JP3707311B2 - 移動体通信装置および移動体通信システム - Google Patents

移動体通信装置および移動体通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局を介して送受信を行う移動体通信装置およびその移動体通信装置を利用した移動体通信システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
仲間同士の待ち合わせ、営業社員や監視員などの配置管理、徘徊者の保護などを行う上において、その対象となる者が現在どこにいるのかを簡単に把握できれば非常に便利である。この場合、例えば専用の位置検出装置を各人に携帯させることも考えられるが、位置検出装置自体の開発コストやその通信基盤の整備などを考慮すると不経済であって、また携帯を忘れたり携帯する上での煩わしさがある。
【0003】
一方、近年は、移動体通信装置例えばPDC(Personal Digital Cellular )やPHS(Personal Handyphone System)といった携帯電話機が急速に普及しつつある。携帯電話機は、その性質上使用者に携帯されたり使用者の極身近に置かれることが多く、それ故に携帯電話機の存在位置を知ることによって間接的にその使用者の存在位置を知ることが可能となる。携帯電話機は、上述した専用の位置検出装置とは異なり、それ自体が使用者にとって極めて便利なものであるため、使用者は意識的に携帯しようとし、携帯忘れや携帯する煩わしさが少ないという利点を有する。
【0004】
この点に着目し、例えばPHSにおいて、端末間直接通信モード(いわゆるトランシーバモード)を用いることで近くにいるPHSの使用者の位置を検出するような位置検出機能が提案されている。しかしながら、上記PHSのトランシーバモードは電波の到達距離が短く、位置検出可能な範囲は例えば100m程度に限られてしまう。
【0005】
また、特開平10−185610号公報においては、PHSにGPS受信機を組み合わせ、公衆回線網を介して接続した通話相手との間で、GPSからの測位電波に基づいて得た位置情報を相互に交換し合う道案内システムが開示されている。このシステムでは、通話相手との間の距離やその方向を知ることができるものの、相手の位置を検出するためにはその相手と公衆回線網を介して接続し通話状態とすることが必要となる。つまり、相手が他の人と通話中であったり着信に気付かなかったりした場合には位置の検出ができない。また、相手側にすれば、位置検出がなされる度に着信音がなるなどして煩わしく、待ち合わせなどに利用する場合を除いて使いづらいという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者が指定した移動体通信装置の位置情報や距離・方角情報などを、その指定した移動体通信装置の通話状態や離間距離にかかわらず簡単に得ることができる移動体通信装置およびその移動体通信装置を利用した移動体通信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために請求項に記載した手段を採用できる。この手段によれば、位置検出手段がGPS衛星からの電波を受信して位置(緯度、経度、高度)を算出することにより、当該移動体通信装置の現在位置を精度良く得ることができる。そして、位置データ送信制御手段の制御によって送信手段がその現在位置を位置データとして基地局に送信すると、その位置データは基地局側(基地局、制御局、センターなど)で管理される。
【0008】
この場合、距離データ要求手段が基地局側に対し相手側通信装置との距離データの送信を要求すると、それに応じて基地局側からは当該移動体通信装置と相手側通信装置との距離データが送信されるので、距離データ受信制御手段の制御により受信手段がその距離データを受信する。出力手段は、この受信した相手側通信装置との距離データに基づく距離の情報を出力するので、使用者はその出力により相手側通信装置との距離すなわちその携帯者との距離の情報を知ることができる。また、この場合相手側通信装置との間で通話状態とする必要がないので、相手側通信装置への呼び出しは行われず、相手側において煩わしさがない。
【0009】
これにより、例えば当該移動体通信装置を営業社員や監視員などに携帯させることで各人距離を把握することが可能となる。その結果、例えば待ち合わせにおいてすれ違いを防止でき、また友人同士などが互いに通話することなく相手との距離を知ることにより、直接通話とは異なる新たな形態のコミュニケーション方法やゲーム方法が生まれ、楽しさが増大する。
【0017】
請求項に記載した手段によれば、距離データ要求手段が距離データに加え角度データの送信を要求すると、それに応じて基地局側からは距離データと角度データとが送信されてくる。これらのデータは受信手段により受信されて出力手段に出力されるので、使用者は相手側通信装置すなわちその携帯者が自分の位置からどの方角にどの程度の距離の所にいるのかを知ることができる。これにより、相手の探索や救助あるいは相手との待ち合わせなどが一層容易になる。
【0018】
