JP4137649B2 - 列車無線システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、音声とデータを同一無線チャネルにて伝送可能とするとともに、地域ごとに異なるデータを伝送可能とした列車無線システム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の列車無線システムにおいては、情報入力装置を列車無線データ系中央装置に直接接続し、音声系中央装置とは別の構成にしている。このシステムは、情報入力装置からの情報を中央装置で処理して、統制局、基地局経由で移動局へ無線で在線列車に一斉に伝送(同報)する。移動局では、この情報を受け、車内の表示装置に表示する(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
辺見 智著「技術資料 東海道新幹線列車無線車内文字情報システム」 社団法人 日本鉄道電気技術協会発行
雑誌「鉄道と電気技術」 1991.1 VOL.2 P.48−50
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の列車無線システムは、以上のように構成されているので、データ伝送用に1つの無線チャネルを使用するため、データが無いときでも無線チャネルを占有する必要があり、無線チャネルの有効活用できない、また、中央装置に情報入力装置を接続しているため、地域ごとに異なる情報を伝送することができないなどの問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、音声とデータを同一無線チャネルにて伝送可能とするとともに、地域ごとに異なるデータを伝送可能とした列車無線システム装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る列車無線システムは、列車無線中央装置と、この列車無線中央装置に接続され、指令員が音声にて列車に指令する際に操作する指令員操作装置と、基地局アンテナを有する基地局が接続される統制局と、列車無線中央装置と統制局との間に接続されると共に、情報入力装置が接続され、列車無線中央装置から音声接続がない場合は、情報入力装置を統制局に接続し、列車無線中央装置から音声接続がある場合は、列車無線中央装置との接続に切り替える切替装置と、基地局アンテナと空間にて結合する移動局アンテナに接続された移動局無線機を有する移動局と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1を示す図で、列車無線システムを示す図である。図において、指令員操作装置1は、列車を指令する指令員が操作をして音声通信を接続し、列車無線中央装置2に接続されている。列車無線中央装置2は、切替装置3a〜3cを経由して全ての統制局4a〜4cに対して通信を接続する。切替装置3a〜3cは、各統制局4a〜4cにそれぞれ設置され、情報入力装置5a〜5cに接続されている。情報入力装置5a〜5cは、情報を蓄積するため外部記憶装置6a〜6cに接続されている。
【0008】
複数(1〜N)の基地局7が、それぞれ統制局4a〜4cに接続され、音声またはデータを無線周波数に変換し、アンテナ8から電波として空間に放射される。放射された電波は、移動局9の移動局アンテナ10にて受信される。移動局9の移動局無線機11は移動局アンテナ10に接続される。移動局切替装置12は、移動局無線機11に接続され、また、ハンドセット13と表示装置14に接続されている。
【0009】
切替装置3a〜3cは、列車無線中央装置2から音声接続のあり/なし、または統制局4a〜4cからの音声接続のあり/なしを判定し、音声の接続がない場合は、情報入力装置5a〜5cを統制局4a〜4cに接続し、情報入力装置5a〜5cに接続されている外部記憶装置6a〜6cに蓄積されている情報を統制局4a〜4c経由基地局7にて無線周波数に変調され、アンテナ8を経由して、電波を介して在線している移動局9の移動局アンテナ10に受信される。
【0010】
移動局アンテナ10にて受信した無線周波数は、移動局無線機11にてデータ復調され、移動局切替装置12にてデータと判断され、表示装置14に接続され、情報入力装置5a〜5cからのデータが表示される。情報入力装置5a〜5cは、それぞれ統制局4a〜4cに接続されているため、統制局4a〜4cにそれぞれに在線している移動局9には、それぞれ情報入力装置5a〜5cのデータが伝送されるため、移動局9の在線位置により異なったデータが伝送される。
【0011】
指令員が、音声にて移動局9の運転士に指令する時は、指令員操作装置1を操作し、指令員操作装置1から指示を受けた列車無線中央装置2は、移動局9の在線する統制局4bの回線を切替装置3bを経由して接続する。切替装置3bは、音声の接続があるため、情報入力装置5bの接続を変更し、列車無線中央装置2と接続する。指令員の音声は、列車無線中央装置2から切替装置3bを経由して統制局4bに接続され、統制局4bに接続されている基地局7にて無線周波数に変調され、アンテナ8を経由して、電波を介して在線している移動局9の移動局アンテナ10に受信される。
【0012】
移動局アンテナ10にて受信した無線周波数は、移動局無線機11にてデータ復調され、移動局切替装置12にて音声と判断され、ハンドセット13に接続される。そして、指令員が操作している指令員操作装置1と移動局9のハンドセット13が接続されて音声通信が可能となる。
【0013】
切替装置3a〜3cは、列車無線中央装置2から音声の接続のない場合は、情報入力装置5a〜5cに接続され、外部記憶装置6に記憶されたデータを統制局4a〜4c、基地局7、アンテナ8を経由して移動局9に伝送しているため、無線周波数を有効に活用できるとともに地域毎に異なったデータの伝送を可能にする効果がある。
【0014】
実施の形態2.
