JP3091744B2 - 移動無線通信システム - Google Patents

移動無線通信システム

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JP3091744B2
JP3091744B2 JP10733899A JP10733899A JP3091744B2 JP 3091744 B2 JP3091744 B2 JP 3091744B2 JP 10733899 A JP10733899 A JP 10733899A JP 10733899 A JP10733899 A JP 10733899A JP 3091744 B2 JP3091744 B2 JP 3091744B2
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一 松崎
宏行 村井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸上移動局が異な
る無線中継局の無線ゾーンに移動した場合にも、通信を
行なうことができる移動無線通信システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に配達用の貨物自動車やタクシー、
緊急車両などは、その運行の管理に無線機が多く使用さ
れている。この通信媒体として無線機を使用する移動無
線通信システムは、例えばある地区に設けられた無線中
継局の無線ゾーン内にある会社事務所を基地局とし、無
線ゾーン内を運行する車両に搭載した無線機を陸上移動
局として、両者の間で無線中継局を介して無線通信を行
なうようになっている。
【0003】この移動無線通信システムは、経費が安く
車両の管理も容易な利点があるが、このシステムを利用
できるのは、ある地区にある無線中継局の同一無線ゾー
ン内に限られる問題がある。
【0004】例えば、A無線中継局の無線ゾーン内に基
地局となる本社事務所があり、この地区内を運行する車
両とは通信が行なえるが、車両がA無線中継局の無線ゾ
ーンから離れて、隣の地区のB無線中継局の無線ゾーン
に移動すると、電波が届かず通信が行なえない。このた
め商圏の拡大により広域を移動する車両の場合には、B
無線中継局の無線ゾーンに別の基地局となる支社事務所
を設け、この支社事務所と本社事務所を電話回線で接続
することにより通信を行なっている。しかしながら電話
回線による有線部分を使用するため無線のメリットが少
なく基地局の設置費や通信費用が高くなる問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は安価な設備で
通信コストも安く、どの無線中継局もそのまま利用でき
全て無線だけを使用して、異なる無線ゾーンを移動する
車両と通信を行なうことができると共に、無断利用や他
社との混信、雑音妨害などを防止した移動無線通信シス
テムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
移動無線通信システムは、 A無線中継局の無線ゾーン
にある陸上移動局または基地局の無線機に、切替制御信
号を発信するアクセスデコーダーを設けて、送信の開始
および送信の切替時に音声やデータ信号に載せて切替制
御信号をA無線中継局に送信し、AB両無線中継局の無
線ゾーンが重なる場所に、A無線中継局を経由して信号
を送受信するA中継無線機と、B無線中継局を経由して
信号を送受信するB中継無線機と、AまたはB中継無線
機から切替制御信号を受信した時に、受信した音声やデ
ータ信号をBまたはA中継無線機にシフトしてBまたは
A無線中継局に送信する転送制御機とからなるリンク装
置を設置すると共に、送信開始時に前記アクセスデコー
ダーから、使用する顧客のコードプログラムIDのデー
タ情報信号と切替制御信号を発信し、リンク装置の転送
制御機でこのデータ情報信号を受信して、登録されてい
るIDデータと一致した場合にだけ、前記A中継無線機
で受信した音声やデータ信号を転送制御機によりB中継
無線機にシフトして、ここから発信した信号をB無線中
継局を経由して、B無線中継局の無線ゾーンにある陸上
移動局または基地局の、前記アクセスデコーダーを設け
た無線機に送信することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
および図2を参照して詳細に説明する。図において1は
A無線中継局、2はB無線中継局で、A無線中継局1の
無線ゾーン3内に基地局5となる本社事務所があり、こ
こに無線機6が備えられている。この無線機6には、使
用する顧客のコードプログラムIDのデータ情報となる
MSK(ミニマム シフト キーイング)信号と切替制
御信号を発信するアクセスデコーダー7が設けられ、切
替制御信号としてDTMF信号を発信するようになって
いる。
【0008】またB無線中継局の無線ゾーン4を走行す
る車両(陸上移動局)8に無線機9が搭載され、この無
線機9にも切替制御信号となるDTMF信号を発信する
アクセスデコーダー10が設けられている。
