JP2005328409A - 通信システム切り替え方法とその端末、サーバ及び移動通信システム - Google Patents

通信システム切り替え方法とその端末、サーバ及び移動通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者のポリシーや周辺の電波環境、利用するサービスやコンテンツに応じた無線通信システムの切り替え利用を実現する。
【解決手段】端末の現在位置、端末の移動方向、地図及び道路情報等を用いて、複数存在する無線通信システムの中から、端末が今後利用可能になる無線通信システムを予測し、端末利用者のポリシーに従って切り替え先の無線通信システムを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は移動通信システムとその端末及びサーバ装置に関する。さらに詳しくは、利用者の移動に伴って最適な通信システムを選択し、利用する通信システムを切替える移動通信システムとその方法、端末及びサーバに関する。
移動通信や無線アクセス技術の普及に伴い、セルラ電話、無線LANやDSRC(Dedicated Short Range Communication)等の様々な無線通信システムが存在している。一方、無線通信のブロードバンド化に伴い、通信内容は音声のような低速データから動画のような高速データまでの多岐にわたり、様々な特性を持つようになっている。
このような状況において、通信コストの削減と無線資源の有効利用を両立するためには、利用者のポリシーや周辺の電波環境、利用するサービスやコンテンツに応じて最適な無線通信システムを適宜選択し、現在使用中の無線通信システムから、選択した無線通信システムに接続を切り替えて無線通信を継続する方法が考えられる。このような無線通信システムの切り替えを行う方法として、例えば特開2003-309511号公報(特許文献1)で開示された方法がある。特開2003-309511号公報(特許文献1)では、目的地までの経路検索結果と利用者のポリシーに基づいて、経路途中で使用する無線通信システムのスケジューリングを行い、ユーザの現在位置に応じて利用する無線通信システムを適宜切り替える方法が開示されている。
特開2003-309511号公報
特開2004-101254号公報
例えば通勤や通学のように通いなれた道を通行する場合は、目的地までの経路検索は一般的には行わないと考えられる。また、徒歩や自転車、鉄道などを用いて移動する場合も、一般的には経路検索を行わない場合が多いと考えられる。このように経路検索を行わない場合、従来の技術では利用する無線通信システムのスケジューリングを行うことが出来ない。従って利用者は、例えば常にセルラ電話のみのように、単一の通信システムを使用し続けることになると考えられる。この場合、利用者のポリシーや周辺の電波環境、利用するサービスやコンテンツに応じて利用する無線通信システムを切り替えることができない。この結果、通信コストの増大や無線資源の利用効率の低下が発生し、移動通信システム利用者の利便性が低下する。
上記の課題を解決するために本発明では、端末の現在位置、端末の移動方向、地図及び道路情報等を用いて、複数存在する無線通信システムの中から、端末が今後利用可能になると予想される通信システムの候補を選出し、端末利用者のポリシーに従って切り替え先の通信システムを決定する。
本発明により、経路検索を行わない場合においても、利用者は自身のポリシーや周辺の電波環境、利用するサービスやコンテンツに応じた無線通信システムの切り替え利用を行うことができる。この結果、通信コストの削減や無線資源の利用効率が向上し、無線通信システム利用者の利便性が向上する。
本発明を適用した無線通信システム切り替え方法を図1に示す。通信が開始されると、ステップ1において、端末情報の取得が実施される。ここで端末情報としては、例えば端末の現在位置に関する情報や、端末がサポートする通信システムの種類、現在使用中のアプリケーションが要求する伝送速度等を用いればよい。また、端末の現在位置に関する情報としては、例えばGPS等の位置検出システムを利用して、端末自身が自分の位置を算出した結果を用いれば良い。また、例えば特開2004-101254号公報(特許文献2)で開示された方法を用いて、ネットワークに接続されたサーバが算出した端末の現在位置を用いても良い。
ステップ2では、ステップ1で得られた端末情報をもとに、当該端末が以後利用可能と予想される無線通信システムの候補を選出する。ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の詳細は後述する。ここで、選出される無線通信システムの候補は1つであっても、複数であっても良い。
ステップ3では、ステップ2で選出された無線通信システムの候補の中から、当該端末が次に利用する無線通信システムを決定する。無線通信システムの決定方法としては、例えば端末の利用者が予め、或いはステップ3の無線通信システム決定時に設定したポリシーに従って、複数の無線通信システム候補の中から1つの無線通信システムを決定すればよい。ここでポリシーとしては、例えば、通信料金が最も安い、通信速度が最も高い、消費電力が最も小さい、利用頻度が最も高い、等の中から1つ、或いは複数を組み合わせて用いれば良い。
ステップ4では、現在利用中の無線通信システムから、ステップ3で決定された切り替え先の無線通信システムへの切り替えを実施するか否かの判定を行う。判定方法としては、例えば、ステップ1で得られた端末の位置情報を用いて、端末が切り替え先の無線通信システムのサービスエリア内に存在するか否かを判定し、サービスエリア内にいる場合は無線通信システムの切り替えを実施し、サービスエリア外にいる場合は、無線通信システムの切り替えを実施しないようにすれば良い。また、ステップ4では、現在利用中の無線通信システムと、ステップ3で決定された切り替え先の無線通信システムが同一の場合は、無線通信システムの切り替えを行わないと判定してもよい。
ステップ5では現在利用中の無線通信システムからステップ3で決定された切り替え先の無線通信システムへの切り替えを行う。切り替え方法としては、例えば端末のパラメータ設定を変更することにより、端末を切り替え先の無線通信システムに対応させればよい。また、例えば端末がソフトウェア無線機で構成されている場合は、端末の動作を規定するソフトウェアを入れ替えることにより、端末を切り替え先の無線通信システムに対応させれば良い。
ステップ5までの動作を完了した場合、或いはステップ4で切り替えを実施しないと判定された場合、端末はステップ1に戻って動作を継続する。ここで、前記ステップ1からステップ4或いはステップ5までの動作の繰り返しは、連続的な繰り返しでも良いし、予め定められた一定時間毎に繰り返しても良い。或いは、端末の利用者からの指示に従って、ステップ1からステップ4或いはステップ5までの動作が行われても良い。
ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の例を図2を用いて説明する。ここでは前記ステップ1で取得される端末情報は、端末の現在位置に関する情報であると仮定する。また、端末は位置102に存在すると仮定する。通信システム1〜8は該端末で利用可能な無線通信システムとする。また図2の破線で囲まれた領域の内側で各無線通信システムが利用可能であると仮定する。ここで通信システム1〜8は全て異なる規格が適用された無線通信システムであっても良いし、同一の規格が適用された無線通信システムを含んでいても良い。
ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の第一例として、端末が存在する位置からある範囲内で利用可能な無線通信システムを全て選出する方法がある。ここである範囲としては、例えば予め定められた半径の園内とすればよい。或いは例えば端末利用者が指定した範囲としても良い。例えば、図2の例において、上記ある範囲が図2に描かれた領域と等しいとすると、ステップ2では切り替え先の無線通信システム候補として、通信システム1〜8全てを選出する。
ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の第二例として、端末の位置の履歴から端末の移動方向を推定し、当該移動方向を考慮して無線通信システムを選出する方法がある。例えば、図2の例において、端末は位置100から位置101を経由して位置102に達していると仮定する。この場合、端末は図2の位置100から位置102の方向に移動していると考えられる。よって、端末の現在位置よりも位置100側に存在する通信システム8は、当該端末によって今後利用される可能性は低いと考えられる。従ってこの場合、ステップ2では切り替え先の無線通信システム候補として、通信システム1〜7を選出する。
ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の第三例として、道路情報を考慮して無線通信システムを選出する方法がある。例えば、図2で端末が位置100から位置102の方向に移動し、また、端末の前方に存在する道路201及び道路202がぞれぞれ図示された矢印の方向の一方通行道路である場合を考える。この場合、端末が自動車に搭載され移動しているとすると、自動車は一方通行に従って移動するため、端末は通信システム7及び通信システム6の利用可能エリア内に入ることは出来ないと考えられる。従ってこの場合、ステップ2では切り替え先の無線通信システム候補として、通信システム1〜5を選出する。なお、端末が自動車に搭載されて移動しているか否かの判定は、例えば端末の移動速度等を用いて、移動速度が速い場合は自動車に搭載されていると判定し、移動速度が遅い場合は自動車に搭載されていないと判定すればよい。
ステップ2における無線通信システム候補の選出方法の第四例として、建物情報を考慮して無線通信システムを選出する方法がある。例えば図2で端末が位置100から位置102の方向に移動し、また、端末の前方に存在する道路201及び道路202がぞれぞれ図示された矢印の方向の一方通行道路であって、端末が自動車に搭載されて移動していると仮定する。ここで、210の位置に建物(図2で灰色で塗りつぶされた部分)が存在することを示す建物情報がある場合を考える。この場合、通信システム5のエリアは建物210の内部に存在すると考えられる。よって、無線通信システム5は、例えば無線LANのホットスポットサービスのように、建物の中に限定した通信エリアを持っていると考えられる。一般に自動車は建物の中に入ることはまれであるため、自動車に搭載された当該端末が通信システム5のエリア内に入る可能性は低いと考えられる。すなわち、当該端末が通信システム5を今後利用する可能性は低いと考えられる。従ってこの場合、ステップ2では切り替え先の無線通信システム候補として、通信システム1〜4を選出する。
上記の本発明の無線通信システム切り替え方法を適用する通信システムの構成の一例を図3に示す。端末10は複数の無線通信システムに対応可能な通信端末である。端末10は前記の無線通信システム切り替え方法を用いて利用する無線通信システムを適宜変更し、ネットワーク15を介して様々なサービスや情報等にアクセスする。基地局11〜13は、それぞれ無線通信システム1、無線通信システム2及び無線通信システムNに対応した基地局である。ここで図3では、簡単のため、1つの無線通信システムにつき1つの基地局のみ図示しているが、1つの無線通信システムには複数の基地局が配置されていても良い。また図3では、例えば無線通信システム1の基地局11と無線通信システム2の基地局2は別々の基地局として描かれているが、1つの基地局が無線通信システム1と無線通信システム2の両方に対応していても良い。ネットワーク15は例えば固定電話網やパケット交換網等から構成され、無線通信システム基地局や各種サーバ等を相互接続する。サーバ14はネットワーク15に接続され、前記の無線通信システム切り替え方法に必要な制御や、端末10へのサービス提供等を行う。なお図3では簡単のためサーバはサーバ14のみ図示しているが、複数のサーバがネットワーク15に接続されていても良い。
図3の通信システムにおいて、前記の無線通信システム切り替え方法を実現するための処理の流れの第一例を図4に示す。図4において、図1に示したステップと同一の処理を行うステップには図1と同一の番号が付してあり、各ステップの詳細は前述しているので省略する。まず端末10はステップ1の処理を実施し、自端末の端末情報を取得する。次に端末10は現在利用中の無線通信システムを用いて、自端末の端末情報をサーバ14に報告する。サーバ14は端末10の端末情報を用いて、ステップ2の処理を実施し、切り替え先の通信システムの候補を選出する。次にサーバ14は、端末10が現在利用中の無線通信システムを用いて、切り替え先の無線通信システム候補の選出結果を端末10に通知する。端末10はステップ3の処理を実施して、通知された選出結果の中から、切り替え先の無線通信システムを決定する。次に端末10はステップ4の処理を実施して、利用する無線通信システムを現在利用中の無線通信システムから切り替え先に選ばれた無線通信システムに切り替えるか否かの判定を行う。ステップ4で切り替えを行うと判定されると、端末10はステップ5の処理を実施して、利用する無線通信システムの切り替えを行う。
図4のフローを実現するサーバ14の構成の例を図5に示す。端末情報履歴保持部21は、端末から報告される端末情報とその履歴を保持する。保持される端末情報としては、例えば端末の位置情報を用いれば良い。この場合、例えば図2の位置100、101、102のように、端末の位置検出結果の履歴を端末情報履歴保持部21は保持すれば良い。道路情報保持部22は、道路に関する情報を保持する。保持する道路情報としては、例えば図2の201や202のような一方通行の情報がある。またこの他の道路情報としては例えば各道路の起点や終点及び経由地といった経路情報、或いは国道や県道または高速道路といった道路の種別情報等もある。道路情報は、端末位置やその履歴に基づいて将来の端末位置やこれから利用可能になる無線通信システムを予想するために用いることができる。建物情報保持部23は、建物に関する情報を保持する。
保持する情報としては、例えば図2の建物210のように建物の位置情報がある。またこの他の情報としては例えば、建物の大きさや高さ等の情報もある。道路情報や建物情報は、端末等から報告される端末位置の補正に用いることができる。また、道路情報や建物情報に、各道路・各建物内の各エリアで使用可能な無線通信システムについての情報を含めれば、切替え先無線通信システムの決定に利用することができる。ソフトウェア無線向けソフトウェア保持部24は、端末がソフトウエア無線機の場合に利用され、当該端末の動作を規定するために必要なソフトウェアを保持する。無線通信システムデータベースは、各無線通信システムがカバーするサービスエリアの情報が格納されている。格納されている情報としては、例えば各無線通信システムの基地局の位置と当該基地局のサービスエリアの半径等とすれば良い。
制御部20はネットワーク15との通信を行う。また、制御部20は上記保持部21〜23の情報と無線通信システムデータベース25を利用して、ステップ2で述べた方法を用いて切り替え先の無線通信システム候補を選出し、選出結果をネットワーク15を介して端末に伝達する。また、制御部20は、後述するように端末がソフトウェア無線機の場合、ステップ5で端末が無線通信システムを切り替える際に、端末からの要求に応じてソフトウェア無線向けソフトウェア保持部24からソフトウェアを読み出し、ネットワーク15を介して当該ソフトウェアを端末に伝達する。
各保持部21〜24は例えばメモリやハードディスク、光ディスク等の記憶装置を用いて構成すればよい。また、制御部20は例えばCPUで構成すればよい。また、サーバ14は例えばワークステーションを用いて構成すればよい。また、図5では各保持部21〜24を同一の装置に実装した例を示しているが、これら保持部を複数の装置に分割した構成としても良い。
図4のフローを実現する端末10の構成の例を図6に示す。アンテナ30は無線周波数帯の信号の送受信を行う。信号処理部31は利用する無線通信システムで規定された仕様に従って、送受信信号の処理を行う。信号処理の内容としては例えば、無線周波数帯とベースバンド帯の間の周波数変換や、送受信信号の変復調、誤り制御処理等がある。信号処理部31の構成の詳細は後述する。端末情報取得部36は信号処理部31で得られる受信信号や、端末制御部33に含まれる設定値等を用いて、図1のステップ1で述べた端末情報の取得を行う。端末位置を求めるためには、そのときに使用中の無線通信システムの送受信信号を用いる方法や、それとは独立したシステム(例えばGPS)などを用いる方法などがある。また、端末位置情報を端末ではなくサーバ14などのネットワーク側の装置で取得するようにしてもよい。信号処理制御部32は信号処理部31に対するパラメータ設定やタイミング制御などの制御処理を行う。
また信号処理部32は、信号処理部31の設定変更やソフトウェア書換えを行うことにより、図1のステップ5で述べた通信システムの切り替えを実施する。端末制御部33は端末全体の制御、入力部からのキー入力などの受付け、及び表示部への情報表示等の制御を行う。また、端末制御部33は、現在利用中の無線通信システムを用いて、ネットワーク15を介しサーバ14と通信するためのプロトコル制御を行う。また、端末制御部33は、サーバ14から通知される切替え先の無線通信システム候補選出結果と、例えば端末利用者によって設定されたポリシーを用いて、図1のステップ3で述べた切替え先の通信システムの決定、及びステップ4で述べた切替えの実施判定を行う。図6の端末では例えば信号処理制御部32と端末制御部33はCPUやDSPのソフトウェアにより、入力部34はキーボードにより、表示部35は液晶ディスプレイにより、その他の構成要素は専用ハードウェアにより実現すれば良い。
図3の通信システムにおいて、前記の無線通信システム切り替え方法を実現する際の処理の流れの第二例を図7に示す。図7において、図1及び図4に示したステップと同一の処理を行うステップには図1及び図4と同一の番号が付してあり、各ステップの詳細は前述しているので省略する。図7に示す例では、ステップ1〜ステップ5の全てを端末10で実施する。
