JP3174025B2 - 衛星システムにおける接続を確立する方法並びにその方法の実施に適した衛星システム - Google Patents

衛星システムにおける接続を確立する方法並びにその方法の実施に適した衛星システム

Info

Publication number
JP3174025B2
JP3174025B2 JP36160397A JP36160397A JP3174025B2 JP 3174025 B2 JP3174025 B2 JP 3174025B2 JP 36160397 A JP36160397 A JP 36160397A JP 36160397 A JP36160397 A JP 36160397A JP 3174025 B2 JP3174025 B2 JP 3174025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
satellite
base station
carrier
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36160397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10234087A (ja
Inventor
ベルナルドゥス ムステルト,アンドレアス
Original Assignee
イー.ゲー.ペー. ベー.ファウ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イー.ゲー.ペー. ベー.ファウ. filed Critical イー.ゲー.ペー. ベー.ファウ.
Publication of JPH10234087A publication Critical patent/JPH10234087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174025B2 publication Critical patent/JP3174025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁信号を送受信
するための少なくとも1つの基地局と、電磁信号を送受
信するための少なくとも1つの第一端末と、電磁信号を
受信するための少なくとも1つの第二端末と、電磁信号
を受信してその受信信号の周波数からずらした周波数で
該信号を再送信するためのトランスポンダを有する少な
くとも1つの衛星とを含む、衛星システムにおける接続
を確立する方法に関する。
【0002】本発明は、さらに、電磁信号を送受信する
ための少なくとも1つの基地局と、電磁信号を送受信す
るための少なくとも1つの第一端末と、電磁信号を受信
するための少なくとも1つの第二端末と、電磁信号を受
信してその受信信号の周波数からずらした周波数で該受
信信号を再送信するためのトランスポンダを有する少な
くとも1つの衛星とを含む、衛星システムに関する。
【0003】
【従来の技術】このような衛星システムそれ自体は公知
である。INMARSAT衛星システムなど、これら公
知の衛星システムでは、接続を確立するよう求める要求
を提出するために、基地局とのコンタクトを求める必要
がある。デジタル映像やデジタル音声の接続に使用され
るような高速データリンクのためには、別個の狭帯域コ
マンドチャンネル経由の二重モードで作用する特別な搬
送波が必要となる。第二端末との接続を求める第一端末
は、まず、その狭帯域チャンネル経由で基地局と情報を
交換することになる。この情報には、例えば、確立すべ
き接続自体に関する情報は勿論のこと、第一端末のI
D、および/または、第二端末のIDが含まれる。こう
して狭帯域チャンネル経由で必要な情報を基地局と交換
すると、第一端末は広帯域接続を確立することが可能に
なる。このような接続は、例えば、第二端末との間に行
うことができる。これら狭帯域チャンネルと広帯域接続
経由の通信のために、一般的には、第一端末は異なる送
受信システムを備えることになる。特に、第二端末は第
一端末と同じである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうしたシステムの欠
点は、かなり高価なことである。これは、前述のよう
に、端末が二重の送信システムを備えていてそれによっ
て第一送信システムが基地局との間に狭帯域接続を確立
するのに使用される一方で、第二送信システムが別の単
数あるいは複数個の端末との間に広帯域接続を確立する
のに使用されるという、事実に起因している。衛星シス
テムの場合、これらの接続は衛星経由で行われる。本発
明の目的は、より単純で、より良く、より効果的な設計
でなしうる方法とシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明による
方法は、基地局が、前記衛星経由で前記第一および第二
端末間の接続を確立するために、利用可能な周波数およ
び/または端末間の通信に使用中の周波数を有するデー
タベースを有し、前記システムが次の各段階を実行する
ことを特徴とする。
【0006】1) 前記基地局は接続を確立するために
前記衛星に継続的に情報を送信し、該情報は前記衛星に
よる再送信のための参照制御搬送波に乗せて送信され、
該情報は少なくとも前記利用可能な周波数および/また
は端末間の通信に使用中の周波数を含むことと、 2) 前記第一端末は前記衛星によって再送信された前
記参照制御搬送波を受信し、その後前記受信情報は通信
に利用可能な少なくとも1つの周波数を選択するために
使用され、該選択された周波数は特定の一端末との任意
の接続に使用されることになることと、 3) 前記第一端末は前記衛星による再送信のために動
作搬送波を前記選択された周波数で前記衛星に対して送
信することと、および 4) 前記基地局は、第一端末から発信され前記衛星に
よって再送信された前記動作搬送波を受信し、それに基
づいて前記選択周波数が使用中であることを決定し、利
用可能な周波数および/または端末間の通信に使用中の
周波数を有する前記データベースを適宜調整し、前記参
照制御搬送波に乗せて送信される、前記利用可能な周波
数および/または端末間の接続に使用中の周波数に関す
る情報を適宜調整すること。
【0007】驚くべきことに、本発明によると、衛星シ
ステムにおいて、通常は任意の接続自体を維持するため
に利用されている動作搬送波を、接続を構築するために
も利用することが可能になる。従来技術において、端末
は、動作搬送波上で送信を開始する前に、別の、狭帯域
である場合が多いチャンネルを経由して動作搬送波上の
送信を開始する許可を基地局に求める必要があったが、
ここではそれが不要である。こうして通信装置は大幅に
簡略化でき、改善でき、経済的により有利な設計で製作
することができる。さらにまた、この方法では、接続を
より速く確立することができる。
【0008】基地局は接続を確立するための情報を継続
的に送信しているので、第一端末は、第一端末の助力で
例えば第二端末との接続を確立することが望ましいとき
には、いつでも任意の時にこの情報を受信することがで
きる。ここでは、第一端末に単一の送信システムを設け
さえすればよい。第一端末が使用開始することを希望す
る周波数に関する情報を第一端末から基地局へ送信する
ことも、同一チャンネル経由で行われるからである。特
に、このことは、このために動作搬送波が選択された周
波数それ自体上で第一端末によって送信されるというこ
とである。基地局がこの動作搬送波を受信すると、動作
搬送波の周波数に基づいてある端末がこの周波数で接続
を確立したがっていると決定する。このことが一旦基地
局によって確立されると、基地局は即座にデータベース
と、従って前述の参照制御搬送波に乗せて送信される情
報とを調整することができる。
