JP2007336311A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
移動体通信装置の位置に応じた無線メディアを切り替えを、ユーザの意図に合わせて好適に行う。
【解決手段】
通信装置であって、複数の通信部と、該複数の通信部の動作を制御する通信制御部と、入力部とを備え、該入力部から該通信装置の位置と該複数の通信部の少なくとも一つの通信部とに関する設定情報が入力され、該通信制御部は、該入力部から入力された該設定情報を用いて、該通信部の動作の切り替えを行うように構成する。
【選択図】図1
移動体通信装置の位置に応じた無線メディアを切り替えを、ユーザの意図に合わせて好適に行う。
【解決手段】
通信装置であって、複数の通信部と、該複数の通信部の動作を制御する通信制御部と、入力部とを備え、該入力部から該通信装置の位置と該複数の通信部の少なくとも一つの通信部とに関する設定情報が入力され、該通信制御部は、該入力部から入力された該設定情報を用いて、該通信部の動作の切り替えを行うように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の無線メディアによる通信部を備え、これら複数の通信部間で通信サービスを動的に切り替える通信装置に関するものである。
従来の通信装置は、特許文献1に記載の車載通信装置のように、通信装置の位置に関わらず、予め設定した無線通信デバイスの優先順位に基づいて、最も優先順位の高い無線通信デバイスを選択することが知られている。
特許文献1に記載された通信装置では、2以上の無線通信方式を利用可能な位置にあるときには、予め決められた優先順位に基づいて、利用可能な無線通信デバイスの中で最も優先順位の高い無線通信デバイスが選択される。しかしながら、ユーザが通信デバイスの優先順位を特定の位置において他の位置と異なる優先順位にしたいと考えても、そのような設定をすることはできない。そのため、ユーザの意図どおりの通信環境を得るのが困難であった。
また、特許文献1に記載された通信装置では、ユーザ自身が通信デバイスの切り替えポイントを選択及び変更することができない。そのため、ユーザの位置が通信デバイスの切り替えポイントに近い場合、頻繁な切り替えが発生して安定した通信環境を得ることが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、ユーザの意図に合った通信方式の選択を好適に行う技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の技術を提供するものである。すなわち本発明は、通信装置であって、複数の通信部と、該複数の通信部の動作を制御する通信制御部と、設定情報を入力する入力部とを備え、該入力部から該通信装置の位置と該複数の通信部の少なくとも一つの通信部とに関する設定情報が入力され、該通信制御部は、該入力部から入力された該設定情報を用いて、該通信部の動作の切り替えを行うことを特徴とする。
上記構成によれば、通信装置の入力部等から設定情報を入力することが可能となり、例えば、ユーザが指定する任意の位置ごとに使用する無線メディアの選択や優先順位の設定などの設定ができ、通信サービスの性質や条件等を選択してよりユーザの意図に合った好適な通信環境を得ることができる。また、通信装置の入力部等から設定情報を入力することが可能となり、例えば、ユーザが指定する無線メディアの切り替え発生位置の変更の設定ができ、ユーザの選択する特定の位置において好適な通信環境を得ることができる。
本発明によれば、ユーザの意図に合った通信方式の選択を好適に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図7を参照して、本発明の第1の実施例による通信装置の通信網切り替え方法について説明する。
図1は、実施例1における移動体通信装置の構成を示す図である。移動体通信装置100は、位置情報に応じた通信網切り替え機能を有する。移動体通信装置100は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、カーナビゲーションシステム、ノートPC(パーソナル・コンピュータ)など、ユーザが移動して用いることを想定された通信装置、通信端末もしくは通信機能を備えた情報機器等である。地図情報サーバ109は、地図情報の要求元に対して、指定位置周辺の地図情報を提供する機能を有する。測位サーバ110は、移動体通信装置100からの要求を受け、移動体通信装置100の位置を測位し、移動体通信装置100へ測位結果を提供する機能を有する。地図情報サーバ109、及び測位サーバ110の機能は、従来技術により提供される機能を用いてもよい。すなわち、端末から要求を受け、その要求に従って測位結果や地図情報を送信できればよい。また、測位サーバ110の測位方法は、例えば、GPS衛星を用いた方法や、基地局を衛星に見立てて位置情報を特定する方式や、複数の基地局間の伝送速度や遅延、電波強度などの情報から測位を行う方式などでもよい。
移動体通信装置100は第1通信部101、第2通信部102は、複数の無線メディア(無線方式の異なる通信媒体)によるアクセス機能を有する。この複数の無線メディアは本実施例では無線LAN(ローカルエリアネットワーク)と携帯電話網の2つとするが、これに限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handyphone System)やBluetooth(R)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、光を用いた無線通信などといった無線メディアでもよい。またこれらを3つ以上備えていてもよい。
