JPH1114732A - 探索システム及び方法 - Google Patents

探索システム及び方法

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JPH1114732A
JPH1114732A JP18298297A JP18298297A JPH1114732A JP H1114732 A JPH1114732 A JP H1114732A JP 18298297 A JP18298297 A JP 18298297A JP 18298297 A JP18298297 A JP 18298297A JP H1114732 A JPH1114732 A JP H1114732A
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JP
Japan
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signal
current position
search
position signal
telephone
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Application number
JP18298297A
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English (en)
Inventor
Masahiko Morishita
正彦 森下
Kenichi Watanabe
健一 渡辺
Shinzo Fukatsu
愼三 深津
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Sansho Co Ltd
Original Assignee
Sansho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 徘徊老人などの被探索側(被探索対象者)の
位置を探索側で特定し得るようにした探索システムを提
供すること。 【解決手段】 探索対象となる可能性のある被探索対象
者2に携帯電話4と探索基地3からの電話1による呼出
に応じて対象者2の位置を表わす信号を発生するGPS
受信装置5とを持たせ、探索基地3から離れた不特定の
位置にある被探索対象者2を探索基地3の電話1で呼出
し、この呼出の信号Cに応じて、被探索対象者2のGP
S受信装置5からの測位信号Bを被探索対象者2の携帯
電話4の送信器13から探索基地3の電話1の受信器9
に位置信号Fの形で自動的に送るようにすると共に、探
索基地3において、受信器9で受信した位置信号Fに基
づいて、ディスプレイ24に表示した地図上に被探索対
象者2の位置を表示するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、可動対象体の位
置を特定するための探索システムに係る。
【0002】
【従来の技術】PHSは一つの基地局がカバーするサー
ビスエリアが比較的狭いことに着目して、徘徊老人の身
体にPHS装置を取付けておき、当該PHS装置に接続
された基地局の情報を得ることにより、徘徊老人の位置
を検出しようとする計画があることは、報告されている
(杉沼浩司著「移動体通信」(1996年7月30日、
日本経済新聞社発行)203−204頁)。これは、徘
徊老人の身体に取付けられたPHS装置に電話をかけ、
該PHS装置との通信が確立されたとき、該PHS装置
への接続を確立した基地局についての位置情報を得るこ
とにより、徘徊老人の徘徊位置を特定しようとするもの
であると考えられる。
【0003】しかしながら、このPHSを利用するシス
テムでは、徘徊老人の位置自体を特定するものではな
く、どの基地局でPHSの接続が確立されたかを示すに
過ぎない。基地局の密度が比較的高いところでは、徘徊
老人の所在位置に最も近い位置にある基地局が老人のP
HS装置と接続されるとは限らないから、基地局密度が
増大しても位置検出精度の増加は望めない。また、PH
Sのカバーするサービスエリアは、都市周辺等地域的に
限られるので、該サービスエリアから外れたところで
は、この探索方法は、まったく無効になる。また、徘徊
老人等のPHS装置との接続に限ってPHS基地局の位
置情報を与えるようにすることは、PHSネットワーク
システムに変更を加える必要が生ずる虞もある。
【0004】一方、盗難車の回収を目指したシステムと
して、自動車内に小型の送受信機を隠し置いておいて、
盗難に気がついたら警察に依頼して探索電波を発信して
