JP2003199154A - 通信手段切替方法 - Google Patents

通信手段切替方法

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JP2003199154A
JP2003199154A JP2001390154A JP2001390154A JP2003199154A JP 2003199154 A JP2003199154 A JP 2003199154A JP 2001390154 A JP2001390154 A JP 2001390154A JP 2001390154 A JP2001390154 A JP 2001390154A JP 2003199154 A JP2003199154 A JP 2003199154A
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Masaki Takagi
正樹 高木
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局の無線回線と電話回線との通信手段の
切り替えを合理的に行うと共に通信料金を抑制できる構
成とした、通信手段切替方法を提供すること。 【解決手段】 基地局が移動局の配車を管理するシステ
ムにおいて、移動局は無線回線または電話回線のいずれ
かの通信手段で基地局と通信する。基地局は、無線回線
を使用するエリア(A)を、電波到達エリア(B)より
も狭く設定して登録している。このため、(A)の境界
線付近を走行する移動局に対しても、基地局は確実に通
信を行なうことができる。移動局から送信される位置信
号に基づいて、移動局は無線回線または電話回線のいず
れの通信手段を使用するかを基地局が判断して、前記通
信手段の切り替えを行なう

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局の無線回線
と電話回線との通信手段の切り替えを合理的に行うと共
に通信料金を抑制できる構成とした、通信手段切替方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】運送会社やタクシ−会社などにおいては
基地局を設置して、業務無線またはMCA(マルチ−チ
ャンネル−アクセス)無線のような無線回線を登録して
いる。この無線回線と電話局で設定される電話回線を用
いて、基地局は荷物を配送する車両やタクシ−などと通
信を行ない配車を管理している。これらの車両には、前
記無線回線または電話回線で基地局と通信するための無
線機や携帯電話を装備しており、移動局としての機能を
有している。特開平10−63980号公報には、車両
に無線通信用の通信手段と電話回線を用いた通信手段
(携帯電話)とを搭載し、車両側でこれらの通信手段を
切り替えて監視センタ−と通信する技術が記載されてい
る。
【0003】また、移動局にはGPS(グロ−バル・ポ
ジショニング・システム)などの測位装置を搭載し、自
車の位置信号を基地局に送信している。基地局では前記
位置信号に基づいて移動局の現在位置を確認し、配車指
示や各種情報伝達などのデ−タを無線回線または電話回
線から移動局に送信している。
【0004】移動局では、無線通信が可能なエリア内で
は料金が安価な無線回線により基地局と通信する。ま
た、無線通信が可能なエリア外に移動局が移動した場合
には、無線回線から電話回線に通信手段を切り替えて基
地局と通信する。移動局には、無線回線または電話回線
のいずれの通信手段を用いて基地局と通信するかを判断
し、通信手段を切り替えるための装置が装備されてい
る。
【0005】移動局が基地局と無線通信が可能なエリア
内を走行しているか否かは、無線信号の電界強度を測定
することにより判断できる。基地局と無線回線で通信が
可能かどうかの判断結果に基づいて、移動局に装備され
ているコンピュ−タなどの制御装置が、無線回線または
電話回線のいずれかの通信手段を選択する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては無線回線または電話回線の通信手段切り替えを移
動局側で行なっている。このため、基地局側では移動局
がいずれの通信手段が使用可能であるのか判断できない
ので移動局に対するデ−タ送信が確実に行なえず、移動
局の通信手段の切り替えが合理的に行われていないとい
う問題があった。
【0007】また、従来においては基地局から無線回線
により送信されるデ−タを一定時間移動局が受信しない
場合には、移動局では無線通信ができないエリアを走行
しているものと判断して、通信手段を無線回線から電話
回線に切り替えている。このため、移動局が無線回線を
使用できるエリア内を走行しているにも拘らず、無線回
線の電波状態が若干悪化しただけで通信手段を電話回線
に切り替えてしまうので、回線使用料が増大するという
問題があった。
【0008】更に、移動局側で通信手段を切り替えるに
は、移動局に基地局周辺の詳細な地図情報が必要にな
る。これは、移動局の走行経路によっては高層建築物な
どの影響で一時的に無線信号の電界強度が低下する場合
が想定されるので、移動局は常に自車の走行位置を把握
しておく必要があるためである。このような詳細な地図
情報がない場合には、基地局を中心とした移動局の走行
経路などの実情に合わせた通信手段切り替えの詳細な設