請求項に記載した手段によれば、相手側通信装置つまり相手の者が許可している場合にその距離データの受信が可能となるので、使用者のプライバシーを保護することができる。また、不正目的(尾行、待ち伏せなど)による行為の抑制にも寄与する。
【0019】
請求項に記載した手段によれば、送信手段が、位置検出手段により得た位置データを定期的に基地局側に送信するので、基地局側では各移動体通信装置について最新の位置データが管理されることとなり、各移動体通信装置は、相手側通信装置の距離データなどを要求した場合に直ちに最新の距離データなどを受信し出力することが可能となる。これにより、使用者の使い勝手が向上する。
【0020】
請求項に記載した手段によれば、送信手段が、位置検出手段により得た位置データを、基地局から送られた要求信号に応じて送信するので、常に位置データを送信し続ける場合に比べ移動体通信装置の消費電力を低減できる。
【0021】
請求項に記載した手段によれば、送信手段が、位置検出手段により得た位置データを送信メールに付加して送信するので、基地局側では送信メールを送った時点における位置データが管理される。そして、例えばその送信メールの受信者はそのメールとともにそのメールを送信した相手側通信装置の位置データや距離データを得ることができるようになる。
【0022】
請求項に記載した手段によれば、位置データ送信制御手段は、例えば使用者の操作によって位置データの送信を停止することができるので、使用者のプライバシー保護が可能となり、また不正目的の行為を抑制することができる。
【0023】
請求項に記載した手段によれば、出力手段であるリンガー音発生手段は、相手側通信装置との距離に応じてリンガー音が変化するので、使用者はわざわざ移動体通信装置を手にとってその表示などを見ることなく相手との距離を知ることができる。
【0024】
請求項に記載した手段によれば、出力手段である振動発生手段は、相手側通信装置との距離に応じて筐体の振動状態を変化させるので、使用者は移動体通信装置を身につけた状態のまま相手との距離を知ることができ、使い勝手が向上する。
【0028】
請求項10に記載した手段によれば、基地局側に設けられた制御局は、各移動体通信装置から送られた位置データを基地局側に設けられた位置データベースに格納し、距離データ要求があったときには要求した移動体通信装置と相手側通信装置との距離を演算して要求した移動体通信装置に送信するので、各移動体通信装置はその使用者が指定した相手側通信装置との距離すなわちそれを携帯する者との距離の情報を得ることができる。この距離情報は、GPS衛星からの測位電波を受信して得たものなので精度が高く、待ち合わせなどに利用することができる。
【0029】
請求項11に記載した手段によれば、相手側通信装置との距離に加え相手側通信装置の方角も得ることができるので、相手の探索や救助あるいは相手との待ち合わせなどが一層容易になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の関連技術を示す第1の実施形態について図1ないし図4を参照しながら説明する。
図2は、携帯電話機の電気的構成を示す機能ブロック図である。この図2において、移動体通信装置である携帯電話機1は、マイクロコンピュータなどからなる制御回路2を中心として構成されている。
【0031】
キー操作部3は、図示しないが携帯電話機1の筐体の正面部に設けられた通話開始キー、通話終了キー、位置表示キー、「0」〜「9」の数字キー、*(アスタリスクキー)、#(シャープ)キーなど各種キーから構成されている。使用者がこのキー操作部3を操作すると、その操作信号が制御回路2に与えられるようになっている。
【0032】
位置検出手段としての位置検出部4は、アンテナ5を介して同時に受信した4つ以上のGPS衛星からの測位電波に基づいて演算を行うことで現在の位置(緯度、経度、高度)を検出し、その位置データを制御回路2に出力するようになっている。
【0033】
音声処理部6は、制御回路2によって制御され、マイク7から入力された音声信号をA/D変換してデータ変換部9に出力するとともに、データ変換部9において復調された音声信号をD/A変換してスピーカ8に対し出力するようになっている。このスピーカ8(本発明でいう出力手段、リンガー音発生手段に相当)からはリンガー音も出力されるようになっている。
【0034】
データ変換部9は、音声処理部6からの音声信号を例えばπ/4シフトDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)信号に変換する。この変換(ディジタル変調)された信号は送受信部10において例えば800MHz帯の搬送波信号によって直交変調され、アンテナ11から電波信号として外部に送信されるようになっている。また、送受信部10はアンテナ11を介して電波信号を受信し、その受信信号はデータ変換部9において復調されて音声処理部6に与えられる。
【0035】
