JP2002290315A - 干渉除去方法および移動通信システム - Google Patents
干渉除去方法および移動通信システムInfo
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- JP2002290315A JP2002290315A JP2001089935A JP2001089935A JP2002290315A JP 2002290315 A JP2002290315 A JP 2002290315A JP 2001089935 A JP2001089935 A JP 2001089935A JP 2001089935 A JP2001089935 A JP 2001089935A JP 2002290315 A JP2002290315 A JP 2002290315A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動端末装置が重装備とならずにアンテナの
指向性を好適に保ち、環境条件に適合したアンテナの指
向性を設定できる干渉除去方法及び移動通信システムを
提供する。 【解決手段】 本発明の移動通信システム１００は、通
信の授受が移動端末装置１０と基地局２０との間で行う
ために、移動端末装置１０は、ＧＰＳ位置データを受信
し、そのデータを基地局に送信する携帯端末１１とＧＰ
Ｓ受信機１２とを有する。他方、基地局２０は、受信部
２３を介して移動端末装置１０から受け取ったＧＰＳ位
置データに基づき、アレーアンテナ２１をＧＰＳ位置デ
ータが示す方向に向ける送受信制御部３１を有する。こ
のことにより、移動端末装置は、フェージングの無い良
好な通信を基地局と行うことができる。
指向性を好適に保ち、環境条件に適合したアンテナの指
向性を設定できる干渉除去方法及び移動通信システムを
提供する。 【解決手段】 本発明の移動通信システム１００は、通
信の授受が移動端末装置１０と基地局２０との間で行う
ために、移動端末装置１０は、ＧＰＳ位置データを受信
し、そのデータを基地局に送信する携帯端末１１とＧＰ
Ｓ受信機１２とを有する。他方、基地局２０は、受信部
２３を介して移動端末装置１０から受け取ったＧＰＳ位
置データに基づき、アレーアンテナ２１をＧＰＳ位置デ
ータが示す方向に向ける送受信制御部３１を有する。こ
のことにより、移動端末装置は、フェージングの無い良
好な通信を基地局と行うことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信の授受が移動
端末装置と基地局との間で行われる際の干渉除去方法及
びこれを用いた移動通信システムに関するものである。
端末装置と基地局との間で行われる際の干渉除去方法及
びこれを用いた移動通信システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の移動通信システムにおい
て、基地局は、移動端末装置（例えば、携帯電話）との
通信のために、無指向性のアンテナを使用するか、指向
性のあるアンテナを複数配置して、無指向性に近い状態
を作っている。この場合、移動端末装置の移動によりフ
ェージングなどが発生し、受信の劣化を引き起こす。ま
た、ＧＰＳ位置データを利用する移動通信システムの発
明としては、特開平９−２３３５６４号公報に遠隔操縦
用アンテナ制御システムが開示されている。このシステ
ムは、危険作業区域等で使用される無人移動局の遠隔操
縦システムであって、基地局および自動車に搭載された
移動局にはそれぞれ全方向性アンテナおよび映像伝送用
アンテナが配置されている。この場合、移動局のアンテ
ナの方位や傾きの変動があっても回線接続を維持するた
めに全方向性アンテナが用いられている。基地局は、移
動局が検出したＧＰＳ位置データを受信して、互いの映
像伝送用アンテナを向き合うように遠隔制御している。
て、基地局は、移動端末装置（例えば、携帯電話）との
通信のために、無指向性のアンテナを使用するか、指向
性のあるアンテナを複数配置して、無指向性に近い状態
を作っている。この場合、移動端末装置の移動によりフ
ェージングなどが発生し、受信の劣化を引き起こす。ま
た、ＧＰＳ位置データを利用する移動通信システムの発
明としては、特開平９−２３３５６４号公報に遠隔操縦
用アンテナ制御システムが開示されている。このシステ
ムは、危険作業区域等で使用される無人移動局の遠隔操
縦システムであって、基地局および自動車に搭載された
移動局にはそれぞれ全方向性アンテナおよび映像伝送用
アンテナが配置されている。この場合、移動局のアンテ
ナの方位や傾きの変動があっても回線接続を維持するた
