JP2017139696A - 航空管制システム、通信制御装置および通信制御方法 - Google Patents

航空管制システム、通信制御装置および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の施設の管制官が航空機と通信するための無線機を共用する場合に、2台の無線機が共用の無線機に設定されることを防ぐことを可能にした航空管制システムを得る。【解決手段】位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置と、航空機と通信可能な複数の無線機と、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から航空機との通信を要求することを示す信号である通信要求信号を受信すると、複数の無線機から1台の無線機を運用無線機として選択し、選択した無線機を通信要求信号の送信元の航空管制装置と通信可能に接続し、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替える制御装置と、を有するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、航空交通管制を行うための航空管制システム、通信制御装置および通信制御方法に関する。
航空交通管制は、飛行場管制、進入管制、ターミナルレーダ管制、着陸誘導管制および航空路管制の5つに分類されている。航空機は、出発地の空港から目的地の空港に到着するまでの間、これら5つの管制に携わる複数の管制官の指示にしたがって飛行する。
以下では、5つの管制のうち、飛行場管制とターミナルレーダ管制に注目して説明する。また、管制対象の空域は、航空交通管制区および航空交通管制圏などに区分けされ、それぞれ定義されているが、以下では、管制対象の区域を単に「管制区」と称する。
飛行場管制では、管制官は、主に目視で航空機の位置を確認しながら管制業務を行う。そのため、飛行場管制は、空港全体を見渡せる、管制塔の一番高い部屋で行われる。
一方、ターミナルレーダ管制では、管制官は、飛行している航空機の位置、速度および高度などの状態を管制卓のディスプレイで確認しながら管制業務を行う。ターミナルレーダ管制が行われるレーダ室は、管制塔の一番上に設けられている必要はないが、通常、管制塔の階下に設けられている。ターミナルレーダ管制は、空港から離れた位置でも、航空機の状態を表示するディスプレイを備えた管制卓があれば、管制業務を行うことが可能となる。
管制官と航空機との無線通信は、管制区毎に異なる無線周波数で行われる。各管制官は、管制業務を次の管制区の管制官に引き継ぐ際、次の管制区に割り当てられた無線周波数を航空機に通知する。管制官と航空機との通信が、ACARS(Aircraft Communication Addressing and Reporting System)通信方式で行われることが、特許文献1に開示されている。
1つの管制区において、異なる官署に在籍する、複数の管制官が1台の無線機を共用して航空管制業務を行うことがある。例えば、飛行場管制を担当する官署Aとターミナルレーダ管制を担当する官署Bの2つの官署のうち、官署Aの管制官が官署Bの管制官に管制業務を引き継ぐ際、一時的に1つの無線機を2人の管制官が使用することが起こり得る。このことは、官署Bの管制官が官署Aの管制官に管制業務を引き継ぐときも同様である。このような場合でも、複数の管制官が1台の無線機を共用することで、航空管制業務の統一が図られている。
特開平11−64511号公報
複数の管制官が1台の無線機を用いて管制業務を行う場合に、無線機が故障してしまうと、どちらの管制官も航空機と無線通信ができなくなるおそれがある。そのため、予備の無線機を予め準備し、航空機との通信に使用中の無線機である運用無線機が故障したとき、故障した無線機を予備の無線機に切り替える冗長化構成を設けている。このような冗長化構成の下、1人の管制官が、運用無線機が故障したと勘違いして予備の無線機を使用し始めてしまうと、複数の管制官が互いに異なる無線機を使用してしまうことになる。このような事態になることを防ぎ、複数の管制官による航空管制業務の統一を図る必要がある。
特許文献1は、複数の通信局から航空機と通信させる通信局を選択する方法として、航空機と距離が最も近い通信局を選択することを開示しているに過ぎない。そのため、特許文献1に開示された方法を、上記の課題の解決手段に適用することはできない。運用無線機が予備の無線機に切り替わっても、複数の管制官が1台の無線機を共用できるようにすることが望まれていた。
本発明に係る航空管制システムは、位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置と、航空機と通信可能な複数の無線機と、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から航空機との通信を要求することを示す信号である通信要求信号を受信すると、複数の無線機から1台の無線機を運用無線機として選択し、選択した無線機を通信要求信号の送信元の航空管制装置と通信可能に接続し、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替える制御装置と、を有するものである。
本発明に係る通信制御装置は、複数の無線機と航空機との通信を制御する通信制御装置であって、位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から航空機との通信を要求することを示す通信要求信号を受信すると、通信要求信号の送信元の航空管制装置と接続する1台の無線機を複数の無線機から運用無線機として選択する通信要求競合処理部と、運用無線機として1台の無線機が選択された後、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替える無線機切替処理部と、を有するものである。
本発明に係る通信制御方法は、複数の無線機と航空機との通信を制御する通信制御装置による通信制御方法であって、位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から航空機との通信を要求することを示す通信要求信号を受信すると、通信要求信号の送信元の航空管制装置と接続する1台の無線機を複数の無線機から運用無線機として選択し、運用無線機として1台の無線機を選択した後、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替えるものである。
本発明によれば、複数の施設の管制官が航空機と通信するための無線機を共用する場合において、共用の無線機が他の無線機に切り替わっても1台の無線機に切り替わるため、誤って2台の無線機が運用無線機に設定されることを防ぎ、航空管制業務の統一を図ることができる。
