JP2887510B2 - 移動局情報収集システム - Google Patents

移動局情報収集システム

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JP2887510B2
JP2887510B2 JP2210764A JP21076490A JP2887510B2 JP 2887510 B2 JP2887510 B2 JP 2887510B2 JP 2210764 A JP2210764 A JP 2210764A JP 21076490 A JP21076490 A JP 21076490A JP 2887510 B2 JP2887510 B2 JP 2887510B2
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陸生 波多野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は複数台の車輌を管理して、人、貨物等の輸
送、警察、警備会社等のパトロール、車輌の配置等の状
況を常時指令局で把握し、その車輌の運行制御を行なう
移動局情報収集システムに関するもので、移動局として
は車輌、船舶等の移動局に限定されるものではなく、経
時的変化に伴ない位置を移動するものを対象とするもの
である。
[従来の技術] この種の移動局情報収集システムとして、AVM(Autom
atic Vehicle Monitoring)方式が公知である。ここ
で、代表的なAVM方式を説明する。
第7図は従来のAVM方式の分散送信方式の概略構成
図、第8図は従来のAVM方式の分散受信方式の概略構成
図、第9図は従来のAVM方式の半自動方式の概略構成図
である。
AVM方式の1つである分散送信方式は、位置信号を常
時送信するサインポスト2(2a〜2e)を多数分散設置
し、利用者運用管理センター等の通信所1からの情報
を、ゾーンA〜Eのサービスエリア内に出力する。前記
移動局4は最も近いサインポスト2a〜2eからの位置信号
を受信し、そのサインポスト2a〜2eのサービスエリアの
位置信号に加えて、自局の移動局自体の認識等の情報
(以下、単に、『ID(Identification)』と記す)を附
加して直接指令局3に送信する技術である。
また、分散受信方式は指令局3からのポーリングまた
は一斉呼出しに対して、所定のサービスエリア内にいる
移動局4は、自局のIDを最も近いサインポスト2a〜2eに
送信し、前記サインポスト2a〜2eの受信信号は自局のID
をサービスエリア単位の信号に附加して有線で通信所1
に伝送する技術である。
そして、半自動方式は、指令局3からのポーリングま
たは一斉呼出しに対して、移動局4ではその地域の押ボ
タンを押して自局のIDと予め定めた符号化した地域信号
とを指令局3に送信し、指令局3ではそれを有線で通信
所1に伝送する技術である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記分散送信方式では、サインポスト2a〜2e
からの電波を受信する受信機及び指令局3との交信用の
通信機が必要となり、システム全体の費用が高くなり、
また、サインポスト2a〜2eのサービスエリアはオーバー
ラップできないから、サービスエリア間に空白地帯が発
生していた。上記分散受信方式でも、サインポスト2a〜
2eへ電波を送信する送信機及び指令局3との交信用の通
信機、また、サインポスト2a〜2eから通信所1間の有線
回路網が必要となり、システム全体の費用が高くなり、
また、サービスエリアのオーバーラップができないか
ら、サービスエリア間に空白地帯が発生する。
これら分散送信方式及び分散受信方式では、2種類以
上の周波数が必要となり、また、それに対応した通信機
が必要となり、システム全体が高価になるという問題を
有している。また、サービスエリアの空白地帯は必ず発
生し、それをなくすことは論理的に困難である。
また、上記半自動方式においては、地域の細分化が困
難であり、また、その情報の授受の多くを人為的な操作
に頼っており、地域コード及び入力ミス等の人為的ミス
が発生する要因が大である。
そこで、現在では、特開昭62-269522号公報等で、上
記諸問題点を解決するポーリングによるAVMシステムが
公知となっている。
即ち、特開昭62-269522号公報で開示された技術は、
指令局からポーリングによって呼出された移動局が情報
をキャリアに載せて指令局に送信するAVMシステムにお
いて、乱数を発生する乱数発生手段と、前記乱数発生手
段からの乱数を読込み、前記乱数に対応する時刻におい
て他の移動局から送信されているキャリアの有無を検出
する搬送波検出手段と、前記搬送波検出手段がキャリア
を検出しないとき情報をキャリアに載せて指令局に送信
する送信手段とを有するものである。
しかし、この種の技術は無線サービスエリア内のポー
リングに特定のポーリングエリアを指定していないた
め、特定の監理下にある移動局が多数の場合、目的の移
動局を捜しだすのに時間を要し、また、乱数発生手段か
らの乱数に対応する時刻で他の移動局から送信されてい
るキャリアの有無を検出し、情報を送出するものである
から、監理下の移動局が少なくても、目的の移動局を捜
しだすのにある程度の無駄時間を要することとなる。そ
して、乱数発生手段を必要とするから信号処理が複雑と
なり、移動局の装置が高価となる。
そこで、本発明は特定の範囲内の移動局を短時間で捜
しだし、かつ、その移動局の情報を効率良く収集できる
移動局情報収集システムの提供を課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明にかかる移動局情報収集システムは、
複数の移動局と交信を行ない、複数の移動局の情報を収
集する指令局とを具備し、無線サービスエリア内の特定
範囲の移動局を呼出す呼出手段の呼出しに対応し、移動
局の応答信号を複数回繰返し送出、かつ、この呼出手段
の呼出しに対応する移動局の1回目の応答信号を直に送
出後、所定時間の後、他局キャリアが存在するとき、前
記応答信号の送出を所定時間だけ停止するものである。
請求項2の発明にかかる移動局情報収集システムは、
前記応答手段から送出する応答信号を、他局キャリアの
存在が検出できなくなってからとしたものである。
請求項3の発明にかかる移動局情報収集システムは、
1回目の応答信号を直に送出後、他局キャリアの存在を
検出する所定時間を、ランダム時間としたものである。
[作用] 請求項1の発明においては、呼出手段によって無線サ
ービスエリア内の範囲を特定することにより、移動局の
数を制限して移動局を呼出し、移動局の応答手段は前記
呼出手段の呼出しに対応して複数回繰返し応答信号を送
出する。このときの、応答手段による応答信号は、応答
停止手段によって前記呼出手段の呼出しに対応する移動
局の1回目の応答信号を送出後、所定時間の後、他局キ
ャリアの存在を検出し、他局キャリアが存在するとき、
前記応答手段から送出する応答信号の送出を所定時間だ
け停止させ、複数の移動局が同時に応答信号を送出する
ような混信を防止する。また、前記呼出手段の呼出しに
対応する移動局の1回目の応答信号は、直ちに行なうこ
とにより、応答信号の応答速度を早くする。
請求項2の発明においては、前記応答手段から送出す
る応答信号の送出停止を、他局キャリアの存在が検出で
きている間としたものであるから、他局キャリアがなく
なると同時に交信が可能となる。
請求項3の発明においては、前記移動局の1回目の応
答信号を送出後に、他局キャリアの存在を検出する所定
時間を、ランダム時間とすることによって、移動局に特
定順位を付与していないから応答順位が公平となる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例である移動局情報収集シ
ステムの概略を示す全体構成図である。また、第2図は
この発明の一実施例である移動局情報収集システムの移
動局のブロック図、そして、第3図はこの発明の一実施
例である移動局情報収集システムの指令局のブロック図
である。
図において、本実施例の測位用人工衛星(以下、単
に、『GPS(Global Positioning System)』と記す)1
1,12,13は、米国によって打上げられた測位用の周波数