【0009】本発明のさらなる具体例によると、本シス
テムはさらに次の各段階を経る。
【0010】5) 前記第一端末は前記動作搬送波に乗
せて少なくとも前記第二端末のIDを前記衛星に送信す
ることと、 6) 前記基地局は、前記衛星によって再送信された前
記動作搬送波を受信したとき、前記第二端末のIDを確
立することと、 7) 前記基地局は前記第二端末の設定パラメータおよ
び前記第二端末のIDを前記参照制御搬送波を介して前
記衛星に送信することと、および 8) 前記第二端末は、前記衛星によって再送信された
前記参照制御搬送波を受信し、自分自身のIDを認識
し、そして、前記第一端末によって送信され音声/映像
あるいは他の情報を含みうる前記動作搬送波を前記衛星
経由で受信するための自己設定を前記受信した設定パラ
メータに基づいて開始すること。
【0011】この場合も各端末のIDを送信しそれによ
って第一端末が接続の確立を要望するので、基地局は参
照制御搬送波を介してこれらの端末を適宜設定可能であ
る。この接続で送信されるべき設定パラメータとして
は、例えば、デジタル音声やデジタル映像など送信され
るタイプの信号に関するもの、ビット伝送速度に関する
もの、選択した周波数に関するもの、および、これらの
端末におけるダウンコンバータ、変調器、復調器、マル
チプレクサなどの素子を設定できる他のパラメータに関
するものが可能である。
【0012】特に、基地局は、段階(6)で第二端末の
IDを確立した後に、第一端末が第二端末と衛星経由で
通信するために送信する必要がある動作搬送波のパワー
を、それ自体は公知の方法で決定し、続いて基地局は、
参照制御搬送波を介して適宜第一端末のパワーを設定す
る。
【0013】本方法の実用的な具体例によれば、段階
(8)の後に、第一端末による送信は、第一端末が参照
制御搬送波をもはや受信しなくなったとき、基地局が参
照制御搬送波を介して第一端末に送信を終了するよう命
じたとき、あるいは、使用者が送信を終了する時であ
る。
【0014】本方法のさらに高度な具体例によれば、第
一及び第二端末はそれぞれ、アンテナと、アンテナの利
得を指向させる制御手段とを備え、第一及び第二端末の
うちの少なくとも1つは衛星によって再送信される参照
制御搬送波を、アンテナの利得を衛星に指向させるため
に利用する。
【0015】その結果、第一及び第二端末は、移動端末
として設計可能になる。これらは、どのような場所にも
配置可能になる。驚くべきことに、それ自体は公知のア
ンテナと送受信手段があれば、基地局が衛星に向けて送
信し衛星が再送信する参照制御搬送波に基づいてアンテ
ナの利得を衛星に向けて指向させることができる。これ
までは、この目的のために、衛星にはそれぞれ別のビー
コンを設けていたのであり、その結果各端末の受信シス
テムにはこれらのビーコンを受信可能な別個の装置を設
ける必要があった。本発明によれば、これは不要とな
る。したがって、常に衛星に向けてある固定端末でも、
移動端末でも、衛星システム内では完全に自動的な方法
で接続を確立できるようになる。
【0016】特に、前述の各端末は、それぞれIDコー
ドを備え、データベースは端末のIDコードを有してお
り、さらに、第一端末は段階(3)において動作搬送波
に乗せて自身のIDを送信し、基地局は、段階(3)後
に、動作搬送波に乗せて第一端末が送信した第一端末の
IDを受信したときに、参照制御搬送波を介して第一端
末に受取りを送信する。
【0017】このようにして、第一端末は受取りに基づ
いて基地局と接触したことを知るので、接続は高い信頼
の方法で確立される。さらに、基地局は、受信したID
コードに基づいて、負担する衛星システムの利用のコス
トに寄与することが出来る。
【0018】特に、基地局は、段階(5)に先行して受
取りを送信する。このとき、第一端末の使用者は、受取
りを受信したときに段階(5)を実行するために第二端
末のIDを第一端末に入力することができる。
【0019】好ましくは、データベースは、各端末の技
術データを含み、その技術データは、例えば、送受信可
能な周波数、および、当該端末の変調器、送信機、受信
機などの構成部品を制御するためのプロトコルに関する
ものである。
【0020】こうして、異なるタイプの端末、例えば、
有限個の周波数でしか送信および/または受信できない
端末を使用することもできるのである。なお、基地局
は、異なる端末間で接続を確立しようとするときに、こ
のことを考慮に入れることもできる。また、このように
して、基地局は、上述の端末の構成部品を所望の接続の
ために最適に設定することもできる。
【0021】特に、基地局は、データベースに格納され
たデータに基づいて、各端末に対して、どの周波数が当
該端末に利用可能かということを決定する。好適には、
基地局は、段階(1)において、参照制御搬送波に乗せ
て各端末のIDに対する利用可能な周波数を送信する。
使用者は、段階(2)において、第一端末のための利用
可能な周波数に関する受信情報に基づいて第一端末に所
望の周波数を入力する一方、第一端末は、例えば、第一
端末に利用可能な周波数に関する受信情報をディスプレ
イ上に表示することができる。また、所定のプロトコル
を通じて、所望の周波数を自動的に選択し、第一端末に
入力することも可能である。
【0022】第一段階において基地局によって衛星に送
信された情報は、衛星のIDに関するデータを含んでい
ても良い。このことは、殊に特定の衛星経由で接続を確
立したい移動局が参照制御搬送波を受信後即座に正しい
衛星が見つかったことを知るという利点に繋がる。
【0023】一般的には、衛星の参照制御搬送波の周波
数は予め決定されている。それゆえ、この周波数は各端
末に公知であるので、上述の接続を確立できることが常
時保証される。
【0024】本発明による衛星システムは、基地局が、
衛星経由で第一および第二端末間の接続を確立するため
に、利用可能な周波数および/または端末間の接続に使
用中の周波数を含んでいるデータベースを含み、次の各
段階を実行することを特徴とする。
【0025】1) 前記基地局は接続を確立するために
前記衛星に継続的に情報を送信し、該情報は前記衛星に
よる再送信のための参照制御搬送波に乗せて送信され、
該情報は少なくとも前記利用可能な周波数および/また
は端末間の通信に使用中の周波数を含むことと、 2) 前記第一端末は前記衛星によって再送信された前
記参照制御搬送波を受信し、その後前記受信情報は通信
に利用可能な少なくとも1つの周波数を選択するために
使用され、該選択された周波数は特定の一端末との任意
の接続に使用されることになることと、 3) 前記第一端末は前記衛星による再送信のために動
作搬送波を前記選択された周波数で前記衛星に対して送
信することと、および 4) 前記基地局は、第一端末から発信され前記衛星に
よって再送信された前記動作搬送波を受信し、それに基
づいて前記選択周波数が使用中であることを決定し、利
用可能な周波数および/または端末間の通信に使用中の
周波数を有する前記データベースを適宜調整し、前記参
照制御搬送波に乗せて送信される、前記利用可能な周波
数および/または端末間の接続に使用中の周波数に関す
る情報を適宜調整すること。
【0026】特に、確立される接続は単信接続であり、
それによって第一端末は第二端末に情報を送信するもの
である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明による衛星システムの可能
な具体例を示し、図2は、図1による衛星システムの端
末の可能な具体例であり、図3は、図1による衛星シス
テムのデータベースに格納されるデータの少なくとも一
部を可視化したものである。
【0029】図1において、参照番号1は本発明による
衛星システムを示している。本例のシステムは、基地局
2、衛星4、多数の端末6.i(i=1、2、3、..
