JPH0887234A - 道路情報提供システム - Google Patents

道路情報提供システム

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JPH0887234A
JPH0887234A JP6223722A JP22372294A JPH0887234A JP H0887234 A JPH0887234 A JP H0887234A JP 6223722 A JP6223722 A JP 6223722A JP 22372294 A JP22372294 A JP 22372294A JP H0887234 A JPH0887234 A JP H0887234A
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JP
Japan
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road
road map
roadside device
map
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Pending
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JP6223722A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hatanaka
淳 畠中
Satoru Tomita
悟 富田
Tetsuo Kamikawa
哲生 上川
Hiroyasu Taniguchi
博康 谷口
Hiroyuki Kumazawa
宏之 熊沢
Haruki Furusawa
春樹 古澤
Takahiro Nakamura
高宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載装置等が地図データベースを保有してい
ない場合でも、ユーザの要求に応じて常に最新の道路情
報を提供できる道路情報提供システムを得る。 【構成】 情報圧縮手段14は、道路地図情報を送信す
る場合に、更新対象となる道路のリンク番号を、伝送さ
れる情報として生成する。さらに、ランレングス符号化
等によって情報圧縮を行う。情報復元手段19は、受信
した情報から道路地図情報を復元する。そして、通信手
段18は、複合地図情報を移動端末30に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、路車協調型の道路交
通システムにおいて、車載装置や携帯端末等の移動端末
が地図データベースを持たない場合にも、道路インフラ
ストラクチャ側が保有する詳細な道路地図情報を移動端
末を介してドライバ等に提供する道路情報提供システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば(社)関西電子工業振興
センタ発行のKEC情報(No.148,1994年1
月,p.14−p.20)に記載された従来の道路情報
提供システムを示す構成図である。図において、1は渋
滞、事故等の交通情報や規制、工事等の道路情報を収集
する情報収集部、2は各種情報を統一的なリンク(付番
された道路ネットワークの切片)に対応付ける等の処理
や編集を行って車載装置に提供可能な情報に加工する情
報処理・編集部、3はビーコン、FM多重放送、テレタ
ーミナルの3つの情報提供メディアから構成され、情報
処理・編集部2で加工された情報を車載装置に提供する
情報提供部、4は車載装置に搭載され、情報提供部3か
らの情報をディスプレイに表示したり音声によってドラ
イバに伝達したりする情報活用部である。
【0003】次に動作について説明する。情報収集部1
において、公安委員会,道路管理者における交通管制シ
ステム等が渋滞や事故等の道路交通情報を収集する。そ
れらの情報は、(財)日本道路交通情報センタを通して
情報処理・編集部2である道路交通情報通信システムの
センタ(VICSセンタ)に提供される。また、情報収
集部1において、駐車場の満空情報等が収集され、それ
らは、(財)日本道路交通情報センタを通して、または
直接にVICSセンタに提供される。VICSセンタに
おいて、提供された各種情報を各リンクに付帯させる等
の処理や編集が行われ、車載装置で利用可能な情報に加
工される。加工された情報は、情報提供部3に送られ
る。情報提供部3は、各情報提供メディアの特性を生か
して情報の伝送を行う。
【0004】すなわち、ビーコンは間欠極小ゾーン型の
高速の情報提供メディアであって、各ビーコンごとに異
なった内容の情報を車載装置に伝送する。FM多重放送
は広域ゾーン型の中速の情報提供メディアであって、大
量の共通情報を一括して車載装置に伝送する。テレター
ミナルはリクエスト型の低速の情報提供メディアであっ
て、随意情報の伝送を行う。情報活用部4は、各情報提
供メディアからの情報を受信し、受信した情報をディス
プレイ装置に表示したり、音声によってドライバに提供
したりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の道路情報システ
ムは以上のように構成されているので、VICSセンタ
等の情報処理・編集部2から各情報提供メディアに送ら
れる情報はそのままで車載装置で利用しうる情報になっ
ている。従って、車載装置で利用しうる大量の情報を車
載装置にそのまま提供しようとすると、情報処理・編集
部2と各情報提供メディアとの間の情報の伝送量が膨大
になってしまい、その間の通信容量が大きくない場合に
は提供情報のリアルタイム性が失われてしまう。よっ
て、実際には、各情報提供メディアに対して、例えば図
21に示すような主要道路に関する情報しか表示できな
い簡易な地図情報が伝送されている。そして、各情報提
供メディアは、車載装置に対して簡易な地図情報を提供
する。車載装置がCD−ROM等による地図データベー
スを保有している場合には、情報活用部4は、地図デー
タベース内の該当詳細地図と各情報提供メディアから供
給された情報とを重畳して詳細な情報を表示できる。し
かし、車載装置が地図データベースを保有していない場
合に、提供された簡易地図情報中の主要道路上に最終目
的地がないときには、最終目的地に至る経路における渋
滞、規制情報等の道路関連情報や経路案内情報をドライ
バが正確に把握できないという問題点があった。また、
車載装置が地図データベースを保有している場合には、
その内容の更新管理が行われていないと、情報提供部3
から供給された各種情報との間に不整合が生ずる。しか
し、車載装置における地図データベースの更新管理には
ユーザ(ドライバ)に手間と費用を課す。すなわち、車
載装置が地図データベースを保有している場合でも、道
路インフラストラクチャ(以下、道路インフラとい
う。)側が供給する各種情報を車載装置で活用するには
ユーザに手間と費用を課すという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、情報処理・編集部と各情報提供
メディアとの間の情報の伝送量を増大させることなく道
路インフラ側から車載装置等に最新の詳細道路地図情報
を提供でき、その結果、車載装置等が地図データベース
を保有していない場合でも、また、車載装置等が地図デ
ータベースを保有している場合にはユーザに手間や費用
の負担をかけることなく、ユーザの要求に応じて常に最
新の道路関連情報や経路案内情報を提供できる道路情報
提供システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る道路情報提供システムは、情報センタが、道路情報の
変化分を路側装置に供給する供給手段を有し、路側装置
が、情報センタから供給された道路情報の変化分と記憶
されている変化前の道路情報とから変化後の道路情報を
復元する情報復元手段と、復元した道路情報を移動体に
搭載された端末装置に供給する道路情報供給手段とを有
するものである。
【0008】請求項2記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項1記載の道路情報提供システムにおい
て、情報センタが、経路案内情報として各路側装置から
管轄地域内の各地点までの最適経路を求める最適経路探
索手段を有し、路側装置が、情報センタから供給された
経路案内情報による自装置から管轄領域内の各地点に至
る最適経路と道路情報に含まれる道路地図情報および/
または道路関連情報とを重畳し、重畳した情報を移動体
に搭載された端末装置からの要求に応じて端末装置に供
給する道路関連情報付き複合経路案内情報作成手段を有
するものである。
【0009】請求項3記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項2記載の道路情報提供システムにおい
て、情報センタが、管轄地域内の道路地図情報、道路関
連情報および経路案内情報のうちの少なくとも一つを同
報送信する通信手段を有し、路側装置が、同報送信され
た情報から管轄領域内の情報を切り出す情報切出し手段
を有するものである。
【0010】請求項4記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、情報センタが、道路情報のうち道路地図情報
を同報送信する通信手段を有し、移動体に搭載された端
末装置が、情報センタから同報送信された道路地図情報
から自装置で使用する情報を切り出す情報切出し手段を
有するものである。
【0011】請求項5記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項1記載の道路情報提供システムにおい
て、情報センタが、経路案内情報として各路側装置から
管轄地域内の各地点までの最適経路を求める最適経路探
索手段と、管轄地域内の道路地図情報、道路関連情報お
よび経路案内情報のうちの少なくとも一つを同報送信す
る通信手段とを有し、路側装置が、情報センタから同報
