JP2001312755A - 料金徴収システム及びその管理局及びその無線通信端末 - Google Patents

料金徴収システム及びその管理局及びその無線通信端末

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JP2001312755A
JP2001312755A JP2000130804A JP2000130804A JP2001312755A JP 2001312755 A JP2001312755 A JP 2001312755A JP 2000130804 A JP2000130804 A JP 2000130804A JP 2000130804 A JP2000130804 A JP 2000130804A JP 2001312755 A JP2001312755 A JP 2001312755A
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Yuichiro Fukaya
有一郎 深谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より容易に実施可能な料金徴収システムを提
供する。 【解決手段】 管理センター10は、車載携帯電話20
からの車両位置信号を受信し(ステップ100)、この
車両位置信号及び地図情報データ15に示す地図情報に
応じて有料道路の進入場所情報を求める(ステップ13
0)。さらに、車載携帯電話20からの車両位置信号を
受信し(ステップ100A)、この車両位置信号及び地
図情報データ15に示す地図情報に応じて有料道路の退
去場所情報を求める(ステップ140)。そして、進入
場所情報及び退去場所情報とともに料金情報データベー
ス14の料金情報に応じて使用料金を算出する(ステッ
プ150)。これにより、車載携帯電話20との無線通
信を行う為の通信ゲートを、有料道路の各出口及び有料
道路の各入口に設けることなく、使用料金を算出するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、有料道路
等の使用料金の料金徴収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路の料金徴収システムとし
ては、有料道路の入口及び出口にゲートを設け、このゲ
ートを車両が通過するとき、車両の通信機とゲートとの
間で無線通信を行うことにより、当該車両を停止させる
ことなく、料金を算出し徴収できる料金徴収システムが
提案されている(特開平9−185737号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た料金徴収システムでは、車両の通信機との無線通信を
行う為のゲートを、有料道路の各出口毎に加えて、有料
道路の各入口毎もに設ける必要があるため、ゲートの建
設費、維持費等の費用の増大化を招く。
【0004】本発明は、上記点に鑑みて、より容易に実
施可能な料金徴収システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車両の有料区域の使用
料金を徴収する料金徴収システムであって、車両に搭載
されて、送信信号を送信する無線通信端末(20)と、
有料区域を示す地図情報及び有料区域の料金情報を有し
て、有料区域の使用料金を算出する管理局(10)とを
有し、管理局は、無線通信端末からの送信信号に応じて
車両位置情報を得て、この車両位置情報及び地図情報に
応じて有料区域の使用履歴を求め、この使用履歴及び料
金情報に応じて使用料金を算出することを特徴とする。
これにより、無線通信端末との無線通信を行う為の通信
ゲートを、有料道路の各出口及び有料道路の各入口に設
けることなく、使用料金を算出することができるため、
費用の低減を図ることができる。従って、より容易に実
施可能な料金徴収システムを提供できる。
【0006】また、請求項2に記載の発明では、無線通
信端末は、送信信号として車両位置情報を示す位置信号
を送信する位置情報送信手段(370)を有し、管理局
は、車両位置信号を受信することを特徴とする。
【0007】ここで、例えば、無線通信端末にGPSを
採用して、車両位置情報を得ることが考えられるもの