制御回路2からデータ変換部9へは、位置検出部4において検出された位置データが定期的に与えられており、さらに、使用者が行う所定のキー操作に応じて位置要求信号が与えられるようになっている。これら位置データや位置要求信号も、送受信部10からアンテナ11を介して外部に送信される。また、上記位置要求信号に応じて基地局から送信されてくる要求相手側の位置データは、送受信部10およびデータ変換部9を介して制御回路2に入力される。これら、データ変換部9および送受信部10は、制御回路2により制御されている。
【0036】
記憶部12は、RAM、ROM、EEPROMなどから構成されており、制御回路2は必要に応じてこの記憶部12に対するデータの書き込みや読み出しを行うようになっている。これらのメモリのうちROMには、地図データが記憶されている。
【0037】
ディスプレイ13(本発明でいう出力手段に相当)は、制御回路2によって制御されて、種々の文字情報や地図情報などを表示するようになっている。また、制御回路2は、駆動部14に駆動制御信号を与えることでバイブレータ15(本発明でいう出力手段、振動発生手段に相当)を振動させるようになっている。バイブレータ15が振動すると、その振動は携帯電話機1の筐体に伝達され筐体が振動する。なお、リンガー音が発生する代わりに、あるいはリンガー音の発生とともに、バイブレータ15が振動するように設定することができるようになっている。
【0038】
図3は、上記構成を有する携帯電話機1a、1b、…を使用した通信システムを示している。この図3において、基地局16aのゾーン内に位置する携帯電話機1a、基地局16bのゾーン内に位置する携帯電話機1bは、それぞれ基地局16a、16bおよびPDC通信網17を介して公衆通信網18に接続されており、このPDC通信網17には位置データを管理するための制御局19が接続されている。この制御局19は、携帯電話機1a、1bの位置登録制御も行うようになっている。
【0039】
制御局19は、携帯電話機1a、1bから基地局16a、16bなどを介して送信された位置データをデータベース20(本発明でいう位置データベースに相当)に格納するとともに、携帯電話機1a、1bからの位置要求信号に応じてデータベース20から位置データを取り出して、それを位置要求信号を送信した携帯電話機1aまたは1bに送信すようになっている。また、携帯電話機1a、1bは、GPS衛星21a、21b、…から送信されている測位電波を受信している。
【0040】
次に、本実施形態の作用について、図1および図4も参照しながら説明する。図2および図3において、携帯電話機1a、1bの位置検出部4は、所定時間毎にアンテナ5を介してGPS衛星21a、21b、…からの測位電波を受信し、現在の位置(緯度、経度、高度)を演算する。この場合に受信するGPS衛星は、上記以外のGPS衛星であっても良いが、少なくとも4つのGPS衛星からの測位電波を同時に受信する必要がある。
【0041】
携帯電話機1a、1bの制御回路2は、それぞれ位置検出部4で得た位置データ(緯度、経度、高度)を位置登録情報の送信とともに基地局16a、16bに送信する。これら位置データは、上述したように制御局19によってデータベース20に格納される。
【0042】
さて、図1は、携帯電話機1が他の携帯電話機1の位置を得るために実行する位置検出処理を示すフローチャートである。この位置検出処理は、制御回路2の制御によって実行される。以下、このフローチャートに従って、図3に示した携帯電話機1aが携帯電話機1bの現在位置を要求しそれを獲得する場合における携帯電話機1aが行う処理内容について説明する。
【0043】
まず、携帯電話機1aの携帯者が、そのキー操作部3を操作することにより、例えば友人である相手が携帯する携帯電話機1bの電話番号を入力しそれに続いて「位置表示キー」を押すと、制御回路2はキー操作部3からその相手側の電話番号を入力し(ステップS1)、その電話番号と位置要求信号とをデータ変換部9に対し出力する。これらは、送受信部10からアンテナ11を介して基地局16aに送信され(ステップS2)、PDC通信網17を介して制御局19に送られる。
【0044】
制御局19では、データベース20からその電話番号により特定された携帯電話機1bの位置データ(緯度、経度、高度)を取り出し、それをPDC通信網17、基地局16aを介して携帯電話機1aに送信する。携帯電話機1aでは、この位置データを送受信部10で受信し(ステップS3)、その受信信号をデータ変換部9で復調する。その復調された位置データは制御回路2に入力される。
【0045】
続いて、携帯電話機1aの制御回路2は、位置検出部4から現在の自分自身の位置データ(緯度、経度、高度)を入力する(ステップS4)。なお、この位置データの入力は、ステップS3において制御局19から送られる携帯電話機1bの位置データの受信を待つ間に実行しても良い。
【0046】
制御回路2は、ステップS3で獲得した相手側(携帯電話機1b)の位置データに基づいて、その相手の位置の周辺を表す地図データを記憶部12のROMから読み出す(ステップS5)。そして、制御回路2は、図4に示すように、ディスプレイ13に地図と相手の位置とを重ねて表示した(ステップS6)後、処理を終了する。この場合、制御回路2は、相手の位置とステップS4で得た自分の位置とが近い場合には、自動的にまたは使用者の選択によって、両者の位置がともに表示可能となるように地図の縮尺などを変更する。
【0047】
地図表示には、例えば主要な道路や建物、北を示す方位マークなどが含まれており、相手の位置(および自分の位置)は例えば点滅するドットにより表示される。また、記憶部12に予め相手の名称(および自分の名称)が登録されている場合には、位置を示すドットの脇にその名称(図4では相手が「B」、自分が「A」)が表示される。
【0048】
以上のように本実施形態によれば、携帯電話機1(1a、1b)は、GPS衛星21a、21b、…からの測位電波を受信しその測位電波に基づいて位置を演算する位置検出部4を備え、制御回路2は位置データ送信制御手段としてその検出した位置データを位置登録情報とともに基地局16aや16bに送信する。この位置データは制御局19に送られ、データベース20に格納されて一元的に管理されるので、携帯電話機1の制御回路2が、電話番号によって特定した相手側の携帯電話機1の位置データを要求すると、制御局19は短時間のうちにデータベース20からその相手の位置データを取り出して送り返すことが可能となる。
【0049】
つまり、この携帯電話機1の携帯者は、居場所(位置)を知りたい相手が所有する携帯電話機1の電話番号を入力して位置表示キーを押すという簡単な操作を行うだけで、短時間のうちにディスプレイ13上において相手所有の携帯電話機1の位置を確認することができる。携帯電話機1はその所有者にとって極めて便利なものであるので、所有者に携帯されあるいは所有者の身近に置かれることが多い。従って、相手所有の携帯電話機1の位置を知ることは、間接的にその携帯電話機1を所有する相手の位置を知ることになる。この場合、ディスプレイ13には、相手の位置が緯度、経度、高度のデータとしてではなく地図に重ねた状態で表示されるので、位置の確認が容易となる。
【0050】
携帯電話機1は、位置検出部4で得た位置データを位置登録情報とともに制御局19に送信するので、使用者が特別な操作をすることなくデータベース20には最新の位置データが格納される。また、相手の位置データを要求する場合にあっても、その相手側の携帯電話機1との間で通話回線を確保して通話状態とする必要がないので、相手側の携帯電話機1への呼び出しは行われず、相手側においても煩わしさがない。
【0051】
この携帯電話機1を用いた通信システムによれば、携帯電話機1を営業社員や監視員などに携帯させることで各人の位置を把握することが可能となり、人の配置や管理を容易に行うことができる。また、GPS衛星21a、21b、…からの測位電波に基づいて正確な位置データを得ることができることから、待ち合わせに利用したり、遭難者、徘徊者などの捜索に利用することが可能となる。さらに、直接通話することなく相手の位置が分かるので、友人同士の間などで直接通話とは異なる新たな形態のコミュニケーション方法やゲーム方法が生まれ、楽しさが増大する。
【0052】
(第2の実施形態)
次に、本発明の関連技術を示す第2の実施形態について図5および図6を参照しながら説明する。
本実施形態における携帯電話機1は、第1の実施形態と同じく図2に示した構成を備えている
【0053】
図5は、携帯電話機1が他の携帯電話機1との距離およびその方角を得るために実行する距離・方角検出処理を示すフローチャートである。この距離・方角検出処理は、制御回路2の制御によって実行される。以下、このフローチャートに従って、図3に示した携帯電話機1a(自分)が携帯電話機1b(相手)との距離と方角を獲得する場合における携帯電話機1aの制御回路2が行う処理内容について説明する。なお、図5に示す処理ステップのうち図1に示した処理ステップと同一処理を行うものについては、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
【0054】
携帯電話機1aの制御回路2は、ステップS1〜S4を実行することによって、その携帯者が電話番号により指定した携帯電話機1bの位置データ(緯度、経度、高度)と、携帯電話機1a自体の位置データ(緯度、経度、高度)とを取得する。続いて、制御回路2は、これら位置データを用いて相手と自分との距離を演算し(ステップS7)、さらに相手が自分から見てどの方角にいるのかを演算により求める(ステップS8)。
【0055】
そして、制御回路2は、得られた相手との距離および相手の方角をディスプレイ13に表示した(ステップS9)後、処理を終了する。図6は、ディスプレイ13の表示例を示している。図6(a)は距離と方角とを文字により表示した場合を示しており、図6(b)はベクトルにより表示した場合を示している。ベクトル表示の場合には、ディスプレイ13上にベクトル(矢印)の他、ベクトルの始点(つまり自分の位置)を示すドット、文字で示す距離、北を示す方位マークが表示されるようになっている。
【0056】
携帯電話機1は、使用者の選択によって文字表示(図6(a))とベクトル表示(図6(b))の何れで表示するかを設定できるようになっている。また、記憶部12に予め相手の名称(および自分の名称)が登録されている場合には、文字表示の際、あるいはベクトル表示における始点と終点の脇にその名称(図6では相手が「B」、自分が「A」)が表示される。