もらい、該探索電波に応答して車内の送受信機が発生す
る電波をパトカーで受信しつつ電波の発信源に向って辿
ることによって盗難車を発見するようにしたシステムに
ついても前述の「移動体通信」の204頁に記載されて
いる。
【0005】しかしながら、このシステムは、送受信機
の発信動作を起動するために比較的強い探索電波の発信
を伴うものであるから、警察のような公的機関などにそ
の使用が制限されるのみならず、位置情報そのものが与
えられるわけではないから、電波をその強度の増大する
発信源に向って辿らなければその位置がわからない。
【0006】更に、同一のカーナビを備えた二台の車が
お互いを見失った場合に、一方の車の方で携帯電話で相
手の車(の携帯電話)あてに電話をかけて相手を呼び出
した後、夫々が別途準備したコードで携帯電話とカーナ
ビ装置の本体とを接続することにより、携帯電話を介し
て、夫々相手のカーナビの地図画面に自分の車の位置と
相手の車の位置とを表示することができるようにしたカ
ーナビ装置について記載されたもの(Panasoni
c(商標名)VW007の(1997年5月付の)カタ
ログの4頁)も刊行されている。
【0007】しかしながら、このカタログに記載されて
いることは、いずれか一方のカーナビのGPS受信器で
得た当該一方の車の位置情報を他方のカーナビの地図画
面上に表示させるために電話回線網を介して他方のカー
ナビの地図表示部分に与えるべく、一方の車のカーナビ
のGPS受信装置からの出力信号を携帯電話の送信器に
送るように該GPS受信装置と携帯電話の送信器とを接
続すること、及び他方の車の携帯電話の受信器で得た一
方の車のGPS受信装置出力信号を当該他方の車の地図
画面表示処理部分に送るように該携帯電話受信器と地図
画面表示処理部分とを接続することを可能にしたことに
限られる。即ち、被探索側が探索側の電話での要請を電
話で聞いてこの要請に応じて(同意して)被探索側が携
帯電話とGPS受信器とをコードで積極的に接続して初
めて探索側が被探索側の位置を確認できるようになるに
過ぎない。
【0008】また、多数台のタクシーを擁する配車シス
テムにおいて、GPS受信装置とこのGPS受信装置か
らの測位出力を受取って自動的に送信する無線機とを各
タクシーに組み込み、各タクシーのGPS受信装置で位
置情報を得ると共に無線機で自動的に該位置情報を配車
センターに送信するようにしておき、該配車センターで
は、各タクシーから自動的に送られた位置情報に基づい
て各タクシーに配車指示を出すようにしたことについて
も、前述の「移動体通信」の195−196頁に記載さ
れている。
【0009】しかしながら、この配車システムは、各タ
クシー(移動体)から配車センターに予め位置情報を伝
えておくためにGPS受信装置が用いられているもので
あって、呼出に応じて位置情報を与えるものではなく、
しかも専用の無線の利用が前提になっているものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記諸点に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、徘
徊老人や子供のように又は盗難物のように、探索される
べき側(被探索対象体)が交信を確立する能力を持たな
いような場合であっても、該被探索対象体の位置を探索
側で特定し得るようにした探索システム及びその方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段1】本発明によれば、前記
した課題は、被探索対象体の携帯式電話に電話がかかる
と該電話がかかったという事実自体によってGPS受信
装置による位置検出が起動せしめられる(少なくとも、
該呼出がGPS受信装置からの位置情報の送信を起動さ
せる)ようにすると共に、GPS受信装置から送信され
た位置情報が携帯式電話の送信器から携帯式電話に電話
をかけた探索側に自動的に送信され該探索側の地図画面
に当該位置が表示されるようにした探索システムによっ
て達成される。
【0012】本発明において、「携帯式電話」とは、デ
ジタル方式又はアナログ方式のいわゆる携帯電話のみな
らず、いわゆるPHS方式の携帯可能な電話を含む意味
である。
【0013】また、「GPS受信装置」とは、ハンディ
GPS受信機のようないわゆるGPS方式の受信機のみ
ならずこれと同効の位置検出手段を含む意味であり、前
者の観点で、いわゆるDGPS方式のもののように測位
精度を上げるために他の補助情報又は信号を利用可能な
ものも含む意味である。
【0014】より詳しくは、本発明によれば、前記した
