JPH08191266A - 指向性アンテナを用いた通信システムにおける電波探知方法 - Google Patents
指向性アンテナを用いた通信システムにおける電波探知方法Info
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- JPH08191266A JPH08191266A JP7019747A JP1974795A JPH08191266A JP H08191266 A JPH08191266 A JP H08191266A JP 7019747 A JP7019747 A JP 7019747A JP 1974795 A JP1974795 A JP 1974795A JP H08191266 A JPH08191266 A JP H08191266A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信側と受信側とが同一平面に存在しないと
きにも短時間で効率よく送信側の指向性アンテナからの
電波を探知できる電波探知方法を提供する。 【構成】 送信側から、例えば携帯電話１５（２５）を
通して入力される送信側の位置を利用して、受信側で計
測されて受信側の位置、方位に基づいて送信側の指向性
アンテナ１１（２１）の向きを算出して受信側の指向性
アンテナ２１（１１）をその向きに向けて、送信側の指
向性アンテナ１１（２１）からの電波を探知するもので
ある。
きにも短時間で効率よく送信側の指向性アンテナからの
電波を探知できる電波探知方法を提供する。 【構成】 送信側から、例えば携帯電話１５（２５）を
通して入力される送信側の位置を利用して、受信側で計
測されて受信側の位置、方位に基づいて送信側の指向性
アンテナ１１（２１）の向きを算出して受信側の指向性
アンテナ２１（１１）をその向きに向けて、送信側の指
向性アンテナ１１（２１）からの電波を探知するもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、指向性アンテナを用い
た通信システムにおける電波探知方法に関する。さらに
詳しくは、送信側あるいは受信側の少なくとも一方が移
動している場合に、効率よく送信側の指向性アンテナか
らの電波を探知する電波探知方法に関する。
た通信システムにおける電波探知方法に関する。さらに
詳しくは、送信側あるいは受信側の少なくとも一方が移
動している場合に、効率よく送信側の指向性アンテナか
らの電波を探知する電波探知方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】画像データなどの大量の情報を無線通信
する場合には、指向性アンテナが用いられる。この指向
性アンテナは、その指向性の名が示すように指向性が強
い。そのため、指向性アンテナを用いて通信を行う場合
には、受信側の指向性アンテナを、送信側の指向性アン
テナの方向に向ける必要がある。この受信側の指向性ア
ンテナを、送信側指向性アンテナに向けるためには、送
信側の指向性アンテナから送信されてくる電波を探知し
なければならない。
する場合には、指向性アンテナが用いられる。この指向
性アンテナは、その指向性の名が示すように指向性が強
い。そのため、指向性アンテナを用いて通信を行う場合
には、受信側の指向性アンテナを、送信側の指向性アン
テナの方向に向ける必要がある。この受信側の指向性ア
ンテナを、送信側指向性アンテナに向けるためには、送
信側の指向性アンテナから送信されてくる電波を探知し
なければならない。
【０００３】従来、この送信側の指向性アンテナからの
電波を探知するために、受信側の指向性アンテナを想定
される全ての方向に走査させることがなされている。こ
の場合、送信側と受信側とが同一平面に存在するとき
は、この走査は水平面内で行えばよい。
電波を探知するために、受信側の指向性アンテナを想定
される全ての方向に走査させることがなされている。こ
の場合、送信側と受信側とが同一平面に存在するとき
は、この走査は水平面内で行えばよい。
【０００４】しかしながら、送信側と受信側とが同一平
面に存在しないとき、すなわち両者の位置に高低差があ
るときは、水平および上下の全ての方向に走査を行わな
ければならない（図４参照）。そのため、送信側からの
電波を探知するのに時間がかかり、効率的でないという
問題がある。なお、図４の符号Ａは走査領域を示す。
面に存在しないとき、すなわち両者の位置に高低差があ
るときは、水平および上下の全ての方向に走査を行わな
ければならない（図４参照）。そのため、送信側からの
電波を探知するのに時間がかかり、効率的でないという
問題がある。なお、図４の符号Ａは走査領域を示す。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、送信側と受信
側とが同一平面に存在しないときにも短時間で効率よく
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できる電波探
知方法を提供することを目的とする。
術の問題点に鑑みなされたものであって、送信側と受信
側とが同一平面に存在しないときにも短時間で効率よく
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できる電波探
知方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の電波探知方法の
第１態様は、指向性アンテナを有する固定局と、同じく
指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システム
における電波探知方法であって、前記固定局が、少なく
とも指向性アンテナから送受信を行うための通信手段
と、指向性アンテナを所定方向に向けるための駆動手段
と、自局の位置を検出するための位置検出手段と、該位
置検出手段により検出された位置を前記移動局に送信す
