JP5861889B2 - 構内放送システム及び構内放送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、構内放送システム及び構内放送方法に関する。
従来、通常時は選択されたゾーンに対して呼び出し放送や業務連絡などの構内放送を行い、非常事態発生時には全てのゾーンに非常放送を行う構内放送システムが開示されている(特許文献1参照)。
この特許文献1の構内放送システムは、構内放送装置と非常放送装置とを備えている。火災報知器などのセンサが作動すると、構内放送装置と非常放送装置との間のリレーが切り換えられ、構内放送装置の全ての放送ゾーンのスピーカと非常放送装置とが接続される。非常放送装置が非常音声信号を出力すると、全ての放送ゾーンのスピーカから非常音声が放送される。
特開2002−344406号公報
会社やオフィス、工場などの構内放送には、災害情報等を伝達するための緊急アナウンスと、従業員向けの業務連絡等を伝達するための緊急ではない通常アナウンスがある。緊急アナウンスの場合、すべてのエリアに構内放送をする必要がある。しかし、通常アナウンスの場合、すべてのエリアに一律に構内放送をすると、「今ではなく、もう少し後で放送してほしかった」という要望が出る場合もある。
これに対して、特許文献1の構内放送システムは、緊急時の場合にすべての放送ゾーンのスピーカから非常音声を出力できるが、緊急時でない場合には上述の問題に対処することができない。
特に、構内でユーザが通話中又は会議中の場合、通常アナウンスが構内放送されると、通話や会議に支障が生じる場合がある。また、このような状況において、ユーザはアナウンスを聞くことに集中できないため、ユーザに対しアナウンス内容が伝わらない場合もある。
また、構内でユーザが接客中又は来訪者に対する案内中の場合、通常アナウンス、例えば従業員向けの告知が構内放送されると、接客相手や来訪者に対し迷惑をかけてしまう場合もある。
本発明は、このような実情を鑑みて提案されたものであり、構内放送される音声情報の特性、構内の各エリアのユーザの現在位置及び活動内容に応じて構内放送できる構内放送システム及び構内放送方法を提供することを目的とする。
本発明に係る構内放送システムは、音声情報を入力する入力部と、構内の各エリアにいるユーザの現在位置及び活動内容を取得する取得部と、前記入力部に入力された音声情報の特性と、前記取得部により取得されたユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、音声出力するエリアを決定するエリア決定部と、前記構内の各エリアにそれぞれ設けられた複数の音声出力部と、前記エリア決定部により決定されたエリアの音声出力部が、前記入力部に入力された音声情報に基づく音声を出力するように、前記決定されたエリアの音声出力部を制御する音声制御部と、前記エリア決定部により決定されたエリア以外のエリアにいるユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記ユーザの識別情報と、前記取得部により取得された前記ユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、前記音声情報に関連する情報を、前記ユーザの端末装置へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
前記取得部は、前記ユーザの活動内容として、前記構内の所定エリアの使用情報を取得し、前記エリア決定部は、前記ユーザの活動内容として、前記構内の所定エリアの使用情報を用いることを特徴とする。
使用情報としては、例えば、来訪者予約システムや、会議室予約システム等から得られる設備の利用を予約する情報(場所、利用開始予定時間、利用終了予定情報)を用いることができる。
本発明に係る構内放送方法は、入力部が、音声情報を入力し、取得部が、構内の各エリアにいるユーザの現在位置及び活動内容を取得し、エリア決定部が、前記入力部に入力された音声情報の特性と、前記取得部により取得されたユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、音声出力するエリアを決定し、音声制御部が、前記エリア決定部により決定されたエリアの音声出力部が前記入力部に入力された音声情報に基づく音声を出力するように、前記決定されたエリアの音声出力部を制御し、識別情報取得部が、前記エリア決定部により決定されたエリア以外のエリアにいるユーザの識別情報を取得し、送信手段が、前記識別情報取得部により取得された前記ユーザの識別情報と、前記取得部により取得された前記ユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、前記音声情報に関連する情報を、前記ユーザの端末装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、構内の各エリアのユーザの現在位置及び活動内容に応じて構内放送を行うことができる。
