JP4664518B2 - 取引確認システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードを利用した取引を確認する取引確認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、クレジットカード(以下、単にカードという)を用いた商品の購入やキャッシュカード(以下、単にカードという)を用いた銀行預金の入出力が盛んに行われている。カードを使用して商品の購入をする場合、決済は、カードの利用者がカードを提示すると共にサインや暗証番号によってカードの所有者本人であることを確認して行われる。また、銀行預金の入出力は、利用者がキャッシュディスペンサにカードを挿入すると共に、キャッシュディスペンサに暗証番号を入力することによって利用者がカードの所有者本人であることを確認して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、不正な手段により、あるいは落し物等として他人のカードを取得し、このカードを利用して商品を購入する、あるいは銀行預金を引出すといった事件が発生している。このような場合、カードを不正に利用した者は、スキミング等の方法によって暗証番号をも知ったことになる。したがって、暗証番号による本人の確認は、単独で完全にカードの不正な利用を防ぐことができるものではないと言わざるを得ない。
【0004】
さらに、近年では、カードの所有者以外の者が、スキミングによってカードに記録されている情報だけをコピーするといったこと事件も発生している。カードの情報だけがコピーされた場合、所有者は、手元にカードがあるためにカードが取り引きに利用されるまでカードの情報が第三者に入手されたことに気づくことがない。このような場合、カードが不正に利用されたことによってカード所有者が受ける被害は、いっそう大きいものになる虞がある。
【0005】
また、例えば会社のような組織にあって、商品を担当者に依頼して購入させることがある。この際、会社の経理担当者が購入の担当者にカードを渡した場合、購入の担当者はカードの利用限度額を上限とする金額の取り引き、さらには会社側が意図する目的以外の目的でカードを使用することが可能になり、会社側がこのような使用を防ぐことができないという不具合があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、カードが不正に利用されることを防ぐことが可能な取引確認システムを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、カードの利用限度額とは別にカードの所有者が取り引きの限度額等を設定する、あるいはカードの利用時間や利用日時、さらには利用場所といった、他者によるカードの利用条件を自動的に制限することが可能な取引確認システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる取引確認システムは、決済センタと接続されるカード管理装置と、携帯装置とを備え、カードを利用した取引の内容を確認する取引確認システムであって、前記カード管理装置は、予めカードに記録されているカード情報を読み取るカード情報読取手段と、前記カード読取手段に読み取られたカード情報に対応付けてカードを利用した取引の内容を示す取引データを送信する取引データ送信手段と、前記取引に対する承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を許可して、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記取引に対する非承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を不許可として、前記取引データを前記決済センタに送信しない取引処理手段とを備え、前記携帯装置は、前記取引データを受信し、受信された前記取引データによって示される前記取引を承認するか否か入力を受け付ける承認決定手段と、カードに固有のカードIDを登録するカードID登録手段と、受信された前記取引データを承認する入力が受け付けられた場合、携帯装置操作者からのカードID入力を受け付けるID入力手段と、前記ID入力手段によって入力されたカードIDと前記カードID登録手段に登録されているカードIDとを対照し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが一致するか否か判断するID一致判断手段と、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致すると判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を有効と判断して、前記取引に対する承認を示す承認データを送信し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致しないと判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を無効と判断して、前記取引に対する非承認を示す承認データを送信する承認データ送信手段とを備え、前記取引確認システムは、前記携帯装置の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって検出された前記携帯装置の位置と前記カード情報読取手段の位置との距離とを取得する距離取得手段と、前記距離取得手段によって取得された距離と予め設定されている取引有効距離とを比較する距離比較手段と前記距離比較手段の比較の結果、前記距離取得手段によって取得された距離が前記取引有効距離以上であった場合に、カードIDの入力を要求する要求信号を送信する要求信号送信手段とを備え、前記ID入力手段は、前記要求信号を受信した場合に、携帯装置操作者からのカードIDの入力を受け付けることを特徴とする。