない。
【0049】そして、後半の中継通知区間では、上述し
た図7のフローチャートの処理でブランチ局であると判
断した通信局が、直前の制御局通知区間で受信して記憶
した管理情報を、送信する処理を行う。即ち、ここでは
図8のD及びGに示すように、通信局7に対するブラン
チ局であると判断した通信局3及び6が、管理情報を送
信する。図9のBは、この通信局3,6からの管理情報
の送信状態を示したものである。この通信局3及び6か
ら送信される管理情報が、図8のHに示すように、隠れ
端末局である通信局7で受信される。また、通信局3及
び6に隣接した他の通信局2,5,10でも、この再送
信された管理情報が受信される。
【0050】ここで、各通信局での管理情報の送受信処
理を、図10のフローチャートに従って説明する。まず
各通信局では、自局が中央制御局であるか否か判断する
(ステップ111)。ここで、自局が中央制御局である
場合には、制御局通知区間で管理情報を送信する(ステ
ップ112)。そして、ステップ111で自局が中央制
御局でないと判断したときには、制御局通知区間で管理
情報を受信できたか否か判断する(ステップ113)。
管理情報を受信できない場合には、中継通知区間での管
理情報の受信処理を行う。
【0051】ステップ113で管理情報を受信できた場
合には、自局の制御部25に設定されたブランチ局情報
を獲得する。このブランチ局情報は、図7のフローチャ
ートのステップ104での判断により設定された情報で
ある。ここで、自局がブランチ局であるか否か、即ち管
理情報の中継送信が必要な局であるか否か判断する(ス
テップ115)。管理情報の中継送信が必要な局でない
場合には、このフレームでの管理情報に関する処理を終
了する。管理情報の中継送信が必要な局であると判断し
た場合には、中継通知区間で管理情報を送信処理する
(ステップ116)。
【0052】なお、ステップ116での管理情報の中継
送信については、ここでは図8に示すように、複数の通
信局3,6から識別ID♯7の通信局7に対して同じ周
波数で同時に送信することになるが、送信タイミングな
どを正確に一致させることで、通信局7では複数の局か
ら同時に送信される信号を適正に受信処理できる。この
ような複数の局からの同時送信は、例えば本例の通信局
での送信処理及び受信処理として適用したOFDM方式
の場合、例えばデジタル放送方式においてSFN(Sing
le Frequency Network)等と称される複数の局からの同
時送信技術として既に開発されている技術が適用でき
る。
【0053】また、複数の局から同時に送信される信号
を受信する側である通信局7で、複数の受信アンテナを
使用したダイバーシティ受信技術を適用して、予め指定
されたブランチ局からの信号を優先的に受信する構成と
しても良い。
【0054】このように、無線通信ネットワークを構成
する各通信局で、本実施の形態で説明した処理を行う構
成としたことで、中央制御局と直接無線通信を行うこと
ができない通信局(隠れ端末局)を、中央制御局が認識
して、その隠れ端末局をネットワーク内の通信局として
制御できる。即ち、各通信局での局同期信号の送受信処
理で、中央制御局が隠れ端末局を認識できると共に、管
理情報のブランチ局での中継処理により、その隠れ端末
局に対して中央制御局から共通の管理情報の同報処理が
行える。
【0055】なお、上述した実施の形態では、ネットワ
ーク内でブランチ局として認識した局だけが管理情報を
中継送信を行うようにしたが、制御局通知区間で管理情
報を受信した全ての通信局で、中継通知区間に管理情報
を中継送信するようにしても良い。即ち、図11のAに
示すように、中央制御局である識別ID♯0の通信局1
0から、管理情報同報区間内の制御局通知区間に各局共
通の管理情報を送信し、図11のB〜Gに示す識別ID
♯1〜♯6の通信局1〜6で、この管理情報を受信した
とき、この受信した全ての通信局1〜6で、中継通知区
間に受信した管理情報の送信処理Txを行う構成として
も良い。このように構成することでも、中央制御局と直
接通信が出来ない隠れ端末局である通信局7が、図11
のHに示すように、中継通知区間で管理情報を受信でき
る。
【0056】この図11の例の場合には、制御局通知区
間では、図12のAに示すように識別ID♯0の通信局
10から管理情報が送信され、中継通知区間では、図1
2のBに示すように、通信局10からの信号を受信でき
る全ての局がブランチ局になって、管理情報が中継送信
される。
【0057】この図11,図12に示す処理を行った場
合の管理情報同報区間での各通信局での処理を、図13
のフローチャートに示すと、まず各通信局では、自局が
中央制御局であるか否か判断する(ステップ121)。
ここで、自局が中央制御局である場合には、制御局通知
区間で管理情報を送信する(ステップ122)。そし
て、ステップ121で自局が中央制御局でないと判断し
