JP5537284B2 - 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム - Google Patents

現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5537284B2
JP5537284B2 JP2010143389A JP2010143389A JP5537284B2 JP 5537284 B2 JP5537284 B2 JP 5537284B2 JP 2010143389 A JP2010143389 A JP 2010143389A JP 2010143389 A JP2010143389 A JP 2010143389A JP 5537284 B2 JP5537284 B2 JP 5537284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access point
estimated
access points
distance
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010143389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012007971A (ja
Inventor
勝義 田邊
秀明 岩本
匡 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2010143389A priority Critical patent/JP5537284B2/ja
Publication of JP2012007971A publication Critical patent/JP2012007971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5537284B2 publication Critical patent/JP5537284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、計測エリア内に設置された無線LANなどの通信手段のアクセスポイントに対する携帯無線端末の電波強度からユーザの現在位置を把握する技術に関する。
従来、現在位置把握の技術としては、(1)GPS情報を用いて携帯端末の位置情報を取得する方法や、(2)移動通信システムを利用してユーザの携帯端末がどのスポットに位置的に属しているかを収集し、サーバーへ通知する技術や、(3)カバーエリア内の無線LAN端末と無線リンクを確立し、無線リンクを確立した端末のユーザが正当ユーザであるか否かを確認し、当該ユーザがカバーエリア内にいる情報を収集し、サーバーへ通知し、当該エリアに属していると現在位置を求める技術などが知られている。この現在位置把握技術の一例が特許文献1に記載されている。
特開2004−328309
しかしながら、GPSを携帯無線端末の位置情報取得に利用すると、GPSの位置情報は、概ね数十メートルから数百メートルの誤差があることと、屋内では電波が届かない場合が多く、屋内の店舗での利用に適した技術とはなっていなかった。また、移動通信システムを利用する場合でも携帯無線端末がカバーエリアに属していることは分っても、店舗内のどの陳列棚の前にいるか等を把握することができる方法とはなっていなかった。
さらに、屋内の移動通信システムで利用される無線LAN等のアクセスポイントと通信を行っているユーザの携帯無線端末を、そのアクセスポイントの位置から現在位置を把握する技術では、一般に、アクセスポイントは、1つで1エリアを管轄するので、アクセスポイント同士は離れて配置されていることが多く、最も近いアクセスポイント1つを探すこと、もしくは最も強い電波強度のアクセスポイントを見つけることで、当該アクセスポイントの管轄エリア内に居るということがわかるだけだった。このため、電波強度の強い複数のアクセスポイントがある場合に位置把握がむずかしかった。
例えば店舗内の陳列棚の前のような複数のアクセスポイントとの距離が至近距離の場合、至近距離にある複数のアクセスポイントからの電波強度が高強度のため、最も近いアクセスポイントを決定することができず、正確な位置が把握できないという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、複数のアクセスポイントが至近距離に設置された計測エリア内で携帯無線端末を持つユーザの現在位置を正確に把握することを解決課題としている。
そこで、本発明は、計測エリア内における通信新システム(無線LANなど)のアクセスポイントを計測対象、即ち現在位置として計測する対象毎に設置することでユーザの位置を高精度に把握し、至近距離に設置された複数のアクセスポイントからの電波が受信強度最大値を越え、当該アクセスポイントだけでは位置を特定することができない場合にも、どの対象の付近に位置しているかを推定する。
すなわち、(1)計測エリア内の各計測対象の位置、各アクセスポイントの位置、あらかじめ計測エリア内に定めた複数の定点観測位置を記録した地図と、該定点観測位置毎の各アクセスポイントまでの距離を記録した第1テーブルと、各アクセスポイントにおける角度・距離に応じた電波強度を記録した第2テーブルと、定点観測位置毎の各アクセスポイントの電波強度を記録した第3テーブルとを事前に作成する処理と、(2)第2テーブルおよび第3テーブルの記録データに基づきアクセスポイント毎に電波強度から定点観測位置までの推定距離を算出し、該推定距離と第1テーブルの記録データとの誤差が閾値以下の複数のアクセスポイントの組合せを事前に定める処理と、(3)携帯無線端末で受信可能なアクセスポイントの電波強度と、第2テーブルおよび第3テーブルのうち少なくとも第3テーブルの記録データとの誤差が閾値以下でなければ、前記組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントの組合せを選定し、選定された各アクセスポイントからの距離を電波強度から推定して現在位置を求める処理が行われる。