の、請求項3に記載の発明のようにしてもよい。すなわ
ち、請求項3に記載の発明では、無線通信端末は、第1
〜第3の基地局(40〜42)の各々から送信される第
1〜第3の送信信号を受信する携帯電話であって、携帯
電話は、第1の基地局からの第1の送信信号の受信に応
じて、第1の送信信号の到達時間と第1の基地局の識別
情報とを算出する第1の算出手段(310)と、第2の
基地局からの第2の送信信号の受信に応じて、第2の送
信信号の到達時間と第2の基地局の識別情報とを算出す
る第2の算出手段(330)と、第3の基地局からの第
3の送信信号の受信に応じて、第3の送信信号の到達時
間と第3の基地局の識別情報とを算出する第3の算出手
段(350)とを有し、位置情報送信手段は、第1〜3
の送信信号の到達時間と第1〜3の基地局の識別情報と
に応じて車両位置信号を出力し、管理局は、第1〜3の
基地局の位置情報を有する。
【0008】以上により、位置情報送信手段は、第1〜
第3の送信信号の到達時間と第1〜第3の基地局の識別
情報とに応じて車両位置信号を出力する。すなわち、無
線通信端末は、第1〜第3の基地局を基準とした車両位
置信号を管理局に出力し、管理局は、第1〜第3の基地
局の位置情報を有しているので、管理局は、無線通信端
末にGPSを採用することなく、車両位置情報及び地図
情報に応じて有料区域の使用履歴を求めることができ
る。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明のように、
管理局は、車両が有料区域に進入したとき、有料区域へ
の進入を示す進入信号を送信する進入送信手段(12
0)を有し、請求項5に記載の発明では、無線通信端末
は、進入信号に応じて車両の有料区域への進入を車両の
乗員に通知する進入通知手段(200)を有するように
してもよい。
【0010】請求項6に記載の発明では、管理局は、車
両が有料区域から退去したとき、車両の有料区域からの
退去を示す退去信号を送信する退去送信手段(160)
を有し、請求項7に記載の発明のように、無線通信端末
は、退去信号に応じて車両の有料区域からの退去を車両
の乗員に通知する退去通知手段(210)を有するよう
にしてもよい。また、請求項8に記載の発明では、管理
局は、使用料金を示す料金信号を送信する料金送信手段
(170)を有し、請求項9に記載の発明では、無線通
信端末は、料金信号に応じて使用料金を車両の乗員に通
知する料金通知手段(220)を有するようにしてもよ
い。
【0011】請求項10に記載の発明では、車両に搭載
された無線通信端末(20)の位置情報を取得する情報
取得手段(100)と、車両の有料区域を示す地図情報
及び前記有料区域の料金情報を有する情報保持手段(1
5、14)と、地図情報及び位置信号に応じて有料区域
の使用履歴を算出する履歴算出手段(120、140)
と、使用履歴及び料金情報に応じて使用料金を算出する
算出手段(150)とを有することを特徴とする。ま
た、請求項11に記載の発明では、車両位置情報を示す
車両位置信号を送信する位置情報送信手段(370)を
有することを特徴とする。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施形態に係る有
料道路の料金徴収システムを示す。図1は料金徴収シス
テムの概略である。図1に示すように、料金徴収システ
ムは、管理センター(管理局)10及び携帯電話20を
有して、携帯電話20は、自動車30に搭載されてい
る。なお、携帯電話20としては、CDMA方式の携帯
電話が採用されており、以下、携帯電話20を車載携帯
電話20という。
【0014】以下、管理センター10及び携帯電話20
の電気回路構成について図2によって説明する。図2は
管理センター10及び車載携帯電話20の電気回路構成
を示すブロック図である。管理センター10は、アンテ
ナ11、無線部12、メモリ13、料金情報データベー
ス14、地図情報データベース15、及び制御部16か
ら構成されている。無線部12は、制御部16により制
御されて、確認信号をアンテナ11から送信する一方、
後述する車両位置信号をアンテナ11を通して受信す
る。但し、確認信号としては、後述する有料道路進入信
号、有料道路退去信号、及び使用料金信号が採用されて