送信された情報から管轄領域内の情報を切り出す情報切
出し手段を有し、移動体に搭載された端末装置が、路側
装置に供給を要求する道路情報の種別を設定するデータ
設定手段と、情報センタから同報送信された情報から自
装置で使用する情報を切り出す情報切出し手段を有する
ものである。
【0012】請求項6記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項5記載の道路情報提供システムにおい
て、移動体に搭載された端末装置が、保持している道路
地図情報の地図範囲と移動体の位置との関係に応じて道
路地図情報と道路関連情報の供給を求める要求を自動的
に選択出力する情報要求制御手段を有するものである。
【0013】請求項7記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項5記載の道路情報提供システムにおい
て、移動体に搭載された端末装置が、道路関連情報の更
新状況に応じて道路地図情報と道路関連情報の供給を求
める要求を自動的に選択出力する情報要求制御手段を有
するものである。
【0014】請求項8記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項5記載の道路情報提供システムにおい
て、移動体に搭載された端末装置が、保持している道路
地図情報の範囲と移動体の位置との関係および道路関連
情報の更新状況に応じて道路地図情報と道路関連情報の
供給を求める要求を自動的に選択出力する情報要求制御
手段を有するものである。
【0015】請求項9記載の発明に係る道路情報提供シ
ステムは、請求項1〜3および請求項5〜8のうちのい
ずれか1項に記載の道路情報提供システムにおいて、移
動体に搭載された端末装置が、複数枚の道路地図情報を
格納する端末道路地図記憶手段と、移動体の位置が中央
部にあたる道路地図情報を端末道路地図記憶手段から検
索する端末道路地図管理手段と、該当する道路地図情報
が端末道路地図記憶手段に存在しない場合に道路地図情
報の供給要求を発生する情報要求発生手段を有するもの
である。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明における情報センタは、道
路地図情報や道路関連情報などの道路情報の変化分のみ
を路側装置に供給する。路側装置は、道路情報を前回受
信した情報を記憶しておいて、受信した道路情報の変化
分と記憶内容とから新たな道路情報を復元する。そし
て、復元した道路情報を移動体に搭載された端末装置に
供給する。
【0017】請求項2記載の発明における路側装置は、
情報センタから供給された道路情報の一つである経路案
内情報を道路地図情報および/または道路関連情報に重
畳して、移動体に搭載された端末装置が表示しうる表示
データに変換する。
【0018】請求項3記載の発明における路側装置は、
情報センタから同報送信されてきた道路情報のうち、自
装置の管轄地域内の部分を切り出し受信する。
【0019】請求項4記載の発明における情報センタ
は、道路地図情報を共通情報として同報送信する。路側
装置は、移動体に搭載された端末装置が必要な道路地図
情報の切り出し受信を行えるように切り出し情報を端末
装置に供給する。
【0020】請求項5記載の発明における移動体に搭載
された端末装置は、路側装置に対して必要な道路情報を
個別に要求する。路側装置は、要求に応じて、経路案内
情報、道路地図情報および道路関連情報をそれぞれ別々
に移動体に搭載された端末装置に供給する。
【0021】請求項6記載の発明における移動体に搭載
された端末装置は、自装置が保持している道路地図情報
の地図範囲の所定範囲内に移動体の現在位置が入ってい
る場合には道路関連情報を要求し、そうでない場合には
新たな道路地図情報を要求する。
【0022】請求項7記載の発明における移動体に搭載
された端末装置は、道路関連情報が所定期間にわたって
更新されていない場合には道路関連情報の要求を行う。
【0023】請求項8記載の発明における移動体に搭載
された端末装置は、移動体の現在位置と保持している道
路地図情報との関係と、道路関連情報の更新状況との双
方にもとづいて道路地図情報と道路関連情報の供給要求
を自動的に選択する。
【0024】請求項9記載の発明における移動体に搭載
された端末装置は、自装置が保有していない道路地図情
報が必要になったときにのみ新たな道路地図情報を要求
する。
【0025】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の第1の実施例による道路情報提供
装置の構成を示す構成図である。図1における道路イン
フラ26において、16は渋滞、事故等の道路交通情報
や工事、規制、路面状況等の情報を含む道路関連情報を
収集し、道路関連情報を車載装置で利用可能な情報にし
て送信する情報センタ、25は情報センタ16の管轄地
域内の路側に設けられ、情報センタ16からの情報を通
過車両等に送信する路側装置である。なお、路側装置2
5は、情報センタ16の管轄地域内において多数設けら
れている。また、30は道路インフラ26側から情報提
供を受ける移動端末(移動体に搭載された端末装置)で
ある。
【0026】情報センタ16において、10は道路関連
情報を収集する情報収集手段、11は道路地図情報記憶
手段12内に格納されている管轄地域内の道路地図情報
の更新管理を行う道路地図情報管理手段、13は道路関
連情報を車載装置側で利用可能な情報にするために道路
関連情報における各種情報を統一的なリンクに付帯させ
るローカル道路関連情報処理手段、14はローカル道路
関連情報処理手段13から出力される道路地図情報や道
路関連情報の情報圧縮や情報削減を行う情報圧縮手段、
15は有線通信、データ放送、衛星通信あるいは移動電
話方式によって各路側装置25等に情報送信を行うとと
もに各路側装置25から要求等を受信するための通信手
段である。
【0027】各路側装置25において、17は有線通
信、データ放送あるいは衛星通信によって情報センタ1
6から情報を受信するとともに情報センタ16へ要求等
を送信するための通信手段、18は無線(電波あるいは
光)通信によって移動端末30と通信を行うための通信
手段、19は情報センタ16からの情報圧縮された情報
の復元を行う情報復元手段、20は情報復元手段19を
介して受信した道路地図情報の更新管理を行うローカル
道路地図情報管理手段、21はローカル道路地図情報管
理手段20によって更新管理される道路地図情報を格納
するローカル道路地図情報記憶手段、22はローカル道
路地図情報記憶手段21内の道路地図情報と情報復元手
段19を介して受信した道路関連情報とを重畳して複合
地図情報を作成し、移動端末30からの要求に応じて複
合地図情報を通信手段18に出力する複合地図情報作成
手段、23は複合地図情報作成手段22が作成した複合
地図情報を格納する複合地図情報記憶手段、24は移動
端末30から送信されてくる旅行時間情報等の計測情報
を統計処理する移動端末計測情報処理手段である。
【0028】移動端末30において、27は無線通信、
有線通信、データ放送あるいは衛星通信によって路側装
置25または情報センタ16と通信を行う通信手段、2
8は路側装置25や情報センタ16から受信した情報を
表示する情報表示手段、29は旅行時間情報等を計測す
る計測手段である。なお、ここでは、請求項1に記載さ
れた供給手段は情報圧縮手段14および通信手段15で
実現され、道路情報供給手段は複合地図情報作成手段2
2および通信手段18で実現されている。
【0029】次に動作について説明する。情報センタ1
6において、道路地図情報管理手段11は、管轄地域内
の地図情報に変更があった場合には、道路地図情報記憶
手段12内に格納されている道路地図情報の更新処理を
行う。従って、道路地図情報記憶手段12において、道
路地図情報は常に最新の状態に保持される。
【0030】情報収集手段10は、渋滞、事故等の道路
交通情報や工事、規制、路面状況等の情報を含む道路関
連情報を収集する。例えば、交通状況を把握するため
に、道路に感知器や旅行時間計測装置等の交通諸量(車
両台数、速度、渋滞、旅行時間等であり、ここでは総称
して道路交通情報という)を検出するセンサあるいは計
測装置が設置されている。センサあるいは計測装置によ
って検出された道路交通情報は、公衆回線等を通じて管
制センタに集められる。管制センタに集められ道路交通
情報は、種々のサービスに供するために交通情報センタ
のような公益法人に集められている。情報収集手段10
は、例えば、道路交通情報を交通情報センタから入手す
る。
【0031】移動端末30の計測手段29は、旅行時間
等の情報を計測する。計測手段29は、例えば、路側装
置25に対して、直前に通過した他の路側装置25の識
別情報または位置情報と、直前に通過したその路側装置
25の位置から現在位置までの走行に要した時間情報を
通信手段27を介して送信する。それらの情報を受信し
た路側装置25において、移動端末計測情報処理手段2
4は、識別情報または位置情報が示す他の路側装置25
から自装置の設置位置までの走行の時間情報からその間
の旅行時間を認識する。また、移動端末30は、今回通
過した路側装置25から受信した路側装置25の識別情
報または位置情報を記憶し、次回通過する路側装置25
に対して同様に情報送信する。路側装置25における移
動端末計測情報処理手段24は、各移動端末30からの
計測情報に対して統計処理等を行い、処理結果を通信手
段17を介して情報センタ16に送信する。このよう
に、統計処理等を行うことによって、情報センタ16に
伝送されるデータ量が削減される。
【0032】移動端末計測情報処理手段24からの情報
は、情報センタ16において、通信手段15で受信され
情報収集手段10に送られる。情報収集手段10は、送
られてきた計測情報も道路関連情報に含める。
【0033】ローカル道路関連情報処理手段13は、情