n)からなっている。本例では、n=4であるが、実際
には、nは、もっと大きな、百や千といった単位の数で
ありうる。
【0030】本例における基地局2は、4つの同一の送
受信装置8.i(i=1、2、3、4)からなってい
る。後述するように、第一受信装置8.1は、一般的に
は、送信のために使用されるのに対して、第二、第三、
第四受信装置8.2〜8.4は、一般的には、信号受信
のために使用される。しかしながら、経済的な理由で、
送受信装置8.iは互いに等しくしてある。各送受信装
置はそれぞれ信号の送受信のために、関連するアンテナ
10を備えている。さらに、基地局2は、バス14経由
で各送受信装置8.iに接続しているコンピュータ12
を有している。後述するように、各送受信装置には、当
該送受信装置を設定し、当該送受信装置経由で送信され
る信号が、バス14経由で供給される。さらに、送受信
装置8.2〜8.4で受信される信号は、バス14経由
でコンピュータ12に供給される。
【0031】端末6.iは、それぞれ、送受信装置1
6.i(i=1、2、3、..n)を備えている。本例
における送受信装置16.iは、送受信装置8.iと同
じものである。また、各端末6.iは、さらに、コンピ
ュータ18.i(i=1、2、3、..n)を備えてい
る。コンピュータ18.iは、線路20.iを介して送
受信装置16.iに接続されている。コンピュータ1
8.iはとりわけ送受信装置16.iを任意の動作周波
数に設定可能である。線路20.iを介して、コンピュ
ータ18.iは、さらに送受信装置16.iによって送
信すべき信号を送受信装置に供給する。このために、各
端末6.iは、さらに、アンテナ10を有している。本
例では、基地局2は固定配置されている。衛星4は、静
止衛星である。このため、基地局のアンテナ10はそれ
ぞれ、固定設置されて、正確に衛星4に向けられてい
る。本例では、端末6.3も固定配置されている。した
がって、端末6.3のアンテナ10は、一旦正確に衛星
4に調整される。これに対して、端末6.1と6.2は
移動設計である。本例では、それゆえ、第一および第二
端末6.1、6.2には、アンテナ10の利得を指向さ
せるための、それ自体は公知の制御手段22が設けられ
ている。この制御手段は、図1に模式的に示されてい
る。各コンピュータ18.iは、キーボードとディスプ
レイ24とを備えている。キーボードとディスプレイ2
4とは図1の矢印で模式的に示されている。これは、使
用者がコンピュータに情報を入力できること、あるい
は、コンピュータで情報を読みとれることを示してい
る。さらに、各送受信装置16.iは、端末ポート2
6.iを備えている。端末ポート26.iは、デジタル
音声やデジタル映像のような送信すべき信号を供給する
ために使用できる。さらに、端末ポート26.iは、受
信信号の出力のために使用することもできる。
【0032】同様に、コンピュータ12は、略図で表し
たディスプレーとキーボード24とを備えている。さら
にまた、コンピュータ12は、コンピュータ12にデー
タ信号を供給するための、あるいは、コンピュータ12
からデータ信号を出力するための出力ポート28を備え
ている。
【0033】前述のように、本例では、送受信装置8.