本実施形態の航空管制システムの一構成例を示すブロック図である。 官署Aに設置された航空管制装置の一構成例を示すブロック図である。 図2に示した経路切替制御部の一構成例を示すブロック図である。 官署Bに設置された航空管制装置の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した制御装置の一構成例を示すブロック図である。 図5に示した共用波制御部の一構成例を示すブロック図である。 図6に示したPTT信号競合処理部の動作手順の一例を示すフローチャートである。 図6に示したPTT信号競合処理部によるPTT信号競合処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図6に示した無線機切替処理部の動作手順の一例を示すフローチャートである。 図6に示した無線機切替処理部による無線機切替処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図6に示した無線機切替処理部による無線機切替処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図6に示した無線機切替処理部による無線機切替処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図5に示した制御装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。
(航空管制システムの構成)
本実施形態の航空管制システムの構成を説明する。
図1は、本実施形態の航空管制システムの一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、航空管制システムは、航空管制装置402、502と、制御装置500と、無線機510〜512とを有する構成である。無線機510〜512は予備の無線機を含む。無線機510〜512のうち、いずれか1台の無線機が航空機300と無線通信する。
航空管制装置402は官署Aに設置されている。航空管制装置502、制御装置500および無線機510〜512は官署Bに設置されている。官署Aと官署Bは異なる位置にある。航空管制装置402はネットワーク200を介して制御装置500と通信可能に接続される。
ネットワーク200は、管制官と航空機300との交信内容が広く公開されることを防ぐために、専用線であることが望ましい。ネットワーク200がインターネットを含む汎用ネットワークである場合には、ネットワーク200が交信内容を伝送するとき、交信内容に暗号化などの秘匿化処理がされていてもよい。ネットワーク200が汎用ネットワークである場合、使用される通信プロトコルは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)である。
官署Aと官署Bは、異なる空港である場合が考えられる。また、官署Aおよび官署Bは、空港に限らず、例えば、埼玉県所沢市に設置された東京航空交通管制部のように、空港とは離れた位置に設けられた施設であってもよい。航空管制装置402と航空管制装置502は互いに位置の異なる施設に設置されていればよい。ここで言う位置とは、例えば、緯度および経度で決まる地理的な位置である。
なお、本実施形態では、システム構成の一例として、官署の数が2つ、予備を含む無線機の数が3台の場合で説明するが、官署および無線機の数はこれらの数に限定されない。
以下に、図1に示す各構成について詳しく説明する。説明の便宜上、無線機510を現在使用中の無線機である運用無線機とし、無線機511、512を予備の無線機とする。
(航空管制装置402の構成)
図1に示した航空管制装置402の構成を説明する。
図2は、官署Aに設置された航空管制装置の一構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、航空管制装置402は、管制卓403と、音声交換機404と、直通通信装置406と、直通通信装置操作部405と、経路切替制御部407と、データ伝送部408とを有する。
(管制卓403の構成)
管制卓403は、航空管制業務を行う管制官が操作するための入出力装置である。
管制卓403は、管制官が指示を入力するためのボタンおよびスイッチを含む操作部(不図示)と、管制官の音声を集音するマイク(不図示)と、航空機300から送信された音声信号422によって再生された音声を出力するヘッドフォン及びイヤフォン(不図示)と、管制官に情報を通知するための表示部(不図示)とを有する。操作部は、例えば、ボタンおよびスイッチである。表示部は、例えば、ランプおよびディスプレイである。
管制官が管制卓403に入力する情報について説明する。
管制卓403は、管制官が航空機300と交信する際、操作部(不図示)に設けられたPTT(Push to Talk)スイッチをオフ状態からオン状態に変えると、オン状態を示すPTT信号421を音声交換機404に出力する。PTT信号421は、管制卓403のPTTスイッチがオン状態であることを示す操作情報である。PTT信号421は、管制官が航空機300との通信を要求する旨を示す信号である通信要求信号に相当する。管制卓403は、PTTスイッチがオン状態の間、マイクが集音した、管制官の音声を電気信号の音声信号420に変換して音声交換機404に出力する。
管制卓403は、管制官が操作部(不図示)を用いて、運用無線機を他の無線機に切り替える操作である無線機切替操作を行うと、無線機切替要求信号425を音声交換機404に出力する。無線機切替要求信号425は、現在使用中の無線機を他の無線機に切り替えることを要求することを示す信号である切替要求信号に相当する。管制官は、無線機切替操作を行う際、予備の無線機511、512のうち、いずれの無線機を運用無線機に切り替えるか指定してもよい。
管制卓403が管制官に対して出力する情報について説明する。
管制卓403は、航空機300から管制官へ向けて送信された音声信号422が音声交換機404から入力されると、音声信号422を音声に変換してヘッドフォンまたはイヤフォンに出力する。このようにして、管制卓403は、例えば、航空機300の機長の音声を管制官に提供する。
管制卓403は、音声交換機404からスケルチ信号(SQ信号)423が入力されると、運用無線機が航空機300から管制官へ着信がある旨を通知するための表示である着信表示を出力する。着信表示は、予め決められたランプ(不図示)を点灯させるものであってもよく、航空機300から交信要求がある旨のメッセージをディスプレイ(不図示)に表示させるものであってもよい。
運用無線機は、航空機300から無線通信で信号(以下では、無線信号と称する)を受信すると、制御装置500を介して航空管制装置402にSQ信号423を出力する。管制官は、この着信表示により、航空機300から自分宛に音声信号422が到達していることを認識可能となる。
管制卓403は、運用無線機が他の官署で使用中であることを示す他官署使用中信号424が音声交換機404から入力されると、運用無線機が他の官署で使用中であることを管制官に通知するための他官署使用中表示を出力する。他官署使用中表示は、予め決められたランプ(不図示)を点灯させるものであってもよく、運用無線機が他の官署で使用中である旨のメッセージをディスプレイ(不図示)に表示させるものであってもよい。
管制官は、この他官署使用中表示によって、現在、他の官署Bが運用無線機を使用中であること、自分が運用無線機を使用して音声信号420を出力することができないことを認識可能となる。
管制卓403は、現在、運用無線機として選択されている無線機がどの無線機であるかを示す情報である無線機選択情報426が音声交換機404から入力されると、無線機選択情報426を出力する。無線機を示す情報は、無線機510〜512の無線機毎に異なる識別子である。
例えば、無線機毎に異なる識別子が番号であって、無線機510〜512の各番号が1〜3であり、運用無線機が無線機510である場合を想定する。この場合、管制卓403は、無線機選択情報426として、無線機510の番号「1」をディスプレイ(不図示)に表示する。管制官は、この無線機選択情報426によって、官署Bの管制官の操作に基づく無線機切替要求信号425で指定された運用無線機が無線機510〜512のうち、無線機510であることを認識可能となる。