目的は、探索基地に配置されており、該探索基地から離
れた不特定の位置にある被探索対象体を呼び出す呼出信
号を発する呼出手段と、被探索対象体に取付けられてお
り、呼出手段からの呼出信号を受信して被呼出信号を発
する呼出信号受信手段と、被探索対象体に取付けられて
おり、該呼出信号受信手段からの被呼出信号に応答し
て、被探索対象体の現在位置を表わす現在位置信号を発
生する現在位置信号発生手段と、被探索対象体に取付け
られており、現在位置信号発生手段からの現在位置信号
を被送信現在位置信号に変換して、探索基地に送信する
現在位置信号送信手段と、探索基地に配置されており、
被送信現在位置信号を受信する現在位置信号受信手段と
を有する探索システムによって達成される。
【0015】
【作用及び効果】本発明の探索システムでは、探索基地
の呼出手段から呼出信号を受信した呼出信号受信手段が
発する被呼出信号に応答して被探索対象体の現在位置を
表わす現在位置信号を発生する現在位置信号発生手段が
設けられているので、被探索対象体に取付けられた呼出
信号受信手段に探索基地の呼出手段から呼出信号を送信
するのみで、被探索対象体に取付けられた現在位置信号
発生手段から該被探索対象体の現在位置信号が送出され
得る。従って、被探索対象体が独自には呼出に応じる能
力を欠く虞のある徘徊老人や子供のような者、又は盗難
物のような物であっても、その現在位置を表わす信号が
該被探索対象体の能力にかかわらず確実に発生せしめら
れ得る。
【0016】加えて、本発明の探索システムでは、現在
位置信号発生手段からの現在位置信号を被送信現在位置
信号に変換して、探索基地に対して送信する現在位置信
号送信手段と、探索基地において被送信現在位置信号を
受信する現在位置信号受信手段とを備えているので、被
探索対象体の能力にかかわらず、現在位置信号発生手段
からの現在位置信号に基づいて、探索基地において被探
索対象体の位置を特定し得る。従って、被探索対象体が
徘徊老人や子供のような者、又は盗難物のような物であ
っても、該被探索対象体の能力にかかわらず、該被探索
対象体を確実に探索してその位置を確実に特定し得る。
【0017】
【発明の実施の形態】この明細書において、「探索基
地」とは、被探索対象体を探索しようとすべく被探索対
象体に対して呼出信号を発する呼出手段を備えると共
に、現在位置信号を受信する現在位置信号受信手段を備
えた施設(設備)又はところ(場所)をいい、例えば、
徘徊老人などのいる一般家庭や(養護施設のような)施
設であっても、当該手段を備えた車や当該手段を収容し
たアタッシュケースのような可動体(のあるところ)で
あってもよい。この場合、被探索対象体を目視可能な位
置に近づくまで、現在位置信号受信手段で受けた現在位
置情報がリアルタイムで利用され得る。また、呼出手段
と現在位置信号受信手段とは同時に同一場所になくても
よい。すなわち、探索基地は空間的に見て複数の(異な
る)施設又は位置の集合体であってもよい。例えば、呼
出手段による呼出を受けた呼出信号受信手段が一の番号
の電話の受信器で現在位置信号送信手段が別の電話の送
信器であり、呼出手段の電話と現在位置信号受信手段の
電話とが別々の電話番号の電話であるような場合、また
は呼出信号受信手段及び現在位置信号送信手段が一の電
話の受信器及び送信器であって呼出手段及び現在位置信
号受信手段がいわゆる親子電話(親電話の送信器と子電
話の受信器)のような関係にある場合がこれに該当す
る。
【0018】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、現在位置信号発生手段が、GPS受信器
を備えており、前記現在位置信号がGPS受信器から出
される地球上での絶対位置情報を表わす信号である。
【0019】この探索システムでは、GPS受信器から
の現在位置信号の位置精度をあげることによって、被探
索対象体の位置をより正確に特定することが可能にな
る。従って、いわゆるDGPSの利用を含めて、GPS
受信器から最終的に出力される測位情報の精度をあげる
ことによって、より正確な探索及びより迅速な保護など
が可能になる。
【0020】この場合、探索を容易にすべく、既存の種
々のナビゲーションシステムのように、探索基地におい
て、現在位置信号受信手段から被送信現在位置信号を受
取り、当該位置の周辺の地図と共に当該位置を地図上に
表示する表示手段を更に備えているのが好ましい。
【0021】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、現在位置信号発生手段は、呼出信号受信
手段からの被呼出信号を受取った際、GPS衛星からの
信号の検出動作を開始するように構成されている。この
場合、電池などの可搬電源の消耗を最低限に抑え得る。
一方、被探索対象体の移動速度が比較的小さいことが期
待され時間平均を取ることにより位置精度を高め得る可
能性がある場合には、GPS受信器による測位動作を常
時行っておき、被呼出信号を受けたときにその時点で決
定されている測位(位置)情報を送出するようにしても
よい。
【0022】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、前記呼出手段が電話の送信器であり、呼
出信号受信手段が携帯式電話の受信器である。ここで、
「携帯式電話」とは、前述のとおり携帯可能な電話とい
う意味であり、受信器とは、いわゆる受話器の部分であ
るが、音声の再生はできなくてもよい。また、被呼出信
号として音響信号以外の信号を用いる場合、呼出音は出
なくてもよい。
【0023】なお、被探索対象体に取付けられた携帯式
電話がPHS方式の電話である場合、PHSの基地局を
利用した探索システムと併用できるようにして、都心の
高層ビルの谷間や地下街のようなGPS衛星からの信号
が受信できないか受信し難いところでの位置検出を補う
ようにしてもよい。
【0024】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、前記現在位置信号送信手段が携帯電話の
送信器を含み、前記現在位置信号受信手段が電話の受信
器である。この場合も、送信器及び受信器はいわゆる送
話器及び受話器の部分であるが、送信器及び受信器は、
音声又は音響信号の送信及び受信はできなくてもよい。
【0025】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、探索基地が、自動車の如き可動体やアタ
ッシュケースの如き可搬物のように可動である。
【0026】本発明による好ましい一実施の形態の探索
システムでは、呼出信号受信手段からの被呼出信号に対
する現在位置信号発生手段の応答を無効にするスイッチ
手段が更に設けられている。
【0027】この場合、老人などが意図的に外出する際
のプライバシーが守られ得る。なお、深夜のような意図
的外出が想定され得ない状況下、例えば特定の時間帯で
は、前記スイッチ手段による無効動作自体を無効にさせ
て、常に探索を可能にするように該スイッチ手段を構成
しておいてもよい。
【0028】
【課題を解決するための手段2】本発明によれば、前記
した課題は、更に、探索対象となる可能性のある被探索
対象体に携帯式電話と該携帯式電話の呼出に応じて該対
象体の位置を表わす信号を発生するGPS受信装置とを
取付け、探索基地から離れた不特定の位置にある被探索
対象体を探索基地の電話で選択的に呼び出し、探索基地
からの電話で呼出された被探索対象体のGPS受信装置
からの位置信号を該被探索対象体の携帯式電話の送信器
から探索基地の電話の受信器に送り、該探索基地の電話
の受信器で受信した位置信号に基づいて、該位置の周辺
の地図と共に当該地図上における被探索対象体の位置
を、ディスプレイ装置に表示するようにした探索方法に
よって達成される。
【0029】
【実施例】次に、本発明による好ましい一実施例を図面
に基づいて説明する。
【0030】1は徘徊老人2を抱えた一般家庭3に設け
られた電話機であり、徘徊老人2の腰には、携帯式の電
話機4及びGPS受信装置5を含む被探索装置6が取付
けられている。なお、老人2に固定的に取付けられてい
る限り、取付手段及び場所などは問わないが、内蔵式等
のアンテナの面の向きが大きくは変動しにくい部位に取
付けることが好ましい。一般家庭3の電話機1は、電話
番号等を入力するテンキー部分を備えた操作盤としての
プッシュホン式ボタン部7と、送信器として働く送話器
8と、受信器として働く受話器9とを有する。一方、老
人2が身につけた被探索装置6の携帯式電話機4は、電
話回線網10を介して信号の送受信をするアンテナ11
と、アンテナ11での受信信号を受ける受信器として働
く受話器12と、アンテナ11を介して電話回線網10
に信号を送る送信器として働く送話器13とを含み、G
PS受信装置5は、通常少なくとも4つのGPS衛星1
4からの信号Aを受信するGPSアンテナ15と、GP
Sアンテナ15で受信した信号Aを受け取ってGPSア
ンテナ15を備えたGPS受信装置5の現在位置を表わ
すGPS測位信号Bを発生するGPS受信器16とを有
する。
【0031】この例では、徘徊する虞のある老人2が被
探索対象体に相当するが、被探索対象体としては、老人