いる。
【0015】メモリ13は、制御部16のコンピュータ
プログラムを保持し、料金情報データベース14は、有
料道路、有料駐車場、有料施設の使用料金のデータを保
持している。地図情報データベース15は、地図データ
を保持し、地図データは、有料道路、有料駐車場、有料
施設、一般道路、及び基地局を示す地図である。また、
制御部16は、マイクロコンピュータ等からなり、有料
道路(或いは、有料駐車場、有料施設)の課金処理を行
う。
【0016】また、車載携帯電話20は、図2に示すよ
うに、無線部21、音声回路22、レシーバ23、マイ
ク24、メモリ25、表示部(液晶パネル)26、キー
操作部27、通信制御部28、及びアンテナ29から構
成されている。無線部21は、アンテナ29を介して受
信した受信信号を復調信号に変換して音声回路22に出
力する一方、音声回路22からの送信信号を変調して変
調信号をアンテナ29を介して送信する。ここで、無線
部21は、通信制御部28からの車両位置信号を受けた
とき、車両位置信号をアンテナ29から送信させる一
方、アンテナ29を通して確認信号(有料道路進入信
号、有料道路退去信号、使用料金信号)を受けたとき、
確認信号を通信制御部28に出力する。
【0017】音声回路22は、無線部21からの復調信
号を受話音声信号に変換してレシーバ23に出力する一
方、マイク24からの送話音声信号を送信信号に変換し
無線部21に出力する。また、マイク(送話部)24
は、使用者の音声を送話音声信号に変換し音声回路22
に出力し、レシーバ(受話部)23は、音声回路22か
らの受話音声信号を受話音声に変換し出力する。メモリ
25は、通信制御部28のコンピュータプログラムを有
している。通信制御部28は、マイクロコンピュータ等
からなって、通話発着信処理、位置情報発信処理、進入
通知処理、退去通知処理等を行う。
【0018】ここで、進入通知処理は、位置情報発信処
理の実行中において、管理センター10から有料道路進
入信号を受信したとき開始し、退去通知処理は、位置情
報発信処理の実行中において、管理センター10から有
料道路退去信号を受信したとき開始する。
【0019】以下、本実施形態の作動につき図3〜図5
により説明する。車載携帯電話20の位置情報発信処理
の説明に先立って、管理センター10の有料道路の課金
処理の説明を行う。管理センター10の制御部16は、
図3に示すフローチャートに従って、有料道路の課金処
理を行い、車載携帯電話20の通信制御部28は、図
4、図5に示すフローチャートに従って、進入通知処
理、退去通知処理を行う。
【0020】先ず、管理センター10の制御部16にお
いて、車載携帯電話20からの車両位置信号をアンテナ
11を経て無線部12を通して受信すると(ステップ1
00)、ステップ110に進んで、車両位置信号の車両
位置情報を地図情報データ15の地図データに照らし合
わせて(ステップ110)、車両30が有料道路に進入
したか否かを判定する(ステップ120)。これによ
り、有料道路における車両30の進入場所情報(有料道
路の使用履歴)を得て、この進入場所情報をメモリ25
に記憶する。
【0021】次に、ステップ120で、車両30が有料
道路に進入したとき、ステップ130に進んで、無線部
12によって有料道路進入信号(確認信号)をアンテナ
11から出力させる。これにより、有料道路進入信号が
電波を媒体としてアンテナ11から送信される。ここ
で、車載携帯電話20の通信制御部28では、アンテナ
29を通して無線部21を経て有料道路進入信号を受信
したとき、表示部26によって、車両の有料道路への進
入の確認のメッセージ(進入確認メッセージ)を表示さ
せる(ステップ200)。
【0022】これにより、車両30の乗員に、車両の有
料道路への進入の確認を通知することができる。なお、
車両30の乗員に、車両の有料道路への進入の確認を通
知することにあたり、管理センター10が、車両の有料
道路への進入を示す文字情報(或いは、画像情報)をメ
ールで行うようにしてもよい。また、管理センター10
が、車両の有料道路への進入を示す音声情報を車載携帯
電話20に送信し、車載携帯電話20によって、車両の
有料道路への進入を示す情報を音声で車両30の乗員に
通知するようにしてもよい。
【0023】次に、管理センター10の制御部16にお
いて、車載携帯電話20からの車両位置信号をアンテナ
11を経て無線部12を通して受信すると(ステップ1
00A)、車両位置信号の車両位置情報を地図情報デー
タ15の地図データに照らし合わせて(ステップ110
A)、車両30が有料道路を通行中か否かを判定する
(ステップ140)。これにより、有料道路における車
両30の退去場所情報(有料道路の使用履歴)を得て、
この退去場所情報ををメモリ25に記憶する。
【0024】次に、ステップ140で、車両30が有料
道路から退去したとき、ステップ150に進んで、有料
道路の使用料金を算出する(ステップ150)。すなわ
ち、上述した退去場所情報及び進入場所情報の双方をメ
モリ25から呼び出し、退去場所情報及び進入場所情報
を料金情報データベース14の料金情報に照らし合わせ
て有料道路の使用料金を算出する。
【0025】次に、無線部12によって有料道路退去信
号(確認信号)をアンテナ11から出力させる(ステッ
プ160)。これにより、有料道路退去信号が電波を媒
体としてアンテナ11から送信される。これと共に、ス
テップ150で算出された使用料金を示す使用料金信号
を無線部12によってアンテナ11から出力させる(ス
テップ170)。これにより、使用料金信号が電波を媒
体としてアンテナ11から送信される。
【0026】ここで、車載携帯電話20の通信制御部2
8では、アンテナ29を通して無線部21を経て有料道
路退去信号を受信したとき、表示部26によって、車両
の有料道路への退去の確認のメッセージ(退去確認メッ
セージ)を表示させる(ステップ210)。これによ
り、車両30の乗員に、車両の有料道路への進入の確認
を通知することができる。
【0027】次に、アンテナ29(車載携帯電話20
の)を通して無線部21を経て使用料金信号を受信した
とき、表示部26によって、有料道路の使用料金を表示
させる(ステップ220)。これにより、車両30の乗
員に、車両の有料道路の使用料金を通知することができ
る。その後、管理センター10は、車載携帯電話10の
電話料金とともに、有料道路の使用料金を、車載携帯電
話10の使用者に請求する。
【0028】次に、車載携帯電話20の位置情報発信処
理につき図6、図7を参照して説明する。図6は、車両
30が基地局40〜42に囲まれたエリアを走行してい
る例を示す。ここで、基地局40〜42は、それぞれ、
車載携帯電話20の通信網側の施設であって、管理セン
ター10から制御されて、周期的に、識別信号を電波を
媒体として送信する。但し、識別信号には、基地局毎に
固有の識別コードが含まれており、車載携帯電話20の
メモリ13には、各基地局の識別コードが保持されてい
る。また、基地局40〜42は、各々、管理センター1
0にオンライン接続されている。
【0029】車載携帯電話20の通信制御部28は、図
7に示すフローチャートに従って、位置情報発信処理を
行う。位置情報発信処理は、キー操作部27への所定操
作に応じて、開始し、周期的に行われる。但し、車載携
帯電話20のメモリ25は、管理センター10から識別
信号を送信するタイミングの情報を保持している。
【0030】先ず、第1の基地局からの識別信号を受信
したか否かを判定し(ステップ300)、第1の基地局
からの識別信号を受信したとき、第1の基地局からの識
別信号の車載携帯電話20への到達時間(以下、第1の
到達時間という)を算出する(ステップ310)。
【0031】次に、第1の基地局と異なる第2の基地局
からの識別信号を受信したか否かを判定し(ステップ3
20)、第2の基地局からの識別信号を受信したとき、
第2の基地局からの識別信号の車載携帯電話20への到
達時間(以下、第2の到達時間という)を算出する(ス
テップ330)。
【0032】次に、第1、第2の基地局と異なる第3の
基地局からの識別信号を受信したか否かを判定し(ステ
ップ340)、第3の基地局からの識別信号を受信した
とき、第3の基地局からの識別信号の車載携帯電話20
への到達時間(以下、第3の到達時間という)を算出す
る(ステップ350)。
【0033】次に、車両位置情報を演算する(ステップ
360)。具体的には、図6に示すように、第1の基地
局からの識別信号の識別コードを基に、第1の基地局