(音声交換機404の構成)
音声交換機404は、管制卓403および経路切替制御部407と接続されている。経路切替制御部407は、データ伝送部408、ネットワーク200および制御装置500を介して運用無線機と接続される。
音声交換機404は、管制卓403側を入力端、運用無線機側を出力端として、管制卓403から入力される音声信号420を運用無線機宛に出力するデータ経路制御と、運用無線機側を入力端、管制卓403側を出力端として、運用無線機から制御装置500を介して入力される音声信号422を管制卓403に出力するデータ経路制御とを行う交換機である。
音声交換機404は、管制卓403から入力される無線機切替要求信号425について、管制卓403から入力される音声信号420と同様に経路制御を行って経路切替制御部407に出力する。音声交換機404は、経路切替制御部407から入力される、SQ信号423、他官署使用中信号424および無線機選択情報426について、運用無線機から入力される音声信号422と同様に経路制御を行って管制卓403に出力する。
(直通通信装置操作部405の構成)
直通通信装置操作部405は、管制卓403と同様に、管制官が指示を入力するためのボタンおよびスイッチ(不図示)と、管制官の音声を集音するマイク(不図示)と、航空機300から送信された音声信号422によって再生された音声を出力するヘッドフォン及びイヤフォン(不図示)と、管制官に情報を通知するための表示部(不図示)とを有する。スイッチには、管制卓403と同様に、PTTスイッチが設けられている。
直通通信装置操作部405は、管制卓403または音声交換機404が故障などの原因で動作しなくなった場合、管制官によって直通通信装置操作が行われる。直通通信装置起動操作は、直通通信装置406をオフ状態からオン状態に設定するための直通装置起動スイッチの操作情報である。直通装置起動スイッチがオン状態のとき、経路切替制御部407は直通通信装置406から入力されるPTT信号421を含む制御信号および音声信号420を優先し、管制官は直通通信装置操作部405を使用して航空管制業務を行うことが可能となる。
直通通信装置操作部405は、PTTスイッチがオン状態になると、PTT信号421を経路切替制御部407に出力する。また、直通通信装置操作部405は、PTTスイッチがオン状態の間、マイクが集音した、管制官の音声を電気信号の音声信号420に変換して経路切替制御部407に出力する。
直通通信装置操作部405は、航空機300から管制官へ向けて送信された音声信号422が直通通信装置406から入力されると、音声信号422を音声に変換してヘッドフォンまたはイヤフォンに出力する。
直通通信装置操作部405は、直通通信装置406からSQ信号423が入力されると、着信表示を出力する。直通通信装置操作部405は、直通通信装置406から他官署使用中信号424が入力されると、他官署使用中表示を出力する。
なお、直通通信装置操作部405には、管制官による無線機切替操作および管制官への無線機選択情報426の通知に相当する処理機能がない。これは、管制官が直通通信装置406を使用する場合、次の運用無線機として使用される無線機が予め設定されているからである。
(直通通信装置406の構成)
直通通信装置406は、管制卓403または音声交換機404が故障などの原因により信号経路制御ができなくなったとき、管制卓403および音声交換機404の代わりに信号経路制御を行う装置である。
直通通信装置406が有する機能は、音声交換機404が行う経路制御に対応した必要最低限の機能に絞られているため、直通通信装置406は、音声交換機404に比べてハードウェアの規模が小さい構成である。
直通通信装置406を使用するか否かの判断は、管制官によって行われる。管制官は、直通通信装置406を使用する場合、直通通信装置操作部405の直通装置起動スイッチをオフ状態からオン状態に変えて直通通信装置406を起動する。
直通通信装置406は、直通通信装置操作部405の直通装置起動スイッチがオン状態である場合、直通装置起動情報440を経路切替制御部407に出力する。直通通信装置406は、直通通信装置操作部405から入力される、PTT信号421および音声信号420を経路切替制御部407に出力する。直通通信装置406は、経路切替制御部407から入力される、音声信号422、SQ信号423および他官署使用中信号424を直通通信装置操作部405に出力する。
通常、管制官は、管制卓403および音声交換機404を使用して航空管制業務を行うが、音声交換機404が故障などの原因で使用できなくなっても、直通通信装置406を使用して航空管制業務を継続することが可能となる。
(経路切替制御部407の構成)
図2に示した経路切替制御部407の構成を説明する。
図3は、図2に示した経路切替制御部の一構成例を示すブロック図である。図3は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合の経路制御状態を示す。
経路切替制御部407は、音声交換機404、直通通信装置406およびデータ伝送部408と接続されている。
図3に示すように、経路切替制御部407は、送信音声経路制御部471と、PTT信号経路制御部472と、受信音声経路制御部473と、SQ信号経路制御部474と、他官署使用中信号経路制御部475とを有する。
経路切替制御部407のハードウェア構成は、例えば、送信音声経路制御部471、PTT信号経路制御部472、受信音声経路制御部473、SQ信号経路制御部474および他官署使用中信号経路制御部475の機能を実行する専用回路である。
経路切替制御部407は、直通通信装置406から入力される直通装置起動情報440の状態を認識すると共に、直通装置起動情報440をデータ伝送部408に出力する。経路切替制御部407は、音声交換機404から入力される無線機切替要求信号425をデータ伝送部408に転送し、データ伝送部408から入力される無線機選択情報426を音声交換機404に転送する。
送信音声経路制御部471は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、音声交換機404から入力される音声信号420をデータ伝送部408に出力し、直通装置起動情報440がオン状態の場合、直通通信装置406から入力される音声信号420をデータ伝送部408に出力する。
PTT信号経路制御部472は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、音声交換機404から入力されるPTT信号421をデータ伝送部408に出力し、直通装置起動情報440がオン状態の場合、直通通信装置406から入力されるPTT信号421をデータ伝送部408に出力する。
受信音声経路制御部473は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、データ伝送部408から入力される音声信号422を音声交換機404に出力し、直通装置起動情報440がオン状態の場合、データ伝送部408から入力される音声信号422を直通通信装置406に出力する。
SQ信号経路制御部474は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、データ伝送部408から入力されるSQ信号423を音声交換機404に出力し、直通装置起動情報440がオン状態の場合、データ伝送部408から入力されるSQ信号423を直通通信装置406に出力する。