報収集手段10が収集した道路関連情報を移動端末30
で利用可能な情報に変換する。例えば、道路ネットワー
ク上で付番されたリンク(例えば、交差点から次の交差
点までの切片)31A,31B,31Cと渋滞情報32
A,32B,32Cとの対応付けを行う。すなわち、リ
ンク番号とあらかじめ定められた渋滞の度合いを示す符
号とを対応付ける。このようにして、道路関連情報中の
渋滞情報が、どのリンクがどの程度渋滞しているか示す
情報に変換される。ローカル道路関連情報処理手段13
は、道路関連情報中の事故や規制情報等についても、あ
らかじめ定められた情報種別、度合い、位置等を示す符
号を用いて、それらの情報とリンク番号とを対応付け
る。
【0034】さらに、ローカル道路関連情報処理手段1
3は、以上のように加工した情報センタ16の管轄地域
内の各路側装置25が管理すべき範囲内の道路関連情報
および道路地図情報を、情報圧縮手段14および通信手
段15を介してそれぞれの路側装置25に供給する。こ
こで、道路関連情報については、情報収集の頻度に応じ
た頻度で、例えば5分間に1回の頻度で各路側装置25
に送信する。道路地図情報については、更新の頻度に応
じた頻度で、例えば3カ月に1回の頻度で送信する。
【0035】情報圧縮手段14は、各路側装置25に送
信される情報の情報量削減を行う。各路側装置25に地
図データベースを保有させるなど、情報センタ16と各
路側装置25との間でデータを共有するようにすれば、
以下のようにデータ量削減を行うことができる。すなわ
ち、道路地図情報を送信する場合に、地図情報の更新ま
たは追加がなされるときには、更新または追加の対象と
なるリンクのリンク番号とそのリンクを表示するための
形状を規定する情報とを送信する。地図情報の削除がな
されるときには、削除対象のリンクのリンク番号のみを
送信する。地名や路線名等の情報については、更新・追
加がない限り、変更の必要がないので送信しない。道路
関連情報を送信する場合、渋滞や工事等の事象情報の表
示位置については送信しない。表示位置はリンク毎に固
定位置でよいからである。道路関連情報そのものについ
ては、前回送信した情報との差分の情報のみを送信す
る。
【0036】情報圧縮手段14は、以上のようにして情
報削減した情報の情報圧縮を行う。例えば、ランレング
ス符号化等によって情報圧縮を行う。通信手段15は、
情報圧縮手段14がデータ量の削減および圧縮を行った
後の道路地図情報および道路関連情報を、送信可能な形
態にして各路側装置25に送信する。このようにデータ
量の削減および圧縮を行うことにより、情報センタ16
と路側装置25との間の伝送量が削減される。
【0037】各路側装置25において、通信手段17
は、情報センタ16から送られてくる情報を受信し情報
復元手段19に送る。情報復元手段19は、道路地図情
報を受け取った場合に、その情報が符号化によって情報
圧縮されているときにはその情報を復号した後、情報圧
縮されていないときにはそのままローカル道路地図情報
管理手段20に送る。ローカル地図情報管理手段20
は、送られてきた情報を用いてローカル道路地図情報記
憶手段21内の道路地図データベースの更新を行う。
【0038】情報復元手段19は、道路関連情報を受け
取った場合に、その情報が符号化によって情報圧縮され
ているときにはその情報を復号する。そして、図3に示
すように、渋滞・事故等の情報種別や度合い等を渋滞記
号33,34,35や事故記号36として表現する表示
用データに変換するとともに、道路関連情報を受信した
ことを複合地図情報作成手段22に通知する。複合地図
情報作成手段22は、道路関連情報を受信したことを知
ると、ローカル道路地図情報記憶手段21からローカル
地図情報管理手段20を介して道路地図情報を読み出
す。そして、道路地図情報に表示用データに変換された
道路関連情報を重畳して複合地図情報を作成する。複合
地図情報は、複合地図情報記憶手段23に格納される。
ローカル地図情報管理手段20は、通信手段18を介し
て移動端末30からのデータ要求情報を受信すると、複
合地図情報記憶手段23から複合地図情報を読み出す。
そして、複合地図情報を通信手段18に送る。通信手段
18は、受け取った複合地図情報を送信可能な形態にし
て各移動端末30に送信する。
【0039】移動端末30において、通信手段27は、
複合地図情報を受信して受信した情報を情報表示手段2
8に送る。情報表示手段28は、受け取った情報をディ
スプレイ等の表示装置に表示する。
【0040】以上のように、この実施例によれば、情報
センタ16と各路側装置25との間で伝送されるデータ
量を増加させることなく各移動端末30に詳細なローカ
ル地図にもとづく複合地図情報が供給される。従って、
移動端末30が地図データベースを保有していない場合
であっても、詳細な地図情報を得ることができる。ま
た、路側装置25のローカル道路地図情報記憶手段21
には最新の道路地図情報が格納されていることになり、
移動端末30が有する地図データベースの内容が古いも
のであっても、正確な複合地図情報が表示装置に表示さ
れる。
【0041】実施例2.図4はこの発明の第2の実施例
による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。この実施例による道路情報提供システムは、経路案
内情報を作成し、出発地から目的地への経路案内を要求
した移動端末に対して該当する経路案内情報を案内道路
図として道路地図情報に重畳したものを供給し、移動端
末において案内道路図を道路地図情報に重畳したものを
表示できるようにしたものである。
【0042】図4に示す道路インフラ47における情報
センタ41において、40は道路地図情報管理手段11
から供給される道路地図情報および情報収集手段10か
ら供給される道路関連情報を用いて、管轄地域内の各路
側装置が設置されているリンクから他の各リンクに至る
最適経路を求める最適経路探索手段である。最適経路と
は、例えば、最小の旅行時間で通過できる経路である。
路側装置46において、42は第1の実施例における情
報復元手段19の復元機能とともに経路案内情報の復元
機能を有する情報復元手段、43は自装置設置リンクか
ら他の各リンクに至る最適経路の情報にもとづいて案内
道路図を作成する案内道路図作成手段、44は作成され
た案内道路図を格納する案内道路図情報記憶手段、45
は移動端末49からの経路案内情報の要求に応じて、案
内道路図を道路地図情報に重畳した情報を通信手段18
に送る複合経路案内情報作成手段である。移動端末49
において、48は目的地を設定して経路案内情報を要求
するためのデータ設定手段である。
【0043】次に動作について説明する。最適経路探索
手段40は、例えば各リンクの旅行時間をリンクコスト
として路側装置46が設置されているリンクから他の各
リンクまで最小の旅行時間で通過できる経路を探索す
る。経路探索として、例えば公知のダイクストラ法を用
いればよい。最適経路探索手段40は、ある路側装置4
6が設置されているリンクから管轄地域内の他の全ての
リンクに対する最適経路を求める。そして、この最適経
路探索を、管轄地域内の全ての路側装置46を対象とし
て実行する。なお、経路探索手法として種々の方法が知
られているので、その時々の道路状況に応じた最適の手
法を使用するとよい。
【0044】図5は最適経路探索のための道路ネットワ
ークの表現方法を示したものである。図に示すように、
リンクが最適経路探索のための出発地および目的地とさ
れ、道路ネットワークがリンクからリンクへの遷移とし
て表現されている。リンク間遷移で道路ネットワークを
表現すれば、交差点での右左折コストを取り入れた最適
経路探索が可能になる。右左折コストとは、ある交差点
を直進する場合、右折する場合および左折する場合とで
コストに異なる重み付けを行ったものである。また、一
般的に目的地は交差点ではなくリンク上のどこかの地点
であるから、リンクを目的地とすることは経路案内上有
意義である。
【0045】図6は最適経路探索の結果の一例を示すも
のである。図6は、ある光感知器設置リンクすなわち路
側装置設置リンクから他の全てのリンクに至る各最適経
路がツリー情報として得られたことを示している。そし
て、最適経路探索手段40は、管轄地域内の全ての路側
装置設置リンクについて最適経路探索の結果を得る。各
探索結果は、経路案内情報として、情報圧縮手段14お
よび通信手段15を介して各路側装置46に送信され
る。
【0046】経路案内情報の送信に際して以下のように
して伝送量の削減を図ることができる。すなわち、情報
圧縮手段14は、リンク番号として全国の道路ネットワ
ークに対して付番された番号(絶対番号)を使用せず
に、各路側装置46毎に管理しているリンク番号(相対
番号)を使用する。相対番号とは、各路側装置46の管
轄領域内の各リンクに、例えば0から順に付番したとき
の番号である。相対番号を使用すれば、絶対番号を使用
した場合に比べて番号の桁数が小さくなるので伝送され
るデータ量は削減される。なお、情報圧縮手段14は、
例えば、各路側装置46対応に絶対番号と相対番号とを
対応付けたテーブルを保持しそのテーブルを参照するこ
とによって、絶対番号から相対番号への変換を行う。
【0047】また、経路案内情報のデータ量を削減する
ために、最適経路探索時に目的の対象となるリンクの数
を減少させる。具体的には、遠方にあるリンクを縮退さ
せる。リンクの縮退は例えば以下のように行われる。ま
ず、道路ネットワークを図7に示すような手順で階層化
する。すなわち、以下の手順で階層化する。 1.詳細な道路地図レベルの各交差点を1次交差点と定
義する。各1次交差点を結ぶ各リンクを1次リンクと定
義する。 2.隣接する数個の1次交差点の中から道路交通上で重
要な代表的交差点を1つ選択して2次交差点とする。な
お、2次交差点は1次交差点でもある。道路種別や交通
量を用いて2次交差点の選択を自動化することもでき
る。 3.2次交差点とその近傍の2次交差点との間で、1次