この発明によれば、携帯無線端末と複数のアクセスポイントとの距離が至近距離で、複数のアクセスポイントからの受信電波が高強度のために最も近いアクセスポイントを決定できない場合でも、周辺の複数のアクセスポイントの部分データを利用して現在位置を推定することができる。
好ましくは、(1)推定距離と第1テーブルの記録データとの誤差が閾値以下の3点のアクセスポイントの組合せを蓄積手段に蓄積し、(2)携帯無線端末で受信可能なアクセスポイントの電波強度と、第2テーブルおよび第3テーブルのうち少なくとも第3テーブルの記録データとの誤差が閾値以下でなければ蓄積手段からアクセスポイントの組合せを取得し、該組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントから3点のアクセスポイントを選定し、(3)選定された各アクセスポイントの位置および該各アクセスポイントからの推定距離に基づき複数の推定位置候補を求め、該推定位置候補群の重心位置を現在位置と推定する。
これにより電波状況が不安定で計測データに一部ノイズなどが混入している場合やデータが欠損している場合であっても、アクセスポイント3点の電波強度の組合せを複数用いて現在位置の推定候補を求め、該推定候補の重心位置を現在位置と推定することで位置推定の精度を高めることができる。
このとき前記推定位置候補群の重心から閾値以上離れている推定位置候補を除去し、該除去後の推定位置候補群の重心を現在位置と推定すれば、より信頼性のある精度の高い推定位置を求めることができる。
また、携帯無線端末で受信可能なアクセスポイントの電波強度と、第2テーブルおよび第3テーブルのうち少なくとも第3テーブルの記録データとの誤差が閾値以下であれば、該電波強度の定点観測位置を現在位置と推定することもできる。これにより多数の定点観測位置の電波強度を事前に用意すれば、簡単に高精度の現在位置を推定できる。
本発明によれば、複数のアクセスポイントが至近距離に設置された計測エリア内で携帯無線端末を持つユーザの現在位置を正確に把握することができる。
本発明の実施形態に係る位置把握システムの利用イメージ図。 同 位置把握装置の構成例図。 同 携帯無線端末の構成例図。 同 キャリブレーション処理のフロー図。 同 店舗マップのイメージ図。 同 電波分布のイメージ図。 同 計測処理のフロー図。
以下、本発明の実施形態に係る現在位置把握システムを説明する。ここでは一例として、スーパマーケットの店舗内を計測エリアとし、該店舗内の陳列棚毎に近距離に複数の無線LANアクセスポイントが設置された事例に基づき説明する。
店舗内の陳列棚を識別するためにアクセスポイントが設置され、各陳列棚の位置・ID、各アクセスポイントの位置・ID、各陳列棚間の通路に定めた現在位置数分の定点観測位置を記録した店舗マップをあらかじめ作成する。また、定点観測位置で測定した各アクセスポイントの電波強度パターンをあらかじめ携帯無線端末で計測し、計測結果を配列表(テーブル)に記録する。この記録データに基づき電波強度とアクセスポイントまでの距離を計算できるようにキャリブレーションし、その電波強度パターンと各アクセスポイントまでの距離を予め蓄積する。このとき定点観測位置毎に正しく計測可能な3点のアクセスポイントの組合せを求めておく。
現在位置の計測時には、携帯無線端末の各アクセスポイントからの電波強度を記録し、すべてのアクセスポイントを要素にした配列表(テーブル)に各アクセスポイントの受信強度を記録する。ここで記録した配列表と予め定点観測の電波強度を記録した配列表とを比較し、比較結果が閾値以内の定点観測位置があれば現在位置と推定する。一方、閾値以内の定点観測位置がなければ、キャリブレーション時に用意した3点の電波強度値を用いて、各アクセスポイントまでの距離をそれぞれ求め、アクセスポイントまでの距離を計算した全推定位置候補を2クラスに分類する。ここでは推定位置候補集合の中心位置から閾値以内の距離を主クラスとし、該中心位置から閾値以上最も離れている推定候補を1点取り除く処理を行う。この処理を閾値以上離れている推定位置候補が無くなるまで繰り返し、残った全推定位置候補の中心位置を求め、その位置を現在位置と推定する。
そして、推定現在位置と該推定現在位置に最も近い陳列棚のIDをデータ格納し、携帯無線端末に表示させる。この作業により現在位置把握精度を高めることが可能となるメリットが得られる。
≪システム構成例≫
図1〜3に基づき前記システムの構成例を説明する。このシステム1は、図1に示すように、位置把握装置20と携帯無線端末30とをコンビネーションとして利用する。ここでは携帯無線端末30は、無線LANのアクセスポイント101〜118を介してインターネットに接続され、該インターネット経由で位置把握装置20とデータ送受信可能になっている。この各アクセスポイント101〜118は、それぞれ陳列棚毎に設置されているものとする。
位置把握装置20は、主に事前に各アクセスポイント101〜118における無線LANの電波強度パターンと、事前に各陳列棚間の通路に定めた定点観測位置から各アクセスポイント101〜118までの距離を計算するためのキャリブレーションを実施し、該電波強度パターンと各アクセスポイントの距離をあらかじめ蓄積する。具体的には、位置把握装置20は、インターネット上のサーバーにより構成され、コンピュータのハードウェアリソース、例えばCPU,メモリ(RAM),ハードディスクドライブ装置,通信デバイスなどを備える。このハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS、アプリケーションなど)との協働の結果、位置把握装置20は、図2に示すように、関係テーブル作成部21,距離計測部22,電波強度パターン格納部23,データ蓄積部24,通信部25,制御部26を実装する。
すなわち、通信部25は、通信デバイスをもって実現され、携帯無線端末30とのデータ送受信を実施する。また、電波強度パターン格納部23およびデータ蓄積部24は、メモリ(RAM)やハードディスクドライブ装置などの記憶保存手段に構築されているものとする。このデータ蓄積部24には、携帯無線端末30で計測した各アクセスポイント101〜118の電波強度が随時蓄積されるものとする。なお、制御部26は、各部21〜25の動作を制御している。