他官署使用中信号経路制御部475は、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、データ伝送部408から入力される他官署使用中信号424を音声交換機404に出力し、直通装置起動情報440がオン状態の場合、データ伝送部408から入力される他官署使用中信号424を直通通信装置406に出力する。
上述の構成により、直通装置起動情報440がオフ状態のとき、音声交換機404は、図5に示す制御装置500の共用波制御部509と接続状態になる。直通装置起動情報440がオン状態のとき、直通通信装置406は、図5に示す制御装置500の共用波制御部509と接続状態になる。
例えば、直通装置起動情報440がオフ状態の場合、送信音声経路制御部471から出力される音声信号420は、音声交換機404と制御装置500の共用波制御部509とが接続された経路を伝送するように制御される。直通装置起動情報440がオン状態の場合、送信音声経路制御部471から出力される音声信号420は、直通通信装置406と制御装置500の共用波制御部509とが接続された経路を伝送するように制御される。
(データ伝送部408の構成)
データ伝送部408は、官署Bに設置された制御装置500とデータ伝送を行う装置である。
データ伝送部408は、音声交換機404および直通通信装置406から経路切替制御部407を介して入力される、音声信号420およびPTT信号421を、ネットワーク200を介して制御装置500に出力する。データ伝送部408は、音声交換機404から経路切替制御部407を介して入力される無線機切替要求信号425を、ネットワーク200を介して制御装置500に出力する。データ伝送部408は、直通通信装置406から経路切替制御部407を介して入力される直通装置起動情報440を、ネットワーク200を介して制御装置500に出力する。
データ伝送部408は、制御装置500からネットワーク200を介して受信する、音声信号422、SQ信号423および他官署使用中信号424を、経路切替制御部407を介して音声交換機404および直通通信装置406に出力する。データ伝送部408は、制御装置500からネットワーク200を介して受信する無線機選択情報426を、経路切替制御部407を介して音声交換機404に出力する。
(航空管制装置502の構成)
図4は、官署Bに設置された航空管制装置の一構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、航空管制装置502は、図2を参照して説明した構成のうち、データ伝送部408を除いて、航空管制装置402と同様な構成であるため、本実施形態では、その詳細な説明を省略する。図2に示した管制卓403、音声交換機404、直通通信装置操作部405、直通通信装置406および経路切替制御部407のそれぞれは図4に示した管制卓503、音声交換機504、直通通信装置操作部505、直通通信装置506および経路切替制御部507のそれぞれと対応している。
ただし、航空管制装置502の経路切替制御部507は、図5を参照して説明する制御装置500内の共用波制御部509と接続されている。
(制御装置500の構成)
図1に示した制御装置500の構成を説明する。
図5は、図1に示した制御装置の一構成例を示すブロック図である。ここでは、制御装置500と無線機510〜512との間で送受信される情報についても説明するため、図5に無線機510〜512を示している。
制御装置500は、無線機510〜512と航空機300との通信を制御する通信制御装置である。図5に示すように、制御装置500は、データ伝送部508と、共用波制御部509とを有する。制御装置500のハードウェア構成は、例えば、データ伝送部508および共用波制御部509のそれぞれの機能を実行する専用回路がプリント基板に実装された構成である。
以下に、図5に示す各構成を詳しく説明する。
(データ伝送部508の構成)
データ伝送部508は、官署Aに設置されたデータ伝送部408とネットワーク200を介してデータ伝送を行う装置である。
データ伝送部508は、データ伝送部408からネットワーク200を介して受信する、音声信号420、PTT信号421、無線機切替要求信号425および直通装置起動情報440を共用波制御部509に出力する。データ伝送部508は、共用波制御部509から受信する、音声信号422、SQ信号423、他官署使用中信号424および無線機選択情報426を、ネットワーク200を介してデータ伝送部408に出力する。
(共用波制御部509の構成)
図5に示した共用波制御部509の構成を説明する。
共用波制御部509は、航空管制装置402および航空管制装置502のそれぞれから受信するPTT信号421を監視し、航空管制装置402および航空管制装置502が無線機510〜512を共用可能にするための制御を行う。また、共用波制御部509は、航空管制装置402および航空管制装置502から受信する無線機切替要求信号425にしたがって無線機切替制御を行う。共用波制御部509は、無線機切替要求信号425を受信する度に、無線機510〜512のうち、いずれかを運用無線機として指定し、運用無線機に指定した無線機のみを航空機300と無線通信可能にする。
図6は、図5に示した共用波制御部の一構成例を示すブロック図である。
図6を参照して、共用波制御部509の構成を詳しく説明する。
図6に示すように、共用波制御部509は、送信音声経路制御部801と、PTT信号競合処理部802と、受信音声分配部803と、SQ信号分配部804と、無線機切替処理部805と、無線機選択経路制御部806と、無線機情報保持部807を有する。
図6は、構成の一例として、送信音声経路制御部801が官署Bの航空管制装置502から受け取った音声信号420を運用無線機に出力する経路制御を示している。
無線機情報保持部807は、直通通信装置406または直通通信装置506の起動時に運用無線機として設定される無線機の情報を保持する。無線機情報保持部807に、無線機510〜512のうち、いずれかの無線機が予め設定されている。無線機情報保持部807は、例えば、フラッシュメモリを含む不揮発性メモリである。
PTT信号競合処理部802は、官署Aの航空管制装置402および官署Bの航空管制装置502のそれぞれから受信するPTT信号421の状態により、これらの装置のうち、いずれの装置の音声信号420およびPTT信号421を優先して運用無線機に送信するかを判定する。PTT信号競合処理部802は、優先権を付与した航空管制装置を示す情報である優先度情報を送信音声経路制御部801に通知する。PTT信号競合処理部802は通信要求競合処理部に相当する。
送信音声経路制御部801は、PTT信号競合処理部802から通知された優先度情報が示す航空管制装置から受け取る音声信号420を、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機に送信する。
受信音声分配部803は、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機から受信する音声信号422を航空管制装置402および航空管制装置502に分配してそれぞれの装置宛に送信する。
SQ信号分配部804は、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機から受信するSQ信号423を航空管制装置402および航空管制装置502に分配してそれぞれの装置宛に送信する。
(PTT信号競合処理部802の構成)
PTT信号競合処理部802の構成について詳しく説明する。