るための無指向性アンテナを有する位置通信手段と、制
御および演算処理のための制御手段とを備え、前記移動
局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を行うため
の通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるため
の駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手
段と、該位置検出手段により検出された位置を固定局に
送信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、自局の方位を検出するための方位検出手段と、自局
の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および演算処理
のための制御手段とを備え、前記固定局側において下記
手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置およびあらかじめ定められてい
る自局の方位ならびに受信した移動局の位置より、指向
性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、移動局
からの電波を探知する。 が実行されて移動局からの電波探知がなされ、一方、前
記移動局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 方位検出手段により自局の方位を検出する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および方位ならびに受信した固
定局の位置、測定された自局の鉛直からの傾きにより、
指向性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、固定局
からの電波を探知する。が実行されて固定局からの電波
探知がなされるものである。
第１態様は、指向性アンテナを有する固定局と、同じく
指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システム
における電波探知方法であって、前記固定局が、少なく
とも指向性アンテナから送受信を行うための通信手段
と、指向性アンテナを所定方向に向けるための駆動手段
と、自局の位置を検出するための位置検出手段と、該位
置検出手段により検出された位置を前記移動局に送信す
るための無指向性アンテナを有する位置通信手段と、制
御および演算処理のための制御手段とを備え、前記移動
局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を行うため
の通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるため
の駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手
段と、該位置検出手段により検出された位置を固定局に
送信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、自局の方位を検出するための方位検出手段と、自局
の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および演算処理
のための制御手段とを備え、前記固定局側において下記
手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置およびあらかじめ定められてい
る自局の方位ならびに受信した移動局の位置より、指向
性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、移動局
からの電波を探知する。 が実行されて移動局からの電波探知がなされ、一方、前
記移動局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 方位検出手段により自局の方位を検出する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および方位ならびに受信した固
定局の位置、測定された自局の鉛直からの傾きにより、
指向性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、固定局
からの電波を探知する。が実行されて固定局からの電波
探知がなされるものである。
【０００７】また、本発明の電波探知方法の第２態様
は、指向性アンテナを有する固定局と、同じく指向性ア
ンテナを有する移動局とを有する通信システムにおける
電波探知方法であって、前記固定局が、指向性アンテナ
から送受信を行うための通信手段と、指向性アンテナを
所定方向に向けるための駆動手段と、自局の位置を検出
するための位置検出手段と、該位置検出手段により検出
された位置を移動局に送信するための無指向性アンテナ
を有する位置通信手段と、制御および演算処理のための
制御手段とを備え、前記移動局が、指向性アンテナから
送受信を行うための通信手段と、指向性アンテナを所定
方向に向けるための駆動手段と、自局の位置を検出する
ための位置検出手段と、この位置検出手段により検出さ
れた位置を固定局に送信するための無指向性アンテナを
有する位置通信手段と、自局の傾斜を測定する傾斜測定
手段と、制御および演算処理のための制御手段とを備
え、前記固定局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置および受信した移動局の位置よ
り、自局に固定された座標系における移動局の方向を限
定する。 その限定された方向に沿って指向性アンテナを走査し
て、移動局からの電波を探知する。 が実行されて移動局からの電波探知がなされ、一方、前
記移動局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および受信した固定局の位置な
