JP2000069541A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP2000069541A
JP2000069541A JP10239721A JP23972198A JP2000069541A JP 2000069541 A JP2000069541 A JP 2000069541A JP 10239721 A JP10239721 A JP 10239721A JP 23972198 A JP23972198 A JP 23972198A JP 2000069541 A JP2000069541 A JP 2000069541A
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mobile station
mobile
channel
station
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JP10239721A
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Keijiro Take
啓二郎 武
Shuji Ito
修治 伊藤
Toshiaki Tomizawa
俊明 富沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局と移動局の双方が互いに相手を追尾す
るチャネルとして全方位用チャネルを不要とし狭ビーム
用チャネルのみで行い、また、オーバラップ領域では在
圏エリア基地局と移動局が通信中に、隣接基地局と上記
移動局が互いに相手を探査するための追尾時間を従来よ
り短縮できる移動通信システムを提供することを目的と
する。 【解決手段】 基地局102と移動局101は上下別周
波数別々の追尾チャネルを狭ビームで送受信する装置を
備える。また、移動局101及び在圏エリア基地局10
2の双方はお互いの位置の探査を行い、探査した後、追
尾チャネルで用いた周波数とビームをそのまま情報チャ
ネルに割り当てると共に、在圏エリアの基地局102と
通信中にも情報チャネル内に隣接基地局102を探査す
るための探査用スロットを備える事で他の隣接基地局1
02の追尾を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は狭ビームを用いて,
基地局とこの基地局の配下の移動局が互いに相手を追尾
するための追尾チャネルをもつ移動無線通信システムに
おいて,上記移動局と上記基地局(移動局が移動するエ
リアを管理するので在圏エリア基地局という)における
追尾方法,移動局と在圏エリア基地局間で通信中におけ
る隣接基地局の探査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば,特開平8-8814号公報に
示された従来の「移動無線通信システム」の構成図であ
り、図において、1101は移動局、1102は基地
局、1103は基地局アンテナである。
【0003】次に、動作を説明する。図11において、
各移動局に対して別々の周波数をもつチャネルが割り当
てられている。例えば、移動局1101a、1101
b、1101cに対してそれそれ情報チャネルf1,f
2,f3が割り当てられている。移動無線通信システム
はさらにアンテナ指向性のビーム方向情報を送信するた
めの基地局内共通の周波数チャネルf0を備えており、
基地局1102からは図12に示すように水平方向に方
位角θをθ1, θ2, θ3, θ4のようにずらしながら全方
位方向に制御を行い、同時にふ角方向にも図13に示す
ようにふ角方向の方位角φをφ1, φ2, φ3, φ4にずら
しながら送信方向を制御する。
【0004】移動局1101は上記方位角およびふ角情
報と共にその受信レベルを随時測定し、受信レベルが最
大になった方向を基地局方向と識別し、その最適な方位
角および最適なふ角および最適な方位角の受信レベルと
最適なふ角の受信レベルを基地局1102に再送信す
る。
【0005】基地局1102は,上記の移動局1101
からの最適な方位角の受信レベル及び最適なふ角の受信
レベルに基づいて、送信レベルを決定し,他の基地局間
との干渉を防ぐように送信レベルの制御を行う。
【0006】しかし、隣接基地局との境界に移動局が接
近した際には複数基地局から到来する干渉波によりビー
ムの選択が困難になるという問題がある。
【0007】また、特開平5-276084号公報に示された
「無線通信システム」においては,移動局及び基地局に
指向性アンテナとフェーズドアレーを用いた移動無線通
信システムが示されており、通話を開始するために全方
向性パターンを照射する方法として、接続専用のフェー
ズドアレーアンテナを用意する方法及びアレー自体の移
相器を適切に調整する方法の二つが述べられている。
【0008】前述の方法で一方が全方向性放射を行い他
方でその放射が検出された場合には検出された方向に向
かって指向性放射を行うと共に,その後はフェーズドア
レーアンテナで受信された位相値及び振幅値情報を元に
随時指向性アンテナの送信方向の修正を行い、他の基地
局のエリアを横断するときにも前述の方法でチャネル切
り替えを行うことを可能にする方法が述べられている.