iと16.iは同一の設計である。このような送受信装
置の実行可能な具体例を図2に示す。この送受信装置
は、送信機30と受信機32を有している。この装置
は、さらに、送信機30が送信すべき信号を符号化した
り、あるいは、受信機32が受信した信号を復号化す
る、チャネル符号化装置33を有している。このため、
符号器33は、線路34、36を介して送信機30およ
び受信機32のそれぞれに接続されている。装置は、さ
らに、端末ポート26と符号器33間に接続されている
インターフェイス38を有している。装置は、さらに、
バス14あるいは線路20.i間に接続されている制御
ユニット40を有している。制御ユニット40を介し
て、コンピュータ12,18.iから符号器33にデー
タを送信用に供給できる。さらにまた、制御ユニット4
0を介して、受信信号をコンピュータ12,18.iに
供給できる。さらに、制御ユニット40は、線路42、
44を介して送信機30と受信機32のそれぞれに接続
されている。これらの線路を介して制御ユニット40は
送信機の送信周波数と受信機32の受信周波数を設定す
ることができる。
【0034】図1によるシステムは、端末6.iが互い
に衛星4を介して通信可能な送信システムに関する。例
えば、端末6.2は送信信号を衛星4に送信する。衛星
4は各信号を再送信するトランスポンダを有している。
再送信信号は、受信信号とは周波数がずらされている。
再送信信号は、例えば、端末6.3で受信可能である。
いま、衛星4経由で信号を送受信するに当たって、広範
囲の周波数に渡って多数の周波数が端末6.iに利用可
能である。この範囲は連続した範囲である必要はなく、
「間隙」を含んでいても良い。この「間隙」とは、利用
できない周波数という意味である。この広帯域範囲を図
3に略図に示す。衛星経由で種々の端末間の接続を確立
するのは、この周波数範囲のうちの1つの利用可能な周
波数で実現されることになる。さらにまた、周波数の使
用のために、しばしば補償金が支払われる。接続を果た
すためには、それゆえ、1つの自由周波数が所望の接続
のために指定される必要がある。このため、本システム
は上述の基地局を有している。したがって、本例では、
各端末は、上述の広帯域範囲内で電磁信号を送受信する
のに適している。有限個の周波数で信号を送信および/
または受信するのにだけ適した端末があっても良い。衛
星は、電磁信号を受信するためのトランスポンダと、そ
の受信信号の周波数とずらした周波数で該受信信号を再
送信するためのトランスポンダを備えている。
【0035】基地局は、コンピュータ12に含まれるデ
ータベースを備えている。このデータベースは、利用可
能な周波数、および/または、端末間の通信に使用中の
周波数を含んでいる。図3の例では、このデータベース
の一部が示されており、fLは広帯域範囲の最低周波
数、fHは広帯域範囲の最高周波数である。図3におい
て、広帯域範囲の部分46は、本例では、端末6.6、
6.7間の通信に既に使用中である。この部分は、帯域
幅b1を持つ(中間)周波数f1である。両端末は二重モ
ードで動作する。すなわち、両端末は互いにデータを送
受信しあう。さらに、付随帯域幅b2(ブロック48)
を持つ周波数f2が端末6.9、6.10、6.11で
使用されていること、すなわち、端末6.9が情報を送
信し、その情報を端末6.10、6.11が受信してい
ることが図3から分かる。したがって、端末6.10、
6.11が受信機としてのみ働いている一方で、端末
6.9は送信機としてのみ動作している。さらに、図3
では、矢印49は、端末間の通信に利用可能な未だ自由
な周波数を示している。基地局2は、接続を確立するた
めに、送受信装置8.1を介して衛星に情報を継続的に
送信する。この情報は、周波数と付随帯域幅が予め設定
されている参照制御搬送波上で送信される。この搬送波
は、図3において50で示されており、言うまでもな
く、データベースにも格納されている。参照制御搬送波
は、衛星による再送信のために、衛星に送信される。上
述の情報には、少なくとも利用可能な周波数および/ま
たは使用中の周波数が、付随帯域幅とともに含まれてい
る。この情報は、コンピュータ12からバス14経由で
送受信装置8.1に送られる。
【0036】本例では、データベースは、さらに、各端
末6.iの技術データを有しうる。この技術データは、
例えば、当該端末が使用可能な送受信周波数に関するも
のである。さらにまた、この技術データは、当該端末の
変調器、送信機、受信機などの構成部品の制御のための
プロトコルを含むこともできる。データベースに格納さ
れたデータに基づいて、基地局は、各端末に関して、ど
の周波数が当該端末に利用可能かということを決定する
ことができる。その場合、各端末に固有のIDコードを
与え、これも同様にデータベースに格納する。この特別
な具体例によると、基地局は利用可能な周波数および/
または使用中の周波数に関するデータを送信するだけで
なく、さらに、端末のIDに関連して利用可能な周波数
に関するデータを参照制御搬送波に乗せて送信する。こ
うして送信された参照制御搬送波は、各端末が受信でき
るように、衛星のトランスポンダによって再送信され
る。
【0037】各端末は、衛星が再送信した参照制御搬送
波を受信する。前述のように、各端末には、利用可能な
周波数に関する受信情報を表示するためのディスプレイ
が設けてある。以下、第一端末が映像情報を第二端末に
送信しようとしているものと仮定する。そこで、第一端
末のコンピュータのディスプレイには、当該端末に利用
可能な周波数、および、任意な付随帯域幅が、使用者の
ために、表示される。利用可能な周波数がディスプレイ
上に手近に表示されるので、使用者は、第一端末6.1
でコンピュータ18.iの入力手段(キーボード)を介
して所望の周波数を入力することができる。所定のプロ
トコルを使えば、コンピュータ18.iは使用者が割り
込みを行うことなしに自動的に任意の周波数を選択する
こともできる。第一端末のコンピュータ18.iは、線
路20.iを介して第一端末の制御ユニット40にコマ
ンド信号を送信する。このコマンド信号に基づいて、今
度は制御ユニット40が、線路42を介して、第一端末
の送信機30を選択した送信周波数に設定する。その
後、第一端末6.1は、衛星による再送信のために、衛
星に選択周波数f3で動作搬送波を送信する。この動作
搬送波は、さらに、第一端末のIDコードを含んでい
る。
【0038】この第一端末による周波数f3での動作搬
送波の送信は、結局は、パワーレベルを除いて動作搬送
波の第二端末への送信と必然的に完全に類似している。
このパワーレベルは、基地局が受信可能な方法で減じら
れる。
【0039】基地局は、未だなお利用可能な周波数を共
同して走査している多数の送受信装置8.2、8.3、
8.4を有している。ここでは、各送受信装置は、周波
数を1つだけ調べる必要はない。一般的には、各送受信
装置は多数の周波数を走査する。もっと多くの送受信装
置が使用されれば、利用可能な周波数の走査はもっと迅
速に実行できる。
【0040】たとえそれがどのようなものであろうと
も、基地局は衛星が再送信した第一端末の動作搬送波を
受信する。それに基づいて、周波数f3が目下使用中で
あるということが確立される。それゆえ、基地局は、利
用可能な周波数および/または端末間通信に使用中の周
波数を含むデータベースを適宜調整する。(図3に点線
で示す)。同時に、基地局は、利用可能な周波数および
/または端末間通信に使用中の周波数に関する参照制御
搬送波上で送信される情報を適宜調整する。そうして、
第一端末が動作搬送波に乗せて送信した第一端末のID
を受信すると、基地局は参照制御搬送波を介して第一端
末に受取りを送信する。
【0041】第一端末が参照制御搬送波を介して基地局
から受取りを受信すると、使用者は、最終目的地のI
D、この場合第二端末のIDコードを第一端末6.1の
コンピュータ18.1を介して入力できる。そうして第
一端末はこのIDを動作搬送波に乗せて衛星に送信す
る。基地局は、衛星が再送信した周波数f3の動作搬送
波を受信すると、第二端末のIDを決定する。基地局は
第二端末のIDを知っているので、どんなパワーで第一