めに全方向性アンテナが用いられている。基地局は、移
動局が検出したＧＰＳ位置データを受信して、互いの映
像伝送用アンテナを向き合うように遠隔制御している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の移動通信
システムは、移動端末装置の移動に伴ってアンテナの指
向性が不適合となってフェージングを発生させる問題が
あり、ＧＰＳ位置データを利用するものにあっては、移
動局が通信装置を搭載した自動車であって、このような
システムを携帯電話などの移動端末装置に適用すること
は困難であるという問題がある。また、移動通信システ
ムにあっては、移動端末装置が移動する環境の立体的な
構造（丘や建築物の構造）がアンテナの指向性に大きな
影響を与えることがあり、これを考慮に入れる必要もあ
る。
システムは、移動端末装置の移動に伴ってアンテナの指
向性が不適合となってフェージングを発生させる問題が
あり、ＧＰＳ位置データを利用するものにあっては、移
動局が通信装置を搭載した自動車であって、このような
システムを携帯電話などの移動端末装置に適用すること
は困難であるという問題がある。また、移動通信システ
ムにあっては、移動端末装置が移動する環境の立体的な
構造（丘や建築物の構造）がアンテナの指向性に大きな
影響を与えることがあり、これを考慮に入れる必要もあ
る。
【０００４】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであって、移動端末装置があまり重装備とならな
くともアンテナの指向性を好適に保つことができ、環境
条件に適合したアンテナの指向性を設定できる干渉除去
方法および移動通信システムを提供することを目的とす
る。
たものであって、移動端末装置があまり重装備とならな
くともアンテナの指向性を好適に保つことができ、環境
条件に適合したアンテナの指向性を設定できる干渉除去
方法および移動通信システムを提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明に係る干渉除去方法は、基地局と携帯端
末との通信において、携帯端末にＧＰＳ受信機からの位
置情報を取得し、基地局に当該携帯端末の位置情報を記
憶し、基地局と当該携帯端末との通信時に、基地局に備
えられたアレイアンテナの指向性を調整するようにした
ことを特徴とするものである。
ために、本発明に係る干渉除去方法は、基地局と携帯端
末との通信において、携帯端末にＧＰＳ受信機からの位
置情報を取得し、基地局に当該携帯端末の位置情報を記
憶し、基地局と当該携帯端末との通信時に、基地局に備
えられたアレイアンテナの指向性を調整するようにした
ことを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明に係る移動通信システムは、
通信の授受が移動端末装置と基地局との間で行われる移
動通信システムにおいて、移動端末装置は、ＧＰＳ位置
データを受信し、そのデータを基地局に送信するＧＰＳ
位置データ通知手段を有し、基地局は、移動端末装置か
ら受け取ったＧＰＳ位置データに基づき、アンテナをＧ
ＰＳ位置データが示す方向に向ける送受信制御手段を有
する。
通信の授受が移動端末装置と基地局との間で行われる移
動通信システムにおいて、移動端末装置は、ＧＰＳ位置
データを受信し、そのデータを基地局に送信するＧＰＳ
位置データ通知手段を有し、基地局は、移動端末装置か
ら受け取ったＧＰＳ位置データに基づき、アンテナをＧ
ＰＳ位置データが示す方向に向ける送受信制御手段を有
する。
【０００７】このような構成によれば、移動端末装置
は、ＧＰＳ位置データ通知手段によって、ＧＰＳ位置デ
ータを受信し、そのデータを基地局に送信する。そのＧ
ＰＳ位置データを受信した基地局は、そのＧＰＳ位置デ
ータに基づき、アンテナをＧＰＳ位置データが示す方向
に向ける。このことにより、移動端末装置は、フェージ
ングの無い良好な通信を基地局と行うことができる。
は、ＧＰＳ位置データ通知手段によって、ＧＰＳ位置デ
ータを受信し、そのデータを基地局に送信する。そのＧ
ＰＳ位置データを受信した基地局は、そのＧＰＳ位置デ
ータに基づき、アンテナをＧＰＳ位置データが示す方向
に向ける。このことにより、移動端末装置は、フェージ
ングの無い良好な通信を基地局と行うことができる。
【０００８】そして、本発明の実施の形態では、通信の
授受が移動端末装置１０と基地局２０との間で行われる
移動通信システム１００において、移動端末装置１０
は、ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に