図2は実施の形態2を示す図で、列車無線システムを示す図である。上記実施の形態1では、切替装置3a〜3cは音声を優先するため、その時情報入力装置5a〜5cから伝送されるデータは中断してしまう。長いデータでは、中断した場合最初からデータを伝送する必要がある。そこで、図2に記載したように、移動局9の移動局切替装置12に情報蓄積装置15を接続し、情報蓄積装置15に表示装置14を接続する。
【0015】
移動局切替装置12から伝送されたデータは一旦情報蓄積装置15に蓄積され、情報入力装置5a〜5cから全てのデータを受信してはじめて表示装置14に伝送する。
【0016】
そのため、情報入力装置5a〜5cはデータが途中で中断しても、最初からデータを伝送する必要はなく、移動局9の情報蓄積装置15が蓄積できなかったデータから再送すればよい。
【0017】
実施の形態3.
図3は実施の形態3を示す図で、列車無線システムを示す図である。上記実施の形態1では、地域毎に異なるデータを伝送するため、統制局4a〜4c毎に切替装置3a〜3cと情報入力装置5a〜5cを接続した。地域毎に異なるデータを伝送する必要はないが、無線チャネルの有効活用を目的とする場合には、図3に記載した形態でも無線チャネルの有効活用の効果を奏する。
【0018】
図3では、切替装置3を指令員操作装置1に接続し、外部記憶装置6に接続している情報入力装置5と接続し、指令員操作装置1からの音声または、列車無線中央装置2から音声の接続があった場合は、指令員操作装置1と列車無線中央装置2とを接続し、情報入力装置5の接続を切断する。
また、指令員操作装置1からの音声または、列車無線中央装置2から音声の接続がない場合は、情報入力装置5と列車無線中央装置2の接続に切り替える。
【0019】
また、より狭い地域で異なるデータ伝送をする場合には、統制局単位ではなく基地局7単位で切替装置3と情報入力装置5を設置することもできる。基地局7単位で切替装置3と情報入力装置5を設置することにより、より狭い地域で異なるデータ伝送をすることができる。
【0020】
実施の形態4.
図4は実施の形態4を示す図で、列車無線システムを示す図である。上記実施の形態2において、移動局9の情報蓄積装置15に時計16を接続したものである。時計16を接続することで、情報入力装置5a〜5cの情報に表示時刻情報を入力すれば、予め移動局9にデータを伝送しておき、移動局9に搭載されている情報蓄積装置15で伝送されてきたデータを蓄積のみし、表示装置14に伝送しない。情報蓄積装置15は、所定の時刻のチェックを実施し、所定の時刻になると表示装置14に伝送する。このため、情報入力装置5a〜5cから入力した時刻に、移動局9の表示装置14に表示が可能となる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、列車無線中央装置と統制局の間に音声とデータを切り替える切替装置を接続し、切替装置に情報入力装置を接続することで、音声の伝送のない時はデータを伝送すると共に、統制局単位で外部記憶装置を持った情報入力装置を接続することで、無線チャネルを有効活用するとともに地域毎に異なったデータの伝送を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、列車無線システムを示す図である。
【図2】 実施の形態2を示す図で、列車無線システムを示す図である。
【図3】 実施の形態3を示す図で、列車無線システムを示す図である。
【図4】 実施の形態4を示す図で、列車無線システムを示す図である。
【符号の説明】
1 指令員操作装置、2 列車無線中央装置、3,3a〜3c 切替装置、4a〜4c 統制局、5,5a〜5c 情報入力装置、6,6a〜6c 外部記憶装置、7 基地局、8 アンテナ、10 移動局アンテナ、11 移動局無線機、12 移動局切替装置、13 ハンドセット、14 表示装置。
Claims (6)
- 列車無線中央装置と、
この列車無線中央装置に接続され、指令員が音声にて列車に指令する際に操作する指令員操作装置と、
基地局アンテナを有する複数の基地局が接続される複数の統制局と、
各統制局にそれぞれ設置されると共に、情報入力装置が接続され、前記列車無線中央装置または前記統制局から音声接続がない場合は、前記情報入力装置を前記統制局に接続し、前記列車無線中央装置または前記統制局から音声接続がある場合は、前記列車無線中央装置と前記統制局との接続に切り替える切替装置と、
前記基地局アンテナと空間にて結合する移動局アンテナに接続された移動局無線機と、前記移動局無線機に接続された移動局切替装置と、この移動局切替装置に接続されたハンドセット及び表示装置とを有し、前記移動局アンテナにて受信した無線周波数が前記移動局切替装置でデータと判断された場合は前記移動局無線機が前記表示装置に接続され、前記移動局アンテナにて受信した無線周波数が前記移動局切替装置で音声と判断された場合は前記移動局無線機が前記ハンドセットに接続される移動局と、
を備えたことを特徴とする列車無線システム。 - 前記情報入力装置は外部記憶装置を有することを特徴とする請求項1記載の列車無線システム。
- 前記移動局切替装置に情報蓄積装置を接続し、その情報蓄積装置に表示装置を接続したことを特徴とする請求項2に記載の列車無線システム。
- 前記移動局切替装置から伝送されたデータは前記情報蓄積装置に蓄積され、前記情報入力装置から全てのデータを受信してはじめて前記表示装置に伝送することを特徴とする請求項3に記載の列車無線システム。
- 前記情報蓄積装置に時計を接続したことを特徴とする請求項3に記載の列車無線システム。
- 前記情報入力装置の情報に表示時刻情報を入力し、予め前記移動局にデータを伝送しておき、前記情報蓄積装置は伝送されてきたデータを蓄積のみし、所定の時刻のチェックを実施し、所定の時刻になると前記表示装置に伝送することを特徴とする請求項5に記載の列車無線システム。
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