リンクを用いて距離最短経路探索を行い、最短経路を2
次リンクとする。経路探索において右左折コストも考慮
する。また、2次リンクとして幹線道路が選択されやす
いように道路種別による重み付けを行う。 4.隣接する数個の2次交差点の中から代表的交差点を
1つ選択して3次交差点とする。なお、3次交差点は2
次交差点でもある。道路種別や交通量を用いて3次交差
点の選択を自動化することもできる。 5.3次交差点とその近傍の3次交差点との間で、1次
リンクを用いて距離最短経路探索を行い、最短経路を3
次リンクとする。経路探索において右左折コストも考慮
する。また、3次リンクとして幹線道路が選択されやす
いように道路種別による重み付けを行う。 6.上記手順を繰り返して、n次交差点、n次リンクを
得る。
【0048】次に、最適経路探索手段40は、上記手順
によって得られた階層化された交差点およびリンク表現
を用いて、縮退道路ネットワークを例えば2次メッシュ
を用いて作成する。2次メッシュとは、昭和48年行政
管理庁告示148号で定められた標準地域メッシュのこ
とである。日本全国を緯度方向に40分、経度方向に1
度の間隔で区切った場合の各区画を1次メッシュとし、
1次メッシュが東西、南北にそれぞれ8等分されたもの
が2次メッシュである。そして、図8に示すように、最
適経路探索のための出発地となるリンクを含む2次メッ
シュを基準2次メッシュとし、基準2次メッシュとその
近傍の2次メッシュ内を1次交差点と1次リンクで表現
する。さらに、その周辺の2次メッシュ内を2次交差点
と2次リンクで表現するというように、範囲が拡大する
につれて高次の交差点、リンクで表現する。以上の操作
によって、図9に示すような縮退道路ネットワークが作
成される。そして、最適経路探索手段40が縮退道路ネ
ットワークを対象として最適経路探索を行えば、目的地
となりうるリンク数が削減されるので、経路案内情報の
データ量が削減される。
【0049】路側装置46において、情報復元手段42
は、通信手段17を介して図6に示したような経路案内
情報を受け取ると、自装置を出発地とする各リンクまで
の最適経路情報を抽出する。そして、抽出した最適経路
情報を案内道路図作成手段43に送る。経路案内情報に
おいてリンク番号が相対番号で表現されていた場合に
は、変換テーブルを用いて絶対番号に変換する。案内道
路図作成手段43は、各リンクに至るための各最適経路
情報を、経路案内用の記号表現を用いて各表示データに
変換する。そして、それらのデータを各案内道路図とし
て案内道路図情報記憶手段44に格納する。また、検索
対象としてルックアップテーブルに登録しておく。
【0050】移動端末49のユーザは、経路案内情報を
要求する場合に、例えば各地域毎に付番されたコードで
目的地をデータ設定手段48に設定する。通信手段27
は、設定された目的地を示す情報を含む経路案内情報の
要求を路側装置46に送信する。路側装置46におい
て、複合経路案内情報作成手段45は、通信手段18を
介して移動端末49からの経路案内情報の要求を受け取
ると、目的地に該当するリンクについての案内道路図を
案内道路図情報記憶手段44から読み出す。また、ロー
カル道路地図情報管理手段20を介してローカル道路地
図情報記憶手段21から道路地図情報を読み出す。そし
て、案内道路図を道路地図情報に重畳し、重畳したもの
を経路案内情報として通信手段18に送る。指定された
目的地が道路地図の範囲外にある場合には、例えば、道
路地図上の端の部分で目的地方向にあたる箇所に目的地
の地名等を文字表示する情報を道路地図情報に追記した
後、道路地図情報を経路案内情報として通信手段18に
送る。このようにすれば、確実に目的地への経路を案内
していることをユーザに知らせることができる。通信手
段18は、受け取った経路案内情報を送信可能な形態に
して移動端末49に送信する。
【0051】移動端末49の通信手段27は、経路案内
情報を受信するとその情報を情報表示手段28に送る。
情報表示手段28は、受け取った情報をディスプレイ等
の表示装置に表示する。以上のようにして、移動端末4
9のユーザは、自身の要求に応じた経路案内情報を路側
装置46から受け取ることができる。
【0052】実施例3.図10はこの発明の第3の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、この道路情報提供システムは、第
2の実施例における路側装置46の構成に対して、複合
地図情報作成手段22および複合地図情報記憶手段23
が付加され、複合経路案内情報作成手段45に代えて道
路関連情報付き複合経路案内情報作成手段50が設けら
れた路側装置51を含む。道路関連情報付き複合経路案
内情報作成手段50は、経路案内情報に道路関連情報を
重畳するものである。
【0053】次に動作について説明する。複合地図情報
作成手段22は、第1の実施例の場合と同様に、情報セ
ンタ41から道路関連情報を受信したことを知ると、ロ
ーカル道路地図情報記憶手段21からローカル地図情報
管理手段20を介して道路地図情報を読み出す。そし
て、道路地図情報に表示用データに変換された道路関連
情報を重畳して複合地図情報を作成する。複合地図情報
は、複合地図情報記憶手段23に格納される。案内道路
図作成手段43は、第2の実施例の場合と同様に、各リ
ンクに至るための各最適経路情報を、経路案内用の記号
表現を用いて各表示データに変換する。そして、それら
のデータを各案内道路図として案内道路図情報記憶手段
44に格納する。
【0054】道路関連情報付き複合経路案内情報作成手
段50は、通信手段18を介して移動端末49からの経
路案内情報の要求を受け取ると、目的地に該当するリン
クについての案内道路図を案内道路図情報記憶手段44
から読み出す。また、複合地図情報記憶手段23から複
合地図情報を読み出す。そして、案内道路図を複合地図
情報に重畳し、重畳したものを経路案内情報として通信
手段18に送る。通信手段18は、受け取った経路案内
情報を送信可能な形態にして移動端末30に送信する。
【0055】複合地図情報は道路地図情報に道路関連情
報が重畳されたものであるから、この場合には、経路案
内情報には道路関連情報も付加されている。従って、ユ
ーザは、案内される経路の状況がどのようになっている
のかも認識できる。
【0056】実施例4.図11はこの発明の第4の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、この道路情報提供システムは、第
3の実施例における情報センタ41のローカル道路関連
情報処理手段13に代えて道路関連情報処理手段60が
設けられた情報センタ61を含み、第3の実施例におけ
る路側装置51の構成に対して、情報切出し手段62が
付加された路側装置63を含む。上記各実施例では、ロ
ーカル道路関連情報処理手段13が各路側装置対応に道
路関連情報および道路地図情報を供給する制御を行って
いたが、この実施例における道路関連情報処理手段60
は、それに加えて、情報センタ61の管轄地域全体の道
路関連情報および道路地図情報を供給する制御を行う。
また、情報切出し手段62は、通信手段17と情報復元
手段42との間に設けられ、情報センタ61から送信さ
れてきた管轄地域全体の情報から自装置の管轄領域に関
する情報のみを抽出する。
【0057】次に動作について説明する。この場合に
は、例えば、各路側装置63も地図データベースを保有
する。また、各路側装置63は、自装置が管轄する領域
内の各リンクのリンク番号を保持する。道路関連情報処
理手段60が情報センタ61の管轄地域全体の道路地図
情報を出力すると、情報圧縮手段14は、道路地図情報
において更新・追加のあったリンクのリンク番号とその
リンクを表示するための形状を規定する情報や、削除さ
れるリンクのリンク番号を通信手段15に送る。通信手
段15は、受け取った情報をFM多重放送を用いて同報
送信する。
【0058】各路側装置63において、通信手段17
は、情報センタ61からの情報を受信すると情報切出し
手段62に送る。情報切出し手段62は、送られてきた
情報のうち自装置が管轄するリンクに関する情報のみを
取り込む。情報切出し手段62は、必要に応じてクリッ
ピングを行い自装置が管轄する範囲に道路地図を合わせ
る。
【0059】あるいは、図12に示すように、道路関連
情報処理手段60が情報センタ61の管轄地域における
道路地図情報を各路側装置63の管轄領域毎の道路地図
情報に分割し、各分割道路地図情報を順次出力する。通
信手段15は、受け取った情報をFM多重放送を用いて
順次同報送信する。このとき、それぞれの分割道路地図
情報に対して、各領域の識別番号、例えば領域の左上隅
の絶対座標位置や領域番号をヘッダ情報として付加す
る。各路側装置63において、情報切出し手段62は、
ヘッダ情報を参照しながら自装置の管轄領域の情報が送
信されてくるまで読み飛ばし処理を行う。そして、自装
置の管轄領域の情報を示すヘッダ情報を検出すると、そ
こから情報の取り込みを行う。
【0060】道路関連情報を送信する場合も、道路地図
情報を送信する場合と同様、同報送信を行ってもよい。
すなわち、道路関連情報処理手段60が道路関連情報を
それに対応するリンク番号とともに出力すると、通信手
段15は、それらの情報をFM多重放送を用いて同報送
信する。各路側装置63の情報切出し手段62は、受信
した各情報のうち自装置が管轄するリンクに関する情報
のみを取り込む。あるいは、図12に示す領域毎の道路
関連情報を領域番号とともに順次同報送信し、各路側装
置63の情報切出し手段62が領域番号を参照して必要
な情報を選択するようにしてもよい。
【0061】経路案内情報についても情報センタ61か
ら同報送信するようにしてもよい。その場合には、最適
経路探索手段40は、各路側装置63を出発地とした経
路案内情報に、例えば、どの路側装置63を出発地とす
る経路案内情報かを示すヘッダ情報を付加する。通信手
段15は、それらの情報をFM多重放送を用いて同報送