端末が送信を開始すべきかということを、それ自体は公
知の方法で決定できる。これは、第二端末の技術構成
と、もし公知なら、第一及び第二端末の地理的位置によ
って決まるものである。こうして、参照制御搬送波を介
して、基地局は第一端末の送信パワーを設定することに
なる。これは、参照搬送波が第一端末6.1の受信機3
2に受信されると言う、それ自体は公知の方法で行うこ
とができる。こうして受信された信号は、第一端末の符
号器33を介して第一端末の制御ユニット40に供給さ
れる。制御ユニット40はこうして得た情報をコンピュ
ータ18.1に送り、コンピュータ18.1がこの情報
をパワー設定用のコマンド信号であると認識して、対応
のコマンド信号を制御ユニット40に送る。制御ユニッ
ト40は、線路42を介して、第一端末の送信機30の
送信パワーを適宜設定することができる。
【0042】参照制御搬送波を介して、基地局は衛星に
第二端末のIDと第二端末の設定パラメータを送信す
る。この設定パラメータには、とりわけ、第一端末から
出され、衛星によって再送信された信号を受信するため
の受信周波数が含まれている。それゆえ、この受信周波
数は、周波数f3と、衛星のトランスポンダが発生させ
た標準周波数のずれとに等しくなる。第二端末のダウン
コンバータ、変調器、符号器、マルチプレクサ、およ
び、受信機という、すべて当該第二端末の構成に依存す
るものを設定する目的で、他の設定パラメータを一緒に
送信することも可能である。
【0043】衛星が再送信した参照制御搬送波を受信し
た第二端末は、自分自身のIDを認識して、第一端末が
送信した動作搬送波を衛星経由で受信するために、自分
のIDに関連した設定パラメータに基づいて自己設定を
行う。この動作搬送波には、例えば、音声/映像情報や
他の情報を含めることができる。本例では、端末ポート
26.1経由で、映像信号が端末6.1に供給される。
したがって、端末6.2は受信映像情報を端末ポート2
6.2経由で伝達する。
【0044】こうして第一及び第二端末間で接続が確立
される。本例は、第一端末が第二端末に情報を送信する
単信接続に関わる。第一端末が、例えば、参照制御搬送
波をもはや受信しなくなったとき、第一端末による送信
は終了可能である。また、基地局は参照制御搬送波を介
して第一端末に送信の終了を命じることもできる。さら
にまた、第一端末の使用者がコンピュータ18.1を介
して第一端末の送信を終了させることもできる。送信が
終了すると、基地局は、例えば、実行されたサービス、
すなわち、通信に利用可能な広帯域の一部の利用に対す
る請求書を発行できる。このため、コンピュータ12
は、例えば、事務所などに、出力ポート28経由で情報
を送ることができる。
【0045】特に、基地局が衛星に継続的に送信する情
報には、衛星のIDに関するデータも含まれる。このこ
とによって、アンテナ10が適正な衛星に向いているか
どうかを端末で決定することができるという利点があ
る。特に、端末が、本例における端末6.1、6.2の
ような移動端末であるときには、このことは格別重要で
ある。本例では、第一及び第二端末それぞれに、アンテ
ナ10とアンテナの利得を指向させる制御手段22とが
設られている。衛星が再送信する参照制御搬送波の受信
に基づいて第一および第二端末のアンテナ10を衛星に
正確に向けることができるということが分かっている。
驚くべきことに、受信した参照制御搬送波に基づいて、
アンテナ10の偏波指向を設定することができることも
分かっている。
【0046】特に、移動端末16.1、16.2は、さ
らに、電子コンパスとGPS受信機を備えている。こう
して、例えば、第一端末のGPS受信機は第一端末の位
置を正確に決定できる。さらに、コンパスを用いて、端
末の方向を決定できる。端末の位置と方位方角に基づい
て、コンピュータ18.1は、どの上空区域に衛星4が
位置しているはずであるかということを、それ自体は公
知の方法で計算することができる。こうしてコンピュー
タ18.1は、アンテナの利得を少なくとも実質的に衛
星に指向させるために、制御手段22を動かすことがで
きる。そうして、それ自体は公知の方法で、制御手段2
2を用いて、衛星が見つかるまで、当該上空区域の走査
を行うことができる。驚くべきことに、トランスポンダ
が再送信する参照制御搬送波は、アンテナの利得を指向
させるのに十分なほど正確に受信できる。公知のシステ
ムでは、衛星はしばしば、アンテナを指向させるために
別個の狭帯域チャンネルで信号を送信する別個のビーコ
ンを有している。本発明によると、それゆえ、アンテナ
の配置を含めて、端末間の接続を完全に自動的に確立す
ることが目下可能となる。
【0047】本例では、システムは単一の基地局を有す
るのみであるが、本発明はこれには全く制限されない。
多くの基地局が互いにネットワークで接続されていても
良い。その場合、ある衛星が完全に使用中であるときに
は、これらの基地局は端末を他の衛星に差し向けること
ができる。こうした委託は、概して、アンテナ10の再
配置を必要とする。ここで特別なのは、前述のようにこ
の再配置も全く自動的に行えるということである。使用
すべき新しい衛星が位置している場所をそのIDととも
に参照制御搬送波を介して端末に送信することによっ
て、当該端末は、前述のように、GPS座標に基づい
て、また、電子コンパスから得た座標に基づいて、当該
上空区域にアンテナの利得を指向させることができる。
この後、やはり前述したように、少なくとも他の衛星経
由で他の、あるいは同一の基地局が送信する参照制御搬
送波が見つかるまで、走査を行うことができる。本例で
は、fLとfHを定義したが、利用可能な周波数の位置す
る範囲も可変なので、この定義は不要となる。それゆ
え、利用可能な周波数と通信に使用中の周波数を監視す
るだけで十分である。fLとfHが定義されており、かつ
またfLとfHの全周波数スペクトルが通信に使用可能な
らば、利用可能な周波数と通信に使用中の周波数とは互
いに直接関連するものなので、原則としてどちらか一方
のみを監視する必要があるだけである。このような変形
はすべて本発明の範囲内にあることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星システムの可能な具体例を示
す図である。
【図2】図1による衛星システムの端末の可能な具体例
を示す図である。
【図3】図1による衛星システムのデータベースに格納
されるデータの少なくとも一部を可視化した図である。
【符号の説明】
2 基地局 4 衛星 6 端末 8 第一受信装置 10 アンテナ 12 コンピュータ 14 バス 16 送受信装置 18 コンピュータ 20 線路 22 制御手段 24 キーボードとディスプレイ 26 端末ポート 28 出力ポート 30 送信機 32 受信機 33 チャンネル符号化装置(符号器) 34,36 線路 38 インターフェイス 40 制御ユニット 42 線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/04 - 7/38 H04B 7/15 - 7/195

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁信号を送受信するための少なくとも
    1つの基地局と、電磁信号を送受信するための少なくと
    も1つの第一端末と、電磁信号を受信するための少なく
    とも1つの第二端末と、電磁信号を受信して該受信信号
    の周波数をずらした周波数で該受信信号を再送信するた
    めの少なくとも1つのトランスポンダを有する少なくと
    も1つの衛星とを含む、衛星システムにおける接続を確
    立する方法において、前記基地局が、前記衛星経由で前
    記第一および第二端末間の接続を確立するために、利用
    可能な周波数および/または端末間の通信に使用中の周
    波数を有するデータベースを有し、前記システムが次の
    各段階を実行することを特徴とする衛星システムにおけ
    る接続を確立する方法。 1) 前記基地局は接続を確立するために前記衛星に継
    続的に情報を送信し、該情報は前記衛星による再送信の