図7のフローを実現する端末10の構成の例を図8に示す。図8において、図5のサーバの構成に示した構成要素及び、図6の端末の構成に示した構成要素と同一の構成要素には同一の番号が付してある。なお、図8の例では端末がソフトウェア無線機で構成される場合を想定し、ソフトウェア無線向けソフトウェア保持部24が端末制御部33に接続されているが、端末がソフトウェア無線機で無い場合は、ソフトウェア無線向けソフトウェア保持部24は除いても良い。図8に示した端末は図6に示した端末と比較して、以下で述べる二点を除いては同一の動作を行う。一点目は以下の通りである。図8に示した端末は、通信システム切り替えのためにサーバとの通信を行う必要が無い。よって、端末制御部33は通信システム切り替えのためのサーバ14との通信に必要なプロトコル制御を行う必要は無い。二点目は以下の通りである。図8に示した端末は、図1のステップ2の切り替え先通信システム候補選出を行う。従って、図5に示したサーバと同様に、端末制御部33は端末情報履歴保持部21、道路情報保持部22及び建物情報保持部23の情報と無線通信システムデータベース25を利用して、図1のステップ2で述べた方法を用いて切り替え先の無線通信システム候補を選出する。
図6及び図8の信号処理部31の構成の第一例を図9に示す。図9は図6の端末をソフトウェア無線機を用いて実現する場合の信号処理部31の例である。無線部40は送受信信号の周波数を無線周波数とベースバンド信号周波数の間で変換する。無線通信ソフトウェア保持部42に格納されたソフトウェアからの設定により、無線部40のパラメータ、例えば周波数や周波数帯域幅等、は利用する無線通信システムに応じて変更可能とする。ベースバンド部41はベースバンド信号の変復調、誤り制御及びフレーム分割/構成等の処理を行う。無線通信ソフトウェア保持部42に格納されたソフトウェアからの設定により、ベースバンド部41のパラメータ、例えば変調方式や誤り訂正符号の種類、フレームフォーマット等、は利用する無線通信システムに応じて変更可能とする。本構成の信号処理部31は、信号処理制御部32から無線通信ソフトウェア保持部42に転送されたソフトウェアに従って動作し、当該ソフトウェアを入れ替えることで、対応する無線通信システムを切替えることが可能である。前記ソフトウェアの入手方法としては、例えば図5のサーバ内のソフトウェア無線向けソフトウェア保持部24から、ネットワーク15を介してダウンロードすれば良い。或いは、前記ソフトウェアは端末10内に予め保持されていても良い。
図6及び図8の信号処理部31の構成の第二例を図10に示す。無線部50、51、52はそれぞれ無線通信システム1、無線通信システム2、無線通信システムNに対応している。無線部50、51、52は各無線通信システムで定められたパラメータ、例えば周波数や周波数帯域幅等、に従って、送受信信号の周波数を無線周波数とベースバンド信号周波数の間で変換する。ベースバンド部53、54、55はそれぞれ無線通信システム1、無線通信システム2、無線通信システムNに対応している。ベースバンド部53、54、55は各無線通信システムで定められたパラメータ、例えば変調方式はフレームフォーマット等、に従って、ベースバンド信号の変復調、誤り制御及びフレーム分割/構成等の処理を行う。ベースバンド部53、54、55はそれぞれ対応する無線通信システムの無線部50、51、52と接続されている。本構成の信号処理部31は、信号処理制御部32からの指示に従って、複数存在する無線部とベースバンド部の組の中から一つを選択し、当該無線部とベースバンド部を動作させる。これにより、端末が対応する無線通信システムを切替えることが可能である。
本発明の無線通信システム切替え方法。 端末と周辺の無線通信システムとの関係の例。 本発明の無線通信システム切替え方法を適用する通信システムの例。 本発明の無線通信システム切替え方法を実現するフローの第一例。 第一例のフローを実現するサーバの構成の例。 第一例のフローを実現する端末の構成の例。 本発明の無線通信システム切替え方法を実現するフローの第二例。 第二例のフローを実現する端末の構成の例。 信号処理部の構成の第一例。 信号処理部の構成の第二例。
符号の説明
1…端末情報取得ステップ、2…切替え先通信システム候補選出ステップ、3…切り替え先通信システム決定ステップ、4…切り替え実施判定ステップ、5…通信システム切り替えステップ、
10…端末、11、12、13…無線通信システム基地局、14…サーバ、15…ネットワーク、
