JP3463439B2 - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置

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JP3463439B2
JP3463439B2 JP32381695A JP32381695A JP3463439B2 JP 3463439 B2 JP3463439 B2 JP 3463439B2 JP 32381695 A JP32381695 A JP 32381695A JP 32381695 A JP32381695 A JP 32381695A JP 3463439 B2 JP3463439 B2 JP 3463439B2
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昭二 横山
智氣 窪田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用通信装置に
関し、特に現在位置を自動的に通報する車両用通信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線機を備えるタクシー等においては、
或る地点に居る客を迎えに来るよう要請があった際に、
配車センターから迎車地点を全車両に連絡し、最も近い
と判断した車両が、自車位置を配車センターに連絡した
後、迎えに行っていた。即ち、タクシー等の配車方式
は、全車両に対して迎えに行くべき場所を連絡し、運転
者側で近いか否かを判断できるため、配車センター側で
は車両の現在位置を把握する必要がなかった。上記の方
式は、タクシー側に無線機を備え常時通信が行えるため
可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タクシーのサービス等
の比較的狭いエリアで配車が行われる際には、無線を用
い得るが、例えば、事務用機器の補修、或いは、自動車
の路上修理サービ等の比較的広いエリアでサービスを展
開する必要がある際には、無線により連絡することが困
難となる。即ち、中継局を設けることにより通信範囲の
広域化を図るよりも、既存の自動車電話を用いる方が合
理的になる。
【0004】ここで、自動車電話を用いる際には、常時
通信を行うと費用的負担が大きくなるため、サービスカ
ー側から所定時間毎に指令センター側に現在位置を報告
している。そして、該指令センターが各サービスカーの
現在位置を把握し、車を配送する場所に最も近いサービ
スカーを抽出して現場に向かわせていた。しかしなが
ら、この電話を用いる方式は、サービスカー側から所定
時間毎に指令センターに現在位置を報告しなければなら
ないため、運転者に多大な負担をかけていた。
【0005】更に、現在移動電話の使用できないエリア
が広く残っている。このため、上記方式では、サービス
カーが連絡予定時刻において、通信不能エリア内を走行
しているときには、指令センター側に連絡し得なくな
り、指令センター側でサービスカーの現在位置が把握で
きないことがあった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、自動的
に現在位置を報告できる車両用通信装置を提供すること
にある。
【0007】また、本発明の目的は、通信ができないエ
リアを走行する際に、事前に通信ができない旨を報告で
きる車両用通信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の車両用通信装置は、車両の現在位置を検
出する位置検出手段と、通信を行うための通信手段と、
通信の行えないエリアを記憶するエリア記憶手段と、前
記位置検出手段により検出された現在位置が、前記エリ
ア記憶手段に記憶された通信の行えないエリアへの進入
地点か否かを判断する否通信エリア進入判断手段と、前
記否通信エリア進入判断手段により、前記現在位置が通
信の行えないエリアへの進入地点であると判断された際
に、通信の行えないエリアに進入する旨を、前記通信手
段により送出する通信制御手段と、を有することを技術
的特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するため、請求項2の車
両用通信装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手
段と、通信を行うための通信手段と、通信の行えないエ
リアを記憶するエリア記憶手段と、前記位置検出手段に
より検出された現在位置に基づき、車両が前記エリア記
憶手段に記憶された通信の行えないエリアから脱出した
か否かを判断する否通信エリア脱出判断手段と、前記否
通信エリア脱出判断手段により通信の行えないエリアか
ら脱出したと判断された際に、通信の行えないエリアを
脱出した旨を、前記通信手段により送出する通信制御手
段と、を有すことを技術的特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するため、請求項3の車
両用通信装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手
段と、通信を行うための通信手段と、通信を行う期間を
設定する通信期間設定手段と、通信の行えないエリアを
記憶するエリア記憶手段と、前記位置検出手段により検
出された現在位置が、前記エリア記憶手段に記憶された
通信の行えないエリアへの進入地点か否かを判断する否
通信エリア進入判断手段と、前記否通信エリア進入判断
手段により、前記現在位置が通信の行えないエリアへの
進入地点であると判断された際、及び、前記通信期間設
定手段により設定された期間毎に、前記位置検出手段に
より検出された現在位置を、前記通信手段により送出す
る通信制御手段と、を有することを技術的特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するため、請求項4の車
両用通信装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手
段と、通信を行うための通信手段と、走行距離を算出す
るための走行距離算出手段と、通信を行う期間を設定す
る通信期間設定手段と、通信の行えないエリアを記憶す
るエリア記憶手段と、前記位置検出手段により検出され
た現在位置が、前記エリア記憶手段に記憶された通信の
行えないエリアへの進入地点か否かを判断する否通信エ
リア進入判断手段と、前記否通信エリア進入判断手段に
より、前記現在位置が通信の行えないエリアへの進入
点であると判断された際、及び、前記走行距離算出手段
により算出された所定距離毎に、前記位置検出手段によ
り検出された現在位置を、前記通信手段により送出する
通信制御手段と、を有することを技術的特徴とする。
【0012】請求項5の車両用通信装置は、請求項1、
3又は4において、前記位置検出手段が車両の経路を保
持し、前記否通信エリア進入判断手段により通信の行え
ないエリアへの進入地点であると判断された際、前記通
信手段が前記位置検出手段に保持された経路を送出する
ことを技術的特徴とする。
【0013】
【0014】
【作用】請求項1の発明では、位置検出手段が車両の現
在位置を検出する。否通信エリア進入判断手段が、車両
がエリア記憶手段に記憶された通信の行えないエリアに
進入するか否かを判断する。そして、通信の行えないエ
リアへの進入地点であると判断された際、通信制御手段
が通信の行えないエリアへ進入する旨を通信手段によっ
て送出する。
【0015】また、請求項2の発明では、位置検出手段
が車両の現在位置を検出する。否通信エリア脱出判断手
段が、車両がエリア記憶手段に記憶された通信の行えな
いエリアから脱出したか否かを判断する。そして、通信
の行えないエリアから脱出したと判断された際、通信制
御手段が通信の行えないエリアから脱出した旨を通信手
段によって送出する。
【0016】請求項3の発明では、位置検出手段が車両
の現在位置を検出する。また、否通信エリア進入判断手
段が、現在位置がエリア記憶手段に記憶された通信の行
えないエリアへの進入地点か否かを判断する。そして、
否通信エリア進入判断手段により通信の行えないエリア
への進入地点であると判断された際、及び、通信期間設
定手段により設定された期間毎に、通信制御手段が検出
された現在位置を通信手段によって送出する。
【0017】請求項4の発明では、位置検出手段が車両
の現在位置を検出する。また、否通信エリア進入判断手
段が、現在位置がエリア記憶手段に記憶された通信の行
えないエリアへの進入地点か否かを判断する。そして、
否通信エリア進入判断手段により通信の行えないエリア
への進入地点であると判断された際、及び、走行距離算
出手段により算出された所定距離毎に、通信制御手段が
検出された現在位置を通信手段によって送出する。
【0018】請求項5の発明では、否通信エリア進入判
断手段により通信の行えないエリアへの進入地点である
と判断され、通信制御手段が現在位置を通信手段によっ
て送出する際に、併せて、位置検出手段に保持された経
路を送出する。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る車両用通信装置の構成を示している。こ
の車両用通信装置は、自車位置を検出すると共に経路案
内を行う車両用のナビゲーション装置20と、車載電話
30と、該車載電話30を制御する通信制御装置10
と、通信制御装置10からの信号を音声帯域の信号に変
換するモデム12と、現在位置の報告を行うインターバ
ル時間又は走行距離及び種々のデータを保持するメモリ
14とから成る。
【0021】ナビゲーション装置20は、GPS(グロ
ーバルポジショニングシステム)を用いて人工衛星から
の電波をアンテナ20aを介して受信し、現在位置を算
出すると共に、CDROM20bに記憶された地図デー
タを読み出し、目的地が設定された際には経路を検索し
て地図上での現在位置を識別して経路案内を行う。
【0022】車載電話30は、運転者が通常の連絡に用
い得ると共に、モデム12を介して通信制御装置20が
管理センター側に現在位置のデータを設定されたインタ
ーバルで送出し得るよう構成されている。
【0023】図3は、管理センター側の構成を示してい
る。管理センター側のコンピュータ50には、モデム6
0を介して各車両の通信制御装置10から送られた位置
データが入力されるようになっている。また、管理セン
ター側には電話70が配置され、オペレータが各車両に
個別に電話がかけれるようになっている。コンピュータ
50には、キーボード56を介して種々の指令が入力し
得るようになっている。そして、モニター52に図4に
示すようサービスエリアの地図上に各車両(A車、B
車、C車)の位置が表示されるようになっている。
【0024】ここで、上記C車に搭載された図1に示す
通信制御装置10の処理について、当該処理のフローチ
ャートである図2を参照して説明する。まず、ナビゲー
ション装置20からのデータに基づき、現在位置(北緯
・東経)を検出する(S10)。次に、管理センター側
から現在位置を報告するよう要求があったかを判断する
(S12)。ここで、位置要求があった際には(S12
がYes)、ステップ32へ進み、現在位置(北緯・東
経)のデータをモデム12を介して音声帯域の信号に変
換し、車載電話30により管理センター側へ送出して通
信を終了する。他方、位置要求のない限り(S12がN
o)、所定時間毎に現在位置を報告するよう設定されて
いるかを判断する(S14)。この設定のなされている
限り(S14がYes)、位置報告を行う設定時間かを
判断する(S16)。ここでは、30分毎に位置報告す
るように設定されているものとする。即ち、毎時の0
分、30分になると(S16がYes)、ステップ32
へ進み、管理センター側に電話をかけて自己の識別用I
Dと共に現在位置を報告する。なお、当該C車との連絡
が重ならないように、A車、B車には、報告時間がずら
して設定してある。
【0025】ここで、毎時の0分、30分以外には(S
16がNo)、ナビゲーション装置20に目的地が設定
されているかを判断する(S18)。ここで、目的地が
設定されていない場合には(S18がNo)、現在位置
が車載電話のサービスエリア外への進入地点かを判断す
る(S20)。例えば、C車が図4(A)に示す高速道
路1を西側(図中左側)へ走行中で、図中のX1、X2
で示すサービスエリア外(以下、通信不能エリアX1、
X2と称する)へ進入するかを判断する。ここで、通信
不能エリアX1へ進入する際には(S20がYes)、
連絡が取り得る地点で、通信不能エリアに進入して連絡
が取れなくなる旨及び現在位置を管理センター側に電話
をかけて報告する(S22)。
【0026】他方、サービスエリア外へ進入しない限り
(S20がNo)、通信不能エリアを脱出してサービス
エリア内に再び進入するかを判断する(S24)。例え
ば、C車が更に高速道路1を西側へ進み通信不能エリア
X1を脱出した際には(S24がYes)、管理センタ
ー側に通信不能エリアを脱出したことと、現在位置とを
報告する(S26)。他方、サービスエリア、及び、通
信不能エリア内を走行中には(S24がNo)、当該処
理を終了してステップ10に戻る。
【0027】ここで、上述したステップ18のナビゲー
ション装置20に目的地が設定されているかの判断にお
いて、目的地が設定されている場合には(S18がYe
s)、現在位置が車載電話のサービスエリア外への進入
地点かを判断する(S28)。例えば、上述したように
C車が図4(A)に示す高速道路1を西側へ走行中で、
通信不能エリアX1へ進入するかを判断する。ここで、
通信不能エリアX1へ進入する際には(S28がYe
s)、連絡が取り得る地点で、通信不能エリアに進入し
て連絡が取れなくなる旨、通信不能エリアX1中の経
路、及び、現在位置を管理センター側に報告する。例え
ば、当該ナビゲーション装置20に、目的地として図4
(B)中のY地点が指定され、経路として高速道路1を
西方へ走行した後、ルート1を北上するよう自動設定さ
れているときには、該経路(高速道路1を走行後、ルー
ト1を北上)を管理センター側へ通知する。他方、通信
不能エリアへ進入しないときは(S28がNo)、上述
したステップ24へ進む。
【0028】次に、管理センター側のコンピュータ50
による処理について、図5に示すフローチャートを参照
して説明する。まず、管理センターのオペレータがキー
ボード56を操作して各車両(A車、B車、C車)の位
置を報告させるように位置要求を指示したかを判断する
(S50)。ここで、位置要求があった際には(S50
がYes)、各車両(A車、B車、C車)に電話をかけ
て現在位置を報告させる(S52)。
【0029】一方、位置要求のなかった際には(S50
がNo)、ステップ54にて、いずれかの車両から位置
報告があったかを判断する。ここで、報告のない限り
(S54がNo)、ステップ60へ移行する。他方、位
置報告があると(S54がYes)、通信不能エリアへ
の進入かを判断する(S56)。ここで、通信不能エリ
アへの進入でない限り(S56がNo)、受信した現在
位置及び進行方向を図4(A)に示すようにモニター5
2上に表示する(S58)。なお、各車両の進行方向
は、前回受信した現在位置と今回受信した現在位置とに
基づき判断する。
【0030】他方、通信不能エリアへ進入する旨の報告
があった際には(S56がYes)、進入方向・位置及
び進入時間を図4(A)に示すモニター52上に表示す
る。なお、この図4(A)は、C車からPM01:30
分に現在位置の定時報告があった後、PM01:36分
に、通信不能エリアX1へ進入する旨の臨時連絡を受け
た際の画像を示している。そして、この現在位置の報告
と併せて、経路の報告があつたかを判断する(S6
8)。即ち、C車の運転者が目的地をナビゲーション装
置20に設定し、これに応じて経路が自動的に選択さ
れ、通信不能エリアX1内の走行経路が報告された際に
は(S68がYes)、報告された経路を図示しないメ
モリ内に保持する(S70)。ここでは、C車は、図4
(B)に示すY地点が目標地点として設定され、経路
(高速道路1を走行後、ルート1を北上)が報告された
ものとして説明を続ける。
【0031】次に、オペレータが配車地点に最も近い車
両の選出を要求したかを判断する(S60)。この要求
のない限り(S60がNo)、当該処理は終了する。こ
こでは、オペレータが図4(B)中のZ地点を指定し、
最も近い位置にいる車両の選出をキーボード56を介し
て指示したもとのして説明を行う(S60がYes)。
まず、通信不能エリアを車両が走行中かを判断する(S
62)。ここで、通信不能エリアX1内をC車が走行中
であるため(S62がYes)、次に、経路報告を受け
たかを判断する(S72)、ここでは、経路方向を受け
ているため(S72がYes)、当該C車の通信不能エ
リアX1への進入時間(01:36)に基づき、高速道
路1の平均走行速度とルート1の平均走行速度とから現
在の位置を推定し、図4(B)に示すように推定位置を
表示する(S74)。その後、Z地点に最も近い車両を
選出する(S64)。ここでは、通信不能エリアX1を
走行中のC車が選出されることになる。なお、この選出
は、モニター52上の表示に基づきオペレータの裁量に
より行うことも勿論可能である。
【0032】この第1実施態様では、車両の運転者が管
理センター側に現在位置を報告しなくてよいため、当該
運転者の負担を軽減することができる。特に、通信不能
エリアに進入する際に、自動的に管理センター側に通信
不能エリアに進入する旨を報告するため、図4に示すよ
うに複数の通信不能エリアX1、X2の内の通信不能エ
リアX1側にC車がいることを管理センター側で把握す
ることが可能となる。
【0033】上述した第1実施態様では、通信制御装置
10がモデム16を介して管理センター側のコンピュー
タへ現在位置のデータを送出したが、通信制御装置10
に音声合成装置を備えることにより、管理センターのオ
ペレータに音声で現在位置を報告するようにも構成でき
る。
【0034】また、第1実施態様では、通信のために車
載電話を用いたが、業務用の無線機を用いる場合にも本
実施態様は好適に適用できる。特に、業務用無線の場合
には、ビルの影等により通信不能エリアが多数存在する
ことがあるので、本実施態様を用いることにより、通信
不能エリア内の車両の現在位置を把握、即ち、どの車両
がいずれの通信不能エリアにいるかを常に把握すること
が可能となる。このため、ロードサービス等の他に、救
急車、消防車、パトロール車にも好適に用いることがで
きる。
【0035】引き続き、上記第1実施態様の改変例につ
いて図6のフローチャートを参照して説明する。この改
変例の車両用通信装置の機械的構成は、図1を参照して
上述した構成と同様であるため説明を省略する。図2を
参照した処理では、通信制御装置10が所定時間毎に現
在位置を管理センター側に報告したが、この改変例で
は、所定距離を走行する毎に管理センター側に現在位置
を報告するように構成されている。
【0036】このため、図6に示すステップ15で、通
信制御装置10は図示しないホイールセンサからの信号
に基づき走行距離を積算し、ステップ16にて所定距離
(ここでは10Kmとする) を走行したか判断し、10Km
走行する毎に(S16がYes)、現在位置を報告する
(S32)。他の処理は、図2を参照して上述した処理
と同様であるため説明を省略する。
【0037】この所定距離毎に報告する方式は、車両の
移動速度が変動する際、例えば、渋滞道路や高速道路を
走行する場合、所定時間毎に報告させるよりも現在位置
の把握が正確に行える利点がある。他方、図2に示す所
定時間毎に報告させる方式は、修理業務等により車両が
長時間停止することが多いとき有利で、また、車両から
運転者が離れているときにも現在位置を自動的に報告で
きる利点がある。なお、所定距離毎の報告と、所定時間
毎の報告とを併用することも可能である。
【0038】次に、本発明の第2実施態様について、図
7及び図8を参照して説明する。図7は、本発明の一実
施態様に係る車両用通信装置の構成を示している。この
車両用通信装置は、自車位置を検出すると共に経路案内
を行う車両用のナビゲーション装置20と、車載電話3
0と、該車載電話30を制御する通信制御装置10と、
通信制御装置10からの指令により音声を合成する音声
合成回路16と、種々のデータ及び報告を行う所定位置
を保持するメモリ14とから成る。
【0039】この通信制御装置10の動作について、図
8のフローチャートを参照して説明する。この第2実施
態様では、会社から自宅に帰る際に(いつも同じ経路を
通るものとする)、自宅の2Km前の所定A地点を通過し
た際に自宅に自動的に電話するように設定されているも
のとする。まず、通信制御装置10は、ナビゲーション
装置10の出力から現在位置を検出する(S80)。そ
して、後述する第2地点(B地点)の通過を示すフラグ
が設定されているかを判断する(S82)。ここで、フ
ラグが設定されていない場合には(S82がNo)、A
地点を通過する前に通る第2地点(B地点)を通過した
かを判断する(S84)。即ち、単にA地点の通過のみ
では、出勤途中か帰宅途中かが判別できないため、帰宅
経路においてA地点を通る前に通過するB地点を予め設
定しておくことにより、自宅に向かっているか、会社に
向かっているかを識別し得るようにしてある。ここで、
B地点を先ず通過した際には(S84がYes)、フラ
グを設定し(S86)、ステップ80に戻る。
【0040】次に、ステップ82のフラグが設定された
かの判断がYesとなり、第1地点(A地点)を通過し
たかを判断する(S88)。ここで、帰宅中にB地点を
経てA地点を通過すると(S88がYes)、フラグを
リセットした後(S90)、通信制御装置10は、車載
電話30により自宅をダイヤルし、音声合成回路16を
介して音声によりメモリ14に保持された「A地点を通
過しました」というメッセージを送出する(S82)。
【0041】この第2実施態様では、所定地点の通過を
自動的に報告することができる。
【0042】
【効果】以上記述したように請求項1又は2の発明によ
れば、通信の不可能なエリアに進入する際に、又は、通
信の不可能なエリアから脱出する際に、これを自動的に
報告するため、管理側で各車両がどの通信不能エリア内
にいるかを把握できる。
【0043】請求項3、4の発明では、通信が不可能な
エリアに進入する際に、これを自動的に報告するため、
管理側で各車両がどの通信不能エリア内にいるかを把握
できる。また、所定時間又は所定走行距離毎に自動的に
自車位置を報告できるため、自動車電話を用いる場合に
は通信費が、また、車載無線を用いる場合には電力が節
減できると共に、管理側で各車両の位置を正確に把握す
ることが可能となる。また、位置を自動的に報告するた
め、運転者の負担が軽減される。更に、請求項5の発明
では、通信不能エリア内の走行経路が報告された際に、
管理センター側で、通信不能エリア内での車両の位置を
推定し、推定位置を表示することができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る車両用通信装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す通信制御装置による処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】管理センター側の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示すモニター画面の説明図である。
【図5】管理センター側での処理を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の第1実施態様の改変例に係る車両用通
信装置による処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施態様に係る車両用通信装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す通信制御装置による処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 通信制御装置 20 ナビゲーション装置 30 車載電話 50 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 - 9/02 G01C 21/00 H04B 7/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する位置検出手段
    と、 通信を行うための通信手段と、通信の行えないエリアを記憶するエリア記憶手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置が、前記エ
    リア記憶手段に記憶された通信の行えないエリアへの進
    入地点か否かを判断する否通信エリア進入判断手段と、 前記否通信エリア進入判断手段により、前記現在位置が
    通信の行えないエリアへの進入地点であると判断された
    際に、通信の行えないエリアに進入する旨を、 前記通信
    手段により送出する通信制御手段と、を有することを特
    徴とする車両用通信装置。
  2. 【請求項2】 車両の現在位置を検出する位置検出手段
    と、 通信を行うための通信手段と、通信の行えないエリアを記憶するエリア記憶手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置に基づき、
    車両が前記エリア記憶手段に記憶された通信の行えない
    エリアから脱出したか否かを判断する否通信エリア脱出
    判断手段と、 前記否通信エリア脱出判断手段により通信の行えないエ
    リアから脱出したと判断された際に、通信の行えないエ
    リアを脱出した旨を、 前記通信手段により送出する通信
    制御手段と、を有することを特徴とする車両用通信装
    置。
  3. 【請求項3】 車両の現在位置を検出する位置検出手段
    と、 通信を行うための通信手段と、 通信を行う期間を設定する通信期間設定手段と、 通信の行えないエリアを記憶するエリア記憶手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置が、前記エ
    リア記憶手段に記憶された通信の行えないエリアへの
    地点か否かを判断する否通信エリア進入判断手段と、 前記否通信エリア進入判断手段により、前記現在位置が
    通信の行えないエリアへの進入地点であると判断された
    際、及び、前記通信期間設定手段により設定された期間
    毎に、前記位置検出手段により検出された現在位置を、
    前記通信手段により送出する通信制御手段と、を有する
    ことを特徴とする車両用通信装置。
  4. 【請求項4】 車両の現在位置を検出する位置検出手段
    と、 通信を行うための通信手段と、 走行距離を算出するための走行距離算出手段と、 通信を行う期間を設定する通信期間設定手段と、 通信の行えないエリアを記憶するエリア記憶手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置が、前記エ
    リア記憶手段に記憶された通信の行えないエリアへの
    地点か否かを判断する否通信エリア進入判断手段と、 前記否通信エリア進入判断手段により、前記現在位置が
    通信の行えないエリアへの進入地点であると判断された
    際、及び、前記走行距離算出手段により算出された所定
    距離毎に、前記位置検出手段により検出された現在位置
    を、前記通信手段により送出する通信制御手段と、を有
    することを特徴とする車両用通信装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出手段が車両の経路を保持
    し、前記否通信エリア進入判断手段により通信の行えな
    いエリアへの進入地点であると判断された際、前記通信
    手段が前記位置検出手段に保持された経路を送出するこ
    とを特徴とする請求項1、3又は4の車両用通信装置。
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