本発明の実施形態に係る構内放送システムの構成を示す図である。 エリア管理情報の構成を示す図である。 構内放送制御処理を表すフローチャートである。 メイン設定項目として「緊急」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。 メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「通話中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。 メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「会議中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。 メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「案内中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。
以下、発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る構内放送システム1の構成を示す図である。構内放送システム1は、会社や工場等の構内100に設置され、構内放送する音声情報の特性(緊急であるか否かを表す情報)及び構内100の各エリア(部屋)a,b,c内のユーザの活動内容に応じて、構内放送する音声情報を出力する。
構内放送システム1は、構内放送を制御する放送制御装置10と、スピーカを制御するスピーカ制御部20と、音声を出力するスピーカ30a,30b,30cと、屋内位置情報を送信する屋内GPS(Global Positioning System)送信機31a,31b,31cと、構内100にいるユーザの携帯電話80と通信する構内電話基地局32a,32b,32cと、を備えている。
さらに、構内放送システム1は、構内100にいるユーザが携帯する携帯端末80を外部電話網に接続する構内電話交換機40と、ユーザの屋内位置情報及び通話情報を取得する位置情報サーバ50と、来訪者の予約状況を設定して記憶する来訪者予約システム60と、会議室の使用状況を設定して記憶する会議室予約システム70と、を備えている。
なお、来訪者予約システム60及び会議室予約システム70は、任意構成要件である。つまり、構内放送システム1は、来訪者予約システム60及び会議室予約システム70を備えるのではなく、構内放送システム1とは別に設けられた既存の来訪者予約システム60及び会議室予約システム70に接続し、来訪者予約システム60及び会議室予約システム70から、来訪者や会議室使用者が使用するエリア(部屋)及び使用時間帯の情報を取得して使用してもよい。
構内100のエリアaには、スピーカ30a、屋内GPS送信機31a、構内電話基地局32aがそれぞれ設置されている。構内100のエリアbには、スピーカ30b、屋内GPS送信機31b、構内電話基地局32bが設置され、構内100のエリアcには、スピーカ30c、屋内GPS送信機31c、構内電話基地局32cが設置されている。
放送制御装置10は、図1に示すように、オペレータの発話内容が入力されるマイク11と、構内放送するエリアを決定するための設定項目が設定される設定部12と、オペレータの音声情報やエリア管理情報等が記憶される記憶部13と、外部機器と通信を行う通信部14と、本装置全体を制御する制御部15と、本装置の各部を相互接続するためのバス16と、を備えている。
マイク11は、オペレータの発話内容が入力されると発話内容に応じた音声情報を生成するマイクロフォンである。設定部12は、キーボードやマウス等の入力デバイスから入力されるオペレータの操作に応じて、各種設定項目に対する指示を入力する。
設定部12は、設定項目として、メイン項目とサブ設定項目とがある。メイン設定項目では、「緊急」、「緊急ではない」のいずれかがオペレータの操作に応じて選択される。「緊急」は、ユーザの活動内容にかかわらずユーザに対して知らせる内容を含む構内放送であることを表す。「緊急ではない」は、ユーザの活動内容によっては、直ちに知らせる必要の無い構内放送であることを表す。
設定部12に「緊急ではない」が設定されている場合は、更に、サブ設定項目(除外項目)として次のいずれかがオペレータの操作に応じて選択される。このサブ設定項目を設定することで、どのような活動内容のユーザに対して構内放送を行わないかを指定することができる。このサブ設定項目には、例えば、「通話中の人がいる場所に放送しない」、「案内中の人がいる場所に放送しない」、「会議中の人がいる場所に放送しない」がある。「通話中の人がいる場所に放送しない」は、携帯電話80や、エリア内に設置された電話器を用いて通話を行っているユーザがいるエリアを構内放送の対象エリアから除外することを指定する情報である。「案内中の人がいる場所に放送しない」は、来訪者(例えば来客等)と面談を行っているユーザがいるエリアを構内放送の対象エリアから除外することを指定する情報である。「会議中の人がいる場所に放送しない」は、会議を行っているユーザがいるエリアを構内放送の対象エリアから除外することを指定する情報である。
これら3つのサブ設定項目については、全部が選択されてもよいし、いずれか1つ又は2つが選択されてもよい。設定部12によって入力された選択された設定内容は、記憶部13に記憶され、構内放送を開始するときに読み出される。
記憶部13は、マイク11に入力された音声情報、上述した設定内容、構内100の各エリアa,b,c及び各エリアa,b,cのユーザの活動内容を表すエリア管理情報を記憶する。
図2は、記憶部13に記憶されるエリア管理情報の構成の一例を示す図である。エリア管理情報は、エリア、屋内位置情報、スピーカ、構内電話基地局、活動内容の各情報を有する。エリアは、構内100のエリアを特定する情報である。
「屋内位置情報」の項目には、対応するエリアの緯度及び経度である屋内位置情報である。「スピーカ」には、構内100のスピーカを特定する情報である。「構内電話基地局」は、構内100の各エリアa,b,cにある構内電話基地局を特定する情報である。「活動内容」は、対応するエリア内においてユーザが活動している内容を表す情報である。この活動内容は、例えば、ユーザが通話中であることを表す「通話中」、ユーザが来訪者と会っていることを表す「案内中」、ユーザが会議を行っていることを表す「会議中」がある。
エリア管理情報のうち、「活動内容」は、ユーザの活動内容の変化に応じて逐次変更される。
通信部14は、本装置と、スピーカ制御部20、構内電話交換機40、位置情報サーバ50、来訪者予約システム60、会議室予約システム70と、の間でそれぞれ通信を行う。
制御部15は、マイク11によって生成された音声情報を記憶部13に記憶させると共に、設定部12による設定内容に基づいて、構内放送を音声出力する対象エリアを決定する。制御部15は、決定した対象エリアのスピーカから音声を出力し、対象ではないエリアのスピーカから音声を出力しないように、スピーカ制御部20を制御する。
スピーカ制御部20は、放送制御装置10の制御に従って、構内100のいずれかのスピーカ30a,30b,30cを選択し、選択したスピーカから音声情報に応じた音声を出力させる。
屋内GPS送信機31a、屋内GPS送信機31b、屋内GPS送信機31cは、構内100内のいずれかのエリアに設置されており、自身が設置された位置を表す屋内位置情報を無線によって送信する。屋内GPS送信機31aは、構内100のエリアaに設置され、エリアaを示す屋内位置情報を出力する。同様に、屋内GPS送信機31b,31cは、構内100のエリアb,cにそれぞれ設置され、エリアb,cをそれぞれ示す屋内位置情報を出力する。
一方、各エリア(例えばエリアa)にいるユーザの携帯端末80は、通話中であるか非通話であるかを問わず、屋内GPS送信機31aから屋内位置情報を受信すると、この屋内位置情報を構内電話基地局32aへ送信する。また、携帯端末80は、通話中の場合は、通話中であることを表す通話情報も屋内GPS送信機31aへ送信する。
各エリアの構内電話基地局32a、32b、32cは、携帯端末80が通話中であるか非通話であるかを問わず、携帯端末80から送信された屋内位置情報を受信した場合には、構内電話交換機40へ屋内位置情報を送信する。また、構内電話基地局32aは、携帯電話80が通話中である場合は、携帯電話80から送信される通話情報も構内電話交換機40へ送信する。
構内電話交換機40は、携帯端末80が通話中であるか非通話であるかを問わず、常時、携帯端末80からの屋内位置情報を構内電話基地局32a、32b、32cから受信すると、受信した屋内位置情報(通話中であれば通話情報も)とともに位置情報サーバ50へ送信する。
また、構内電話交換機40は、構内100の携帯端末80から発信や携帯電話80への着信があると、当該携帯端末80と公衆回線とを接続し、通信相手の電話器(携帯端末等)と通話を行わせる。構内電話交換機40は、携帯端末80が通話中である場合には、携帯電話80が通話中であることを示す通話情報(通話中フラグ)を位置情報サーバ50へ送信する。なお、構内電話交換機40は、携帯端末80の通話が終了すると、通話中情報の送信を停止する。この通話情報は、携帯電話80が生成するようにしてもよく、構内電話基地局または構内電話交換機40が生成してもよい。
位置情報サーバ50は、構内電話交換機40から送信される、各携帯端末80の屋内位置情報、通話中である場合には通話情報についても受信し、これらの情報を携帯端末管理情報として自身の内部に設けられた記憶部に記憶する。この位置情報サーバ50に記憶される情報により、位置情報サーバ50には、構内100の各エリアa,b,cに、どの携帯電話80が存在するか、また、そのエリアに存在する携帯端末80の台数、その携帯電話80が通話中か否かを示す最新の情報が記憶される。位置情報サーバ50は、上述の各エリアa,b,cの携帯端末80の携帯端末管理情報を放送制御装置10へ送信する。
放送制御装置10の制御部15は、位置情報サーバ50から携帯端末管理情報を受信し、通話情報に基づいて、図2のエリア管理情報の「活動内容」を逐次更新して最新の状態に維持する。制御部15は、例えば、エリアaの携帯端末80が通話を開始すると、通話情報に基づいて、図2のエリア管理情報のエリアaにおける「活動内容」の項目に対応する情報を「通話」に更新し、その後、その携帯端末80が通話を終了すると、通話情報に基づいて、「活動内容」の項目に対応する情報から「通話」を削除する(「活動内容」の項目に対応する情報をブランクにする)。ここでは、通話情報の有無によって通話中であるか否かを判定してもよいし、通話情報が通話を行っているか否かを表す情報として用いる場合には、受信した通話情報に応じて判定してもよい。
また、制御部15は、来訪者予約システム60及び会議室予約システム70に記憶された情報を参照し、図2のエリア管理情報の「活動内容」の項目に対応する情報を逐次更新してもよい。
例えば、エリアbでの会議が、会議開始時間と会議終了時間によって指定された時間帯について、予約する予約情報が来訪者予約システム60に登録されている場合、制御部15は、この予約情報を会議室予約システム70から読み出し、会議開始時間になると、図2のエリア管理情報のエリアbにおける「活動内容」に対応する項目の情報を「会議」に書き換え、会議終了時間になると、「活動内容」に対応する項目の情報から「会議」を削除する(「活動内容」の項目に対応する情報をブランクにする)。
同様に、来訪者予約システム60によって、あるエリアで「案内(来訪者の案内)」が会議開始時間と会議終了時間によって指定された時間帯に予約する予約情報が登録されている場合、制御部15は、この予約情報を来訪者予約システム60から読み出し、予約情報に基づき来訪時間になると、図2のエリア管理情報の対応エリアにおける「活動内容」の項目に対応する情報を「案内」に更新し、終了時間になると、「活動内容」の項目における情報から「案内」を削除する(「活動内容」の項目に対応する情報をブランクにする)。
以上のように構成された構内放送システム1において、オペレータが構内放送を開始すると、図3に表す構内放送制御処理が実行される。図3は、構内放送制御処理を表すフローチャートである。
ステップS1では、制御部15は、マイク11から構内放送のためのオペレータの音声情報と設定部12からの設定内容の入力が行われるまで待機し、設定部12から設定内容が入力されマイク11からオペレータの音声情報が入力されたと判定すると、ステップS2へ進む。
ステップS2では、制御部15は、設定部12から入力され記憶部13に記憶される設定内容を読み出し、ステップS3へ進む。なお、制御部15は、記憶部13に設定内容が記憶されていない場合は、不図示のディスプレイ等を介して、オペレータに設定項目の入力を促すこともできる。
ステップS3では、制御部15は、設定部12によって入力された情報に基づいて、構内100の各エリアa,b,cの中から音声出力するエリアを決定する。
具体的には、制御部15は、ステップS2で読み出された設定内容のうち、最初にメイン設定項目を参照する。制御部15は、メイン設定項目として「緊急」が設定されている場合は、音声を出力するエリアとしてすべてのエリアを決定(選択)する。
制御部15は、メイン設定項目として「緊急ではない」が設定されている場合、エリア管理情報及びサブ設定項目に基づいて、音声出力するエリアを決定(選択)する。ここでは、次の条件に従って、音声出力するエリアが選択される。
(1)サブ設定項目の「通話中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合
エリア管理情報の「活動内容」の項目に対応する情報が「通話中」ではないエリアを選択する。
(2)サブ設定項目の「案内中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合
エリア管理情報の「活動内容」の項目に対応する情報が「案内中」ではないエリアを選択する。
(3)サブ設定項目の「会議中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合
エリア管理情報の「活動内容」の項目に対応する情報が「会議中」ではないエリアを選択する。
これらの条件に従ってエリアが決定(選択)されると、ステップS4へ進む。
ステップS4では、制御部15は、マイク11から入力された音声情報を、ステップS3で決定されたエリアのスピーカから出力するように、スピーカ制御部20を制御する。これにより、ステップS3で決定されたエリアのスピーカから音声情報に応じた音声が出力される。そして、ステップS5へ進む。
ステップS5では、制御部15は、音声出力されていないエリアがあるかを判定し、ある場合はステップS6へ進み、ない場合は本ルーチンを終了する。
ステップS6では、制御部15は、通信部14を介して、音声出力されていないエリアにいるユーザ(携帯端末80)の識別情報を取得するとともに、エリア管理情報の「活動内容」の項目に対応する情報を監視する。この識別情報は、例えば、電話番号を用いることができる。この識別情報の取得は、制御部15が、音声出力されていないエリアの構内電話基地局に対し、そのエリアに存在する携帯電話80について問い合わせ、構内電話基地局から通知される携帯電話80の識別情報を得ることで取得する。
そして、制御部15は、音声出力されていないエリアに存在する携帯電話80の識別情報を宛先とし、ステップS1で入力された音声情報に関する情報を送信する。
例えば、制御部15は、上記ユーザの携帯端末80に対し、通話が終了すると、識別情報を用いて発呼し、構内放送の内容である音声情報を構内電話交換機40を介して送信したり、その音声情報を携帯端末80の留守番電話機能(留守番電話サーバ)に登録して伝言がある旨のメッセージを送信したり、あるいは、識別情報に関連づけて自身の内部に記憶された電子メールアドレスを用いて構内放送があった旨を知らせる電子メールを送信したりする。この場合、マイク11から入力された音声は、録音されており、電子メールを閲覧したユーザは、この録音された内容を携帯電話80を利用して再生し、聞くことができる。そして、本ルーチンが終了する。通話が終了したか否かについては、制御部15は、通話情報(通話中フラグ)を受信できなくなった段階、あるいは通話が終了したことを表す通話情報を受信したか否かに基づいて把握することができる。
図4は、メイン設定項目として「緊急」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。なお、エリアaのユーザの携帯電話80は通話中であり、エリアbのユーザの携帯電話80は非通話であり、エリアcにはユーザがいない。この場合、「緊急」が設定された構内放送であるため、ユーザがどのような活動をしているか関係なく、すべてのスピーカ30a,30b,30cから音声が出力される。
図5は、メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「通話中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。エリアaのユーザの携帯電話80は通話中であり、エリアbのユーザの携帯電話80は非通話であり、エリアcにはユーザがいない。この場合、スピーカ30aからは構内放送の音声が出力されず、スピーカ30b,30cから構内放送の音声が出力される。そして、放送制御装置10は、エリアaにいるユーザの携帯電話80が通話を終了すると、その携帯電話80に対して構内放送に関する情報を送信する。