関係テーブル作成部21は、店舗内における各陳列棚および各アクセスポイント101〜118の位置・ID、各陳列棚間の通路および定点観測位置などを記録した店舗マップと、関係テーブルとを作成し、それぞれを電波強度パターン格納部23に格納する。この関係テーブルは、定点観測位置毎のアクセスポイントの電波強度パターンを記録した電波強度一覧表(配列表)と、定点観測位置毎の各アクセスポイント101〜118までの距離を記録したテーブル、即ち正解データ一覧表と、アクセスポイント101〜118毎の角度・距離別の電波強度を記録した角度距離別一覧表とにより構成されている。この正解データ一覧表および角度距離別一覧表の作成にあたっては事前に調査したデータを利用する。一方、電波強度一覧表の作成にあたってはデータ蓄積部24の電波強度データを利用する。
距離計算部22は、電波強度パターン格納部23を参照して電波強度一覧表と角度距離別一覧表に基づき電波強度の分布を調査し、各定点観測位置のアクセスポイント101〜118毎の推定距離を算出する。ここで算出した推定距離と正解データ一覧表に記録された距離の正解データとを比較し、比較結果の誤差が閾値以下であればデータ蓄積部24に記録する。また、3点のアクセスポイントの各組を選択し、選択された各アクセスポイントの位置と電波強度から算出された推定距離を前記正解データとを比較し、比較結果の誤差が閾値以下であれば正しく計測できる3点のアクセスポイントとして該組合せをデータ蓄積部24に記録する。
携帯無線端末30は、位置把握装置20とデータ送受信して現在位置(現在どの陳列棚の前に位置しているのか等)を表示する機能を有している。ここでは携帯無線端末30は、図3に示すように、出力部31,入力部32,アクセスポイント選定部33,電波強度測定部34,パターン比較部35,位置計算部36,データ記憶部37,表示部38,制御部39を実装する。この制御部39は各部31〜38の動作を制御し、データ記憶部37には事前に店舗マップが記憶されている。
出力部31は、制御部39の指令に基づきアクセスポイント101〜118に対して通信の開始処理を行う。この通信開始処理に対する入力データD、即ち電波強度データなどは入力部32に入力される。この電波強度に基づきアクセスポイント選定部33が、どのアクセスポイント101〜118と通信を開始するかを選定し、電波強度計測部34が、各アクセスポイント101〜118の電波強度パターンを計測する。この電波強度パターンは、位置把握装置20に送信され、データ蓄積部24にフィードバックされる。
パターン比較部35は、位置把握装置20の電波強度パターン格納部23にアクセスし、電波強度一覧表からすべての定点観測位置のデータを取得する。この取得データのうち、電波強度計測部34の計測データを最も近い電波強度パターンと比較する。
位置計算部36は、前記比較結果のパターン誤差が閾値以下であれば、最も近い定点観測パターンの定点観測位置を現在位置と推定する。この推定位置はデータ記憶部37に記憶される。一方、パターン誤差が閾値以下でなければ、部分データにおける正しく計測されたデータを利用して現在位置を把握する。まず現在位置のおよそのゾーンを特定するために、電波強度計測部34の計測データが受信上限値のアクセスポイントが複数存在すれば、該各アクセスポイントの中点を現在位置の候補の一つに推定する。つぎに位置把握装置20のデータ蓄積部24にアクセスし、正しく計測可能な3点のアクセスポイントの組合せを選択する。選択された各組合せに基づき現在位置を推定する処理を繰り返し、各推定候補位置をデータ記憶部37に記憶させる。
そして、データ記憶部37に記憶されている推定候補位置群の重心を求め、重心の位置から閾値以上離れている推定候補位置を一つずつ除去する処理を繰り返す。この処理の結果、残余の推定候補位置群の重心位置から閾値以上離れている推定候補位置がなくなれば、残余の推定候補位置の重心位置を現在位置と推定する。この推定位置をデータ記憶部37に記憶させる。
表示部38には、データ記憶部37に記憶された推定位置と、該推定位置の手前に存在する陳列棚のIDとが表示されるため、携帯無線端末30を所持するユーザKは店舗内の現在位置を容易に把握することができる。すなわち、本システム1によれば、電波強度パターン格納部23の格納データ(店舗マップや電波強度一覧表など)を利用することにより、至近距離のアクセスポイントまでの距離および現在位置を把握することが可能となる。以下、本システム1の処理内容を具体的に説明する。
≪キャリブレーション処理≫
まず、図4に基づき位置把握装置20におけるキャリブレーション処理(S101〜S111)を説明する。このキャリブレーション処理は、キャリブレーションの前処理、即ち前記各一覧表作成のための処理(S102〜S106)と、現在位置の計測のためのキャリブレーション(S107〜S110)とに大別される。この前者の処理は関係テーブル作成部21が担当し、後者の処理は距離計測部22が担当する。
S101.S102:このキャリブレーション処理は、位置把握装置20に対して、店舗内のすべての陳列棚の位置・ID(R01〜R26)と、アクセスポイント101〜118の位置・ID(AP1〜AP8)と、各陳列棚間の通路位置などのデータ入力により開始される(S101)。ここでは位置は座標で入力されるものとする。
この入力データに基づき各陳列棚および各アクセスポイント101〜118の位置・IDと、各陳列棚間の通路の位置とを記録した地図、即ち店舗マップを作成する(S102)。ここではアクセスポイント101〜118は、通路に平行に並んだ陳列棚を識別可能な位置に設置されているものとする。なお、店舗マップは人手により作成してもよい。
S103:通路に平行に並んだ陳列棚等を識別するために設置された複数のアクセスポイント101〜118の位置と、該各アクセスポイント101〜118の種類や規格およびアクセスポイント101〜118からの角度・距離別の電波強度とを記録するための角度距離別一覧表を作成する。
S104:S102で作成した店舗マップに複数の定点観測位置を定め、該マップ上に各定点観測位置を記録し、店舗マップを完成させる。この定点観測位置は、陳列棚の手前で商品を選ぶ際に立つ位置や、隣接する二つのアクセスポイントの中間点を含む格子状に定めることができる。
図5に基づき完成された店舗マップの一例を説明すれば、R01〜R26は各陳列棚のIDを示し、AP1〜AP18はアクセスポイント101〜118のIDを示し、P1〜P312の黒点は定点観測位置の位置を示している。