定ができないという問題があった。また、詳細な地図情
報を具備する場合にはこの情報を記憶するためのメモリ
容量が増大し、コストが高くなるという問題があった。
【0009】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、移動局の無線回線と電話回線との通信手段の
切り替えを合理的に行うと共に通信料金を抑制できる構
成とした、通信手段切替方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
係る発明において、通信手段切替方法を、基地局が移動
局の配車を管理するシステムにおいて、移動局は無線回
線または電話回線のいずれかの通信手段で基地局と通信
するものであって、基地局が登録する無線回線使用エリ
アを電波到達エリアよりも狭く設定し、移動局から送信
される位置信号に基づいて、移動局は無線回線または電
話回線のいずれの通信手段を使用するかを基地局が判断
して、前記通信手段の切り替えを行なう構成とすること
によって達成される。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
通信手段切替方法において、前記移動局から送信される
位置信号が、前記無線回線使用エリア内からの信号と判
断した場合には、基地局から移動局への応答信号として
無線回線使用可を送信し、前記位置信号が無線回線使用
エリア外からの信号と判断した場合には、基地局から移
動局への応答信号として無線回線使用不可を送信するこ
とを特徴としている。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
通信手段切替方法において、前記移動局から送信される
位置信号が、前回は無線回線使用エリア内からの信号で
あり、今回は無線回線使用エリア外からの信号と判断し
た場合には、基地局から移動局への応答信号として無線
回線使用不可を複数回送信することを特徴としている。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の通信手段切替方法において、
前記移動局が基地局から送信される信号を一定時間受信
しなかった場合には、移動局の通信手段を電話回線に切
り替えることを特徴としている。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の通信手段切替方法において、
前記移動局が通信手段として電話回線を使用している際
に、基地局からの信号を一定時間内に一定数以上受信し
た場合には、移動局は無線回線で位置信号を基地局に送
信し、基地局は必要に応じて移動局の通信手段を無線回
線に切り替え要求の応答信号を送信することを特徴とし
ている。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
通信手段切替方法において、前記応答信号に、電話回線
使用エリアから前記無線回線使用エリアまでの距離を含
めることを特徴としている。
【0016】本発明によれば、基地局が登録する無線回
線使用エリアを電波到達エリアよりも狭く設定し、移動
局から送信される位置信号に基づいて、移動局は無線回
線または電話回線のいずれの通信手段を使用するかを基
地局が判断して、前記通信手段の切り替えを行なってい
る。このため、無線回線使用エリアの境界線付近を走行
する移動局に対しても、基地局は確実に通信を行なうこ
とができる。また、基地局が移動局の位置に応じて通信
手段を切り替えているので、移動局の配車管理を合理的
に行なえる。
【0017】また、本発明によれば、移動局から送信さ
れる位置信号に基づいて、基地局で把握している移動局
の通信手段が無線回線かまたは電話回線かの情報を応答
信号として移動局に送信しているので、移動局において
も基地局と同じ情報を共有することができる。このた
め、移動局においても通信手段の切り替えに円滑に対応
できる。
【0018】また、本発明によれば、無線回線使用エリ
ア内から無線回線使用エリア外に移動した移動局に対し
て、基地局から移動局への応答信号として無線回線使用
不可を複数回送信している。このため、移動局から基地
局に送信される信号よりも、基地局から移動局に送信さ
れる信号が受信しにくい無線回線使用エリアの境界線付
近においても、基地局と移動局間のデ−タ通信の確実性
を向上させることができる。
【0019】また、本発明によれば、移動局が基地局か
ら送信される信号を一定時間受信しなかった場合には、
移動局の通信手段を電話回線に切り替えている。このた
め、瞬間的な無線回線の使用不可の状態のときに、通信
手段を電話回線に切り替えるような事態を回避すること
ができる。
【0020】また、本発明によれば、移動局が通信手段
として電話回線を使用している際に、基地局からの信号
を一定時間内に一定数以上受信した場合には、移動局は
無線回線で位置信号を基地局に送信し、基地局は必要に
応じて移動局の通信手段を無線回線に切り替え要求の応
答信号を送信している。このため、無線回線使用エリア
内に移動した移動局の通信手段を無線回線に迅速に切り
替えるので、通信料金を低減することができる。
【0021】また、本発明によれば、前記応答信号に、
電話回線使用エリアから前記無線回線使用エリアまでの
距離を含めている。移動局はこのような応答信号を受信
することにより、現在位置から無線回線使用エリアまで
の距離が判明するので、その後は無線回線からの不要な
位置信号の送信を行なわない。このため、移動局の通信
手段が頻繁に切り替えられることがなく、通信手段の切
り替え処理が簡略化される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、基地局が移動局の配車
を管理するシステムに適用される。以下、本発明の実施
の形態について図面を参照して説明する。図4は、基地
局の車両監視システム1と移動局の情報端末2の一例を
示すブロック図である。図4において、1aは中央演算
制御装置(CPU)で、システムバス1jに接続された
車両監視システム1の各部品を制御する。1bは文字や
数字、記号などの各種キ−や、押しボタンスイッチを配
列した操作部、1cはLCDなどを用いた表示器で、各
種メッセ−ジや移動局の走行位置などを表示する。
【0023】1dはモデムで、車両監視システム1を電
話回線4と接続し、電話機1hで移動局と通信する。無
線機1eはアンテナ6から無線回線を介して応答信号を
移動局に送信し、移動局からの位置信号の受信を行な
う。1fはマイクやスピ−カからなる音声処理部で、音
声メッセ−ジの入力時や出力時に利用される。1gはメ
モリで、各種デ−タや地図情報を記憶する。1iはタイ
マで、時刻を計時する。このタイマ1iは、CPU1a
に内蔵のプログラムタイマを使用することもできる。
【0024】移動局の情報端末2はパ−ソナルコンピュ
−タ(PC)などで構成されている。情報端末2は、車
両監視システム1と同様にCPU2a、操作部2b、表
示器2c、メモリ2d、タイマ2e、モデム2g、アン
テナ5に接続される無線機2i、システムバス2jを具
備している。また、GPS受信機2fは、GPS衛星3
からの電波を受信して、移動局の現在位置を緯度/経度
の座標で特定する。モデム2gには携帯電話2hが接続
されており、電話回線4を介して基地局と通信する。
【0025】本発明においては、移動局の位置情報に基
づき、基地局側で移動局の通信手段を無線回線または電
話回線に切り替えている。図1〜図3は、本発明による
基地局が移動局の通信手段を切り替える具体例を示す説
明図である。図1の実施形態において、基地局の無線回
線は、電波到達エリアを基地局から(B)までの範囲に
設定している。しかしながら、無線回線を使用するエリ
アを基地局から(B)までの範囲とすると、電波状態が
悪いときには(B)の境界線付近の位置2xに存在する
移動局とは通信できない場合がある。
【0026】このため、実際に無線回線を使用するエリ
アを基地局から(A)までの範囲、すなわち、電波到達
エリア(B)よりも狭く設定して登録する。(D)の枠
内は、基地局が管理する移動局の通常の走行範囲を示し
ている。(C)は、電話局が設定する電話回線を使用す
るエリアの中で、以後の説明の便宜上基地局を中心とし
て前記(A)、(B)と同心に設定した仮のエリアであ
る。このように、本発明においては無線回線を使用する
エリア(A)を、電波到達エリア(B)よりも狭く設定
して登録しているので、(A)の境界線付近を走行する
移動局に対しても、基地局は確実に通信を行なうことが
できる。
【0027】図2は、本発明の他の実施形態を示してい
る。基地局は、図1で説明したように無線回線を使用す
るエリアAを登録している。基地局からは、前記登録さ
れたエリアA内の移動局と、登録されたエリアA外の移
動局に対して、それぞれの移動局に対する異なる応答信
号を送信する。この応答信号は、移動局の位置に応じて
移動局が無線回線または電話回線のいずれの通信手段を
使用するかを指示し、必要に応じて通信手段の切り替え
を要求する信号である。移動局は、基地局から送信され
る応答信号に従い、無線回線または電話回線で基地局と
通信する。このように、移動局から送信される位置信号
に基づいて、基地局で把握している移動局の通信手段が
無線回線かまたは電話回線かの情報を応答信号として移
動局に送信しているので、移動局においても基地局と同
じ情報を共有することができる。このため、移動局にお
いても通信手段の切り替えに円滑に対応できる。
【0028】図2において、登録エリア内の移動局に対
しては基地局は応答信号Raを送信し、登録エリア外の
移動局に対しては基地局は応答信号Rcを送信する。応
答信号Raは無線回線使用可の信号であり、応答信号R
cは無線回線使用不可、すなわち電話回線の使用を要求
する信号である。基地局では、これらの応答信号Raま
たはRcを送信して、移動局の通信手段を電話回線から
無線回線へ、または無線回線から電話回線に切り替え
る。このように、基地局で移動局の通信手段の切り替え
制御を行なっているので、無線回線使用エリアの境界線
付近で、無線回線または電話回線のいずれの通信手段を
使用するかを明確に管理でき、境界線付近においても移
動局に対する通信を確実に行なうことができる。
【0029】ここで、図2の2pの位置に存在している
移動局から送信された位置信号Daを受信することによ
り、基地局では移動局は無線回線の登録エリア内から当
該信号を送信したものと判断する。この場合には、基地
局は前記無線回線使用可の応答信号Raを移動局に送信
する。また、2rの位置に存在している移動局からの位
置信号Dcを受信することにより、基地局では移動局は
無線回線の登録エリア外から当該信号を送信したものと
判断する。この場合には、基地局は前記無線回線使用不
可、すなわち電話回線使用の応答信号Rcを移動局に送
信する。
【0030】次に、2pの位置に存在している移動局が
矢視(U)方向に走行して、無線回線使用エリアから無
線回線使用エリア外に移動した場合に、基地局から送信
される応答信号Rbについて説明する。この場合におい
て、基地局では2pの位置に存在している移動局からの
前回の位置信号Daが無線回線使用エリアから送信され
たものであり、今回の2qの位置に存在している移動局
からの位置信号Dbが無線回線使用エリア外から送信さ
れたものと判断する。このようにして、基地局では移動
局が無線回線使用エリアから無線回線使用エリア外に移
動したものと判断する。
【0031】この場合に基地局から送信される応答信号
Rbは、無線回線使用不可の信号を繰り返して送信する
ものである。一般に、無線回線使用エリアの境界線付近
では、移動局から基地局に送信される信号よりも、基地
局から移動局に送信される信号が受信しにくいエリアが
存在している。このように、基地局から移動局に対して
無線回線使用不可の信号を連送することにより、移動局
は基地局からの信号を確実に受信することができる。こ
のため、移動局が無線回線の登録エリア外なのに無線回
線を使用して基地局からのデ−タ受信ができなくなる事
態を回避して、基地局と移動局間のデ−タ通信の確実性
を向上させている。
【0032】移動局が2qの位置から矢視(V)方向に
走行して、2rの位置に移動した場合には、移動局から
の位置信号Db、Dcはいずれも無線回線使用エリア外
の信号となる。このため、基地局からは電話回線使用の
信号を継続して送信することになる。
【0033】図3は、本発明の他の実施形態を示してい
る。基地局からは、無線回線を用いて全移動局に対し
て、例えば30秒毎に同報信号を送信している。また、
無線回線を用いて全移動局に対する指示信号を送信して
いる。基地局から送信されるこのような全移動局に対す
る信号や、移動局からの位置信号に対する応答信号を移
動局で受信する。
【0034】しかしながら、図4で示した無線機2iの
不具合などにより、移動局が無線回線使用エリア内に存
在する場合でも、前記した全移動局に対する信号や応答
信号Rdを受信できない場合がある。また、図3の2s
の位置のように移動局が無線回線使用エリアの境界付近
を走行している場合に、電波状態が悪いときには同様に
全移動局に対する信号や位置信号Ddに対する応答信号
Rdを受信できないことがある。
【0035】このような異常状態に対処するために、本
発明においては、次のような構成としている。すなわ
ち、移動局側で予め設定される一定時間、基地局からの
前記全移動局に対する信号や、移動局からの位置信号に
対する応答信号を受信できない場合には、基地局は通信
手段を無線回線から電話回線に切り替えて移動局との通
信を行なう。このように、異常状態が一定時間継続する
ことを条件として通信手段の切り替えを行なうので、移
動局が無線回線使用エリア内に存在する場合に、高層建
築物などにより瞬間的に電波が遮断された状態となって
いるときに、通信手段を無線回線から電話回線に切り替
えてしまうような不具合の発生を防止できる。
【0036】無線回線の使用料金は、デ−タ量に拘らず
定額であるが、電話回線の場合にはデ−タを送信する毎
に課金される。このため、移動局からの位置信号を送信
する頻度は、例えば無線回線では走行300m毎に、ま
た、電話回線では走行2000m毎として、通信料金を
低減するようにしている。
【0037】このように、ランニングコストの抑制が課
題となっていることから、移動局が無線回線使用可能な
エリア内に移動した場合には迅速に通信手段を無線回線
に切り替えることが望ましい。本発明においては、次の
ようにしてこのような事態に対処している。すなわち、
基地局から無線回線で送信されるデ−タを一定時間内に
一定数以上受信すると、移動局は位置信号を無線回線か
ら基地局に送信する。基地局は受信した位置信号から移
動局が無線回線使用可能エリア内に存在しているかどう
かを判断し、必要に応じて応答信号を送信して移動局の
通信手段を電話回線から無線回線に切り替える。
【0038】このような処理の例を図3で説明する。図
3において、2tの位置を走行している移動局からの位
置信号Deに対して応答信号Reが電話回線から送信さ
れる。基地局では、前記位置信号から移動局が無線回線
使用エリアに接近しているものと判断する。移動局がさ
らに無線回線使用エリアに接近してから前記のようにし
て無線回線で位置信号を基地局に送信すると、基地局か
らは移動局が無線回線使用エリア内に移動したタイミン
グで通信手段を切り替える応答信号を移動局に送信する
ことができる。
【0039】移動局が電話回線使用エリアを走行中にも
拘らず、基地局から無線回線で送信された応答信号を受
信することにより、移動局では通信手段を電話回線から
無線回線に切り替えてしまうことがある。次回の移動局
の位置信号で移動局がまだ電話回線使用エリアを走行中
であることが判明すると、基地局では再度通信手段を無
線回線から電話回線に切り替える応答信号を移動局に送
信する。このため、頻繁に移動局の通信手段が切り替え
られることになり、通信手段の切り替え処理が煩雑とな
る。
【0040】このような事態に対処するために、本発明
においては移動局が電話回線使用エリアを走行中に無線
回線使用エリアに接近して、移動局が無線回線からの位
置信号を基地局に送信した場合に、基地局からの応答信
号には、移動局から無線回線使用エリアまでの距離を含
めている。移動局はこのような応答信号を受信すること
により、現在位置から無線回線使用エリアまでの距離が
判明するので、その後は無線回線からの不要な位置信号
の送信を行なわない。このため、移動局の通信手段が頻
繁に切り替えられることがなく、通信手段の切り替え処
理が簡略化される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局は移動局から送信される位置信号に基づいて、移
動局の無線回線と電話回線との通信手段の切り替え要求
の応答信号を送信している。このため、移動局の走行位
置などの実情に合わせて通信手段の切り替えを円滑に、
合理的に行うことができる。また、基地局と移動局が通
信する際の通信料金を抑制できる。更に、移動局は詳細
な地図情報などのデ−タを記憶部に記憶する必要がない
ので、メモリ資源を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信手段切替方法を示
す概略の説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る通信手段切替方法を示
す概略の説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る通信手段切替方法を示
す概略の説明図である。
【図4】利用者の情報端末の例を示す概略のブロック図
である。
【符号の説明】
1 基地局の車両監視システム 1a CPU 1d モデム 1e 無線機 1h 電話機 2 移動局の情報端末 2a CPU 2f GPS受信機 2g モデム 2h 携帯電話 2i 無線機 3 GPS衛星 4 電話回線 5、6 アンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局が移動局の配車を管理するシステ
    ムにおいて、移動局は無線回線または電話回線のいずれ
    かの通信手段で基地局と通信するものであって、基地局
    が登録する無線回線使用エリアを電波到達エリアよりも
    狭く設定し、移動局から送信される位置信号に基づい
    て、移動局は無線回線または電話回線のいずれの通信手
    段を使用するかを基地局が判断して、前記通信手段の切
    り替えを行なうことを特徴とする通信手段切替方法。
  2. 【請求項2】 前記移動局から送信される位置信号が、
    前記無線回線使用エリア内からの信号と判断した場合に
    は、基地局から移動局への応答信号として無線回線使用
    可を送信し、前記位置信号が無線回線使用エリア外から
    の信号と判断した場合には、基地局から移動局への応答
    信号として無線回線使用不可を送信することを特徴とす
    る、請求項1に記載の通信手段切替方法。
  3. 【請求項3】 前記移動局から送信される位置信号が、
    前回は無線回線使用エリア内からの信号であり、今回は
    無線回線使用エリア外からの信号と判断した場合には、
    基地局から移動局への応答信号として無線回線使用不可
    を複数回送信することを特徴とする、請求項2に記載の
    通信手段切替方法。
  4. 【請求項4】 前記移動局が基地局から送信される信号
    を一定時間受信しなかった場合には、移動局の通信手段
    を電話回線に切り替えることを特徴とする、請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の通信手段切替方法。
  5. 【請求項5】 前記移動局が通信手段として電話回線を
    使用している際に、基地局からの信号を一定時間内に一
    定数以上受信した場合には、移動局は無線回線で位置信
    号を基地局に送信し、基地局は必要に応じて移動局の通
    信手段を無線回線に切り替え要求の応答信号を送信する
    ことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載の通信手段切替方法。
  6. 【請求項6】 前記応答信号に、電話回線使用エリアか
    ら前記無線回線使用エリアまでの距離を含めることを特
    徴とする、請求項5に記載の通信手段切替方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007336311A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Hitachi Ltd 通信装置
CN106997666A (zh) * 2017-02-28 2017-08-01 北京交通大学 一种利用手机信令数据位置切换获取交通流速度的方法

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JP2007336311A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Hitachi Ltd 通信装置
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