    ための参照制御搬送波に乗せて送信され、該情報は少な
    くとも前記利用可能な周波数および/または端末間の通
    信に使用中の周波数を含むことと、 2) 前記第一端末は前記衛星によって再送信された前
    記参照制御搬送波を受信し、その後前記受信情報は通信
    に利用可能な少なくとも1つの周波数を選択するために
    使用され、該選択された周波数は特定の一端末との任意
    の接続に使用されることになることと、 3) 前記第一端末は前記衛星による再送信のために動
    作搬送波を前記選択された周波数で前記衛星に対して送
    信することと、および 4) 前記基地局は、第一端末から発信され前記衛星に
    よって再送信された前記動作搬送波を受信し、それに基
    づいて前記選択周波数が使用中であることを決定し、利
    用可能な周波数および/または端末間の通信に使用中の
    周波数を有する前記データベースを適宜調整し、前記参
    照制御搬送波に乗せて送信される、前記利用可能な周波
    数および/または端末間の接続に使用中の周波数に関す
    る情報を適宜調整すること。
  2. 【請求項2】 前記システムがさらに次の各段階を経る
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 5) 前記第一端末は前記動作搬送波に乗せて少なくと
    も前記第二端末のIDを前記衛星に送信することと、 6) 前記基地局は、前記衛星によって再送信された前
    記動作搬送波を受信したとき、前記第二端末のIDを確
    立することと、 7) 前記基地局は前記第二端末の設定パラメータおよ
    び前記第二端末のIDを前記参照制御搬送波を介して前
    記衛星に送信することと、および 8) 前記第二端末は、前記衛星によって再送信された
    前記参照制御搬送波を受信し、自分自身のIDを認識
    し、そして、前記第一端末によって送信され音声/映像
    あるいは他の情報を含みうる前記動作搬送波を前記衛星
    経由で受信するための自己設定を前記受信した設定パラ
    メータに基づいて開始すること。
  3. 【請求項3】 前記基地局は、段階(6)で前記第二端
    末のIDを確立した後に、前記第一端末が前記第二端末
    と前記衛星経由で通信するために送信しなければならな
    い前記動作搬送波のパワーを、それ自体は公知の方法で
    決定し、続いて前記基地局は前記参照制御搬送波を介し
    て適宜前記第一端末のパワーを設定することを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第一端末による送信は、段階(8)
    の後で、前記第一端末が前記参照制御搬送波をもはや受
    信しなくなったとき、前記基地局が前記参照制御搬送波
    を介して前記第一端末に送信を終了するよう命じたと
    き、あるいは、使用者が送信を終了するときに終了する
    ことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二端末はそれぞれ、アン
    テナと、前記アンテナの利得を指向させる制御手段とを
    備え、前記第一及び第二端末のうちの少なくとも1つは
    前記衛星によって再送信された前記参照制御搬送波を前
    記アンテナの利得を前記衛星に指向させるために利用す
    ることを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記端末はそれぞれIDコードを備え、
    前記データベースは前記端末のIDコードを有してお
    り、さらに、前記第一端末は段階(3)において前記動
    作搬送波に乗せて自身のIDを送信し、 前記基地局は、段階(3)後に、前記動作搬送波に乗せ
    て前記第一端末が送信した第一端末のIDを受信したと
    きに、前記参照制御搬送波を介して前記第一端末に受取
    りを送信することを特徴とする先行請求項のいずれか1
    項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記基地局は段階(5)に先行して前記
    受取りを送信することを特徴とする請求項2または6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第一端末の使用者は、前記受取りを
    受信したとき、段階(5)に先行して、段階(5)を実
    行するために前記第二端末のIDを前記第一端末に入力
    することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記データベースは、各端末の技術デー
    タを含み、該技術データは、例えば、送受信可能な周波
    数、および、当該端末の変調器、送信機、受信機などの
    構成部品を制御するためのプロトコルに関するものであ
    ることを特徴とする請求項6、7または8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記基地局は、各端末に対してどの周
    波数が当該端末に利用可能かということを前記データベ
    ースに格納されたデータに基づいて決定することを特徴
    とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記基地局は、段階(1)において、
    前記参照制御搬送波に乗せて各端末のIDに対する利用
    可能な周波数を送信することを特徴とする請求項10に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 使用者が、段階(2)において、前記
    第一端末のための利用可能な周波数に関する受信情報に
    基づいて前記第一端末に所望の周波数を入力し、あるい
    は、前記第一端末が自動的に所望の周波数を入力するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第一端末は、少なくとも第一端末
    のために利用可能な周波数に関する受信情報をディスプ
    レイ上に表示することを特徴とする請求項11または1
    2に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第一段階において前記基地局によって
    前記衛星に送信された前記情報は、前記衛星のIDに関
    するデータも含んでいることを特徴とする先行請求項の
    いずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記参照制御搬送波の周波数は予め決
    定されていることを特徴とする先行請求項のいずれか1
    項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 通信に利用可能な周波数に関して最低
    および最高周波数が予め決定されていることを特徴とす
    る先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第一端末が前記第二端末に情報を
    送信するに当たって、前記接続が単信接続であることを
    特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 電磁信号を送受信するための少なくと
    も1つの基地局と、電磁信号を送受信するための少なく
    とも1つの第一端末と、電磁信号を受信するための少な
    くとも1つの第二端末と、電磁信号を受信して該受信信
    号の周波数をずらした周波数で該受信信号を再送信する
    ための少なくとも1つのトランスポンダを有する少なく
    とも1つの衛星を含む衛星システムにおいて、前記基地
    局が、前記衛星経由で前記第一および第二端末間の接続
    を確立するために、利用可能な周波数および/または端
    末間の接続に使用中の周波数を有するデータベースを含
    み、前記システムが次の各段階を実行することを特徴と
