JP3518506B2 - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JP3518506B2
JP3518506B2 JP2000337639A JP2000337639A JP3518506B2 JP 3518506 B2 JP3518506 B2 JP 3518506B2 JP 2000337639 A JP2000337639 A JP 2000337639A JP 2000337639 A JP2000337639 A JP 2000337639A JP 3518506 B2 JP3518506 B2 JP 3518506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報センタに集め
られた各種情報を、衛星を介した放送により車両に提供
する情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の搭乗者が交通情報を得
る方法として、AM/FMラジオ放送により提供される
情報を聴いたり、VICSの路上機から得られる交通情
報を車載ナビゲーション装置が表示する道路地図上に描
画したものを視たりする方法が知られている。
【0003】これらの方法によって提供される情報は、
路上に設置された各種センサや航空機等を用いて収集さ
れたものであり、通常、主要道路に限られている。換言
すれば、これらの方法では、主要道路以外の情報を得る
ことができなかった。これに対して、車両の走行に関係
する様々な車両情報(例えば、渋滞,事故,排気ガス濃
度等)を取得するセンサを備えた車(プローブカー)を
用い、このプローブカーを適宜走行させることにより、
主要道路以外の任意の道路に関する車両情報を収集する
方法が知られている。特に、特開平11−25130号
公報には、各車両への情報の提供と、プローブカーから
の車両情報の収集とを衛星を介した双方向通信により実
現する方法も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両が衛星を
介して情報センタに車両情報を送信するようにした場
合、車両には、指向性が高く衛星に追従するアンテナと
大出力の送信器とを搭載する必要があり、車載用の装置
が高価なものとなるという問題があった。
【0005】また、通常の車両をプローブカーとして情
報収集を行わせるようにした場合、衛星がカバーする通
信エリアは非常に広いため、衛星を介して情報センタと
の通信を行う車両が大量に存在することになり、通信容
量が不足してしまうという問題もあった。
【0006】更に、現状においてVICSにより提供さ
れる情報は、車両の現在位置周辺のエリアに限定されて
いるため、例えば、目的地が遠隔地にある場合、その目
的地付近の情報を得たくても、目的地にある程度接近す
るまで得ることができないという問題もあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するために、
車載装置を高価なものとすることなく、車両にて収集し
た情報を情報センタに送信するための通信を良好な状態
で行うことが可能な情報提供システムを提供し、更に現
在位置付近に限らず、遠隔地の情報も任意に得ることが
可能な情報提供システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の情報提供システムでは、情
報センタに集められた各種情報を、衛星を介した放送に
より車両に提供すると共に、各車両は、車両の走行に関
係する様々な車両情報を収集し、収集した車両情報が
滞の発生を判定する通知条件を満たす場合に、その車両
情報を情報センタに地上の無線通信を介して通知し、以
後、予め定められた終了条件を満たすまでの間、所定距
離を移動する毎に、車両情報を繰り返し通知するように
されている。
【0009】このように、本発明の情報提供システムで
は、情報センタから各車両へ下り通信と、各車両から情
報センタへの上り通信とで異なる伝送路を用いており、
下り通信には、多数の車両に対して大量の情報を一斉に
送信することが可能な衛星放送を用い、上り通信には、
機器の小さな地上の無線通信(例えば、携帯電話やPH
S等の無線電話、MCA無線、DSRC無線等)を用い
ている。
【0010】従って、本発明によれば、各車両に効率よ
く大量の情報を提供できると共に、車両が走行する全て
の道路の情報が得られるため、主要道路以外の情報も確
実に得ることができ、また、車両から衛星に対して信号
を送信する必要がないため、車載装置を安価に構成する
ことができる。
【0011】しかも、上り通信の場合に各車両は、最寄
りの基地局や路上局との通信を行えばよいため、車両か
ら車両情報を集める無線通信の通信容量を十分に確保す
ることができる。
【0012】また、本発明の情報提供システムにおい