また、表示部103は、ユーザに対し文字や画像などから構成される画面を提示する。入力部104は、ボタンやキー、タッチパネルなど、ユーザによる入力機能を備える。通信制御部108は、第1通信部101と第2通信部102の通信を制御し、データの送受信を行う。通信切り替え判定部107は、測位結果と、通信網切り替えの設定情報などを用いて、通信網の切り替えを行うかどうかの判定を行う。判定結果は、通信制御部108に送信され、第1通信部101と第2通信部102の通信動作の切替が行われる。位置情報制御部106は、端末の位置情報の取得や地図情報の取得及び格納、入力部にユーザが入力した領域情報などの設定情報の記憶部への格納及び更新などを行う。記憶部105には、前記設定情報、前記測位結果情報または前記地図情報などが格納される。
図2に、移動体通信装置100において、端末位置に応じた通信網切り替えの設定を行うときの処理フローを示す。
移動体通信装置100は、当該端末の現在の位置情報(例えば緯度と経度)とを取得するために、測位サーバ110に対して測位要求を送信する(S200:ステップ200以下同様。)。測位サーバ110は、S200の測位要求に応じて、移動体通信装置100の測位を行い、その測位結果として端末位置の緯度と経度などの位置を示す情報を測位データ(測位サーバが計測した移動体通信装置100の位置情報)として移動体通信装置100へ送信する(S201)。ただし、例えば測位サーバ110から位置情報がブロードキャストされているような場合は、S200の測位要求の送信は不要である。
またS201の測位データの形式は必ずしも緯度と経度である必要はなく、例えば移動体通信装置100が現在位置を知り得る何らかの座標系の座標値であってよい。さらに、要求する測位位置は必ずしも移動体通信装置100の現在位置である必要はなく、位置を特定し得る情報(例えば住所、駅名、施設名など)を任意に指定してもよい。この場合には測位サーバ110は、測位処理を行わず、指定場所に対応する緯度と経度とをデータベースから取得し、この取得した緯度と経度の情報をS201の測位データとして移動体通信装置100へ送信する。
移動体通信装置100は、地図情報サーバ109に対し、取得した位置情報の周辺の地図情報の要求を送信する(S202)。地図情報サーバ109は、S202の地図情報要求において指定された位置の周辺の地図情報を移動体通信装置100に対して送信する(S203)。ここでS203の地図情報には、例えば、地図の縦横の解像度と縮尺情報が含まれていてもよく、位置情報制御部106は表示部103で表示するときの画素間隔に対する地図上の距離との関係を算出して、表示部に表示させてもよい。なお、要求する地図の場所は、必ずしも移動体通信装置100の現在位置である必要はなく、場所を特定し得る任意の情報(例えば住所、駅名、施設名など)であってもよい。S203で取得した地図情報は、記憶部105へ格納される。
次に、移動体通信装置100において無線メディアの切り替えを行う領域を設定する領域設定処理S204を行う。図3の(1)(2)(3)に、領域設定処理S204における領域の設定時に表示部103に表示される表示画面の例を示す。例えば、これらの図ではS203で取得した地図情報を用いて生成した地図が背景として表示されている。図3(1)では、指定した位置からの半径を入力することにより、領域を設定する例を示している。図3(2)は、指定した位置からの東西南北の向きへのそれぞれの距離を入力することにより、矩形の領域を設定する例を示している。図3(3)は、地図上で3つ以上の頂点を設定することにより、頂点で囲まれる多角形の領域を設定する例を示している。なお、特定の範囲の領域を設定できるものであれば、上記に限らず、どのような方法でも構わない。これらの数値や頂点の設定は、ユーザが移動体通信装置100上の入力部104を介して行う。以上の例のようにして設定した領域の情報は、図3(4)で示すように、名称を設定し、記憶部105に保存してもよい。以上のような領域を、設定を行いたい領域の数だけ繰り返し作成して保存する。なお、記憶部105は、さらに処理S204において設定した領域以外の領域を表す領域の情報を保持し、当該領域に対しても無線メディアの設定が可能である。この場合、当該領域は例えば、「領域設定外」という名称を表示して識別を容易にしてもよい。
以上説明した図3の領域設定処理S204における表示部103の表示画面は、例えば、位置情報制御部106がS201の測位データやS203の地図情報などを用いて画面情報を生成し、表示部103に送信して表示すればよい。
次に図2の処理S205において、設定した領域に対して無線メディアの設定を行う。この無線メディアの設定を行うにはまず、表示部103は図4(1)に示すような表示画面を表示し、ユーザは保存済み領域情報の中から、無線メディアを設定する領域情報を一つ選択する。次に、表示部103は図4(2) に示すような表示画面を表示し、ユーザは図4(1)で選択した領域において利用する無線メディアの少なくとも一つ以上に優先順位をつけて指定し、記憶部105に保存する。
またこのとき、それぞれの領域に対して無線メディアを指定するだけでなく、それぞれの領域に対して、位置に応じた動作設定を行ってもよい。例えば、後述するように、移動体通信装置100で定期的に測位する場合、場所に応じて測位の時間間隔を変えることや、異なる測位サーバを設定することなどの動作設定を行ってもよい。
さらに本実施例の移動体通信装置の通信によるコンテンツの受信において、無線メディアに応じた動作設定を行ってもよい。例えば、同一内容で複数の異なるビットレートから構成されるようなマルチレート映像コンテンツを受信する場合に、それぞれの無線メディアの通信速度に応じたビットレートを設定しておき、無線メディアを切り替えるときにビットレートを選択してコンテンツを受信しても構わない。
以上により、移動体通信装置100の位置に応じた無線メディアの切り替えの設定が完了する。
図5は記憶部105に保持される領域情報リスト500の例を示す。それぞれの領域情報には例えば領域名、領域形状、この領域形状に応じた領域データ、及び無線メディア設定番号などが含まれる。この領域データとしては、図5の例では、例えば領域の形状が円であれば、中心の緯度と経度、および中心からの半径等とが保存される。また例えば、領域の形状が矩形、多角形等であれば、頂点の緯度と経度等とが領域データとして保存される。また設定領域外の領域情報には、領域形状や領域データは保存されない。無線メディア設定番号は図6に示す無線メディア設定リスト600における各利用無線メディア設定に対応するデータ番号である。
図6は記憶部105に保持される無線メディア設定リスト600を示す。利用無線メディアの設定情報としては、上記で述べた、個々の領域で利用する無線メディアの優先順位の設定や、測位関連動作の設定、コンテンツの動作設定などが含まれる。例えば、上記に説明したとおり、測位関連動作の設定としてユーザ位置に応じて測位間隔と測位サーバを設定し、コンテンツの動作設定項目としてマルチレート映像ストリーミングサービス受信時の想定ビットレートや初期バッファリングを設定する場合は、無線メディア設定リスト600に図6のようにデータを格納すればよい。
図2において上記に説明した処理S205の設定(位置に応じた無線メディアの設定)が完了すると、次に移動体通信装置100では、定期的に測位サーバ110に対して測位要求を送信し(S206)、測位サーバ110から現在位置の測位データを受信する(S207)。移動体通信装置100における通信切り替え判定部107は、記憶部105に格納される領域情報リスト500の領域データを探索し、S207の測位データが示す位置がどの領域内に含まれるかの領域判定を行う(S208)。そして、領域判定の結果に基づいて、S207の測位データの含まれる領域に対して設定されている無線メディア設定情報を、無線メディア設定リスト600から取得する。次にそれぞれの通信部(本実施例では通信部101と通信部102)から、それぞれの通信部の通信状態情報を取得する。さらに、通信切り替え判定部107は、該通信状態情報と無線メディア設定情報を用いて、優先度順に無線メディアの利用可能状況を判定し、それぞれ利用可能であるかどうかを判定する(S209)。次に、条件判定処理S209において利用可能と判定された無線メディアのうち最も優先順位の高い無線メディアがいずれの無線メディアであるかを判定し、その判定結果の情報を通信制御部108に送信する。そして通信制御部108はその判定結果の情報を用いて無線メディアの切り替えを行う(S210)。無線メディアの切り替え処理S210の方法は、例えば特開2004-356922号に開示される切り替え手法などを用いてもよい。移動体通信装置100では、以上説明した測位データの取得処理S207、領域判定処理S208、無線メディア切り替え処理S210を定期的に繰り返し実行する。これにより、領域情報リスト500と無線メディア設定リスト600に格納されたデータに基づいた無線メディアに切り替えが行われ、ユーザは通信の途中であっても、場所に応じて予めユーザ自身が指定した無線メディアに切り替えて、通信サービスを継続することが可能である。
次に図7を用いて、移動体通信装置100上で既に保存した領域情報を確認する処理を説明する。位置情報制御部106は、記憶部105内の領域情報リスト500に保存されている領域情報を表示部103表示させてユーザへ提示する。当該表示画面の一例を図7(1)に示す。図7(1)の表示画面にてユーザが入力部104を介して確認を行いたい領域情報を選択すると、位置情報制御部106は、図2のS200からS203で述べた処理フローと同様に、現在位置の測位要求を測位サーバ110へ送信し(S201)、現在位置情報(測位結果)を取得する。そして現在位置の地図情報を地図情報サーバに対して要求し(S202)、現在位置周辺の地図情報を取得し(S203)、表示部103にS203の地図情報を表示する。このとき、記憶部105に保持される地図情報を用いることができる場合は、S203の地図情報のかわりに記憶部105が保持する該地図情報を用いてもよい。次に前記地図情報と選択した領域情報を用いて、両者を重ねて示した地図情報を生成する。これにより選択した領域を、現在位置を中心に置いた地図上で確認することができる。当該確認画面の一例を図7(2)に示す。図7(2)の例では、現在の位置を地図表示の中心位置に配置し、選択した領域を地図上に表示した。しかし例えば、図7(3)に示すように、上記における地図情報の取得の際、領域を表示するための重心位置Pを求め、この点Pの周辺の地図情報を地図情報サーバに要求し(S202)、地図情報を取得し(S203)、表示部103にS203の地図情報を表示し、重心位置Pを地図表示の中心としてもよい。この場合、選択された領域を画面の中心で確認することができる。上記の図7(2)、図7(3)のいずれの表示形式においても、例えば、図7(4)のように、選択した領域情報に対して設定されている無線メディア設定情報を取得し表示する。
上記のように、記憶部105に保持される領域情報を地図情報と重ね合わせて表示し、さらにその領域の無線メディア設定を表示することで、設定されている領域情報をよりわかりやすく確認することができる。
さらに、例えば図7(4)の画面表示から、設定済みの無線メディア設定内容を変更することができるようにしてもよい。
以上で述べたように、本実施例によれば、移動体通信装置は測位サーバから任意の位置の位置情報を取得し、地図情報サーバからその位置の周辺の地図情報を取得して表示し、表示された地図上で領域を図形により設定し、その領域において利用する無線メディアの種類を設定することができる。
よって本実施例の移動体通信装置はユーザが指定する任意の位置ごとに使用する無線メディアの選択や優先順位の設定などの設定ができ、通信サービスの性質や条件等を選択してよりユーザの意図に合った好適な通信環境を得ることができる。
次に図8を用いて、本発明の第2の実施例を説明する。実施例2による位置情報に応じた無線メディア切り替えの設定方法では、実施例1による設定方法に加え、さらに設定した領域の境界付近の領域における無線メディア切り替え動作の詳細設定をさらに行う。以下に実施例2における無線メディア切り替えの設定方法を説明する。
移動体通信装置100が測位サーバ110から受信する図2におけるS207の測位データには時間によって変動する誤差が含まれている場合がある。このような変動誤差が存在する場合は、前記領域の境界付近の位置では、たとえ実際の移動体通信装置100の位置の変化がない場合でも、移動体通信装置100は測位サーバ110の測定データの誤差の変動に従い、移動体通信装置100自身が当該領域の内である判定と、当該領域の外である判定とを繰り返し、好適な通信環境が得られない場合が考えられる。
そこで実施例2ではこのような場合でも、安定した通信環境を得るために、例えば以下に説明するように当該境界付近において無線メディア切り替え動作の制限領域を設定する。
図8に、上で述べた制限領域の設定表示画面例を示す。図8では、領域の境界線800に対して幅を設定し、この幅で表される領域を制限領域として定義する。同図では円形の領域の例のみを示しているが、図3のように矩形や多角形についても同様に変動領域を定義してもよい。このようにして設定された制限領域は、記憶部105内の領域情報リスト500に、元の領域に関連付けされて格納される。
なお、図8に示す領域A、Cはそれぞれ第1通信部、第2通信部にて通信を行うと設定されているとする。領域Bは領域A、Cの境界線800を含み、例えば境界線801及び802で囲まれる制限領域であるとする。また、位置a、b、cはそれぞれ領域A、B、C内にある位置とする。また、説明の便宜上、特に記載がない限り位置サーバからの測位データには誤差が無いものとする。
なお、領域A、B、C、位置a、b、cは全て本実施例の説明のため、便宜上記載したものであり、いずれも設定表示画面例に表示しているものではない。また、図8に示される境界線800、801、802はいずれも表示してもしなくても構わない。
次にこの制限領域付近での無線メディア切り替え動作の一例を説明する。はじめに、第1の移動例として、移動体通信装置100が領域Aから領域Cに移動する場合に関して説明する。まず、移動体通信装置100が位置aで第1通信部による通信を実施しており、そのまま位置bに移動した場合は、移動体通信装置100は第1通信部による通信を継続する。次に、そのまま位置cに移動した場合は、領域Bから領域Cに出る際に、移動体通信装置100は第1通信部による通信から第2通信部による通信への無線メディア切り替え動作を行う。
次に、第2の移動例として、移動体通信装置100が領域Cから領域Aに移動する場合に関して説明する。まず、移動体通信装置100が位置cで第2通信部による通信を実施しており、そのまま位置bに移動した場合は、移動体通信装置100は第2通信部による通信を継続する。次に、そのまま位置aに移動した場合は、領域Bから領域Aに入る際に、移動体通信装置100は第2通信部による通信から第3通信部による通信への無線メディア切り替え動作を行う。
次に、第3の移動例として、移動体通信装置100が領域Aから領域Bに移動し、再び領域Bに戻る場合に関して説明する。まず、移動体通信装置100が位置aで第1通信部による通信を実施しており、そのまま位置bに移動した場合は、移動体通信装置100は第1通信部による通信を継続する。次に、ふたたび位置aに移動した場合も、移動体通信装置100は無線メディア切り替え動作を行わず、第1通信部による通信を継続する。
最後に、第4の移動例として、移動体通信装置100が領域Cから領域Bに移動し、再び領域Cに戻る場合に関して説明する。まず、移動体通信装置100が位置cで第2通信部による通信を実施しており、そのまま位置bに移動した場合は、移動体通信装置100は第2通信部による通信を継続する。次に、ふたたび位置cに移動した場合も、移動体通信装置100は無線メディア切り替え動作を行わず、第2通信部による通信を継続する。
なお、このような無線メディア切り替え動作を制限する領域を設定する場合は、領域情報リスト500のデータに当該領域は無線メディア切り替え動作の制限領域であることを示すデータを格納すればよい。すなわち、例えば、入力部104から入力され、位置情報制御部106が記憶部105に格納する設定情報に、当該領域は無線メディア切り替え動作の制限領域であることを示す情報を含めればよい。
以上説明した第1乃至第4の移動例での移動体通信装置100は無線メディア切り替え動作を纏めて説明すると以下のようになる。
すなわち移動体通信装置100は他の領域から制限領域に入るときは無線メディア切り替え動作を行ず、元の領域に設定されている通信部での通信を継続する。次に制限領域から制限領域に入ってきた領域と異なる領域に出るときは、無線メディア切り替え動作を行い、移動先の領域に設定されている通信部での通信に切り替え、制限領域に入ってきた領域と同じ領域に戻るときは、無線メディア切り替え動作を行わず、移動先の領域に設定されている通信部での通信に切り替える。
よって、2つの領域の境界線800付近において、移動体通信装置100がどちらの領域にある場合も、制限領域境界線801または802のうち、現在の移動体通信装置100の位置する領域ではない方の領域側にある境界線で行われる。
このようにすれば、無線メディア切り替え動作は制限領域の2つの境界の間を横断して移動しない限り発生しないこととなる。すなわち、制限領域の2つの境界の距離を前記測位データの誤差によって移動体通信装置100が認識する誤差の範囲よりも大きく設定すれば、実際の移動体通信装置100がたとえ境界付近位置であっても、頻繁な無線メディア切り替え動作の発生を防止することができる。
なお、この制限領域はユーザが設定する例を示したが、出荷時から移動体通信装置100にデフォルトの制限領域の幅や、境界線からの距離などを設定しておいて、自動的に頻繁な無線メディア切り替え動作の発生を防止するようにしてもよい。
以上で述べたように、本実施例によれば、移動体通信装置は異なる無線メディアが設定された複数の領域の境界線付近に位置している場合も、測位データの誤差による頻繁な無線メディア切り替え動作の発生を防ぐことが可能となり、安定した通信環境を実現することができる。
次に、図9と図10を用いて、本発明の第3の実施例による無線メディア切り替えの設定方法を説明する。実施例3による無線メディア切り替えの設定方法では、実施例1における無線メディア切り替えの設定方法のS204の処理において領域を地図情報上で設定する際に、それぞれの無線メディアの電波強度の情報を地図上に重ねて表示することで、無線メディアの電波強度を考慮して領域を設定し、無線メディアの切り替え設定を行う。
図9は、電波強度履歴リスト900のデータ構成例を示している。電波強度履歴リスト900は、各地点における各無線メディアの電波強度を格納したリストであり、記憶部105に保持される。該電波強度は、実施例1におけるS206の測位要求の送信とS207の測位データの取得による定期的な測位を行ったときに計測される。図10は、図2のS204の領域設定の処理の際に、図3の領域設定の表示に加えて、電波強度履歴リスト900に格納されるデータの一部を、電波強度の分布を数値で表示している。図10の例では、例えば、電波強度を5段階の数値で示している。数値が大きいほど電波強度が大きいことを示してある。この電波強度の表現は段階数を5段階よりも小さくしても、大きくしてもよい。また数値で表現するのでなくとも、表示色を異ならせても構わない。
図9は、電波強度履歴リスト900のデータ構成例を示している。電波強度履歴リスト900は、各地点における各無線メディアの電波強度を格納したリストであり、記憶部105に保持される。該電波強度は、実施例1におけるS206の測位要求の送信とS207の測位データの取得による定期的な測位を行ったときに計測される。図10は、図2のS204の領域設定の処理の際に、図3の領域設定の表示に加えて、電波強度履歴リスト900に格納されるデータの一部を、電波強度の分布を数値で表示している。図10の例では、例えば、電波強度を5段階の数値で示している。数値が大きいほど電波強度が大きいことを示してある。この電波強度の表現は段階数を5段階よりも小さくしても、大きくしてもよい。また数値で表現するのでなくとも、表示色を異ならせても構わない。
なお、図10では、一例として無線LANの電波強度の分布の表示を示しているが、ユーザの選択により、他の無線メディアの電波強度の表示に切り替えるようにしてもよい。
また、図10の電波強度の分布の表示に代えて、図11に示すように、無線LANのアクセスポイント等の通信接続事業者の基地局の位置を地図上に重ね合わせて表示してもよい。この場合は、移動体通信装置100はいずれかの通信部によってネットワークを介して接続される通信接続事業者のサーバ等から無線LANアクセスポイントの設置位置の情報を入手し、これらの設置位置を地図上に重ねて表示してもよい。このようにすれば、無線メディアの切り替えを設定する際にユーザが参考とすることができる。
以上で述べたように、本実施例によれば、無線メディア切り替えのための領域を設定するときに、電波強度の分布や通信接続事業者の基地局の位置を地図上に重ね合わせて表示することで、よりユーザに把握しやすい情報を提供し、より適切な領域設定、無線メディアの設定を促すことができる。
次に、図12と図13を用いて、本発明の第4の実施例による無線メディア切り替えの設定方法を説明する。本発明の実施例4による無線メディア切り替えの設定方法では、外部のPC(パーソナル・コンピュータ)111などの情報処理装置により移動体通信装置100の無線メディア切り替えの設定を行う。
図12に、本発明の実施例4のシステム構成を示す。図12は図1のシステム構成に、移動体通信装置100とインターネットもしくは専用線で接続可能な位置情報設定サーバ112と、この位置情報設定サーバ112とインターネットもしくは専用線で接続可能なPC111が加えられた構成となっている。位置情報設定サーバ112は、PC111に対して実施例1と実施例2で説明した移動体通信装置100の表示部103に表示されるインターフェースと同等のインターフェースを提供する。このインターフェースは、例えば、図3、図4、図7、図8、図10、図11に示される表示を行うものである。これらインターフェースが例えばHTMLで記述されたメニュー画面により提供される場合には、PC111は、WEBブラウザにより設定を行うことができる。ユーザは、該インターフェースを用いて、PC111から移動体通信装置100の無線メディア切り替えの設定を行う。
図13に、実施例4による無線メディア切り替えの設定の処理フローの一例を示す。まず、PC111は、WEBブラウザにより、位置情報設定サーバ112のURLへアクセスし、位置情報設定サーバ112から位置情報設定用のメニュー画面を受信する。PC111が上記メニュー画面を介し、移動体通信装置100を同定する電話番号、認証パスワードを含む設定要求を位置情報設定サーバ112へ送信する(S1301)。位置情報設定サーバ112は、この電話番号から移動体通信装置100を特定し、設定要求を移動体通信装置100へ転送する(S1302)。移動体通信装置100は、S1302の設定要求に含まれる認証パスワードにより、PC111上のユーザに対して認証処理を行う(S1303)。ここでいう認証とは、認証パスワードと移動体通信装置100が保持する情報等を比較して一定の条件をみたす場合に許可とする等の処理を行う。認証処理(S1303)により、設定が許可されると、応答を位置情報設定サーバ112へ返す(S1304)。位置情報設定サーバ112は、応答メッセージをPC111へ送信する(S1305)。
次に、PC111上のユーザは、上記の設定が許可されると、上記メニュー画面を介し、測位要求を位置情報設定サーバS112へ送信する(S1306)。このS1306の測位要求の詳細は実施例1のS200の測位要求に相当するが、例えば、S200と異なり要求元が認証処理済みのPC111であることを示す認証情報を含まれてもよい。位置情報設定サーバS112は、受信した測位要求を移動体通信装置100へ転送する(S1307)。移動体通信装置100は、S1307の測位要求に含まれる認証情報を元に、既に認証済みであるPC111からの要求であることを確認する。次に、移動体通信装置100は測位サーバ110に対し、測位要求を送信し(S1308)、測位サーバ110から測位データを受信する(S1309)。なお、S1308の測位要求とS1309の測位データの詳細は、図2のS200の測位要求、S201の測位データにそれぞれ相当する。そして位置情報設定サーバ112は測位データを受信し(S1310)、PC111へ測位データを転送する(S1311)。なお、S1306の測位要求の送信からS1311の測位データの取得までをPCの測位データの取得処理は必ずしも必要は無い。本処理を不用とする場合は、以下に説明する地図の取得処理に用いる任意の位置をPC111にて設定するなどしてもよい。
次に、PC111は地図情報の取得の処理を行う。以下にこれを説明する。まずPC111は取得する地図の位置を、S1311で取得した測位データを用いて算出する。ここで取得する地図とは実施例1、2の図7乃至図11に示される領域設定時の表示画面に用いる地図である。次に、PC111は地図情報要求を位置情報設定サーバS112へ送信する(S1312)。S1312の地図情報要求は実施例1のS202の地図情報要求に相当する。位置情報設定サーバS112は、受信した地図情報要求を地図情報サーバ109へ転送する(S1313)。次に、地図情報サーバ109は位置情報設定サーバ112に対し、要求された位置周辺の地図情報を送信する(S1314)。位置情報設定サーバ112は、受信した地図情報をPC111に送信する(S1315)。なお、上記地図情報の取得の処理では、PC111は位置情報設定サーバ112を介して地図情報サーバ109にアクセスしているが、PC111が位置情報設定サーバ112を介さずに地図情報サーバ109から地図情報を取得しても構わない。S1315の地図情報を取得したのち、PC111の表示画面には、実施例1の端末の表示画面と同様に、移動体通信装置100の現在位置や、任意の位置での地図情報が表示される。
次に、PC111上で、領域設定処理S1316を行う。領域設定処理S1316の詳細は、実施例1と同様におこなう。すなわち、図3の説明にて述べたように、地図情報上で円形や矩形、多角形などにより、無線メディアを設定するための領域を設定する。領域設定情報は、PC111から位置情報サーバ112に送信され(S1317)。さらに位置情報サーバ112により転送され、移動体通信装置100へ送られる(S1318)。移動体通信装置100では、S1318の設定領域情報を、記憶部105に格納する。格納される形式は図5で述べた形式と同様である。
次に、移動体通信装置100は、設定領域情報が正しく格納されたことを示す応答メッセージを位置情報設定サーバ112に返信し(S1320)、PC111に応答として送信され(S1321)、PC111のメニュー上に提示される。
また移動体通信装置100に保存された領域情報は、後からPC111に取り出すことも可能である。例えば、PC111が領域呼び出し情報を位置情報設定サーバ112へ送信し(S1322)、位置情報設定サーバ112は領域呼び出し情報を移動体通信装置100に送信する(S1323)。次にS1323の領域呼び出し情報を受信した移動体通信装置100は、領域情報を位置情報設定サーバ112に送信し(S1324)、位置情報設定サーバ112はこの領域情報をPC111に送信する(S1325)。これにより、移動体通信装置100に保存された領域情報を再度PC111が取得することができる。
さらにPC111において再度取得した領域情報を確認するときは、S1315の処理において既に取得されている地図情報と再度S1322からS1325の処理を行って取得した領域情報を合成した表示を行えば可能となる。
次に、PC111上での、無線メディア設定処理S1326を説明する。PC111上での無線メディア設定処理S1326の詳細は、実施例1の移動体通信装置100における処理S205とほぼ同様である。まず、S1322により選択した領域情報に対して、前記メニューを介して位置情報設定サーバ112へ無線メディアの設定情報を送信する(S1327)。S1327の設定情報は位置情報設定サーバ112により移動体通信装置100へ転送される(S1328)。移動体通信装置100は、S1328で受信した無線メディア情報を、記憶部105に格納する処理S1329を行う。格納される形式は図6で述べた形式と同様である。次に、移動体通信装置100は設定した無線メディア情報が正しく格納されたことを示す応答メッセージを位置情報設定サーバ112に返し(S1330)、位置情報設定サーバ112はこの応答メッセージをPC111に送信する(S1331)。S1331の応答メッセージはPC111にメニュー上で提示される。
