JPH1164511A - 航空機通信リンクシステム - Google Patents
航空機通信リンクシステムInfo
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- JPH1164511A JPH1164511A JP9224001A JP22400197A JPH1164511A JP H1164511 A JPH1164511 A JP H1164511A JP 9224001 A JP9224001 A JP 9224001A JP 22400197 A JP22400197 A JP 22400197A JP H1164511 A JPH1164511 A JP H1164511A
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Abstract
空機とリンクさせる航空機通信リンクシステムを提供す
る。 【解決手段】レーダ局２，３は航行中の航空機１を電波
探索する。レーダ情報処理システム４はレーダ局２，３
を管制する。通信局５，６，７は航空機１とのデータリ
ンク通信を行なう。センターシステム８は通信局５，
６，７のいずれかを介して行なわれる航空機１とのデー
タリンク通信を制御する。エンドシステム９はセンター
システム８に接続し、航空機１に対してメッセージを送
信する。
Description
ステムに関し、特にレーダによる航空機の位置情報をも
とに最適な通信局とリンクする航空機通信リンクシステ
ムに関する。
通信はＡＣＡＲＳ（ＡｉｒｃｒａｆｔＣｏｍｍｕｎｉｃ
ａｔｉｏｎｓ Ａｄｄｒｅｓｓｉｎｇ ａｎｄ Ｒｅｐ
ｏｒｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）通信方式で行なわれてい
る。この通信方式は、地上から航空機へ情報を通知する
場合は、前回通信が行なわれた通信局の情報を用いて通
信を行なっている。すなわち、常に航空機と通信できる
状態ではなく、通信を行なってみて初めて相手の航空機
と情報交換を行なうものである。このため航空機の移動
にともない該当する通信局が変わった場合には、通信が
リンクされないので、情報伝達に時間を要することにな
る。
て、特開平７−２２０２００号公報記載の「洋上空域の
航空機管制移管システム」が知られている。この公報で
は、洋上を航行する航空機の位置情報をリアルタイムで
取得する手段と、航空機の位置情報を取得し可視化表示
する手段と、リアルタイムで取得する航空機の位置情報
により前段階で取得した位置情報を更新する手段と、航
空機の位置情報を各々可視化表示する２つの管制システ
ム間で航空機の位置情報を交換する手段とを有し、航行
位置把握の精度向上と管制移管業務との実施を図る技術
が記載されている。
示すブロック図である。図４を参照すると、航空機１
と、この航空機にメッセージを送信するエンドシステム
９と、航空機１と送受信を行なう通信局５，６，７と、
これらの通信局を選択し管理するセンターシステム８と
から構成されている。通信局はＲＧＳ（Ｒｅｍｏｔｅ
Ｇｒｏｕｎｄ Ｓｔａｔｉｏｎ）つまり遠隔地球局とも
呼ばれる。次に動作を説明する。ＡＣＡＲＳ方式による
データリンク通信は、前回通信が行なわれた通信局を用
いて通信を行なっている。選択した通信局７、つまり前
回通信が成功した通信局７により再度航空機１にアクセ
スしても、航空機１が移動しているため、通信リンクに
失敗した場合、次のステップとして予め決められている
他の通信局５を選択して通信が試みられる。ところがこ
の通信局５による通信が再度失敗した場合は、航空機と
の通信が行なえなかったことをメッセージ送信要求者で
あるエンドシステム９に通知してくる。すなわち、先ず
ユーザがエンドシステム９から航空機１に対してメッセ
ージ送信要求１４を発信する。センターシステム８は前
回航空機１と通信リンクに成功した通信局７からメッセ
ージを送信する。航空機１とのリンクに失敗した場合、
センターシステム８は予め設定されている通信局６か
ら、航空機１に対して再度メッセージを送信する。通信
局６の場合でも航空機１とリンクできない場合、センタ
ーシステム８は通信局５を選択する。この場合航空機１
とリンクに成功したので、エンドシステム９からのメッ
セージ１５を通信局５から航空機１に送信できることに
なる。ただし、通信局７から通信局６に切り換え、更に
通信局６から通信局５に切り換えて再送しているので、
エンドシステム９から航空機１へのメッセージ１５の送
信が遅れることになる。
通信リンクシステムは、航空機との通信リンクに前回成
功した通信局または事前に決められた通信局を介して通
信が行なわれるので、必ず航空機とのリンクが成功でき
る保証がなく、かつ、航空機へのメッセージ伝達に時間
がかかるという欠点を有している。
し最適な通信局から航空機とリンクさせる航空機通信リ
ンクシステムを提供することにある。
クシステムは、航空機を追尾し、この航空機の位置情報
を複数のレーダで取得し、取得した前記位置情報を転送
処理するレーダ情報処理手段と；前記位置情報をもと
に、複数の通信局から前記航空機の至近距離にある特定
の通信局を選択し、前記航空機との通信リンクを確立す
る通信リンク選択手段と；を備えたことを特徴としてい
る。
所に設置し、これらのレーダおよび通信局がカバーする
通信覆域を同一にすることを特徴としている。
局と；これらレーダ局の各々が出力するレーダ情報を収
集し、この収集したレーダ情報のデータ処理を行ない、
前記航空機の位置情報を出力するレーダ情報処理システ
ムと；前記航空機にメッセージを送信する複数の地上通
信局と；前記航空機に対しメッセージ送信要求を発信す
る地上ユーザ局と；前記メッセージ送信要求を受ける