    する衛星システム。 1) 前記基地局は接続を確立するために前記衛星に継
    続的に情報を送信し、該情報は前記衛星による再送信の
    ための参照制御搬送波に乗せて送信され、該情報は少な
    くとも前記利用可能な周波数および/または端末間の通
    信に使用中の周波数を含むことと、 2) 前記第一端末は前記衛星によって再送信された前
    記参照制御搬送波を受信し、その後前記受信情報は通信
    に利用可能な少なくとも1つの周波数を選択するために
    使用され、該選択された周波数は特定の一端末との任意
    の接続に使用されることになることと、 3) 前記第一端末は前記衛星による再送信のために動
    作搬送波を前記選択された周波数で前記衛星に対して送
    信することと、および 4) 前記基地局は、第一端末から発信され前記衛星に
    よって再送信された前記動作搬送波を受信し、それに基
    づいて前記選択周波数が使用中であることを決定し、利
    用可能な周波数および/または端末間の通信に使用中の
    周波数を有する前記データベースを適宜調整し、前記参
    照制御搬送波に乗せて送信される、前記利用可能な周波
    数および/または端末間の接続に使用中の周波数に関す
    る情報を適宜調整すること。
  19. 【請求項19】 さらに前記システムが次の画段階を経
    ることを特徴とする請求項18に記載の衛星システム。 5) 前記第一端末は前記動作搬送波に乗せて前記第二
    端末のIDを前記衛星に送信することと、 6) 前記基地局は、前記衛星によって再送信された前
    記動作搬送波を受信したとき、前記第二端末のIDを確
    立することと、 7) 前記基地局は前記第二端末の設定パラメータおよ
    び前記第二端末のIDを前記参照制御搬送波を介して前
    記衛星に送信することと、および 8) 前記第二端末は、前記衛星によって再送信された
    前記参照制御搬送波を受信し、自分自身のIDを認識
    し、そして、前記第一端末によって送信され音声/映像
    あるいは他の情報を含みうる前記動作搬送波を前記衛星
    経由で受信するための自己設定を前記受信した設定パラ
    メータに基づいて開始すること。
  20. 【請求項20】 前記基地局は、段階(6)で前記第二
    端末のIDを確立した後に、前記第一端末が前記第二端
    末との前記衛星経由の通信のために前記動作搬送波を送
    信しなければならないパワーを、それ自体は公知の方法
    で決定し、続いて前記基地局は前記参照制御搬送波を介
    して適宜前記第一端末のパワーを設定することを特徴と
    する請求項19に記載の衛星システム。
  21. 【請求項21】 前記第一端末による送信は、段階
    (8)の後で、前記第一端末が前記参照制御搬送波をも
    はや受信しなくなったとき、前記基地局が前記参照制御
    搬送波を介して前記第一端末に送信を終了するよう命じ
    るとき、あるいは、使用者が送信を終了するときに終了
    することを特徴とする請求項19または20に記載の衛
    星システム。
  22. 【請求項22】 前記第一及び第二端末はそれぞれ、ア
    ンテナと、前記アンテナの利得を指向させる制御手段と
    を備え、前記第一及び第二端末のうちの少なくとも1つ
    は前記衛星によって再送信された前記参照制御搬送波を
    前記アンテナの利得を前記衛星に指向させるために利用
    することを特徴とする請求項18ないし21のいずれか
    1項に記載の衛星システム。
  23. 【請求項23】 前記端末はそれぞれIDコードを備
    え、前記データベースは前記端末のIDコードを有して
    おり、さらに、 前記第一端末は段階(3)において前記動作搬送波に乗
    せて自身のIDを送信し、 前記基地局は、段階(3)後に、前記動作搬送波に乗せ
    て前記第一端末が送信した第一端末のIDを受信したと
    きに、前記参照制御搬送波を介して前記第一端末に受取
    りを送信することを特徴とする請求項18ないし22の
    いずれか1項に記載の衛星システム。
  24. 【請求項24】 前記基地局は段階(5)に先行して前
    記受取りを送信することを特徴とする請求項19または
    23に記載の衛星システム。
  25. 【請求項25】 前記第一端末は、段階(5)を実行す
    るために前記第二端末のIDを前記第一端末に入力する
    ための入力手段を含むことを特徴とする請求項24に記
    載の衛星システム。
  26. 【請求項26】 前記データベースは、各端末の技術デ
    ータを含み、該技術データは、例えば、送受信可能な周
    波数、および、当該端末の変調器、送信機、受信機など
    の構成部品を制御するためのプロトコルに関するもので
    あることを特徴とする請求項23、24または25に記
    載の衛星システム。
  27. 【請求項27】 前記基地局は、各端末に対してどの周
    波数が当該端末に利用可能かということを前記データベ
    ースに格納されたデータに基づいて決定するコンピュー
    タを有することを特徴とする請求項26に記載の衛星シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 前記基地局は、段階(1)において、
    前記参照制御搬送波に乗せて各端末のIDに対する利用
    可能な周波数を送信することを特徴とする請求項27に
    記載の衛星システム。
  29. 【請求項29】 前記第一端末は、前記第一端末の利用
    可能な周波数に関する受信情報を表示するディスプレイ
    を含み、該第一端末はさらに、表示された前記利用可能
    な周波数に基づいて所望の周波数を入力するための入力
    手段を含むことを特徴とする請求項27または28に記
    載の衛星システム。
  30. 【請求項30】 前記第一端末は、所定のプロトコルを
    通じて所望の周波数を選択するための手段を含むことを
    特徴とする先行請求項27または28に記載の衛星シス
    テム。
  31. 【請求項31】 第一段階において前記基地局によって
    前記衛星に送信される前記情報は、さらに、前記衛星の
    IDに関するデータを含んでいることを特徴とする先行
    請求項18ないし30のいずれか1項に記載の衛星シス
    テム。
  32. 【請求項32】 前記参照制御搬送波の周波数は予め決
    定されていることを特徴とする先行請求項18ないし3
    1のいずれか1項に記載の衛星システム。
  33. 【請求項33】 通信に利用可能な周波数に関して最低
    および最高周波数が予め決定されていることを特徴とす
    る先行請求項18ないし32のいずれか1項に記載の衛
    星システム。
  34. 【請求項34】 前記第一端末が前記第二端末に情報を
    送信するに当たって、前記接続が単信接続であることを
    特徴とする先行請求項18ないし33のいずれか1項に
    記載の衛星システム。
JP36160397A 1996-11-20 1997-11-20 衛星システムにおける接続を確立する方法並びにその方法の実施に適した衛星システム Expired - Fee Related JP3174025B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1004578A NL1004578C2 (nl) 1996-11-20 1996-11-20 Werkwijze voor het tot stand brengen van een verbinding in een satellietsysteem en een satellietsysteem geschikt voor het uitvoeren van een dergelijke werkwijze.