信する。各路側装置63において、情報切出し手段62
は、ヘッダ情報を参照しながら自装置の管轄領域の情報
が送信されてくるまで読み飛ばし処理を行う。そして、
自装置の管轄領域の情報を示すヘッダ情報を検出する
と、そこから情報の取り込みを行う。
【0062】以上のように、情報センタ61が、道路地
図情報、道路関連情報および経路案内情報のうちの少な
くとも1つを各路側装置63に同報送信し、路側装置6
3が自装置の管轄領域に関する情報を切り出し受信する
ようにすれば、情報センタ61側の処理が簡略化され
る。また、情報センタ61と路側装置63との間の情報
の伝送量の分散による通信負荷の軽減がはかれる。な
お、もちろん、この場合にも、情報圧縮手段14が各情
報の情報圧縮を行って、情報圧縮された情報を送信する
ようにしてもよい。また、ここでは、情報提供メディア
である通信手段15としてFM多重送信機を用いる場合
について説明したが、情報提供メディアは同報送信がで
きるものであれば他のものでもよい。その場合には、路
側装置63の通信手段17として、相当のものを設けれ
ばよい。
【0063】実施例5.図13はこの発明の第5の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。情報センタ71において、10は道路関連情報を収
集する情報収集手段、11は道路地図情報記憶手段12
内に格納されている管轄地域内の道路地図情報の更新管
理を行う道路地図情報管理手段、60は第4の実施例に
おけるものと同様の道路関連情報処理手段、14は道路
関連情報処理手段13から出力される情報の情報圧縮や
情報削減を行う情報圧縮手段、15は路側装置74と通
信を行うための通信手段である。
【0064】各路側装置74において、17は情報セン
タ71と通信を行うための通信手段、18は移動端末7
8と通信を行うための通信手段、42は情報センタ16
からの情報圧縮された情報の復元を行う情報復元手段、
20は受信した道路地図情報の更新管理を行うローカル
道路地図情報管理手段、21はローカル道路地図情報管
理手段20によって更新管理される道路地図情報を格納
するローカル道路地図情報記憶手段、72は受信した道
路関連情報の更新管理を行うローカル道路関連情報管理
手段、73はローカル道路関連情報管理手段72によっ
て更新管理される道路関連情報を格納するローカル道路
関連情報記憶手段である。
【0065】移動端末78において、27は情報センタ
71および路側装置74と通信を行うための通信手段、
76は第4の実施例における情報切出し手段62と同様
の処理を行う情報切出し手段、77は情報センタ71ま
たは路側装置74からの情報圧縮された情報の復元を行
う情報復元手段、28は情報表示手段である。
【0066】以上の構成から明らかなように、この実施
例による道路情報提供システムは、情報センタ71が道
路地図情報を同報送信し、各移動端末78側で必要な道
路地図情報を切り出し受信するものである。
【0067】次に動作について説明する。情報センタ7
1は、上記実施例の場合と同様にして管轄地域の道路地
図情報をFM多重放送を用いて同報送信する。道路関連
情報処理手段60は、移動端末78が地図データベース
を保有していない場合を考慮して、リンクのリンク番
号、そのリンクを表示するための形状を規定する情報、
地名や路線名等の文字情報とそれらの表示位置等とを示
す情報を通信手段15に送る。通信手段15は、それら
の情報を同報送信する。また、道路関連情報処理手段6
0は、第1の実施例の場合と同様に、各路側装置75の
管轄領域内の道路関連情報を、各路側装置75に送信す
る制御を行う。
【0068】各路側装置74において、通信手段17が
道路関連情報を受信すると、ローカル道路関連情報管理
手段72は、道路関連情報を表示データとしてローカル
道路関連情報記憶手段73に格納する。通信手段18が
移動端末78から情報の要求を受信すると、ローカル道
路関連情報管理手段72は、ローカル道路関連情報記憶
手段73に格納されている道路関連情報を読み出し、道
路関連情報と切り出し情報とを通信手段18に送る。通
信手段18は、それらの情報を移動端末78に送信す
る。ここで、切り出し情報とは、移動端末78が情報セ
ンタ71から受信する道路地図情報から必要な部分を切
り出すための情報であり、例えば、路側装置74が保持
しているその路側装置の管轄領域内の各リンクのリンク
番号である。
【0069】移動端末78において、通信手段27が道
路関連情報および切り出し情報を受信した場合に、切り
出し情報は情報切出し手段76において保存され、道路
関連情報は情報表示手段28において保存される。通信
手段18が情報センタ71から道路地図情報を受信する
と、情報切出し手段76は、切り出し情報を参照して自
端末周辺の道路地図情報を切り出し情報復元手段77に
送る。情報復元手段77は、受信情報が符号化された情
報である場合には情報の復元を行う。そして、復元され
た情報を情報表示装置28に送る。情報表示装置28
は、保存している道路関連情報を道路地図情報に重畳し
て表示する。
【0070】情報センタ71において、道路関連情報処
理手段60は、図12に示すように、情報センタ71の
管轄地域における道路地図情報を各路側装置74の管轄
領域毎の道路地図情報に分割し、各分割道路地図情報を
順次出力するようにしてもよい。このとき、それぞれの
分割道路地図情報に対して、各領域の識別番号として、
例えば領域の左上隅の絶対座標位置や領域番号を付加す
る。そのようにした場合には、移動端末78の情報切出
し手段76は、路側装置74から切り出し情報の供給を
受けなくても、各領域の識別番号を参照して道路地図情
報を切り出すことができる。
【0071】この実施例によれば、路側装置74と移動
端末78との間の通信負荷を低減でき、路側装置74と
移動端末78との間の通信容量に制限があって道路地図
情報を伝送できない場合でも、移動端末78は、詳細な
地図情報を得ることができる。
【0072】実施例6.図14はこの発明の第6の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、この実施例における情報センタ6
1は、既に説明したような情報収集手段10、道路関連
情報処理手段60、最適経路探索手段40、道路地図情
報管理手段11、道路地図情報記憶手段12、情報圧縮
手段14および通信手段15を有する。路側装置81
は、既に説明したような通信手段17、情報切出し手段
62、情報復元手段42、ローカル道路地図管理手段2
0、ローカル道路地図情報記憶手段21、ローカル道路
関連情報管理手段72、ローカル道路関連情報記憶手段
73、案内道路図作成手段43、案内道路図情報記憶手
段44および通信手段18を有する。路側装置81は、
さらに、道路地図情報、道路関連情報および経路案内情
報を入力して移動端末84に提供する情報を作成する情
報提供制御手段80を有する。移動端末84は、既に説
明したような通信手段27、データ設定手段48、情報
切出し手段76および情報復元手段77を有する。この
場合には、移動端末84は、さらに、受信した情報の種
類に応じた表示を行う情報表示・制御手段83を有す
る。この実施例による道路情報提供システムは、移動端
末84から必要な情報を指定し、指定に応じた情報を道
路インフラ82から移動端末84に供給できるものであ
る。
【0073】次に動作について説明する。情報センタ6
1において、道路関連情報処理手段60と最適経路探索
手段40とは、第1の実施例や第2の実施例の場合と同
様に、道路地図情報、道路関連情報および経路案内情報
を、情報圧縮手段14および通信手段15を介して、路
側装置81または移動端末84に送信する。道路関連情
報処理手段60は、道路関連情報については、第4の実
施例の場合と同様に同報送信する制御も行う。
【0074】路側装置81において、第1〜第4の実施
例の場合と同様に、情報センタ61からの情報は通信手
段17および情報切出し手段62を介して受信され、情
報復元手段42で復元される。ローカル道路地図管理手
段20は、第1の実施例や第2の実施例の場合と同様に
ローカル道路地図情報記憶手段21に道路地図情報を格
納する。案内道路図作成手段43は、第2の実施例や第
3の実施例の場合と同様に経路案内情報を案内道路図情
報記憶手段44に格納する。ローカル道路関連情報管理
手段72は、第5の実施例の場合と同様にローカル道路
関連情報記憶手段73に道路関連情報を格納する。
【0075】移動端末84のユーザは、必要とする情報
種別(道路地図情報、道路関連情報、経路案内情報のい
ずれか)を示すコードをデータ設定手段48を用いて設
定する。経路案内情報を要求する場合には、目的地を示
すコードも設定する。設定された情報は、通信手段27
によって路側装置81に送信される。また、道路関連情
報については、関連情報の一括指定もできるし、例え
ば、渋滞情報、規制情報など特定の情報の指定もでき
る。
【0076】移動端末84からの情報の要求は、路側装
置81の通信手段18を介して情報提供制御手段80に
入力される。情報提供制御手段80は、情報の要求を入
力すると、その要求で指定された情報種別に応じて、ロ
ーカル道路地図管理手段20、ローカル道路関連情報管
理手段72または案内道路図作成手段43を通じて必要
な情報を読み出す。情報提供制御手段80は、道路地図
情報を読み出した場合には、その道路地図情報の左上隅
の点の絶対座標値などのような基準位置情報と道路関連
情報を切り出すための切り出し情報とを付加する。切り
出し情報は、第4の実施例において説明したものと同じ
である。道路関連情報または経路案内情報を読み出した
場合にも、基準位置情報を付加する。通信手段18は、
基準位置情報等が付加された情報を移動端末84に送信
する。
【0077】移動端末84の通信手段27が路側装置8
1からの情報を受信すると、必要なら情報切出し手段7
6が情報の切り出しを行った後情報復元手段77に送ら
