JP3022025B2 - 衛星通信システム - Google Patents
衛星通信システムInfo
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- JP3022025B2 JP3022025B2 JP2842393A JP2842393A JP3022025B2 JP 3022025 B2 JP3022025 B2 JP 3022025B2 JP 2842393 A JP2842393 A JP 2842393A JP 2842393 A JP2842393 A JP 2842393A JP 3022025 B2 JP3022025 B2 JP 3022025B2
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- Japan
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- communication
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- transmitting
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- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動局と基地局との
間の通信を衛星回線によって行う衛星通信システムに関
するものである。
間の通信を衛星回線によって行う衛星通信システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開平4−42626号公
報に示された従来の衛星通信システムを示すシステム構
成図である。図において、1は移動体である船舶、2は
地上の一般電話加入者(地上加入者)、3は通信衛星、
4は地上加入者2と地上回線5で結ばれた基地局に相当
する海岸地上局、6は海岸地上局4とは別に設置され衛
星回線の使用状態を制御する通信制御地上局である。ま
た、10は船舶1に搭載された移動体用通信装置であ
る。
報に示された従来の衛星通信システムを示すシステム構
成図である。図において、1は移動体である船舶、2は
地上の一般電話加入者(地上加入者)、3は通信衛星、
4は地上加入者2と地上回線5で結ばれた基地局に相当
する海岸地上局、6は海岸地上局4とは別に設置され衛
星回線の使用状態を制御する通信制御地上局である。ま
た、10は船舶1に搭載された移動体用通信装置であ
る。
【0003】次に動作について説明する。移動体である
船舶1は、通信衛星3および海岸地上局4を介して相
手、例えば地上加入者2と通信を行う。その際、通信制
御地上局6は、衛星回線の各チャネルで制御信号を船舶
1に送信している。船舶1の移動体用通信装置10は、
カバーエリア記憶部を有している。そのカバーエリア記
憶部には、エリア対応に電波が良好に受信できる通信衛
星3からの回線チャネルが設定されている。また、船舶
1は現在位置を知るための測位部を有し、カバーエリア
記憶部の記憶データと測位部による現在位置とから、現
在電波を良好に受信できる回線を認識する。
船舶1は、通信衛星3および海岸地上局4を介して相
手、例えば地上加入者2と通信を行う。その際、通信制
御地上局6は、衛星回線の各チャネルで制御信号を船舶
1に送信している。船舶1の移動体用通信装置10は、
カバーエリア記憶部を有している。そのカバーエリア記
憶部には、エリア対応に電波が良好に受信できる通信衛
星3からの回線チャネルが設定されている。また、船舶
1は現在位置を知るための測位部を有し、カバーエリア
記憶部の記憶データと測位部による現在位置とから、現
在電波を良好に受信できる回線を認識する。
【0004】そして、船舶1から通信を行いたいときに
は、移動体用通信装置10は、使用可能な各回線で通信
制御地上局6からの制御信号を受信する。そして、制御
信号の受信状態の最も良好な回線を選択し、その回線を
用いて通信制御地上局6に対してリクエスト波を送出す
る。通信制御地上局6は、リクエスト波を受信すると、
回線の使用状況や優先度等にもとづいて決めた通信タイ
ミングを指示する送信許可信号をその移動体用通信装置
10に伝送する。同時に、海岸地上局4にも所定の制御
信号を伝送する。
は、移動体用通信装置10は、使用可能な各回線で通信
制御地上局6からの制御信号を受信する。そして、制御
信号の受信状態の最も良好な回線を選択し、その回線を
用いて通信制御地上局6に対してリクエスト波を送出す
る。通信制御地上局6は、リクエスト波を受信すると、
回線の使用状況や優先度等にもとづいて決めた通信タイ
ミングを指示する送信許可信号をその移動体用通信装置
10に伝送する。同時に、海岸地上局4にも所定の制御
信号を伝送する。
【0005】船舶1の移動体用通信装置10は、送信許
可信号を受信すると、その送信許可信号で指定されたタ
イミングで伝送したいデータを通信衛星3に向けて送信
する。そして、通信衛星3で中継された伝送データは、
海岸地上局4で受信され、さらに、地上回線5を介して
地上加入者2に送られる。
可信号を受信すると、その送信許可信号で指定されたタ
イミングで伝送したいデータを通信衛星3に向けて送信
する。そして、通信衛星3で中継された伝送データは、
海岸地上局4で受信され、さらに、地上回線5を介して
地上加入者2に送られる。