なお、S1322からS1325までの処理(PCによる移動体通信装置の領域情報の呼び出し処理)は、改めて呼び出しを行う必要が無ければ、実施しなくとも構わない。
また、S1316からS1321までの処理(PCによる移動体通信装置の領域設定の処理)と、S1326からS1331までの処理(PCによる移動体通信装置の無線メディア設定の処理)は、別々の処理としてに説明したが、これらの処理のデータの送受信は並列的に実施してもよい。すなわちS1316とS1326の処理をまず、PC111上で実施し、領域と無線メディアの設定情報をともに移動体通信装置100に送信する。次に移動体通信装置100が該設定情報を保存し、応答をPC111に返信するとしてもよい。このようにすれば、データの送受信処理を減らすことが可能となり、処理フローを簡素化できる。
なお、上記の位置情報設定サーバ機能は、上記PC111に実装されていてもよい。この場合はPC111は直接に移動体通信装置100と通信を行うことで上述の位置情報設定が可能である。
以上の述べたように、本実施例によれば、ユーザはPCなどの情報処理装置により、ネットワークを介して位置情報設定サーバにアクセスし、この位置情報設定サーバが提供するメニュー画面を通じて位置情報に応じた無線メディアの切り替えの設定を行うことができる。これにより、移動体通信装置の小さい画面ではなく、PC等のより大きく高解像度な画面上で地図情報を表示し、所望の領域を設定することができ、好適な操作環境を実現でき、より詳細な無線メディア切り替えの設定を行うことができる。
なお、以上説明したいずれの実施例においても、ユーザはそれぞれの実施例に記載された無線メディアの切り替えの設定に基づいて、無線メディアに切り替えながら通信サービスを継続することが可能である。
また、以上説明した実施例はいずれを組み合わせて用いても、本発明の1つの実施の形態となりえる。
以上説明した本発明の移動体通信装置及び移動体通信装置を含んだシステムによれば、ユーザは任意の位置ごとに、通信サービスの性質や条件等の異なる無線メディアのうちから使用したい無線メディアを選択でき、よりユーザの意図に合った好適な通信環境を得ることができる。また、無線メディアの切り替え領域の境界線の位置付近において切り替えの制限領域を設定することにより、より安定した通信環境を得ることができる。また、情報処理装置を用いた無線メディアの設定方法を用いることにより、より好適な操作環境を実現でき、より詳細な無線メディア切り替えの設定を行うことができる。
100…移動体通信装置、101…第1通信部、102…第2通信部、103・・・表示部、104…入力部、105…記憶部、106…位置情報制御部、107…通信切り替え判定部、108…通信制御部、109…地図情報サーバ、110…測位サーバ、111…PC、112…位置情報設定サーバ、500…領域情報リスト、600…無線メディア設定リスト、800…境界線、801…境界線、802…境界線、900…電波強度履歴リスト
Claims (19)
- 通信装置であって、
複数の通信部と、
該複数の通信部の動作を制御する通信制御部と、
入力部とを備え、
該入力部から該通信装置の位置と該複数の通信部の少なくとも一つの通信部とに関する設定情報が入力され、
該通信制御部は、該入力部から入力された該設定情報を用いて、該通信部の動作の切り替えを行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記複数の通信部の切り替え判定を行う通信切り替え判定部と、
記憶部とを備え、
該設定情報には少なくとも一つの領域情報が含まれ、
該記憶部は、該領域情報と前記通信部が外部から取得する前記通信装置の位置情報とを保持し、
該通信切り替え判定部は、該領域情報と該位置情報とを用いて該位置情報に示される位置が該領域情報に示される領域に含まれるか否かの判定を行い、前記通信制御部に判定結果を送信し、
前記通信制御部は該判定結果を用いて前記通信部の動作の切り替えを行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項2に記載の通信装置であって、
さらに位置情報制御部を備え、
該位置情報制御部は、前記位置情報の取得を指示する信号を前記通信制御部に発信し、
前記通信制御部は前記通信部に外部から前記位置情報を取得させ、
該位置情報制御部は前記通信部が取得した前記位置情報を前記記憶部に格納することを特徴とする通信装置。 - 請求項3に記載の通信装置であって、
前記通信装置はさらに表示部を備え、前記記憶部はさらに地図情報を保持し、
前記位置情報制御部は、前記地図情報と前記位置情報を用いた表示情報を生成して該表示部に送信し、
該表示部は、該表示情報を用いて生成した表示画面を表示することを特徴とする通信装置。 - 請求項4に記載の通信装置であって、
前記領域情報の示す領域は前記複数の通信部のうち少なくとも一の通信部に対応付けられており、
前記表示部は、前記地図情報を用いて生成する地図と前記領域とをあわせて表示することを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置であって、
前記領域が円形の領域であることを特徴とする通信装置。 - 請求項6に記載の通信装置であって、
前記設定情報は前記円形の半径に関する情報を含むことを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置であって、