たときには、制御局通知区間で管理情報を受信できたか
否か判断する(ステップ123)。管理情報を受信でき
ない場合には、中継通知区間での管理情報の受信処理を
行う。ステップ123で管理情報を受信できた場合に
は、中継通知区間で管理情報を送信処理する(ステップ
124)。
【0058】このように処理を行う構成としたことで、
中央制御局以外の全ての通信局からの送信信号が届く範
囲に、ネットワーク共有の情報を通知することができ、
実質的にネットワークの範囲を広げることが可能にな
る。従って、例えば隠れ端末局がネットワークの近傍で
移動するような場合にも適用できる。また、何らかの原
因で、通信局1〜6の間の中のいずれかの局でも管理情
報を一時的に受信し損ねたとき、中継通知区間に伝送さ
れる管理情報を受信することで、リカバーすることがで
きる。
【0059】図14及び図15は、この場合の状態の例
を示したもので、例えば図14のAに示すように、中央
制御局である識別ID♯0の通信局10から、管理情報
同報区間内の制御局通知区間に各局共通の管理情報を送
信したとき、図14のB〜Gに示すように、通信局2,
4,6でこのときの管理情報を正しく受信でき、通信局
1,3,5で管理情報の受信処理を失敗(NG)したと
する。このとき、管理情報を正しく受信した通信局2,
4,6で、中継通知区間に受信した管理情報の送信処理
Txが行われ、図14のHに示す隠れ端末局である通信
局7で管理情報が受信されると共に、通信局1,3,5
でも中継通知区間で管理情報が受信処理される。
【0060】この図14の例の場合には、制御局通知区
間では、図15のAに示すように識別ID♯0の通信局
10から管理情報が送信されて、通信局2,4,6で適
正に受信され、中継通知区間では、図15のBに示すよ
うに、その受信できた通信局2,4,6から他の通信局
に対して管理情報が中継送信される。
【0061】このように、隠れ端末局に対して管理情報
を中継伝送できるだけでなく、ネットワーク内の各局に
対して確実に管理情報を伝送できることになり、無線に
よるネットワーク構成をより確実なものにすることがで
きる。
【0062】なお、上述した実施の形態では、各フレー
ム期間内の管理情報伝送領域に設けた管理情報同報区間
内に、中央制御局からの管理情報を送信する区間と、そ
の管理情報を中継する中継通知区間とを設けて、管理情
報伝送領域内でブランチ局から管理情報が中継送信され
る構成としたが、ブランチ局からの管理情報の中継送信
は、他の期間に行う構成としても良い。
【0063】例えば、各フレーム期間内の管理情報伝送
領域には、管理情報同報区間だけを設けて、ブランチ局
と判断した通信局では、メディア情報伝送領域(図4参
照)内で自局に対するポーリング制御が中央制御局から
行われたとき、管理情報同報区間で受信した管理情報
を、隠れ端末局に対して送信する構成としても良い。
【0064】また、上述した実施の形態で説明したフレ
ーム構成については、好適な一例を示したものであり、
そのフレーム構成に限定されるものではなく、ネットワ
ークシステムに適用される伝送方式などに適した各種フ
レーム構成が適用出来る。例えば、図4に示した例で
は、管理情報同報区間と局同期送受区間とで構成される
管理情報伝送領域を、各フレームの先頭部分に配置した
が、1フレーム内のその他の位置に配置しても良い。
【0065】また、上述した実施の形態では、管理情報
伝送領域は、全てのフレームに設ける構成としたが、所
定数のフレーム毎に1回だけ管理情報伝送領域を設け
て、管理情報や局同期情報を送信するようにしても良
い。
【0066】また、上述した実施の形態では、管理情報
伝送領域内で中央制御局又はブランチ局から送信される
管理情報に基づいて、フレーム周期を規定する構成とし
たが、他の信号によりフレーム周期を規定する構成とし
ても良い。
【0067】
【発明の効果】本発明によると、中央制御局からの情報
を直接受信できない、いわゆる隠れ端末局の存在をネッ
トワーク内に認めることができ、ネットワークの利用範
囲を中央制御局からの信号を受信できる範囲に限定する
必要がなくなり、より広範囲にネットワークを広げるこ
とができる。
【0068】また、ネットワークを構成する局の存在を
把握するために、各局毎に割当てられた局同期区間を設
けて、中央制御局からの信号を直接受信することができ
ない隠れ端末局も、ここでの情報送信を認めることによ
って、ネットワークの構成を広げることができる。
【0069】中央制御局からの情報を直接受信できない
隠れ端末局においても、直接通信が可能であるブランチ
局を中継することで、中央制御局から送られて来るネッ
トワーク共有の情報をブロードキャスト(同報)送信す
ることができる。
【0070】例えば、直接制御局からの情報を受信でき
ない隠れ端末局が、伝送制御のための情報を中央制御局
に送受信する場合には、中間に存在する(制御局と通信
可能な)ブランチ局を中継局として指定することで、情
報伝送を行うことができる。
【0071】これにより、中央制御局からの信号を受信
できなくても、その局の存在が認められることになるの
で、例えばネットワーク内を自由に移動する局が存在し
ても、伝送制御が行い易くなる。つまり、情報を送信す
る側の局が、中央制御局の電波到達圏外に移動してしま
った場合でも、その送信を中断する必要がなくなるの
で、ネットワークを安定して運用できるようになる。
【0072】さらに、無線ネットワーク内に存在してい
る人間の移動などの要因によって、一時的に中央制御局
からの信号を受信できなくなった場合でも、即座にネッ
トワークから切断する必要もなくなり、家庭内などの情
報伝送に好適な無線伝送処理とその制御が行える。
【0073】また、移動可能な局を含んだネットワーク
の制御に応用することで、移動可能な範囲を広範囲に広
げることができる。これは、中央制御局からの信号を直
接受信できないエリアに移動してしまった場合でも、ブ
ランチ局を通してネットワークの接続を確保できるの
で、制御が行いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による通信システム例を
示す構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態による物理的なトポロジ
ーマップの例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態による伝送装置の構成の
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるフレーム構成例を
示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態による局同期送受区間で
の処理例を示すタイミング図である。
【図6】図5に示す局同期送受区間での処理に基づいた
各局間での伝送状態を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による局同期送受区間で
の処理動作例のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態による管理情報同報区間
での処理例を示すタイミング図である。
【図9】図8に示す管理情報同報区間での処理に基づい
た各局間での伝送状態を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態による管理情報同報区
間での処理動作例のフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施の形態による管理情報同報
区間での処理例を示すタイミング図である。
【図12】図11に示す管理情報同報区間での処理に基
づいた各局間での伝送状態を示す説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態による管理情報同報
区間での処理動作例のフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施の形態による管理情報同報
区間での処理例(一部の局で制御局通知区間での受信に
失敗した例)を示すタイミング図である。
【図15】図14に示す管理情報同報区間での処理に基
づいた各局間での伝送状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜6…無線伝送装置(通信局)、7…無線伝送装置
(隠れ端末局としての通信局)、10…無線伝送装置
(中央制御局としての通信局)、22…無線処理部、2
3…データ変換部、24…インターフェース部、25…
制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加茂 孝修 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会 社内 (72)発明者 杉田 武弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会 社内 Fターム(参考) 5K033 AA09 BA01 CB15 DA01 DA19 DB11 5K067 AA22 DD11 DD51 EE02 EE06 EE10 EE16 EE25 EE71

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信局の間の無線通信のアクセス
    を、制御局から送信する共通情報により制御する通信制
    御方法において、 所定の信号によりフレーム周期を規定し、 該フレーム周期内に管理データ伝送領域を設定し、 上記管理データ伝送領域内で上記制御局から送信される
    上記共通情報を、上記複数の通信局で受信したとき、何