と、前記位置情報をもとに、前記航空機と至近距離に位
置する地上通信局を前記複数の地上通信局から選択し、
この選択した地上通信局を介して前記航空機に、前記メ
ッセージを送信する通信センターシステムと；を備えた
ことを特徴としている。
を同一場所に設置し、これらのレーダ局および地上通信
局がカバーする通信覆域を同一にすることを特徴として
いる。
て図面を参照して説明する。
の一つの実施の形態を示すブロック図である。なお、図
１において図４に示す構成要素に対応するものは同一の
参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
機１と、レーダ局２，３と、これらレーダ局を管制する
レーダ情報処理システム４と、航空機１との送受信すな
わちデータリンク通信を行なう通信局５，６，７と、こ
れら通信局を介して行なわれるデータリンク通信を制御
するセンターシステム８と、これに接続するエンドシス
テム９とから構成されている。レーダ情報処理システム
４は日本全国をカバーするように配置されたレーダ局
２，３と、これらレーダ局から転送されるレーダ情報２
１，２３を処理するホストコンピュータとを有してお
り、ＲＤＰ（Ｒａｄａｒ Ｄａｔａ Ｐｒｏｃｅｓｓｉ
ｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）とも称される。データリンク通信
の実施は航空機１との通信をＶＨＦにより行なう通信局
５，６，７と、これら通信局を介してデータリンク通信
を制御するセンターシステム８により行なわれる。レー
ダ局２，３のカバレッジは通信局５，６，７のカバレッ
ジより広範囲であることが要求される。レーダ局２，３
が取得する各々のレーダ情報２１，２３は、これらのレ
ーダ情報を処理した後、位置情報１０としてセンターシ
ステム８に転送される。
示す説明図である。なお、図２において図１に示す構成
要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付
し、その説明を省略する。図２を参照すると、レーダ局
３が航空機１から入手した航空機位置情報１２はレーダ
情報２３として転送され、レーダ情報処理システム４の
ホストコンピュータで処理が行なわれる。レーダ情報処
理システム４は航空機１の位置情報１０をセンターシス
テム８に転送する（図２の〜）。センターシステム
８は転送された位置情報１０から通信を行なうのに適し
た通信局５，６，７のいずれかを選択し最適通信局の設
定を行なう（図２の）。地上のエンドシステム９が航
空機１に対してメッセージ送信要求１１をセンターシス
テム８に転送する（図２の）。センターシステム８は
要求されたメッセージの送信先である航空機１に適した
通信局５，６，７のいずれかの通信局を選択し、この選
択した通信局からメッセージ１３を送信する（図２の
〜）。ここで選択した通信局によるメッセージ送信に
失敗した場合には、航空機１の飛行方向に応じて代替の
他の通信局を選択しメッセージを送信することになる。
図である。なお、図３において図１に示す構成要素に対
応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説
明を省略する。図３を参照すると、レーダ局２と通信局
５とが、またレーダ局３と通信局６とが同一の場所に設
置されている。レーダ局と通信局とがカバーできる通信
領域を同一にすることにより、至近距離で航空機を捉え
たレーダ情報により最適な通信局を決定することが容易
となる。従って、航空機１の機体を捉えたレーダ局３と
同一の通信局６を用いることにより通信の成功率が増加
するとともに、短時間での通信リンクの成功が可能とな
る。レーダ情報処理システム４は航空機１の位置情報を
レーダ局２またはレーダ局３から入手し、航空機１の飛
行位置に対してどの通信局が最も近く最適化であるかを
位置情報１０として、センターシステム８に転送する。
センターシステム８は位置情報１０から最適な通信局５
または通信局６を選択し設定するものである。航空機１
へのメッセージがエンドシステム９から要求された場合
は、位置情報１０から最適な通信局５または通信局６を
選択することになる。航空機１がレーダ局３と通信局６
のカバレッジ（覆域）内に存在する場合、レーダ局３が
取得するレーダ情報２３はレーダ情報処理システム４か
ら、位置情報１０としてセンターシステム８に転送され
る。センターシステム８は最適通信局の設定をカバレッ
ジ内の航空機１に近い通信局６に設定する（図３の〜
）。
ダ局２と通信局５のカバレッジ内に存在すると（図３の
）、レーダ局２が取得するレーダ情報２１はレーダ情
報処理システム４から、位置情報１０がセンターシステ
ム８に転送される。センターシステム８は最適通信局の
設定をカバレッジ内の航空機１ａに近い通信局５に設定
する（図３の〜）。ここでユーザがエンドシステム
９によりメッセージ送信要求１１をセンターシステム８
に送信すると（図３の）、センターシステム８は通信
局５を介して航空機１ａにメッセージ１３を直ちに送信
することになる（図３の,’）。航空機１へのメッ
セージの送信は、選択された通信局６により航空機１へ
の送信要求を行なう。選択された通信局６を介して航空
機１との通信に失敗した場合は航空機１の進行方向等を
加味して他の通信局５への送信要求を行なう。他の通信
局５を用いて通信を試みる場合は、航空機１ａに最適な
通信局５を選択し、航空機の移動に伴い通信局の変更に
対応させている。
信リンクシステムは、レーダ情報をもとに航空機の位置
を推定し最適な通信局を選択できるので、通信対象の航
空機と確実に通信リンクできるという効果を有してい
る。
施の形態を示すブロック図である。