【0057】
以上述べたように、本実施形態によっても、携帯電話機1の携帯者は、位置を知りたい相手が所有する携帯電話機1の電話番号を入力して位置表示キーを押す操作により、相手が所有する携帯電話機1との距離および方角をディスプレイ13上に表示させることができるので、第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0058】
また、本実施形態によれば、相手との距離、相手の方角が表示されるので、相手が近くにいるかどうかを即座に判断することができる。従って、特に相手と待ち合わせたり相手を捜索したりする場合に有用となる。また、記憶部12に地図データを記憶する必要がないので、記憶部12(特にROM)の記憶容量を小さくでき、コストを低減することができる。
【0059】
(第3の実施形態)
次に、上述した第1および第2の実施形態に変形を加えた第3の実施形態について図7および図8を参照しながら説明する。
携帯電話機1は、第1および第2の実施形態と同じく図2に示した構成を備えている。この携帯電話機1は、相手(および自分)の位置を地図上に表示するとともに、相手との距離を文字表示するようにした点に特徴を有する。
【0060】
以下、図7に示すフローチャートを用いて、携帯電話機1a(自分)が携帯電話機1b(相手)の位置および距離を検出する場合における位置・距離検出処理について説明する。なお、この位置・距離検出処理は、図1または図5に示した処理ステップを組み合わせたものとなっている。
【0061】
携帯電話機1aの制御回路2は、ステップS1〜S4を実行することによって、携帯電話機1aと1b(つまり自分と相手)の位置データを取得し、ステップS7で相手と自分との距離を演算する。続いて、ステップS5において、相手の位置の周辺を表す地図データを記憶部12から読み出し、ステップS6において、ディスプレイ13に地図と相手(および自分)の位置とを重ねて表示する。この地図表示は、図8に示すように、第1の実施形態と同様にして行われる。その後、制御回路2は、ディスプレイ13に上記地図表示に加えて相手との距離を文字により表示し(ステップS10)、処理を終了する。この相手との距離は、図8に示すように地図表示部分と重ならないようにして表示される。
【0062】
以上述べた本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。特に、本実施形態によれば、ディスプレイ13上に相手の位置が地図に重ねた状態で表示されるとともに相手との距離が表示されるので、相手位置の確認のみならず相手が近くにいるかどうかを即座に判断することができ、使い勝手が一層向上する。
【0063】
(第4の実施形態)
次に、本発明を示す第4の実施形態について図9を参照しながら説明する。
本実施形態における携帯電話機1は、上記各実施形態と同じく図2に示した構成を備えている。ここで制御回路2は、本発明でいう位置データ送信制御手段、距離データ要求手段、距離データ受信制御手段、出力制御手段に相当する。
【0064】
図9は、制御回路2が他の携帯電話機1との距離およびその方角を得るために実行する距離・方角検出処理を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、携帯電話機1a(自分)が携帯電話機1b(相手)との距離と方角を表示する場合における処理内容について説明する。
【0065】
携帯電話機1aの携帯者が、キー操作により居場所を知りたい相手が携帯する携帯電話機1bの電話番号を入力しそれに続いて「位置表示キー」を押すと、制御回路2はその相手側の電話番号を入力し(ステップS1)、その電話番号、距離要求信号、および方角要求信号を制御局19に対し送信する(ステップS11)。
【0066】
制御局19は、距離要求信号などの送信側である携帯電話機1aの位置データと要求相手側である携帯電話機1bの位置データとをデータベース20から取り出し、携帯電話機1aと1bとの距離および携帯電話機1aから見た携帯電話機1bの方角をそれぞれ距離データおよび方角データとして携帯電話機1aに送り返す。
【0067】
携帯電話機1aでは、これら距離データと方角データとを送受信部10で受信し、その受信信号をデータ変換部9で復調する。復調されたデータは制御回路2に入力される(ステップS12、S13)。そして、制御回路2は、得られた相手との距離および相手の方角を、図6に示すようにディスプレイ13に表示し(ステップS9)、処理を終了する。
【0068】
本実施形態によっても、携帯電話機1の携帯者は、位置を知りたい相手の携帯電話機1の電話番号を入力するなどの所定操作をすることにより、相手が所有する携帯電話機1との距離および方角をディスプレイ13上に表示させることができるので、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、携帯電話機1において距離と方角の演算を行う必要がないので、制御回路2の処理が簡単化でき、プログラム開発に要するコストを低減できる。
【0069】
(第5の実施形態)