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、取引データを送信し、取引データ送信先の携帯端末操作者が取り引きの承認を入力することができる。さらに、承認を決定した携帯端末操作者にカードIDを入力させることによって携帯端末操作者がカード所有者と一致しているか否か判断することができる。そして、カードIDが登録されたカードIDと一致する、すなわち携帯端末操作者とカード所有者とが一致している場合にのみカード利用の承認を有効なものとすることができる。また、入力されたカードIDと登録されているカードIDとがID一致判断手段によって一致しないと判断された場合にカードを利用した取引を許可しない、あるいは、承認決定手段によって決定されなかった場合に、取引を許可とするか不許可とするかをそれぞれ設定することができる。さらに、携帯装置がカード情報読取手段の近く、つまり、カード情報読取手段によって読み取られたカードを使用した使用者の近くにない場合には携帯端末の操作者にカードIDを入力させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明にかかる取引確認システムは、前記取引データを入力しても前記承認決定手段によって決定されなかった場合、もしくは取引データ送信手段の送信した取引データを承認決定手段が受信できなかった場合に、取引を許可とするか不許可とするかを設定できるシステム設定手段を備えることを特徴とするものである。
【0028】
請求項に記載の発明にかかる取引確認システムは、決済センタと接続されるカード管理装置と、携帯装置とを備え、カードを利用した取引の内容を確認する取引確認システムであって、前記カード管理装置は、予めカードに記録されているカード情報を読み取るカード情報読取手段と、前記カード読取手段に読み取られたカード情報に対応付けてカードを利用した取引の内容を示す取引データを送信する取引データ送信手段と、前記取引に対する承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を許可して、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記取引に対する非承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を不許可にして、前記取引データを前記決済センタに送信しない取引処理手段とを備え、前記携帯装置は、前記取引データを受信し、受信された前記取引データによって示される前記取引を承認するか否か入力を受け付ける承認決定手段と、カードに固有のカードIDを登録するカードID登録手段と、受信された前記取引データを承認する入力が受け付けられた場合、携帯装置操作者からのカードID入力を受け付けるID入力手段と、前記ID入力手段によって入力されたカードIDと前記カードID登録手段に登録されているカードIDとを対照し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが一致するか否か判断するID一致判断手段と、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致すると判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を有効と判断して、前記取引に対する承認を示す承認データを送信し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致しないと判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を無効と判断して、前記取引に対する非承認を示す承認データを送信する承認データ送信手段とを備え、前記取引確認システムは、前記携帯装置の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって検出された前記携帯装置の位置と前記カード情報読取手段の位置との距離とを取得する距離取得手段と、前記距離取得手段によって取得された距離と予め設定されている取引有効距離とを比較する距離比較手段とを備え、前記取引処理手段は、前記距離比較手段の結果、前記距離取得手段によって取得された距離が前記取引有効距離以上であった場合に前記取引を不許可として、前記取引データを前記決済センタに送信しないことを特徴とする。
【0029】
この請求項に記載の発明によれば、取引データを送信し、取引データ送信先の携帯端末操作者が取り引きの承認を入力することができる。さらに、承認を決定した携帯端末操作者にカードIDを入力させることによって携帯端末操作者がカード所有者と一致しているか否か判断することができる。そして、カードIDが登録されたカードIDと一致する、すなわち携帯端末操作者とカード所有者とが一致している場合にのみカード利用の承認を有効なものとすることができる。また、入力されたカードIDと登録されているカードIDとがID一致判断手段によって一致しないと判断された場合にカードを利用した取引を許可しない、あるいは、承認決定手段によって決定されなかった場合に、取引を許可とするか不許可とするかをそれぞれ設定することができる。さらに、携帯装置がカード情報読取手段の近く、つまり、カード情報読取手段によって読み取られたカードを使用した使用者の近くにない場合には取引を不許可とすることができる。
【0030】
請求項に記載の発明にかかる取引確認システムは、請求項1又は2に記載の取引確認システムにおいて、前記取引を承認するか否かの入力が前記承認決定手段によって受け付けられない場合に、前記取引を許可とするか不許可とするかを設定するシステム設定手段を更に備え、前記取引処理手段は、前記システム設定手段が前記取引を許可すると設定した場合、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記システム設定手段が前記取引を不許可すると設定した場合、前記取引データを前記決済センタに送信しないことを特徴とする。