の代わりに、自力で自宅など元のところへ帰ることがで
きなくなる虞のある例えば子供などであってもよく、ま
た、人の代わりに、盗難車のような物であってもよい。
【0032】また、この例では、徘徊しやすい老人2を
抱えた一般家庭3が、探索基地に相当する。探索基地
は、一般家庭3の代わりに、養護施設のような建物でも
よいことは勿論のこと、位置が変わらない基地の代わり
に、自動車やアタッシュケースの如き可搬収容具のよう
な可動なものであってもよい。
【0033】更に、この例では、電話機1の操作盤7及
び送信器8が、探索されるべき特定の対象体たる老人2
を、より詳しくは老人2に取付けられた携帯式電話機4
を、選択的に呼び出す呼出信号Cとしての電話番号信号
を発する呼出手段に該当する。即ち、老人2に取付けら
れた携帯式電話4を選択的に呼び出すために、操作盤7
のプッシュボタンで携帯式電話機4の電話番号をたたい
て、該携帯式電話機4に電話をかける。なお、電話番号
信号に続いて、電話接続確立の後、特定のコードを暗証
コードCaとして送るようにしてもよい。この場合、こ
の暗証コードの送信によって、被探索装置6のGPS装
置5からのGPS測位信号又はデータBの送信を起動さ
せるようにしてもよい。ここで、電話機1は、通常の電
話機でよいが、送信器8から音声で呼び出さなくてもよ
いので人の音声の送信機能ないし送話機能はなくてもよ
い。逆に、送信器8から電話番号信号Cの送信の後、特
定の音響信号又は音声信号をGPS受信装置5からのG
PS測位信号Bの送信を起動させるための暗証コードC
aとして送信するようにしてもよい。この特定の音声信
号は、例えば「おじいさん」というような言葉にしても
よい。なお、探索基地3が、自動車や人が携帯して持ち
歩くアタッシュケースのような可動体である場合、電話
1は、携帯式電話からなる。
【0034】一方、この例では、携帯式電話4のアンテ
ナ11及び受信器12が送信器8からの呼出信号Cに対
応する呼出信号Ccを受信して被呼出信号Dを発する呼
出信号受信手段に該当する。被呼出信号Dは、受信器と
しての受話器12から発生される呼出音のような音響信
号でもよいが、音響信号の代わりに電気信号であること
が好ましい。尚、電話4は、ファックスの自動受信モー
ドのように、呼出信号Cを自動的に受入れて通話(通
信)を確立するように構成されている。
【0035】17は、スイッチであり、このスイッチ
は、被探索対象体としての老人2によって意図的にオフ
されない限りオン状態に設定されている常閉タイプのも
のである。なお、常開スイッチであって、特定の条件
下、例えば夜間にはタイマーによってオンに設定されて
受信器12からの信号D,DaのGPS受信装置5への
伝達を許容するものを、破線18で示すようにスイッチ
17に並列に設けておいてもよい。
【0036】19は、マイクロプロセッサなどからなる
制御器で、制御器19は、電話機4の受信器12から呼
出信号Dを受け取ると、GPS受信装置5からGPS測
位信号Bを発生させる起動制御信号Eを発する。なお、
探索基地3の送信器8から呼出信号Cの後暗証コードC
aを送信するようにする場合、制御器19は暗証コード
Caに相当するコード信号Daを電話機4の受信器12
から受取ると、上記起動制御信号Eを出すように構成さ
れる。GPS受信装置5は、制御器19から制御信号E
を受け取った際その主電源がオンにされGPS衛星14
からの信号Aの受信を開始するように構成されている。
また、探索基地3との交信が終わると、交信の終了に応
じて制御信号を発するようにすることにより、同様にし
て、GPS受信装置5の主電源がオフにされる。これに
よって、被探索装置6の主電源となる電池の消耗を最小
限に押さえ得る。なお、後述のように、時間平均を取る
ようにする場合、GPS受信装置5による受信及び測位
演算自体は制御器19からの制御信号Eが出される前か
ら行われるようにしておいて、GPS受信装置5からの
GPS測位信号Bの送出のみが制御器19からの制御信
号Eの送出によって起動されるようにしてもよい。
【0037】この例では、GPS受信装置5が現在位置
信号発生手段に該当し、GPS受信装置5は、制御器1
9を介して受信器12から与えられる呼出信号D又はD
aに応答して、即ち、該呼出信号D又はDaに対応して
制御器19から出される起動制御信号Eに応答して、地
球上での絶対位置情報が緯度、経度、及び高度の形で表
わされたGPS測位信号Bを、老人2の現在位置を表わ
す現在位置信号をとして、送出する。
【0038】GPS受信装置5としては、通常のハンデ
ィタイプのGPSレシーバでも、いわゆるカーナビのよ