このとき併せて定点観測位置P1〜P18毎のアクセスポイント101〜118における電波強度パターンを記録するための電波強度パターン一覧表と、定点観測位置P1〜P312毎の各アクセスポイント101〜118までの距離を記録するための正解データ一覧表とを作成する。
Figure 0005537284
表1は、正解データ一覧表の一例を示している。ここではアクセスポイント101〜108をIDで示し、定点観測位置P1〜P312のID「AP1〜AP18」までの距離が「cm」単位で記録されている。
S105:アクセスポイント101〜118毎に該アクセスポイントからの距離・角度に応じて電波強度を計測し、計測結果をS103で作成した角度距離別一覧表に記録する。
Figure 0005537284
表2は、角度距離別一覧表の一例を示している。ここではアクセスポイント101〜108をIDで示し、ID「AP1〜AP18」毎に角度「左60度」・「左45度」・「左30度」・「0度(正面)」・「右30度」・「右45度」・「右60度」の直線距離「5cm」〜「10m」の電波強度が記録されている。ここで示している角度や直線距離の値は一例であり、さらに細かく設定してもよい。
S106:S104で店舗マップに記録した定点観測位置P1〜P312毎に各アクセスポイント101〜108からの電波強度を計測し、S104で作成した電波強度一覧表に記録する。ここで記録される電波強度は、データ蓄積部24の蓄積データ、即ち電波強度測定部34で計測された電波強度が用いられる。
Figure 0005537284
表3は、電波強度パターン一覧表の一例を示している。ここではアクセスポイント101〜108をIDで示し、各定点観測位置P1〜P312のID「AP1〜AP18」からの電波強度の配列(ベクトル)が記録されている。
S107:S105とS106にて各一覧表に記録したデータを基に電波強度の分布を調査し、アクセスポイント101〜118毎に距離と電波強度との関係式(線形近似式)を統計処理する。
すなわち、計測のためのキャリブレーションとして、携帯無線端末30が各陳列棚の前(アクセスポイントの前)の標準的な位置における各アクセスポイントまでの距離とその時の電波強度とアクセスポイントを識別するためのID「AP1〜AP18」を求めておき、距離計測のためのパラメータ(α、β)を取得し、計測された携帯無線端末30の位置情報(座標)とペアにデータ蓄積部24に格納しておく。このパラメータを用いて、電波強度「x」から計算できる推定距離「y」が線形近似式「y=αx+β」により求められる。
このキャリブレーション処理を、携帯無線端末を移動させながら、各陳列棚前およびその他の特徴的な場所で距離計算できるようにデータを取得しておく。そしてS104で決めた定点観測位置毎に全てのアクセスポイント101〜118からの電波強度を計測し、S106の処理を実行した後にS105とS106とで各一覧表に記録したデータを基に、図6に示すような電波強度の分布を調べ、アクセスポイント101〜118毎に距離と電波強度の線形近似式「y=αx+β」を演算し、推定距離を算出する。このようにアクセスポイント101〜118毎に距離と電波強度との関係を求めておく理由は、建物の柱、陳列棚やアクセスポイントの位置によって、距離と電波強度の関係は一定ではないと考えられるためである。
なお、図6の分布例では、R601〜R607は陳列棚を示し、AP601〜AP607はアクセスポイントを示し、P601〜P607はアクセスポイントAP601〜AP607から携帯無線端末30までの距離を示している。
S108:S105とS106にて各一覧表に記録したデータから電波強度が最大となり、飽和してしまい、電波強度の値だけでは、距離の推定ができない状況が起きている場合には最大値が続いている距離を把握し、データ蓄積部24に記録する。この場合、このデータだけでは、現在位置はアクセスポイント101〜118から至近距離であることはわかるが、計測点としては求められない。そこで、S109以降で周辺の複数のアクセスポイントにおける部分データから距離計算を可能にさせる処理を行う。
S109:S104で記録した正解データ一覧表の記録データ、即ち定点計測位置から各アクセポイント101〜118までの距離値に基づきS107で求めた推定距離を検算する。ここではS107の線形近似式にて電波強度から求めた推定距離との値と、正解データ一覧表の記録データとを比較し、両者間の誤差が閾値(εcm)以下であれば正しく求められたと判定し、正しく計測可能なアクセスポイントとしてデータ蓄積部24に記録する。
S110.S111:S104で記録した正解データ一覧表の記録データに基づき正しく計測できる3点のアクセスポイントの組合せを求める。すなわち、アクセスポイント101〜118のうち、3点のアクセスポイントの複数の組合せを選択し、選択された各アクセスポイントの電波強度からS107の線形近似式で求めた推定距離を正解データ一覧表の記録データと比較する。
比較の結果、両者間の誤差が閾値(εcm)以下であれば正しく求められたと判定し、正しく計測できる3点のアクセスポイントとして該組合せをデータ蓄積部24に記録し、キャリブレーション処理を終了する(S111)。ここで定点観測位置を求めたい現在位置の分解能となるように(あるいは分解能以上に細分化した)設定をした場合には、アクセスポイント101〜118からの全ての電波強度をベクトルとし、計測ベクトルと全ての定点観測位置の電波強度とを比較することによって最も近い定点観測位置を現在位置とすることが可能である。また、定点観測位置の数が増加すればするほど、現在位置をより正確に求められる可能性が高くなる。
≪現在位置の計測処理≫
つぎに図7に基づき店舗内でのユーザの現在位置を把握する処理内容(S201〜S213)を説明する。ここではユーザKが携帯無線端末30を持って店舗内を移動する際に各アクセスポイント101〜118から電波を受信しているものとする。
S201.202:携帯無線端末30の出力部31から各アクセスポイント101〜118に対して通信の開始処理を開始すると(S201)、携帯端末30が店舗内に設定されている各アクセスポイント101〜118のID「AP1〜AP18」毎に電波強度(受信強度)をデータ記憶部37の受信強度一覧表に記録する(S202)。
すなわち、携帯端末30は、各アクセスポイント101〜118の電波強度データDを入力部32で受信し、該受信後に電波強度測定部34にその電波強度測定を依頼する。このとき電波強度測定部34は、電波強度データDに基づきアクセスポイント101〜118からの電波強度を測定し、受診可能なアクセスポイントのID毎に電波強度を受信強度一覧表に記入する。ここで受信できなかったアクセスポイントに対しては、受信強度一覧表の電波強度蘭に「0」を記入する。
Figure 0005537284
表4は、受信強度一覧表の一例を示している。ここでは計測点(ユーザKの位置)で測定された電波強度がアクセスポイント101〜118のID「AP1〜AP18」毎に記録されている。この受信強度一覧表は、位置把握装置20に送信され、データ蓄積部24に蓄積される。
S203.S204:パターン比較部35は、S202で記録された受信強度一覧表のデータとS106で記録された電波強度パターン一覧表のデータとを比較し(S203)、最も近い定点観測位置との誤差が「δ」以内か否かを判定する(S204)。
すなわち、携帯無線端末30は、位置把握装置20にアクセスし、電波強度パターン格納部23の電波強度一覧表を参照して、すべての定点観測位置の電波強度パターンを取得する。ここでは電波強度一覧表の電波強度パターンのうち、受信強度一覧表の電波強度パターンに最も近似するものと比較し、比較結果のパターン誤差が閾値「δ」以内か否かを判定する。判定の結果、閾値「δ」以内であればS205の処理に進む一方、閾値「δ」以内でなければS206の処理に進む。
S205:位置計算部36は、S204の判定が閾値「δ」以内であれば、比較した電波強度パターンの定点観測位置を現在位置と推定する。この推定位置と該推定位置の手前に位置する陳列棚のIDとをセットにし、時刻tの現在位置情報としてデータ記憶部37に格納する。
ここで予め計測してある定点観測位置を多くし、求めたい現在位置推定箇所と同数以上あれば、計測データの最も近い定点観測位置を現在位置とすれば実用上、十分な精度が得られると考えられる。しかしながら、最も近い定点観測位置との誤差が閾値「δ」以上である場合には、現在位置を正確に推定できないと見なす。
すなわち、計測した電波強度データを全部利用した場合には、誤差が閾値「δ」以上のものが含まれ、現在位置が正確に求められないため、計測データを3点毎の部分データの組に分けて、現在位置を計測する。これは電波状況が不安定であったなどの理由により、正確な計測データが得られていないことを意味する。
そこで、位置計算部36は、S206〜S211で部分データを用いることにより、正確に計測されたデータを使用して現在位置を把握する手法をとる。この際、正確でないデータを用いて推定した候補位置は、大きく外れた位置になると予想されるため、推定誤差が大きい推定位置を集合から外すことで、より正確な位置推定を行う計測処理を行う。
S206:S204の判定が閾値「δ」以内でなければ、電波強度が受信上限値であるアクセスポイントが受信強度一覧表に複数存在するときには該各アクセスポイントの中点を推定候補位置の一つとし、複数の電波強度の強いアクセスポイントの位置を把握する。
S207:受信強度一覧表の受信可能なアクセスポイント数Aから正しく計測可能な3点のアクセスポイントの組合せを選択し、現在位置を推定する処理をA3通り繰り返し、推定位置候補をデータ記憶部37に記憶させる。
すなわち、携帯無線端末30は、位置把握装置20にアクセスし、データ蓄積部24から正しく計測可能な3点のアクセスポイントの組合せを取得する。ここで取得した組合せに応じて、受信強度一覧のアクセスポイント数Aから正しく計測可能な3点のアクセスポイントの組合せを選択する。
また、受信強度一覧表から選択された各アクセスポイントの電波強度を得て、線形近似式「y=αx+β」を用いて電波強度を距離に変換し、3点の距離データと3点のアクセスポイントの座標とから位置座標を計算する。この計算を組合せ数に応じてA3通り繰り返す。算出されたA3個の位置座標を推定位置候補としてデータ記憶部37に記憶させる。
ここではパラメータ(α.β)は、アクセスポイントの組合せと同時にデータ蓄積部24から取得されているものとする。また、アクセスポイント101〜118の座標データは事前にデータ記憶部37に記憶されているものとする。
S208〜S211:S207でデータ記憶部37に記憶された推定位置候補の集合から重心(座標)を求めて、その重心の位置から閾値「γ」以上で最も離れている推定位置候補を1点取り除く(S208)。この結果、閾値「γ」以上離れている推定位置候補が残っているか否かを判定し(S209)、残っていればS208を再実行する。すなわち、残余の推定位置候補の重心位置を求め、該重心位置から閾値「γ」以上離れている推定位置候補が無くなるまでS208の処理が繰り返される。
この結果、閾値「γ」以上離れている推定位置候補が無くなれば、残余の推定位置候補の重心位置を現在位置と推定する(S210)。この推定位置と該推定位置の手前に位置する陳列棚のIDとをセットにし、時刻tの現在位置情報としてデータ記憶部37に格納する(S211)。
S212.S213:制御手段39は、S205あるいはS211でデータ記憶部37に記憶された時刻tの現在位置情報、即ち推定位置と該推定位置の手前に位置する陳列棚IDとを表示部35に表示させ、処理を終了する(S213)。この表示結果は、位置把握装置20に送信され、データ蓄積部24に蓄積される。
このような本システム1によれば、携帯無線端末30と複数のアクセスポイント101〜118との距離が至近距離で、複数のアクセスポイント101〜118からの受信電波が高強度のために、最も近いアクセスポイントを決定することができない場合でも、周辺の複数のアクセスポイントを利用して、距離計算を行うことができるため(S109.S110.S207〜S210)、現在位置をより正確に推定することができる。
特に、位置把握装置20が正解データ一覧表の正解データと、実測した携帯無線端末からアクセスポイントまでの推定距離とを比較するため(S109.S110)、人の通行や障害物等の遮蔽の影響で電波状況に一部乱れが生じていても、多数のアクセスポイントの情報を利用することで携帯無線端末からアクセスポイントまでの推定距離の候補を複数求めることもでき、推定の信頼性も担保されている。