NL1004578 1996-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10234087A JPH10234087A (ja) 1998-09-02
JP3174025B2 true JP3174025B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=19763908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36160397A Expired - Fee Related JP3174025B2 (ja) 1996-11-20 1997-11-20 衛星システムにおける接続を確立する方法並びにその方法の実施に適した衛星システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6181913B1 (ja)
EP (1) EP0844744B1 (ja)
JP (1) JP3174025B2 (ja)
AT (1) ATE403287T1 (ja)
DE (1) DE69738863D1 (ja)
NL (1) NL1004578C2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2273812B1 (en) * 2000-03-03 2012-07-18 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for synchronizing encryption and decryption of a data frame in a communication network

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57129035A (en) * 1980-12-18 1982-08-10 Gen Electric Radio telephone system
DE3471568D1 (en) * 1983-12-08 1988-06-30 Ant Nachrichtentech Method and system for establishing a telephone connection with a mobile suscriber
US4672657A (en) * 1985-12-17 1987-06-09 Motorola, Inc. Multichannel telephone system
US4928274A (en) * 1988-01-19 1990-05-22 Qualcomm, Inc. Multiplexed address control in a TDM communication system
JPH04293325A (ja) * 1991-03-22 1992-10-16 Nec Corp 無線電話装置
US5526404A (en) * 1991-10-10 1996-06-11 Space Systems/Loral, Inc. Worldwide satellite telephone system and a network coordinating gateway for allocating satellite and terrestrial gateway resources
JP2643689B2 (ja) * 1991-10-21 1997-08-20 松下電器産業株式会社 マイクロセルラーシステムにおけるチャネル割り当て方法
US5343512A (en) * 1992-03-27 1994-08-30 Motorola, Inc. Call setup method for use with a network having mobile end users
US5862478A (en) * 1995-07-31 1999-01-19 Cutler, Jr.; Victor Hawes Method and system for managing the initiation of new traffic in a resource limited communication system
US5926745A (en) * 1995-11-30 1999-07-20 Amsc Subsidiary Corporation Network operations center for mobile earth terminal satellite communications system
US6014372A (en) * 1997-12-08 2000-01-11 Lockheed Martin Corp. Antenna beam congruency system for spacecraft cellular communications system

Also Published As

Publication number Publication date
US6181913B1 (en) 2001-01-30
EP0844744A1 (en) 1998-05-27
EP0844744B1 (en) 2008-07-30
DE69738863D1 (de) 2008-09-11
JPH10234087A (ja) 1998-09-02
ATE403287T1 (de) 2008-08-15
NL1004578C2 (nl) 1998-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2192095C2 (ru) Система двусторонней/широковещательной мобильной и портативной спутниковой связи
US5218716A (en) Method for locating a communication unit within a multi mode communication system
JP3342591B2 (ja) 通信システムの情報伝送方法
EP0891048A3 (en) Radio base station receiving data transmission system for uplink site diversity in a mobile communication system
US20030083008A1 (en) Method and system for identifying repeater traffic in a code divsion multiple access system
JP3316100B2 (ja) 通信システム
EP4221292A1 (en) Acquiring current time in a network
JP3174025B2 (ja) 衛星システムにおける接続を確立する方法並びにその方法の実施に適した衛星システム
JP3012606B1 (ja) 基地局装置、移動局装置及びこれらを用いた移動通信システム、並びに移動通信方法
JP3005937B2 (ja) 構内通信装置
JPH09322228A (ja) 移動無線端末装置
JP3078980B2 (ja) 信号中継方式
KR100259271B1 (ko) 위성통신 시스템에서 기지국의 송신주파수 출력레벨 자동제어방법
JP4137649B2 (ja) 列車無線システム
JP3055613B2 (ja) レピーター機能付き携帯端末の通信方式
JPH1164511A (ja) 航空機通信リンクシステム
JPS62185420A (ja) デ−タ伝送方式
JP2863732B2 (ja) 移動体通信システム
JPH0666724B2 (ja) 無線通信方法
JP2526788B2 (ja) 衛星通信用地球局送受信装置
JP2650536B2 (ja) 通信装置
JP2872151B2 (ja) 印刷信号中継システム
JP2000032542A (ja) 移動体通信システム
JPH04372262A (ja) 無線機の制御方法
JPH10126836A (ja) マルチチャンネルアクセス無線システムにおける有線通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees