JP2006252017A - 災害情報配信システム、災害情報配信装置、災害情報配信方法及び災害情報配信プログラム - Google Patents

災害情報配信システム、災害情報配信装置、災害情報配信方法及び災害情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザ端末の状態に応じた適切な通知方法で災害情報を配信できるようにする。
【解決手段】 事業者装置20Aは、各携帯通信端末30Aのプレゼンス情報を、携帯通信端末30Aに対応付けて記憶するプレゼンス情報データベース22を備える。事業者装置20Aは、携帯通信端末30Aから受信したプレゼンス情報に基づいて、プレゼンス情報データベース22を随時更新する。事業者装置20Aは、防災システム装置10から災害情報を受信すると、プレゼンス情報データベース22が記憶するプレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法を、携帯通信端末30A毎に決定する。そして、事業者装置20Aは、決定した通知方法に従って、災害情報を、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに配信する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、災害情報をユーザが使用する携帯端末に配信する災害情報配信システム、災害情報配信装置、災害情報配信方法及び災害情報配信プログラムに関する。
自然災害の予知情報や事故等の緊急事態が発生した旨を地域の住民に知らせるために、市町村等の自治体が管轄地域内(例えば、住居毎)に設置する拡声器(拡声スピーカ)を用いて、災害情報を地域内にアナウンスすることが行われている。しかし、住民がいる場所や状態によっては拡声器による放送が聞こえず、住民が情報内容を把握できないことがある。例えば、住民が拡声器から離れた場所にいる場合や屋内にいる場合には、拡声器による放送が聞こえないことがある。また、拡声器による放送手段では通知できる情報内容が限られてしまい、放送を聞いただけでは災害発生後の事態を把握しにくく、災害に対して自分が行うべき行動内容を住民がリアルタイムに把握しにくい。
住民のいる場所や状態によらず災害情報を通知できるシステムとして、例えば、特許文献1には、災害発生時に災害の影響を受ける範囲に所在するユーザの端末に、災害情報を配信する災害情報サービスシステムが記載されている。また、例えば、特許文献2には、ユーザ端末から受信した位置情報に基づいてユーザ端末の位置を管理し、災害発生位置の近傍の端末に警報情報を配信する情報提供システムが記載されている。
特開2002−245579号公報(段落0012−0028、図1−7) 特開2003−346266号公報(段落0011−0020、図1)
特許文献1に記載された災害サービスシステムによれば、災害の影響を受ける範囲の周辺住民に対して、いち早く災害情報を提供することができる。しかし、ユーザの住所や会社所在地に基づいて災害の影響を受ける範囲のユーザを判断しているので、必ずしも災害発生時に災害地域にいるユーザに災害情報を配信できるとは限らない。例えば、災害地域周辺の住民ではない旅行者等に災害情報を適切に配信することはできない。
また、特許文献2に記載された情報提供システムによれば、警報情報を配信するセンタ装置は、GPS機能等を用いて求めた現在位置情報をユーザ端末から受信し、各ユーザ端末の現在位置を管理する。そして、センタ装置は、管理する位置情報に基づいて、災害発生位置近傍にいるユーザ端末を特定し、特定したユーザ端末に警報情報を配信する。しかし、ユーザの状態によっては警報情報に気づかず、災害発生や事故発生の情報をユーザがリアルタイムに把握できるとは限らない。
また、特許文献1に記載された災害サービスシステムや、特許文献2に記載された情報提供システムでは、ユーザ端末の状態に応じた適切な通知方法で災害情報や警報情報を配信できるとは限らない。例えば、ユーザ端末の電源がオフである場合や通話中である場合に、ユーザ端末の状態に応じた通知方法で情報を配信することはできない。
そこで、本発明は、ユーザがいる位置や状態に応じてリアルタイムに災害情報を配信できる災害情報配信システム、災害情報配信装置、災害情報配信方法及び災害情報配信プログラムを提供することを目的とする。また、本発明は、ユーザ端末の状態に応じた適切な通知方法で災害情報を配信できる災害情報配信システム、災害情報配信装置、災害情報配信方法及び災害情報配信プログラムを提供することを目的とする。