【0009】またAB無線中継局1、2の無線ゾーン
3、7が重なる場所にリンク装置11が設置されてい
る。このリンク装置11は、A無線中継局1からの信号
を受信するA中継無線機12と、B無線中継局2からの
信号を受信するB中継無線機13と、A中継無線機12
またはB中継無線機13で切替制御信号を受信した時
に、受信した音声やデータ信号をB中継無線機13また
はA中継無線機12にシフトして、B無線中継局2また
はA無線中継局1に送信する転送制御機14とから構成
されている。
【0010】この転送制御機14は、データ情報信号を
受信して、登録されているIDデータと一致した場合に
だけ、前記A中継無線機12で受信した音声やデータ信
号をB中継無線機13にシフトするようになっている
【0011】上記構成の移動無線通信システムの動作に
ついて説明する。先ずA無線中継局1の無線ゾーン3に
ある基地局5である本社事務所から、B無線中継局2の
無線ゾーン4を走行している車両(陸上移動局)8に通
話する場合、基地局5の本社事務所に設置されている無
線機6のマイクロホンのスイッチ(PTT)を押すと図
2(A)に示すように、先ずMSK信号15が発信され
る。このMSK信号15が発信されると、この後、DT
MFセット信号16により、アクセスデコーダー7から
切替制御信号となるDTMF信号15が送信され、これ
に続いて音声信号18がA無線中継局1に送られる。
【0012】次にこれらの信号は、A無線中継局1を経
由してAB無線中継局1、2の無線ゾーン3、4が重な
る場所に設置したリンク装置11のA中継無線機12に
送信される。更にこの信号は転送制御機14に送られ、
ここで顧客のコードプログラムIDのデータ情報となる
MSK信号15を受信し、登録されているIDデータと
一致した場合にだけ、DTMF信号17を転送信号と判
断して、受信した音声信号18をB中継無線機13にシ
フトする。なお登録されているIDデータと一致しない
場合には受信を拒否し、無断利用ができないようになっ
ていると共に、他社との混信や雑音妨害を防止するよう
になっている。
【0013】B中継無線機13にシフトされた音声信号
18は、ここからB無線中継局2に送信され、更にここ
を経由してB無線中継局2の無線ゾーン4内を走行して
いる車両8に搭載されている無線機9に音声信号18が
送信される。
【0014】次いで基地局5の本社事務所からの送信か
ら受信に切り替える時、無線機6のマイクロホンのスイ
ッチ(PTT)を離すと受信状態に切り替わり、図2
(A)に示すようにDTMFリセット信号19が出力さ
れてDTMF信号17が発信される。このDTMF信号
17がA無線中継局1を経由してリンク装置11のA中
継無線機12に送信されると、転送制御機14でリンク
切替と判断して、車両8に搭載した無線機9からの信号
を転送制御機14が受信した時に、直ちにA中継無線機
12にシフトするように待機する。
【0015】この状態で車両8側から通話する場合、こ
こに搭載された無線機9のマイクロホンのスイッチを押
すと図2(B)に示すようにDTMFセット信号16に
より、アクセスデコーダー10から切替制御信号となる
DTMF信号17と、これに続いて音声信号18がB無
線中継局2に送られる。
【0016】この音声信号18がB無線中継局2を経由
してリンク装置11のB中継無線機13に送信され、転
送制御機14でDTMF信号17を受信すると、既にA
中継無線機12にリンクするように待機しているので、
直ちにA中継無線機12に音声信号18がシフトされ
る。この後、A中継無線機12から発信された音声信号
18はA無線中継局1を経由して基地局5の無線機6に
送信される。以下同様の動作を繰り返すことにより相互
に通話を行なうことができる。
【0017】なお車両8が基地局5がある無線ゾーン3
と同一ゾーン内を走行している時は、従来の装置と同様
に、A無線中継局1を経由して直接、通話することがで
きる。
【0018】図3は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、車両8にナビゲーション装置を搭載し、GPS衛星
からの走行位置などのデーター信号20を送信する場合
のシステムである。これは前述と同様に、B無線中継局
2の無線ゾーン4を走行する車両8から、A無線中継局
1の無線ゾーン3にある基地局5の本社事務所に設定時
間がくると自動的に、無線機9のマイクロホンのスイッ
チ(PTT)回路が動作してMSK信号15が送信され
る。
【0019】このMSK信号15に続いて、アクセスデ
コーダー7から切替制御信号となるDTMF信号17が
送信され、この数秒後、GPS衛星から測定した位置デ
ーター信号20がFMモードに変調されて2回発信され
る。このデーター信号20は、B無線中継局2を経由し
てリンク装置11のB中継無線機13に送信され、ここ
で転送制御機14によりA中継無線機12にシフトされ
て、ここからA無線中継局1を経由して基地局5に送信
される。なおRDY(リーデングデレー)は、データー
信号20を送信している間は音声信号や他の信号を発信
しないようにブロックさせている。
【0020】この結果、基地局5では車両8の現在位置
を設定時間ごとに把握することができる。この車両8の
現在位置をディスプレイ上に表示した地図の上で確認す
ることができ、また車両8の車両軌跡を表示させること
によりどのような経路を通過したかも確認することがで
きる。従って、複数の無線中継局の無線ゾーンを広域に
移動する貨物輸送車両やタクシー、営業車両、緊急車両
などの運行管理に最適である。
【0021】なお上記説明では車両8がA無線中継局1
とB無線中継局2の2地域の無線ゾーン3、4を運行す
る場合について説明したが、3地域以上の無線ゾーンを
運行する場合にも、適用することができる。また上記説
明では音声信号18とデーター信号20をそれぞれ別個
に送信する場合について示したが同時に送信する構造で
も良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る請求項1
記載の移動無線通信システムによれば、、AB無線中継
局の無線ゾーンが重なる場所にA中継無線機と、B中継
無線機と、転送制御機とからなるリンク装置を設置する
ことにより、A無線中継局の無線ゾーンから発信された
音声やデータ信号をシフトして、B無線中継局の無線ゾ
ーンを走行する車両に送信できるので、従来のように電
話回線を使用せずに、全て無線をだけを使用して通信を
行なうことができ、またABどの無線中継局の設備も改
造することなくそのままシステムを利用できるので、設
備費や通信コストも安価である。
【0023】更に本発明の移動無線通信システムは、
信開始時に使用する顧客のコードプログラムIDのデー
タ情報信号と切替制御信号をアクセスデコーダーから発
信し、リンク装置の転送制御機でこのデータ情報信号を
受信して、登録されているIDデータと一致した場合に
だけ、受信した信号をAまたはB中継無線機にシフトす
るようにしたので、無断利用や他社との混信、雑音妨害
などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による移動無線通信シス
テムの構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す移動無線通信システムにより通話を
行なう場合のタイムチャートで、(A)は送信開始時、
(B)は応答時の状態を示すチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態によるデーター信号を
送信する場合を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 A無線中継局 2 B無線中継局 3 無線ゾーン 4 無線ゾーン 5 基地局 6 無線機 7 アクセスデコーダー 8 車両 9 無線機 10 アクセスデコーダー 11 リンク装置 12 A中継無線機 13 B中継無線機 14 転送制御機 15 MSK信号 16 DTMFセット信号 17 DTMF信号 18 音声信号 19 DTMFリセット信号 20 データー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−182928(JP,A) 特開 平9−214419(JP,A) 特開 平7−107028(JP,A) 特開 昭63−99627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A無線中継局の無線ゾーンにある陸上移
    動局または基地局の無線機に、切替制御信号を発信する
    アクセスデコーダーを設けて、送信の開始および送信の
    切替時に音声やデータ信号に載せて切替制御信号をA無
    線中継局に送信し、AB両無線中継局の無線ゾーンが重
    なる場所に、A無線中継局を経由して信号を送受信する
    A中継無線機と、B無線中継局を経由して信号を送受信
    するB中継無線機と、AまたはB中継無線機から切替制
    御信号を受信した時に、受信した音声やデータ信号をB
    またはA中継無線機にシフトしてBまたはA無線中継局
    に送信する転送制御機とからなるリンク装置を設置する
    と共に、送信開始時に前記アクセスデコーダーから、使
    用する顧客のコードプログラムIDのデータ情報信号と
    切替制御信号を発信し、リンク装置の転送制御機でこの
    データ情報信号を受信して、登録されているIDデータ
    と一致した場合にだけ、前記A中継無線機で受信した音
    声やデータ信号を転送制御機によりB中継無線機にシフ
    トして、ここから発信した信号をB無線中継局を経由し
    て、B無線中継局の無線ゾーンにある陸上移動局または
    基地局の、前記アクセスデコーダーを設けた無線機に送
    信することを特徴とする移動無線通信システム。
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