らびに測定され自局の鉛直からの傾きにより、自局に固
定された座標系における固定局の方向を限定する。 この算出された方向に沿って指向性アンテナを走査し
て、固定局からの電波を探知する。 が実行されて固定局からの電波探知がなされるものであ
る。
は、指向性アンテナを有する固定局と、同じく指向性ア
ンテナを有する移動局とを有する通信システムにおける
電波探知方法であって、前記固定局が、指向性アンテナ
から送受信を行うための通信手段と、指向性アンテナを
所定方向に向けるための駆動手段と、自局の位置を検出
するための位置検出手段と、該位置検出手段により検出
された位置を移動局に送信するための無指向性アンテナ
を有する位置通信手段と、制御および演算処理のための
制御手段とを備え、前記移動局が、指向性アンテナから
送受信を行うための通信手段と、指向性アンテナを所定
方向に向けるための駆動手段と、自局の位置を検出する
ための位置検出手段と、この位置検出手段により検出さ
れた位置を固定局に送信するための無指向性アンテナを
有する位置通信手段と、自局の傾斜を測定する傾斜測定
手段と、制御および演算処理のための制御手段とを備
え、前記固定局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置および受信した移動局の位置よ
り、自局に固定された座標系における移動局の方向を限
定する。 その限定された方向に沿って指向性アンテナを走査し
て、移動局からの電波を探知する。 が実行されて移動局からの電波探知がなされ、一方、前
記移動局側において下記手順： 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および受信した固定局の位置な
らびに測定され自局の鉛直からの傾きにより、自局に固
定された座標系における固定局の方向を限定する。 この算出された方向に沿って指向性アンテナを走査し
て、固定局からの電波を探知する。 が実行されて固定局からの電波探知がなされるものであ
る。
【０００８】ここで、前記無指向性アンテナを有する位
置通信手段は、例えば携帯電話とされる。
置通信手段は、例えば携帯電話とされる。
【０００９】なお、本発明においては、前記移動局が複
数局とされてもよい。
数局とされてもよい。
【００１０】
【作用】本発明の電波探知方法は前記手順により構成さ
れているので、指向性アンテナを仰角・方位平面におけ
るある領域内において２次元的な走査を行うことなく、
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できるので、
探知に要する時間を大幅に短縮でき、探知の効率化が図
られる
れているので、指向性アンテナを仰角・方位平面におけ
るある領域内において２次元的な走査を行うことなく、
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できるので、
探知に要する時間を大幅に短縮でき、探知の効率化が図
られる
【００１１】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではい。
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではい。
【００１２】実施例１ 本発明の実施例１の電波探知方法に用いられる指向性ア
ンテナによる通信システムの一実施例を図１に示す。図
１に示す通信システム１は、固定局１０と移動局２０と
から構成されている。ここで、固定局１０は水平に固定
されているものとする。なお、本明細書にいう「固定
局」とは、地上に固定して設置されているものばかりで
なく、車両等に搭載されて移動可能とされているが、固
定局１０と機能する場合には、位置および方位を定めて
固定されるものも含む概念である。
ンテナによる通信システムの一実施例を図１に示す。図
１に示す通信システム１は、固定局１０と移動局２０と
から構成されている。ここで、固定局１０は水平に固定
されているものとする。なお、本明細書にいう「固定
局」とは、地上に固定して設置されているものばかりで
なく、車両等に搭載されて移動可能とされているが、固
定局１０と機能する場合には、位置および方位を定めて
固定されるものも含む概念である。
【００１３】この固定局１０は、指向性アンテナ１１
と、この指向性アンテナ１１から送受信を行うための通
信装置１２と、この指向性アンテナ１１を所定方向に向
けるための駆動装置１３と、自局（固定局）１０の位置
を検出するための位置検出装置１４と、この位置検出装
置１４により検出された位置を移動局２０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置１５と、こ
れらの各装置１２，１３，１４，１５を制御するととも
に、後述する手順を実行するための演算処理をするため
の制御装置１６とを備えている。ここで、無指向性アン
テナを有する位置通信装置１５としては、例えば携帯電
話が用いられる。
と、この指向性アンテナ１１から送受信を行うための通
信装置１２と、この指向性アンテナ１１を所定方向に向
けるための駆動装置１３と、自局（固定局）１０の位置
を検出するための位置検出装置１４と、この位置検出装
置１４により検出された位置を移動局２０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置１５と、こ
れらの各装置１２，１３，１４，１５を制御するととも
に、後述する手順を実行するための演算処理をするため
の制御装置１６とを備えている。ここで、無指向性アン
テナを有する位置通信装置１５としては、例えば携帯電
話が用いられる。
【００１４】一方、移動局２０は、指向性アンテナ２１
と、この指向性アンテナ２１から送受信を行うための通
信装置２２と、この指向性アンテナ２１を所定方向に向
けるための駆動装置２３と、自局（移動局）２０の位置
を検出するための位置検出装置２４と、この位置検出装
置２４により検出された位置を固定局１０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置２５と、自
局２０の方位を検出するための方位検出装置２６と、自
局２０の傾斜を測定する傾斜測定装置２７と、この傾斜
測定装置２７からの測定データに基づいてこれらの各装
置２２，２３，２４，２５，２６，２７を制御するとと
もに、後述する手順を実行するための演算処理をするた
めの制御装置２８とを備えている。
と、この指向性アンテナ２１から送受信を行うための通
信装置２２と、この指向性アンテナ２１を所定方向に向
けるための駆動装置２３と、自局（移動局）２０の位置
を検出するための位置検出装置２４と、この位置検出装
置２４により検出された位置を固定局１０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置２５と、自
局２０の方位を検出するための方位検出装置２６と、自
局２０の傾斜を測定する傾斜測定装置２７と、この傾斜
測定装置２７からの測定データに基づいてこれらの各装
置２２，２３，２４，２５，２６，２７を制御するとと
もに、後述する手順を実行するための演算処理をするた
めの制御装置２８とを備えている。
【００１５】次に、かかる構成とされている通信システ
ム１による受信側の指向性アンテナ１１（２１）による
送信側の指向性アンテナ２１（１１）からの電波探知に
ついて説明する。
ム１による受信側の指向性アンテナ１１（２１）による
送信側の指向性アンテナ２１（１１）からの電波探知に
ついて説明する。
【００１６】ａ）固定局１０側における操作 位置検出装置１４により自局１０の位置を検出する。
【００１７】移動局２０に検出された自局１０の位置
を送信する。
を送信する。
【００１８】移動局２０から送信されてくる移動局２
０の位置を受信する。
０の位置を受信する。
【００１９】検出された自局１０の位置および予め定
められている自局１０の方位ならびに受信した移動局２
０の位置より、指向性アンテナ１１の向きを算出する。
められている自局１０の方位ならびに受信した移動局２
０の位置より、指向性アンテナ１１の向きを算出する。
【００２０】この算出された向きに指向性アンテナ１
１を向け、移動局２０からの電波を探知する。
１を向け、移動局２０からの電波を探知する。
【００２１】ｂ）移動局２０側における操作 位置検出装置２４により自局２０の位置を検出する。
【００２２】固定局１０に検出された自局２０の位置
を送信する。
を送信する。
【００２３】固定局１０から送信されてくる固定局１
０の位置を受信する。
０の位置を受信する。
【００２４】方位検出装置２６により自局２０の方位
を検出する。
を検出する。
【００２５】傾斜測定装置２７により自局２０の鉛直
からの傾きを測定する。
からの傾きを測定する。
【００２６】検出された自局２０の位置および方位な
らびに受信した固定局１０の位置、測定された自局２０
の鉛直からの傾きにより、指向性アンテナ２１の向きを
算出する。
らびに受信した固定局１０の位置、測定された自局２０
の鉛直からの傾きにより、指向性アンテナ２１の向きを
算出する。
【００２７】この算出された向きに指向性アンテナ２
１を向け、固定局１０からの電波を探知する。
１を向け、固定局１０からの電波を探知する。
【００２８】このように、実施例１の電波探知方法によ
れば、指向性アンテナを走査させることなく、相手局か
らの電波を探知できる。
れば、指向性アンテナを走査させることなく、相手局か
らの電波を探知できる。
【００２９】実施例２ 本発明の実施例２の電波探知方法に用いられる指向性ア
ンテナによる通信システムの一実施例を図２に示す。図
２に示す通信システム１Ａは、実施例１の通信システム
１と同様に、固定局１０と移動局２０とから構成されて
いる。ここでも、固定局１０は水平に固定されているも
のとする。
ンテナによる通信システムの一実施例を図２に示す。図
２に示す通信システム１Ａは、実施例１の通信システム
１と同様に、固定局１０と移動局２０とから構成されて
いる。ここでも、固定局１０は水平に固定されているも
のとする。
【００３０】この固定局１０は、指向性アンテナ１１
と、この指向性アンテナ１１から送受信を行うための通
信装置１２と、この指向性アンテナ１１を所定方向に向
けるための駆動装置１３と、自局（固定局）１０の位置
を検出するための位置検出装置１４と、この位置検出装
置１４により検出された位置を移動局２０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置１５と、こ
れらの各装置１２，１３，１４，１５を制御するととも
に、後述する手順を実行するための演算処理をするため
の制御装置１６とを備えている。
と、この指向性アンテナ１１から送受信を行うための通
信装置１２と、この指向性アンテナ１１を所定方向に向
けるための駆動装置１３と、自局（固定局）１０の位置
を検出するための位置検出装置１４と、この位置検出装
置１４により検出された位置を移動局２０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置１５と、こ
れらの各装置１２，１３，１４，１５を制御するととも
に、後述する手順を実行するための演算処理をするため
の制御装置１６とを備えている。
【００３１】一方、移動局２０は、指向性アンテナ２１
と、この指向性アンテナ２１から送受信を行うための通
信装置２２と、この指向性アンテナ２１を所定方向に向
けるための駆動装置２３と、自局（移動局）２０の位置
を検出するための位置検出装置２４と、この位置検出装
置２４により検出された位置を固定局１０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置２５と、自
局１０の傾斜を測定する傾斜測定装置２７と、この傾斜
測定装置２７からの測定データに基づいてこれらの各装