である。
ク図である。
Claims (4)
- 【請求項１】 航空機を追尾し、この航空機の位置情報
を複数のレーダで取得し、取得した前記位置情報を転送
処理するレーダ情報処理手段と；前記位置情報をもと
に、複数の通信局から前記航空機の至近距離にある特定
の通信局を選択し、前記航空機との通信リンクを確立す
る通信リンク選択手段と；を備えたことを特徴とする航
空機通信リンクシステム。 - 【請求項２】 前記レーダと前記通信局とを同一場所に
設置し、これらのレーダおよび通信局がカバーする通信
覆域を同一にすることを特徴とする請求項１記載の航空
機通信リンクシステム。 - 【請求項３】 航空機の位置情報を取得する複数のレー
ダ局と；これらレーダ局の各々が出力するレーダ情報を
収集し、この収集したレーダ情報のデータ処理を行な
い、前記航空機の位置情報を出力するレーダ情報処理シ
ステムと；前記航空機にメッセージを送信する複数の地
上通信局と；前記航空機に対しメッセージ送信要求を発
信する地上ユーザ局と；前記メッセージ送信要求を受け
ると、前記位置情報をもとに、前記航空機と至近距離に
位置する地上通信局を前記複数の地上通信局から選択
し、この選択した地上通信局を介して前記航空機に、前
記メッセージを送信する通信センターシステムと；を備
えたことを特徴とする航空機通信リンクシステム。 - 【請求項４】 前記レーダ局と、前記地上通信局とを同
一場所に設置し、これらのレーダ局および地上通信局が
カバーする通信覆域を同一にすることを特徴とする請求
項３記載の航空機通信リンクシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09224001A JP3123949B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 航空機通信リンクシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09224001A JP3123949B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 航空機通信リンクシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164511A true JPH1164511A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3123949B2 JP3123949B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=16807043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09224001A Expired - Lifetime JP3123949B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 航空機通信リンクシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3123949B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005018619A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Toshiba Corp | 航空管制システム |
| JP2008131408A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Nec Corp | 地上通信局、データリンク通信システム及びそれらに用いるアップリンク送信制御方法 |
| JP2008241429A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 移動体情報共有システム |
| JP2017139696A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 沖電気工業株式会社 | 航空管制システム、通信制御装置および通信制御方法 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP09224001A patent/JP3123949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005018619A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Toshiba Corp | 航空管制システム |
| JP2008131408A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Nec Corp | 地上通信局、データリンク通信システム及びそれらに用いるアップリンク送信制御方法 |
| JP2008241429A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 移動体情報共有システム |
| JP2017139696A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 沖電気工業株式会社 | 航空管制システム、通信制御装置および通信制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3123949B2 (ja) | 2001-01-15 |
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