図7は、図6に示したPTT信号競合処理部の動作手順の一例を示すフローチャートである。図8は、図6に示したPTT信号競合処理部によるPTT信号競合処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。ここでは、官署Bの航空管制装置502の方が官署Aの航空管制装置402よりも運用無線機の使用に関する優先度が高く設定されているものとする。
PTT信号競合処理部802は、航空管制装置402および航空管制装置502のそれぞれから受信するPTT信号421がオフ状態からオン状態に変化するか否かを判定する(ステップ601)。
ステップ601において、いずれかのPTT信号421がオフ状態からオン状態に変化すると、PTT信号競合処理部802は、PTT信号421がオフ状態からオン状態に変化した装置を判定する(ステップ602)。
ステップ602において、PTT信号競合処理部802は、航空管制装置402から受信するPTT信号421がオフ状態からオン状態に変化したと判定すると、航空管制装置402に優先権を付与し(ステップ603)、優先度情報を送信音声経路制御部801に送信する。送信音声経路制御部801は、優先度情報をPTT信号競合処理部802から受け取ると、航空管制装置402から受信する音声信号420を、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機へ送信する。PTT信号競合処理部802は、航空管制装置402から受信するPTT信号421を、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機へ出力する。また、PTT信号競合処理部802は、他官署使用中信号424を航空管制装置502に送信する。官署Bの航空管制装置502が受信する他官署使用中信号424はオン状態となり、官署Aの航空管制装置402における他官署使用中信号424はオフ状態となる(ステップ604)。
ステップ604の後、航空管制装置402から受信するPTT信号421がオン状態からオフ状態に変化すると(ステップ605)、PTT信号競合処理部802は、航空管制装置502に優先権を付与する(ステップ606)。PTT信号競合処理部802は、運用無線機へのPTT信号421をオフ状態にし、ステップ601に戻る。
図8のタイミングチャートを参照すると、官署AのPTT信号421が官署BのPTT信号421よりも先にオン状態になると、優先権が官署Aの航空管制装置402に付与されていることがわかる。また、図8から、官署Aの航空管制装置402のPTT信号421がオン状態の間、官署Bの航空管制装置502における他官署使用中信号424がオン状態になっていることがわかる。
一方、ステップ602において、PTT信号競合処理部802は、航空管制装置502から受信するPTT信号421がオフ状態からオン状態に変化したと判定すると、航空管制装置502に優先権を付与し(ステップ607)、優先度情報を送信音声経路制御部801に送信する。送信音声経路制御部801は、優先度情報をPTT信号競合処理部802から受け取ると、航空管制装置502から受信する音声信号420を、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機へ送信する。PTT信号競合処理部802は、航空管制装置502から受信するPTT信号421を、無線機選択経路制御部806を介して運用無線機へ出力する。また、PTT信号競合処理部802は、他官署使用中信号424を航空管制装置402に送信する。官署Aの航空管制装置402が受信する他官署使用中信号424はオン状態となり、官署Bの航空管制装置502における他官署使用中信号424はオフ状態となる(ステップ608)。
ステップ608の後、航空管制装置502から受信するPTT信号421がオン状態からオフ状態に変化すると(ステップ609)、PTT信号競合処理部802は、航空管制装置502に対する優先権を維持する(ステップ610)。PTT信号競合処理部802は、運用無線機へのPTT信号421をオフ状態にし、ステップ601に戻る。
図8のタイミングチャートを参照すると、官署AのPTT信号421がオン状態からオフ状態に変化した後、官署BのPTT信号421が官署AのPTT信号421よりも先にオン状態になると、優先権が官署Bの航空管制装置502に付与されていることがわかる。図8から、官署Bの航空管制装置502のPTT信号421がオン状態の間、官署Aの航空管制装置402における他官署使用中信号424がオン状態になっていることがわかる。
ステップ601〜602の判定処理時に、航空管制装置402から受信するPTT信号421と航空管制装置502から受信するPTT信号421が同時にオフ状態からオン状態に変化する場合が考えられる。
航空管制装置402から受信するPTT信号421と航空管制装置502から受信するPTT信号421がほぼ同時にオフ状態からオン状態に変化しても、PTT信号競合処理部802が、いずれのPTT信号421が早く変化したか判定可能な場合、原則通り、先にPTT信号421がオン状態になった方の航空管制装置に優先権を与える。航空管制装置402から受信するPTT信号421と航空管制装置502から受信するPTT信号421が同時にオフ状態からオン状態に変化し、PTT信号競合処理部802が、どちらのPTT信号421が速くオン状態に変化したか判定できない場合、官署Bの航空管制装置502に優先権を付与する。
なお、図7に示す手順では、航空管制装置402および航空管制装置502から受信するPTT信号421のいずれかがオフ状態からオン状態に変化するまで、PTT信号競合処理部802は、ステップ601の判定を繰り返すことを示す。航空管制装置402および航空管制装置502から受信するPTT信号421の両方がオフ状態の場合、航空管制装置502に優先権を与えてもよい。この場合、航空管制装置502のPTT信号421が航空管制装置402のPTT信号421よりも先にオフ状態からオン状態に変化すると、送信音声経路制御部801は、航空管制装置502から受信する音声信号420を運用無線機に速やかに出力することが可能となる。PTT信号競合処理部802も航空管制装置502のPTT信号421を速やかに運用無線機へ出力する。
図7および図8を参照して説明したように、PTT信号競合処理部802は、官署Aおよび官署Bから受信するPTT信号421を監視し、PTT信号421の状態により音声信号420を優先的に出力する官署を決めている。このように、PTT信号競合処理部802は、複数のPTT信号421のうち、1つのPTT信号421を優先し、他のPTT信号421を受け付けない排他制御を行っている。そのため、無線機にとっては、受信する音声信号420と各官署に設置された航空管制装置とが1対1の関係になっている。よって、2つの官署の航空管制装置から送出される音声信号420は混在することなく、2つの官署のそれぞれから送出される音声信号420を1台の無線機を介して航空機300へ送信することが可能となる。
また、上記のように、PTT信号競合処理部802は、PTT信号421がオン状態になった側の官署に優先権を与え、優先権を与えなかった方の官署へ他官署使用中信号424を出力している。
例えば、官署Bが優先権を得ることができなかった場合、官署Bの他官署使用中信号424がオン状態になり、官署Aの他官署使用中信号424がオフ状態となる。この場合、官署Bの管制官は、官署Aの管制官が無線機を使用中であり、現在、官署Bから音声信号420を出力できない状態であることを認識することが可能となる。
さらに、無線機から送信された音声信号422は、共用波制御部509によって官署Aおよび官署Bに分配される。そのため、2つの官署の航空管制装置402、502は無線機から送信された音声信号422を取得することが可能となり、2つの官署の管制官は航空機300から無線機を介して送信された音声信号422の音声を聞くことが可能となる。