【0009】しかし上記のような方法では、必ず全方位
性放射を行なう必要があり、この全方位性放射と狭ビー
ム放射の両方の放射システムを具備する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
法では、隣接基地局との境界に移動局が接近した際には
複数基地局から到来する干渉波によりビームの選択が困
難になるという問題がある。
【0011】また、別の従来の方法では、通話を開始す
るために全方位用のチャネルと狭ビーム用のチャネルの
両方を持たなくてはならないという問題がある。
【0012】さらに、移動局と複数基地局とが通信可能
なオーバーラップ領域では在圏エリア基地局と移動局が
通信中に、ハンドオーバー対象の隣接基地局と移動局間
の双方で上記チャネルとは異なる追尾チャネルが必要と
なり,前述のオーバーラップエリア領域では,隣接基地
局と移動局間で、干渉を避けるために、別周波数・ビー
ムの追尾チャネルを設定し,両方で探査するために追尾
時間が増加するという問題がある。
【0013】この発明はこのような問題点を解決するた
めに為されたものであり、基地局と移動局の双方が互い
に相手を追尾するチャネルとして全方位用チャネルを不
要とし狭ビーム用チャネルのみで行い、また、オーバラ
ップ領域では在圏エリア基地局と移動局が通信中に、隣
接基地局と上記移動局が互いに相手を探査するための追
尾時間を従来より短縮できるシステムを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動通信
システムは、移動局と、この移動局が在圏するエリアを
管轄する在圏エリア基地局または少なくとも1つの隣接
基地局などの基地局と、この基地局を管理する基地局制
御装置と備え、上記移動局と上記基地局の双方が狭ビー
ムを用いて互いに相手を追尾するための追尾チャネルと
互いに通信するための通信チャネルを持つ移動通信シス
テムにおいて、上記移動局及び上記基地局は双方の位置
を互いに追尾するために、上記基地局の送信側は送信電
波(以下、電波をビームともいう)の方向を制御する送
信電波方向制御手段を備え、上記移動局の受信側は受信
方向を変化させる受信方向制御手段を備えたものであ
る。
【0015】また、この発明に係る移動通信システム
は、移動局と在圏エリア基地局との間での相互の追尾が
完了した後、移動局と在圏エリア基地局は追尾チャネル
で使用したのと同じ周波数とビームを使って、情報チャ
ネルに切替える切替手段を備えたものである。
【0016】また、この発明に係る移動通信システム
は、隣接基地局を探査するための探査用のスロットを移
動局と在圏エリア基地局間の情報チャネル内に設け、こ
の情報チャネルを用いて移動局と在圏エリア基地局間で
通信を行うと共に,前記移動局が情報チャネル内の前記
探査用のスロットで隣接基地局を探査する探査手段を備
え、上記隣接基地局は狭ビームを送信する送信手段を備
えたものである。
【0017】また、この発明に係る移動通信システム
は、在圏エリア基地局と移動局が情報チャネルを使って
通信中に、隣接基地局から基地局識別子(以下、基地局
IDという)を含む追尾チャネルを探査用スロットで受信
した移動局は、情報チャネルを用いて、該移動局の識別
子(以下、移動局IDという),追尾チャネルから得られ
る位置情報および隣接基地局の基地局IDなどの制御情報
を在圏エリア基地局に送信し、在圏エリア基地局から基
地局制御装置経由で隣接基地局に対して上記の制御情報
を送信するものである。
【0018】また、この発明に係る移動通信システム
は、在圏エリア基地局はタイマーを備え、移動局からの
位置情報の受信をトリガーに上記タイマーを起動させ、
タイマー満了後に追尾チャネルを強制的に開放し、この
開放した追尾チャネルを使って他の移動局を探査するも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
係る移動通信システムの構成図であり、図において、1
01は移動局、102は移動局101を収容し、この移
動局101と無線で接続する基地局、103は基地局1
02を管理する基地局制御装置、104は基地局制御装
置103と有線で接続される交換局である。
【0020】次に、動作を説明する。図2は移動局の受
信角方向の制御例を示す概念図であり、図において、図
1と同符号は同一または相当部分を示す。また、図3は
基地局における追尾処理及び通信開始までのフローを示
すフローチャートであり、図4は移動局における追尾処
理と送信までのフローを示すフローチャートである。ま
た、図5は移動局と基地局との追尾処理から通信状態ま
でのシーケンスを示すシーケンス図であり、図中の()で
示した番号は順序を示す。本発明では、狭ビームの照射
方向を制御するような探査チャネルを持つ移動無線通信
システムにおいて、全基地局102は従来例で示したよ
うに下り方向の追尾チャネルを用いてふ角φと方位角θ
を図5(2)のように変化させつつ送信する狭ビームを全
方向に振りながら(ステップS0001)、図5(3)に示したよ
うに基地局102を識別するための基地局識別子(以
下、基地局IDという)を送信する(ステップS0002)。
【0021】また、移動局101は図2に示すようにビ
ームの受信方向を変化させることで、図5(1)のように
在圏エリア基地局102より基地局IDを含んだ追尾チャ
ネルを待ち受ける。(ステップS0101,S0102)なお,移動
局101の受信機(図示せず)において、パラメータに
よっては従来の全方位方向の受信も可能としてもよい。
【0022】移動局101は在圏エリア基地局102か
らの下り追尾チャネルを受信することで在圏エリア基地
局IDを取得し(ステップS0103)、図5(4)のように従来例
と同様の方法で送信方向を決定し(ステップS0104)。図
5(5)のように当該方向に移動局101を識別する移動
局識別子(以下移動局ID)と在圏エリア基地局IDを上り追
尾チャネルで送信する(ステップS0105)。
【0023】さらに、図5(11)のように上り追尾チャネ
ル終了信号を送信し(ステップS0106)、この後図5(12)
のように在圏基地局102と同様に上り追尾チャネルの
周波数およびビームを使用して、図5(13)のように追尾
チャネルを情報チャネルに切り替えて送信する(ステッ
プS0107)。
【0024】上述したとおり、この実施の形態によれ
ば、移動局101と在圏エリア基地局102との間での
相互の追尾が完了した後、追尾チャネルで使用したのと
同じ周波数とビームを使って情報チャネルに切替えるの
で、従来システムと違って追尾チャネルと情報チャネル
を別の周波数とビームで切り替える操作が不要になるこ
とから装置の構成が簡単になる。
【0025】また、この実施の形態によれば、在圏エリ
ア基地局102がビームの送信方向を変化させるだけで
なく、移動局101も受信方向を変化させることによ
り、受信側は在圏エリア基地局102が発したビームを
より正確に受けることが可能となり、移動局101にお
ける狭ビームの受信レベルはより強くなり、その分複数
基地局102がオーバーラップするエリアで他の隣接基
地局102からの干渉を低減することができる。
【0026】実施の形態2.一方、在圏エリア基地局1
02は移動局101からの上り追尾チャネルを受信した
場合には、移動局IDを取得すると共に(ステップS000
4)、図5(6)のように従来例と同じ方法でビームの送信
方向を決定し、探査のために振っていた狭ビームの振り
動作を停止して(ステップS0005)、図5(7)に示すように
受信した方向に対して下り追尾チャネルで下り追尾チャ
ネル終了信号を示す狭ビームを照射する(ステップS000
6)。
【0027】さらに、在圏エリア基地局102は図5
(8)のように追尾チャネルの周波数およびビームをその
まま使用して情報チャネルの送信を行うと共に(ステッ
プS0007)、移動局101からの上り追尾チャネル終了信
号の到来を待ち受ける。
【0028】また、移動局101は、在圏エリア基地局
102から下り追尾チャネル終了信号を受信すると、図
5(10)に示すように下りの情報チャネルの受信を開始し
通信状態になる。
【0029】在圏エリア基地局102は移動局101か
ら上り追尾チャネル終了信号を受信すると、図5(13)の
上り情報チャネルの送信を行う。これにより、在圏エリ
ア基地局102と移動局101との間で双方向の通信が
可能となる。
【0030】なお、通信中は方位角および受信レベルの
情報は随時測定され、当該方位角および受信レベルの情
報は図6に示される制御信号を送受信する制御スロット
を用いて随時移動局101から在圏エリア基地局102
へ送信され、在圏エリア基地局102はこの情報に基づ
いて狭ビームの照射方向の決定及び制御の調整を行う。
【0031】上述のように、この実施の形態によれば、
移動局101と在圏エリア基地局102との間での相互