て、車両は、渋滞の発生を検出した時点で、最初の車両
情報を通知し、以後繰り返し、終了条件を満たすまでの
間(例えば、その渋滞に巻き込まれている間、所定距
離を移動する毎に車両情報を通知する。
【0013】このため、渋滞が発生した場合、多くの車
両から同様の車両情報が情報センタに送信されることに
なるが、その送信タイミングが集中したとしてもその状
態が継続してしまうことを確実に防止できる。即ち、同
じ距離の移動であっても、その移動に要する時間は、運
転の仕方によって車両毎に様々に異なったものとなるた
め、各車両の通知条件(移動距離の長さ)が同一に設定
されていても、各車両での車両情報の送信タイミング
は、ばらついたものとなるのである。
【0014】また、渋滞の状況が悪化するほど、車両情
報を通知する車両が多くなるが、これに伴って車両が所
定距離の移動に要する平均時間も増大する。従って、車
両情報の通知条件として移動距離を用いた場合、一台の
車両から単位時間当たりに送信されてくる情報は、渋滞
の状況が悪化するほど少なくなるため、渋滞の状態によ
らず、情報センタでの車両情報の処理量をほぼ一定の上
限量以下に保つことができる。
【0015】次に、請求項2記載の情報提供システムで
は、情報センタは、各車両に提供する各種情報を、予め
設定された地域毎に分類した形式のエリア情報を作成
し、該エリア情報をつなぎ合わせたものを放送用データ
として送信し、車両では、情報センタから衛星を介して
受信した情報の中から、現在位置を含む地域、或いは指
定された地域の情報を抽出して、利用者への情報提供を
行うようにされている。
【0016】このため、抽出する情報として、例えばナ
ビゲーション装置にて経路設定を行った目的地を指定す
れば、その目的地が遠隔地にあったとしても、確実に目
的地の情報を得ることができ、現在位置付近の情報しか
得られない従来のVICSと比較して、使い勝手を向上
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施形態の情
報提供システムの全体構成図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態の情報提供
システムは、道路工事や交通規制,事故,渋滞等の交通
情報の他、各地の天気等、車両に提供する種々の情報が
集められ、この集めた情報を衛星を介して各車両MBに
放送形式で提供する情報センタ10を備えており、この
情報センタ10には、無線アンテナAbを介して車両M
Bとの無線通信を行う基地局Bが、公衆網Nを介して多
数接続されている。
【0019】また、各車両MBは、現在位置を検出し、
現在位置付近の地図の表示や、目的地までの経路設定,
設定経路に従った経路案内等を行うナビゲーション装置
20と、衛星を介した情報センタ10からの放送を受信
することにより得た各種情報を、ナビゲーション装置2
0の持つ表示機能等を利用して、車両MBの乗員に提供
すると共に、車両MBに設けられた各種センサS、及び
ナビゲーション装置20の出力に基づいて生成した車両
情報を、無線通信により情報センタ10に送信する情報
取得装置30とを備えている。
【0020】そして、情報センタ10は、公衆網Nを介
して基地局Bとの通信を行う通信器12と、車両MBか
ら基地局Bに送信されてくる車両情報を通信器12を介
して収集し、その収集した車両情報を分類整理して放送
用データを生成し、データベース16に記憶するデータ
編集装置14と、データベース16に記憶された放送用
データを、衛星アンテナAcを介して衛星に向けて送信
することにより、車両MBに対して放送形式で放送用デ
ータを提供する衛星放送送信器18とを備えている。
【0021】なお、データ編集装置14には、図示しな
いが、従来の情報センタと同様に、路上に設けられた各
種センサからの情報や、航空機等を用いて収集した情報
等も集められ、通信器12を介して各車両MBから得た
情報と共に編集される。ここで、データ編集装置14に
て実行される情報収集処理を、図2に示すフローチャー
トに沿って説明する。
【0022】本処理が起動されると、まず、通信器12
を介して車両情報の受信があったか否かを判断し(S1
10)、受信があった場合には、車両情報を、その車両
情報に含まれる送信元の位置データに基づいて、予め設
定された地域毎に分類し(S120)、S110に戻
る。
【0023】一方、車両情報の受信がない場合には、デ
ータ更新タイミングであるか否かを判断し(S13
0)、更新タイミングでなければ、そのままS110に
戻り、一方、更新タイミングであれば、データ更新処理
(S140)を実行した後、S110に戻る。
【0024】S140のデータ更新処理では、S120
にて分類された各地域毎に、車両情報の整理(重複デー
タや信頼性の低いデータの削除等)を行った後、現在の