また、現在位置を把握する際には、計測エリア内に予め定点観測位置を細分化し多数用意すれば、多数の定点観測データと比較することで(S204.S205)、最も近い定点観測場所を現在位置と推定でき、現在位置を簡単に求めることができる。
一方、携帯無線端末30が、正しく計測可能アクセスポイント3点の電波強度の組を複数用いて現在位置の推定候補を計算し、その重心を求めるため(S207〜S210)、電波状況が不安定で計測データに一部ノイズ等が混入している場合や欠損している場合にも、推定される現在位置の精度を高めることができる。このとき重心位置から大きく外れている推定値が除かれるため(S208.S209)、より信頼性のある精度の高い現在位置が求められる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲内で変形がすることができる。例えば、上記実施形態ではスーパマーケットの店舗内の陳列棚を想定した無線LANアクセスポイントの配置に基づき説明したが、展示会場の各ブースや説明会用のポスターパネル毎、あるいは固定的な場所にアクセスポイントが識別対象として短い間隔で配置される利用形態でもよい。
また、パターン比較部35、位置計算部36を携帯無線端末30ではなく、位置把握装置20に設けることもできる。この場合には、データ蓄積部24の受信強度一覧表に基づき現在位置の推定処理(S203〜S211)を行って、最終的な現在位置情報(推定位置・陳列棚のID)を携帯無線端末30に送信し、表示部30に表示させる。これにより携帯無線端末30の処理負担を軽減でき、特に携帯無線端末30の処理能力が小さい場合に有効である。
さらに、S203における受信強度一覧表のデータとの比較対象には、S106の電波強度一覧表のほか、S105で記録された角度距離別一覧表のデータも含めてもよい。
≪プログラムなど≫
本発明は、本システム1の各部21〜26.31〜38の一部もしくは全部としてコンピュータを機能させるためのプログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、S101〜S111.S201〜S213の全ステップあるいは一部のステップをコンピュータに実行させる。
前記プログラムは、Webサイトや電子メールなどネットワークを通じて提供することができる。また、前記プログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,BD−ROM,BR−R,BD−REなどの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
1…位置把握システム
20…位置把握装置
21…関係テーブル作成部(関係データ作成手段)
22…距離計測部(アクセスポイント規定手段)
23…電波強度パターン格納部
24…データ蓄積部(蓄積手段)
25…通信部
26.39…制御部
30…携帯無線端末
31…出力部
32…入力部
33…アクセスポイント選定部
34…電波強度測定部
35…パターン比較部
36…位置計算部(位置推定手段)
37…データ記憶部
38…表示部
101〜118…無線LANアクセスポイント
AP1〜AP18…無線LANアクセスポイントのID
P1〜P312…定点観測位置
R01〜R26…陳列棚のID

Claims (9)

  1. 計測エリア内の各計測対象に設置された通信手段のアクセスポイントに対する携帯無線端末の電波強度に基づき該携帯無線端末の位置を把握する位置把握方法であって、
    関係データ作成手段が、計測エリア内の各計測対象の位置、各アクセスポイントの位置及びあらかじめ計測エリア内に定めた複数の定点観測位置を記録した地図と、該定点観測位置毎の各アクセスポイントまでの距離を記録した第1テーブルと、各アクセスポイントにおける角度・距離に応じた電波強度を記録した第2テーブルと、定点観測位置毎の各アクセスポイントの電波強度を記録した第3テーブルとを事前に作成する関係データ作成ステップと、
    アクセスポイント規定手段が、第2テーブルおよび第3テーブルの記録データに基づきアクセスポイント毎に電波強度から定点観測位置までの推定距離を算出し、該推定距離と第1テーブルの記録データとの第1の誤差が閾値以下の複数のアクセスポイントの組合せを事前に定めるアクセスポイント規定ステップと、
    位置推定手段が、携帯無線端末で受信可能なアクセスポイントの電波強度と、第2テーブルおよび第3テーブルのうち少なくとも第3テーブルの記録データとの第2の誤差が閾値以下でなければ、前記組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントの組合せを選定し、選定された各アクセスポイントからの距離を電波強度から推定して現在位置を求める位置推定ステップと、
    を有することを特徴とする位置把握方法。
  2. 前記アクセスポイント規定ステップは、前記第1の誤差が閾値以下の3点のアクセスポイントの組合せを蓄積手段に蓄積する一方、
    前記位置推定ステップは、前記第2の誤差が閾値以下でなければ蓄積手段からアクセスポイントの組合せを取得し、該組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントから3点のアクセスポイントを選定し、
    選定された各アクセスポイントの位置および該各アクセスポイントからの推定距離に基づき複数の推定位置候補を求め、該推定位置候補群の重心位置を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項1記載の位置把握方法。
  3. 前記位置推定ステップは、前記推定位置候補群の重心から閾値以上離れている推定位置候補を除去し、該除去後の推定位置候補群の重心を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項2記載の位置把握方法。
  4. 前記位置推定ステップは、前記第2の誤差が閾値以下であれば該電波強度の定点観測位置を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置把握方法。