【0006】このように、船舶1は、その現在位置に応
じた通信可能な衛星回線をカバーエリアデータにもとづ
いて選択できるので、全回線の受信状態を確認して最も
受信状態のよい回線を選択する場合に比して、通信に使
用する衛星回線を探す作業を短時間で容易に行うことが
できる。
じた通信可能な衛星回線をカバーエリアデータにもとづ
いて選択できるので、全回線の受信状態を確認して最も
受信状態のよい回線を選択する場合に比して、通信に使
用する衛星回線を探す作業を短時間で容易に行うことが
できる。
【0007】また、地上における車載局(移動局)と基
地局との間の交信を通信衛星3を介して行うシステムも
ある。そのようなシステムにあっては、基地局とは別に
回線統制局が設けられている。そして、回線統制局が、
あらかじめどの車載局がどの基地局と交信するかスケジ
ューリングしている。従って、車載局は、回線状況を知
るために回線統制局に問い合わせなければならない。
地局との間の交信を通信衛星3を介して行うシステムも
ある。そのようなシステムにあっては、基地局とは別に
回線統制局が設けられている。そして、回線統制局が、
あらかじめどの車載局がどの基地局と交信するかスケジ
ューリングしている。従って、車載局は、回線状況を知
るために回線統制局に問い合わせなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星通信システ
ムは以上のように構成されているので、移動体である船
舶1はカバーエリアデータを記憶していなければならな
い。また、通信制御地上局6からの制御信号をカバーエ
リアにおける複数の回線で受信し、そのうち最も受信状
態のよい回線を選択するという判断が必要とされるの
で、通信に際して複雑な処理を実行しなければならない
という問題点があった。また、海岸地上局4の他に通信
制御地上局6が必要である。そして、車載局と基地局と
によるシステムにあっては、回線状況を知るために回線
統制局に問い合わせなければならず、スケジューリング
にのっていない緊急の交信をしたい場合に迅速な対応が
できないという問題点がある。また、基地局の他に回線
統制局が必要である。
ムは以上のように構成されているので、移動体である船
舶1はカバーエリアデータを記憶していなければならな
い。また、通信制御地上局6からの制御信号をカバーエ
リアにおける複数の回線で受信し、そのうち最も受信状
態のよい回線を選択するという判断が必要とされるの
で、通信に際して複雑な処理を実行しなければならない
という問題点があった。また、海岸地上局4の他に通信
制御地上局6が必要である。そして、車載局と基地局と
によるシステムにあっては、回線状況を知るために回線
統制局に問い合わせなければならず、スケジューリング
にのっていない緊急の交信をしたい場合に迅速な対応が
できないという問題点がある。また、基地局の他に回線
統制局が必要である。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、移動局がカバーエリアデータな
どを記憶していなくても、また、システム内に通信制御
地上局や回線統制局などがなくても容易に基地局との間
で通信を開始できる衛星通信システムを得ることを目的
とする。
ためになされたもので、移動局がカバーエリアデータな
どを記憶していなくても、また、システム内に通信制御
地上局や回線統制局などがなくても容易に基地局との間
で通信を開始できる衛星通信システムを得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る衛星通信システムは、各移動局と基地局との間の信号
の中継を行う通信衛星を用いた移動体通信用のシステム
であって、発信局と受信局との間の交信に使用される複
数の通信回線および任意の発信局から他の各局への制御
情報を伝送する共通衛星回線が存在し、各移動局は、通
信回線による送信を行う際に、保持している通信回線利
用状況が通信回線の空きを示しているときに自局を示す
コードと受信局を示すコードとを制御情報として共通衛
星回線に送信した上で通信回線を用いた送信を開始する
するとともに、共通衛星回線から受信した制御情報を用
いて自局の通信回線利用状況を更新するものである。
る衛星通信システムは、各移動局と基地局との間の信号
の中継を行う通信衛星を用いた移動体通信用のシステム
であって、発信局と受信局との間の交信に使用される複
数の通信回線および任意の発信局から他の各局への制御
情報を伝送する共通衛星回線が存在し、各移動局は、通
信回線による送信を行う際に、保持している通信回線利
用状況が通信回線の空きを示しているときに自局を示す
コードと受信局を示すコードとを制御情報として共通衛
星回線に送信した上で通信回線を用いた送信を開始する
するとともに、共通衛星回線から受信した制御情報を用
いて自局の通信回線利用状況を更新するものである。
【0011】また、請求項2記載の発明に係る衛星通信
システムは、各移動局と基地局との間の信号の中継を行
う通信衛星を用いた移動体通信用のシステムであって、
発信局と受信局との間の交信に使用される複数の通信回
線およびパイロット信号を伝送する各パイロット信号送
信回線が存在し、各移動局は、通信回線による送信を行
う際に、パイロット信号を受信していることを確認した
上で通信回線を用いた送信を開始し、基地局は、空き通
信回線の数に対応した数の各移動局に対してパイロット
信号を送出するものである。
システムは、各移動局と基地局との間の信号の中継を行
う通信衛星を用いた移動体通信用のシステムであって、
発信局と受信局との間の交信に使用される複数の通信回
線およびパイロット信号を伝送する各パイロット信号送
信回線が存在し、各移動局は、通信回線による送信を行
う際に、パイロット信号を受信していることを確認した
上で通信回線を用いた送信を開始し、基地局は、空き通
信回線の数に対応した数の各移動局に対してパイロット
信号を送出するものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明における移動局は、保持し
ている通信回線利用状況によって直ちに現在の回線の空
きを把握することができる。よって、移動局は、送信し
ようとするときに、直ちに通信回線による送信を開始で
きる。
ている通信回線利用状況によって直ちに現在の回線の空
きを把握することができる。よって、移動局は、送信し
ようとするときに、直ちに通信回線による送信を開始で
きる。
【0013】また、請求項2記載の発明における移動局
は、基地局が管理しているパイロット信号によって直ち
に現在の回線の空きを把握することができる。よって、
移動局は、送信しようとするときに、直ちに通信回線に
よる送信を開始できる。
は、基地局が管理しているパイロット信号によって直ち
に現在の回線の空きを把握することができる。よって、
移動局は、送信しようとするときに、直ちに通信回線に
よる送信を開始できる。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、3は通信衛星、11
a,11b,・・・,11nは移動局である衛星通信用
車載局(以下、車載局という。)、12は各車載局11
a,11b,・・・,11nと通信衛星3を介して通信
を行う基地局である。また、13aは車載局11aから
の発信情報を伝送する通信回線の上り回線、13bは上
り回線13aに対する下り回線、14aは所定のコード
を伝送する共通衛星回線の上り回線、14bは上り回線
14aに対する下り回線である。15は各車載局11
a,11b,・・・,11nおよび基地局12に設けら
れている衛星通信回線の利用状況を表示する表示回路で
ある。
ついて説明する。図1において、3は通信衛星、11
a,11b,・・・,11nは移動局である衛星通信用
車載局(以下、車載局という。)、12は各車載局11
a,11b,・・・,11nと通信衛星3を介して通信
を行う基地局である。また、13aは車載局11aから
の発信情報を伝送する通信回線の上り回線、13bは上
り回線13aに対する下り回線、14aは所定のコード
を伝送する共通衛星回線の上り回線、14bは上り回線
14aに対する下り回線である。15は各車載局11
a,11b,・・・,11nおよび基地局12に設けら
れている衛星通信回線の利用状況を表示する表示回路で
ある。
【0015】次に動作について説明する。各車載局11
a,11b,・・・,11nは、送信に際して、発信局
と受信局とを示すコードを共通衛星回線で送信する。例
えば、車載局11aが基地局12に送信しようとする場
合、車載局11aは、自局を示すコードと基地局12を
示すコードとを共通衛星回線に送信する。その後、通信
回線で基地局12と交信する。
a,11b,・・・,11nは、送信に際して、発信局
と受信局とを示すコードを共通衛星回線で送信する。例
えば、車載局11aが基地局12に送信しようとする場
合、車載局11aは、自局を示すコードと基地局12を
示すコードとを共通衛星回線に送信する。その後、通信
回線で基地局12と交信する。
【0016】そして、それらのコードは、各車載局11
a,11b,・・・,11nおよび基地局12で受信さ
れる。各車載局11a,11b,・・・,11nの表示
回路15および基地局12の表示回路15は、受信した
コードにもとづいて現在交信中の発信局と受信局とを表
示する。また、基地局12との交信が終了すると、車載
局11aは、終了した旨を共通衛星回線に送信する。そ
れを受信した各車載局11a,11b,・・・,11n
は、その表示回路15における該当する表示をやめる。
こうして、各車載局11a,11b,・・・,11nに
おいて、この衛星通信システムに許容されている回線数
の範囲内で、いくつの空き通信回線があるのかを容易に
検知できる。
a,11b,・・・,11nおよび基地局12で受信さ
れる。各車載局11a,11b,・・・,11nの表示
回路15および基地局12の表示回路15は、受信した
コードにもとづいて現在交信中の発信局と受信局とを表
示する。また、基地局12との交信が終了すると、車載
局11aは、終了した旨を共通衛星回線に送信する。そ
れを受信した各車載局11a,11b,・・・,11n
は、その表示回路15における該当する表示をやめる。
こうして、各車載局11a,11b,・・・,11nに
おいて、この衛星通信システムに許容されている回線数
の範囲内で、いくつの空き通信回線があるのかを容易に
検知できる。
【0017】例えば、車載局11bが基地局12に送信
しようとする場合、車載局11bは、その表示回路15
に表示されている回線利用状況を検知する。そして、そ
の検知された回線利用状況が許容範囲以上の回線が使用
されていると判定される場合には送信を開始せず、表示
回路15の表示から空き回線が発生したことが検知され
るまで待機する。一方、許容範囲まで使用されていない
と判定される場合には、直ちに、共通衛星回線に自局の
コードと基地局12のコードとを乗せて送信した後、空
き通信回線によって基地局12との交信を開始する。
しようとする場合、車載局11bは、その表示回路15
に表示されている回線利用状況を検知する。そして、そ
の検知された回線利用状況が許容範囲以上の回線が使用
されていると判定される場合には送信を開始せず、表示
回路15の表示から空き回線が発生したことが検知され
るまで待機する。一方、許容範囲まで使用されていない
と判定される場合には、直ちに、共通衛星回線に自局の
コードと基地局12のコードとを乗せて送信した後、空
き通信回線によって基地局12との交信を開始する。
【0018】実施例2.上記実施例では、共通衛星回線
を利用して現在の衛星通信回線利用状況を表示回路15
にて確認するようにしたが、車載局毎に設定されたパイ
ロット信号を用いるようにしてもよい。図2は、そのよ
うな考え方にもとづいたこの発明の第2の実施例による
衛星通信システムの構成を示すシステム構成図である。
を利用して現在の衛星通信回線利用状況を表示回路15
にて確認するようにしたが、車載局毎に設定されたパイ
ロット信号を用いるようにしてもよい。図2は、そのよ
うな考え方にもとづいたこの発明の第2の実施例による
衛星通信システムの構成を示すシステム構成図である。
【0019】図において、16a,16b,・・・,1
6nはそれぞれ基地局12からそれぞれの車載局11
a,11b,・・・,11nに対して発信されるパイロ
ット信号を伝送するパイロット信号回線の上り回線、1
7a,17b,・・・,17nはそれぞれ上り回線16
a,16b,・・・,16nのそれぞれに対する下り回
線、18は各車載局11a,11b,・・・,11nに
設けられたパイロット信号受信を表示する表示回路であ
る。
6nはそれぞれ基地局12からそれぞれの車載局11
a,11b,・・・,11nに対して発信されるパイロ
ット信号を伝送するパイロット信号回線の上り回線、1
7a,17b,・・・,17nはそれぞれ上り回線16
a,16b,・・・,16nのそれぞれに対する下り回
線、18は各車載局11a,11b,・・・,11nに
設けられたパイロット信号受信を表示する表示回路であ
る。
【0020】次に動作について説明する。基地局12
は、各車載局11a,11b,・・・,11nに対し
て、パイロット信号回線でその車載局が通信回線を利用
できるかどうか通知している。つまり、基地局12は、
その衛星通信システムに許容されている回線数のうち現
在使用されていない回線の数に対応した数の車載局に対
してパイロット信号を送出する。パイロット信号を受信
している車載局は、その旨を表示回路18に表示する。
は、各車載局11a,11b,・・・,11nに対し
て、パイロット信号回線でその車載局が通信回線を利用
できるかどうか通知している。つまり、基地局12は、
その衛星通信システムに許容されている回線数のうち現
在使用されていない回線の数に対応した数の車載局に対
してパイロット信号を送出する。パイロット信号を受信
している車載局は、その旨を表示回路18に表示する。
【0021】従って、パイロット信号を受信している車
載局は、通信回線を使用できる状況にある。例えば、車
載局11aが基地局12に送信しようとする場合、表示
回路18によって、パイロット信号回線16a,17a
でパイロット信号を受信しているかどうか検知する。受
信していることが検知されたら、車載局11aは、通信
回線で基地局12と交信する。このとき、1つの通信回
線が新たに使用されたので、基地局12は、現在そこへ
パイロット信号を送信している各車載局のうちの1つの
車載局に対するパイロット信号の送出をやめる。
載局は、通信回線を使用できる状況にある。例えば、車
載局11aが基地局12に送信しようとする場合、表示
回路18によって、パイロット信号回線16a,17a
でパイロット信号を受信しているかどうか検知する。受
信していることが検知されたら、車載局11aは、通信
回線で基地局12と交信する。このとき、1つの通信回
線が新たに使用されたので、基地局12は、現在そこへ
パイロット信号を送信している各車載局のうちの1つの
車載局に対するパイロット信号の送出をやめる。
【0022】車載局11aがパイロット信号を受信して
いないと検知された場合には、車載局11aは、パイロ
ット信号を受信されたと検知されるまで待機状態とな
る。
いないと検知された場合には、車載局11aは、パイロ
ット信号を受信されたと検知されるまで待機状態とな
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、衛星通信システムが、各移動局は送信に際して特
定コードを送出し、かつ、特定コード受信に応じて通信
回線利用状況を把握する構成であるから、各移動局が複
雑な判断や処理を行わずに容易に基地局と交信可能かど
うか判断できるものが得られる効果がある。特に、移動
局が自局の持つ情報にもとづいて送信可能かどうか判断
できるので、緊急事態発生時にも迅速に交信を開始でき
る。また、通信制御地上局や回線統制局を不要とする効
果もある。
れば、衛星通信システムが、各移動局は送信に際して特
定コードを送出し、かつ、特定コード受信に応じて通信
回線利用状況を把握する構成であるから、各移動局が複