本発明による災害情報配信システムは、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、携帯端末(例えば、携帯通信端末30によって実現される)と、災害情報を配信する災害情報配信装置(例えば、事業者装置20によって実現される)と、災害情報を提供する災害情報提供装置(例えば、防災システム装置10によって実現される)とを備え、携帯端末は、携帯端末の位置を示す端末位置情報を求める位置情報算出手段(例えば、携帯通信端末30のCPUによって実現される)と、位置情報算出手段が求めた端末位置情報を、無線ネットワーク(例えば、事業者ネットワーク60)を介して災害情報配信装置に送信する位置情報送信手段(例えば携帯通信端末30のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含み、災害情報配信装置は、各携帯端末から受信した端末位置情報を管理する端末位置管理手段(例えば、事業者装置20のCPUによって実現される)と、災害情報提供装置からネットワーク(例えば、通信ネットワーク50)を介して災害情報を受信すると、端末位置管理手段が管理する端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定する端末特定手段(例えば、事業者装置20のCPUによって実現される)と、端末特定手段が特定した携帯端末に、無線ネットワークを介して、PoCによる音声データとして災害情報を送信する災害情報配信手段(例えば、事業者装置20のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むことを特徴とする。なお、「端末位置情報を管理する」とは、例えば、各携帯端末から受信した端末位置情報に基づいて、データベースに記憶する端末位置情報を随時更新することをいう。
また、災害情報配信システムにおいて、端末位置管理手段は、端末位置情報を携帯端末に対応付けて記憶する端末位置記憶手段(例えば、位置情報データベース21によって実現される)を有し、各携帯端末から受信した端末位置情報に基づいて、端末位置記憶手段が記憶する端末位置情報を更新し、端末特定手段は、端末位置記憶手段が記憶する端末位置情報のうち、災害地域の位置に合致する端末位置情報を特定し、特定した端末位置情報に対応する携帯端末を、災害地域にいる携帯端末として特定するものであってもよい。
また、災害情報配信システムは、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、携帯端末(例えば、携帯通信端末30Aによって実現される)と、災害情報を配信する災害情報配信装置(例えば、事業者装置20Aによって実現される)とを備え、災害情報配信装置は、携帯端末の状態を管理する状態管理手段(例えば、事業者装置20AのCPUによって実現される)と、状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定する配信方法決定手段(例えば、事業者装置20AのCPUによって実現される)と、配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を携帯端末に送信する災害情報配信手段(例えば、事業者装置20AのCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むものであってもよい。なお、「携帯端末の状態を管理する」とは、例えば、携帯端末の状態を示すプレゼンス情報をデータベースに記憶し、携帯端末から受信した情報に基づいて、データベースに記憶するプレゼンス情報を随時更新することをいう。
また、災害情報配信システムは、災害情報を提供する災害情報提供装置を備え、配信方法決定手段は、災害情報提供装置からネットワークを介して災害情報を受信すると、状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定するものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、携帯端末は、携帯端末の状態を示す状態情報(例えば、プレゼンス情報)を生成する状態情報生成手段(例えば、携帯通信端末30AのCPUによって実現される)と、状態情報生成手段が生成した状態情報を、無線ネットワークを介して災害情報配信装置に送信する状態情報送信手段(例えば、携帯通信端末30AのCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含み、状態管理手段は、状態情報を携帯端末に対応付けて記憶する状態情報記憶手段(例えば、プレゼンス情報データベース22によって実現される)を有し、携帯端末から受信した状態情報に基づいて、状態記憶手段が記憶する状態情報を更新することによって、携帯端末の状態を管理するものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、状態情報生成手段は、携帯端末の電源がオン又はオフである旨、携帯端末がオンライン又はオフラインである旨、又は携帯端末が通話中である旨の状態情報を生成するものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する各状態情報に基づいて、災害情報の配信方法を携帯端末毎に決定し、災害情報配信手段は、配信方法決