次に、本発明を示す第5の実施形態について図10を参照しながら説明する。なお、ここでは前述した第2の実施形態に変形を加えた場合として説明するが、第3または第4の実施形態についても同様に適用可能である。
【0070】
出力制御手段としての制御回路2は、図5に示した距離・方角検出処理におけるステップS9とエンドとの間に、さらに図10に示す出力処理を実行するようになっている。また、携帯電話機1は、図5に示すステップS2からステップS9までの処理および図10に示す出力処理を所定時間毎に繰り返し実行するようになっている。
【0071】
図10において、ステップS9に続いて実行されるステップS14で、制御回路2は、自分(携帯電話機1a)から1kmよりも離れたエリア内にいた相手(携帯電話機1b)が、1km以内のエリア(1kmエリア)に入って来たかどうかを判断する。1kmエリアに入って来た(YES)と判断した場合には、制御回路2は、スピーカ8から所定のバターン(例えば「リリ、リリ、…」という断続音:Aパターン)に従ったリンガー音を所定時間だけ発生させるとともに、そのAパターンに合わせて駆動部14を介してバイブレータ15を振動させる(ステップS15)。
【0072】
また、制御回路2は、ステップS14で「NO」と判断した場合には、ステップS16に移行して相手が100m以内のエリア(100mエリア)に入って来たかどうかを判断する。100mエリアに入って来た(YES)と判断した場合には、制御回路2は、スピーカ8から所定のバターン(例えば「リリリ、リリリ、…」という断続音:Bパターン)に従ったリンガー音を所定時間だけ発生させるとともに、そのBパターンに合わせてバイブレータ15を振動させる(ステップS17)。
【0073】
さらに、制御回路2は、ステップS16で「NO」と判断した場合には、ステップS18に移行して相手が10m以内のエリア(10mエリア)に入って来たかどうかを判断する。10mエリアに入って来た(YES)と判断した場合には、制御回路2は、スピーカ8から所定のバターン(例えば「リリリリ、リリリリ、…」という断続音:Cパターン)に従ったリンガー音を所定時間だけ発生させるとともに、そのCパターンに合わせてバイブレータ15を振動させる(ステップS19)。
【0074】
ステップS18で「NO」と判断した場合および上記ステップS15、S17、S19を実行した後、制御回路2は距離・方角検出処理を続行するかどうかを判断し(ステップS20)、続行する(YES)と判断した場合にはステップS2に移行し、続行しない(NO)と判断した場合には処理を終了する。なお、上記A、B、Cの各パターンは、着信時のリンガー音の発生パターンとは異なるように設定されている。
【0075】
以上述べたように本実施形態によれば、使用者が一度相手の電話番号などを入力すると、それ以降携帯電話機1が繰り返し相手との距離と方角とを得てディスプレイ13に表示するので、使用者は入力操作を繰り返すことなく相手の位置を継続して知ることができる。これにより、例えば待ち合わせ時に相手が近付いているのか遠ざかっているのかといった動きを判断し易くなる。
【0076】
また、携帯電話機1は相手との距離に応じてリンガー音および振動を発生するので、使用者は携帯電話機1をポケットやかばんの中に入れた状態のまま相手が近付いていることまたは遠ざかっていることを知ることができる。なお、本実施形態では、リンガー音と振動とをともに発生するように制御したが、何れか一方だけを発生するように制御しても良い。
【0077】
(第6の実施形態)
次に、本発明の関連技術を示す第6の実施形態について図11を参照しながら説明する。なお、ここでは前述した第1の実施形態に変形を加えた場合について説明するが、第2ないし第5の実施形態についても同様にして適用可能であり、特に第4、第5の実施形態に変形を加えた場合が本発明に対応する。
【0078】
本実施形態における携帯電話機1(図2参照)は、その制御回路2が、制御局19に対し位置検出部4で得た位置データ(緯度、経度、高度)とともにその使用者が設定した許可コードを送信するようになっている。制御局19は、送信された位置データと許可コードとをデータベース20に格納し管理するようになっている。携帯電話機1の使用者は、その利用に先立って、親しい友人など自分の位置を知られてもよい相手に対して、前記設定した許可コードを知らせておく。携帯電話機1において、その使用者が設定した許可コードおよび上記相手から知らされた許可コードは、記憶部12のEEPROMに記憶されるようになっている。
【0079】
図11は、携帯電話機1が他の携帯電話機1の位置を得るために実行する位置検出処理を示すフローチャートである。この位置検出処理は、制御回路2の制御によって実行される。この図11に示す処理ステップのうち図1に示した処理ステップと同一処理を行うものについては同一のステップ番号を付して示し、以下異なる処理部分について説明する。
【0080】
ステップS2において、携帯電話機1aの制御回路2が位置データを要求する相手(携帯電話機1b)の電話番号と位置要求信号とを送信すると、制御局19は、データベース20から携帯電話機1bの位置データと許可コードとを取り出し、それらを携帯電話機1aに対して送信する。