【0031】
この請求項に記載の発明によれば、承認又は非承認に関する入力を受け付ける処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる取引確認システムの好適な実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3を詳細に説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の取引確認システムを説明するためのブロック図である。実施の形態1の取引確認システムは、カード端末101、カード会社に設置されたカード管理装置102、決済センタに設置された決済管理装置103、銀行に設置された銀行口座管理装置104、カードの利用者が携帯する携帯端末106、カード管理装置102に予め登録された通信端末105の間でネットワーク回線や携帯電話回線網を介して通信を行っている。
【0034】
なお、実施の形態1では、カード端末101、通信端末105、カード管理装置102、決済管理装置103、銀行口座管理装置104のすべてが、コンピュータとして構成されている。また、実施の形態1の携帯端末106には携帯電話を用い、携帯電話における取り引きの確認のためにも一般的に携帯電話に備わっているコンピュータを用いるものとする。また、実施の形態1は、取引確認システムを、商品の購入に利用されるクレジットカードによる取引確認に適用した例について説明するものとする。
【0035】
カードには、予めカード所有者の氏名、暗証番号などの情報(個人情報)が磁気情報として記録されている。カード端末101は、カードの利用者が提示したカードに予め記録されているカード情報を読み取る。そして、読み取った個人情報に基づいて、個人情報と、カードを利用した取り引きの内容に関する取引データeとを含む利用データaを、カード会社のカード管理装置102に送信する。
【0036】
カード会社は、予め、カード所有者の携帯端末106である携帯電話の電話番号、通信端末105のメールアドレスの情報を保持している。カード管理装置102は、個人情報に基づいてカードの所有者の電話番号、あるいはメールアドレスを検索し、電話番号、メールドレスのいずれか一方、または両方に取引データeを送信する。
【0037】
取引データeの送信先として、カード管理装置102が携帯端末106、通信端末105のいずれか、あるいは両方を選択するか否かは、カード管理装置102に予め登録されている。登録は、例えばカードの所有者によってカードの作成時になされる。このとき、所有者は、取引データeの送信について、例えば、「取引許可要」、「取引許可不要」、さらに、「携帯電話に送信する」、「指定されたコンピュータに送信する」の選択肢を組み合せて登録を行う。
【0038】
なお、本実施形態においては、取引データeの送信先を選択する構成がカード管理装置にあるものとする。しかし、本発明は、このような実施形態に限定されることなく、登録が例えばカードの所有者によってカードの作成時になされる場合は、このときに送信先をカードに個人情報として記録し、送信先をもカード端末101が読み取った情報としてカード管理装置102に送信するようにしてもよい。
【0039】
さらに、送信側では取引データeを携帯端末106と通信端末105の両方に送信するようにし、携帯端末106、通信端末105のうちの送信が不用であると思われる側で取引データeを受け付けないように設定することも可能である。
【0040】
登録の内容は、カードの所有者によるカード会社への依頼により、カード管理装置102によってカードの作成時以降も変更することが可能である。なお、実施の形態1は、以下、カード所有者が「取引許可要」、「携帯電話に送信する」を選択して登録を行った場合について説明するものとする。なお、実施の形態1が適用される携帯電話は周知の構成であるから、携帯電話の図示およびこれ以上の説明を省くものとする。
【0041】
携帯端末106に取引データeが受信されると、携帯端末を所持していた人物(以下、携帯端末を操作することから携帯端末操作者と記す)は、取引データeの内容を確認し、取り引きを承認するか否かを決定する。そして、決定の結果(承認、非承認)を、携帯端末106に入力する。この際、例えば、予め設定されている数字(例えば0)を入力することによって承認、予め設定されている他の数字(例えば1)を入力することによって非承認することが考えられる。また、予め設定されている文字(例えばY)を入力することによって承認、予め設定されている他の文字(例えばN)を入力することによって非承認することが考えられる。携帯端末操作者が取引を承認、あるいは非承認することにより、承認データfがカード管理装置102に送信される。
【0042】
カード管理装置102は、承認データfに基づいて、取り引きが承認されたか否か判断する。そして、取り引きが承認されなかった場合、直ちにカード端末101に取り引きを承認しない内容の決済信号gを送信する。一方、取り引きが承認された場合、カード管理装置102は、決済センタにある決済管理装置103に利用データaを含む決済データbを送信する。決済管理装置103は、決済データbに応じて決済処理が完了したことをカード管理装置102に知らせる内容の決済信号cを送信する。決済信号cを受信したカード管理装置102は、決済信号gを送信し、決済処理が完了したことをカード端末101に知らせる。
【0043】
さらに、カード管理装置102は、銀行にある銀行口座管理装置104に決済の手続が完了したことを知らせる決済手続完了信号dを送信する。銀行口座管理装置104は、決済手続完了信号dによって決済の手続が完了したことを認識し、カード所有者の銀行口座からカード利用額の金額を決済日に引き落とすように設定する。