  5. 計測エリア内の各計測対象に設置された通信手段のアクセスポイントに対する携帯無線端末の電波強度に基づき該携帯無線端末の位置を把握する位置把握システムであって、
    計測エリア内の各計測対象の位置、各アクセスポイントの位置及びあらかじめ計測エリア内に定めた複数の定点観測位置を記録した地図と、該定点観測位置毎の各アクセスポイントまでの距離を記録した第1テーブルと、各アクセスポイントにおける角度・距離に応じた電波強度を記録した第2テーブルと、定点観測位置毎の各アクセスポイントの電波強度を記録した第3テーブルとを事前に作成する関係データ作成手段と、
    第2テーブルおよび第3テーブルの記録データに基づきアクセスポイント毎に電波強度から定点観測位置までの推定距離を算出し、該推定距離と第1テーブルの記録データとの第1の誤差が閾値以下の複数のアクセスポイントの組合せを事前に定めるアクセスポイント規定手段と、
    携帯無線端末で受信可能なアクセスポイントの電波強度と、第2テーブルおよび第3テーブルのうち少なくとも第3テーブルの記録データとの第2の誤差が閾値以下でなければ、前記組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントの組合せを選定し、選定された各アクセスポイントからの距離を電波強度から推定して現在位置を求める位置推定手段と、
    を備えることを特徴とする位置把握システム。
  6. 前記アクセスポイント規定手段は、前記第1の誤差が閾値以下の3点のアクセスポイントの組合せを蓄積手段に蓄積する一方、
    前記位置推定手段は、前記第2の誤差が閾値以下でなければ蓄積手段からアクセスポイントの組合せを取得し、該組合せに応じて受信可能な複数のアクセスポイントから3点のアクセスポイントを選定し、
    選定された各アクセスポイントの位置および該各アクセスポイントからの推定距離に基づき複数の推定位置候補を求め、該推定位置候補群の重心位置を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項5記載の位置把握システム。
  7. 前記位置推定手段は、前記推定位置候補群の重心から閾値以上離れている推定位置候補を除去し、該除去後の推定位置候補群の重心を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項6記載の位置把握システム。
  8. 前記位置推定手段は、前記第2の誤差が閾値以下であれば該電波強度の定点観測位置を現在位置と推定する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の位置把握システム。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の位置把握システムの各手段としてコンピュータを機能させるための位置把握プログラム。
JP2010143389A 2010-06-24 2010-06-24 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム Expired - Fee Related JP5537284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010143389A JP5537284B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010143389A JP5537284B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012007971A JP2012007971A (ja) 2012-01-12
JP5537284B2 true JP5537284B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=45538693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010143389A Expired - Fee Related JP5537284B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5537284B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101440842B1 (ko) * 2012-07-19 2014-10-07 네이버비즈니스플랫폼 주식회사 무선 액세스 포인트 정보 수집 방법 및 장치
JP2014023147A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Nhn Business Platform Corp 無線アクセスポイント情報収集方法及び装置
JP6197372B2 (ja) * 2012-10-12 2017-09-20 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP5967046B2 (ja) 2013-10-04 2016-08-10 トヨタ自動車株式会社 無線通信システム及び無線通信システムの測距方法
CN104635206B (zh) * 2013-11-14 2018-10-23 中兴通讯股份有限公司 一种无线定位的方法及装置
JP6252315B2 (ja) * 2014-03-31 2017-12-27 富士通株式会社 場所検知装置、場所検知プログラムおよび場所検知方法
KR101593679B1 (ko) 2014-04-29 2016-02-15 고려대학교 산학협력단 실내 위치 추정 방법 및 장치
JP6565155B2 (ja) * 2014-09-30 2019-08-28 ダイキン工業株式会社 測位装置のキャリブレーション方法及びキャリブレーションシステム
KR101597690B1 (ko) * 2015-01-20 2016-02-26 숭실대학교산학협력단 무선 측위를 위한 가상 무선지도 구축 방법 및 그 장치