れる。情報復元手段77は、復元した情報を情報表示・
制御手段83に送る。情報表示・制御手段83は、道路
地図情報を受け取ると、その情報を表示するとともに付
加されている基準位置情報を保持する。この場合、路側
装置81からの道路関連情報および経路案内情報は、道
路地図情報と重畳されているものではない。従って、情
報表示・制御手段83は、道路関連情報を受け取ると、
それに付加されている基準位置情報と保持している基準
位置情報とを照らし合わせ、道路関連情報と道路地図情
報との位置合わせを行った後重畳表示する。経路案内情
報を受け取ると、それに付加されている基準位置情報と
保持している基準位置情報とを照らし合わせ、経路案内
情報と道路地図情報との位置合わせを行った後重畳表示
する。
【0078】実施例7.図15はこの発明の第7の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、この実施例における情報センタ7
1は、既に説明したような情報収集手段10、ローカル
道路関連情報処理手段13、道路地図情報管理手段1
1、道路地図情報記憶手段12、情報圧縮手段14およ
び通信手段15を有する。路側装置91は、既に説明し
たような通信手段17、情報復元手段42、ローカル道
路地図管理手段20、ローカル道路地図情報記憶手段2
1、ローカル道路関連情報管理手段72、ローカル道路
関連情報記憶手段73および通信手段18を有する。移
動端末95は、既に説明したような通信手段27、デー
タ設定手段48、情報切出し手段76、情報復元手段7
7および情報表示・制御手段83を有する。この場合に
は、移動端末84は、さらに、走行中の自車位置を検出
する自車位置検出手段93および受信した道路地図情報
の範囲と自車位置との関係に応じて自動的に要求情報を
決定する情報要求制御手段94を有する。
【0079】次に動作について説明する。情報センタ7
1は、第1の実施例の場合等と同様の処理によって、路
側装置91に道路地図情報および道路関連情報を提供す
る。路側装置91において、道路地図情報はローカル道
路地図情報記憶手段21に格納され、道路関連情報はロ
ーカル道路関連情報記憶手段73に格納される。
【0080】移動端末95において、第6の実施例の場
合と同様に情報表示・制御手段83は、道路地図情報を
受け取ると、その情報を表示するとともに付加されてい
る基準位置情報を保持している。道路地図情報は、デー
タ設定手段48の設定に応じて路側装置91の情報提供
手段80が提供したものである。
【0081】移動端末95の自車位置検出手段93は、
例えばGPS受信機で実現され、自車位置の絶対座標を
検出する。情報要求制御手段94は、情報表示・制御手
段83に保持されている基準位置情報と検出した絶対座
標を比較する。例えば、基準位置情報が道路地図情報の
左上隅の点の絶対座標値で表現されている場合には、比
較によって自車位置が道路地図情報における中央部分に
存在するのか周辺部分に存在するのかが判定できる。周
辺部分に存在すると判定した場合には、現在表示されて
いる地図とは異なる道路地図情報を要求する情報を通信
手段27に送る。中央部分に存在する場合には、現在表
示されている地図に道路関連情報が重畳されれば有用で
あるから、道路関連情報を要求する情報を通信手段27
に送る。なお、中央部分に存在するか周辺部分に存在す
るかの判定は、例えば、道路地図情報の範囲を5×5の
小区画に区切ったときに中央の3×3の部分を中央領
域、それ以外の部分を周辺領域として行えばよい。
【0082】通信手段27は、要求情報を路側装置91
に送信する。路側装置91の情報提供手段80は、要求
に応じて、道路地図情報または道路関連情報を移動端末
95に供給する。
【0083】以上のように、この実施例による道路情報
提供システムにおいて、移動端末95は自車位置に応じ
て、道路地図情報と道路関連情報とのうちの必要な情報
を自動的に要求する。従って、無駄な情報要求は発生す
ることが低減される。
【0084】実施例8.図16はこの発明の第8の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、この道路情報提供システムにおけ
る道路インフラ92側の構成は、第7の実施例における
構成と同様である。移動端末102は、第7の実施例に
おける自車位置検出手段93に代えて、道路関連情報の
更新管理を行う情報更新履歴管理手段100を有する、
また、この場合には、情報要求制御手段101は、道路
関連情報が一定時間以上更新されていないことが検出さ
れると、自動的に道路関連情報の要求を発生するもので
ある。
【0085】情報センタ71および路側装置91の動作
は第7の実施例の動作と同じである。情報更新履歴管理
手段100は、例えばタイマ装置で実現され、移動端末
102が道路関連情報を受信するたびにリセットされ
る。そして、リセット後ある一定時間(例えば30分)
を計時すると信号を出力する。情報要求制御手段101
は、情報更新履歴管理手段100からの信号を受ける
と、通信手段27における移動電話に対して、情報セン
タ71を呼び出し道路関連情報の要求情報を送信するよ
うに指令を与える。移動電話は、それに応じて情報セン
タ71を呼び出す。
【0086】情報センタ71の通信手段15における移
動電話は、移動端末102から要求を受けると道路関連
情報を移動端末102の移動電話に送る。送られてきた
道路関連情報は、情報表示・制御手段83において、道
路地図情報と重畳されて表示される。なお、情報センタ
71に道路関連情報の要求を出す際に、切り出し情報も
同時に送信し、情報センタ71から切り出し情報に応じ
た範囲の道路関連情報の供給を受けるようにしてもよい
し、切り出し情報を送信せずに第4の実施例における同
報送信用の道路関連情報の提供を受け、情報切出し手段
76で必要な範囲の道路関連情報を切り出すようにして
もよい。そのときに用いる切り出し情報は、路側装置9
1の情報提供制御手段80が移動端末102に道路地図
情報を提供したときに、同時に提供したものであり、情
報切出し手段76に保持されていたものである。
【0087】以上のように、この実施例による道路情報
提供システムは、道路関連情報の更新状況に応じて移動
端末102が道路関連情報を要求し、移動端末102に
おいて最新の道路関連情報を常に用意できるようになっ
ている。
【0088】実施例9.図17はこの発明の第9の実施
例による道路情報提供システムの構成を示す構成図であ
る。図に示すように、道路インフラ82の構成は第6の
実施例における構成と同様である。この場合には、移動
端末111は、自車位置検出手段93および情報更新履
歴管理手段100を有する。従って、情報要求制御手段
110は、この場合には、道路地図情報上の自車位置
や、道路関連情報の更新状況および走行状況に応じて自
動的に必要な情報の要求制御を行う。すなわち、第7の
実施例では移動端末95は道路地図情報の自車位置のみ
にもとづいて情報要求を行い、第8の実施例では道路関
連情報の更新状況のみにもとづいて情報要求を行った
が、この実施例では、自車位置と情報更新状況の双方に
もとづいて情報要求を行って、移動端末111は、さら
に柔軟に必要情報を得ることができる。
【0089】次に動作について説明する。情報センタ6
1および路側装置81の動作は第6の実施例の動作と同
じである。移動端末111における道路地図情報上の自
車位置にもとづく道路地図情報と道路関連情報との選択
要求制御は第7の実施例の場合と同様であり、道路関連
情報の更新状況にもとづく情報要求制御は第8の実施例
の場合と同様である。
【0090】ここでは、情報要求制御手段110は、さ
らに、経路案内情報を要求するためにデータ設定手段4
8において目的地が設定された後に、道路地図情報と道
路関連情報との選択要求制御を行う。すなわち、図18
のフローチャートに示す処理を行う。まだ路側装置81
から道路地図情報の供給を受けていなければ通信手段2
7にその要求情報を送信させる。要求に応じて道路地図
情報が路側装置81から供給される。(ステップST1
1,ST12)。道路関連情報の供給を受けていなけれ
ば通信手段27にその要求情報を送信させる。要求に応
じて道路関連情報が路側装置81から供給される(ステ
ップST13,ST14)。
【0091】そして、自車がまだ目的地付近に達してい
ないときには、情報要求制御手段110は、自車が道路
地図情報における周辺部分に到達したかどうか確認する
(ステップST15,ST16)。目的地付近にあるか
どうかの判断は、自車位置検出手段93による自車位置
の絶対座標と目的地コードに対応した絶対座標とを比較
することにより行われる。また、周辺部分に到達したか
どうかは、道路地図情報に付加されていた基準位置情報
に対応した絶対座標と自車位置検出手段93による自車
位置の絶対座標との比較によって判断される。周辺部分
に到達したときには、情報要求制御手段110は、通信
手段27に新たな道路地図情報の要求情報を送信させる
(ステップST17)。また、道路関連情報が最新もの
かどうか確認する(ステップST18)。道路関連情報
が最新ものかどうかは、例えば情報センタ61が5分間
に1回の頻度で路側装置81に道路関連情報が供給して
いる場合には、その時間が経過したかどうかによって判
断される。最新のものでなければ、情報要求制御手段1
10は、通信手段27に道路関連情報の要求情報を送信
させる(ステップST19)。
【0092】自車が目的地付近にあるときには、情報要
求制御手段110は、道路関連情報が最新ものかどうか
確認する(ステップST15,ST20)。最新のもの
でなければ、情報要求制御手段110は、通信手段27
に道路関連情報の要求情報を送信させる(ステップST
21)。
【0093】以上のように、情報要求制御手段110
は、経路案内情報要求のための目的地が既に設定されて
いる場合に、自車が目的地に近づいたときには道路地図
情報の要求を優先させ、自車が途中走行中には道路関連
情報の更新を優先させるように制御する。
【0094】実施例10.図19はこの発明の第10の
実施例による道路情報提供システムの構成を示す構成図
である。図に示すように、道路インフラ71の構成は第
8の実施例における構成と同様である。この場合には、
移動端末123は、既に説明したような通信手段27、
データ設定手段48、情報切出し手段76、情報復元手
段77、情報表示・制御手段83および自車位置検出手
段93に加えて、受信した道路地図情報を管理する端末
道路地図管理手段120と複数枚分の道路地図情報を格
納する端末道路地図記憶手段121とを有する。また、
この場合には、情報要求制御手段122は、移動端末1
23が現在の走行に必要な道路地図情報を保有していな
いときには必要な道路地図情報を要求する機能も有して
いる。すなわち、情報要求制御手段122は、請求項1
0に記載された情報要求発生手段の機能も実現する。
【0095】次に動作について説明する。情報センタ7
1および路側装置91の動作は第8の実施例の動作と同
じである。端末道路地図管理手段120は、路側装置9
1から受信した道路地図情報を順次端末道路地図記憶手
段121に格納しておく。従って、端末道路地図記憶手
段121には、現在までに受信した複数の道路地図情報
が格納されている。
【0096】走行中に、情報要求制御手段122は、自
車位置検出手段93から自車位置の絶対座標値を得て、
それを端末道路地図管理手段120に送る。端末道路地
図管理手段120は、その座標値にもとづいて、自車位
置が中央付近に位置するような道路地図情報を端末道路
地図記憶手段121から検索する。そのような道路地図
情報が見つかった場合には、その道路地図情報を情報表
示・制御手段83に表示させる。見つからなかった場合
には、その旨を情報要求制御手段122に通知する。情
報要求制御手段122は、自車位置が中央付近に位置す
るような道路地図情報を供給させるための要求を通信手
段27に送信させる。その要求を受けた路側装置91の
情報提供制御手段80は、該当する道路地図情報を通信
手段18に送信させる。
【0097】なお、端末道路地図管理手段120は、各
道路地図情報に付加されていた基準位置情報を記憶して
いる。基準位置情報は、既に説明したように、例えば左
上隅の点の絶対座標値である。各道路地図情報が示す地
図の広さは既知であるから、基準位置情報および広さと
自車位置とを比較することにより、端末道路地図管理手
段120は、自車位置が中央付近に位置するかどうか判
断できる。
【0098】以上のように、移動端末123が、自車位
置が中央付近に位置するような道路地図情報を今までに
受信した道路地図情報から検索し、そのような情報があ
ればそれを活用するので、移動端末123から路側装置
91への情報要求が低減される。
【0099】実施例11.図13に示す第5の実施例で
は、情報センタ71が詳細な道路地図情報をFM多重放
送によって同報送信し、移動端末78が切り出し情報を
参照して自端末周辺の道路地図情報を切り出し受信して
いた。しかし、情報センタ71の道路関連情報処理手段
60を、FM多重放送によって同報送信するための情報
として、例えば一般都道府県レベルに満たないレベルの
リンクのみを含む道路地図情報(差分道路地図情報)を
出力するように、また、各路側装置74に個別送信する
情報として、一般都道府県レベル以上のレベルのリンク
のみを含む道路地図情報(簡易道路地図情報)を出力す
るように構成することもできる。路側装置74は、通信
手段18を介して移動端末78に簡易道路地図情報を供
給する。このとき、切り出し情報も移動端末78に供給
される。
【0100】情報センタ71を上記のように構成した場
合には、移動端末78の情報表示手段28は、通信手段
27を介して路側装置74から受信した簡易道路地図情
報を表示する。詳細な道路地図情報が必要とされる場合
には、通信手段27が情報センタ71からの差分道路地
図情報を受信する。そして、情報表示手段28は、情報
切出し手段76が切り出し情報を用いて切り出した自端
末周辺の簡易道路地図情報を入力し、それを簡易道路地
図情報に重畳表示する。
【0101】この実施例によれば、道路地図情報が情報
センタ71から直接移動端末78に伝送される部分と、
路側装置74を介して移動端末78に伝送される部分と
に分けられている。つまり、道路地図情報に関する通信
負荷が、情報センタ71と移動端末78との間の通信負
荷と、路側装置74と移動端末78との間の通信負荷と
に分散される。なお、請求項11における重畳手段は情
報表示手段28で実現されている。
【0102】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、道路情報提供システムを、道路地図情報などの道
路情報の差分情報のみを情報センタから路側装置へ送信
し、路側装置側で情報復元して各路側装置毎のローカル
な情報を移動体側に送信するように構成したので、情報
センタから路側装置に伝送されるデータ量を増大させる
ことなく路側装置は詳細な道路情報を管理することがで
きる。その結果、移動体側が道路地図データベースを保
有していなくても道路インフラ側から詳細な道路地図情
報を得ることができる効果がある。また、最新の道路関
連情報を知ることができる効果がある。さらに、ユーザ
は道路地図データベースの更新・管理の手間や負担から
解放される効果がある。
【0103】請求項2記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、情報センタで管轄地域内の最適経路探索
を行ない、その結果にもとづいて路側装置側で個別の目
的地対応の案内道路図を作成し、移動体側からの要求に
応じて道路地図情報と案内道路図および/または道路関
連情報とを重畳して移動体側に供給するように構成した
ので、ユーザは道路地図データベースを保有していなく
ても道路インフラ側から詳細な道路地図情報および/ま
たは最新の道路関連情報と目的地に応じた経路案内情報
を得ることができる効果がある。さらに、ユーザは道路
地図データベースの更新・管理の手間や負担から解放さ
れる効果がある。
【0104】請求項3記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、情報センタから管轄地域の情報を一括し
て同報送信して路側装置側で必要な情報を切り出し受信
するように構成したので、情報センタの路側装置への送
信制御の負荷が軽減され、また、情報センタと路側装置
間の伝送において複数の通信メディアを利用すれば伝送
量の分散によりそれぞれの通信メディアによる情報の伝
送量を低減できる効果がある。さらに、ユーザは道路地
図データベースを保有していなくても道路インフラ側か
ら詳細な道路地図情報と目的地に応じた経路案内情報と
最新の道路関連情報を得ることができ、また、道路地図
データベースの更新・管理の手間や負担から解放される
効果がある。
【0105】請求項4記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、情報センタから道路地図情報を一括して
同報送信して、移動体側で必要な道路地図情報を切り出
し受信するように構成したので、路側装置と移動体側間
の通信容量の制限で道路地図情報を伝送できない場合に
おいても移動体側は詳細な道路地図情報を得ることがで
きる効果がある。さらに、ユーザは道路インフラ側から
最新の道路関連情報を得ることができ、また、道路地図
データベースの更新・管理の手間や負担から解放される
効果がある。
【0106】請求項5記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、移動体側が必要な情報の種別を設定して
情報を要求し、路側装置が移動体側の要求に応じて情報
を提供するように構成したので、移動体側が必要な情報
のみを受信できるとともに、路側装置と移動体側との間
で不必要な情報の伝送が行われない効果がある。さら
に、ユーザは道路地図データベースを保有していなくて
も道路インフラ側から詳細な道路地図情報と目的地に応
じた経路案内情報と最新の道路関連情報を得ることがで
き、また、道路地図データベースの更新・管理の手間や
負担から解放される効果がある。
【0107】請求項6記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、移動体側が保持している道路地図上での
現在位置に応じて道路地図情報と道路関連情報を道路イ
ンフラ側に自動要求するように構成したので、ユーザは
情報要求の手間から解放される効果がある。さらに、ユ
ーザは道路地図データベースを保有していなくても道路
インフラ側から詳細な道路地図情報と最新の道路関連情
報を得ることができ、また、道路地図データベースの更
新・管理の手間や負担から解放される効果がある。
【0108】請求項7記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、移動体側が受信情報の更新状況に応じて
道路地図情報と道路関連情報を道路インフラ側に自動要
求するように構成したので、ユーザは情報要求の手間か
ら解放される効果がある。さらに、ユーザは道路地図デ
ータベースを保有していなくても道路インフラ側から詳
細な道路地図情報と最新の道路関連情報を得ることがで
き、また、道路地図データベースの更新・管理の手間や
負担から解放される効果がある。
【0109】請求項8記載の発明によれば、道路情報提
供システムを、移動体側が保持している道路地図上での
現在位置や受信情報の更新状況に応じて道路地図情報と
道路関連情報を道路インフラ側に自動要求するように構
成したので、ユーザは情報要求の手間から解放される効
果がある。さらに、ユーザは道路地図データベースを保
有していなくても道路インフラ側から詳細な道路地図情
報と最新の道路関連情報を得ることができ、また、道路
地図データベースの更新・管理の手間や負担から解放さ
れる効果がある。