うなナビゲーション装置として提供されているもののう
ちのGPSレシーバ部分でもよいが、いわゆるSA等に
よる測位精度の低下を極力抑制・回復し得るように、同
時に信号を受信し得るGPS衛星の数ができるだけ多い
ものが好ましい。また、場合によっては、測位精度を高
め得るように、GPS測位データの時間平均化処理を行
い得ることが好ましい。ここで、例えば、いわゆる万歩
計のような老人2の移動距離を積算し得る移動距離積算
装置を併用して、該移動距離積算装置で得られる老人2
の各時点での移動状態(平均移動速度)情報に応じて、
移動距離がSAによる誤差(本来100m程度といわれ
る)よりも十分に小さい例えば10m−数10mの範囲
内になるような時間の間測位データを時間平均するよう
にしてもよい。また、携帯性を損なわない範囲内でGP
S受信装置5による測位精度を高め得る場合には、いわ
ゆるDGPS機能を備えることが好ましい。DGPS機
能を実現する手段としては、可能な手段のうち携帯性の
観点で良好なものを選べばよい。更に、老人2などが車
に乗ったりビル街を移動することを考慮すると、アンテ
ナの受信感度は極力高いことが好ましい。
【0039】なお、老人2が、例えば家庭3の玄関を通
る際、GPS受信装置5による衛星14からのGPS信
号受信動作が開始されるようにしてもよい。この場合、
GPS受信器16からのGPS測位データBを所定時間
間隔ごとにメモリーに記憶させておいて、制御器19か
ら起動制御信号Eを受け取ったとき、メモリー内の測位
データBを測位時刻データと共に送出するようにするこ
とによって、家庭3から出た後の老人2の軌跡情報が与
えられるようにしてもよい。所望ならば、ジャイロを備
えていてもよい。
【0040】20は変換器であり、この変換器20は、
GPS受信器16からのGPS測位信号(老人2の現在
位置信号)Bを、携帯式電話4の送信器13がアンテナ
11を介して被送信現在位置信号Fとして送出し得るよ
うに、該送信器13によって受取可能な形に変換する。
【0041】この例では、現在位置信号発生手段として
のGPS受信装置5からの現在位置を表わす測位信号B
を被送信現在位置信号Fに変換して、電話回線網10を
介して、探索基地としての家庭3に送信する現在位置信
号送信手段は、変換器20と携帯式電話4の送信器13
とからなる。被送信現在位置信号Fは、測位信号Bと同
様に、各時点での老人2の現在位置についての緯度及び
経度情報、並びに高度情報である。なお、被探索地域が
起伏があまり大きくない地域に限られる場合には、高度
情報はなくてもよい。
【0042】この例では、電話機1の受信器としての受
話器9が、探索基地である一般家庭3において、被送信
現在位置信号Fを受信する現在位置信号受信手段に該当
する。
【0043】21はマイクロプロセッサ等からなる制御
器であり、制御器21は、受信器9で受信した各時点で
老人2が位置する緯度及び経度データ並びに高度データ
を含む被送信現在位置信号Fを所望インターフェースで
ある変換器22を介して受け取り、地図データ及び地図
ソフトからなる地図システム23に従って、老人2の位
置する地域の周辺の地図と共に該地図上での老人2の位
置を表示手段としてのディスプレイ装置24上に表示す
る。この制御器21、地図システム23及びディスプレ
イ装置24はいわゆるカーナビなどのナビゲーションシ
ステムの表示系と同様のものでよい。
【0044】なお、被探索装置6の携帯性が失われない
程度に小型化され得る場合には、地図ソフト及びデータ
23並びにディスプレイ装置24と同様な地図ソフト及
び同データ25並びにディスプレイ装置26の両方が老
人のような被探索可動対象体2に取付けられた被探索装
置6の一部として該被探索装置6に取り外し可能に取付
けられるようになっていてもよい。地図データ25が被
探索装置6に含まれている場合、同データ25を参照デ
ータとして現在位置データBを補正してより正確な位置
を求めるようにしてもよい。
【0045】なお、携帯式電話機4がPHS方式の電話
機である場合、電話機4のアンテナ11と交信を確立し
たPHS基地局27の位置情報Gを、回線網10を介し
て又は別途、探索基地3で得ることにより、老人2の位
置をより確実に確定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例の探索システム
のブロック図である。
【符号の説明】