JP6480297B2 (ja) * 2015-09-29 2019-03-06 株式会社Nttドコモ 端末装置および測位プログラム
JP6510988B2 (ja) * 2016-01-20 2019-05-08 日本電信電話株式会社 位置特定システム、および、位置特定方法
JP2018036865A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 サイレックス・テクノロジー株式会社 無人走行車、無人走行車の走行システム、及び、無人走行車の制御方法
DE102019114917A1 (de) 2019-06-04 2020-12-10 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Verfahren zur Zugangssteuerung für ein Kraftfahrzeug und Zugangssteuerungssystem
JP7484102B2 (ja) * 2019-07-24 2024-05-16 富士電機株式会社 ショーケース
DE102019135665B4 (de) 2019-12-23 2023-02-16 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Verfahren zur Kalibrierung einer Positionserfassung eines tragbaren Schüsselelements und Zugangssteuerungssystem

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2868113B2 (ja) * 1994-02-21 1999-03-10 エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 移動通信による移動体位置検出方法
JP2001128222A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線移動局の位置検出方法及び装置
JP2008187396A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Kyocera Corp 基地局装置、位置検出システム及び位置検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012007971A (ja) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5537284B2 (ja) 現在位置把握方法、現在位置把握システム、現在位置把握プログラム
US9439041B2 (en) Systems and methods for calibration based indoor geolocation
EP2832162B1 (en) Locating a mobile device
US8983490B2 (en) Locating a mobile device
Lee et al. Voronoi tessellation based interpolation method for Wi-Fi radio map construction
EP3271739B1 (en) Enabling a validation of an estimated position of a mobile device
US20170164157A1 (en) Using smart meters as reliable crowd-sourcing agents
US20140031062A1 (en) Wireless client position estimating system and method
CN103068039B (zh) 一种基于WiFi信号的RSSI值的定位方法
US8504322B2 (en) Likelihood map system for localizing an emitter
CN101923118B (zh) 建筑物影响估计装置及建筑物影响估计方法
US20170067982A1 (en) Method and apparatus for cross device automatic calibration
EP3356839B1 (en) Checking fingerprint samples for a radio model
CN102610000A (zh) 基于Wi-Fi技术的员工考勤定位的方法
JP2017017491A (ja) ロケーション判定方法
JP2017009368A (ja) 測位方法、測位システム
US20150262158A1 (en) System for automation and efficient execution of tasks related to mobile pos in retail business
CN108111972B (zh) 基于信号强度与空间划分的室内WiFi接入点定位方法
US20040207555A1 (en) Doppler-based automated direction finding system and method for locating cable television signal leaks
US8812022B2 (en) Method and apparatus for indoor location measurement
JP2017201240A (ja) 位置特定装置及び位置特定方法
CN109302674B (zh) 一种基于多重滤波的WiFi室内定位方法
US10149195B2 (en) Handling wireless fingerprint data
CN110691318B (zh) 一种定位方法、装置、电子设备和计算机存储介质
CN114286306A (zh) 室内信号定位方法、装置、计算机设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5537284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees