JP4001764B2 - 移動体通信端末、情報処理装置、通信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

移動体通信端末、情報処理装置、通信システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信端末、情報処理装置、通信システム、制御方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、通信先のユーザの状態を知ることができる移動体通信端末、情報処理装置、通信システム、制御方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−287249号は、移動体通信端末の利用者の状態を、他の何れの移動体通信端末に閲覧許可するかの設定情報を、移動体通信網を管理するサーバに格納するシステムを提案している。そして、このシステムは、互いに閲覧を許可した複数の移動体通信端末においてのみ、利用者の状態の閲覧を許可することにより、プライバシーの保護を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記システムにおいて、利用者は、状態の閲覧を許可する通信先端末を予め設定しなければならない。利用者が状態を閲覧させる可能性がある通信先端末を予想するのが困難であり、かつ実際に閲覧させたい通信先端末より多くの通信先端末に閲覧を許可した場合には、上記システムは、プライベートデータを不用意に漏洩させる可能性を高めてしまう。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる移動体通信端末、情報処理装置、通信システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末は、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を複数格納する状態格納部と、移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を個別に閲覧可能にする閲覧許可部とを備える。
【0006】
複数の通信先端末のそれぞれを、複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部を更に備え、状態格納部は、複数のグループそれぞれに、複数の状態情報の何れかを対応付けて格納し、閲覧許可部は、グループに対応付けられている状態情報を、グループに対応付けられている通信先端末において閲覧可能にしてもよい。
【0007】
通信先格納部は、移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて格納し、閲覧許可部は、複数の通信先端末それぞれに、当該複数の通信先端末それぞれの分類に応じて異なる状態情報を閲覧可能にしてもよい。
閲覧許可部は、複数の通信先端末それぞれによって異なる頻度で、複数の通信先端末において閲覧可能な状態情報を更新してもよい。
移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部を更に備え、閲覧許可部は、分類に応じて異なる頻度で状態情報を更新してもよい。
【0008】
状態格納部に格納されている状態情報が更新されたことを条件に、更新された当該状態情報を、状態情報格納部より受信し、受信した当該状態情報を、通信先端末との通信を中継する装置に送信する先行閲覧許可部をさらに備え、閲覧許可部は、入力に基づき、通信先端末との通信を中継する装置により、当該装置に予め送信した当該状態情報を、通信先端末へ送信させてもよい。
状態格納部に格納されている状態情報が更新されたことを条件に、更新された当該状態情報を状態格納部より受信し、受信した当該状態情報を暗号化して通信先端末に送信する先行閲覧許可部をさらに備え、閲覧許可部は、入力に基づき、暗号化された状態情報を復号して閲覧させるための暗号鍵を通信先端末に送信してもよい。
入力部が受け付けた入力を、通信先端末に対応付けて格納する通信先格納部と、状態情報を外部から取得することにより、状態格納部の状態情報を更新する取得部とを更に備え、閲覧許可部は、状態情報が更新された場合に、通信先端末に対応付けられた入力に基づき、更新後の状態情報を通信先端末において閲覧可能にしてもよい。
【0009】
閲覧許可部は、入力が閲覧の許可を示していることを条件として、更に、通信先端末の利用者の状態を示す通信先利用者状態情報を受信する移動体通信端末において閲覧可能にしてもよい。
予め定められた時刻に状態情報を取得部に提供するスケジュール機能提供部をさらに備えてもよい。
【0010】
また、本発明の第2の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を格納する状態格納部と、移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部と、複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて状態情報を閲覧可能にすると共に、複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で更新する閲覧許可部とを備えることを特徴とする移動体通信端末を提供する。
また、本発明の第3の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を格納する状態格納部と、状態情報を外部から取得することにより、状態格納部の状態情報を更新する取得部と、移動体通信網に接続される通信先端末から状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、閲覧要求を受信した場合に、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、入力部が受け付けた入力を、通信先端末に対応付けて格納する通信先格納部と、状態情報が更新された場合に、通信先端末に対応付けられた入力に基づき、更新後の状態情報を通信先端末において閲覧可能にする閲覧許可部とを備えることを特徴とする移動体通信端末を提供する。
【0011】
また、本発明の第4の形態によると、複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、移動体通信端末毎に複数管理する端末状態管理部と、一の移動体通信端末における状態情報の閲覧要求を、他の複数の移動体通信端末のそれぞれから受信するサーバ側受信部と、閲覧要求を受信した場合に、閲覧要求に対して他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す利用者からの入力を、一の移動体通信端末から受け付けるサーバ側入力部と、入力に基づいて、他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を個別に閲覧可能にするサーバ側閲覧許可部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明の第5の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により複数取得させるステップと、移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させるステップと、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせるステップと、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を移動体通信端末により個別に閲覧可能にさせるステップとを備えることを特徴とする制御方法を提供する。
【0012】
また、本発明の第6の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により取得させるステップと、移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて移動体通信端末により取得させるステップと、複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させるステップと、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせるステップと、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて状態情報を閲覧可能にすると共に、複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で移動体通信端末により更新させるステップとを備えることを特徴とする制御方法を提供する。
また、本発明の第7の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により取得させて状態格納部に格納させるステップと、状態情報を外部から取得することにより、状態格納部の状態情報を移動体通信端末により更新させるステップと、移動体通信網に接続される通信先端末から状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させるステップと、閲覧要求を受信した場合に、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせるステップと、受け付させた入力を、通信先端末に対応付けて移動体通信端末により格納させるステップと、状態情報が更新された場合に、通信先端末に対応付けられた入力に基づき、更新後の状態情報を移動体通信端末により通信先端末において閲覧可能にさせるステップとを備えることを特徴とする制御方法を提供する。
【0013】
また、本発明の第8の形態によると、複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置を制御する制御方法であって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、情報処理装置により、移動体通信端末毎に複数管理させるステップと、一の移動体通信端末における状態情報の閲覧要求を、情報処理装置により、他の複数の移動体通信端末のそれぞれから受信させるステップと、閲覧要求を受信した場合に、閲覧要求に対して他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す利用者からの入力を、情報処理装置により、一の移動体通信端末から受け付けさせるステップと、入力に基づいて、情報処理装置により、他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を個別に閲覧可能にさせるステップとを備えることを特徴とする制御方法を提供する。
また、本発明の第9の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュータにより制御させるプログラムであって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により複数取得させる機能と、移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させる機能と、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせる機能と、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を移動体通信端末により個別に閲覧可能にさせる機能とを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
【0014】
また、本発明の第10の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュータにより制御させるプログラムであって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により取得させる機能と、移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて移動体通信端末により取得させる機能と、複数の通信先端末のそれぞれから状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させる機能と、閲覧要求を受信した場合に、複数の通信先端末それぞれにおける状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせる機能と、入力に基づいて、複数の通信先端末のそれぞれにおいて状態情報を閲覧可能にすると共に、複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で移動体通信端末により更新させる機能とを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
また、本発明の第11の形態によると、移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュータにより制御させるプログラムであって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を移動体通信端末により取得させて状態格納部に格納させる機能と、状態情報を外部から取得することにより、状態格納部の状態情報を移動体通信端末により更新させる機能と、移動体通信網に接続される通信先端末から状態情報の閲覧要求を移動体通信端末により受信させる機能と、閲覧要求を受信した場合に、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を移動体通信端末により受け付けさせる機能と、受け付けさせた入力を、通信先端末に対応付けて移動体通信端末により格納させる機能と、状態情報が更新された場合に、通信先端末に対応付けられた入力に基づき、更新後の状態情報を移動体通信端末により通信先端末において閲覧可能にさせる機能とを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
【0015】
また、本発明の第12の形態によると、複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置をコンピュータによって制御させるプログラムであって、移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、情報処理装置により、移動体通信端末毎に複数管理させる機能と、一の移動体通信端末における状態情報の閲覧要求を、情報処理装置により、他の複数の移動体通信端末のそれぞれから受信させる機能と、閲覧要求を受信した場合に、閲覧要求に対して他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す利用者からの入力を、情報処理装置により、一の移動体通信端末から受け付けさせる機能と、入力に基づいて、情報処理装置により、他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる状態情報を個別に閲覧可能にさせる機能とを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は、通信システム10の概略図を示す。通信システム10は、第1移動体通信端末20と、情報処理装置30と、第2移動体通信端末40とを備える。第1移動体通信端末20及び第2移動体通信端末40は、移動体通信網を介して情報処理装置30に接続している。情報処理装置30は、例えば、通信システム10を管理するサーバである。また、情報処理装置30は、第1移動体通信端末20及び第2移動体通信端末40の通信を仲介する中継機であってもよい。一方、第1移動体通信端末20は、例えば、携帯電話である。また、第1移動体通信端末20は、自動車電話であってもよいし、携帯式メール送受信端末であってもよいし、ポケットベルであってもよいし、PDAであってもよい。なお、本実施形態において、第1移動体通信端末20は、移動体通信網に接続され持ち運び可能な移動体通信端末であるが、第1移動体通信端末20の形態は、本実施の形態に限定されない。例えば、第1移動体通信端末20は、据え置き型コンピュータであってもよいし、サーバであってもよい。第2移動体通信端末40についても第1移動体通信端末20と同様に、本実施形態に示す形態に限定されない。
また、第1移動体通信端末20から見た通信先端末とは、第2移動体通信端末40である。一方、第2移動体通信端末40から見た通信先端末とは、第1移動体通信端末20である。
【0021】
第1移動体通信端末20は、第1移動体通信端末20の利用者の状態を示す状態情報を格納している。第2移動体通信端末40は、第1移動体通信端末20の状態情報の閲覧要求を、情報処理装置30を介して第1移動体通信端末20に送る。第1移動体通信端末20は、閲覧要求を受信すると、この閲覧要求を許可するか否かの入力を利用者から受け付ける。そして、第1移動体通信端末20は、この入力に従い、第2移動体通信端末40において状態情報を閲覧可能にする。具体的には、第1移動体通信端末20は、情報処理装置30が予め格納する状態情報を、第2移動体通信端末40における閲覧を許可する旨の信号を情報処理装置30に送る。また、第1移動体通信端末20は、第2移動体通信端末40に定期的に状態情報を通知してもよい。このように、通信システム10は、状態情報の閲覧要求を許可するか否かの判断に、利用者の入力に基づく制御を行うことができる。よって、通信システム10は、状態情報等のプライベートデータの漏洩を未然に防止することができる。さらに、通信システム10は、一旦閲覧が許可された後は、例えば状態情報が更新された時に、様々な方法により閲覧者である第2移動体通信端末40に状態情報を通知することができる。
【0022】
図2は、通信システム10の機能ブロック図である。通信システム10は、第1移動体通信端末20と、情報処理装置30と、第2移動体通信端末40とを備える。第1移動体通信端末20は、取得部210と、先行閲覧許可部230と、受信部240と、入力部250と、スケジュール機能提供部290とを有する。情報処理装置30は、サーバ側受信部340と、閲覧許可入出力部350と、端末状態管理部360と、サーバ側閲覧許可部370とを有する。閲覧許可入出力部350は、登録許可待ちデータベース356を管理する。端末状態管理部360は、ユーザ管理データベース362と、登録状態管理データベース364と、状態通知ログ368とを管理する。第2移動体通信端末40は、送信部410と、状態受信部420と、アドレス帳機能提供部440と、一覧表示入力部450と、表示部460とを有する。
【0023】
まず、第1移動体通信端末20の機能を説明する。
取得部210は、利用者から入力部250を介して状態情報の変更指示を受け付ける。そして、取得部210は、変更指示に従い、新たな状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を生成する。さらに、取得部210は、スケジュール機能提供部290から状態情報の変更指示を受け付けた場合も、この変更指示に従い、新たな状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を生成する。そして、取得部210は、この新たな状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を先行閲覧許可部230に送る。
なお、取得部210は、状態情報を通知すべき通信先端末を識別情報として、通信先端末を個々に特定する情報を送ってもよいし、複数の通信先端末に対応付けられたグループを特定する情報を送ってもよい。
【0024】
先行閲覧許可部230は、取得部210から状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を受け取り、端末状態管理部360に送る。なお、先行閲覧許可部230は、通知すべき通信先端末を識別する情報としてグループを特定する情報を受け取った場合に、当該グループを識別する情報と共に、当該情報に対応付けられた1つの状態情報を先行閲覧許可部230に送る。すなわち、第1移動体通信端末20は、情報処理装置30との間で、状態情報の通信を個人のみならずグループに対応付けて行うことができる。よって、第1移動体通信端末20は、情報処理装置30との通信コストを節約することができる。
【0025】
受信部240は、情報処理装置30の閲覧許可入出力部350から状態情報の閲覧要求を受信する。そして、受信部240は、状態情報の閲覧要求を受信した旨の情報と、この閲覧要求の送り主すなわち第2移動体通信端末40を識別する情報とを入力部250に送る。続いて、受信部240は、入力部250から状態情報の閲覧要求に対する閲覧の可否の入力情報を受け付ける。そして、受信部240は、この閲覧の可否の入力情報を、閲覧許可入出力部350に送る。
【0026】
入力部250は、状態情報の閲覧要求を受信した旨の情報及び閲覧要求の送り主を識別する情報を受信部240から受け取る。そして、入力部250は、この閲覧要求の送り主を識別する情報及びこの送り主に閲覧を許可するか否かの入力を促す旨の情報を、画面の表示又は音声を用いて利用者に通知する。続いて、入力部250は、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を利用者から受け付ける。そして、入力部250は、この入力の情報を受信部240に返送する。
また、入力部250は、利用者から状態情報の変更指示の入力を受け付ける。そして、入力部250は、状態情報の変更指示を取得部210に送る。
また、入力部250は、利用者からスケジュール情報の変更指示の入力を受け付けると、スケジュール情報の変更指示をスケジュール機能提供部290に送る。
また、入力部250は、利用者から状態情報の閲覧許可解除の入力を受け付ける。そして、入力部250は、この閲覧許可解除の指示を、閲覧を解除する通信先端末を識別する情報に対応付けて受信部240を経由して閲覧許可入出力部350に送る。
【0027】
スケジュール機能提供部290は、状態情報を時刻に応じて変更するスケジュール情報を格納している。このスケジュール情報は、予め定められたスケジュール情報の候補のうちから利用者に選択させることによって設定されてもよいし、利用者によって設定されてもよい。また、スケジュール機能提供部290は、入力部250からスケジュールの変更指示を受け付けた場合、このスケジュールの変更指示に従い、スケジュール情報を変更する。スケジュール機能提供部290は、スケジュール情報に基づき、予め定められた時刻になると状態情報の変更指示を取得部210に送る。
【0028】
次に、情報処理装置30の機能を説明する。
サーバ側受信部340は、第1移動体通信端末20における状態情報の閲覧要求を、第2移動体通信端末40の送信部410から受信する。そして、サーバ側受信部340は、閲覧要求に対して利用者へ入力を要求する旨の指示及び閲覧要求の送り主(例えば第2移動体通信端末40)を識別する情報を、閲覧許可入出力部350に送る。
さらに、サーバ側受信部340は、状態情報の更新要求を送信部410から受け取ると、この状態情報の更新要求を閲覧許可入出力部350を経由して端末状態管理部360に送る。
【0029】
閲覧許可入出力部350は、利用者へ入力を要求する旨の指示及び閲覧要求の送り主を識別する情報をサーバ側受信部340から受け取る。そして、閲覧許可入出力部350は、閲覧要求の送り主を識別する情報及び閲覧要求の送り先を識別する情報を対応付けて登録許可待ちデータベース356に記録する。続いて、閲覧許可入出力部350は、閲覧要求に対する利用者の入力を求める入力指示を受信部240に送る。
【0030】
閲覧許可入出力部350は、閲覧の可否の入力情報を受信部240から受け取った場合に、閲覧要求の送り主を識別する情報及び閲覧要求の送り先を識別する情報に登録許可待ちデータベース356において削除済を示す印をつける(例えば、実際に削除する)。そして、閲覧許可入出力部350は、閲覧の可否の入力情報が閲覧許可を示す場合に、閲覧要求の送り先(例えば第1移動体通信端末20)を識別する情報、及び閲覧要求の送り主を識別する情報を端末状態管理部360に送る。一方、閲覧許可入出力部350は、閲覧の可否の入力情報が閲覧不許可を示す場合に、閲覧が拒否された旨の情報を第2移動体通信端末40に返送する。
なお、閲覧許可入出力部350は、本発明に係るサーバ側入力部の一例である。以上のように、閲覧許可入出力部350は、サーバ側受信部340が閲覧要求を受信した場合に、閲覧要求に対して閲覧を許可するか否かを示す利用者からの入力を、第1移動体通信端末20の受信部240から受け付けることができる。
【0031】
さらに、閲覧許可入出力部350は、閲覧許可解除の指示を、閲覧許可を解除する通信先端末(例えば、第2移動体通信端末40)を識別する情報に対応付けて受信部240を経由して入力部250から受信し、端末状態管理部360に送る。
【0032】
端末状態管理部360は、閲覧要求の送り先を識別する情報(例えば第2移動体通信端末40)及び閲覧要求の送り主を識別する情報(例えば第1移動体通信端末20)を閲覧許可入出力部350から受け取る。そして、端末状態管理部360は、閲覧要求の送り主を識別する情報及び閲覧要求の送り先を識別する情報を登録状態管理データベース364に記録する。よって、端末状態管理部360は、状態情報の送り主を識別する情報と、状態情報の閲覧が許可された端末を識別する情報を、対応付けて管理することができる。続いて、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20の状態情報が第2移動体通信端末40において閲覧可能とされた場合に、下記動作を行う。
【0033】
端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20と通信可能であるか否かを検出する。例えば、第1移動体通信端末20の保持者が地下道に入った場合や、乗り物等に乗るために第1移動体通信端末20の電源を切った場合などに、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20と通信可能でないと判断する。そして、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20と通信の可否が変化した場合に、この通信の可否を状態情報としてユーザ管理データベース362に記録することにより管理する。また、端末状態管理部360は、先行閲覧許可部230から状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を受け取り、登録状態管理データベース364に記録することにより管理する。
【0034】
端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20との通信が可能な状態から不可能な状態に変化したと検出した場合に、通信可能でなくなった旨の情報(圏外情報)を、状態情報としてサーバ側閲覧許可部370に送る。一方、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20と通信可能になった場合、登録状態管理データベース364に記録していた状態情報を再びサーバ側閲覧許可部370に送る。また、端末状態管理部360は、登録状態管理データベース364に記録されている状態情報を変更した場合に、その変更後の状態情報をサーバ側閲覧許可部370に送る。また、端末状態管理部360は、閲覧許可入出力部350を経由してサーバ側受信部340から状態情報の更新要求を受け取ると、登録状態管理データベース364において管理している状態情報をサーバ側閲覧許可部370に送る。なお、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20の状態情報が第2移動体通信端末40において閲覧可能とされた場合であっても、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40からの指示により一時的に状態情報の通知を停止することも可能である。
【0035】
以上に示したそれぞれの動作に対応して、端末状態管理部360は、状態情報をサーバ側閲覧許可部370に送る毎に、状態情報の送信元を識別する情報(例えば第1移動体通信端末20の識別情報)、状態情報の送信先を識別する情報(例えば第2移動体通信端末40の識別情報)、状態情報、及び状態情報の送信日時を、状態通知ログ368に記録することにより管理する。これら状態通知ログ368に記録された情報は、第1移動体通信端末20及び第2移動体通信端末40からの要求に応じて閲覧される。
【0036】
また、端末状態管理部360は、閲覧許可解除の指示を、閲覧許可を解除する通信先端末を識別する情報に対応付けて閲覧許可入出力部350から受信すると、以下の動作を行う。端末状態管理部360は、登録状態管理データベース364を参照することにより、閲覧を解除する通信先端末を識別する情報を用いて、状態情報の送り主を識別する情報及び状態情報の送り先を識別する情報の組み合わせの中から、解除する端末の組み合わせを特定する。そして、端末状態管理部360は、この端末の組み合わせを、登録状態管理データベース364の中から削除する。続いて、端末状態管理部360は、状態情報の送り先であった端末(例えば第2移動体通信端末40)に対して、閲覧許可を解除した旨の通知を(サーバ側閲覧許可部370を経由して)行う。なお、本実施形態において、情報処理装置30が移動体通信端末20から閲覧解除の指示を受け取るが、本発明は、上記形態に限定されない。例えば、移動体通信端末40は、情報処理装置30に、閲覧解除の指示を送ってもよい。この場合、情報処理装置30は、状態情報の送り元であった端末(例えば、移動体通信端末20)に対して、閲覧を解除した旨の通知を送る。
【0037】
サーバ側閲覧許可部370は、端末状態管理部360から状態情報を受け取る。そして、サーバ側閲覧許可部370は、状態受信部420へ状態情報を送ることにより、第2移動体通信端末40において状態情報を閲覧可能にする。
【0038】
次に、第2移動体通信端末40の機能を説明する。
送信部410は、アドレス帳機能提供部440から、閲覧要求を送信すべき通信先端末の識別情報を受け取る。そして、送信部410は、この通信先端末(例えば、第1移動体通信端末20)を宛先に指定し、状態情報の閲覧要求をサーバ側受信部340に送る。また、送信部410は、アドレス帳機能提供部440によってあるグループに対応付けられた全ての通信先端末に対して、状態情報の閲覧要求を送ってもよい。
さらに、送信部410は、第2移動体通信端末40の利用者が最新の状態情報を情報処理装置30から取得したい場合、すなわち利用者から通信先端末の状態情報を更新する旨の指示を受け取った場合に、状態情報の更新要求をサーバ側受信部340に送る。
【0039】
状態受信部420は、サーバ側閲覧許可部370から状態情報を受信する。そして、状態受信部420は、状態情報を、表示部460に送る。状態受信部420は、サーバ側閲覧許可部370から状態情報を受信した場合に、利用者に明示的に状態情報を受信した旨を知らせてもよい。例えば、第2移動体通信端末40が携帯電話である場合に、状態受信部420は、状態情報を受信した場合に、携帯電話のバイブレーション機能を作用させてもよい。
【0040】
アドレス帳機能提供部440は、利用者にアドレス帳機能を提供する。例えば、アドレス帳機能提供部440は、第2移動体通信端末40の通信履歴や、通信先識別情報を予め格納している。例えば、アドレス帳機能提供部440が格納している通信先識別情報は、第2移動体通信端末40の利用者が予め入力した通信先の情報に基づき分類されている。そして、アドレス帳機能提供部440は、利用者の要求に従い、この通信先識別情報を一覧で表示し、利用者に選択を促す。続いて、アドレス帳機能提供部440は、利用者により選択された通信先との通信の確立を試みる。アドレス帳機能提供部440は、上記アドレス帳機能を提供するとともに、同一のグループに分類される通信先端末の識別情報を送信部410及び一覧表示入力部450に送る。
【0041】
一覧表示入力部450は、利用者から通信先識別情報の一覧を表示させる旨の指示入力である一覧表示入力を状態情報と共に受け付ける。すなわち、一覧表示入力部450は、アドレス帳機能提供部440から同一のグループに分類される通信先端末の識別情報を受け取る。そして、一覧表示入力部450は、一覧表示入力及び状態情報を受け付けた場合に、当該同一のグループに分類される通信先端末のうち、この入力された状態情報に対応付けられている通信先端末を選択する。そして、一覧表示入力部450は、この選択された通信先端末の識別情報を表示部460に送る。
【0042】
表示部460は、一覧表示入力部450から通信先端末の識別情報を受け取る。また、表示部460は、状態受信部420から状態情報を受け取る。そして、表示部460は、状態情報を通信先端末の識別情報のそれぞれに対応付けて表示する。このように、表示部460は、一覧表示入力が受け付けられた場合に、通信先識別情報及び通信先識別情報のそれぞれに対応付けられた状態情報を一覧表示する。さらに、表示部460は、利用者により入力された特定の状態情報に対応付けられた通信先端末の識別情報のみを選択して一覧表示してもよい。このような表示を可能にすることで、移動体通信端末40は、特定の状態情報にある通信先端末を容易に利用者に認識させることができる。例えば、通話可能な状態の通信先端末を一覧表示することにより、移動体通信端末40は、利用者間のコミュニケーションを活発にすることができる。また、表示部460が表示する通信先識別情報及び状態情報の表示形態は、一覧表示に限定されない。例えば、表示部460は、利用者が選択した通信先のみについて、当該通信先に対応付けられた状態情報を表示してもよい。また、表示部460は、利用者の通信履歴(発信履歴、着信履歴等)に基づき、発信先や着信先の端末に対応付けられた状態情報を表示してもよい。
【0043】
図3は、端末状態管理部360が管理する状態情報の概念図である。本図を用いて、第1移動体通信端末20が通信圏内に位置する場合に、状態情報の閲覧を許可した通信先端末(第2移動体通信端末40等)においてどのような状態情報が閲覧可能となるかを示す。図3(1)は、デフォルト設定フィールドと、圏内フィールドとを含む。デフォルト設定フィールドは、第1移動体通信端末20の利用者によって状態情報が設定されていない場合に設定される、予め定められた状態情報を示す。圏内フィールドは、第1移動体通信端末20が通信圏内に位置することを示す。すなわち、図3(1)は、第1移動体通信端末20の利用者によって状態情報が設定されていない場合において、第1移動体通信端末20が通信圏内に位置するか否かを示す圏内情報を第2移動体通信端末40等に通知することを示している。
【0044】
図3(2)は、グループフィールドと、状態情報フィールドとを含む。グループフィールドは、通信先端末に対応付けられているグループを表す。状態情報フィールドは、第1移動体通信端末20の利用者によって設定された状態情報を示している。すなわち、図3(2)は、あるグループ(仕事等)の通信先端末(図3(3)の青木、浅野、及び小山田等)に、ある状態情報(会議中等)が対応付けられていることを示している。
【0045】
図3(3)は、通信先端末フィールドと、状態情報フィールドとを含む。通信先端末フィールドは、第1移動体通信端末20の通信先端末を識別する情報を示す。状態情報フィールドは、それぞれの通信先端末に対応付けて、第1移動体通信端末20の利用者によって設定された状態情報を示している。例えば、ある通信先端末(青木等)には、ある状態情報(デート等)が対応付けられている。
【0046】
本図で示したように、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20の利用者によって通知すべき状態情報が設定されていない端末に対して、圏内情報を通知する。また、端末状態管理部360は、通信先端末に通知すべき状態情報が設定されていない通信先端末(例えば、浅野、小山田等)に、当該通信先端末が属するグループに設定されている状態情報(会議中)を通知する。また、端末状態管理部360は、通信先端末に状態情報が設定されており、かつグループに状態情報が設定されている通信先端末に対し、何れか1つの状態情報を通知する。例えば、端末状態管理部360は、これらの状態情報のうち、より最近に設定された状態情報を通知する。
なお、端末状態管理部360は、図3(1)に示した情報をユーザ管理データベース362に記録して管理する。また、端末状態管理部360は、図3(2)及び(3)に示した情報を登録状態管理データベース364に記録して管理する。
【0047】
図4は、取得部210が利用者に状態情報の入力を促す表示例及び取得部210が入力部250を介して状態情報を取得する入力例を示す。図4(1)において、利用者により状態登録が選択されると、取得部210は、図4(2)に例示するように、状態情報の属するカテゴリーを選択させる。そして、利用者によってあるカテゴリーが選択されると、取得部210は、図4(3)において、そのカテゴリーに属する状態情報を一覧表示し、利用者の入力を促す。このように、取得部210は、状態情報を利用者から取得することにより、端末状態管理部360が管理する状態情報を更新させることができる。通知する状態情報が選択されると、続いて、取得部210は、その状態情報を通知する通信先端末の選択を利用者に促す。
【0048】
図4(4)は、状態情報を、グループに対応付けられた全員、個人、又は一斉同報の何れに通知するかを選択させる表示例である。グループに対応付けられた全員が選択されると、取得部210は、第1移動体通信端末20が予め格納している通信先のアドレス帳の分類情報に基づき、通知するグループの候補を表示する。そして、通知するグループが選択されると、取得部210は、図4(6)に例示するように、状態情報の確認画面を表示する。続いて、取得部210は、利用者の確認を受け付けた場合に、状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を先行閲覧許可部230に送る。
【0049】
図4(4)において、個人が選択されると、取得部210は、第1移動体通信端末20が予め格納している通信先のアドレス帳に基づき、図4(7)のように、通知する通信先端末の一覧を表示する。そして、通知する個人が選択されると、取得部210は、図4(8)に例示するように、状態情報の確認画面を表示する。続いて、取得部210は、利用者の確認を受け付けた場合に、状態情報及び当該情報を通知すべき通信先端末を識別する情報を先行閲覧許可部230に送る。
【0050】
図4(4)において、一斉同報が選択されると、取得部210は、図4(9)に例示するように、状態情報の確認画面を表示する。続いて、取得部210は、利用者の確認を受け付けた場合に、状態情報及びアドレス帳に登録される全員を示す識別情報を先行閲覧許可部230に送る。
以上に示したように、取得部210は、状態情報と、当該情報の通知先を利用者から取得することができる。
【0051】
図5は、ユーザ管理データベース362のデータ構造の一例を示す。ユーザ管理データベース362は、契約者番号フィールドと、通知フラグフィールドと、表示フラグフィールドと、端末状態フィールドとを含む。契約者番号フィールドは、移動体通信端末を識別する情報の一例である電話番号を示している。通知フラグフィールドは、契約者番号により識別される端末における状態情報を、通信先端末に通知させるか否かを示す。表示フラグフィールドは、契約者番号により識別される端末において、当該端末の通信先端末における状態情報を表示するか否かを示す。端末状態フィールドは、契約者番号により識別される端末が通信圏内に位置するか否かの情報を示す。
【0052】
端末状態管理部360は、契約者番号フィールド及び端末状態フィールドを参照することにより、状態情報の送信元端末(例えば第1移動体通信端末20)が通信圏内に位置するか否かを管理することができる。また、端末状態管理部360は、通知フラグフィールドを参照することにより、第1移動体通信端末20の通信先端末(例えば第2移動体通信端末40)に対し、状態情報の閲覧を一旦許可した場合においても、一時的に状態情報の通知を停止することができる。また、端末状態管理部360は、表示フラグフィールドを参照することにより、第1移動体通信端末20が第2移動体通信端末40の状態情報を閲覧可能であり、かつ情報処理装置30が第1移動体通信端末20の通信先端末(例えば第2移動体通信端末40)の状態情報を受け取った場合においても、一時的に状態情報の表示を停止することができる。
【0053】
図6は、登録状態管理データベース364のデータ構造の一例を示す。登録状態管理データベース364は、通知元契約者番号フィールドと、通知先契約者番号フィールドと、通知先契約者名フィールドと、グループ番号フィールドと、ユーザ登録状態情報フィールドと、詳細メッセージフィールドとを含む。通知元契約者番号フィールドは、状態情報の送り主を識別する情報(電話番号等)を示す。通知先契約者番号フィールドは、状態情報の送り先を識別する情報(電話番号等)を示す。通知先契約者名フィールドは、状態情報の送り先の端末における利用者を識別する情報(氏名等)を示す。グループ番号フィールドは、通知先契約者番号フィールドが示す端末が、通知元契約者番号フィールドが示す端末において分類されるグループを識別する情報(番号等)示している。ユーザ登録状態情報フィールドは、通知元契約者番号フィールドが識別する端末が通知先契約者番号フィールドが識別する端末に通知する、状態情報を示している。詳細メッセージフィールドは、ユーザ登録状態情報フィールドが示す状態情報に対応付けて、当該情報と共に通知する詳細なメッセージを示している。
【0054】
端末状態管理部360は、新たに状態情報の閲覧が許可されると、状態情報の送信元を識別する情報及び状態情報の送信先を識別する情報を登録状態管理データベース364に記録する。さらに、端末状態管理部360は、送信先に対応付けられたグループを識別する情報を登録状態管理データベース364に記録する。
【0055】
よって、端末状態管理部360は、新たな状態情報を第1移動体通信端末20から受信した場合に、当該情報を、登録状態管理データベース364のユーザ登録状態情報フィールドに記録することができる。また、端末状態管理部360は、新たな状態情報と共に、グループを識別する情報を受信した場合に、当該グループに対応付けられた全ての端末に、状態情報を対応付けて管理することができる。
【0056】
さらに、本図で示したデータ構造を用いることにより、通信システム10は、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40のアドレス帳を誤って削除した場合の復旧機能を提供することができる。例えば、端末状態管理部360は、登録状態管理データベース364が格納するデータの全部又は一部を送信する旨の指示を、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40から受け取った場合に、当該端末に、データの全部又は一部を送信する。特に、登録状態管理データベース364が格納する通知先契約者番号、通知先契約社名、及びグループ番号は、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40が提供するアドレス帳機能と類似する。よって、通信システム10は、利用者により登録状態管理データベース364に予めアドレス帳の一部を記録させることにより、アドレス帳の復旧機能を提供することができる。
【0057】
図7は、登録許可待ちデータベース356のデータ構造の一例を表す。登録許可待ちデータベース356は、要求元契約者番号フィールドと、要求先契約者番号フィールドとを含む。要求元契約者番号フィールドは、状態情報の閲覧要求の送信元(例えば、第2移動体通信端末40)を識別する情報(電話番号等)を格納している。要求先契約者番号フィールドは、状態情報の閲覧要求の送信先(例えば、第1移動体通信端末20)を識別する情報(電話番号等)を格納している。閲覧許可入出力部350は、閲覧要求の送り主を識別する情報及び閲覧要求の送り先を識別する情報を対応付けて登録許可待ちデータベース356に記録する。そして、閲覧許可入出力部350は、閲覧の可否の入力情報を受信部240から受け取った場合に、登録許可待ちデータベース356を用いて、閲覧要求に対する許可を待っている端末を特定することができる。よって、閲覧許可入出力部350は、閲覧の可否の入力情報を受信部240から受け取った場合に、閲覧要求の送り主を識別する情報及び閲覧要求の送り先を識別する情報を対応付けて端末状態管理部360に送ることができる。
【0058】
図8は、状態通知ログ368のデータ構造の一例を表す。状態通知ログ368は、通知元契約者番号フィールドと、通知先契約者番号フィールドと、通知日時フィールドと、ユーザ登録状態フィールドと、詳細メッセージフィールドとを含む。通知元契約者番号フィールドは、状態情報の送信元の端末(例えば第1移動体通信端末20)を識別する情報(電話番号等)を格納する。通知先契約者番号フィールドは、状態情報の送信先の端末(例えば第2移動体通信端末40)を識別する情報(電話番号等)を格納する。通知日時フィールドは、情報処理装置30が第1移動体通信端末20等の送信元の端末から登録された状態情報を、第2移動体通信端末40等の送信先の端末に送信した日時を格納する。ユーザ登録状態フィールドは、送信された状態情報の履歴を格納する。詳細メッセージフィールドは、状態情報と共に送信された詳細なメッセージを格納している。
【0059】
端末状態管理部360は、状態情報を送信する毎に、以上に示したフィールドに対応する情報を記録する。そして、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40の要求に応じて、上記情報を一覧表示させることができる。よって、第1移動体通信端末20又は第2移動体通信端末40の利用者は、当該利用者又は通信先端末の所有者の過去の状態情報を閲覧することができる。
【0060】
なお、本図に示した状態通知ログ368は、通知日時フィールドに未来の時間を格納させることにより、状態情報の通知スケジュールを予め格納しておくことができる。この場合、端末状態管理部360は、この通知スケジュールに従い、登録状態管理データベース364のユーザ登録状態情報フィールドの状態情報を更新する。そして、情報処理装置30は、この通知スケジュールに従い、更新された状態情報を第2移動体通信端末40に通知することができる。
【0061】
図9〜13に示すフローチャートを用いて、通信システム10が状態情報の閲覧を可能にする動作及び状態情報を通知する動作を説明する。
【0062】
図9は、通信システム10の動作を表すフローチャートである。送信部410は、情報処理装置30を経由して第1移動体通信端末20に閲覧要求を送信する(S500)。第1移動体通信端末20の受信部240が閲覧要求を受信すると、入力部250は、利用者から閲覧を許可するか否かの入力を受け付ける(S510)。そして、第1移動体通信端末20の受信部240は、入力を受け付けた旨の情報を第2移動体通信端末40に通知する(S515)。また、第1移動体通信端末20の受信部240は、この入力の情報を情報処理装置30に送る。一方、情報処理装置30の端末状態管理部360は、閲覧許可入出力部350が閲覧の許可を受け取った場合に、状態情報の閲覧を許可した端末及び当該情報の閲覧を許可された端末を登録状態管理データベース364に記録することにより登録する(S520)。
【0063】
続いて、第1移動体通信端末20、情報処理装置30、及び第2移動体通信端末40は、状態情報の通知を行う(S530)。通信システム10は、S530として、図10ないし図13それぞれが示す動作を繰り返し行う。なお、S530が示す動作の詳細については、図10、図11、図12、及び図13を用いて説明するので、ここでの説明を省略する。
【0064】
第2移動体通信端末40は、閲覧許可の解除する旨の指示を情報処理装置30に送る(S540)。情報処理装置30は、閲覧許可を解除する旨の指示を受け取ると、登録状態管理データベース364が格納する通知元契約者番号及び通知先契約者番号から、当該指示の送信元及び送信先の組み合わせを削除する(S550)。そして、情報処理装置30は、当該指示の送信元により閲覧許可が解除された旨の情報を第1移動体通信端末20に送る(S560)。第1移動体通信端末20は、閲覧許可が解除された旨の情報を受け取ると、閲覧許可が解除された旨の情報を利用者に提示する。
【0065】
図10は、図9におけるS530の動作の一例を示す。第1移動体通信端末20は、通信可能な基地局があるか否かを判断する(S600)。通信可能な基地局がある場合(S600:YES)、第1移動体通信端末20は、当該第1移動体通信端末20が通信圏内に位置する旨の通知を情報処理装置30に定期的に送る(S610)。情報処理装置30の端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20が通信圏内又は通信圏外に位置するかを基地局の状態(例えば、基地局のホームメモリ)を用いて検出する(S620)。端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20の通信圏内又は通信圏外の状態が変化したか否かを判断する(S630)。サーバ側閲覧許可部370は、第1移動体通信端末20の状態情報を第2移動体通信端末40に送る。すなわち、通信圏内から通信圏外に状態が変化した場合に、サーバ側閲覧許可部370は、通信圏外である旨を状態情報として第2移動体通信端末40に送る。一方、通信圏外から通信圏内に状態が変化した場合に、利用者によって設定されたユーザ設定状態を第2移動体通信端末40に送る。第2移動体通信端末40の表示部460は、利用者の要求に応じて、状態情報を表示する(S650)。
【0066】
図11は、図9におけるS530の動作の一例を示す。第1移動体通信端末20の取得部210は、状態情報であるユーザ設定情報の変更を利用者から取得する(S700)。そして、取得部210は、変更を通知する通信先端末を利用者から取得する(S710)。続いて、先行閲覧許可部230は、変更後の状態情報及び通信先端末の識別情報を情報処理装置30に送信する(S720)。情報処理装置30の端末状態管理部360は、状態情報及び通信先端末の識別情報を受け取り、第2移動体通信端末40に送る(S730)。そして、端末状態管理部360は、これらの状態情報及び通信先端末の識別情報に基づき、状態通知ログを更新する(S740)。第2移動体通信端末40の表示部460は、利用者の指示に従い、状態情報を表示する(S750)。
【0067】
図12は、図9におけるS530の動作の一例を示す。第2移動体通信端末40の送信部410は、第1移動体通信端末20における最新の状態情報を表示させる指示である更新要求を情報処理装置30に送る(S800)。情報処理装置30の端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20が通信圏外であるか否かを判断する(S810)。第1移動体通信端末20が通信圏外であると判断した場合に(S810:YES)、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20が通信圏外である旨の情報を第2移動体通信端末40に通知する。第1移動体通信端末20が通信圏外でないと判断した場合に(S810:NO)、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20のユーザ設定情報が登録されているか否かを登録状態管理データベース364を参照することにより判断する(S830)。第1移動体通信端末20のユーザ設定情報が登録されていない場合(S830:NO)に、端末状態管理部360は、第1移動体通信端末20が通信圏内である旨を第2移動体通信端末40に通知する(S840)。第1移動体通信端末20のユーザ設定情報が登録されている場合(S830:YES)に、端末状態管理部360は、ユーザ設定状態情報を第2移動体通信端末40に通知する。第2移動体通信端末40の表示部460は、利用者の要求に従い、受信した状態情報を表示する(S860)。
【0068】
図13は、図9におけるS530の動作の一例を示す。第1移動体通信端末20の先行閲覧許可部230は、スケジュール機能提供部290の機能を用いて特定される状態情報の通知スケジュールを、情報処理装置30に通知する(S900)。情報処理装置30の端末状態管理部360は、通知スケジュールを先行閲覧許可部230から受け取ると、状態通知ログ368にこの通知スケジュールを記録することにより管理する(S910)。そして、端末状態管理部360は、通知スケジュールに基づき、通知時刻に達したか否かを判断する(S920)。通知時刻に達したと判断された場合に(S920:YES)、端末状態管理部360は、状態情報を第2移動体通信端末40に通知する(S930)。第2移動体通信端末40の表示部460は、利用者の要求に従い、状態情報を表示する(S940)。
【0069】
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態における通信システム10の機能ブロック図を示す。第2の実施形態における通信システム10の概略図は、第1の実施形態における通信システム10の概略図と略同一であるので説明を省略する。通信システム10は、第1移動体通信端末20と、情報処理装置30と、第2移動体通信端末40とを備える。第1移動体通信端末20は、取得部210と、状態格納部220と、先行閲覧許可部230と、受信部240と、入力部250と、アドレス帳機能提供部260と、通信先格納部270と、閲覧許可部280とを有する。情報処理装置30は、端末状態格納部310と、サーバ側閲覧許可部320とを有する。第2移動体通信端末40は、送信部410と、状態受信部420と、判断部430と、アドレス帳機能提供部440と、一覧表示入力部450と、表示部460とを有する。
【0070】
まず、第1移動体通信端末20の機能について説明する。
取得部210は、状態情報を外部から取得することにより、状態格納部220の状態情報を更新する。すなわち、取得部210は、利用者から状態情報の変更指示を受け付ける。そして、取得部210は、変更指示に従い、新たな状態情報を生成する。続いて、取得部210は、この新たな状態情報を状態格納部220に送る。本実施形態において、状態情報とは、第1移動体通信端末20の利用者の状態を示す。例えば、取得部210は、利用者が会議に参加して第1移動体通信端末20を操作できなくなる場合に、会議中という状態情報を取得する。また、利用者によって予め定められた時間に、取得部210は、状態情報を更新してもよい。例えば、利用者は、一日の予定表を第1移動体通信端末20に格納しておく、そして、取得部210は、この予定表に従い、状態情報を更新してもよい。
【0071】
状態格納部220は、第1移動体通信端末20の利用者の状態情報を複数格納する。すなわち、状態格納部220は、初期状態として、予め定められた状態情報を格納している。そして、状態格納部220は、取得部210から新たな状態情報を受け取った場合に、状態情報を更新する。さらに、状態格納部220は、通信先端末に、複数の状態情報の何れかを対応付けて格納している。そして、状態格納部220は、先行閲覧許可部230及び閲覧許可部280の要求に従い、複数の状態情報の何れかを先行閲覧許可部230及び閲覧許可部280に送る。例えば、状態格納部220は、状態情報として、「会議中」及び「連絡可」の2つの状態情報を格納する。そして、状態格納部220は、ある端末(例えば第2移動体通信端末40)に「会議中」を対応付けて格納する。一方、状態格納部220は、他の端末に「連絡可」を対応付けて格納する。こうすることで、状態格納部220は、閲覧許可部280に、通信先端末に応じて異なる状態情報を通知させることができる。
【0072】
先行閲覧許可部230は、状態情報の閲覧要求及び利用者からの入力に関わらず、状態情報を端末状態格納部310に予め送信する。すなわち、先行閲覧許可部230は、状態格納部220の状態情報が更新されるたびに、状態格納部220から状態情報を受け取る。そして、先行閲覧許可部230は、状態情報を端末状態格納部310に送る。ここで、先行閲覧許可部230が状態情報を受け取るタイミングは、上記動作に限定されない。例えば、先行閲覧許可部230は、定期的に、状態格納部220から状態情報を受け取ってもよいし、第1移動体通信端末20への入力のタイミングに応じて、状態情報を受け取ってもよい。
【0073】
受信部240は、移動体通信網に接続される通信先端末である第2移動体通信端末40の送信部410から状態情報の閲覧要求を受信する。そして、受信部240は、状態情報の閲覧要求を受信した旨の情報と、この閲覧要求の送り主すなわち第2移動体通信端末40を識別する情報とを入力部250に送る。
【0074】
入力部250は、受信部240が閲覧要求を受信した場合に、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を利用者から受け付ける。すなわち、入力部250は、状態情報の閲覧要求を受信した旨の情報及び閲覧要求の送り主を識別する情報を受信部240から受け取る。そして、入力部250は、この閲覧要求の送り主を識別する情報及びこの送り主に閲覧を許可するか否かの入力を促す旨の情報を、画面の表示又は音声を用いて利用者に通知する。続いて、入力部250は、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を利用者から受け付ける。そして、入力部250は、この入力の情報及び閲覧要求の送り主を識別する情報を閲覧許可部280に送る。
【0075】
アドレス帳機能提供部260は、利用者にアドレス帳機能を提供する。例えば、アドレス帳機能提供部260は、第1移動体通信端末20の通信履歴や、第1移動体通信端末20の利用者が予め入力した通信先の情報に基づき分類されている通信先識別情報を予め格納している。そして、アドレス帳機能提供部260は、利用者の要求に従い、この通信先識別情報を一覧で表示し、利用者に選択を促す。続いて、アドレス帳機能提供部260は、利用者により選択された通信先との通信の確立を試みる。アドレス帳機能提供部260は、上記アドレス帳機能を提供するとともに、通信先識別情報の分類に基づく情報を通信先格納部270に送る。
【0076】
通信先格納部270は、アドレス帳機能提供部260から通信先識別情報の分類に基づく情報を受け取る。そして、通信先格納部270は、この通信先識別情報の分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループに対応付けて格納する。通信先格納部270は、必要に応じて、複数の通信先端末の情報及びグループの情報を閲覧許可部280に送る。
【0077】
閲覧許可部280は、入力部250への入力に基づいて、通信先端末である第2移動体通信端末40において状態情報を閲覧可能にする。すなわち、閲覧許可部280は、入力部250から入力の情報及び閲覧要求の送り主の情報を受け取る。また、閲覧許可部280は、閲覧要求の送り主である通信先端末が対応付けられたグループの情報を通信先格納部270から受け取る。そして、閲覧許可部280は、通信先端末に対応付けられたグループ毎に異なる状態情報を状態格納部220から受け取る。閲覧許可部280は、入力部250への入力が閲覧許可を示す場合に、この状態情報を状態受信部420に送る。また、閲覧許可部280は、入力部250への入力が閲覧許可を示す場合に、状態情報の閲覧を許可する旨の情報及び閲覧要求の送り主の情報を端末状態格納部310に送る。さらに、閲覧許可部280は、閲覧が許可された通信先端末に対して、定期的に状態情報を通知する。この場合、閲覧許可部280は、通信先端末に対応付けられたグループ毎に異なる頻度で、状態情報を状態受信部420に通知することにより、通信先端末における状態情報を更新する。
また、利用者から閲覧許可を取り消したい旨の指示を受け付けた場合には、閲覧許可部280は、通信先端末との確認の通信を行うことなく、状態情報の送信を停止する。
【0078】
次に、情報処理装置30の機能を説明する。
端末状態格納部310は、先行閲覧許可部230から状態情報を受け取る。また、端末状態格納部310は、状態情報の閲覧を許可する旨の情報及び閲覧要求の送り主の情報を閲覧許可部280から受け取る。そして、端末状態格納部310は、状態情報を、閲覧要求の送り主の情報に対応付けて格納する。端末状態格納部310は、サーバ側閲覧許可部320の要求に応じ、状態情報及び閲覧要求の送り主の情報をサーバ側閲覧許可部320に送る。
【0079】
サーバ側閲覧許可部320は、利用者の入力に基づいて、状態情報を第2移動体通信端末40において閲覧可能にする。すなわち、サーバ側閲覧許可部320は、端末状態格納部310から閲覧要求の送り主の情報を受け取る。そして、サーバ側閲覧許可部320は、第2移動体通信端末40への閲覧が許可されているか否かを判断する。第2移動体通信端末40への閲覧が許可されている場合に、サーバ側閲覧許可部320は、状態受信部420へ状態情報を送る。サーバ側閲覧許可部320は、状態受信部420へ状態情報を定期的に送る。また、サーバ側閲覧許可部320は、端末状態格納部310の状態情報が更新された場合に、更新された後の状態情報を状態受信部420に送ってもよい。
【0080】
次に、第2移動体通信端末40の機能を説明する。
送信部410は、あるグループに対応付けられた全ての通信先端末に対し、状態情報の閲覧要求を送信する。すなわち、送信部410は、アドレス帳機能提供部440から、閲覧要求を送信すべき通信先端末の識別情報を受け取る。そして、送信部410は、この通信先端末(例えば、第1移動体通信端末20)に対して、状態情報の閲覧要求を送る。送信部410は、第1移動体通信端末20の他に、アドレス帳機能提供部440によってあるグループに対応付けられた全ての通信先端末に対して、状態情報の閲覧要求を送る。
【0081】
状態受信部420は、閲覧許可部280又はサーバ側閲覧許可部320から状態情報を受信する。すなわち、状態受信部420は、第1移動体通信端末20と通信可能な場合には、閲覧許可部280から状態情報を受け取る。また、状態受信部420は、第1移動体通信端末20と通信不能な場合には、通信先端末との通信を中継する装置である情報処理装置30のサーバ側閲覧許可部320から状態情報を受け取る。また、状態受信部420は、情報処理装置30から状態情報を受信する旨の指示を、判断部430から受け取った場合に、情報処理装置30から状態情報を受け取る。そして、状態受信部420は、状態情報を受け取った旨の情報を判断部430に送る。また、状態受信部420は、状態情報を、表示部460に送る。
また、状態受信部420は、第2移動体通信端末40の利用者から状態を更新したい旨の入力を受け付けた場合や、利用者が第2移動体通信端末40の利用を開始した場合に、第1移動体通信端末20又は情報処理装置30から状態情報を受け取ってもよい。
【0082】
判断部430は、状態受信部420が予め定められた期間において状態情報を受信したか否かを判断する。すなわち、判断部430は、状態受信部420が状態情報を受け取る毎に、状態受信部420から状態情報を受け取った旨の情報を受け取る。そして、判断部430は、状態受信部420が状態情報を最後に受け取ってから、予め定められた期間が経過したか否かを判断する。判断部430は、予め定められた期間が経過したと判断した場合に、サーバ側閲覧許可部320から状態情報を受け取る旨の指示を状態受信部420に送る。
【0083】
アドレス帳機能提供部440は、利用者にアドレス帳機能を提供する。例えば、アドレス帳機能提供部440は、第2移動体通信端末40の通信履歴や、第2移動体通信端末40の利用者が予め入力した通信先の情報に基づき分類されている通信先識別情報を予め格納している。そして、アドレス帳機能提供部440は、利用者の要求に従い、この通信先識別情報を一覧で表示し、利用者に選択を促す。続いて、アドレス帳機能提供部440は、利用者により選択された通信先との通信の確立を試みる。アドレス帳機能提供部440は、上記アドレス帳機能を提供するとともに、同一のグループに分類される通信先端末の識別情報を送信部410及び一覧表示入力部450に送る。
【0084】
一覧表示入力部450は、利用者から通信先識別情報の一覧を表示させる旨の入力である一覧表示入力を受け付ける。すなわち、一覧表示入力部450は、アドレス帳機能提供部440から同一のグループに分類される通信先端末の識別情報を受け取る。そして、一覧表示入力部450は、一覧表示入力を受け付けた場合に、この通信先端末の識別情報を表示部460に送る。
【0085】
表示部460は、一覧表示入力が受け付けられた場合に、通信先識別情報及び通信先識別情報のそれぞれに対応付けられた状態情報を一覧表示する。すなわち、表示部460は、一覧表示入力部450から通信先端末の識別情報を受け取る。また、表示部460は、状態受信部420から状態情報を受け取る。そして、表示部460は、状態情報を通信先端末の識別情報のそれぞれに対応付けて表示する。
【0086】
図15は、状態格納部220及び通信先格納部270のデータ構成の一例を示す。状態格納部220及び通信先格納部270は、グループフィールドと、通信先端末フィールドと、状態情報フィールドと、頻度フィールドとを含む。より厳密には、例えば、状態格納部220は、グループフィールドと、通信先端末フィールドを含む。そして、通信先格納部270はグループフィールドと、状態情報フィールドと、頻度フィールドとを含む。よって、図15で示した表は、状態格納部220及び通信先格納部270のグループフィールドに基づき、暗黙的に導き出される関係を表す。
【0087】
グループフィールドは、利用者によって予め定められており、通信先端末が何れのグループに対応付けられているかの情報を示している。通信先端末フィールドは、それぞれのグループに対応付けられている通信先端末の識別情報を示している。状態情報フィールドは、それぞれのグループに対応付けられた通信先端末に対して、第1移動体通信端末20の状態情報としてどのような情報を閲覧させるかを示している。例えば、状態格納部220は、「会議中」、「ひま」等の、予め定められた状態情報から利用者が選択した情報を格納する。また、状態格納部220は、利用者が独自に設定した状態情報を格納してもよい。また、状態格納部220は、第1移動体通信端末20が通信圏内にあるか否かの情報を格納してもよい。頻度フィールドは、状態情報をできるだけ新しい状態に保つために、状態情報の更新を行う頻度を表している。
【0088】
このように、通信先格納部270は、複数の通信先端末のそれぞれを、複数のグループの何れかに対応付けて格納する。そして、状態格納部220は、複数のグループのそれぞれに、複数の状態情報の何れかを対応付けて格納している。よって、閲覧許可部280は、通信先端末に対応付けられたグループ毎に異なる状態情報を閲覧可能にすることができる。また、閲覧許可部280は、通信先端末に対応付けられたグループ毎に異なる頻度で、状態情報を更新することができる。
【0089】
図16は、アドレス帳機能提供部260が提供するアドレス帳機能の概要を表す。アドレス帳機能提供部260は、利用者にアドレス帳機能を提供する。例えば、アドレス帳機能提供部260は、利用者からアドレス帳機能の起動指示を受け付ける(図16(A)の1)。そして、アドレス帳機能提供部260は、通信識別情報の分類を表示する(図16(B))。続いて、アドレス帳機能提供部260は、選択された分類(例えば、図16(B)の2)について、通信先識別情報を一覧で表示し(図16の(C))、利用者に選択を促す。また、図16(C)の4に示すように、アドレス帳機能提供部260は、グループ全体に対する設定、例えば、状態情報の通知の頻度や、複数の状態情報のうち何れの状態情報を通知するかを設定することができる。
【0090】
このように、通信先格納部270は、アドレス帳機能提供部260によって提供される分類に基づき、複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて格納する。よって、閲覧許可部280は、複数の通信先端末それぞれに、当該複数の通信先端末それぞれの分類に応じて異なる状態情報を閲覧可能にする設定を行うことができる。また、閲覧許可部280は、分類に応じて異なる頻度で状態情報を更新する設定を行うことができる。
【0091】
図17は、表示部460の表示例を表す。本図は、アドレス帳機能提供部440及び一覧表示入力部450により、アドレス帳を一覧表示した表示の一例を示す。例えば、「山田」は、通信先の識別情報を示す。また、「03−XXXX−YYYY」は、通信先の属性情報を示す。表示部460は、この通信先の識別情報を、3文字までの状態情報である「会議中」等に対応付けて表示する。表示部460は、第2移動体通信端末40又は第1移動体通信端末20の利用者によって予め定められた絵文字を、通信先の識別情報に対応付けて表示してもよい。
【0092】
また、本図において、表示部460は、移動体通信端末の主表示画面における表示するが、表示形態はこの形態に限定されない。例えば、表示部460は、主表示画面の背面或いは側面に状態情報を表示してもよい。この場合、表示部460は、例えば、第2移動体通信端末40が折畳式携帯電話である場合に、利用者の開閉操作に関わらず、状態情報を表示することができる。さらに、表示部460は、状態情報を、移動体通信端末の通信履歴(例えば、発信履歴、着信履歴など)に対応付けて表示してもよい。
【0093】
このように、一覧表示入力部450は、アドレス帳機能に連動して、通信先の状態情報を一覧表示することができる。よって、利用者は、既存の携帯電話等で馴染み深い操作方法や表示方法を用いて、通信先の状態情報を分かりやすく表示させ、通信先を選択することができる。そして、送信部410は、アドレス帳の分類に基づくグループの通信先端末に対して、一斉に閲覧要求を送ることができる。
また、利用者は、アドレス帳機能を起動して、通信を開始しようとする時に、通信先の利用者の状態を知ることができる。よって、利用者は、通信先の利用者の状態に応じて、通信を開始するべきか通信を控えるべきかを判断することができる。
【0094】
なお、本実施形態においては、アドレス帳機能提供部440は、第2移動体通信端末40に設けられている。しかし、アドレス帳機能提供部440の設置位置は、本形態に限定されない。例えば、アドレス帳機能提供部440の一部又は全部は、移動体通信網を管理するサーバや、通信を中継するサーバによってASP(Active Server Pages)、CGI、又はJava等を用いて提供され、移動体通信端末と協調して動作してもよい。
【0095】
図18は、端末状態格納部310のデータ構成の一例を示す。端末状態格納部310は、識別情報フィールドと、イメージフィールドと、状態情報フィールドとを含む。識別情報フィールドは、状態情報の送信元の移動体通信端末を識別する識別情報を示す。例えば、識別情報である「山岡」は、第1移動体通信端末20に対応する。イメージフィールドは、状態情報を通信先端末(例えば、第2移動体通信端末40)において閲覧させる場合に、状態情報とあわせて表示する絵を示す。状態情報フィールドは、通信先端末において閲覧させる状態情報を示す。
【0096】
このように、端末状態格納部310は、状態情報を、状態情報の送信元を識別する識別情報に対応付けて格納する。よって、端末状態格納部310は、複数の移動体通信端末それぞれにおける利用者の状態を示す状態情報を格納することができる。
【0097】
図19は、通信システム10のフローチャートである。送信部410は、状態情報の閲覧要求を第1移動体通信端末20に送る(S410)。また、先行閲覧許可部230は、予め状態情報を情報処理装置30に送る(S210)。端末状態格納部310は、状態情報を先行閲覧許可部230から受け取り、格納する(S310)。
【0098】
入力部250は、状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を利用者から受け付ける(S220)。そして、閲覧許可部280は、この入力に基づき、状態情報の閲覧が許可されたか否かを判断する(S230)。状態情報の閲覧が許可された場合(S230:YES)、閲覧許可部280は、状態情報の閲覧を許可する旨の信号を端末状態格納部310に送る(S240)。続いて、閲覧許可部280は、状態情報を第2移動体通信端末40に送り(S250)、このS250を定期的に行う。
【0099】
判断部430は、所定期間において状態情報を受信していないか判断する(S420)。判断部430は、所定期間において状態情報を受信していない場合(S420:YES)、状態情報の送信を情報処理装置30に要求する(S430)。サーバ側閲覧許可部320は、S240にて閲覧許可部280から受け取った閲覧許可に基づき、状態情報を第2移動体通信端末40に送る(S320)。表示部460は、状態情報をアドレス帳のグループに対応付けて利用者に対して表示する(S440)。
【0100】
このように、通信システム10は、利用者の閲覧許可の入力に基づき、状態情報の閲覧を制御する。そして、閲覧が許可された場合に、通信システム10は、第1移動体通信端末20又は情報処理装置30から必要に応じて状態情報を選択し、利用者に提供することができる。
【0101】
図20は、通信システム10の第1の変形例における機能ブロック図である。図20で示す通信システム10は、図14で示した通信システム10から情報処理装置30及び判断部430を除いた構成である。
【0102】
まず、第1移動体通信端末20の機能を説明する。
先行閲覧許可部230は、状態情報の閲覧要求及び利用者からの入力に関わらず、状態情報を閲覧不可能な形態で状態受信部420に予め送信する。すなわち、先行閲覧許可部230は、状態格納部220の状態情報が更新されるたびに、状態格納部220から状態情報を受け取る。そして、先行閲覧許可部230は、状態情報を閲覧不可能な形態に処理する。先行閲覧許可部230は、閲覧不可能な形態への処理として、例えば、暗号化を行う。そして、先行閲覧許可部230は、この閲覧不可能な形態の状態情報を状態受信部420に送る。
【0103】
閲覧許可部280は、入力部250への入力に基づいて、状態情報を閲覧可能な形態にさせるための信号を通信先端末である第2移動体通信端末40に送る。すなわち、閲覧許可部280は、入力部250から入力の情報及び閲覧要求の送り主の情報を受け取る。また、閲覧許可部280は、閲覧要求の送り主である通信先端末が対応付けられたグループの情報を通信先格納部270から受け取る。そして、閲覧許可部280は、通信先端末に対応付けられたグループ毎に異なる状態情報を状態格納部220から受け取る。閲覧許可部280は、入力部250への入力が閲覧許可を示す場合に、状態情報を閲覧可能な形態にさせるための信号を状態受信部420に送る。例えば、閲覧許可部280は、暗号化された状態情報を復号して閲覧させるための暗号鍵を状態受信部420に送る。
【0104】
次に、第2移動体通信端末40の機能を説明する。
状態受信部420は、先行閲覧許可部230から状態情報を受信する。そして、状態受信部420は、状態情報を閲覧可能な形態にさせるための信号を閲覧許可部280から受け取ると、状態情報を閲覧可能な形態に変換する。続いて、状態受信部420は、状態情報を、表示部460に送る。
【0105】
このように、第1移動体通信端末20は、状態情報を閲覧不可能な形態で予め通信先端末(例えば第2移動体通信端末40)に送ることができる。例えば、第1移動体通信端末20は、状態を閲覧させる可能性のあるユーザの端末には、予め状態情報を送信しておくことができる。こうすることで、第2移動体通信端末40は、予め受信した状態情報を単に復号処理することにより、状態情報を閲覧することができる。よって、例えば、第1移動体通信端末20の状態情報の閲覧要求が多くの端末から短時間に集中する場合に、第1移動体通信端末20は、状態情報の送信のタイミングを調整し、通信の負荷を分散させることができる。
【0106】
図21は、第1移動体通信端末20のハードウェア構成の一例を示す。第1移動体通信端末20は、アンテナ800と、送受信増幅部828と、無線部802と、ベースバンド信号処理部804と、格納部806と、制御部812と、音声処理部814と、LED816と、リンガ818と、表示部820と、入力部822と、スピーカ824と、マイク826と、記録メディアドライブ830とを備える。
【0107】
アンテナ800は、送信アンプで増幅された上りRF信号を送信し、また高帯域下りRF信号を受信し、低雑音アンプに送る。送受信増幅部828は、送信RF信号を増幅する送信アンプと、受信RF信号を増幅する低雑音アンプを有し、RF送信信号とRF受信信号を多重分離する。
【0108】
無線部802は、送受信増幅部828から受け取った受信信号を純同期検波し、A/D変換してベースバンド信号処理部804に送る。また無線部802は、ベースバンド信号処理部804がベースバンド拡散した送信信号をD/A変換し、直交変調によりRF信号に変換する。ベースバンド信号処理部804は、送信信号及び受信信号にベースバンド信号処理を行う。ベースバンド信号処理部804は、例えば無線部802から伝送される受信信号には、逆拡散、パス認定、チップ同期、誤り訂正複合化、データの多重分離、ダイバーシチハンドオーバ合成等の処理を行い、送信データには、誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、拡散変調等の処理を行う。
【0109】
格納部806は、データやプログラムコード等を格納する。格納部806は、一例として、RAM808とROM810とを有する。RAM808は、キー入力された設定条件、アドレス帳機能提供部260に関するデータ、文字データ、画像データ等の各種データを格納する。また、RAM808は、状態格納部220の機能の一部を提供する。例えば、RAM808は、複数の状態情報を格納する。さらに、RAM808は、通信先格納部270の機能を提供する。例えば、RAM808は、複数の通信先端末を識別する情報をグループ毎に分類して格納する。ROM810は、第1移動体通信端末20を動作させるためのプログラムコード、第1移動体通信端末20に固有の電話番号データを格納する。尚、格納部806は、複数のRAM808や複数のROM810を有してもよい。
【0110】
格納部806に格納されるプログラムは、機能構成として、取得部モジュール、状態格納モジュール、先行閲覧許可モジュール、受信モジュール、入力モジュール、アドレス帳機能提供モジュール、通信先格納モジュール、スケジュール提供モジュール、及び閲覧許可モジュールを有する。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、制御部812に行わせる処理は、それぞれ本実施の形態における第1移動体通信端末20における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0111】
表示部820は、受け取った文字データ等を表示する。表示部820は、例えば、液晶ディスプレイである。入力部822は、ユーザから各種データの入力や処理命令等を受け付ける。例えば、入力部822は、入力部250の機能を提供する。音声処理部814は、マイク826を通じて受け取った音声を音声電気信号に変換する。音声処理部814は、音声電気信号を変換処理してスピーカ824から音声を発生させる。
【0112】
LED816は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。リンガ818は、着信信号を受け取った場合に呼び出し音を発生させる。制御部812は、ROM810に格納されたプログラム等に基づいて、装置全体や電気回路を制御する。
【0113】
記録媒体の一例としての記録メディア832は、第1移動体通信端末20の機種情報等の第1移動体通信端末20に関する情報を格納する。また記録メディア832は、ユーザに関するユーザ情報や、格納部806が格納するプログラムを格納してもよい。記録媒体読み取り部の一例としての記録メディアドライブ830は、記録メディア832からユーザ端末30に関する情報等のデータを読み取り、制御部812に送る。このように第1移動体通信端末20に差し替え可能な記録メディア832に第1移動体通信端末20に関する情報等を格納することにより、ユーザは、携帯電話等の第1移動体通信端末20を買い換えた場合にも、簡単に第1移動体通信端末20に関する情報等を入れ替えることができる。
【0114】
図22は、第2移動体通信端末40のハードウェア構成の一例を示す。第2移動体通信端末40は、アンテナ900と、送受信増幅部928と、無線部902と、ベースバンド信号処理部904と、格納部906と、制御部912と、音声処理部914と、LED916と、リンガ918と、表示部920と、入力部922と、スピーカ924と、マイク926と、記録メディアドライブ930とを備える。
【0115】
アンテナ900は、送信アンプで増幅された上りRF信号を送信し、また高帯域下りRF信号を受信し、低雑音アンプに送る。送受信増幅部928は、送信RF信号を増幅する送信アンプと、受信RF信号を増幅する低雑音アンプを有し、RF送信信号とRF受信信号を多重分離する。
【0116】
無線部902は、送受信増幅部928から受け取った受信信号を純同期検波し、A/D変換してベースバンド信号処理部904に送る。また無線部902は、ベースバンド信号処理部904がベースバンド拡散した送信信号をD/A変換し、直交変調によりRF信号に変換する。ベースバンド信号処理部904は、送信信号及び受信信号にベースバンド信号処理を行う。ベースバンド信号処理部904は、例えば無線部902から伝送される受信信号には、逆拡散、パス認定、チップ同期、誤り訂正複合化、データの多重分離、ダイバーシチハンドオーバ合成等の処理を行い、送信データには、誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、拡散変調等の処理を行う。
【0117】
格納部906は、データやプログラムコード等を格納する。格納部906は、一例として、RAM908とROM910とを有する。RAM908は、キー入力された設定条件、アドレス帳機能提供部440に関するデータ、文字データ、画像データ等の各種データを格納する。ROM910は、第2移動体通信端末40を動作させるためのプログラムコード、第2移動体通信端末40に固有の電話番号データを格納する。尚、格納部906は、複数のRAM908や複数のROM910を有してもよい。
【0118】
格納部806に格納されるプログラムは、機能構成として、送信モジュール、状態受信モジュール、判断モジュール、アドレス帳機能提供モジュール、一覧表示入力モジュール、及び表示モジュールを有する。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、制御部912に行わせる処理は、それぞれ本実施の形態における第2移動体通信端末40における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0119】
表示部920は、受け取った文字データ等を表示する。表示部920は、例えば、液晶ディスプレイである。また、表示部920は、表示部460の機能を提供する。入力部922は、ユーザから各種データの入力や処理命令等を受け付ける。例えば、入力部922は、一覧表示入力部450及びアドレス帳機能提供部440への入力の機能を提供する。音声処理部914は、マイク926を通じて受け取った音声を音声電気信号に変換する。音声処理部914は、音声電気信号を変換処理してスピーカ924から音声を発生させる。
【0120】
LED916は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。リンガ918は、着信信号を受け取った場合に呼び出し音を発生させる。制御部912は、ROM910に格納されたプログラム等に基づいて、装置全体や電気回路を制御する。
【0121】
記録媒体の一例としての記録メディア932は、第2移動体通信端末40の機種情報等の第2移動体通信端末40に関する情報を格納する。また記録メディア932は、ユーザに関するユーザ情報や、格納部906に格納するプログラムを格納してもよい。記録媒体読み取り部の一例としての記録メディアドライブ930は、記録メディア932から第2移動体通信端末40に関する情報等のデータを読み取り、制御部912に送る。このように第2移動体通信端末40に差し替え可能な記録メディア932に第2移動体通信端末40に関する情報等を格納することにより、ユーザは、携帯電話等の第2移動体通信端末40を買い換えた場合にも、簡単に第2移動体通信端末40に関する情報等を入れ替えることができる。
【0122】
図23は、情報処理装置30のハードウェア構成の一例を示す。表示言語変更装置20は、CPU700と、ROM702と、RAM704と、通信インターフェース706と、ハードディスクドライブ710と、フロッピーディスクドライブ712と、CD−ROMドライブ716とを備える。CPU700は、ROM702及びRAM704に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース706は、ネットワークを介して外部と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ710は、設定情報及びCPU700が動作するプログラムを格納する。
【0123】
フロッピーディスクドライブ712はフロッピーディスク714からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ716はCD−ROM718からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。通信インターフェース706は、ネットワークに接続してデータを送受信する。
【0124】
CPU700が実行するソフトウエアは、フロッピーディスク714またはCD−ROM718等の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮であっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディスクドライブ710にインストールされ、RAM704に読み出されてCPU700により実行される。
【0125】
記録媒体に格納されて提供されるソフトウエア、即ちハードディスクドライブ710にインストールされるソフトウエアは、機能構成として、端末情報取得モジュール、サーバ側閲覧許可モジュール、サーバ側入力モジュール、閲覧許可入出力モジュール、端末状態管理モジュール、及びサーバ側受信モジュールを備える。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、CPU700に行わせる処理は、それぞれ本実施の形態における情報処理装置30における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。また、登録許可待ち情報DB356、ユーザ管理DB362、登録状態管理DB364、及び状態通知ログDB368は、例えば、本図におけるハードディスクドライブ710により実現される。
【0126】
図23に示した、記録媒体の一例としてのフロッピーディスク714またはCD−ROM718には、本出願で説明する全ての実施形態における情報処理装置30の動作の一部または全ての機能を格納することができる。
【0127】
これらのプログラムは記録媒体から直接RAMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスクドライブにインストールされた後にRAMに読み出されて実行されても良い。さらに、上記プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレーティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うことをオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティングシステムからの応答に基づいて機能を提供するものであってもよい。
【0128】
記録媒体としては、フロッピーディスク、CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムを情報処理装置30に提供してもよい。
【0129】
以上に示した実施形態及び変形例から明らかなように、本実施形態の移動体通信端末は、利用者に、他の移動体通信端末の状態情報を知らせる機能を提供する。この機能により、利用者は、通信先端末の利用者の状態情報に基づいて、通信を開始すべきか否かを判断することができる。このように、通信システム10は、利用者に利便な通信環境を提供することができる。
また、状態情報を知らせるか否かの判断は、状態情報を知らせる側の端末への利用者の入力に基づく。さらに、通信システム10は、利用者に、状態情報の通知先を予め設定させる手間を省くことができる。なぜなら、通信システム10は、閲覧要求を受信した場合に初めて、閲覧を許可するか否かを入力させるからである。よって、通信システム10は、利用者のプライバシーを保護しつつ、利便性の高い状態情報の通知機能を提供することができる。
【0130】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。例えば、移動体通信端末は、本実施形態で示した第1移動体通信端末20及び第2移動体通信端末40の双方の機能を備えてもよい。
【0131】
さらに、本実施形態における状態情報を、レストランや駐車場の混雑状況を表す情報として用いた場合、通信システム10は、利便性の高いデータを利用者に提供することができる。例えば、駐車場利用者が、付近に位置するある駐車場を利用したい場合に、状態情報を閲覧することにより、その駐車場の混雑状況を知ることができる。一方、駐車場管理者は、駐車場利用者に、駐車場の混雑状況を定期的に知らせることにより、駐車場スペースを有効に活用できる。本例に示すような実施の形態も、本発明の技術的範囲に含まれることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0132】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば利用者のプライバシーを保護しつつ、利便性の高い状態通知機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、通信システム10の概略図を示す。
【図2】図2は、通信システム10の機能ブロック図である。
【図3】図3は、端末状態管理部360が管理する状態情報の一例を示す。
【図4】図4は、取得部210が利用者から状態情報を取得し、情報処理装置30に登録する動作の一例である。
【図5】図5は、ユーザ管理データベース362が格納するデータ構造の一例を示す。
【図6】図6は、登録状態管理データベース364が格納するデータ構造の一例を示す。
【図7】図7は、登録許可待ちデータベース356が格納するデータ構造の一例を示す。
【図8】図8は、状態通知ログ368が格納するデータ構造の一例を示す。
【図9】図9は、通信システム10の、状態情報の閲覧許可及び閲覧許可の解除におけるフローチャートである。
【図10】図10は、状態通知の一例を表すフローチャートである。
【図11】図11は、状態通知の一例を表すフローチャートである。
【図12】図12は、状態通知の一例を表すフローチャートである。
【図13】図13は、状態通知の一例を表すフローチャートである。
【図14】図14は、第2の実施形態における通信システム10の機能ブロック図を示す。
【図15】図15は、状態格納部220及び通信先格納部270のデータ構成の一例を示す。
【図16】図16は、アドレス帳機能提供部260が提供するアドレス帳機能の概要を表す。
【図17】図17は、表示部460の表示例を表す。
【図18】図18は、端末状態格納部310のデータ構成の一例を示す。
【図19】図19は、通信システム10のフローチャートである。
【図20】図20は、通信システム10の第1の変形例における機能ブロック図である。
【図21】図21は、第1移動体通信端末20のハードウェア構成の一例を示す。
【図22】図22は、第2移動体通信端末40のハードウェア構成の一例を示す。
【図23】図23は、情報処理装置30のハードウェア構成の一例を示す。
【符号の説明】
10 通信システム
20 第1移動体通信端末
30 情報処理装置
40 第2移動体通信端末
210 取得部
220 状態格納部
230 先行閲覧許可部
240 受信部
250 入力部
260 アドレス帳機能提供部
270 通信先格納部
280 閲覧許可部
290 スケジュール機能提供部
310 端末状態格納部
320 サーバ側閲覧許可部
330 サーバ側入力部
340 サーバ側受信部
350 閲覧許可入出力部
356 登録許可待ちデータベース
360 端末状態管理部
362 ユーザ管理データベース
364 登録状態管理データベース
368 状態通知ログ
370 サーバ側閲覧許可部
410 送信部
420 状態受信部
430 判断部
440 アドレス帳機能提供部
450 一覧表示入力部
460 表示部

Claims (21)

  1. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を複数格納する状態格納部と、
    前記移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を個別に閲覧可能にする閲覧許可部と
    を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  2. 前記複数の通信先端末のそれぞれを、複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部を更に備え、
    前記状態格納部は、前記複数のグループそれぞれに、前記複数の状態情報の何れかを対応付けて格納し、
    前記閲覧許可部は、前記グループに対応付けられている前記状態情報を、前記グループに対応付けられている通信先端末において閲覧可能にすることを特徴とする請求項記載の移動体通信端末。
  3. 前記通信先格納部は、前記移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、前記複数の通信先端末のそれぞれを前記複数のグループの何れかに対応付けて格納し、
    前記閲覧許可部は、前記複数の通信先端末それぞれに、当該複数の通信先端末それぞれの前記分類に応じて異なる前記状態情報を閲覧可能にすることを特徴とする請求項記載の移動体通信端末。
  4. 前記閲覧許可部は、前記複数の通信先端末それぞれによって異なる頻度で、前記複数の通信先端末において閲覧可能な前記状態情報を更新することを特徴とする請求項記載の移動体通信端末。
  5. 前記移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、前記複数の通信先端末のそれぞれを前記複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部を更に備え、
    前記閲覧許可部は、前記分類に応じて異なる頻度で前記状態情報を更新することを特徴とする請求項記載の移動体通信端末。
  6. 前記状態格納部に格納されている前記状態情報が更新されたことを条件に、更新された当該状態情報を前記状態格納部より受信し、受信した当該状態情報を、前記通信先端末との通信を中継する装置に送信する先行閲覧許可部をさらに備え、
    前記閲覧許可部は、前記入力に基づき、前記通信先端末との通信を中継する前記装置により、当該装置に予め送信した当該状態情報を、前記通信先端末へ送信させることを特徴とする請求項1記載の移動体通信端末。
  7. 前記状態格納部に格納されている前記状態情報が更新されたことを条件に、更新された当該状態情報を前記状態格納部より受信し、受信した当該状態情報を暗号化して前記通信先端末に送信する先行閲覧許可部をさらに備え、
    前記閲覧許可部は、前記入力に基づき、暗号化された前記状態情報を復号して閲覧させるための暗号鍵を前記通信先端末に送信することを特徴とする請求項1記載の移動体通信端末。
  8. 前記入力部が受け付けた前記入力を、前記通信先端末に対応付けて格納する通信先格納部と、
    前記状態情報を外部から取得することにより、前記状態格納部の前記状態情報を更新する取得部と
    を更に備え、
    前記閲覧許可部は、前記状態情報が更新された場合に、前記通信先端末に対応付けられた前記入力に基づき、更新後の前記状態情報を前記通信先端末において閲覧可能にすることを特徴とする請求項1記載の移動体通信端末。
  9. 前記閲覧許可部は、前記入力が閲覧の許可を示していることを条件として、更に、前記通信先端末の利用者の状態を示す通信先利用者状態情報を受信する前記移動体通信端末において閲覧可能にすることを特徴とする請求項1記載の移動体通信端末。
  10. 予め定められた時刻に前記状態情報を前記取得部に提供するスケジュール機能提供部をさらに備えることを特徴とする請求項記載の移動体通信端末。
  11. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を格納する状態格納部と、
    前記移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、前記複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて格納する通信先格納部と、
    前記複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて前記状態情報を閲覧可能にすると共に、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な前記状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で更新する閲覧許可部と
    を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  12. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を格納する状態格納部と、
    前記状態情報を外部から取得することにより、前記状態格納部の前記状態情報を更新する取得部と
    前記移動体通信網に接続される通信先端末から前記状態情報の閲覧要求を受信する受信部と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた前記入力を、前記通信先端末に対応付けて格納する通信先格納部と、
    前記状態情報が更新された場合に、前記通信先端末に対応付けられた前記入力に基づき、更新後の前記状態情報を前記通信先端末において閲覧可能にする閲覧許可部と
    を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  13. 複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置であって、
    移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、移動体通信端末毎に複数管理する端末状態管理部と、
    一の前記移動体通信端末における前記状態情報の閲覧要求を、他の複数の前記移動体通信端末のそれぞれから受信するサーバ側受信部と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記閲覧要求に対して前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す前記利用者からの入力を、前記一の移動体通信端末から受け付けるサーバ側入力部と、
    前記入力に基づいて、前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を個別に閲覧可能にするサーバ側閲覧許可部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により複数取得させるステップと、
    前記移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させるステップと、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせるステップ と、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を前記移動体通信端末により個別に閲覧可能にさせるステップと
    を備えることを特徴とする制御方法。
  15. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により取得させるステップと、
    前記移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、前記複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて前記移動体通信端末により取得させるステップと、
    前記複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させるステップと、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせるステップと、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて前記状態情報を閲覧可能にすると共に、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な前記状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で前記移動体通信端末により更新させるステップと
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末を制御する制御方法であって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により取得させて状態格納部に格納させるステップと、
    前記状態情報を外部から取得することにより、前記状態格納部の前記状態情報を前記移動体通信端末により更新させるステップと、
    前記移動体通信網に接続される通信先端末から前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させるステップと、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせるステップと、
    受け付させた前記入力を、前記通信先端末に対応付けて前記移動体通信端末により格納させるステップと、
    前記状態情報が更新された場合に、前記通信先端末に対応付けられた前記入力に基づき、更新後の前記状態情報を前記移動体通信端末により前記通信先端末において閲覧可能にさせるステップと
    を備えることを特徴とする制御方法。
  17. 複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置を制御する制御方法であって、
    移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、前記情報処理装置により、移動体通信端末毎に複数管理させるステップと、
    一の前記移動体通信端末における前記状態情報の閲覧要求を、前記情報処理装置により、他の複数の前記移動体通信端末のそれぞれから受信させるステップと、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記閲覧要求に対して前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す前記利用者からの入力を、前記情報処理装置により、前記一の移動体通信端末から受け付けさせるステップと、
    前記入力に基づいて、前記情報処理装置により、前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を個別に閲覧可能にさせるステップと
    を備えることを特徴とする制御方法。
  18. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュー タにより制御させるプログラムであって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により複数取得させる機能と、
    前記移動体通信網に接続される複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させる機能と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせる機能と、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を前記移動体通信端末により個別に閲覧可能にさせる機能と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  19. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュータにより制御させるプログラムであって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により取得させる機能と、
    前記移動体通信端末が予め格納している通信先識別情報の分類に基づき、前記複数の通信先端末のそれぞれを複数のグループの何れかに対応付けて前記移動体通信端末により取得させる機能と、
    前記複数の通信先端末のそれぞれから前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させる機能と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記複数の通信先端末それぞれにおける前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせる機能と、
    前記入力に基づいて、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて前記状態情報を閲覧可能にすると共に、前記複数の通信先端末のそれぞれにおいて、閲覧可能な前記状態情報を、当該通信先端末に対応するグループに応じて異なる頻度で前記移動体通信端末により更新させる機能と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  20. 移動体通信網に接続されて通信を行う移動体通信端末をコンピュータにより制御させるプログラムであって、
    前記移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を前記移動体通信端末により取得させて状態格納部に格納させる機能と、
    前記状態情報を外部から取得することにより、前記状態格納部の前記状態情報を前記移動体通信端末により更新させる機能と、
    前記移動体通信網に接続される通信先端末から前記状態情報の閲覧要求を前記移動体通信端末により受信させる機能と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記状態情報の閲覧を許可するか否かを示す入力を前記移動体通信端末により受け付けさせる機能と、
    受け付けさせた前記入力を、前記通信先端末に対応付けて前記移動体通信端末により格納させる機能と、
    前記状態情報が更新された場合に、前記通信先端末に対応付けられた前記入力に基づき、更新後の前記状態情報を前記移動体通信端末により前記通信先端末において閲覧可能にさせる機能と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  21. 複数の移動体通信端末と接続する情報処理装置をコンピュータによって制御させるプログラムであって、
    移動体通信端末の利用者の状態を示す状態情報を、前記情報処理装置により、移動体通信端末毎に複数管理させる機能と、
    一の前記移動体通信端末における前記状態情報の閲覧要求を、前記情報処理装置により、他の複数の前記移動体通信端末のそれぞれから受信させる機能と、
    前記閲覧要求を受信した場合に、前記閲覧要求に対して前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて閲覧を許可するか否かを示す前記利用者からの入力を、前記情報処理 装置により、前記一の移動体通信端末から受け付けさせる機能と、
    前記入力に基づいて、前記情報処理装置により、前記他の複数の移動体通信端末のそれぞれにおいて異なる前記状態情報を個別に閲覧可能にさせる機能と
    を備えることを特徴とするプログラム。
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