置２２，２３，２４，２５，２７を制御するとともに、
後述する手順を実行するための演算処理をするための制
御装置２８とを備えている。
と、この指向性アンテナ２１から送受信を行うための通
信装置２２と、この指向性アンテナ２１を所定方向に向
けるための駆動装置２３と、自局（移動局）２０の位置
を検出するための位置検出装置２４と、この位置検出装
置２４により検出された位置を固定局１０に送信するた
めの無指向性アンテナを有する位置通信装置２５と、自
局１０の傾斜を測定する傾斜測定装置２７と、この傾斜
測定装置２７からの測定データに基づいてこれらの各装
置２２，２３，２４，２５，２７を制御するとともに、
後述する手順を実行するための演算処理をするための制
御装置２８とを備えている。
【００３２】次に、かかる構成とされている通信システ
ム１Ａによる受信側の指向性アンテナ１１（２１）によ
る送信側の指向性アンテナ２１（１１）からの電波探知
について説明する。
ム１Ａによる受信側の指向性アンテナ１１（２１）によ
る送信側の指向性アンテナ２１（１１）からの電波探知
について説明する。
【００３３】ａ）固定局１０側における操作 位置検出装置１４により自局１０の位置を検出する。
【００３４】移動局２０に検出された自局１０の位置
を送信する。
を送信する。
【００３５】移動局２０から送信されてくる移動局２
０の位置を受信する。
０の位置を受信する。
【００３６】検出された自局１０の位置および受信し
た移動局２０の位置より、自局１０に固定された座標系
における移動局２０の方向を限定する。つまり、自局２
０の方向をパラメータにとり０度〜３６０度まで変化さ
せた場合における、移動局２０の自局１０に固定した座
標系から見た仰角および方位角を算出する。
た移動局２０の位置より、自局１０に固定された座標系
における移動局２０の方向を限定する。つまり、自局２
０の方向をパラメータにとり０度〜３６０度まで変化さ
せた場合における、移動局２０の自局１０に固定した座
標系から見た仰角および方位角を算出する。
【００３７】この算出された方向に、すなわちある特
定の曲線に沿って指向性アンテナ１１を走査（図３参
照）して、移動局２０からの電波を探知する。
定の曲線に沿って指向性アンテナ１１を走査（図３参
照）して、移動局２０からの電波を探知する。
【００３８】ｂ）移動局２０側における操作 位置検出装置２４により自局２０の位置を検出する。
【００３９】固定局１０に検出された自局２０の位置
を送信する。
を送信する。
【００４０】固定局１０から送信されてくる固定局１
０の位置を受信する。
０の位置を受信する。
【００４１】傾斜測定装置２７により自局２０の鉛直
からの傾きを測定する。
からの傾きを測定する。
【００４２】検出された自局２０の位置および受信し
た固定局１０の位置ならびに測定された自局２０の鉛直
からの傾きにより、自局２０に固定された座標系におけ
る固定局１０の方向を限定する。
た固定局１０の位置ならびに測定された自局２０の鉛直
からの傾きにより、自局２０に固定された座標系におけ
る固定局１０の方向を限定する。
【００４３】この算出された方向に、すなわちある特
定の曲線に沿って指向性アンテナ２１を走査して、固定
局１０からの電波を探知する。
定の曲線に沿って指向性アンテナ２１を走査して、固定
局１０からの電波を探知する。
【００４４】このように、実施例２の電波探知方法によ
れば、指向性アンテナを特定の曲線に沿って走査させる
ことにより、相手局からの電波を探知できる。
れば、指向性アンテナを特定の曲線に沿って走査させる
ことにより、相手局からの電波を探知できる。
【００４５】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもので
はなく、種々改変が可能である。例えば前記各実施例に
おいては移動局は一局とされていたが、複数局とするこ
ともできる。
きたが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもので
はなく、種々改変が可能である。例えば前記各実施例に
おいては移動局は一局とされていたが、複数局とするこ
ともできる。
【００４６】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電波探知
方法によれば、指向性アンテナを仰角・方位平面におけ
るある領域内において２次元的な走査を行うことなく、
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できるので、
探知に要する時間を大幅に短縮でき、探知の効率化が図
られるという優れた効果が得られる。
方法によれば、指向性アンテナを仰角・方位平面におけ
るある領域内において２次元的な走査を行うことなく、
送信側の指向性アンテナからの電波を探知できるので、
探知に要する時間を大幅に短縮でき、探知の効率化が図
られるという優れた効果が得られる。
【図１】本発明の実施例１の探知方法に用いられる通信
システムの概略図である。
システムの概略図である。
【図２】本発明の実施例２の探知方法に用いられる通信
システムの概略図である。
システムの概略図である。
【図３】実施例２における指向性アンテナの走査の説明
図である。
図である。
【図４】従来の指向性アンテナの走査の説明図である。
１ 通信システム １０ 固定局 １１ 指向性アンテナ １２ 通信装置 １３ 駆動装置 １４ 位置検出装置 １５ 位置通信装置、携帯電話 １６ 制御装置 ２０ 移動局 ２１ 指向性アンテナ ２２ 通信装置 ２３ 駆動装置 ２４ 位置検出装置 ２５ 位置通信装置、携帯電話 ２６ 方位検出装置 ２７ 傾斜測定装置 ２８ 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 武彦 明石市川崎町１番１号 川崎重工業株式会 社明石工場内 (72)発明者 西 義和 明石市川崎町１番１号 川崎重工業株式会 社明石工場内
Claims (6)