1 電話機 2 徘徊老人(被探索対象体) 3 一般家庭(探索基地) 4 携帯式電話機 5 GPS受信装置 6 被探索装置 7 プッシュホン式ボタン部分(操作盤) 8 送話器(送信器) 9 受話器(受信器) 10 電話回線網 11 携帯式電話のアンテナ 12 携帯式電話の受話器(受信器) 13 携帯式電話の送話器(送信器) 14 GPS衛星 15 GPSアンテナ 16 GPS受話器 17 常閉スイッチ 18 常開スイッチ 19 制御器 20 変換器 21 制御器 22 変換器 23 地図ソフト及びデータ 24 ディスプレイ装置 25 地図ソフト及びデータ 26 ディスプレイ装置 27 PHS基地局 A GPS衛星信号 B GPS測位信号 C (電話番号による)呼出信号 Ca 暗証コード Cc (携帯式電話に対する)呼出信号 D (受信器からの)呼出信号 Da (受信器からの)暗証コード信号 E 起動制御信号 F 被送信現在位置信号 G PHS基地局位置情報
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探索基地に配置されており、該探索基地
    から離れた不特定の位置にある被探索対象体を呼び出す
    呼出信号を発する呼出手段と、 被探索対象体に取付けられており、呼出手段からの呼出
    信号を受信して被呼出信号を発する呼出信号受信手段
    と、 被探索対象体に取付けられており、該呼出信号受信手段
    からの被呼出信号に応答して、被探索対象体の現在位置
    を表わす現在位置信号を発生する現在位置信号発生手段
    と、 被探索対象体に取付けられており、現在位置信号発生手
    段からの現在位置信号を被送信現在位置信号に変換し
    て、探索基地に送信する現在位置信号送信手段と、 探索基地に配置されており、被送信現在位置信号を受信
    する現在位置信号受信手段とを有する探索システム。
  2. 【請求項2】 現在位置信号発生手段が、GPS受信器
    を備えており、前記現在位置信号がGPS受信器から出
    される地球上での絶対位置情報を表わす信号である請求
    項1に記載の探索システム。
  3. 【請求項3】 前記探索基地において、現在位置信号受
    信手段から被送信現在位置信号を受取り、当該位置の周
    辺の地図と共に当該位置を地図上に表示する表示手段を
    更に備えている請求項2に記載の探索システム。
  4. 【請求項4】 現在位置信号発生手段は、呼出信号受信
    手段から被呼出信号を受取った際、GPS衛星からの信
    号の検出動作を開始するように構成されている請求項2
    又は3に記載の探索システム。
  5. 【請求項5】 前記呼出手段が電話の送信器であり、呼
    出信号受信手段が携帯式電話の受信器である請求項1か
    ら4までのいずれか一つの項に記載の探索システム。
  6. 【請求項6】 前記現在位置信号送信手段が携帯電話の
    送信器を含み、前記現在位置信号受信手段が電話の受信
    器である請求項1から5までのいずれか一つの項に記載
    の探索システム。
  7. 【請求項7】 探索基地が可動である請求項1から6ま
    でのいずれか一つの項に記載の探索システム。
  8. 【請求項8】 呼出信号受信手段からの被呼出信号に対
    する現在位置信号発生手段の応答を無効にするスイッチ
    手段を更に有する請求項1から7までのいずれか一つの
    項に記載の探索システム。
  9. 【請求項9】 携帯式電話機とGPS受信装置とを備え
    ており、携帯式電話機の受信器は該電話機が呼出信号に
    よって呼び出された際GPS受信装置からのGPS測位
    データの送出を起動するように構成されており、携帯式
    電話機の送信器はGPS受信装置からの測位データを該
    電話機を呼び出した探索基地に送信するように構成され
    ている探索システム用の携帯式被探索装置。
  10. 【請求項10】 探索対象となる可能性のある被探索対
    象体に携帯式電話と該携帯式電話の呼出に応じて該対象
    体の位置を表わす信号を発生するGPS受信装置とを取
    付け、 探索基地から離れた不特定の位置にある被探索対象体を
    探索基地の電話で選択的に呼び出し、 探索基地からの電話で呼出された被探索対象体のGPS
    受信装置からの位置信号を該被探索対象体の携帯式電話
    の送信器から探索基地の電話の受信器に送り、 該探索基地の電話の受信器で受信した位置信号に基づい
    て、該位置の周辺の地図と共に当該地図上における被探
    索対象体の位置を、ディスプレイ装置に表示するように
    した探索方法。
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