JPH11186828A - 方位自動調整型高利得アンテナシステム - Google Patents

方位自動調整型高利得アンテナシステム

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JPH11186828A
JPH11186828A JP34829097A JP34829097A JPH11186828A JP H11186828 A JPH11186828 A JP H11186828A JP 34829097 A JP34829097 A JP 34829097A JP 34829097 A JP34829097 A JP 34829097A JP H11186828 A JPH11186828 A JP H11186828A
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JP
Japan
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station
antenna
high gain
mobile station
azimuth
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Withdrawn
Application number
JP34829097A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sasaki
利明 佐々木
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局に指向性のアンテナを備え、そのアン
テナの向きが最適な方向に自動的に調節できる方位自動
調整型高利得アンテナシステムを提供する。 【解決手段】 この発明は、高利得な指向性アンテナ2
1を用いて無線通信を行う移動局に搭載される方位自動
調整型高利得アンテナシステムである。このアンテナシ
ステムは、GPSによって自局位置を検出するGPS機
器12と、与えられた相手局の位置と前記検出した自局
位置とから、前記指向性アンテナを相手局に向けるべき
方位を算出する制御部40と、制御部40によって算出
された方位に前記指向性アンテナを向けるモータ22お
よびモータ駆動装置23とを有する。なお、相手局の位
置に関して、相手局が固定局であって予め相手局の位置
が分かっているか、相手局が固定局でも移動局でも相手
局から通信によって位置を伝達されるかしてその位置は
確認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高利得な指向性
アンテナを用いて無線通信を行う移動局に搭載される方
位自動調整型高利得アンテナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信においては、通信品質を
向上させるひとつの方法として高利得の指向性アンテナ
を使用している。高利得のアンテナは、一般的に指向性
が鋭く通信可能な方位範囲が狭くなるものの高品質の通
信を行うことを可能にさせるので固定局間の通信には適
している。しかしながら、通信を行うのが移動局である
場合には、相手局に対するアンテナの方向がランダムに
変化するために、アンテナの方向が最適な方向から外れ
てしまい、充分な利得が実質的に得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、移動局
に高利得のアンテナを使用した場合には、最適な方向に
アンテナを合わせるのが容易でないので、アンテナにモ
ータを連結し、移動局の移動に伴って、手動操作でモー
タを駆動しアンテナの方向を最適な方向に調節すること
も試みられたがこの調節も容易ではない。そこで、一般
に、移動局には無指向性のアンテナが使用されることが
多い。この理由は、無指向性のアンテナは、指向性のア
ンテナに比較し利得は低下するが、各方位に対してフラ
ットな指向性があり、移動局の向きや移動場所にあまり
影響されず通信が行えるからである。しかしながら、無
指向性のアンテナを使用する場合に、電波伝搬の状態が
悪化したり、通信距離が遠くなったりすると、高利得で
ないために通信品質が著しく低下してしまうという問題
がある。
【0004】この発明は、上記の問題に鑑み、移動局に
指向性アンテナを備え、その指向性アンテナの向きが相
手局に対して最適な方向に自動的に調節できる方位自動
調整型高利得アンテナシステムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、この発明は、高利得な指向性アンテナを用いて
無線通信を行う移動局に搭載される方位自動調整型高利
得アンテナシステムであって、GPSによって自局位置
を検出する自局位置検出手段と、与えられる相手局の位
置と前記検出した自局位置とから、前記指向性アンテナ
を相手局に向けるべき方位を算出する算出手段と、算出
手段によって算出された方位に前記指向性アンテナを向
けるアンテナ駆動手段とを有する。
【0006】このような構成により、相手局が固定局で
あって予め相手局の位置が分かっているか、相手局が固
定局でも移動局でも相手局から通信によって位置を伝達
されるかすれば、相手局の位置は確認できる。そこで、
移動局である自局は、自局位置検出手段がGPSによっ
て自局位置を検出し、算出手段が与えられる相手局の位
置と前記検出した自局位置とから、前記指向性アンテナ
を相手局に向けるべき方位を算出し、アンテナ駆動手段
が算出手段によって算出された方位に前記指向性アンテ
ナを自動的に向けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明に
係わる方位自動調整型高利得アンテナシステムの実施の
形態の例を示すブロック図、図2は、図1の方位自動調
整型高利得アンテナシステムを搭載した移動局と固定局
との通信動作を説明するための図、図3は、図1の方位
自動調整型高利得アンテナシステムを搭載した2つの移
動局間の通信動作を説明するための図である。この例に
おいては、図1の方位自動調整型高利得アンテナシステ
ム(以降、アンテナシステムと略記する)は、移動局に
搭載されるものとする。
【0008】GPSアンテナ11によって受信された衛
星からのGPS信号は、GPS機器12に入力される。
GPS機器12は、GPS信号(経度データおよび緯度
データ等)から現在の位置を算出し、GPSインタフェ
ース部31に引き渡す。指向性アンテナ21は、モータ
22に連結されており、モータ駆動装置23に接続され
ている。モータ駆動装置23は、指向性アンテナ21の
現在の方位を検出(アンテナ方位検出)し、モータ制御
インタフェース部32に引き渡すとともに、モータ制御
インタフェース部32から指示を受けた場合、指示され
た角度分だけモータ22を駆動して指向性アンテナ21
の方位を変える。
【0009】制御部40は、操作部36の指示を受け
