JP2977355B2 - 単一無線システムにおける選択呼出方式 - Google Patents

単一無線システムにおける選択呼出方式

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JP2977355B2 JP4004622A JP462292A JP2977355B2 JP 2977355 B2 JP2977355 B2 JP 2977355B2 JP 4004622 A JP4004622 A JP 4004622A JP 462292 A JP462292 A JP 462292A JP 2977355 B2 JP2977355 B2 JP 2977355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の基地局を有する単
一無線システムにおいて、移動局の選択呼出を短時間で
容易に行うことができる単一無線システムにおける選択
呼出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、単一無線システムは図2に示す
ような構成を有している。図中、1〜5は単一無線の基
地局を示し、6は通信設備を置く本庁を示す。7は通信
端末を搭載した車両等の移動局を示す。図中の最外側の
線は無線システムのサービスエリア全体を示し、5つに
区切られた各エリアは各基地局1〜5がそれぞれカバー
しているサービスエリアを示すものである。
【0003】以上の構成の単一無線システムにおいて、
移動局7がどの基地局のサービスエリアにいるか分から
ない時、従来は以下の手順により通信線を確保してい
た。
【0004】通信所(本庁6)にいる通信者は各基地局
1〜5を一つ一つ立ち上げて順次選択呼出信号を送出さ
せる。即ち、1つの基地局から選択呼出信号を送出さ
せ、自基地局のサービスエリアに移動局7がいないこと
が分れば次の基地局を立ち上げるという操作の繰返しに
よって移動局7との通話回線を確保する必要があった。
【0005】また、各基地局1〜5を一つ一つ立ち上げ
る手間を省くために、全局を一斉に立ち上げて選択呼出
信号を同時に送出し、移動局7を特定して通信線を確保
する手段もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上述べたシ
ステムでは、一つ一つ立上げる場合、通信相手となる移
動局7との回線確保を人手による作業で行っていたた
め、通話回線を確保するのに多大な時間と労力がかかる
という問題点がある。
【0007】また、全局を一斉に立ち上げて選択呼出信
号を同時に送出する場合、同一チャネルビートの影響で
各基地局1〜5からの送出信号をデータとして認識でき
るサービスエリアが狭くなり、狭くなった分だけ移動局
7を探し出すことが難しくなるという問題点がある。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
で、短時間で容易に通信相手との回線を確保でき、サー
ビスエリアの狭小化を確実に防止できる単一無線システ
ムにおける選択呼出方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、複数の基地局を有する単一無線システムに
おいて、移動局を選択呼出しする時、各基地局を順次立
上げて選択呼出信号を送出する基地局立上げ手段及びそ
の選択呼出信号に基地局コード又は選択呼出完了までの
時間を付加するデータ付加手段を備えた基地局側装置
と、前記選択呼出信号に付加された基地局コード又は選
択呼出完了までの時間を解読し、全選択呼出信号の送出
完了を待って直ちに応答信号を送出して通話回線を確保
する移動局側装置とから構成されたことを特徴とする。
【0010】また、前記基地局側装置に受信レベル又は
SNを判定するレベル判定回路を設け、前記応答信号の
受信レベル又はSNの値により基地局を選択固定して回
線を確保するようにしてもよい。
【0011】さらに、前記基地局側装置に、設定以上の
受信レベル又はSNのときのみ回線を保持する回線保持
手段を設け、通信データの種類に応じて選択的に回線を
確保するようにしてもよい。
【0012】
【作用】以上の構成により、基地局側装置においては、
データ付加手段で選択呼出信号に基地局コード等を付加
し、基地局立上げ手段で各基地局を順次立上げて選択呼
出信号を送出する。移動局側装置においては、いずれか
の基地局からの選択呼出信号に付加された基地局コード
等を解読して全選択呼出信号を送出し終わるまでの時間
を確定する。そして、選択呼出信号の送出が完了するの
を待ち、完了後直ちに応答信号を送出して短時間で容易
に通話回線を確保する。
【0013】レベル判定回路を設けた場合、このレベル
判定回路により応答信号の受信レベル又はSNの値を検
出し、この検出値の最も高い基地局を選択固定して最良
の通信回線を容易に確保する。
【0014】回線保持手段を設けた場合、この回線保持
手段により受信レベル又はSNが設定値を超えたとき、
設定した種類の通信データに対してのみ選択的に回線を
確保する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本実施例に係る単一無線シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【0016】図中、10は本庁に設けられた通信制御装
置、11〜13は各基地局に設けられた無線装置を示
す。これら通信制御装置10及び無線装置11〜13か
ら基地局側装置が構成されている。なお、図1において
は説明を簡単にするために無線装置11〜13を3つの
み記載したが、その設置数は、設定したいサービスエリ
アの広さ等に応じて任意数(N個)だけ適宜設定され
る。また、通信制御装置10と各無線装置11〜13と
はNTT専用線又は多重無線等の回線で接続される。
【0017】通信制御装置10には、移動局7(図2参
照)を呼び出す時、図3に示す呼出タイミングに従い、
各無線装置11〜13を順次立ち上げて選択呼出信号を
サービスエリアに順次送出させる基地局立上げ手段とし
ての機能が内蔵されている。なお、図3においては第1
基地局から第N基地局までの呼出信号送出タイミングが
設定されている。また、選択呼出信号を送出させる順番
は予め設定されており、この設定順番に沿って各無線装
置11〜13が順次立ち上げられるようになっている。
【0018】選択呼出信号は、例えば図4に示すよう
に、ビット同期、フレーム及びデータから構成されてい
る。データとしては、送出する無線装置11〜13の識
別信号である基地局コード又は呼出し完了までの時間が
付加されている。この基地局コード又は完了時間を付加
するデータ付加手段としての機能は、通信制御装置10
に設けられる。
【0019】ここで、データとして基地局コードが付加
されている場合、前述したように各無線装置11〜13
での選択呼出信号送出順番は決まっているので、無線装
置が特定できれば、その無線装置による信号送出から最
後の無線装置による信号送出までの時間を解析すること
ができ、後述の移動局7における応答信号送出タイミン
グを確定することができる。
【0020】また、前記データとして呼出し完了までの
時間が付加されている場合、その呼出し完了までの時間
の解析により後述の移動局7における応答信号送出タイ
ミングを確定することができる。
【0021】さらに、無線装置11〜13には、移動局
7からの応答信号を受信するときに同時に、PB信号に
変換した着信入力情報(着信レベル又は着信S/N)を
送出するレベル判定回路(図示せず)が備えられてい
る。
【0022】図5は移動局7としての車両等に搭載され
た移動局側装置としての通信端末15の構成を示す。こ
の通信端末15は無線装置11〜13との間で直接に通
信を行う無線機本体16と、無線装置11〜13からの
データを解析すると共に、無線機本体16を制御して必
要なデータを送信するAVM装置17とから概略構成さ
れている。さらに、AVM装置17はデータを復調又は
変調させるモデム18と、入力した選択呼出信号の基地
局コード又は呼出し完了までの時間を解析、演算して、
図3に示す応答信号を送出するタイミングを確定し、無
線機本体16を制御して応答信号を送出するCPU19
とから構成されている。なお、応答信号としては、自己
を示すIDコードや受信確認等が付加されている。
【0023】以上の構成により、移動局7がどの基地局
のサービスエリアにいるか分からない場合には、次の手
順で通信線を確保する。
【0024】まず通信制御装置10で各無線装置11〜
13に図3に示す送出タイミングで選択呼出信号を順次
各サービスエリアに送出する。
【0025】移動局7はいずれかのサービスエリアにい
るため、無線装置11〜13のうちのいずれかの装置か
ら選択呼出信号を受信する。移動局7の通信端末15に
おいては、無線機本体16で選択呼出信号を受信し、モ
デム18で復調してCPU19に送る。CPU19にお
いては、入力した選択呼出信号の基地局コード又は呼出
し完了までの時間を解析、演算し、図3に示す応答信号
を送出するタイミングを確定する。そして、各無線装置
11〜13からの選択呼出信号送出がすべて終了する
と、無線機本体16を制御して直ちに応答信号を送出す
る。
【0026】通信端末15(移動局7)からの信号を受
信した無線装置11〜13は受信データと着信入力情報
を通信制御装置10に送出する。通信制御装置10にお
いては、受信データ及び着信入力情報を解析し、着信レ
ベル又は着信S/Nが最も高い無線装置11〜13を通
信路の基地局として選択し、通信路を確保する。そし
て、この通信路を使用して通信を行う。
【0027】これにより、移動局7から応答信号を送出
するときには各基地局である無線装置11〜13は選択
呼出信号を送出し終わって受信状態にあるため、他の基
地局からの電波に妨害されることなく確実に移動局7か
らの信号を受信することができ、短時間で容易に通信相
手との回線を確保することができるようになる。
【0028】また、本実施例では無線装置11〜13を
順次立上げるようにして、同時に2以上の無線装置11
〜13から選択呼出信号を送出しないので、同一周波数
のビートがなくなってサービスエリアの狭小化を防止
し、通信端末15(移動局7)へ信号が届きやすくな
る。
【0029】なお、通信制御装置10に、設定以上の受
信レベル又はSNのときのみ回線を保持する回線保持手
段を設けるようにしてもよい。これにより、例えば比較
的良好なSNが要求されるファックス信号等のような設
定以上の受信レベル又はSNの通信データに対しての
み、選択的に回線を確保することができるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の単一無線
システムにおける選択呼出方式によれば、移動局から応
答信号を送出するときには各基地局は選択呼出信号を送
出し終わって受信状態にあるため、他の基地局からの電
波に妨害されることなく確実に移動局側装置からの信号
を受信することができ、短時間で容易に通信相手との回
線を確保することができるようになる。
【0031】また、基地局は順次立上げられて同時に2
以上の基地局から選択呼出信号を送出しないので、同一
周波数のビートがなくなり、サービスエリアの狭小化を
防止して移動局側装置へ信号が届きやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単一無線システムの全体構成を示
すブロック図である。
【図2】従来の単一無線システムの全体構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に係る選択呼出信号及び応答信号の送出
タイミングを示すタイムチャートである。
【図4】選択呼出信号の一例を示す構成図である。
【図5】移動局の通信端末の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 通信制御装置 11,12,13 無線装置 15 通信端末 16 無線機本体 17 AVM装置 18 モデム 19 CPU

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局を有する単一無線システム
    において、 移動局を選択呼出しする時、各基地局を順次立上げて選
    択呼出信号を送出する基地局立上げ手段及びその選択呼
    出信号に基地局コード又は選択呼出完了までの時間を付
    加するデータ付加手段を備えた基地局側装置と、 前記選択呼出信号に付加された基地局コード又は選択呼
    出完了までの時間を解読し、全選択呼出信号の送出完了
    を待って直ちに応答信号を送出して通話回線を確保する
    移動局側装置とから構成されたことを特徴とする単一無
    線システムにおける選択呼出方式。
  2. 【請求項2】 前記基地局側装置に、受信レベル又はS
    Nを判定するレベル判定回路を設け、前記応答信号の受
    信レベル又はSNの値により基地局を選択固定して回線
    を確保する請求項1記載の単一無線システムにおける選
    択呼出方式。
  3. 【請求項3】 前記基地局側装置に、設定以上の受信レ
    ベル又はSNのときのみ回線を保持する回線保持手段を
    設け、通信データの種類に応じて選択的に回線を確保す
    る請求項1又は2記載の単一無線システムにおける選択
    呼出方式。
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