【0044】
以上述べた実施の形態1によれば、カードによる取り引きの際に取り引きが行われること、あるいは取り引きの内容をカード所有者の携帯電話に通知することができる。そして、携帯端末操作者が取引を承認した場合には取引を許可する、あるいは、取引の承認を否認した場合には取引を許可しないようにすることができる。このため、取り引きが、不正に入手したカード、あるいは不正に入手したカードの情報をスキミングして作成されたカードを用いて行われたものである場合に被害を未然に防ぐことができる。
【0045】
また、本発明の取引確認システムは、以上述べた実施の形態1に限定されるものではない。つまり、本発明の取引確認システムは、携帯電話に対し、さらにカードの利用時間、利用日時、カードの利用限度額の少なくとも一つに応じて承認を有効とするか否か判断するように設定することができる。このように設定した場合、カードを貸与されたカード利用者がカードの所有者の意図する目的以外の目的でカードを使用することを、カード所有者が特に意識することなく自動的に防ぐことができる。
【0046】
また、上述した実施の形態1では、取り引きに関する情報を携帯電話に送信してカード使用の承認を得るように構成しているが、本発明は携帯電話に情報を送信する構成に限定されるものではなく、携帯電話に代えてモバイルコンピュータ、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、さらにはポケットベルに情報を送信することも可能である。
【0047】
さらに、本発明の実施の形態1の取引確認システムは、携帯電話において携帯端末操作者が承認、否認のいずれの決定もなさなかった場合、あるいは携帯電話が取引データを受信できなかった場合に取引を許可する、または許可しないことを予め設定しておくことができる。なお、この設定は、カードの磁気情報、あるいはカード管理装置102においてなされることが考えられる。このような構成によれば、承認を決定する処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができる。
【0048】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2の説明において、実施の形態1で説明した構成と同様の構成については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。
【0049】
ところで、先に述べた実施の形態1の取引確認システムは、従来のシステムと比較してカードによる不正取引を防止する効果が高いものの、カードと共に携帯電話が他者に入手された場合、カードが不正に使用されることを防ぐことができない。特に、カードが収納されるカードケースや財布と携帯電話とは、一緒のバッグに入れて持ち歩かれる場合が多く、カードと共に携帯電話が他者に入手されることは、充分に考えられることである。
【0050】
実施の形態2の取引確認システムは、上記の点に鑑みてなされたものであり、カードと共に携帯電話もが他者に入手された場合にもカードが不正に利用されることを防ぐことが可能な取引確認システムを提供することを目的にしてなされたものである。
【0051】
図2は、実施の形態2の取引確認システムを説明するためのブロック図である。実施の形態2の取引確認システムは、図1で説明した、カード端末101、カード管理装置102、決済管理装置103、銀行口座管理装置104、通信端末105、携帯端末106で構成されている。さらに、実施の形態2は、携帯端末106がカードID登録部201を備えている。
【0052】
カードIDは、予めカード所有者の携帯電話などに所有者自身によって登録されるIDであり、IDコード(数字あるいは文字列によって構成されるデータ)、キーワード、指紋、虹彩パターン、声紋の少なくとも一つを用いたデータである。実施の形態2は、カードIDに指紋を用いていて、携帯端末106が、指紋を使用したカードIDに対応できるよう構成されている。
【0053】
図3は、実施の形態2の携帯電話を示した図である。図3に示した携帯電話は、アンテナ301、スピーカ302、操作ダイヤル303、テンキー304、マイク305、表示部306といった携帯電話に通常備わっている構成に加え、図示しないCCD(Charge Coupled Device)素子を有する指紋照合部307を特に備えている。以下、指紋を使用したカードIDの入力、取り引きの承認について説明する。
【0054】
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に取引データeが携帯端末106に送信される。携帯端末106が取引データeを受信すると、携帯端末操作者が、取り引きの承認、非承認の決定を表す数字や文字を入力して取り引きを承認、あるいは非承認する。このとき、図3に示した携帯電話の表示部306には、カードIDを入力するように指示するメッセージが表示される。カードIDに指紋を用いる実施の形態2の構成において、携帯端末操作者は、メッセージに応じて指紋照合部307に指を押し当てる。
【0055】
図2に示したカードID登録部201には、カードの所有者によって予め所有者自身の指紋を読み取って作成された指紋の画像データが登録されている。携帯端末操作者が指紋照合部307に指を押し当てると、指紋照合部307のCCDは、携帯端末操作者の指紋を読み取って指紋を示すデータを作成する。そして、携帯電話にあるコンピュータが、データを、予めカードID登録部201に登録されている指紋のデータと照合する。携帯電話は、先に携帯端末操作者が取り引きを承認しなかった場合には、実施の形態1と同様に直ちに非承認の判断を示す承認データfをカード管理装置102に送信する。
【0056】
また、実施の形態2の取引確認システムは、携帯端末操作者が取り引きを承認した場合であっても、作成された指紋のデータと登録されている指紋のデータとが合致しなかった場合には非承認の判断を示すデータを承認データfとしてカード管理装置102に送信する。なお、このとき、携帯電話がカードの所有者以外の人物によって操作されていることを外部に通報するようにしてもよい。
【0057】
そして、携帯電話は、携帯端末操作者が取り引きを承認し、さらに作成された指紋のデータと登録されている指紋のデータとが合致した場合にのみ承認の判断を示すデータを承認データfとしてカード管理装置102に送信する。
【0058】
カード管理装置102は、実施の形態1と同様に、取り引きが承認されなかった場合、直ちにカード端末101に取り引きを承認しない内容の決済信号gを送信する。また、取り引きが承認された場合、決済管理装置103に決済データbを送信する。
【0059】
図4は、以上説明した取引確認システムでなされる取引確認方法を説明するためのフローチャートである。図示したように、実施の形態2の取引確認方法においては、先ず、カード端末101が、カードの利用者の所持するカードに磁気的に記録された個人情報を読み取る。カード端末101は、読み取った個人情報と共に取り引きの内容を示す利用データをカード会社のカード管理装置102に送信する。
【0060】
カード管理装置102は、自己が記憶するカード所有者のデータを読み出し、カードの所有者が予め登録した取引データ送信にかかる情報を検索する。そして、登録されている取引データの送信形態にしたがって取り引きの内容を示す利用データを所有者に送信してカードの利用について問い合わせる。この際、本実施の形態のカード管理装置102は、前述したように、カード所有者の携帯電話に取り引きの内容を示すデータを送信するものとする。
【0061】
携帯電話を保持していた携帯端末操作者は、送信されてきたデータから取り引きの内容を確認し、カードの利用を承認する、あるいは承認しないことを携帯電話に入力する(ステップS401)。カードの利用を承認しないことが入力された場合(ステップS401:不承認)、携帯電話からカード会社のカード管理装置102に不承認を知らせるデータが送信される。このとき、カード管理装置102は、カード端末101に取り引きを中止するように指示する内容のデータを送信し、カードを利用した取り引きは中止される。
【0062】
一方、携帯端末操作者が、カードの利用を承認することを携帯電話に入力すると(ステップS401:承認)、携帯電話から携帯端末操作者に対してカードIDを入力するように指示するメッセージが表示される。携帯端末操作者が、指紋照合部307に指を押し当てると、指紋照合部307は、指の指紋を読み取り、読み取った指紋のデータと予め登録されている指紋のデータとが合致するか否か判断する(ステップS402)。
【0063】
ステップS402の判断の結果、指紋のデータが登録されているデータと合致しない場合(ステップS402:合致せず)、携帯電話からカード会社のカード管理装置に不承認を知らせるデータが送信される。このとき、カード会社は、カード端末101に取り引きを中止するように指示する内容のデータを送信し、カードを利用した取り引きが中止される(ステップS403)。
【0064】
一方、ステップS402の判断の結果、指紋のデータが登録されているデータと合致した場合(ステップS402:合致)、取引を承認した携帯端末操作者とカードの所有者が一致したと判断できる。したがって、本実施の形態では、携帯電話から取り引きを承認することを知らせる取引データが決済センタの決済管理装置103に送信される。決済センタは、取引データを受信して決済し、決済の処理がなされたことを示す決済処理通知をカード管理装置102に通知する。カード会社は、通知を受けてカード端末101に決済処理通知信号を送信し、カード端末101において、カードを利用した取り引きが終了する(ステップS404)。
【0065】
なお、本発明は、以上述べた実施の形態2に限定されるものではない。すなわち、上記した実施の形態2は、カードIDとして指紋を使用しているが、カードIDは、指紋に限定されるものではない。カードIDに虹彩のパターンを使用する場合、カード所有者は、携帯電話に予め虹彩パターンを登録しておく。そして、カードIDの入力が指示された場合、携帯電話に備えられたCCDに瞳を近づけて虹彩パターンを撮像させ、登録されている虹彩パターンと照合させる。
【0066】
また、カードIDにIDコードを利用した場合、携帯端末操作者は、カードID入力の指示にしたがってテンキー304や操作ダイヤル303を操作し、IDコードを入力する。携帯電話は、入力されたIDコードと予め登録されているIDコードとが照合するか否か判断することにより、IDコードを入力した携帯端末操作者がカード所有者と一致するか否か判断する。
【0067】
カードIDとしてIDコードを用いた場合、テンキー304、操作ダイヤル303、電話番号の登録などに使用されるメモリといった携帯電話に既存の構成だけでカードIDの照合が可能になる。このため、カードIDにIDコードを用いる構成は、新たな構成を追加することなくカードIDを照合できるという利点がある。
【0068】
また、カードIDとしてIDコードを用いる場合、カード所有者が、予め設定された質問の回答を携帯電話に登録しておいてもよい。この場合、カードIDの入力に際し、例えば生年月日や好きな色といった質問が携帯電話の表示部306に表示される。携帯端末操作者は、この質問に対する回答を入力する。携帯電話は、入力された回答と登録されている回答とが一致するか否か判断することにより、取り引きを承認した携帯端末操作者がカードの所有者であるか否か判断する。
【0069】
また、実施の形態2の取引管理システムは、カードIDとして声紋を使用することができる。カードIDに声紋を用いる場合、カード所有者は、携帯電話に予め自身の声を登録しておき、カードID入力の指示にしたがってマイク305に声を入力する。携帯電話は、登録された声の声紋と入力された声の声紋とを照合し、携帯端末操作者がカード所有者と一致するか否か判断する。
【0070】
さらに、実施の形態2の取引確認システムは、携帯電話において携帯端末操作者が承認、否認のいずれの決定もなさなかった場合に取引を許可する、または許可しないことを予め設定しておくことができる。この設定は、カードの磁気情報、あるいはカード管理装置102、さらには携帯電話においてなされることが考えられる。実施の形態2のこのような構成によれば、承認を決定する処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができる。
【0071】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3は、カードの使用者が一般的にカードの所有者であり、携帯電話を身につけた状態でカードを使用することが多いことに着目してなされたものである。そして、携帯電話がカードを使用した取引場所からある程度離れた状態にあるとき、すなわち携帯電話が取り引きの場にないときに限ってカードIDを照合するものである。
【0072】
このため、実施の形態3の取引確認システムは、実施の形態2で説明した構成に加え、さらに、携帯電話の位置を検出し、検出された携帯電話とカード端末101との距離とを取得する。そして、取得された距離と、予め設定されている距離(取引有効距離)とを比較し、比較の結果を示すデータを携帯電話に送信する。携帯電話は、比較の結果に基づいて、取得された距離が取引有効距離以上であった場合にだけ表示部306にメッセージを表示して携帯端末操作者にカードIDを入力させる。
【0073】
図5は、実施の形態3の取引確認システムを説明するためのブロック図である。実施の形態3の取引確認システムは、図2で説明した、カード端末101、カード管理装置102、決済管理装置103、銀行口座管理装置104、通信端末105、カードID登録部201を備えた携帯端末106で構成されている。
【0074】
実施の形態3では、電話会社が設けた携帯電話の基地局501が携帯電話の位置を検出して位置に関するデータ位置データhをカード管理装置102に送信する。カード管理装置102は、カード端末101から入力した利用データaからカード端末と携帯電話との距離を求める。そして、求めた距離が取引有効距離以下であった場合にだけ、携帯端末操作者にカードIDを入力させる制御を実行させる制御信号を取引データeに含ませる。
【0075】
図6は、実施の形態3の取引確認方法を説明するためのフローチャートである。実施の形態3の取引確認方法においても、カード端末101が、カードの利用者の所持するカードの個人情報を読み取る。カード端末101は、読み取った個人情報と共に取り引きの内容を示す利用データをカード会社のカード管理装置102に送信する。
【0076】
このとき、カード管理装置102は、携帯電話の位置を確認するように依頼する携帯端末位置確認信号を電話会社に送信する。電話会社では、例えば、基地局501から携帯電話を呼び出すなどの方法によって携帯電話の現在位置を検出する。そして、検出した携帯電話の位置を示す携帯端末位置情報をカード管理装置102に送信する。
【0077】
携帯端末位置情報を受け取ったカード管理装置102は、携帯端末位置情報に基づいて携帯電話とカード端末との距離と、取引有効距離とを比較する。ただし、実施の形態3では、取引有効距離をごく短い距離(例えば2〜3m)に設定し、携帯電話とカード端末101とが2〜3m以内の距離にある、つまり、両者が一致した場所にあるか否か判断する(ステップS601)。
【0078】
ステップS601の判断の結果、携帯電話のある場所とカード端末101のある場所とが一致したと判断されると(ステップS601:一致)、カード管理装置102は、決済管理装置103に取引データを送信し、決済処理通知を受け取る。
【0079】
一方、ステップS601の判断の結果、携帯電話のある場所とカード端末101のある場所とが一致しないと判断されると(ステップS601:一致せず)、携帯電話にカードIDの入力を要求するID入力要求信号を送出する。そして、携帯電話にカードIDが入力された場合、入力されたカードIDが登録されているカードIDと一致するか否かを示す信号を携帯電話から入力して携帯端末操作者が入力したカードIDが登録されているカードIDと一致するか否かを判断する(ステップS602)。
【0080】
ステップS602において、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが一致しないと判断された場合(ステップS602:一致せず)、カード管理装置102は、カード端末101に取り引きが不可能であることを示すデータを送信する。この結果、カード端末101においてカードを利用した取り引きを不可であるとして中止する取引不可処理が実行される(ステップS603)。
【0081】
一方、携帯電話に入力されたカードIDが登録されているカードIDと一致した場合(ステップS602:一致)、カード管理装置102から取り引きを承認することを知らせる取引データが決済センタの決済管理装置103に送信される。決済センタは、取引データを受信して決済し、決済の処理がなされたことを示す決済処理通知をカード管理装置102に通知する。カード会社は、通知を受けてカード端末101に決済処理通知信号を送信し、カード端末101において、カードを利用した取り引きが終了する(ステップS604)。
【0082】
なお、以上、実施の形態2および3で説明した取引確認方法は、予め用意されたプログラムをコンピュータが実行することにより実現される。このプログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を介して、また伝送媒体として、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
【0083】
携帯電話がカード端末101と一致する場所にある場合、カードを使用している使用者がカードに登録されているカードの所有者と一致することが多い。以上述べた実施の形態3によれば、このことを利用し、カードの所有者がカードを使用するたびに携帯電話から取り引きを承認する手間を省くことができる。また、携帯電話がカード端末101とが異なる場所にある場合、一般的にはカードの所有者以外の者によってカードが使用される可能性が生じる。実施の形態3によれば、この場合にだけカードIDを携帯電話に入力させることによりカード所有者に取り引きを承認させ、カードが不正に使用されることを防ぐことができる。
【0084】
なお、本発明は、以上述べた実施の形態3に限定されるものではない。すなわち、実施の形態3では、求められた距離が取引有効距離以下であった場合にだけ携帯端末操作者にカードIDを入力させる制御を実行させている。しかし、実施の形態3の取引確認システムは、求められた距離が取引有効距離以上であった場合には直ちに取引を不許可とすることもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、カードIDが登録されたカードIDと一致する、すなわち携帯端末操作者とカード所有者とが一致している場合にカード利用の承認を有効なものとする、あるいは携帯端末操作者とカード所有者とが一致していない場合にカード利用の承認を無効なものとすることができるので、カードと共に携帯端末もが他者に入手された場合にもカードが不正に利用されることを防ぐことが可能な取引確認システムを提供できるという効果を奏する。また、承認、否認の決定がされなかった場合、つまり承認を決定する処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができるという効果を奏する。さらに、カードが不正使用される可能性が比較的大きいときにだけカードIDを確認し、カードを使用するたびにIDを入力する煩雑さをなくすと共に、カードが不正に使用される虞がある場合にだけカードIDを入力することによってカードの不正使用を防ぐことができる。これにより、取引確認システムの運用効率を高めることができるという効果を奏する。
【0086】
請求項2に記載の発明は、カードIDが登録されたカードIDと一致する、すなわち携帯端末操作者とカード所有者とが一致している場合にカード利用の承認を有効なものとする、あるいは携帯端末操作者とカード所有者とが一致していない場合にカード利用の承認を無効なものとすることができるので、カードと共に携帯端末もが他者に入手された場合にもカードが不正に利用されることを防ぐことが可能な取引確認システムを提供できるという効果を奏する。また、承認、否認の決定がされなかった場合、つまり承認を決定する処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができるという効果を奏する。さらに、カードが不正使用される可能性が比較的大きいときには直ちに取引を不許可とするため、よりセキュリティの高い取引確認システムを提供することができるという効果を奏する。
【0087】
請求項3に記載の発明は、承認又は非承認に関する入力を受け付ける処理になんらかの異常があった場合にも、取引の許可、不許可の処理を円滑に、かつ確実に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の取引確認システムを説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2の取引確認システムを説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態2に用いられた携帯電話を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態2の取引確認方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3の取引確認システムを説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3の取引確認方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 カード端末
102 カード管理装置
103 決済管理装置
104 銀行口座管理装置
105 通信端末
106 携帯端末
201 カードID登録部
301 アンテナ
302 スピーカ
303 操作ダイヤル
304 テンキー
305 マイク
306 表示部
307 指紋照合部
501 基地局
a 利用データ
b 決済データ
c,g 決済信号
d 決済手続完了信号
e 取引データ
f 承認データ

Claims (3)

  1. 決済センタと接続されるカード管理装置と、携帯装置とを備え、カードを利用した取引の内容を確認する取引確認システムであって、
    前記カード管理装置は、
    予めカードに記録されているカード情報を読み取るカード情報読取手段と、
    前記カード読取手段に読み取られたカード情報に対応付けてカードを利用した取引の内容を示す取引データを送信する取引データ送信手段と、
    前記取引に対する承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を許可して、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記取引に対する非承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を不許可として、前記取引データを前記決済センタに送信しない取引処理手段とを備え、
    前記携帯装置は、
    前記取引データを受信し、受信された前記取引データによって示される前記取引を承認するか否か入力を受け付ける承認決定手段と、
    カードに固有のカードIDを登録するカードID登録手段と、
    受信された前記取引データを承認する入力が受け付けられた場合、携帯装置操作者からのカードID入力を受け付けるID入力手段と、
    前記ID入力手段によって入力されたカードIDと前記カードID登録手段に登録されているカードIDとを対照し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが一致するか否か判断するID一致判断手段と、
    入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致すると判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を有効と判断して、前記取引に対する承認を示す承認データを送信し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致しないと判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を無効と判断して、前記取引に対する非承認を示す承認データを送信する承認データ送信手段とを備え、
    前記取引確認システムは、
    前記携帯装置の位置を検出する位置検出手段と、
    該位置検出手段によって検出された前記携帯装置の位置と前記カード情報読取手段の位置との距離とを取得する距離取得手段と、前記距離取得手段によって取得された距離と予め設定されている取引有効距離とを比較する距離比較手段と
    前記距離比較手段の比較の結果、前記距離取得手段によって取得された距離が前記取引有効距離以上であった場合に、カードIDの入力を要求する要求信号を送信する要求信号送信手段とを備え、
    前記ID入力手段は、前記要求信号を受信した場合に、携帯装置操作者からのカードIDの入力を受け付ける
    ことを特徴とす取引確認システム。
  2. 決済センタと接続されるカード管理装置と、携帯装置とを備え、カードを利用した取引の内容を確認する取引確認システムであって、
    前記カード管理装置は、
    予めカードに記録されているカード情報を読み取るカード情報読取手段と、
    前記カード読取手段に読み取られたカード情報に対応付けてカードを利用した取引の内容を示す取引データを送信する取引データ送信手段と、
    前記取引に対する承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を許可して、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記取引に対する非承認を示す承認データを受信した場合、前記取引を不許可にして、前記取引データを前記決済センタに送信しない取引処理手段とを備え、
    前記携帯装置は、
    前記取引データを受信し、受信された前記取引データによって示される前記取引を承認するか否か入力を受け付ける承認決定手段と、
    カードに固有のカードIDを登録するカードID登録手段と、
    受信された前記取引データを承認する入力が受け付けられた場合、携帯装置操作者からのカードID入力を受け付けるID入力手段と、
    前記ID入力手段によって入力されたカードIDと前記カードID登録手段に登録されているカードIDとを対照し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが一致するか否か判断するID一致判断手段と、
    入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致すると判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を有効と判断して、前記取引に対する承認を示す承認データを送信し、入力されたカードIDと登録されているカードIDとが前記ID一致判断手段によって一致しないと判断された場合には前記承認決定手段が入力を受け付けた承認を無効と判断して、前記取引に対する非承認を示す承認データを送信する承認データ送信手段とを備え、
    前記取引確認システムは、
    前記携帯装置の位置を検出する位置検出手段と、
    該位置検出手段によって検出された前記携帯装置の位置と前記カード情報読取手段の位置との距離とを取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段によって取得された距離と予め設定されている取引有効距離とを比較する距離比較手段とを備え、
    前記取引処理手段は、前記距離比較手段の結果、前記距離取得手段によって取得された距離が前記取引有効距離以上であった場合に前記取引を不許可として、前記取引データを前記決済センタに送信しない
    ことを特徴とする取引確認システム。
  3. 前記取引を承認するか否かの入力が前記承認決定手段によって受け付けられない場合に、前記取引を許可とするか不許可とするかを設定するシステム設定手段を更に備え、
    前記取引処理手段は、前記システム設定手段が前記取引を許可すると設定した場合、前記取引データを前記決済センタに送信し、前記システム設定手段が前記取引を不許可すると設定した場合、前記取引データを前記決済センタに送信しない
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引確認システム。
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