雑な判断や処理を行わずに容易に基地局と交信可能かど
うか判断できるものが得られる効果がある。特に、移動
局が自局の持つ情報にもとづいて送信可能かどうか判断
できるので、緊急事態発生時にも迅速に交信を開始でき
る。また、通信制御地上局や回線統制局を不要とする効
果もある。
【0024】また、請求項2記載の発明によれば、衛星
通信システムが、各移動局は送信に際して基地局からの
送信許可を示すパイロット信号受信にもとづいて送信を
開始する構成であるから、やはり、各移動局が複雑な判
断や処理を行わずに容易に基地局と交信可能かどうか判
断できるものが得られる効果がある。特に、移動局が送
信可能かどうか直ちに判断できるので、緊急事態発生時
にも迅速に交信を開始できる。また、通信制御地上局や
回線統制局を不要とする効果もある。
通信システムが、各移動局は送信に際して基地局からの
送信許可を示すパイロット信号受信にもとづいて送信を
開始する構成であるから、やはり、各移動局が複雑な判
断や処理を行わずに容易に基地局と交信可能かどうか判
断できるものが得られる効果がある。特に、移動局が送
信可能かどうか直ちに判断できるので、緊急事態発生時
にも迅速に交信を開始できる。また、通信制御地上局や
回線統制局を不要とする効果もある。
【図1】この発明の一実施例による衛星通信システムの
構成を示すシステム構成図である。
構成を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の他の実施例による衛星通信システム
の構成を示すシステム構成図である。
の構成を示すシステム構成図である。
【図3】従来の衛星通信システムの構成を示すシステム
構成図である。
構成図である。
3 通信衛星 11a〜11n 車載局(移動局) 12 基地局
Claims (2)
- 【請求項1】 信号中継を行う通信衛星を用いた移動体
通信用の衛星通信システムにおいて、発信局と受信局と
の間の交信に使用される複数の通信回線および任意の発
信局から他の各局への制御情報を伝送する共通衛星回線
が存在し、前記通信回線による送信を行う際に、保持し
ている通信回線利用状況が通信回線の空きを示している
ときに自局を示すコードと受信局を示すコードとを制御
情報として前記共通衛星回線に送信した上で前記通信回
線を用いた送信を開始するとともに、前記共通衛星回線
から受信した制御情報を用いて前記通信回線利用状況を
更新する複数の移動局と、前記各移動局と前記通信回線
を介して交信を行う基地局とを備えたことを特徴とする
衛星通信システム。 - 【請求項2】 信号中継を行う通信衛星を用いた移動体
通信用の衛星通信システムにおいて、発信局と受信局と
の間の交信に使用される複数の通信回線およびパイロッ
ト信号を伝送するパイロット信号送信回線が存在し、前
記通信回線による送信を行う際に、前記パイロット信号
を受信していることを確認した上で前記通信回線を用い
た送信を開始する複数の移動局と、前記各移動局と前記
通信回線を介して交信を行うとともに、空き通信回線の
数に対応した数の前記各移動局に対してパイロット信号
を送出する基地局とを備えたことを特徴とする衛星通信
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2842393A JP3022025B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 衛星通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2842393A JP3022025B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 衛星通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224830A JPH06224830A (ja) | 1994-08-12 |
JP3022025B2 true JP3022025B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12248256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2842393A Expired - Lifetime JP3022025B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 衛星通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022025B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3789090B2 (ja) * | 2001-10-26 | 2006-06-21 | 株式会社東芝 | 無線通信システム及び携帯電子装置 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP2842393A patent/JP3022025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06224830A (ja) | 1994-08-12 |
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