【0110】そして、請求項9記載の発明によれば、道
路情報提供システムを、移動体側が既に受信した道路地
図情報を複数枚分保持し、必要な道路地図情報を既に保
持している場合はその情報を使用するように構成したの
で、不必要な情報要求をなくせる効果がある。さらに、
ユーザは必要な道路地図情報を保持していない場合や、
道路地図データベースを保有していなくても道路インフ
ラ側から詳細な道路地図情報を得ることができ、また、
道路地図データベースの更新・管理の手間や負担から解
放される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例による道路情報提供
システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の第1の実施例による道路情報提供
システムにおけるローカル道路関連情報処理手段の動作
を説明するための説明図である。
【図3】 この発明の第1の実施例による道路情報提供
システムにおける情報復元手段の動作を説明するための
説明図である。
【図4】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムを示す構成図である。
【図5】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムにおける道路ネットワークの表現方法を説明す
るための説明図である。
【図6】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムにおける最適経路探索結果を説明するための説
明図である。
【図7】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムにおける道路ネットワークの階層化を説明する
ための説明図である。
【図8】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムにおける縮退道路ネットワークの作成方法を説
明するための説明図である。
【図9】 この発明の第2の実施例による道路情報提供
システムにおける縮退道路ネットワークの模式図であ
る。
【図10】 この発明の第3の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図11】 この発明の第4の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図12】 この発明の第4の実施例による道路情報提
供システムにおける同報送信される情報を示す説明図で
ある。
【図13】 この発明の第5の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図14】 この発明の第6の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図15】 この発明の第7の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図16】 この発明の第8の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図17】 この発明の第9の実施例による道路情報提
供システムを示す構成図である。
【図18】 この発明の第9の実施例による道路情報提
供システムにおける情報自動要求動作を示すフローチャ
ートである。
【図19】 この発明の第10の実施例による道路情報
提供システムを示す構成図である。
【図20】 従来の道路情報提供システムを示す構成図
である。
【図21】 従来の道路情報提供システムから提供され
る道路地図情報を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 道路地図情報管理手段、14 情報圧縮手段(供
給手段)、15 通信手段(供給手段)、16,41,
61,71 情報センタ、18 通信手段(道路情報供
給手段)、19,42,77 情報復元手段、22 複
合地図情報作成手段(道路情報供給手段)、25,4
6,51,63,74,81,91 路側装置、27
通信手段、28 情報表示手段(重畳手段)、30,4
9,78,84,95,123 移動端末(端末装
置)、40 最適経路探索手段、45複合経路案内情報
作成手段、48 データ設定手段、50 道路関連情報
付き複合経路案内情報作成手段、62 情報切出し手
段、76 情報切り出し手段、94,101,110
情報要求制御手段、120 端末道路地図管理手段、1
21 端末道路地図記憶手段、122 情報要求制御手
段(情報要求発生手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 29/10 A H04B 7/26 (72)発明者 谷口 博康 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 熊沢 宏之 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 古澤 春樹 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 中村 高宏 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報センタから路側装置を通じて移動体
    に搭載された端末装置に道路情報を伝送する道路情報提
    供システムにおいて、前記情報センタは、道路情報の変
    化分を前記路側装置に供給する供給手段を有し、前記路
    側装置は、前記情報センタから供給された道路情報の変
    化分と変化前の道路情報とから変化後の道路情報を復元
    する情報復元手段と、復元した道路情報を前記移動体に
    搭載された端末装置に供給する道路情報供給手段とを有
    することを特徴とする道路情報提供システム。
  2. 【請求項2】 情報センタは、経路案内情報として各路
    側装置から管轄地域内の各地点までの最適経路を求める
    最適経路探索手段を有し、路側装置は、前記情報センタ
    から供給された経路案内情報による自装置から管轄領域
    内の各地点に至る最適経路と道路情報に含まれる道路地
    図情報および道路関連情報とを、または、最適経路と道
    路地図情報もしくは道路関連情報とを重畳し、重畳した
    情報を移動体に搭載された端末装置からの要求に応じて
    端末装置に供給する複合経路案内情報作成手段を有する
    請求項1記載の道路情報提供システム。
  3. 【請求項3】 情報センタは、管轄地域内の道路地図情
    報、道路関連情報および経路案内情報のうちの少なくと
    も一つを同報送信する通信手段を有し、路側装置は、同
    報送信された情報から管轄領域内の情報を切り出す情報
    切出し手段を有する請求項2記載の道路情報提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 情報センタから路側装置を通じて移動体
    に搭載された端末装置に道路情報を伝送する道路情報提
    供システムにおいて、前記情報センタは、道路情報のう
    ち道路地図情報を同報送信する通信手段を有し、移動体
    に搭載された端末装置は、前記情報センタから同報送信
    された道路地図情報から自装置で使用する情報を切り出
    す情報切出し手段を有することを特徴とする道路情報提
    供システム。
  5. 【請求項5】 情報センタは、経路案内情報として各路
    側装置から管轄地域内の各地点までの最適経路を求める
    最適経路探索手段と、管轄地域内の道路地図情報、道路
    関連情報および経路案内情報のうちの少なくとも一つを
    同報送信する通信手段とを有し、路側装置は、前記情報
    センタから同報送信された情報から管轄領域内の情報を
    切り出す情報切出し手段を有し、移動体に搭載された端
    末装置は、前記路側装置に供給を要求する道路情報の種
    別を設定するデータ設定手段と、前記情報センタから同
    報送信された情報から自装置で使用する情報を切り出す
    情報切出し手段を有する請求項1記載の道路情報提供シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 移動体に搭載された端末装置は、保有し
    ている道路地図情報が示す地図範囲と移動体の位置との
    関係に応じて道路地図情報と道路関連情報の供給要求を
    自動的に選択出力する情報要求制御手段を有する請求項
    5記載の道路情報提供システム。
  7. 【請求項7】 移動体に搭載された端末装置は、道路関
    連情報の更新状況に応じて道路地図情報と道路関連情報
    の供給要求を自動的に選択出力する情報要求制御手段を
    有する請求項5記載の道路情報提供システム。
  8. 【請求項8】 移動体に搭載された端末装置は、保有し
    ている道路地図情報の範囲と移動体の位置との関係およ
    び道路関連情報の更新状況に応じて道路地図情報と道路
    関連情報の供給要求を自動的に選択出力する情報要求制
    御手段を有する請求項5記載の道路情報提供システム。
  9. 【請求項9】 移動体に搭載された端末装置は、複数枚
    の道路地図情報を格納する端末道路地図記憶手段と、移
    動体の位置が中央部にあたる道路地図情報を前記端末道
    路地図記憶手段から検索する端末道路地図管理手段と、
    該当する道路地図情報が前記端末道路地図記憶手段に存
    在しない場合に道路地図情報の供給要求を発生する情報
    要求発生手段とを有する請求項1から請求項3および請
    求項5から請求項8のうちのいずれか1項に記載の道路
    情報提供システム。
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