渋滞状況の特定を行い、これをナビゲーション装置20
が表示する道路地図上に表示可能な形式のデータに変換
することにより渋滞情報を作成し、これをその他(天気
など)の情報と組み合わせて現在情報としてデータベー
ス16に記憶する。また、過去及び現在の渋滞状況等か
ら、数時間後(例えば1時間後)の渋滞状況を予測し、
これに基づいて渋滞情報を作成し、これを数時間後の天
気予報などと組み合わせて予測情報としてデータベース
16に記憶する。
【0025】その結果、データベース16には、図3に
示すように、分類された地域毎に、現在情報,予測情報
からなるエリア情報が作成されることになる。そして、
衛星放送送信器18は、データベース16に記憶された
全てのエリア情報をつなぎ合わせたものを放送用データ
として、この放送用データを、繰り返し連続的に、或い
は予め決められた放送時間毎に断続的に送信する。
【0026】次に、車両MBに搭載されたナビゲーショ
ン装置20は、複数のGPS衛星STgからの電波をG
PSアンテナAgを介して受信し、車両の現在位置、及
び現在時刻を特定する位置/時刻データを生成するGP
S受信器22と、道路地図や車両の現在位置、その他各
種情報を表示するための表示画面や、設定経路を音声案
内するためのスピーカ等を備えた表示部26と、周知の
マイクロコンピュータを中心に構成され、GPS受信器
22からの位置/時刻データに基づき、車両の現在位
置,現在位置付近の道路地図の表示や、目的地までの経
路設定,設定経路に基づく経路案内などを表示部26の
表示画面やスピーカを介して行うナビ制御部24とを備
えている。
【0027】なお、ナビ制御部24は、表示用の地図デ
ータが格納されたメモリや、各種指令を入力するための
操作部等、通常のナビゲーション装置が持つ、GPS受
信器22,表示部26以外の構成,機能を全て含んでい
る。更に、ナビ制御部24は、その制御状態(例えば動
作モードや表示画面の内容)や、位置/時刻データを外
部装置に通知する機能と、外部装置から供給される情報
を、表示画面に表示中の画像と合成して表示する機能と
を少なくとも実現するように構成されている。
【0028】一方、情報取得装置30は、衛星からの放
送を衛星アンテナAmを介して受信する衛星放送受信器
32と、衛星放送受信器32にて受信した情報の中か
ら、必要な情報を抽出して、ナビゲーション装置20に
転送することにより、ナビゲーション装置20の表示部
26を介して乗員に対する情報提供を行う放送受信処
理、及び各種センサの出力、及びナビ制御部24から取
得した位置/時刻情報に基づいて、情報センタ10に送
信するための車両情報を生成する処理等を実行する情報
制御部36と、情報制御部36が生成した車両情報を、
無線アンテナAkを介して基地局Bに送信する無線通信
器34とを備えている。
【0029】なお、情報制御部36が生成する車両情報
として、例えば渋滞状況、排気ガス(NOx,CO2
濃度、路面状況等があり、これを検出するためのセンサ
Sとして、車速,加速度,車間距離,ブレーキ/アクセ
ルの操作状態等を検出するものが設けられている。ま
た、無線通信器34としては、携帯電話が好適である
が、DSRC,MCA,ページャなどを用いてもよい。
【0030】ここで、情報制御部36が実行する情報提
供処理、及び車両情報を生成する処理の一つとして渋滞
の発生,解消に関する情報を検出する渋滞検出処理を、
図4及び図5に示すフローチャートに沿って説明する。
情報提供処理では、図4に示すように、まず、衛星放送
受信器32にて、エリア情報の受信があったか否かを判
断し(S210)、受信があれば、その中から、予め設
定されている指定情報を抽出し,情報制御部36を構成
するメモリの所定エリアに記憶する(S220)。
【0031】なお、指定情報としては、例えば、ナビゲ
ーション装置20からの位置/時刻データにて特定され
る現在位置を含んだエリア、及びこれと隣接するエリア
のエリア情報、表示部26の画面に地図が表示されてい
るエリアのエリア情報、ナビゲーション装置20にて経
路設定された目的地や通過ポイントを含むエリアのエリ
ア情報などを設定できる。
【0032】これらの抽出された指定情報の中から、ナ
ビゲーション装置20の制御状態、特に、表示画面の表
示内容に対応するものを選択し、ナビゲーション装置2
0に転送して(S230)、S210に戻る。この指定
情報が転送されたナビゲーション装置20では、その指
定情報の中に、表示用のデータがあれば、表示部26の
画面にて表示中の画像と合成して表示して視覚的に、ま
た、音声データがあればスピーカを介して聴覚的に乗員
に対する情報提供を行う。
【0033】また、先のS210にて、衛星放送受信器
32にて情報の受信がなかった場合、ナビゲーション装
置20の制御状態を監視して、制御状態に変化があった
か否かを判断し(S240)、変化がなければS210
に戻る。一方、制御状態に変化があればS230に移行
して、先に説明したように、指定情報の中から、その変
化した制御状態に応じた情報を選択して、ナビゲーショ
ン装置20に転送することにより、乗員に提供する情報
の内容を、制御状態の変化に応じたものに更新する。
【0034】但し、制御状態の変化とは、例えば、車両
MBの移動に伴って、画面に表示されている現在位置周
辺の地図がエリア情報にて区切られた地域を跨いで切り
替わったり、乗員が現在の渋滞状況を表示する設定か
ら、未来(1時間後)の渋滞状況の予測を表示する設定
に切り替える操作等を意味する。
【0035】次に、渋滞検出処理では、図5に示すよう
に、まず、渋滞情報の検出に関連する各センサSから信
号を読み込み(S310)、読み込んだ信号に基づい
て、渋滞が発生しているか否かを判断する(S32
0)。具体的には、例えば、エンジンオンで車速が下限
速度以下である状態が所定時間(赤信号での停車を検知
しない程度)以上継続し、且つ前方の所定距離内に車両
が存在している場合に、渋滞として判断すればよい。
【0036】そして、渋滞が発生していないと判断した
場合には、そのままS310に戻り、一方、渋滞が発生
していると判断した場合には、GPS受信器22から位
置/時刻データを取得し(S330)、この取得した位
置/時刻データと、渋滞が発生した旨を表す情報、或い
は渋滞発生の判断の根拠となった信号とを関連づけたも
のを車両情報として生成し、この車両情報を、無線通信
器34を介して情報センタ10に向けて送信する(S3
40)。
【0037】その後、再度GPS受信器22から位置/
時刻データを取得して(S350)、S340にて送信
した車両情報を構成する位置/時刻データにて示された
位置から、所定距離(例えば100m)だけ移動したか
否かを判断する(S360)。所定距離だけ移動してい
なければS350に戻り、一方、所定距離以上移動して
いれば、渋滞情報の検出に関連する各センサSから信号
を読み込み(S370)、この信号、或いはこの信号に
基づいて渋滞しているか否かを判断した結果を、先のS
350にて取得した位置/時刻データと関連づけたもの
を車両情報として生成し、この車両情報を、無線通信器
34を介して情報センタ10に向けて送信する(S38
0)。
【0038】その後、先のS370にてセンサSから読
み込んだ信号に基づき、渋滞が解消されているか否かを
判断し(S390)、渋滞が解消されていればS310
に戻って、新たな渋滞の発生を監視し、渋滞が解消して
いなければ、S350に戻って、渋滞が解消されるま
で、所定距離を移動する毎に繰り返し車両情報の送信を
行う。
【0039】以上説明したように、本実施形態の道路情
報提供システムにおいては、各車両MBにて検出された
車両情報が、無線通信(ここでは携帯電話)を介して情
報センタ10に集められ、情報センタ10では、この車
両情報と、その他の方法にて集められた情報とに基づい
て地域毎にブロック化したエリア情報を生成し、これを
放送用データとして、衛星を介して各車両MBに放送形
式にて提供する。そして、車両MBは、受信したエリア
情報の中から、ナビゲーション装置20の制御状態に応
じたものを抽出して、その情報を、車両MBの乗員に対
し、ナビゲーション装置20を介して視覚的,聴覚的に
提供するようにされている。
【0040】このように、本実施形態の道路情報提供シ
ステムによれば、各車両MBが収集した車両情報に基づ
いて、道路情報(例えば渋滞情報)等を作成しているの
で、情報センタ10は、主要道路に限らず、車両MBが
走行可能な全ての道路についての道路情報を提供するこ
とができる。
【0041】しかも、各車両MBから情報センタ10へ
の車両情報の送信を、携帯電話を用いて行っているた
め、十分な通信容量を確保することができ、また、従来
装置のように大出力の衛星通信用の送信器やアンテナを
設ける必要がないため、装置を安価に構成することがで
きる。
【0042】更に、本実施形態の道路情報提供システム
によれば、車両MBが渋滞を検出した場合、以後、車両
MBが所定距離を移動する毎に、車両情報を送信するよ
うにされている。従って、同じ渋滞に巻き込まれた車両
からの車両情報の送信が、同じタイミングに集中してし
まうこと、また集中したとしてもその状態が継続してし
まうことを確実に防止できる。また、渋滞の状況が悪化
するほど、車両MBが所定距離の移動に要する平均時間
も増大し、各車両MBからの車両情報の送出間隔が長く
なるため、渋滞の程度に関わらず、車両MBから送信さ
れてくる車両情報を、ほぼ一定の上限量以下に抑えるこ
とができる。
【0043】また、本実施形態の道路情報提供システム
によれば、情報センタ10が衛星を介して各車両MBに
道路情報を提供する際に、地域毎に分類したエリア情報
を全て提供し、車両MB側で、その中から必要なエリア