20…制御部、21…端末情報履歴保持部、22…道路情報保持部、23…建物情報保持部、24…ソフトウェア無線向けソフトウェア保持部、25…無線通信システムデータベース、
30…アンテナ、31…信号処理部、32…信号処理制御部、33…端末制御部、34…入力部、35…表示部、36…端末情報取得部、
40、50、51、52…無線部、41、53、54、55…ベースバンド部、42…無線通信ソフトウェア保持部。

Claims (26)

  1. 複数の通信システムに対応可能な通信端末装置による通信システムの切り替え方法において、該通信端末の端末情報を取得する第一のステップと、前記第一のステップで取得された端末情報に基づいて少なくとも一つの切り替え先通信システムの候補を選出する第二のステップと、前記第二のステップで選出された切り替え先通信システムの候補の中から一つの切り替え先通信システムを決定する第三のステップと、該通信システムが現在利用中の通信システムから、前記第三のステップで決定された切り替え先の通信システムへの切り替えの実施の有無を判定する第四のステップと、前記第四のステップで切り替え有りと判定された場合、該通信端末が利用する通信システムを前記切り替え先通信システムに切り替える第五のステップ、を含むことを特徴とする通信システムの切り替え方法。
  2. 請求項1に記載の通信システムの切り替え方法において、前記第二のステップは、通信端末の端末情報に基づいて該通信端末の移動方向を推定し、当該推定された移動方向に存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信システム切り替え方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムの切り替え方法において、前記第二のステップは、通信端末の端末情報と道路情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信システム切り替え方法。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムの切り替え方法において、前記第二のステップは、通信端末の端末情報と建物情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信システム切り替え方法。
  5. 請求項1から請求項4に記載の通信システム切り替え方法において、前記端末情報は、前記通信端末の位置情報を含むことを特徴とする通信システム切り替え方法。
  6. 複数の通信システムによる通信が可能な通信端末において、信号処理を行う信号処理部と、該通信端末の端末情報を取得する端末情報取得部と、切替え先の通信システムの決定と、現在使用中の通信ステムから前記切り替え先の通信システムへの切り替えの実施の判定とを行う制御部と、前記制御部の判定に基づき、前記切り替え先の通信システムに対応させるように前記信号処理部の動作を制御する信号処理制御部を備えることを特徴とする通信端末装置。
  7. 請求項6に記載の通信端末装置において、前記制御部は、前記端末情報取得部が取得した端末情報をサーバに送信し、該サーバから切り替え先通信システム候補を受信し、該切り替え先通信システム候補の中から切り替え先の通信システムとして一つの通信システムを決定することを特徴とする通信端末装置。
  8. 請求項6及び請求項7に記載の通信端末装置において、前記端末情報は、前記通信端末の位置情報を含むことを特徴とする通信端末装置。
  9. 制御部と記憶装置からなるサーバ装置において、前記記憶装置は少なくとも一つの通信システムのサービスエリアを記憶し、制御部は通信端末によって送信された端末情報の受信と、該端末情報に基づいて、前記記憶装置に記憶されている通信システムの中から該通信端末による利用が予想される少なくとも一つの切り替え先の通信システムの候補を選出し、該選出された切り替え先の通信システムの候補を該通信端末宛に送信することを特徴とするサーバ装置。
  10. 請求項9に記載のサーバ装置において、前記記憶装置は通信端末の端末情報の履歴を記憶することを特徴とするサーバ装置。
  11. 請求項10に記載のサーバ装置において、前記制御部は、前記記憶装置に記憶されている通信端末の端末情報に基づいて該通信端末の移動方向を推定し、当該推定された移動方向に存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とするサーバ装置。
  12. 請求項9に記載のサーバ装置において、前記記憶装置は道路情報を記憶することを特徴とするサーバ装置。
  13. 請求項12に記載のサーバ装置において、前記制御部は、通信端末の端末情報と前記記憶装置に記憶されている道路情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とするサーバ装置。
  14. 請求項9に記載のサーバ装置において、前記記憶装置は建物情報を記憶することを特徴とするサーバ装置。
  15. 請求項14に記載のサーバ装置において、前記制御部は、通信端末の端末情報と前記記憶装置に記憶されている建物情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とするサーバ装置。
  16. 請求項9から請求項15に記載のサーバ装置において、前記端末情報は、前記通信端末の位置情報を含むことを特徴とするサーバ装置。
  17. 複数の通信システムによる通信が可能な通信端末において、信号処理を行う信号処理部と、該通信端末の端末情報を取得する端末情報取得部と、少なくとも一つの通信システムのサービスエリアを記憶する記憶装置と、前記端末情報に基づき、前記記憶装置に記憶されている通信システムの中から該通信端末による利用が予想される切り替え先の通信システムの候補を選出する動作と、前記切り替え先の通信システムの候補の中から一つの切替え先の通信システムを決定する動作と、現在使用中の通信ステムから前記切り替え先の通信システムへの切り替えの実施を判定する動作とを行う制御部と、前記制御部の判定に基づき、前記切り替え先の通信システムに対応させるように前記信号処理部の動作を制御する信号処理制御部を備えることを特徴とする通信端末装置。
  18. 請求項17に記載の通信端末装置において、前記記憶装置は該通信端末の端末情報の履歴を記憶することを特徴とする通信端末装置。
  19. 請求項18に記載の通信端末装置において、前記制御部は、前記記憶装置に記憶されている該通信端末の端末情報の履歴に基づいて該通信端末の移動方向を推定し、当該推定された移動方向に存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信端末装置。
  20. 請求項17に記載の通信端末装置において、前記記憶装置は道路情報を記憶することを特徴とする通信端末装置。
  21. 請求項20に記載の通信端末装置において、前記制御部は、該通信端末の端末情報と前記記憶装置に記憶されている道路情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信端末装置。
  22. 請求項17に記載の通信端末装置において、前記記憶装置は建物情報を記憶することを特徴とする通信端末装置。
  23. 請求項22に記載の通信端末装置において、前記制御部は、該通信端末の端末情報と前記記憶装置に記憶されている建物情報に基づいて該通信端末が到達可能なエリアを推定し、当該推定されたエリアに存在する通信システムを切り替え先通信システムの候補として選出することを特徴とする通信端末装置。
  24. 請求項17から請求項23に記載の通信端末装置において、前記端末情報は、前記通信端末の位置情報を含むことを特徴とする通信端末装置。
  25. 少なくとも一つの通信端末と、少なくとも一つの通信システムと、少なくとも一つのサーバを含むシステムであって、通信端末は前記通信システムのうちのいずれかの通信システムを利用して通信を行うシステムにおいて、前記通信端末は該通信端末の端末情報を取得する動作と、該取得した端末情報を前記サーバ宛に送信する動作を行い、該サーバは、受信した端末情報に基づいて前記通信端末が利用可能になると予想される通信システムを切り替え先通信システム候補として選出する動作と、前記切り替え先通信システム候補を前記通信端末宛に送信する動作を行い、前記通信端末は、前記切り替え先通信システム候補の受信と、該切り替え先通信システム候補の中から切り替え先通信システムを一つ決定する動作と、利用中の通信システムから前記決定された切り替え先通信システムへの切り替えの実施を判定する動作と、切り替え実施と判定された場合は利用する通信システムを切り替え先通信システムに切り替えて通信を継続する動作とを行うことを特徴とするシステム。
  26. 請求項25に記載のシステムにおいて、前記端末情報は、前記通信端末の位置情報を含むことを特徴とするシステム。
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