(無線機切替処理部805の構成)
無線機切替処理部805の構成を説明する。
図9は、図6に示した無線機切替処理部の動作手順の一例を示すフローチャートである。図10Aおよび図10Bは、図6に示した無線機切替処理部による無線機切替処理の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図9に示すように、無線機切替処理部805は、官署Aの航空管制装置402および官署Bの航空管制装置502のそれぞれから受信する直通装置起動情報440がオン状態になるか否かを監視する(ステップ901)。ステップ901において、航空管制装置402および航空管制装置502のいずれの直通装置起動情報440もオフ状態である場合、無線機切替処理部805は、ステップ902の処理に進む。
ステップ902において、無線機切替処理部805は、航空管制装置402および航空管制装置502のそれぞれから受信する無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に変化するか判定する。無線機切替処理部805は、航空管制装置402および航空管制装置502のいずれかの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に変化する度に、1回の無線機切替処理を実行する。無線機切替処理とは、図9に示すステップ903〜906に示す処理である。無線機切替信号がオフ状態からオン状態に変化したとき、無線機切替処理部805は、「無線機切替要求信号425を受信した」と認識する。
無線機切替処理部805は、無線機切替要求信号425を受信すると、無線機510〜512のうち、現在の運用無線機とは異なるいずれか1台の無線機を、次の運用無線機として選択する。例えば、無線機切替処理部805は、無線機切替要求信号425を受信する毎に、運用無線機を無線機510→無線機511→無線機512→無線機510→・・・と巡回させる無線機切替処理を行う。
図9を参照して、無線機切替処理を具体的に説明する。
ステップ902において、無線機切替処理部805は、航空管制装置402および航空管制装置502のいずれかの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に変化すると、無線機510〜512のうち、いずれの無線機が運用無線機であるかを判定する(ステップ903)。
ステップ903の判定の結果、現在の運用無線機が無線機510である場合、無線機切替処理部805は、次の運用無線機として無線機511を選択する。続いて、無線機切替処理部805は、選択した無線機に運用無線機を切り替えることを指示するための信号である無線機選択制御信号830に無線機511を設定する(ステップ904)。そして、無線機切替処理部805は、無線機選択制御信号830を無線機選択経路制御部806に出力する。さらに、無線機切替処理部805は、次の運用無線機として選択した無線機の情報を含む無線機選択情報426を航空管制装置402および航空管制装置502に送信する。
ステップ903の判定の結果、現在の運用無線機が無線機511である場合、無線機切替処理部805は、次の運用無線機として無線機512を選択する。続いて、無線機切替処理部805は、無線機選択制御信号830に無線機512を設定し(ステップ905)、無線機選択制御信号830を無線機選択経路制御部806に出力する。さらに、無線機切替処理部805は、無線機512の情報を含む無線機選択情報426を航空管制装置402および航空管制装置502に送信する。
ステップ903の判定の結果、現在の運用無線機が無線機512である場合、無線機切替処理部805は、次の運用無線機として無線機510を選択する。続いて、無線機切替処理部805は、無線機選択制御信号830に無線機510を設定し(ステップ906)、無線機選択制御信号830を無線機選択経路制御部806に出力する。さらに、無線機切替処理部805は、無線機510の情報を含む無線機選択情報426を航空管制装置402および航空管制装置502に送信する。
無線機切替処理部805は、タイマーを初期化する(ステップ907)。続いて、無線機切替処理部805は、タイマーの動作を開始させる(ステップ908)。無線機切替処理部805は、タイマーが計測する時間が2秒以下であるか否かを判定する(ステップ909)。ステップ909において、タイマーが計測した時間が2秒を超えると、無線機切替処理部805は、タイマーの動作を停止させ(ステップ910)、ステップ901の処理に戻る。
このようにして、無線機切替処理部805は、無線機選択処理を実行した後、約2秒間は官署Aおよび官署Bのどちらからも無線機切替要求信号425を受け付けない状態に遷移する。この動作は、官署Aと官署Bの航空管制装置402、502のそれぞれから無線機切替要求信号425が短時間に多数送信されても、無線機選択処理を最短でも2秒間隔に限定することで各官署の管制官による無線機切替操作による無線機切替処理の混乱を防止するための処理である。具体例を説明する。官署Aおよび官署Bの各管制官が運用無線機の故障に気がついて無線機切替操作を行った場合に、無線機切替処理部805が、到着時間が少しずれた2つの無線機切替要求信号425を受信しても、連続して無線機切替処理を2回行ってしまうことを防げる。
ここで、図10Aに示すタイミングチャートを参照して、無線機切替処理を説明する。
図10Aに示すように、本実施形態では、無線機切替要求信号425は、無線機切替要求時に約1秒間オン状態になり、その後にオフ状態となる信号である。
無線機切替要求信号425を、オン状態のパルス信号の幅であるパルス幅が1秒間のパルス信号方式とすることで、無線機切替処理を、1回の無線機切替操作に対して無線機の切り替えを1回実行する処理とした。無線機切替処理部805は、無線機切替要求信号425が1秒間オン状態になった後、1秒間は無線機切替要求信号425の入力を受け付けない入力無効状態となる。
図10Aには、無線切替要求信号がオフ状態からオン状態に切り替わった時から入力無効状態が終了するまでの「2秒間」を示している。なお、パルス幅および入力無効状態の時間は一例であり、1秒に限定されない。
図10Aを参照すると、官署Aの無線機切替要求信号425がオン状態を1秒間維持した後のオフ状態の1秒間に、官署Bの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わっても、運用無線機が無線機512のままであることがわかる。入力無効状態が終了した後、官署Bの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、この要求を受け入れ、運用無線機を無線機512から無線機510に切り替えている。さらに、官署Bの無線機切替要求信号425がオン状態を1秒間維持した後のオフ状態の1秒間に、官署Aの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わっても、運用無線機が無線機510のままである。
図9に示したフローの説明に戻る。ステップ901の監視の結果、無線機切替処理部805は、航空管制装置402および航空管制装置502のそれぞれから受信する直通装置起動情報440のうち、いずれかがオン状態である場合、無線機情報保持部807から無線機の情報を読み出す。そして、無線機切替処理部805は、無線機情報保持部807から読み出した無線機を無線機選択制御信号830に設定して無線機選択経路制御部806に出力する(ステップ911)。さらに、無線機切替処理部805は、無線機情報保持部807から読み出した無線機の情報を含む無線機選択情報426を航空管制装置402および航空管制装置502に送信する。
直通装置起動情報440がオン状態を維持している場合、無線機切替処理部805は、運用無線機として無線機情報保持部807が示す無線機に維持する動作を継続し、官署Aおよび官署Bの両方から受信する直通装置起動情報440の全てがオフ状態になったとき、その動作を解除する。
ここで、図10Bに示すタイミングチャートを参照して、直通通信装置が起動した場合の無線機切替処理を説明する。図10Bに示す例では、無線機情報保持部807は、無線機512の情報を保持しているものとする。また、図10Bに示す例では、直通装置起動情報440は直通通信装置が起動中にオンを継続する信号である。
図10Bに示すように、官署Aの直通装置起動情報440がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、運用無線機を無線機510から無線機512に切り替える。官署Aの直通装置起動情報440がオン継続中は、官署Bの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わっても、運用無線機は無線機512を維持する。官署Aの直通装置起動情報440がオン状態からオフ状態に切り替わり、官署Bの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、運用無線機を無線機512から無線機510に切り替えている。これは、官署Aの直通装置起動情報440がオフ状態に切り替わることで、無線機切替処理部805は、官署Aの管制卓403または音声交換機404に発生した不具合が解消し、直通通信装置406を使用しなくてもよい状態になったと認識できるからである。
図10Bに示すように、官署Aの直通装置起動情報440がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、運用無線機として無線機512を選択し、その後、直通装置起動情報440がオン状態からオフ状態に切り替わっても、選択した無線機512を運用無線機として維持しているが、官署Aの直通装置起動情報440がオン状態からオフ状態に切り替わったとき、無線機切替処理部805は、管制卓403または音声交換機404に発生した不具合が解消したと認識し、運用無線機を無線機512から元の無線機510に戻してもよい。
図10Cに示すように、官署Bの直通装置起動情報440がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、運用無線機を無線機510から無線機512に切り替える。官署Bの直通装置起動情報440がオン継続中は、官署Aの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わっても、運用無線機は無線機512を維持する。官署Bの直通装置起動情報440がオン状態からオフ状態に切り替わり、官署Aの無線機切替要求信号425がオフ状態からオン状態に切り替わると、無線機切替処理部805は、運用無線機を無線機512から無線機510に切り替えている。これは、官署Bの直通装置起動情報440がオフ状態に切り替わることで、無線機切替処理部805は、官署Bの管制卓503または音声交換機504に発生した不具合が解消し、直通通信装置506を使用しなくてもよい状態になったと認識できるからである。
上述したように、無線機切替処理部805は、直通通信装置が起動した場合、予め設定された無線機を運用無線機として選択している。そのため、無線機切替処理部805は、直通通信装置に対応して運用無線機として予め指定された無線機を選択することが可能となり、複数の無線機からいずれか1台の無線機を選択するための判定動作が不要となる。
また、直通通信装置は、予備の通信装置であり、音声交換機404に比べて必要最低限の機能に絞られている。そのため、直通通信装置に不足した機能を補う無線機を予備の無線機として予め準備し、この予備の無線機の情報を無線機情報保持部807に設定しておくことが考えられる。この場合、直通通信装置の起動時に、直通通信装置の通信機能に対応した無線機を、無線機切替処理部805に選択させるようにすることが可能となる。
(無線機選択経路制御部806の構成)
図6に示した無線機選択経路制御部806の構成を説明する。
無線機選択経路制御部806は、無線機切替処理部805から無線機選択制御信号830を受信すると、次の運用無線機として指定された無線機を無線機選択制御信号830で特定し、特定した無線機と各種信号を送受信するための信号経路を設定する。
例えば、無線機選択経路制御部806は、送信音声経路制御部801から入力される音声信号420を無線機選択制御信号830が示す運用無線機に伝送できるように、送信音声経路制御部801と運用無線機とを接続する。その結果、送信音声経路制御部801から出力される音声信号420は、無線機510〜512のうち、運用無線機に設定された無線機に制御装置500から送信される。
無線機選択経路制御部806は、PTT信号競合処理部802から入力されるPTT信号421も、設定した信号経路を介して運用無線機に送信する。無線機選択経路制御部806は、運用無線機から受信するSQ信号423および音声信号422のそれぞれを、設定した信号経路を介して、SQ信号分配部804および受信音声分配部803のそれぞれに出力する。
(無線機510〜512の構成)
無線機510〜512は、航空機300と無線通信を行う。
無線機510〜512は、共用波制御部509から音声信号420およびPTT信号421を受信する。無線機510〜512は、受信するPTT信号421がオン状態のとき、受信する音声信号420を含む無線信号を航空機300へ送信する。また、無線機510〜512は、航空機300から無線信号を受信すると、無線信号に含まれる音声信号422およびSQ信号423を共用波制御部509に送信する。
共用波制御部509から出力される音声信号420およびPTT信号421は、共用波制御部509の無線機選択機能によって指定された無線機宛に送信される。そのため、無線機510〜512のうち、1台の無線機が航空機300と無線通信可能になる。
(制御装置500の動作)
本実施形態の航空管制システムにおける制御装置500による通信制御方法の手順を説明する。
図11は、図5に示した制御装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。
制御装置500は、航空管制装置402、502のうち、いずれかの航空管制装置からPTT信号421を受信すると、無線機510〜512のうち、1台の無線機を運用無線機として選択する(ステップ1001)。ステップ1001の処理は、図7を参照して説明した内容と同様になるため、その詳細な説明を省略する。
ステップ1001の後、制御装置500は、航空管制装置402、502のうち、いずれかの航空管制装置から無線機切替要求信号425を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替える(ステップ1002)。ステップ1002の処理は、図9を参照して説明した内容と同様になるため、その詳細な説明を省略する。
なお、無線機切替処理方法は、上述した方法に限定されず、制御装置が無線機切替要求信号を受信する度に複数の無線機から択一的に1台の無線機を選択する処理を行うものであれば、他の方法であってもよい。