を出力している人工衛星で、人工衛星の位置から移動局
位置を測定するものであり、公知のように、測位情報を
得るには3台以上のGPS11,12,13が使用される。本実施
例の車輌等の移動局14とは車輌等の移動体が積載してい
る通信手段で、GPS11,12,13の電波を受信し、電波の伝
搬時間から各GPS11,12,13と移動局14間の距離を求める
ものである。各GPS11,12,13は地球を周回する決められ
た軌道を運行しており、前記軌道上の各GPS11,12,13の
位置と距離から地球上の移動局14の位置を算出して、そ
の位置を特定するもので、その検出誤差は発明者等の実
験によれば、100mの範囲内の精度に設定することができ
る。前記移動局14は公知のGPS受信機により位置を算出
し、通常、緯度及び経度情報を指令局15に伝送する。前
記指令局15は、例えば、地図を表示したCRTまたはパネ
ル上に移動局14の位置をスーパーインポーズして移動局
14の運行状態を表示する。なお、前記指令局15は通常の
無線サービスエリアSEを有しており、必要に応じて指令
局15は、複数配置する場合もある。
次に、第2図の本実施例である移動局情報収集システ
ムの移動局14の構成について説明する。
第2図において、アンテナ21はGPS11,12,13の電波を
受信する。GPS受信機22はGPS11,12,13の電波から緯度及
び経度の位置信号を得るための測定用の受信機である。
緯度・経度情報変調器23は、前記GPS受信機22の出力で
ある緯度及び経度信号を、無線伝送に適した周波数のデ
ィジタル信号、例えば、DTMF(Dual Tone Multi Freque
ncy)信号に変換する。ID情報変調器24は、移動局14自
体の情報、例えば、移動局14が車輌の場合はその号車番
号等の車輌認識情報を伝送するための変調器である。加
算器25は緯度・経度情報変調器23の出力の緯度及び経度
情報、ID情報変調器24の出力のID情報を附加して一連の
ディジタル信号にする。トランシーバインターフェース
(I/F)26は、緯度及び経度情報とID情報との出力信号
を、後述するトランシーバ27に入力し、また、トランシ
ーバ27を介して他局キャリアの存在を検出するためのイ
ンターフェースである。トランシーバ27は通常の移動無
線機で、先の緯度及び経度情報、ID情報を指令局15へ送
信、及び他局キャリアの存在を検出、即ち、他の移動局
の送信状態を受信によって判断する。また、トランシー
バ27はスピーカ28及びマイク29により指令局15と音声交
信を行なう。また、交信用アンテナ30はトランシーバ27
に及びトランシーバ27から電波を伝搬するものである。
そして、コントローラ31は指令局15からの指令信号によ
り緯度及び経度情報、ID情報信号の送出、或いは音声交
信の制御を行なうものである。メモリ32はこの移動局14
の自局の位置情報を一時的に格納しておくものである。
次に、第3図の本実施例である移動局情報収集システ
ムの指令局15の構成について説明する。
第3図において、移動局14との交信用アンテナ41は、
第2図の移動局14と同様に、トランシーバ42に接続さ
れ、トランシーバ42はスピーカ43、マイク44を有してい
る。トランシーバ42の出力は、緯度及び経度情報の受信
時にトランシーバインターフェース(I/F)45を介して
緯度・経度・ID情報復調器46により緯度及び経度情報及
びID情報がディジタル信号として出力される。ディスプ
レーコントローラ47はディスプレー用CRT49の画面の地
図上の位置、換言すれば、移動局14に対して緯度及び経
度地点にIDコードと●で表示する。
前記地図選択回路48は内蔵する地図データベースによ
ってディスプレー用CRT49の画面上に、緯度及び経度情
報に基づく地図を出力表示するものである。そして、コ
ントローラ51はマイクロコンピュータからなり、全移動
局14のポーリングまたは所定範囲のポーリングを行なっ
て、全移動局14の緯度及び経度情報、ID情報等の各種の
情報を吸収し、メモリ52に格納する。また、特定移動局
14または所定のサービスエリアの移動局14から得られた
緯度及び経度情報を基にした位置指定ポーリングに対し