は、例えば、基地局40であることを識別し、車両位置
は、第1の到達時間に基づいて、基地局40から半径R
1の円弧上の位置にあることを求める。同様に、第2の
基地局からの識別信号の識別コードを基に、第2の基地
局は、例えば、基地局41であることを識別し、車両位
置は、第2の到達時間に基づいて、基地局41から半径
R2の円弧上の位置にあることを求める。さらに、第3
の基地局からの識別信号の識別コードを基に、第3の基
地局は、例えば、基地局42であることを判定するとと
もに、車両位置は、第3の到達時間に基づいて、基地局
42から半径R3の円弧上にあること求める。
【0034】以上により、車両位置情報としては、基地
局40から半径R1の円弧上であるとともに、基地局4
1から半径R2の円弧上にあり、基地局42から半径R
3の円弧上にあることを意味する。即ち、車両位置情報
としては、半径R1〜R3の円弧の交点RAであること
を意味する。その後、このような基地局40〜42を基
準とした車両位置情報を示す車両位置信号を無線部21
でアンテナ29を通して管理局10に送信する。
【0035】管理局10においては、地図情報データベ
ース15は、上述の如く、基地局40〜42の位置デー
タを有しているので、地図情報データベース15と車載
携帯電話20からの車両位置信号とに基づいて、有料道
路の進入場所情報及び退去場所情報(有料道路の使用履
歴)を求めることができる。
【0036】次に、本発明の特徴につき説明する。すな
わち、管理センター10は、車載携帯電話20からの車
両位置信号を受信し、この車両位置信号及び地図情報
(地図情報データ15)に応じて有料道路の進入場所情
報及び退去場所情報を求め、進入場所情報及び退去場所
情報とともに料金情報(料金情報データベース14)に
応じて使用料金を算出する。これにより、車載携帯機2
0との無線通信を行う為の通信ゲートを、有料道路の各
出口及び有料道路の各入口に設けることなく、使用料金
を算出することができるため、費用の低減を図ることが
できる。従って、より容易に実施可能な料金徴収システ
ムを提供すること 料金徴収システムを提供することができる。ここで、有
料道路の使用料金の支払いに関しては、銀行引き落と
し、クレジットカードを利用してもよい。
【0037】また、本発明の料金徴収システムの実施に
あたり、時間帯(通行時間帯)、季節毎(行楽シーズ
ン)によって、道路を一般道路(無料道路)及び有料道
路の一方に切り替える場合に、適用することが好まし
い。これにより、朝夕の通勤ラッシュ、行楽シーズンの
車両の渋滞緩和を行うことができる。ここで、電光掲示
板や事前案内を当該道路に設け、一般道路(無料道路)
及び有料道路の切り替えの旨を道路の使用者に通知す
る。但し、電光掲示板や事前案内は、管理センター10
で制御されるようにしておく。
【0038】また、本発明の実施にあたり、有料区域と
しては、有料道路(有料橋梁、有料トンネル)に限ら
ず、有料駐車場、有料施設等に適用してもよい。すなわ
ち、管理局10は、車載携帯電話20からの車両位置信
号と地図情報(地図情報データ15)とによって、例え
ば、有料駐車場の使用履歴(駐車時間を含む)を求め、
使用履歴と料金情報(料金情報データベース14)とに
よって使用料金を算出して徴収する。なお、有料施設と
しては、屋外で映画を上映する屋外映画上映施設(ドラ
イブインシアター)等を適用してもよい。
【0039】また、上記実施形態では、車載携帯電話1
0で車両位置信号を、基地局40〜42からの識別信号
に応じて求める例につき説明したが、これに限らず、車
載携帯電話10にGPSを搭載し、GPSによって車両
位置信号を求めるようにしてもよい。
【0040】また、本発明の実施にあたり、無線通信端
末としては、携帯電話10に限らず、自動車電話、PH
S、カーナビゲーションシステム、専用通信端末等を適
用してもよい。
【0041】なお、上記実施形態では、第1〜第3の基
地局と車両との間の各距離(R1〜R3)を、車載携帯
電話20側で求める例につき説明したが、これに限ら
ず、第1〜3の基地局の各識別コードと第1〜3の到達
時間との双方を示す車両位置信号を、車載携帯電話20
によって送信し、管理局10で、第1〜第3の基地局と
車両との間の各距離(R1〜R3)を求めるようにして
もよい。
【0042】さらに、上記実施形態では、図7に示すよ
うに、車両位置信号を車載携帯電話20によって求める
ようにした例につき説明したが、これに限らず、車両位
置信号を管理センター10で求めるようにしてもよい。
具体的には、車載携帯電話20は、送信信号を第1〜第
3の基地局に送信し、管理局10においては、以下のよ
うに処理を行う。
【0043】すなわち、車載携帯電話20から第1の基
地局への送信信号の第1の到達時間を算出する。そし
て、第1の到達時間に応じて、車載携帯電話20及び第
1の基地局の間の距離(以下、第1の距離という)を求
める。これにより、車載携帯電話20は、第1の基地局
から第1の距離に位置にあることが得られる。
【0044】さらに、車載携帯電話20から第2の基地
局(第1の基地局と異なる)への送信信号の第2の到達
時間を算出する。そして、第2の到達時間に応じて、車
載携帯電話20及び第2の基地局の間の距離(以下、第
2の距離という)を求める。これにより、車載携帯電話
20は、第2の基地局から第2の距離に位置にあること
が得られる。
【0045】同様に、車載携帯電話20から第3の基地
局(第1、第2の基地局と異なる)への送信信号の第2
の到達時間を算出する。そして、第3の到達時間に応じ
て、車載携帯電話20及び第3の基地局の間の距離(以
下、第3の距離という)を求める。これにより、車載携
帯電話20は、第3の基地局から第3の距離に位置にあ
ることが得られる。
【0046】以上により、基地局40〜42を基準とし
た車載携帯電話20の位置情報(車両位置情報)を得る
ことができる。ここで、管理局10において、地図情報
データベース15は、上述の如く、基地局40〜42の
位置データを有しているので、地図情報データベース1
5と車載携帯電話20からの車両位置信号とに基づい
て、有料道路の進入場所情報及び退去場所情報(有料道
路の使用履歴)を求めることができる。
【0047】なお、上記実施形態では、基地局40〜4
2と車載携帯電話20との間の距離を、上述の如く、識
別信号(或いは、送信信号)の到達時間に応じて求める
例につき説明したが、これに限らず、基地局40〜42
と車載携帯電話20との間の距離を、識別信号の電力減
衰量(すなわち、基地局40〜42と車載携帯電話20
との間におけるアンテナ利得)に応じて求めるようにし
てもよい。
【0048】さらに、上記実施形態では、車両位置信号
を、3つの基地局を利用して得る例につき説明したが、
これに限らず、4つ以上の基地局を利用して車両位置信
号を得るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の料金徴収システムを示す概
略図である。
【図2】上記実施形態の携帯電話及び管理センターの電
気回路構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す管理センターの制御部の作動を示す
フローチャートである。
【図4】図2に示す携帯電話の通信制御部における進入
通知処理を示すフローチャートである。
【図5】図2に示す携帯電話の通信制御部における退去
通知処理を示すフローチャートである。
【図6】図2に示す携帯電話の位置情報発信処理を説明
する為の図である。
【図7】図2に示す携帯電話の位置情報発信処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10…管理センター、14…料金情報データベース、1
5…地図情報データ、16…制御部、20…携帯電話。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の有料区域の使用料金を徴収する料
    金徴収システムであって、 前記車両に搭載されて、送信信号を送信する無線通信端
    末(20)と、 前記有料区域を示す地図情報及び前記有料区域の料金情
    報を有して、前記有料区域の使用料金を算出する管理局
    (10)とを有し、 前記管理局は、前記無線通信端末からの送信信号に応じ
    て車両位置情報を得て、この車両位置情報及び前記地図
    情報に応じて前記有料区域の使用履歴を求め、この使用
    履歴及び前記料金情報に応じて前記使用料金を算出する
    ことを特徴とする料金徴収システム。
  2. 【請求項2】 前記無線通信端末は、前記送信信号とし
    て車両位置情報を示す車両位置信号を送信する位置情報
    送信手段(370)を有し、 前記管理局は、前記車両位置信号を受信することを特徴
    とする請求項1に記載の料金徴収システム。
  3. 【請求項3】 前記無線通信端末は、第1〜第3の基地
    局(40〜42)の各々から送信される第1〜第3の送
    信信号を受信する携帯電話であって、 前記携帯電話は、前記第1の基地局からの第1の送信信
    号の受信に応じて、前記第1の送信信号の到達時間と前
    記第1の基地局の識別情報とを算出する第1の算出手段
    (310)と、 前記第2の基地局からの第2の送信信号の受信に応じ
    て、前記第2の送信信号の到達時間と前記第2の基地局
    の識別情報とを算出する第2の算出手段(330)と、 前記第3の基地局からの第3の送信信号の受信に応じ
    て、前記第3の送信信号の到達時間と前記第3の基地局
    の識別情報とを算出する第3の算出手段(350)とを
    有し、 前記位置情報送信手段は、前記第1〜3の送信信号の到
    達時間と前記第1〜3の基地局の識別情報とに応じて前
    記車両位置信号を出力し、 前記管理局は、前記第1〜3の基地局の位置情報を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の料金徴収システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記管理局は、前記車両が前記有料区域
    に進入したとき、前記有料区域への進入を示す進入信号
    を送信する進入送信手段(120)を有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の料金徴収
    システム。
  5. 【請求項5】 前記無線通信端末は、前記進入信号に応
    じて前記車両の前記有料区域への進入を前記車両の乗員
    に通知する進入通知手段(200)を有することを特徴
    とする請求項4に記載の料金徴収システム。
  6. 【請求項6】 前記管理局は、前記車両が前記有料区域
    から退去したとき、前記車両の前記有料区域からの退去
    を示す退去信号を送信する退去送信手段(160)を有
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに
    記載の料金徴収システム。
  7. 【請求項7】 前記無線通信端末は、前記退去信号に応
    じて前記車両の前記有料区域からの退去を前記車両の乗
    員に通知する退去通知手段(210)を有することを特
    徴とする請求項6に記載の料金徴収システム。
  8. 【請求項8】 前記管理局は、前記使用料金を示す料金
    信号を送信する料金送信手段(170)を有することを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の料金
    徴収システム。
  9. 【請求項9】 前記無線通信端末は、前記料金信号に応
    じて前記使用料金を前記車両の乗員に通知する料金通知
    手段(220)を有することを特徴とする請求項8に記
    載の料金徴収システム。
  10. 【請求項10】 車両に搭載された無線通信端末(2
    0)の位置情報を取得する情報取得手段(100)と、 前記車両の有料区域を示す地図情報及び前記有料区域の
    料金情報を有する情報保持手段(15、14)と、 前記地図情報及び前記位置信号に応じて前記有料区域の
    使用履歴を算出する履歴算出手段(120、140)
    と、 前記使用履歴及び前記料金情報に応じて前記使用料金を
    算出する算出手段(150)と、 を有することを特徴とする管理局。
  11. 【請求項11】 車両位置情報を示す車両位置信号を送
    信する位置情報送信手段(370)を有することを特徴
    とする無線通信端末。
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