- 【請求項１】 指向性アンテナを有する固定局と、同じ
く指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システ
ムにおける電波探知方法であって、 前記固定局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を
行うための通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向
けるための駆動手段と、自局の位置を検出するための位
置検出手段と、該位置検出手段により検出された位置を
前記移動局に送信するための無指向性アンテナを有する
位置通信手段と、制御および演算処理のための制御手段
とを備え、 前記移動局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を
行うための通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向
けるための駆動手段と、自局の位置を検出するための位
置検出手段と、該位置検出手段により検出された位置を
固定局に送信するための無指向性アンテナを有する位置
通信手段と、自局の方位を検出するための方位検出手段
と、自局の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および
演算処理のための制御手段とを備え、 前記固定局側において下記手順が実行されることを特徴
とする電波探知方法。 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置およびあらかじめ定められてい
る自局の方位ならびに受信した移動局の位置より、指向
性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、移動局
からの電波を探知する。 - 【請求項２】 指向性アンテナを有する固定局と、同じ
く指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システ
ムにおける電波探知方法であって、 前記固定局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を
行うための通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向
けるための駆動手段と、自局の位置を検出するための位
置検出手段と、該位置検出手段により検出された位置を
前記移動局に送信するための無指向性アンテナを有する
位置通信手段と、制御および演算処理のための制御手段
とを備え、 前記移動局が、少なくとも指向性アンテナから送受信を
行うための通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向
けるための駆動手段と、自局の位置を検出するための位
置検出手段と、該位置検出手段により検出された位置を
固定局に送信するための無指向性アンテナを有する位置
通信手段と、自局の方位を検出するための方位検出手段
と、自局の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および
演算処理のための制御手段とを備え、 前記移動局側において下記手順が実行されることを特徴
とする電波探知方法。 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 方位検出手段により自局の方位を検出する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および方位ならびに受信した固
定局の位置、測定された自局の鉛直からの傾きにより、
指向性アンテナの向きを算出する。 この算出された向きに指向性アンテナを向け、固定局
からの電波を探知する。 - 【請求項３】 指向性アンテナを有する固定局と、同じ
く指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システ
ムにおける電波探知方法であって、 前記固定局が、指向性アンテナから送受信を行うための
通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるための
駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手段
と、該位置検出手段により検出された位置を移動局に送
信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、制御および演算処理のための制御手段とを備え、 前記移動局が、指向性アンテナから送受信を行うための
通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるための
駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手段
と、この位置検出手段により検出された位置を固定局に
送信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、自局の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および
演算処理のための制御手段とを備え、 前記固定局側において下記手順が実行されることを特徴
とする電波探知方法。 位置検出手段により自局の位置を検出する。 移動局に検出された自局の位置を送信する。 移動局から送信されてくる移動局の位置を受信する。 検出された自局の位置および受信した移動局の位置よ
り、自局に固定された座標系における移動局の方向を限
定する。 その限定された方向に沿って指向性アンテナを走査し
て、移動局からの電波を探知する。 - 【請求項４】 指向性アンテナを有する固定局と、同じ
く指向性アンテナを有する移動局とを有する通信システ
ムにおける電波探知方法であって、 前記固定局が、指向性アンテナから送受信を行うための