て、制御用メモリ37に格納されたプログラムに従って
各種の制御を行い、制御結果や必要なデータ等を表示部
38に表示する。例えば、制御部40は、GPSインタ
フェース部31から受け取った現在の位置から相手局に
向けるべき指向性アンテナ21の方位を算出するととも
に、モータ制御インタフェース部32を介して受け取っ
た指向性アンテナ21の現在の方位を参照し、指向性ア
ンテナ21をどのくらいの角度分回転すべきか算出し、
その結果をモータ制御インタフェース部32を介してモ
ータ駆動装置23に指示する。
【0010】受信時において、RF部33は、指向性ア
ンテナ21を介して相手局からの信号を受信し、デジタ
ルデータ変復調部34に引き渡す。デジタルデータ変復
調部34は、RF部33の出力を復調して制御部40に
引き渡す。送信時には、デジタルデータ変復調部34
は、制御部40からの送信信号を変調してRF部33に
引き渡す。RF部33は、デジタルデータ変復調部34
から受け取った変調された送信信号を指向性アンテナ2
1を介して相手局に送信する。RF制御インタフェース
部35は、RF部33の動作状況(例えば、増幅度)に
応じて、制御部40から指示される内容に基づいて、R
F部33が最適に動作するように、RF部33の各種パ
ラメータを制御する。
【0011】次に、図1のアンテナシステムを搭載した
移動局と相手局との動作について図2および図3を参照
して説明する。先ず、アンテナシステムを搭載した移動
局Bが移動しつつ固定局Kと通信を行う場合について図
2を参照して説明する。位置P1にある移動局Bは、イ
ニシャル時において操作部36の手動操作により指向性
アンテナ21を固定局Kに向け、固定局Kとの通信路を
確定し、固定局Kの位置データKPを入手する。固定局
Kの位置データKPが既知である場合には、操作部36
からその位置データKPを入力する。
【0012】固定局Kの位置データKPを与えられた移
動局Bは、GPS機器12から与えられた自局の現在位
置P1を参照して指向性アンテナ21を固定局Kに向け
るべき方位DR1を算出し、モータ駆動装置23に指示
して指向性アンテナ21をその方位DR1に向けさせ
る。移動局Bが位置P2に移動したときは、GPS機器
12から与えられた自局の位置P2を参照して指向性ア
ンテナ21を固定局Kに向けるべき方位DR2を算出
し、モータ駆動装置23に指示して指向性アンテナ21
をその方位DR2に向けさせる。移動局Bがさらに位置
P3に移動した場合、あるいは、位置P1から位置P
4,P5に移動した場合にも、同様に指向性アンテナ2
1を方位DR3、あるいは方位DR4,DR5に向け
る。
【0013】次に、両方とも図1のアンテナシステムを
搭載した2つの移動局A,Bの間で通信が行われる場合
について説明する。移動局Aと移動局Bとは、互いに自
局の位置Q1,P1を相手局に伝達する。そこで、移動
局Aと移動局Bとは、互いに自局の指向性アンテナを相
手局の方位R1,D1に向ける。移動局Aと移動局Bと
は、位置Q2,P2に移動したとき、再度互いに自局の
位置Q2,P2を相手局に伝達する。そこで、移動局A
と移動局Bとは、互いに自局の指向性アンテナを相手局
の方位R2,D2に向ける。
【0014】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明に係わ
る方位自動調整型高利得アンテナシステムは、相手局が
固定局であって予め相手局の位置が分かっているか、相
手局が固定局でも移動局でも相手局から通信によって位
置を伝達されるかすれば、相手局の位置は確認できる。
そこで、移動局である自局は、自局位置検出手段がGP
Sによって自局位置を検出し、算出手段が与えられた相
手局の位置と前記検出した自局位置とから、前記指向性
アンテナを相手局に向けるべき方位を算出し、アンテナ
駆動手段が算出手段によって算出された方位に前記指向
性アンテナを自動的に向けることにより、移動局におい
ても煩雑な作業無しに高利得の指向性アンテナを有効に
利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる方位自動調整型高利得アンテ
ナシステムの実施の形態の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の方位自動調整型高利得アンテナシステム
を搭載した移動局と固定局との通信動作を説明するため
の図である。
【図3】図1の方位自動調整型高利得アンテナシステム
を搭載した2つの移動局間の通信動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
11 GPSアンテナ 12 GPS機器 21 指向性アンテナ 22 モータ 23 モータ駆動装置 31 GPSインタフェース部 32 モータ制御インタフェース部 33 RF部 34 デジタルデータ変復調部 35 RF制御インタフェース部 36 操作部 37 制御用メモリ 38 表示部 40 制御部 A,B 移動局 K 固定局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高利得な指向性アンテナを用いて無線通
    信を行う移動局に搭載される方位自動調整型高利得アン
    テナシステムであって、 GPSによって自局位置を検出する自局位置検出手段
    と、 与えられる相手局の位置と前記検出した自局位置とか
    ら、前記指向性アンテナを相手局に向けるべき方位を算
    出する算出手段と、 算出手段によって算出された方位に前記指向性アンテナ
    を向けるアンテナ駆動手段とを有することを特徴とする
    方位自動調整型高利得アンテナシステム。
JP34829097A 1997-12-17 1997-12-17 方位自動調整型高利得アンテナシステム Withdrawn JPH11186828A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330094A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線局
KR100446507B1 (ko) * 2001-12-27 2004-09-04 삼성전자주식회사 이동통신 단말기의 다이버시티 장치 및 방법
KR20100115493A (ko) * 2009-04-20 2010-10-28 한국철도기술연구원 광대역 이더넷 데이터와 영상데이터의 효율적인 무선전송을 위한 지향성 안테나의 수평각도 조절장치 및 지향성 안테나의 수평각도조절방법
JP2019527523A (ja) * 2016-06-21 2019-09-26 マイワイヤ アーぺーエス 指向性ワイヤレスホットスポットデバイス及び指向性アンテナを向ける方法

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