なお、エリアaに非通話の携帯電話80と通話中の携帯電話80とが存在する場合には、エリアaのスピーカ30aからは音声が出力されない。このとき、放送制御装置10は、エリアaにいるすべてのユーザの携帯電話80に対して構内放送に関する情報を送信する。但し、エリアaに多くのユーザがいる場合、すべてのユーザの携帯電話80に同時に情報を送信する必要はない。例えば、放送制御装置10は、大容量の通信回線を使って携帯端末80に情報を送信する場合は、エリアaのすべてのユーザに同時に情報の送信を行う。また、放送制御装置10は、容量の少ない通信回線を使って携帯端末80に情報の送信をする場合は、エリアaの各ユーザの携帯電話80に対して、それぞれ時間差を設けて情報の送信を行う。この時間差は、通信回線の容量が小さければ小さいほど、一度に送信できる情報量が小さくなるため、送信間隔を大きくすればよい。
図6は、メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「会議中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。なお、エリアaのユーザの携帯電話80は非通話であり、エリアbの各ユーザは会議中であり、エリアcにはユーザがいない。この場合、スピーカ30bからは音声が出力されず、スピーカ30a,30cから音声が出力される。また、この場合、放送制御装置10は、予約された情報に基づいて、エリアbの会議の終了時間に到達すると、エリアbにいた各携帯電話80に対し、構内放送に関する情報を送信する。
ここでは、放送制御装置10は、会議室予約システム70の情報に基づいてエリア管理情報を更新し、音声出力するエリアを決定するので、構内100に屋内位置情報を送信できないユーザがいる場合でも、そのユーザがいるエリアのスピーカをオフにすることができる。
図7は、メイン設定項目として「緊急ではない」が設定され、サブ設定項目として「案内中の人がいる場所に放送しない」が設定された場合のスピーカ出力状況を示す図である。なお、エリアaのユーザは非通話であり、エリアbにはユーザがいなく、エリアcのユーザは来客の案内中である。この場合、スピーカ30cからは音声が出力されず、スピーカ30a,30bから音声が出力される。また、この場合、放送制御装置10は、予約された情報に基づいて、エリアcの来客の終了時間に到達すると、エリアcにいた各携帯電話80に対し、構内放送に関する情報を送信する。
ここでも、放送制御装置10は、来訪者予約システム60の情報を用いてエリア管理情報を更新し、音声出力するエリアを決定するので、構内100に屋内位置情報を送信できないユーザがいる場合でも、そのユーザがいるエリアのスピーカをオフにすることができる。
以上のように、本実施形態に係る構内放送システム1は、携帯端末80から取得されるユーザの位置情報及び活動内容に基づいて、構内100の各エリアa,b,cのうち音声出力するエリアを決定し、決定されたエリアのスピーカに限り音声出力を行い、他のエリアのユーザには活動終了後に構内放送の情報提供を行う。これにより、構内放送システム1は、構内100の各エリアa,b,cにいる各ユーザに対して、それぞれ最適なタイミングで構内放送又は情報の提供を行うことができる。
また、構内放送システム1は、会議室として使用するエリア及び使用時間帯を用いることで、携帯端末80を持たないユーザの位置情報及び活動内容を把握して、当該ユーザに最適なタイミングで構内放送の情報提供を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。例えば、ユーザの現在位置を把握する場合、屋内位置情報は、屋内GPS送信機の出力情報に限らず、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ、IC(Integrated Circuit)カード、構内PHS(Personal Handy−phone System)位置情報システムを使った情報を利用してもよい。RFIDタグやICカードに記憶された識別情報を読み出すリーダを各エリアに設け、このリーダに割り当てられた識別情報とリーダによって読み取られたRFIDタグやICカードの識別情報との組み合わせに基づいて、ユーザを識別するともに、ユーザが存在するエリアを把握することができる。また、構内PHS位置情報システムを利用した場合には、各エリアにPHS基地局が設けられており、ユーザが携帯するPHSの識別情報と、PHSが接続するPHS基地局の識別情報と参照することで、ユーザが存在するエリアを把握することができる。
また、ユーザが通話中か非通話かの情報は、上述した実施形態では構内電話交換機40から出力された情報を用いる場合について説明したが、ユーザがいわゆるソフトフォンを使って通話した場合は、当該ソフトフォンのサーバの情報を得てこれを用いるようにしてもよい。また、構内放送がされなかったユーザに対する情報提供は、留守番電話への登録、電子メールの送信などに限らず、ボイスメール送信であってもよい。
上述の実施形態では、各エリア(部屋)には1台のスピーカが設置される場合について説明したが、複数のスピーカが設置されてもよい。この場合、放送制御装置10は、通話中などで構内放送すべきでないユーザがいる場合、構内100の全ユーザの位置情報及び活動内容を取得し、構内放送すべきでないユーザの周辺のスピーカをオフに設定し、その他のスピーカをオンにして構内放送を行えばよい。例えば、狭い居室である場合には、部屋単位で、アナウンス内容を出力する対象を選択することができ、広い居室であり、複数の箇所にスピーカが設けられている場合には、アナウンス内容を出力する対象を、スピーカ単位で選択するようにしてもよい。
また、図1における放送制御装置10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより構内放送の管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 構内放送システム
10 放送制御装置
11 マイク
12 設定部
13 記憶部
14 通信部
15 制御部
20 スピーカ制御部
30a,30b,30c スピーカ
60 来訪者予約システム
70 会議室予約システム
80 携帯電話

Claims (3)

  1. 音声情報を入力する入力部と、
    構内の各エリアにいるユーザの現在位置及び活動内容を取得する取得部と、
    前記入力部に入力された音声情報の特性と、前記取得部により取得されたユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、音声出力するエリアを決定するエリア決定部と、
    前記構内の各エリアにそれぞれ設けられた複数の音声出力部と、
    前記エリア決定部により決定されたエリアの音声出力部が、前記入力部に入力された音声情報に基づく音声を出力するように、前記決定されたエリアの音声出力部を制御する音声制御部と、
    前記エリア決定部により決定されたエリア以外のエリアにいるユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記ユーザの識別情報と、前記取得部により取得された前記ユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、前記音声情報に関連する情報を、前記ユーザの端末装置へ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする構内放送システム。
  2. 前記取得部は、前記ユーザの活動内容として、前記構内の所定エリアの使用情報を取得し、
    前記エリア決定部は、前記ユーザの活動内容として、前記構内の所定エリアの使用情報を用いること
    を特徴とする請求項1記載の構内放送システム。
  3. 入力部が、音声情報を入力し、
    取得部が、構内の各エリアにいるユーザの現在位置及び活動内容を取得し、
    エリア決定部が、前記入力部に入力された音声情報の特性と、前記取得部により取得されたユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、音声出力するエリアを決定し、
    音声制御部が、前記エリア決定部により決定されたエリアの音声出力部が前記入力部に入力された音声情報に基づく音声を出力するように、前記決定されたエリアの音声出力部を制御し、
    識別情報取得部が、前記エリア決定部により決定されたエリア以外のエリアにいるユーザの識別情報を取得し、
    送信手段が、前記識別情報取得部により取得された前記ユーザの識別情報と、前記取得部により取得された前記ユーザの現在位置及び活動内容と、に基づいて、前記音声情報に関連する情報を、前記ユーザの端末装置へ送信すること
    を特徴とする構内放送方法。
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