前記領域が矩形もしくは多角形の領域であることを特徴とする通信装置。 - 請求項8に記載の通信装置であって、
前記設定情報は前記矩形もしくは前記多角形の頂点の位置情報に関する情報であることを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置であって、
前記設定情報は前記領域において前記通信部の動作の切り替えを制限する情報を含むことを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置であって、
前記複数の通信部の少なくとも一つの通信方式は無線通信方式であり、
前記表示部は、前記地図と前記無線通信の電波強度に関する情報とをあわせて表示することを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置であって、
前記複数の通信部の少なくとも一つの通信方式は基地局から電波を発信して行う無線通信方式であり、
前記表示部は、前記地図と前記基地局の位置情報とをあわせて表示することを特徴とする通信装置。 - 通信装置であって、
複数の通信部と、
該複数の通信部の動作を制御する通信制御部と、
設定情報を入力する入力部と、
該複数の通信部の切り替え判定を行う通信切り替え判定部と、
記憶部とを備え、
該通信部の少なくとも一つは無線通信方式であり、
該通信部は、無線通信を介して接続される測位情報サーバと通信を行い、
該記憶部は、該入力部から入力された設定情報に含まれる領域情報と、該通信部が該測位情報サーバから取得する該通信装置の位置情報とを保持し、
該通信切り替え判定部は、該位置情報と該領域情報を用いて、該位置情報に示される位置が該領域情報に示される領域に含まれるか否かの判定を行い、該通信制御部に判定結果を送信し、
該通信制御部は該判定結果を用いて該通信部の動作の切り替えを行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項13に記載の通信装置であって、
さらに位置情報制御部と、
表示部とを備え、
前記通信部は、さらに無線通信を介して接続される地図情報サーバと通信を行い、
前記記憶部は、さらに前記通信部が該地図情報サーバから取得する地図情報を保持し、
該位置情報制御部は、該地図情報と前記位置情報を用いた表示情報を生成して該表示部に送信し、
該表示部は、該表示情報を用いて生成した表示画面を表示することを特徴とする通信装置。 - 請求項13に記載の通信装置であって、
前記通信部は定期的に前記測位情報サーバから新たな位置情報を取得し、
前記位置情報制御部は、該定期的に取得された位置情報によって、前記記憶部に保持される前記位置情報を更新することを特徴とする通信装置。 - 複数の通信部を備える通信装置と、
ネットワークに接続された情報処理装置と、
該ネットワークに接続され、該通信装置の位置情報を管理する位置情報管理サーバと、
該ネットワークに接続され、該通信装置に地図情報を送信する地図サーバとを備え、
該情報処理装置は、該位置情報管理サーバを経由して、該通信装置に認証情報を送信し、
該通信装置は該認証情報による認証が成功した場合に、該位置情報管理サーバを経由して該情報処理装置に応答情報を送信し、
該情報処理装置は、該応答情報を取得した場合に、地図情報要求を生成し、該地図情報要求を該地図情報サーバに送信し、
該地図情報サーバは、取得した該地図情報要求に対応する地図情報を該情報処理装置に送信し、
該情報処理装置は該地図情報を用いて設定画面を表示し、該複数の通信部の切り替えの設定を行うことを特徴とする通信システム。 - 請求項16に記載の通信システムであって、
前記ネットワークに接続され、前期通信装置の位置のデータを計測する測位サーバをさらに備え、
前記情報処理装置は、前記応答情報を取得した場合に、前記位置情報管理サーバを経由して該測位サーバに前記通信装置の位置を計測するための測位要求情報を送信し、
該測位サーバは、前記通信装置の位置を計測した測位データを前記位置情報管理サーバを経由して、前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は該測位データを取得した場合、該測位データを用いて前記地図情報要求を生成することを特徴とする通信システム。 - 複数の通信部を備える通信装置における通信切り替え方法であって、
該通信装置とネットワークを介して接続される情報処理装置が、該ネットワークに接続される地図サーバから該地図情報を取得するステップと、該地図情報を用いて表示部に設定画面を表示するステップと、該設定画面において設定された設定情報を該通信装置に送信するステップとを実行し、
更に該通信装置が、前記情報処理装置から送信された該設定情報を用いて該複数の通信部の動作切り替えを設定するステップを実行することを特徴とする通信装置の設定方法。 - 複数の通信部を備える通信装置における通信切り替え方法であって、
該通信装置とネットワークを介して接続される情報処理装置が、該ネットワークに接続され、該通信装置の位置のデータを計測する測位サーバから該通信装置の位置を計測した測位データを取得するステップと、取得する地図情報の位置を該測位データを用いて決定するステップと、該ネットワークに接続される地図サーバから該地図情報を取得するステップと、該測位データと該地図情報を用いて表示部に設定画面を表示するステップと、該設定画面において設定された設定情報を該通信装置に送信するステップとを実行し、
更に該通信装置が、前記情報処理装置から送信された該設定情報を用いて該複数の通信部の動作切り替えを設定するステップを実行することを特徴とする通信装置の設定方法。
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