本実施形態によれば、制御装置500が、複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から航空機との通信を要求することを示すPTT信号を受信すると、複数の無線機から1台の無線機を運用無線機として選択し、選択した無線機をPTT信号の送信元の航空管制装置と通信可能に接続し、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す無線機切替要求信号を受信すると、運用無線機を他の無線機に切り替えている。例えば、複数の管制官のうち、1人の管制官が、運用無線機が故障したと勘違いして無線機切替操作を行っても、制御装置500が運用無線機を他の1台の無線機に切り替えるので、複数の管制官は1台の無線機の共用を継続することが可能となる。
よって、複数の施設の管制官が航空機と通信するための無線機を共用する場合において、共用の無線機が他の無線機に切り替わっても1台の無線機に切り替わるため、誤って2台の無線機が運用無線機に設定されることを防ぎ、航空管制業務の統一を図ることができる。
また、予備の無線機が複数予め準備されている場合、運用無線機が実際に故障したとき、複数の管制官が互いに異なる予備の無線機を使用してしまうことが考えられる。これに対して、本実施形態によれば、制御装置500は、無線機切替要求信号を受信する度に無線機切替処理を行うので、複数の管制官が互いに異なる予備の無線機を使用してしまうことを防げる。
また、本実施形態において、複数の無線機から運用無線機を選択する際、排他制御を行って複数の無線機のうち1台の無線機をPTT信号の送信元の航空管制装置と接続し、他の航空管制装置から送信されるPTT信号を受け付けないようにしてもよい。この場合、2つの官署の航空管制装置から航空機宛に送出される信号を混在させることを防げる。
また、本実施形態において、無線機切替要求信号は予め決められたパルス幅のオン状態を示すパルス信号である場合、制御装置500は、パルス信号がオフ状態からオン状態に切り替わったときに、運用無線機を他の無線機に切り替え、パルス幅の時間経過後、予め決められた時間、複数の航空管制装置からの切替要求信号を受け付けないようにしてもよい。この場合、運用無線機の1回の故障に対して、連続して無線機切替処理を複数回行ってしまうことを防げる。
さらに、本実施形態において、複数の航空管制装置のそれぞれが予備の通信装置を有している場合、制御装置500は、複数の予備の通信装置のうち、いずれかの通信装置が起動したとき、運用無線機を、複数の無線機のうち、予め決められた無線機に切り替えるようにしてもよい。この場合、予備の通信装置の起動時に、予備の通信装置の通信機能に対応した無線機を運用無線機に選択することが可能となる。
なお、1つの無線機を複数の官署の管制官が共用する場合の一例として、背景技術では、飛行場管制を担当する官署Aとターミナルレーダ管制を担当する官署Bの2つの官署にて1つの無線機を2人の管制官が使用する場合を一例として説明したが、この例に限定されない。1つの無線機を複数の官署の管制官が共用するシステムに、本発明を適用してもよい。
200 ネットワーク、300 航空機、402、502 航空管制装置、403、503 管制卓、404、504 音声交換機、405、505 直通通信装置操作部、406、506 直通通信装置、407、507 経路切替制御部、408、508 データ伝送部、420、422 音声信号、421 PTT信号、423 SQ信号、424 他官署使用中信号、425 無線機切替要求信号、426 無線機選択情報、440 直通装置起動情報、471、801 送信音声経路制御部、472 PTT信号経路制御部、473 受信音声経路制御部、474 SQ信号経路制御部、475 他官署使用中信号経路制御部、500 制御装置、509 共用波制御部、510〜512 無線機、802 PTT信号競合処理部、803 受信音声分配部、804 SQ信号分配部、805 無線機切替処理部、806 無線機選択経路制御部、807 無線機情報保持部、830 無線機選択制御信号。

Claims (6)

  1. 位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置と、
    航空機と通信可能な複数の無線機と、
    前記複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から前記航空機との通信を要求することを示す信号である通信要求信号を受信すると、前記複数の無線機から1台の無線機を運用無線機として選択し、選択した無線機を前記通信要求信号の送信元の航空管制装置と通信可能に接続し、前記複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、前記運用無線機を他の無線機に切り替える制御装置と、
    を有する航空管制システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記複数の無線機から前記運用無線機を選択する際、排他制御を行って該複数の無線機のうち1台の無線機を前記通信要求信号の送信元の航空管制装置と接続し、他の航空管制装置から送信される前記通信要求信号を受け付けない、請求項1に記載の航空管制システム。
  3. 前記切替要求信号は予め決められたパルス幅のオン状態を示すパルス信号であり、
    前記制御装置は、
    前記パルス信号がオフ状態からオン状態に切り替わったときに、前記運用無線機を他の無線機に切り替え、前記パルス幅の時間経過後、予め決められた時間、前記複数の航空管制装置からの前記切替要求信号を受け付けない、請求項1または2に記載の航空管制システム。
  4. 前記複数の航空管制装置のそれぞれが予備の通信装置を有し、
    前記制御装置は、
    複数の前記予備の通信装置のうち、いずれかの通信装置が起動したとき、前記運用無線機を、前記複数の無線機のうち、予め決められた無線機に切り替える、請求項1に記載の航空管制システム。
  5. 複数の無線機と航空機との通信を制御する通信制御装置であって、
    位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から前記航空機との通信を要求することを示す通信要求信号を受信すると、該通信要求信号の送信元の航空管制装置と接続する1台の無線機を前記複数の無線機から運用無線機として選択する通信要求競合処理部と、
    前記運用無線機として前記1台の無線機が選択された後、前記複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、前記運用無線機を他の無線機に切り替える無線機切替処理部と、
    を有する通信制御装置。
  6. 複数の無線機と航空機との通信を制御する通信制御装置による通信制御方法であって、
    位置の異なる施設に設置された複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から前記航空機との通信を要求することを示す通信要求信号を受信すると、該通信要求信号の送信元の航空管制装置と接続する1台の無線機を前記複数の無線機から運用無線機として選択し、
    前記運用無線機として前記1台の無線機を選択した後、前記複数の航空管制装置のうち、いずれかの航空管制装置から無線機の切り替えを要求することを示す信号である切替要求信号を受信すると、前記運用無線機を他の無線機に切り替える、通信制御方法。
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