通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるための
駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手段
と、該位置検出手段により検出された位置を移動局に送
信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、制御および演算処理のための制御手段とを備え、 前記移動局が、指向性アンテナから送受信を行うための
通信手段と、指向性アンテナを所定方向に向けるための
駆動手段と、自局の位置を検出するための位置検出手段
と、この位置検出手段により検出された位置を固定局に
送信するための無指向性アンテナを有する位置通信手段
と、自局の傾斜を測定する傾斜測定手段と、制御および
演算処理のための制御手段とを備え、 前記移動局側において下記手順が実行されることを特徴
とする電波探知方法。 位置検出手段により自局の位置を検出する。 固定局に検出された自局の位置を送信する。 固定局から送信されてくる固定局の位置を受信する。 傾斜測定手段により自局の鉛直からの傾きを測定す
る。 検出された自局の位置および受信した固定局の位置な
らびに測定された自局の鉛直からの傾きにより、自局に
固定された座標系における固定局の方向を限定する。 この算出された方向にに沿って指向性アンテナを走査
して、固定局からの電波を探知する。 - 【請求項５】 前記無指向性アンテナを有する位置通信
手段が、携帯電話とされてなることを特徴とする請求項
１、２、３または４記載の電波探知方法。 - 【請求項６】 前記移動局が複数局とされてなることを
特徴とする請求項１、２、３または４記載の電波探知方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7019747A JPH08191266A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 指向性アンテナを用いた通信システムにおける電波探知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7019747A JPH08191266A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 指向性アンテナを用いた通信システムにおける電波探知方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08191266A true JPH08191266A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=12007938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7019747A Pending JPH08191266A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 指向性アンテナを用いた通信システムにおける電波探知方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08191266A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6370377B1 (en) | 1998-08-26 | 2002-04-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile radio communication system |
| JP2015119210A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 日本電信電話株式会社 | 情報端末装置及び携帯情報端末 |
| KR101936624B1 (ko) * | 2017-11-08 | 2019-04-03 | (주)텔리언 | 실내 무선링크의 고정국 안테나 편파 조정장치 및 그 방법 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63153925A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-06-27 | Nkk Corp | 空中線姿勢制御装置 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7019747A patent/JPH08191266A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63153925A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-06-27 | Nkk Corp | 空中線姿勢制御装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6370377B1 (en) | 1998-08-26 | 2002-04-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile radio communication system |
| JP2015119210A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 日本電信電話株式会社 | 情報端末装置及び携帯情報端末 |
| KR101936624B1 (ko) * | 2017-11-08 | 2019-04-03 | (주)텔리언 | 실내 무선링크의 고정국 안테나 편파 조정장치 및 그 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970930 |