    れかの通信局がその受信した共通情報を繰り返し送信す
    る通信制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信制御方法において、 上記共通情報を繰り返し送信する通信局は、自局と通信
    を行う通信局の内に、上記制御局と直接通信ができない
    局が存在することを判別した局である通信制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信制御方法において、 上記共通情報を繰り返し送信する通信局は、上記共通情
    報を受信した全ての通信局である通信制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信制御方法において、 上記共通情報を繰り返し送信する期間は、上記管理デー
    タ伝送領域とは異なる期間である通信制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の通信制御方法において、 上記管理データ伝送領域とは異なる期間は、非同期デー
    タ伝送領域である通信制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の通信局の間の無線通信のアクセス
    を、制御局により制御する通信制御方法において、 所定の信号によりフレーム周期を規定し、 該フレーム周期内に管理データ伝送領域を設定し、 上記管理データ伝送領域に複数のスロットを配置し、そ
    れぞれのスロットで、上記複数の通信局又は制御局がそ
    れぞれの局での通信状態に関するデータを個別に送信
    し、 その通信状態に関するデータの伝送状態で、上記制御局
    が直接的に無線通信できない局の存在を認識する通信制
    御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の通信制御方法において、 上記通信局が送信する通信状態に関するデータとして、
    上記制御局からのデータを受信できない局に関するデー
    タを受信したとき、そのデータを自局が送信する通信状
    態に関するデータに付加する通信制御方法。
  8. 【請求項8】 所定の制御装置の制御に基づいて通信が
    行われる伝送装置において、 所定の信号に基づいてフレーム周期を設定し、そのフレ
    ーム周期内に管理データ伝送領域を設定するタイミング
    設定手段と、 上記管理データ伝送領域内で他の伝送装置から送信され
    る管理データを受信する受信する受信手段と、 上記受信手段が受信した管理データの内の共通情報を所
    定のタイミングで送信する送信手段とを備えた伝送装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の伝送装置において、 上記受信手段が受信した管理データに基づいて、他の伝
    送装置の内の少なくとも1つが上記制御装置からの共通
    情報を受信できないと判断したとき、上記送信手段が共
    通情報を送信する伝送装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の伝送装置において、 上記送信手段が共通情報を送信する所定のタイミング
    は、上記タイミング設定手段により設定された管理デー
    タ伝送領域以外のタイミングである伝送装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の伝送装置において、 上記送信手段は、非同期データ伝送領域で上記共通情報
    を送信する伝送装置。
  12. 【請求項12】 所定の制御装置の制御に基づいて通信
    が行われる伝送装置において、 所定の信号に基づいてフレーム周期を設定し、そのフレ
    ーム周期内に複数のスロットで構成される管理データ伝
    送領域を設定するタイミング設定手段と、 上記管理データ伝送領域内の所定のスロットで他の伝送
    装置との通信状態のデータを送信する送信手段と、 上記管理データ伝送領域内の上記所定のスロットを除く
    スロットで受信する受信手段と、 上記受信手段が受信した通信状態のデータから、上記制
    御装置と直接的に通信が出来ない伝送装置の存在を認識
    する制御手段とを備えた伝送装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の伝送装置において、 上記受信手段が受信した通信状態に関するデータとし
    て、上記制御装置からのデータを受信できない伝送装置
    に関するデータを受信したとき、そのデータを上記送信
    手段が送信する通信状態に関するデータに付加する伝送
    装置。
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