情報を抽出するようにされているので、従来のVICS
のように、車両MBの現在位置付近の情報だけでなく、
遠く離れた目的地や走行ルート上の様々な地点の情報等
も得ることが可能となり、更に、エリア情報として、現
在の状況を表す現在情報だけでなく、未来の予測を表す
予測情報も提供しているので、利用者は、道路状況に応
じてより的確な走行ルートを選択して走行することがで
きる。
【0044】また更に、本実施形態では、車両MBの情
報取得装置30が実行する衛星放送受信処理において、
指定情報として複数のエリア情報を記憶し、その中から
ナビゲーション装置20の制御状態に応じたものをナビ
ゲーション装置20に転送するようにされている。従っ
て、情報センタ10が送信するエリア情報の更新周期に
関わらず、ナビゲーション装置20に制御状態の変化が
あった時には、その制御状態に対応した情報を直ちに提
供することができる。但し、エリア情報の更新周期が十
分に短い場合には、複数のエリア情報を抽出することな
く、現在の制御状態に応じた情報のみを抽出し、これを
ナビゲーション装置20に転送するように構成してもよ
い。
【0045】ところで、本実施形態では、ナビゲーショ
ン装置20と、情報取得装置30とが別体に構成されて
いるが、ナビゲーション装置20のナビ制御部24と、
情報取得装置30の情報制御部36とを単一のマイコン
にて構成し、両装置20,30を一体に構成してもよ
い。
【0046】また本実施形態では、情報センタ10にて
車両情報を位置データに基づいて地域毎に分類している
が、地域毎に情報センタ(但し衛星放送送信器18を省
略したもの)を設け、各情報センタにてエリア情報を作
成し、これを衛星放送送信器18を備えた情報センタに
て放送用データに加工し送信するように構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の道路情報提供システムの全体構成
図である。
【図2】 情報センタ側にて実行される情報収集処理の
内容を表すフローチャートである。
【図3】 情報収集処理にて生成される放送用データの
構成を表す説明図である。
【図4】 車両側にて実行される衛星放送受信処理の内
容を表すフローチャートである。
【図5】 車両側にて実行される渋滞検出処理の内容を
表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…情報センタ、12…通信器、14…データ編集装
置、16…データベース、18…衛星放送送信器、20
…ナビゲーション装置、22…GPS受信器、24…ナ
ビ制御部、26…表示部、30…情報取得装置、32…
衛星放送受信器、34…無線通信器、36…情報制御
部、Ab,Ak…無線アンテナ、Ac,Am…衛星アン
テナ、Ag…GPSアンテナ、B…基地局、MB…車
両、N…公衆網、S…センサ、STg…GPS衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−123289(JP,A) 特開 平9−147297(JP,A) 特開 平7−334786(JP,A) 特開 平11−328580(JP,A) 特開2000−99889(JP,A) 特開 平11−25130(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/13 G08G 1/09 H04B 7/26 H04H 1/00 G01C 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報センタに集められた各種情報を、衛
    星を介した放送により車両に提供する情報提供システム
    において、 各車両は、車両の走行に関係する様々な車両情報を収集
    し、該車両情報が渋滞の発生を判定する通知条件を満た
    す場合に、該車両情報を前記情報センタに地上の無線通
    信を介して通知し、以後、予め定められた終了条件を満
    たすまでの間、所定距離を移動する毎に、前記車両情報
    を繰り返し通知することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記情報センタは、各車両に提供する各
    種情報を、予め設定された地域毎に分類した形式のエリ
    ア情報を作成し、該エリア情報をつなぎ合わせたものを
    放送用データとして送信し、 前記車両では、前記情報センタから前記衛星を介して受
    信した情報の中から、現在位置を含む地域、或いは指定
    された地域の情報を抽出して、利用者への情報提供を行
    うこと を特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
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