の追尾が完了した後、追尾チャネルで使用したのと同じ
周波数とビームを使って、情報チャネルに切替えるの
で、従来システムのように追尾チャネルと情報チャネル
を別の周波数とビームに切り替える操作が不要になり装
置構成が簡易になる。
【0032】実施の形態3.この実施の形態では、移動
局101と在圏エリア基地局102とが通信状態に入っ
た場合について説明する。図6に示すように移動局10
1と在圏エリア基地局102との間の情報チャネルを複
数のフレームで構成し、さらにそのフレーム内に移動局
101及び基地局102を制御するための制御スロット
及び隣接基地局102を探査するためのTracking用のス
ロット(以下探査用スロットという)及び情報を伝送する
ための情報スロットを設ける。
【0033】また、図7に示すように、移動局101と
在圏エリア基地局102が通信中に、実施の形態1と同
様に上述の探査用のタイムスロット間隔で狭ビームの受
信方向を制御することにより移動局101と隣接基地局
102間で探査を行い、実施の形態2の情報チャネルの
設定方法と同様の手順で双方の探査用チャネルの通信を
確保する。
【0034】この実施の形態によれば、オーバーラップ
エリアで在圏基地局102及び移動局101が通信中で
も移動局101は隣接基地局102を探査できるので探
査時間を短縮できる。
【0035】実施の形態4.図8(2)のように移動局10
1は隣接基地局102の下り探査用スロットを受信し、
隣接基地局IDを取得した場合には、当該隣接基地局IDと
その到来方向を保持すると共に、図8(3)のように情報
チャネル上の制御スロットによって、通信中の在圏エリ
ア基地局102に当該隣接基地局ID,その到来方向,移
動局101における受信レベル情報及び情報チャネルの
制御情報を送信する。
【0036】次に、図8(4)に示すように通信中の在圏
エリア基地局102は移動局101からこれらの情報を
受け取ると、当該情報を基地局制御装置103に送信す
る。基地局制御装置103は在圏エリア基地局102か
ら当該情報を受け取り、隣接基地局IDを取得すると、図
8(5)のようにこの隣接基地局IDで指定された隣接基地
局102に対してビームの到来方向,移動局101にお
ける受信レベル及び情報チャネル制御情報を送信する。
これにより、隣接基地局102は当該情報を得ることが
でき、追尾チャネルを用いずに移動局101と隣接基地
局102双方の追尾が可能となる。従って、新たに隣接
基地局102と移動局101間で図5(1)〜(5)に
示す追尾処理が不要となり、その分追尾時間を短縮でき
る。また、別の周波数に切り替える必要がないので、装
置構成が簡易になる。
【0037】この実施の形態によれば、移動局から隣接
基地局102に対して上り追尾チャネルの送信を行わ
ず、位置情報を通信中の情報チャネルを用いて在圏エリ
ア基地局102経由で送信できるので、選択基地局10
2と移動局との追尾時間を短縮できると共に装置構成が
簡易になる。
【0038】図8(6)のように基地局制御装置103よ
り移動局101の位置情報を受けた隣接基地局102は
移動局101の探査のために振っていた狭ビームの一つ
の振り動作を停止し、図8(7)に示すように新たに基地
局制御装置103から指定された移動局101の位置の
方向に対して隣接基地局ID、基地局制御装置103から
受信した移動局ID及び制御信号を元にビームを送信す
る。なお、方位の補正は実施の形態4と同様に到来方向
の情報によって、送信方向を制御することにより行われ
る。
【0039】移動局101は、隣接基地局102から上
記の情報を受信すると、探査用スロットで隣接基地局ID
及び移動局IDを確認し、次に図8(8)のように移動局ID
を再度送信する。これにより、移動局101は随時隣接
基地局102の追尾を行うことができる。
【0040】在圏エリア基地局102からのビームの受
信レベルが閾値以下になった場合、移動局101は上記
探査用スロットを用いて隣接基地局102に対して探査
用チャネル終了信号を送信した後、情報チャネルへ切り
替えることにより、隣接基地局102との間で通信を行
う。また、図9に示すように移動局101と複数基地局
102間の複数情報チャネルを随時切り替えることでこ
れらの基地局102と次々に通信を行うことができる。
【0041】図10(1)のように移動局101が通信終
了する場合には、在圏エリア基地局102に対し情報チ
ャネル内の制御スロットを用いて送信終了信号を送信
し、上り通信チャネルを追尾チャネルに切り替える。
【0042】図10(2)のように在圏エリア基地局10
2は移動局101から通信終了信号を受信すると、下り
通信チャネルを追尾チャネルに切り替えると共に図10
(3)のように下り情報チャネルを使って、下り情報チャ
ネル終了信号を送信する。
【0043】図10(4)のように移動局101は在圏エ
リア基地局102から下り情報チャネル終了信号を受信
すると、下り情報チャネルを追尾チャネルに切り替え
る。それ以後は、移動局101が在圏エリアにいる場合
は、上りの追尾チャネルで随時図10(5)のように移動
局IDと位置情報を在圏エリア基地局102へ送信して在
圏エリア基地局102の送信制御を行うと共に、図10
(6)のように下りの追尾チャネルで基地局IDを移動局1
01へ送信することにより移動局101の送信制御を行
う。
【0044】また、図10(7)のように移動局101が
電源をOFFにするかあるいは他の隣接基地局102のエ
リアに進入した場合、在圏エリア基地局102はこのよ
うな事態を検出できないため、通信または追尾が困難に
なる。そこで、在圏エリア基地局102にタイマーを設
け、この在圏エリア基地局102が移動局101から移
動局の位置情報を受信すると、この位置情報の受信をト
リガーにタイマーを起動させ、図10(8)のようにタイ
マー満了後に追尾チャネルを強制的に開放し、この開放
した追尾チャネルを使って他の移動局101を探査す
る。
【0045】これにより、移動局101が電源をOFFに
したり、他の隣接基地局102のエリアに進入したりし
た場合でも、問題なく処理ができる。
【0046】この実施の形態によれば、在圏エリア基地
局102にタイマーを設け、移動局からの位置情報の受
信をトリガーに上記タイマーを起動させ、タイマー満了
後に追尾チャネルを強制的に開放し、この開放した追尾
チャネルを使って他の移動局を探査するので、移動局が
電源をOFFにしたり、他の隣接基地局102のエリアに
進入したりした場合でも、問題なく処理ができる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、在圏エリア基地局が
ビームの送信方向を変化させるだけでなく、移動局も受
信方向を変化させることにより、受信側は在圏エリア基
地局が発したビームをより正確に受けることが可能とな
り、移動局における狭ビームの受信レベルはより強くな
り、その分複数基地局がオーバーラップするエリアで他
の隣接基地局からの干渉を低減することができるという
効果を奏する。
【0048】また、この発明によれば、移動局と在圏エ
リア基地局との間での相互の追尾が完了した後、追尾チ
ャネルで使用したのと同じ周波数とビームを使って、情
報チャネルに切替えるので、従来システムのように追尾
チャネルと情報チャネルを別の周波数とビームで切り替
える操作が不要になり装置構成が簡易になるという効果
を奏する。
【0049】また、この発明によれば、情報チャネル内
に探査用スロットを持つことで,在圏エリア基地局と移
動局間で通信中でも、移動局は隣接基地局を探査できる
ので探査時間を短縮できるという効果を奏する。
【0050】また、この発明によれば、移動局から隣接
基地局に対して上り追尾チャネルの送信を行わず、位置
情報を通信中の情報チャネルを用いて在圏エリア基地局
経由で送信できるので、選択基地局と移動局との追尾時
間を短縮でき、かつ装置構成が簡易になるという効果を
奏する。
【0051】また、この発明によれば、在圏エリア基地
局にタイマーを設け、移動局からの位置情報の受信をト
リガーに上記タイマーを起動させ、タイマー満了後に追
尾チャネルを強制的に開放し、この開放した追尾チャネ
ルを使って他の移動局を探査するので、移動局が電源を
OFFにしたり、他の隣接基地局エリアに進入したりした
場合でも、問題なく処理ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る移動通信システムの構成図で
ある。
【図2】 移動局の受信角方向の制御例を示す概念図で
ある。
【図3】 基地局における追尾処理及び通信開始までの
フローを示すフローチャートである。
【図4】 移動局における追尾処理と送信までのフロー
を示すフローチャートである。
【図5】 移動局と基地局との追尾処理から通信状態ま
でのシーケンスを示すシーケンス図である。
【図6】 情報チャネル上の追尾スロットと制御スロッ
トの構成を示す構成図である。
【図7】 移動局と在圏基地局と通信中における情報チ
ャネルと移動局と隣接基地局間での探査用スロットのサ
ーチ方法の例を示す説明図である。
【図8】 探査先隣接基地局を追尾するシーケンスを示
すシーケンス図である。
【図9】 ハンドオーバー時の複数基地局間との情報チ
ャネルの構成例を示す構成図である。
【図10】 通信状態から追尾状態への変更シーケンス
及び電源OFF、隣接基地局進入時のシーケンスを示すシ
ーケンス図である。
【図11】 従来の狭ビームを用いた制御システム構成
例を示す構成図である。
【図12】 従来の基地局における方位角方向の狭ビー
ムの送信制御例を示す図である。
【図13】 従来の基地局における狭ビームのふ角方向
の制御例を示す図である。
【符号の説明】
101 移動局 102 基地局 103 基地局制御装置 104 交換局 1101 移動局 1102 基地局 1103 基地局アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富沢 俊明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA03 AA15 DD17 DD19 DD20 EE02 EE10 EE16 EE61 FF03 GG01 GG11 HH01 JJ31 JJ71 KK02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と、この移動局が在圏するエリア
    を管轄する在圏エリア基地局または少なくとも1つの隣
    接基地局などの基地局と、この基地局を管理する基地局
    制御装置と備え、上記移動局と上記基地局の双方が狭ビ
    ームを用いて互いに相手を追尾するための追尾チャネル
    と互いに通信するための通信チャネルを持つ移動通信シ
    ステムにおいて、上記移動局及び上記基地局は双方の位
    置を互いに追尾するために、上記基地局の送信側は送信
    電波(以下、電波をビームともいう)の方向を制御する
    送信電波方向制御手段を備え、上記移動局の受信側は受
    信方向を変化させる受信方向制御手段を備えたことを特
    徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 移動局と在圏エリア基地局との間での相
    互の追尾が完了した後、移動局と在圏エリア基地局は追
    尾チャネルで使用したのと同じ周波数とビームを使っ
    て、情報チャネルに切替える切替手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 隣接基地局を探査するための探査用のス
    ロットを移動局と在圏エリア基地局間の情報チャネル内
    に設け、この情報チャネルを用いて移動局と在圏エリア
    基地局間で通信を行うと共に、前記移動局が情報チャネ
    ル内の前記探査用のスロットで隣接基地局を探査する探
    査手段を備え、上記隣接基地局は狭ビームを送信する送
    信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動
    通信システム。
  4. 【請求項4】 在圏エリア基地局と移動局が情報チャネ
    ルを使って通信中に、隣接基地局から基地局識別子(以
    下、基地局IDという)を含む追尾チャネルを探査用スロ
    ットで受信した移動局は、情報チャネルを用いて、該移
    動局の識別子(以下、移動局IDという),追尾チャネル
    から得られる位置情報および隣接基地局の基地局IDなど
    の制御情報を在圏エリア基地局に送信し、この在圏エリ
    ア基地局から基地局制御装置経由で前記隣接基地局に対
    して上記の制御情報を送信することを特徴とする移動通
    信システム。
  5. 【請求項5】 在圏エリア基地局はタイマーを備え、移
    動局からの位置情報の受信をトリガーに上記タイマーを
    起動させ、タイマー満了後に追尾チャネルを強制的に開
    放し、この開放した追尾チャネルを使って他の移動局を
    探査することを特徴とする請求項1に記載の移動通信シ
    ステム。
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