送信するＧＰＳ位置データ通知手段（携帯端末１１，Ｇ
ＰＳ受信機１２）を有し、基地局２０は、移動端末装置
１０から受け取ったＧＰＳ位置データに基づき、アンテ
ナ２１をＧＰＳ位置データが示す方向に向ける送受信制
御部２２を有する。
授受が移動端末装置１０と基地局２０との間で行われる
移動通信システム１００において、移動端末装置１０
は、ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に
送信するＧＰＳ位置データ通知手段（携帯端末１１，Ｇ
ＰＳ受信機１２）を有し、基地局２０は、移動端末装置
１０から受け取ったＧＰＳ位置データに基づき、アンテ
ナ２１をＧＰＳ位置データが示す方向に向ける送受信制
御部２２を有する。
【０００９】なお、本発明において、移動端末装置は、
ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に送信
するＧＰＳ位置データ通知手段を有し、基地局は、通信
エリア内の立体的な地図情報を記憶している地図情報記
憶手段と、移動端末装置から受け取ったＧＰＳ位置デー
タ並びに地図情報記憶手段が記憶している地図情報か
ら、移動端末装置に対する最適なアンテナの指向性を算
出し、算出した指向性に従った方向にアンテナを向ける
送受信制御手段とを有するようにしてもよい。
ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に送信
するＧＰＳ位置データ通知手段を有し、基地局は、通信
エリア内の立体的な地図情報を記憶している地図情報記
憶手段と、移動端末装置から受け取ったＧＰＳ位置デー
タ並びに地図情報記憶手段が記憶している地図情報か
ら、移動端末装置に対する最適なアンテナの指向性を算
出し、算出した指向性に従った方向にアンテナを向ける
送受信制御手段とを有するようにしてもよい。
【００１０】このような構成によれば、移動端末装置
は、ＧＰＳ位置データ通知手段によって、ＧＰＳ位置デ
ータを受信し、そのデータを基地局に送信する。そのＧ
ＰＳ位置データを受信した基地局においては、送受信制
御手段がそのＧＰＳ位置データと、地図情報記憶手段の
地図情報とから、移動端末装置に対する最適なアンテナ
の指向性を算出し、算出した指向性に従った方向にアン
テナを向ける。このことにより、移動端末装置は、丘や
建造物を有する環境条件を考慮したフェージングの無い
良好な通信を基地局と行うことができる。
は、ＧＰＳ位置データ通知手段によって、ＧＰＳ位置デ
ータを受信し、そのデータを基地局に送信する。そのＧ
ＰＳ位置データを受信した基地局においては、送受信制
御手段がそのＧＰＳ位置データと、地図情報記憶手段の
地図情報とから、移動端末装置に対する最適なアンテナ
の指向性を算出し、算出した指向性に従った方向にアン
テナを向ける。このことにより、移動端末装置は、丘や
建造物を有する環境条件を考慮したフェージングの無い
良好な通信を基地局と行うことができる。
【００１１】そして、本発明の実施の形態では、通信の
授受が移動端末装置１０と基地局３０との間で行われる
移動通信システム２００において、移動端末装置１０
は、ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に
送信するＧＰＳ位置データ通知手段（携帯端末１１，Ｇ
ＰＳ受信機１２）を有し、基地局３０は、通信エリア内
の立体的な地図情報を記憶している地図情報記憶部３１
と、移動端末装置から受け取ったＧＰＳ位置データ並び
に地図情報記憶部が記憶している地図情報から、移動端
末装置に対する最適なアンテナの指向性を算出し、算出
した指向性に従った方向にアンテナを向ける送受信制御
部３２とを有する。
授受が移動端末装置１０と基地局３０との間で行われる
移動通信システム２００において、移動端末装置１０
は、ＧＰＳ位置データを受信し、そのデータを基地局に
送信するＧＰＳ位置データ通知手段（携帯端末１１，Ｇ
ＰＳ受信機１２）を有し、基地局３０は、通信エリア内
の立体的な地図情報を記憶している地図情報記憶部３１
と、移動端末装置から受け取ったＧＰＳ位置データ並び
に地図情報記憶部が記憶している地図情報から、移動端
末装置に対する最適なアンテナの指向性を算出し、算出
した指向性に従った方向にアンテナを向ける送受信制御
部３２とを有する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて説明する。図１は、本発明の移動
通信システムの実施の形態を示すブロック図、図２は、
図１の移動端末装置の動作を説明するためのフローチャ
ート、図３は、図１の基地局の動作を説明するためのフ
ローチャートである。図１の移動通信システム１００
は、無線回線ＷＬＬによって接続される移動端末装置１
０と基地局２０とから構成されている。この場合、移動
端末装置１０は、携帯端末１１と、その携帯端末１１に
取り外し自在に装着されたＧＰＳ受信機１２とから構成
されている。また、基地局２０は、複数のアンテナ素子
がアレー状に配置されたアレーアンテナ２１と、送受信
に関しアレーアンテナ２１の指向性（ビームの放射方向
および形状）を制御する送受信制御部２２と、送受信制
御部２２の制御の下で、それぞれ受信および送信を行う
受信部２３および送信部２４と、送受信情報を処理する
送受信情報処理部２５とから構成されている。
て添付図面に基づいて説明する。図１は、本発明の移動
通信システムの実施の形態を示すブロック図、図２は、
図１の移動端末装置の動作を説明するためのフローチャ
ート、図３は、図１の基地局の動作を説明するためのフ
ローチャートである。図１の移動通信システム１００
は、無線回線ＷＬＬによって接続される移動端末装置１
０と基地局２０とから構成されている。この場合、移動
端末装置１０は、携帯端末１１と、その携帯端末１１に
取り外し自在に装着されたＧＰＳ受信機１２とから構成
されている。また、基地局２０は、複数のアンテナ素子
がアレー状に配置されたアレーアンテナ２１と、送受信
に関しアレーアンテナ２１の指向性（ビームの放射方向
および形状）を制御する送受信制御部２２と、送受信制
御部２２の制御の下で、それぞれ受信および送信を行う
受信部２３および送信部２４と、送受信情報を処理する
送受信情報処理部２５とから構成されている。
【００１３】次に、移動端末装置１０および基地局２０
の動作について図２および図３を参照して説明する。イ
ニシャル時においては、基地局２０は、図３に示される
ように、アレーアンテナ２１を無指向に設定し、受信待
ちとなっており（Ｓ２１）、希望波が到来したか否かを
判断する（Ｓ２２）。判断の結果、希望波が到来してい
なければ、ステップＳ２１，Ｓ２２を繰り返す。判断の
結果、希望波が到来している場合には、移動端末装置１
０のＧＰＳ受信機１２が受信したＧＰＳ位置データが携
帯端末１１によって送信されてくるので、これを受信す
る（Ｓ２３）。受信したＧＰＳ位置データに基づいて、
無指向であったアレーアンテナ２１を指向性に調節し、
アレーアンテナ２１を移動端末装置１０に向ける（Ｓ２
４）。その後、通話中であるか否かを判断し、通話が完
了していれば、ステップＳ２１に戻り、次の移動端末装
置との送受信に備える。通話が完了せずに、通話中であ
れば、ステップＳ２３に戻り、再び送られてくることの
あるＧＰＳ位置データの受信に備える。
の動作について図２および図３を参照して説明する。イ
ニシャル時においては、基地局２０は、図３に示される
ように、アレーアンテナ２１を無指向に設定し、受信待
ちとなっており（Ｓ２１）、希望波が到来したか否かを
判断する（Ｓ２２）。判断の結果、希望波が到来してい
なければ、ステップＳ２１，Ｓ２２を繰り返す。判断の
結果、希望波が到来している場合には、移動端末装置１
０のＧＰＳ受信機１２が受信したＧＰＳ位置データが携
帯端末１１によって送信されてくるので、これを受信す
る（Ｓ２３）。受信したＧＰＳ位置データに基づいて、
無指向であったアレーアンテナ２１を指向性に調節し、
アレーアンテナ２１を移動端末装置１０に向ける（Ｓ２
４）。その後、通話中であるか否かを判断し、通話が完
了していれば、ステップＳ２１に戻り、次の移動端末装
置との送受信に備える。通話が完了せずに、通話中であ
れば、ステップＳ２３に戻り、再び送られてくることの
あるＧＰＳ位置データの受信に備える。
【００１４】他方、移動端末装置１０において、携帯端
末１１は、イニシャル時に、ＧＰＳ受信機１２が受信す
るＧＰＳ位置データを取り込み、基地局２０に送信した
後、再びＧＰＳ位置データをＧＰＳ受信機１２から取り
込む（Ｓ１１）。取り込んだＧＰＳ位置データと、最後
に基地局２０に送信したＧＰＳ位置データとの比較か
ら、移動端末装置１０は、最後の送信時よりも一定の距
離だけ移動したか否かを判断する（Ｓ１２）。一定の距
離だけ移動していなければ、ステップＳ１１に戻り、移
動端末装置１０が一定の距離だけ移動するまで、ステッ
プＳ１１，Ｓ１２を繰り返す。ステップＳ１２におい
て、移動端末装置１０が一定の距離だけ移動したと判断
された場合には、携帯端末１１は、再び最新のＧＰＳ位
置データを基地局２０に送信し（Ｓ１３）、ステップＳ
１１に戻る。したがって、基地局２０は、送信された最
新のＧＰＳ位置データが示す方向にアレーアンテナの向
きを調節する。上述の説明では、移動端末装置１０の携
帯端末１１には取り外し自在にＧＰＳ受信機１２を装着
しているが、これは、単なる例であって、ＧＰＳ受信機
能を携帯端末１１に組み込んで一体化してもよく、ま
た、アンテナも指向性が変更可能であれば、アレーアン
テナ以外のアンテナであってもよい。
末１１は、イニシャル時に、ＧＰＳ受信機１２が受信す
るＧＰＳ位置データを取り込み、基地局２０に送信した
後、再びＧＰＳ位置データをＧＰＳ受信機１２から取り
込む（Ｓ１１）。取り込んだＧＰＳ位置データと、最後
に基地局２０に送信したＧＰＳ位置データとの比較か
ら、移動端末装置１０は、最後の送信時よりも一定の距
離だけ移動したか否かを判断する（Ｓ１２）。一定の距
離だけ移動していなければ、ステップＳ１１に戻り、移
動端末装置１０が一定の距離だけ移動するまで、ステッ
プＳ１１，Ｓ１２を繰り返す。ステップＳ１２におい
て、移動端末装置１０が一定の距離だけ移動したと判断
された場合には、携帯端末１１は、再び最新のＧＰＳ位
置データを基地局２０に送信し（Ｓ１３）、ステップＳ
１１に戻る。したがって、基地局２０は、送信された最
新のＧＰＳ位置データが示す方向にアレーアンテナの向
きを調節する。上述の説明では、移動端末装置１０の携
帯端末１１には取り外し自在にＧＰＳ受信機１２を装着
しているが、これは、単なる例であって、ＧＰＳ受信機
能を携帯端末１１に組み込んで一体化してもよく、ま
た、アンテナも指向性が変更可能であれば、アレーアン
テナ以外のアンテナであってもよい。
【００１５】図４は、本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。この移動通信システム２００は、無線
回線ＷＬＬによって接続される移動端末装置１０と基地
局３０とから構成されている。この移動通信システム２
００と図１の移動通信システム１００との違いは、基地
局３０と基地局２０との違いであって、その違いは、基
地局３０が地図情報記憶部３１を有していることと、送
受信制御部３２がその地図記憶装置３１の記憶データに
基づいてアレーアンテナ２１の指向性を調節することで
ある。この場合、地図情報記憶部３１には、基地局３０
のサービスエリア内の丘や建物などについての立体的な
地図情報が格納されている。
ロック図である。この移動通信システム２００は、無線
回線ＷＬＬによって接続される移動端末装置１０と基地
局３０とから構成されている。この移動通信システム２
００と図１の移動通信システム１００との違いは、基地
局３０と基地局２０との違いであって、その違いは、基
地局３０が地図情報記憶部３１を有していることと、送
受信制御部３２がその地図記憶装置３１の記憶データに
基づいてアレーアンテナ２１の指向性を調節することで
ある。この場合、地図情報記憶部３１には、基地局３０
のサービスエリア内の丘や建物などについての立体的な
地図情報が格納されている。
【００１６】上述の移動通信システム２００の動作につ
いて、移動通信システム１００と異なる部分ついて説明
する。すなわち、基地局３０の受信部２３が移動端末１
０から受信したＧＰＳ位置データに基づいて、送受信制
御部３２は、イニシャル時に無指向であったアレーアン
テナ２１を指向性に調節し、その後においては、移動端
末装置１０の移動に従って送られてきたＧＰＳ位置デー
タに基づいて、アレーアンテナ２１の向きをさらに調節
する。この調節の場合、送受信制御部３２は、地図情報
記憶部３０からサービスエリア内の地図情報を読み出
し、読み出した地図情報と、受信したＧＰＳ位置データ
とからマルチパスに最良に対応できるアレーアンテナ２
１の指向性を算出し、算出した指向性に基づいてアレー
アンテナ２１を調節する。
いて、移動通信システム１００と異なる部分ついて説明
する。すなわち、基地局３０の受信部２３が移動端末１
０から受信したＧＰＳ位置データに基づいて、送受信制
御部３２は、イニシャル時に無指向であったアレーアン
テナ２１を指向性に調節し、その後においては、移動端
末装置１０の移動に従って送られてきたＧＰＳ位置デー
タに基づいて、アレーアンテナ２１の向きをさらに調節
する。この調節の場合、送受信制御部３２は、地図情報
記憶部３０からサービスエリア内の地図情報を読み出
し、読み出した地図情報と、受信したＧＰＳ位置データ
とからマルチパスに最良に対応できるアレーアンテナ２
１の指向性を算出し、算出した指向性に基づいてアレー
アンテナ２１を調節する。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、以上において説明したように
構成されているので、基地局のアンテナに対して、移動
端末装置に最適に向く指向性を与えることができ、フェ
ージングの妨害を受けにくくなる。また、アンテナに対
して、建造物などのサービスエリア内の環境条件に適合
した指向性を設定できるという効果もある。
構成されているので、基地局のアンテナに対して、移動
端末装置に最適に向く指向性を与えることができ、フェ
ージングの妨害を受けにくくなる。また、アンテナに対
して、建造物などのサービスエリア内の環境条件に適合
した指向性を設定できるという効果もある。
【図１】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図２】図１の移動端末装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図３】図１の基地局の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図４】本発明の移動通信システムの他の実施の形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
１０ 移動端末装置 １１ 携帯端末 １２ ＧＰＳ受信機 ２０，３０ 基地局 ２１ アレーアンテナ ２２，３２ 送受信制御部 ２３ 受信部 ２４ 送信部 ２５ 送受信情報処理部 ３１ 地図情報記憶部 １００，２００ 移動通信システム
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K067 AA03 BB04 EE02 EE10 HH22 HH23 JJ52 JJ56 JJ66 KK02 KK03
Claims (2)
- 【請求項１】 基地局と携帯端末との通信において、 携帯端末にＧＰＳ受信機からの位置情報を取得し、 基地局に当該携帯端末の位置情報を記憶し、 基地局と当該携帯端末との通信時に、基地局に備えられ
たアレイアンテナの指向性を調整するようにしたことを
特徴とする干渉除去方法。 - 【請求項２】 通信の授受が移動端末装置と基地局との
間で行われる移動通信システムにおいて、 移動端末装置は、ＧＰＳ位置データを受信し、そのデー
タを基地局に送信するＧＰＳ位置データ通知手段を有
し、 基地局は、移動端末装置から受け取ったＧＰＳ位置デー
タに基づき、アンテナをＧＰＳ位置データが示す方向に
向ける送受信制御手段を有することを特徴とする移動通
信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001089935A JP2002290315A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 干渉除去方法および移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001089935A JP2002290315A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 干渉除去方法および移動通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002290315A true JP2002290315A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18944788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001089935A Withdrawn JP2002290315A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 干渉除去方法および移動通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002290315A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005067166A1 (fr) * | 2003-12-31 | 2005-07-21 | Zte Corporation | Appareil et procede d'ajustement pour liaison de transmission d'antenne reseau |
| WO2007111177A1 (ja) * | 2006-03-17 | 2007-10-04 | Pioneer Corporation | 無線通信装置及び無線通信システム |
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