て、緯度及び経度情報、ID情報等の各種の情報を入力す
る。このとき、緯度及び経度情報、ID発生器50及びディ
スプレー用CRT49上の画面を切替る。メモリ52は全移動
局14のポーリングを行なった結果の、それらの緯度及び
経度情報、ID情報等の各種の情報を格納するものであ
り、また、無線サービスエリアの移動局のポーリング対
象を判断するのに使用され、全移動局14のポーリング毎
に移動局14のIDコードと緯度及び経度等を更新格納す
る。このメモリ52の読込み書込み動作は、コントローラ
51によって行なわれる。前記コントローラ51への目的地
等の指令は、ディジタイザまたはマウス53によって入力
される。
このように構成した本発明の実施例の移動局情報収集
システムは、次のように動作する。
通常、地図選択回路48はコントローラ51によって、移
動局14の通信能力によってその無線サービスエリアが設
定されており、そのサービスエリア全体の地図をディス
プレー用CRT49上の画面に表示している。コントローラ5
1がID発生器50を駆動し、ポーリングによって、或いは
同報によって一斉に、または地域を特定して、または特
定の移動局14のID情報を発生し、その信号をトランシー
バインターフェース(I/F)45を介して、トランシーバ4
2で出力信号とし、アンテナ41から出力する。
一方、アンテナ21はGPS11,12,13の電波を受信し、GPS
受信機22はGPS11,12,13の電波から緯度及び経度の位置
情報を検出し、緯度・経度情報変調器23にその情報を出
力している。全移動局14を対象とするポーリングによっ
て、アンテナ30を介してトランシーバ27で受信された信
号に、自局を指定するID情報があると、コントローラ31
が前記緯度・経度情報変調器23の緯度及び経度の位置情
報出力に、ID情報変調器24のID情報を加算器25で附加し
て一連の信号とし、トランシーバインターフェース26、
トランシーバ27を介して、指令局15へそれを伝送する。
また、特定の範囲を指定するポーリングによって、所定
の範囲内にいる移動局14に呼掛けると、その呼掛けをト
ランシーバ27で受信し、コントローラ31によってメモリ
32の位置情報に基づいて自局が所定の範囲(区域)内に
いると判断すると、コントローラ31が前記緯度・経度情
報変調器23の緯度及び経度の位置情報出力に、ID情報変
調器24のID情報を加算器25で附加して一連の信号とし、
トランシーバインターフェース26、トランシーバ27を介
して、指令局15に同一信号を2回に繰返し伝送する。
指令局15側では、それをアンテナ41を介してトランシ
ーバ42で受信し、トランシーバインターフェース45を介
して緯度・経度・ID情報復調器46により緯度及び経度情
報及びID情報がディジタル信号として出力され、ディス
プレーコントローラ47はディスプレー用CRT49の画面上
に地図上の緯度及び経度地点にIDコードと●を表示す
る。同時に、緯度・経度・ID情報復調器46の緯度及び経
度情報及びID情報はメモリ52に格納される。
また、ディジタイザまたはマウス等の入力手段53によ
ってコントローラ51へ目的地等の指令を入力すると、コ
ントローラ51はメモリ52から目的地を中心とする無線サ
ービスエリア内の所定の範囲内の移動局14をポーリング
する。その範囲内で移動局14が応答しないとき、前記目
的地を中心とする無線サービスエリアの範囲を拡大し
て、目的地を中心とする所定の拡大した範囲内で移動局
14をポーリングし、その範囲内で移動局が応答しないと
き、順次、目的地を中心とする無線サービスエリアの所
定の範囲を拡大していく。
目的地を中心とする無線サービスエリアの所定の範囲
内のポーリングで移動局が応答すると、応答した移動局
14の緯度及び経度地点にIDコードと●をディスプレー用
CRT49の画面上に表示し、特に、●は繰返し点滅表示を
行なう。同時に、緯度及び経度情報及びID情報をメモリ
52に格納し、その目的地の探索状態が解除されるまで維
持する。
本実施例の移動局情報収集システムは第4図及び第5
図のように制御される。
第4図は本発明の一実施例である移動局情報収集シス
テムの移動局の制御を行なうフローチャートであり、ま
た、第5図は本発明の一実施例である移動局情報収集シ
ステムの指令局の制御を行なうフローチャートである。
そして、第6図は本発明の一実施例である移動局情報収
集システムの移動局の応答信号のタイミングチャートを
示す説明図である。
まず、ステップS0で初期化し、ステップS1で現在の自
局の位置情報として緯度及び経度情報を検出する。ステ
ップS2で全移動局14がポーリングされているか判断し、
自局がポーリングされていないと判断したとき、更に、
ステップS3で領域を無線サービスエリアの特定した範囲
とする範囲指定ポーリングであるか、送信されたコード
内容で判断する。範囲指定ポーリングでないとき、ステ
ップS1からステップS3のルーチンを繰返し実行する。ス
テップS2で全移動局14がポーリングされており、しか
も、自局が指定されていると判断したとき、ステップS4
で自局情報として緯度及び経度情報に自局IDコードを附
加して指令局15に送出する。
また、ステップS3で無線サービスエリアの特定範囲内
の移動局14のみに、所定の範囲情報を送出して、その範
囲内にいる移動局14に呼掛ける範囲指定ポーリングであ
ると判断したとき、ステップS5で自局の呼掛けを判断
し、自局が呼掛けられているとき、ステップS6で1回目
の応答信号として、自局情報の緯度及び経度情報に自局
IDコード、必要に応じて、現在の自局の他の情報、例え
ば、空車、積荷の残量等を指令局15に送出する。次に、
ステップS7で所定時間待機し、その後、ステップS8で他
の移動局14から応答信号が送出されているかをトランシ
ーバ27で受信し、他の移動局14から応答信号が送出され
ているとき、ステップS9で所定時間待機し、ステップS1
0で自局からの応答信号の送出が2回目であるか判断
し、2回目でないとき、ステップS6からステップS10の
ルーチンに入り、2回同一情報内容の応答信号を指令局
15に送出する。
一方、指令局15では、第5図に示すように、ステップ
S11で初期化し、ステップS12で全移動局14の位置情報を
得るためのポーリングを行ない、ステップS13で全移動
局14の位置情報をメモリ52に格納し、ステップS14でそ
れをディスプレー用CRT49の画面上に地図上の緯度及び
経度地点にIDコードと●で表示する。そして、ステップ
S15でディジタイザまたはマウス等の入力手段から目的
地が入力されたか判断し、入力されていないとき、ステ
ップS12からステップS15のルーチンを繰返し実行する。
即ち、この間、全移動局14はディスプレー用CRT49の画
面上に地図上の緯度及び経度地点にIDコードと●で表示
され、それらの位置を監視できる。
ステップS15でディジタイザまたはマウス等の入力手
段53から目的地が入力されると、ステップS16で範囲指
定ポーリングに入る。この範囲指定ポーリングでは、目
的地を中心とし、半径R0[Km]を第1回目のポーリング
対象とし、半径R0[Km]以内のディスプレー用CRT49の
画面の地図上の緯度及び経度にいる移動局14、即ち、メ
モリ52に格納した緯度及び経度情報から判断して、半径
R0[Km]以内の移動局14を同時に呼掛ける。ステップS1
7で前記ポーリングに対して応答の有無を判断し、応答
がなかったときには、ステップS18でポーリング対象と
する範囲を拡大し、次回のポーリングエリアとして半径
R1[Km]以内の移動局14を対象とする。そして、ステッ
プS16で再度呼掛けを行ない、ステップS17で前記呼掛け
に対して応答の有無を判断し、応答がなかったときに
は、前述のように、N回目には、ポーリングエリアとし
て半径RN-1[Km]以内の移動局14を対象とする。
前記特定範囲のポーリングにおいて、ステップS17で
応答が確認されると、ステップS19で応答のあった移動
局14の情報をメモリ52に格納し、同時に、ディスプレー
用CRT49の画面上に地図上の緯度及び経度地点にIDコー
ドと★の繰返し点滅によって、それを表示する。ステッ
プS20で受信確認信号を送出し、ステップS21で特定の目
的地入力を解除するまで、この表示状態を維持し、特定
の目的地入力が解除されると、ステップS12からのルー
チンの処理に入る。
前述のように、特定の目的地に、例えば、配車の必要
性等が発生した場合には、ステップS15からステップS17
のルーチンによって、無線サービスエリアSA内の特定範
囲の移動局14をポーリングする。このとき、特定範囲内
の移動局14が応答すれば、応答のあった移動局14の情報
をメモリ52に格納し、同時に、ディスプレー用CRT49の
画面の地図上の緯度及び経度地点にIDコードと★の繰返
し点滅によって、それを表示し、特定の目的地入力が解
除されるまで、その表示を継続する。前記移動局14がパ
トロールカー、タクシー等であれば、前記移動局14のポ
ーリング順序を特定の目的地に近い移動局14から開始さ
せ、最短距離のものを移動させるように指示することも
できる。そして、前記移動局14の応答内容は、例えば、
タクシーならば空車または実車または回送の情報、パト
ロールカーならば、巡回中または目的地に移動中、宅配
便においては、配達中、収集中、荷物量等の移動局14自
体の情報を送出することもできるし、それらの判断結果
を送出するようにすることもできる。
また、第1回目の無線サービスエリアSA内の特定範囲
では移動局14の応答がなかったとき、ステップS16から
ステップS18で、順次、無線サービスエリアSA内のポー
リングする特定範囲の広さを拡大し、徐々に特定の目的
地から離れた移動局14の選択に切替ることができ、常
に、最寄の移動局14を選択することができる。
故に、本実施例の移動局情報収集システムでは、特定
の個所または特定の個所に近い移動局14の存在を短時間
で捜しだし、かつ、その移動局14の情報を得ることがで
きる。
上記実施例の移動局14の応答を表示する表示手段とし
ては、移動局14の位置、移動局14自体の情報を表示する
ものであるから、ポーリングに応答する対象を移動局14
の位置及び移動局14自体の条件を附加することができる
から、移動局14の用途に合致させた移動局情報収集シス
テムとすることができる。
上記実施例の移動局情報収集システムの無線サービス
エリアでの移動局14の応答は、ポーリングされているサ
ービスエリア内に自局が存在しており、かつ、所定の条
件を満しているか判断し、自局が該当するときのみ、情
報を送出するものであるから、ポーリングを位置情報を
基準として、目的位置に近い移動局14のIDコードでポー
リングをかけ、指令局15側で目的位置に近い移動局14を
捜すのに好適となる。
このように、本実施例の移動局情報収集システムは、
複数の移動局14と、前記移動局14と交信を行ない、複数
の移動局14の情報を収集する指令局15とからなる移動局
情報収集システムにおいて、無線サービスエリア内の特
定範囲の移動局14を呼出す無線サービスエリアSA内の特
定範囲の移動局14をポーリングするステップS15及びス
テップS16、ステップS17、ステップS18のルーチンから
なる呼出手段と、前記呼出手段の呼出しに対応する移動
局14の応答信号を複数回繰返し送出するステップS6から
ステップS10のルーチンからなる応答手段と、前記呼出
手段の呼出しに対応する移動局の1回目の応答信号を送
出後、ステップS7で定める所定時間の後、ステップS8で
他局キャリアの存在を検出し、他局キャリアが存在する
とき、前記応答手段から送出する応答信号の送出をステ
ップS9で定める所定時間だけ停止する応答停止手段とを
具備するものである。
したがって、特定範囲内に応答をすべき条件を具備す
る2台の移動局14A,14Bが存在した場合、それらの2台
の移動局14A,14Bに特定範囲内のポーリングで呼掛けが
あると、第6図に示すように、2台の移動局14A,14Bは
略同時に応答信号14a1,14b1を送出することになる。こ
のとき、第1回目の前記応答信号14a1,14b1は混信の確
率が高く、正確に指令局15で情報解読できない場合があ
る。そこで、ステップS7からステップS10のルーチンの
対応によって、他局のキャリアが存在するか否かを判断
することによって、他局の応答信号14a2の自局の応答信
号14b2′の送出を停止することで、応答信号14b2′を混
信させることなく送信させ、所定時間の後、自局の応答
信号14b2を送出するものである。このとき、2台の移動
局14A,14Bは略同時に、しかも、情報長が同一の応答信
号16a1,16b1を送出すると、ステップS7の時間設定によ
って2台の移動局14A,14Bの応答順位が決定される。こ
の種の応答順位に公平性を付与するには、ランダムパル
ス発生回路(特許パルス回路技術事典;オーム社発行参
照)等によってランダム時間を設定するとよい。なお、
ステップS9の時間設定は、平均的な応答時間よりも若干
長目に設定される。
上記実施例では、特定範囲内に応答をすべき条件を具
備する2台の移動局14A,14Bが存在した場合について説
明したが、更に、多くの移動局14が対象となる場合に
は、ステップS7からステップS10のルーチンの対応によ
って、複数回応答信号を出力させることもできる。しか
し、この場合でも、特定範囲内に応答すべき条件の移動
局14が1台のみ存在するときには、1回目の応答信号が
指令局15で受信され、交信を早く終了することができ
る。
上記実施例では、ステップS8及びステップS9で他局の
キャリアが存在するとき、所定時間待機して次回の応答
信号を送出しているが、本発明を実施する場合には、ス
テップS8で他局のキャリアの存在を検出し、その間、ス
テップS8に止まり、他局のキャリアがなくなったとき、
ステップS10の処理に入るようにしてもよい。このよう
な処理を行なうと、応答信号の間隔が密にすることがで
き、しかも、多くの移動局14からの応答信号を混信なく
処理することができる。
ところで、上記実施例のディジタイザまたはマウス等
の入力手段53から特定の目的の指定位置がコントローラ
51に入力されたとき、無線サービスエリアSA内の特定範
囲の移動局14をポーリングするステップS15及びステッ
プS16、ステップS17の呼出手段は、目的の指定位置を中
心にその探索距離を拡大させているが、本発明を実施す
る場合には、指令局15側で用いているデータベースの地
図から道路条件を加味してポーリングする特定範囲を設
定することができる。
また、常識実施例では、ポーリングした無線サービス
エリアの特定範囲で移動局14の応答がないとき、前記特
定範囲を順次拡大し、繰返しポーリングを行なうステッ
プS16からステップS18でなる拡大ポーリング手段を有し
ており、本発明を実施する場合には、指令局15側で用い
ているデータベースの地図から道路条件を加味してポー
リングする特定範囲を設定することができる。なお、本
発明を実施する場合には、目的の指定位置を中心にその
探索距離を順次拡大させるものでは、本モニタリングシ
ステムを廉価に構成できる。また、道路条件等の移動局
14の移動条件を加味してポーリングする場合には、その
機動性を高くすることができる。
そして、上記実施例の移動局情報収集システムの移動
局14が何れかのポーリングに応答したとき、その移動局
14の情報を表示する表示手段は、緯度・経度・ID情報復
調器46により測位情報及び移動局自体のID情報を復号化
し、得られた測位情報を基にディスプレー用CRT49に該
当する地域を表示し、その地図上に移動局14をスーパー
インポーズで位置表示するものである。しかし、本発明
を実施する場合には、移動局14からの送信信号を受け、
測位情報及び移動局14自体の情報を復調し、得られた測
位情報を基に該当する地域を表示した地図上に位置表示
するものであればよい。
更に、前記呼出手段の呼出しに対応する移動局14の応
答信号を複数回繰返し送出するステップS6からステップ
S10のルーチンからなる応答手段は、2回応答信号を送
出する事例で説明したが本発明を実施する場合には、2
回以上応答信号を送出するものに適用できる。
[発明の効果] 以上のように、請求項1の発明の移動局情報収集シス
テムは、複数の移動局と交信を行ない、複数の移動局の
情報を収集する指令局とからなる移動局情報収集システ
ムにおいて、無線サービスエリア内の特定範囲の移動局
を呼出す呼出手段の呼出しに対応する移動局の応答信号
を複数回繰返し送出し、前記呼出手段の呼出しに対応す
る移動局の1回目の応答信号を送出後、所定時間の後、
他局キャリアの存在を検出し、他局キャリアが存在する
とき、前記応答手段から送出する応答信号の送出を所定
時間だけ停止するものであるから、特定範囲内に応答を
すべき条件の移動局が複数存在した場合、複数の移動局
の同時送信による相互の混信をなくし、しかも、特定範
囲内に応答すべき条件の移動局が1台のみ存在するとき
には、1回目の応答信号が指令局で受信され、交信を早
く終了することができる。故に、特定の範囲内の移動局
を短時間で捜しだし、かつ、その移動局の情報を効率良
く収集できる。
請求項2の発明の移動局情報収集システムは、応答手
段から送出する応答信号の送出は、他局キャリアが存在
しなくなったときとしたものであるから、他局キャリア
がなくなると同時に交信が可能となる。
請求項3の発明の移動局情報収集システムは、移動局
の1回目の応答信号を送出後に、他局キャリアの存在を
検出する所定時間をランダム時間とすることによって、
移動局に特定順位を付与していないから応答順位が公平
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である移動局情報収集システ
ムの概略を示す全体構成図、第2図は本発明の一実施例
である移動局情報収集システムの移動局のブロック図、
第3図は本発明の一実施例である移動局情報収集システ
ムの指令局のブロック図、第4図は本発明の一実施例で
ある移動局情報収集システムの移動局の制御を行なうフ
ローチャート、第5図は本発明の一実施例である移動局
情報収集システムの指令局の制御を行なうフローチャー
ト、第6図は本発明の一実施例である移動局情報収集シ
ステムの移動局の応答信号のタイミングチャートを示す
説明図、第7図は従来のAVM方式の分散送信方式の概略
構成図、第8図は従来のAVM方式の分散受信方式の概略
構成図、第9図は従来のAVM方式の半自動方式の概略構
成図である。 図において、 11,12,13:測位用人工衛星(GPS) 14:移動局 15:指令局 31,51:コントローラ 32,52:メモリ SA:無線サービスエリア である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04Q 9/00 G08G 1/00 - 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動局と、前記移動局と交信を行な
    い、複数の移動局の情報を収集する指令局とからなる移
    動局情報収集システムにおいて、 無線サービスエリア内の特定範囲の移動局を呼出す呼出
    手段と、 前記呼出手段の呼出しに対応する移動局の応答信号を複
    数回繰返し送出する応答手段と、 前記呼出手段の呼出しに対応する移動局の1回目の応答
    信号を直に送出後、所定時間の後、他局キャリアの存在
    を検出し、他局キャリアが存在するとき、前記応答手段
    から送出する応答信号の送出を所定時間だけ停止する応
    答停止手段と を具備することを特徴とする移動局情報収集システム。
  2. 【請求項2】複数の移動局と、前記移動局と交信を行な
    い、複数の移動局の情報を収集する指令局とからなる移
    動局情報収集システムにおいて、 無線サービスエリア内の特定範囲の移動局を呼出す呼出
    手段と、 前記呼出手段の呼出しに対応する移動局の応答信号を複
    数回繰返し送出する応答手段と、 前記呼出手段の呼出しに対応する移動局の1回目の応答
    信号を直に送出後、所定時間の後、他局キャリアの存在
    を検出し、他局キャリアが存在するとき、前記応答手段
    から送出する応答信号の送出を停止する応答停止手段と を具備することを特徴とする移動局情報収集システム。
  3. 【請求項3】前記移動局の1回目の応答信号を直に送出
    後に、他局キャリアの存在を検出する所定時間は、ラン
    ダム時間としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2の移動局情報収集システム。
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