【0081】
携帯電話機1aの制御回路2は、送受信部10で受信されデータ変換部9で復調された位置データと許可コードとを入力し(ステップS21)、その受信した許可コード(受信許可コード)と予め相手から知らされるなどして設定した許可コード(設定許可コード)とが一致するかどうかを判断する(ステップS22)。ここで、一致する(YES)と判断した場合にはステップS4、S5、S6を実行し、ディスプレイ13に地図と相手の位置とが重ねて表示される。一方、一致しない(NO)と判断した場合にはステップS23に移行し、例えば「相手から許可されていないため表示できません」というメッセージをディスプレイ13に表示して処理を終了する。
【0082】
以上述べたように、本実施形態によれば、携帯電話機1の位置はその使用者が予め許可コードを知らせた相手の携帯電話機1でしか表示することができないので、使用者のプライバシーを保護することができ、また尾行や待ち伏せなど不正目的による行為を防止することができる。
【0083】
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張が可能である。
位置データ送信制御手段としての制御回路2は、制御局19からPDC通信網17、基地局16a、16bを介して送信された要求信号を受信したことに応じて、位置検出部4で得た位置データを送信するように制御しても良い。これにより、携帯電話機1の消費電力を低減することができる。
【0084】
また、位置データ送信制御手段としての制御回路2は、送信メールを送る時に位置データをそのメールに付加して送信するように制御しても良い。この場合、データベース20にはメールを送った時点における位置データが格納される。従って、例えば、そのメールの受信者はそのメールを受け取るとともに送信者のメール送信時における居場所を知ることが可能となる。
【0085】
位置データ送信制御手段としての制御回路2は、使用者の選択などにより位置検出部4で得た位置データの送信を停止するように制御しても良い。これにより、使用状況などに応じて使用者のプライバシーを保護することが可能となり、不正目的による行為を抑制することができる。
【0086】
第4の実施形態において、制御回路2は、制御局19に対し相手の電話番号、距離要求信号、および方角要求信号を送信したが、相手との距離を知れば十分である場合には、電話番号と距離要求信号とを送信すれば良い。この場合、制御局19は、距離データのみを送り返す。
【0087】
第6の実施形態においては、携帯電話機1が許可コードの一致を判断したが、制御回路2が位置要求信号とともに予め相手から知らされた許可コードを送信し、制御局19がその送信された許可コードとデータベース20に格納されている許可コードとが一致するかどうかを判断するようにしても良い。この場合、制御局19は、許可コードが一致すると判断した場合にのみ位置要求信号に応じて位置データを送信する。
【0088】
相手を指定する場合に、相手の携帯電話機1の電話番号を用いたが、予め登録した許可コードやその他の識別コードを用いるようにしても良い。
上述した通信システムは、PDC通信網17に接続された制御局19が位置データの管理を行うように構成されているが、基地局16a、16bが管理するように構成しても良い。また、制御局19は携帯電話機1の位置登録制御も行うものとしたが、位置登録制御を行う制御局とは別に設けたものであっても良い。
【0089】
第1、第3、第6の各実施形態において、ディスプレイ13に表示する地図データを記憶部12のROMに記憶したが、制御局19が位置データとともに地図データを送信するようにしても良い。このような通信システムによれば、記憶部12に地図データを記憶する必要がないので、記憶部12(特にROM)の記憶容量を小さくでき、コストを低減することができる。
【0090】
相手の位置をディスプレイ13に地図と重ねて表示したが、相手の位置データである緯度、経度、高度をそのまま文字により表示しても良い。
移動体通信装置として携帯電話機に適用した場合を説明したがPHS(Personal Handyphone System)に適用しても良い。
また、携帯電話機同士に限らず、一般加入電話からも相手の携帯電話機の位置などが分かるような通信システムとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の関連技術を示す第1の実施形態における位置検出処理を示すフローチャート
【図2】 携帯電話機の電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】 携帯電話機を用いた通信システムの概略構成図
【図4】 相手の位置についてディスプレイの一表示例を示す図
【図5】 本発明の関連技術を示す第2の実施形態における距離・方角検出処理を示すフローチャート
【図6】 相手との距離、方角についてディスプレイの表示例を示す図
【図7】 本発明の関連技術を示す第3の実施形態における位置・距離検出処理を示すフローチャート
【図8】 図4相当図
【図9】 本発明を示す第4の実施形態における図5相当図
【図10】 本発明を示す第5の実施形態における出力処理を示すフローチャート
【図11】 本発明の関連技術を示す第6の実施形態における図1相当図
【符号の説明】
1は携帯電話機(移動体通信装置)、2は制御回路(位置データ送信制御手段、距離データ要求手段、距離データ受信制御手段、出力制御手段)、4は位置検出部(位置検出手段)、8はスピーカ(出力手段、リンガー音発生手段)、13はディスプレイ(出力手段)、15はバイブレータ(出力手段、振動発生手段)、16a、16bは基地局、20はデータベース(位置データベース)、21a、21bはGPS衛星である。

Claims (11)

  1. 基地局を介して送受信を行う移動体通信装置において、
    GPS衛星からの電波を受信して位置データを得る位置検出手段と、
    この位置検出手段により得た位置データを前記基地局に対して送信するように制御する位置データ送信制御手段と、
    前記基地局側に対し、使用者が指定した特定の移動体通信装置との距離データを送信するよう要求する距離データ要求手段と、
    前記基地局から送信された距離データを受信するように制御する距離データ受信制御手段と、
    受信した前記特定の移動体通信装置との距離データに基づいて、出力手段が前記特定の移動体通信装置との距離の情報を出力するように制御する出力制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする移動体通信装置。
  2. 前記距離データ要求手段は、前記特定の移動体通信装置の方角データを送信するよう要求し、
    前記距離データ受信制御手段は、前記基地局から送信された方角データを受信するように制御し、
    前記出力制御手段は、受信した前記特定の移動体通信装置の方角データに基づいて、前記出力手段が前記特定の移動体通信装置の方角の情報を出力するように制御することを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  3. 前記距離データ受信制御手段は、前記特定の移動体通信装置が許可している場合にその距離データの受信が可能となるように制御することを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  4. 前記位置データ送信制御手段は、前記位置検出手段により得た位置データを定期的に送信するように制御することを特徴とする請求項記載の移動体通信装置。
  5. 前記位置データ送信制御手段は、前記位置検出手段により得た位置データを前記基地局側からの要求信号に応じて送信するように制御することを特徴とする請求項記載の移動体通信装置。
  6. 前記位置データ送信制御手段は、前記位置検出手段により得た位置データを送信メールに付加して送信するように制御することを特徴とする請求項記載の移動体通信装置。
  7. 前記位置データ送信制御手段は、前記位置検出手段により得た位置データの送信を停止することができることを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  8. 前記出力手段はリンガー音発生手段であって、
    前記出力制御手段は、前記特定の移動体通信装置との距離に応じて、前記リンガー音発生手段からのリンガー音が変化するように制御することを特徴とする請求項記載の移動体通信装置。
  9. 前記出力手段は、筐体を振動させるように構成された振動発生手段であって、
    前記出力制御手段は、前記特定の移動体通信装置との距離に応じて、前記筐体の振動状態が変化するように制御することを特徴とする請求項記載の移動体通信装置。
  10. 基地局を介して送受信が行われる移動体通信システムにおいて、
    請求項1または3記載の移動体通信装置から送信された当該移動体通信装置の位置データを格納するための位置データベースと、
    前記位置データを前記位置データベースに格納するとともに、前記移動体通信装置から送信された距離データ要求に応じて、前記位置データベースに格納された位置データに基づき前記距離データ要求を送信した移動体通信装置と特定の移動体通信装置との距離を演算して前記距離データ要求を送信した移動体通信装置に送信するように構成された制御局とを備えていることを特徴とする移動体通信システム。
  11. 基地局を介して送受信が行われる移動体通信システムにおいて、
    請求項2記載の移動体通信装置から送信された当該移動体通信装置の位置データを格納するための位置データベースと、
    前記位置データを前記位置データベースに格納するとともに、前記移動体通信装置から送信された距離データ要求および方角データ要求に応じて、前記位置データベースに格納された位置データに基づき前記距離データ要求および方角データ要求を送信した移動体通信装置と特定の移動体通信装置との距離および方角を演算して前記距離データ要求および方角データ要求を送信した移動体通信装置に送信するように構成された制御局とを備えていることを特徴とする移動体通信システム。
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