定手段が携帯端末毎にそれぞれ決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して災害情報を各携帯端末に送信するものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オンであると判断すると、インスタントメッセージとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、インスタントメッセージとして災害情報を携帯端末に送信し、携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を表示する表示手段(例えば、携帯通信端末30AのCPU及び表示部によって実現される)を含むものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オンであると判断すると、PoCによる音声データとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、PoCによる音声データとして災害情報を携帯端末に送信し、携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を含む音声を出力する音声出力手段(例えば、携帯通信端末30AのCPU及びスピーカによって実現される)を含むものであってもよい。
また、災害情報配信システムにおいて、配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オフ又は通話中であると判断すると、SMS又はMMSによるメッセージとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、SMS又はMMSによるメッセージとして災害情報を携帯端末に送信し、携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を表示する表示手段を含むものであってもよい。
また、災害情報配信システムは、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、携帯端末(例えば、携帯通信端末30Bによって実現される)と、災害情報を配信する災害情報配信装置(例えば、事業者装置20Bによって実現される)とを備え、災害情報配信装置は、携帯端末の位置を示す端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定する端末特定手段(例えば、事業者装置20BのCPUによって実現される)と、携帯端末の状態を管理する状態管理手段(例えば、事業者装置20BのCPUによって実現される)と、状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を、端末特定手段が特定した携帯端末毎に決定する配信方法決定手段(例えば、事業者装置20BのCPUによって実現される)と、配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、端末特定手段が特定した携帯端末に、無線ネットワークを介して災害情報を送信する災害情報配信手段(例えば、事業者装置20BのCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むものであってもよい。
本発明による災害情報配信装置は、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信装置であって、携帯端末の状態を管理する状態管理手段と、状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定する配信方法決定手段と、配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を携帯端末に送信する災害情報配信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による災害情報配信方法は、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信方法であって、災害情報を配信する災害情報配信装置が、携帯端末の状態を管理するステップと、災害情報配信装置が、管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定するステップと、災害情報配信装置が、決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を携帯端末に送信するステップと、携帯端末が、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を出力するステップとを含むことを特徴とする。
また、災害情報配信方法は、災害情報を提供する災害情報提供装置が、災害情報配信装置に、ネットワークを介して災害情報を送信するステップと、災害情報配信装置が、災害情報提供装置から災害情報を受信すると、管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定するステップとを含むものであってもよい。
また、災害情報配信方法は、災害情報配信装置が、状態情報を携帯端末に対応付けてデータベースに記憶するステップと、携帯端末が、携帯端末の状態を示す状態情報を生成するステップと、携帯端末が、生成した状態情報を、無線ネットワークを介して災害情報配信装置に送信するステップと、災害情報配信装置が、携帯端末から受信した状態情報に基づいて、データベースに記憶する状態情報を更新することによって、携帯端末の状態を管理するステップとを含むものであってもよい。
また、災害情報配信方法は、災害情報配信装置が、携帯端末の位置を示す端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定するステップと、災害情報配信装置が、管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を、特定した携帯端末毎に決定するステップと、災害情報配信装置が、決定した配信方法に従って、特定した携帯端末に、ネットワークを介して災害情報を送信するステップとを含むものであってもよい。
本発明による災害情報配信プログラムは、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信するための災害情報配信プログラムであって、携帯端末の状態を示す状態情報を携帯端末に対応付けて記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、災害情報を提供する災害情報提供装置から、ネットワークを介して災害情報を受信する処理と、災害情報提供装置から災害情報を受信すると、記憶手段が記憶する各状態情報に基づいて、災害情報の配信方法を携帯端末毎に決定する処理と、携帯端末毎にそれぞれ決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して災害情報を各携帯端末に送信する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、各ユーザの携帯端末の位置を管理し、災害情報提供装置から災害情報を受信すると、災害地域にいる携帯端末を特定する。そして、特定した携帯端末に、PoCを用いた音声データとして災害情報を配信する。従って、ユーザがいる位置や状態に応じてリアルタイムに災害情報を配信することができる。
また、本発明によれば、各ユーザの携帯端末の状態を管理し、管理する携帯端末の状態に基づいて災害情報の配信方法を決定する。そして、決定した配信方法に従って、災害情報を携帯端末に配信する。従って、ユーザ端末の状態に応じた適切な通知方法で災害情報を配信することができる。
また、本発明によれば、災害情報提供装置から災害情報を受信すると、携帯端末の状態に基づいて災害情報の配信方法を決定する。また、インスタントメッセージやPoCを用いた音声データとして災害情報を配信する。従って、災害情報を、リアルタイムに適切な通知方法でユーザの携帯端末に配信することができる。
また、本発明によれば、PoCによる音声データとして災害情報を配信するので、災害内容をそのまま音声としてユーザに伝えることができ、単に警報音等を出力する場合と比較して、より確実にリアルタイムに災害情報をユーザに伝えることができる。
実施の形態1.
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、災害情報配信システムの概念を説明する。図1は、本発明による災害情報配信システムの概念を示す説明図である。本実施の形態では、市町村等の自治体が運営する防災システム装置10は、各種災害情報を情報配信するサービス事業者(例えば、携帯電話会社)が運営する事業者装置20に提供する。事業者装置20は、災害で影響を受ける地域に位置するユーザの携帯通信端末30を特定する。そして、事業者装置20は、特定した携帯通信端末30に、Push-to-Talk over Cellular(PoC)や、インスタントメッセージ(IM)、 Short Message Service(SMS)等の手段を用いて災害情報を配信する。
図2は、災害情報配信システムの構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、災害情報配信システムは、防災システム装置10、事業者装置20及び携帯通信端末30を含む。
防災システム装置10は、例えば市町村等の自治体によって運営され、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。防災システム装置10は、ネットワーク接続機能を備え、インターネット等の通信ネットワーク50を介して各種データを送受信する機能を備える。
また、防災システム装置10は、災害の発生や災害状況を示す情報(緊急事態情報)を災害情報として取得する機能を備える。また、防災システム装置10は、災害の発生を予測する旨の災害予知情報を災害情報として取得する機能を備える。例えば、防災システム装置10は、地震観測所や消防局等の機関のサーバや端末から、地震の発生情報や発生予想時期、火災情報等を、通信ネットワーク50を介して受信する。また、例えば、防災システム装置10は、鉄道等の交通機関のサーバや端末から、事故による列車の遅延情報等を、通信ネットワーク50を介して受信する。
また、防災システム装置10は、取得した災害情報を、通信ネットワーク50を介して送信する機能を備える。本実施の形態では、防災システム装置10は、災害情報を通信ネットワーク50を介して事業者装置20に送信する。本実施の形態では、防災システム装置10は、取得した情報に基づいて自治体担当者がマイクロフォン等を用いて入力した音声データとして、災害情報を通信ネットワーク50を介して事業者装置20に送信する。また、例えば、防災システム装置10は、取得した災害情報を電子メール等を用いて事業者装置20に送信してもよい。
なお、図2では、1つの防災システム装置10を示しているが、災害情報配信システムは、複数の防災システム装置10を含んでもよい。例えば、災害情報配信システムは、市町村等の自治体毎に防災システム装置10を含んでもよい。
事業者装置20は、災害情報の配信サービスを提供するサービス事業者によって運営され、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。本実施の形態では、サービス事業者が携帯電話会社である場合を説明する。すなわち、本実施の形態では、サービス事業者は、各種交換設備や基地局を含む携帯電話網等の事業者ネットワーク60を運営して携帯電話サービスを提供するとともに、災害情報を配信する災害情報配信サービスを提供する。
事業者装置20は、ネットワーク50を介して、災害情報を通信防災システム装置10から受信する機能を備える。また、事業者装置20は、受信した災害情報を、リアルタイムに携帯通信端末30に配信する機能を備える。
本実施の形態では、事業者装置20は、防災システム装置10から音声データとして受信した災害情報を、PoC(いわゆる携帯電話のトランシーバモード)を用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30に送信する。また、例えば、事業者装置20は、災害情報を、SMSや Multimedia Messaging System(MMS)を用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30に送信する。また、例えば、事業者装置20は、災害情報を、インスタントメッセージや電子メールを用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30に送信する。
また、図2に示すように、事業者装置20は、位置情報データベース21を含む。位置情報データベース21は、具体的には、磁気ディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置によって実現される。位置情報データベース21は、各携帯通信端末30の位置を示す端末位置情報を、携帯通信端末30に対応付けて記憶する。図3は、位置情報データベース21が記憶する情報の一例を示す説明図である。本実施の形態では、図3に示すように、位置情報データベース21は、端末位置情報として、各携帯通信端末30の現在位置の緯度及び経度を、携帯通信端末30を識別するための端末IDに対応付けて記憶する。
また、事業者装置20は、位置情報データベース21が記憶する端末位置情報に基づいて、各携帯通信端末30の現在位置を管理する機能を備える。本実施の形態では、事業者装置20は、各携帯通信端末30から、事業者ネットワーク60を介して端末位置情報を受信する。そして、事業者装置20は、受信した端末位置情報に基づいて、位置情報データベース21を随時更新する。また、事業者装置20は、位置情報データベース21が記憶する端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯通信端末30を特定する機能を備える。
携帯通信端末30は、災害情報配信サービスの提供を受けるユーザによって使用され、具体的には、携帯電話機等の携帯端末である。なお、本実施の形態では、携帯通信端末30が携帯電話機である場合を説明するが、携帯通信端末30は、例えば、PHSやPDA等の端末であってもよい。また、図2では、1つの携帯通信端末30を示しているが、災害情報配信システムは、複数の携帯通信端末30を含む。
携帯通信端末30は、事業者ネットワーク60を介して、災害情報を事業者装置20から受信する機能を備える。本実施の形態では、携帯通信端末30は、PoCによる音声データとして、災害情報を事業者ネットワーク60を介して事業者装置20から受信する。また、例えば、携帯通信端末30は、SMSやMMSによるメッセージとして、災害情報を事業者ネットワーク60を介して事業者装置20から受信する。また、例えば、携帯通信端末30は、インスタントメッセージや電子メールとして、災害情報を事業者ネットワーク60を介して事業者装置20から受信する。
また、携帯通信端末30は、受信した災害情報を出力する機能を備える。例えば、携帯通信端末30は、PoCによる音声データとして災害情報を受信すると、災害情報の内容を音声としてスピーカ等の音声出力装置に出力する。また、例えば、携帯通信端末30は、SMSやMMSによるメッセージや、インスタントメッセージ、電子メールとして災害情報を受信すると、災害情報の内容を表示部に表示する。
また、携帯通信端末30は、端末位置情報を求める機能を備える。例えば、携帯通信端末30は、GPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて携帯通信端末30の現在位置(例えば、緯度及び経度)を求める。また、例えば、携帯通信端末30は、携帯電話会社が提供する位置情報サービスを利用して、無線基地局(図示せず)から携帯通信端末30の現在の位置情報を受信する。また、携帯通信端末30は、求めた端末位置情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20に送信する機能を備える。
次に、動作について説明する。本実施の形態において、各ユーザは、災害情報配信サービスの提供を受けるために、予めサービス事業者(本例では、携帯電話会社)と契約を締結している。また、サービス事業者は、各ユーザの携帯通信端末30に予め端末IDを発行している。また、サービス事業者は、ユーザ名や携帯通信端末30の電話番号、アドレス情報を含むユーザ登録情報を、端末IDに対応付けて予めデータベースに登録している。また、サービス事業者は、災害情報の提供を受けるために、各市町村等の自治体と予め契約を締結している。
まず、事業者装置20が各携帯通信端末30の位置を管理する動作を説明する。図4は、各携帯通信端末の位置を管理する端末位置管理処理の一例を示す流れ図である。携帯通信端末30は、所定のタイミングで、携帯通信端末30の現在の位置情報を取得する。そして、携帯通信端末30は、取得した端末位置情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20に送信する(ステップS11)。この場合、携帯通信端末30は、例えば、端末位置情報とともに端末IDを事業者装置20に送信する。
例えば、携帯通信端末30は、GPS機能を備え、所定時間毎にGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて端末位置情報を求める。また、例えば、携帯通信端末30は、電源をオンにした場合等の携帯通信端末30の状態が変化したタイミングでGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて端末位置情報を求める。そして、携帯通信端末30は、求めた端末位置情報を事業者装置20に送信する。また、例えば、携帯通信端末30は、携帯電話会社が提供する位置情報サービスを利用して、所定時間毎に無線基地局から携帯通信端末30の現在の位置情報を受信する。また、例えば、携帯通信端末30は、携帯通信端末30の状態が変化したタイミングで、無線基地局から携帯通信端末30の現在の位置情報を受信する。
端末位置情報を受信すると、事業者装置20は、受信した端末位置情報を位置情報データベース21に格納する(ステップS12)。この場合、例えば、事業者装置20は、携帯通信端末30から受信した端末IDに基づいて、端末位置情報を端末IDに対応付けて位置情報データベース21に記憶する。
所定時間が経過すると、携帯通信端末30は、再び携帯通信端末30の現在の位置情報を取得する。そして、携帯通信端末30は、取得した端末位置情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20に送信する(ステップS13)。この場合、携帯通信端末30は、例えば、端末位置情報とともに端末IDを事業者装置20に送信する。
端末位置情報を受信すると、事業者装置20は、受信した端末位置情報に基づいて位置情報データベース21を更新する(ステップS14)。この場合、例えば、事業者装置20は、位置情報データベース21が記憶する端末IDのうち、携帯通信端末30から受信した端末IDに合致するIDを特定する。そして、事業者装置20は、合致した端末IDに対応する端末位置情報を、受信した端末位置情報に更新する。
以上のように、事業者装置20は、携帯通信端末30から受信した端末位置情報に基づいて、繰り返し位置情報データベース21を更新することによって、各携帯通信端末30の現在位置を管理する。
次に、災害情報を配信する動作を説明する。図5は、各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の一例を示す流れ図である。防災システム装置10は、所定の災害情報取得手段を用いて災害情報を取得する(ステップS21)。例えば、防災システム装置10は、地震観測所や消防局のサーバや端末から、ネットワークを介して地震や津波、火災の情報を受信することによって、災害情報を取得する。また、例えば、防災システム装置10は、鉄道等の交通機関のサーバや端末から、ネットワークを介して事故による列車の遅延情報等を受信する。
災害情報を取得すると、防災システム装置10は、災害発生地域又は災害の発生が予測される地域(以下、災害予測地域という)を特定する(ステップS22)。例えば、防災システム装置10は、地震観測所の観測地域や消防局の管轄地域を、機関毎に対応付けてデータベースに記憶している。そして、防災システム装置10は、災害の発生や状況、予測内容の情報を受信したサーバや端末の機関に対応する地域を、災害発生地域又は災害予測地域としてデータベースから抽出する。また、例えば、防災システム装置10は、交通機関のサーバや端末から、遅延情報とともに事故等が発生した駅や区間を示す情報を受信し、受信した情報に示される駅や区間を災害地域として特定する。
災害地域(災害発生地域や災害予測地域)を特定すると、防災システム装置10は、取得した災害情報及び災害地域を、通信ネットワーク50を介して事業者装置20に送信する(ステップS23)。この場合、防災システム装置10は、災害情報として自治体の担当者がマイクロフォン等を用いて入力した音声データを、通信ネットワーク50を介して事業者装置20に送信する。また、例えば、防災システム装置10は、電子メールを用いて、災害情報を通信ネットワーク50を介して事業者装置20に送信する。
災害情報を受信すると、事業者装置20は、災害地域に現在いる携帯通信端末30を特定する(ステップS24)。この場合、例えば、事業者装置20は、位置情報データベース21に記憶する各端末位置情報のうち、防災システム装置10から受信した災害地域の位置に合致する情報を全て特定する。そして、事業者装置20は、特定した端末位置情報に対応する端末IDを位置情報データベース21から全て抽出する。
また、例えば、事業者装置20は、鉄道の駅や区間の位置情報を駅や区間に対応付けて予めデータベースに記憶し、防災システム装置10から受信した災害地域に示される駅や区間に対応する位置情報をデータベースから抽出する。そして、事業者装置20は、駅や区間の位置に合致する端末位置情報を全て特定し、特定した端末位置情報に対応する端末IDを位置情報データベース21から全て抽出する。また、事業者装置20は、例えば、駅や区間の近傍の基地局を駅や区間に対応付けて予めデータベースに記憶し、受信した災害地域に示される駅や区間の近傍の基地局をデータベースから抽出してもよい。この場合、事業者装置20は、抽出した基地局の無線エリアの位置に合致する端末位置情報を全て特定し、特定した端末位置情報に対応する端末IDを位置情報データベース21から全て抽出する。
事業者装置20は、特定した全ての携帯通信端末30に、通信ネットワーク50や事業者ネットワーク60を介して災害情報を配信する(ステップS25)。この場合、事業者装置20は、抽出した各端末IDに対応する携帯通信端末30の電話番号やアドレス情報を、データベースに蓄積する各ユーザ登録情報から抽出する。そして、事業者装置20は、抽出した電話番号やアドレス情報に従って、災害情報を各携帯通信端末30に送信する。
本実施の形態では、事業者装置20は、災害情報としてPoCを用いた音声データを、事業者ネットワーク60を介して各携帯通信端末30に送信する。また、事業者装置20は、例えば、災害情報としてSMSやMMSによるメッセージを、事業者ネットワーク60を介して各携帯通信端末30に送信する。また、事業者装置20は、例えば、災害情報としてインスタントメッセージや電子メールを、事業者ネットワーク60を介して各携帯通信端末30に送信する。
なお、サービス事業者は、例えば、各携帯通信端末30の状態を管理するプレゼンスサーバ(図示せず)を運営し、事業者装置20は、プレゼンスサーバが管理する各携帯通信端末30の状態を示すプレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法を選択してもよい。この場合、事業者装置20は、プレゼンスサーバから各携帯通信端末30のプレゼンス情報を取得し、取得したプレゼンス情報に基づいて、PoC、SMS、MMS、インスタントメッセージ又は電子メールのうちのいずれの通知方法を用いるかを、携帯通信端末30毎に選択する。そして、事業者装置20は、選択した通知方法を用いて、災害情報を各携帯通信端末30に送信する。
災害情報を受信すると、携帯通信端末30は、受信した災害情報を出力する(ステップS26)。本実施の形態では、携帯通信端末30は、災害情報として受信したPoCを用いた音声データに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を含む音声を、スピーカ等の音声出力装置に出力する。また、携帯通信端末30は、例えば、災害情報として受信したSMS又はMMSによるメッセージや、インスタントメッセージ、電子メールに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を文字情報として表示部に表示する。
なお、市町村等の自治体は、災害発生後、防災システム装置10を用いて、災害状況の変化等に応じて災害情報を随時更新する。防災システム装置10は、随時更新後の災害情報を事業者装置20に送信し、事業者装置20は、更新後の災害情報を各携帯通信端末30に随時配信する。例えば、事業者装置20は、避難場所や緊急連絡先等を含む更新後の災害情報を、各携帯通信端末30に随時配信する。また、自治体関係者は、災害発生後、随時各携帯通信端末30のユーザからの問い合わせに応じる。
以上のように、本実施の形態によれば、事業者装置20は、各ユーザの携帯通信端末30の位置を管理し、防災システム装置10から災害情報を受信すると、災害地域の位置に合致する携帯通信端末30を特定する。そして、事業者装置20は、特定した携帯通信端末30に、PoCを用いた音声データとして災害情報を配信する。従って、ユーザがいる位置や状態に応じてリアルタイムに災害情報を配信することができる。
また、本実施の形態によれば、PoCによる音声データとして災害情報を配信するので、災害内容をそのまま音声としてユーザに伝えることができ、単に警報音等を出力する場合と比較して、より確実にリアルタイムに災害情報をユーザに伝えることができる。
また、本実施の形態によれば、各ユーザの携帯通信端末30に災害情報を配信するので、災害地域周辺の住民ではない旅行者等のユーザに対しても災害情報を通知することができ、既存の防災システムを補完することができる。また、本実施の形態によれば、携帯通信端末30を用いてユーザが市町村等の自治体に常にアクセスすることができ、情報伝達の円滑化を図ることができる。そのため、誤情報の伝達を防止することができ、最新の災害情報の配信を実現することができる。また、本実施の形態によれば、PoCやインスタントメッセージ等の通知手段を有効活用して災害情報を配信するので、通信ネットワーク(例えば、音声通信網)への負担を軽減することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して説明する。図6は、災害情報配信システムの他の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、図6にに示すように、事業者装置20Aは、第1の実施の形態で示した事業者装置20の位置情報データベース21に代えて、プレゼンス情報データベース22を含む。また、本実施の形態では、事業者装置20Aの機能が、第1の実施の形態で示した事業者装置20の機能と異なる。また、本実施の形態では、携帯通信端末30Aの機能が、第1の実施の形態で示した携帯通信端末30の機能と異なる。なお、防災システム装置10の機能は、第1の実施の形態で示した防災システム装置10の機能と同様である。
本実施の形態において、事業者装置20Aは、通信ネットワーク50を介して、災害情報を防災システム装置10から受信する機能を備える。また、事業者装置20Aは、受信した災害情報を、リアルタイムに携帯通信端末30Aに配信する機能を備える。
本実施の形態では、事業者装置20Aは、例えば、災害情報を、インスタントメッセージや電子メールを用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。また、事業者装置20Aは、例えば、災害情報を、SMSやMMSを用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。また、事業者装置20Aは、防災システム装置10から音声データとして受信した災害情報を、Pocを用いて、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。
プレゼンス情報データベース22は、具体的には、磁気ディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置によって実現される。プレゼンス情報データベース22は、各携帯通信端末30の状態を示すプレゼンス情報を、携帯通信端末30Aに対応付けて記憶する。図7は、プレゼンス情報データベース22が記憶する情報の一例を示す説明図である。本実施の形態では、図7に示すように、プレゼンス情報データベース22は、プレゼンス情報として、携帯通信端末30の電源がオフである旨や現在通話中である旨等の情報を記憶する。また、プレゼンス情報データベース22は、各プレゼンス情報を端末IDに対応付けて記憶する。
また、事業者装置20Aは、プレゼンス情報データベース22が記憶するプレゼンス情報に基づいて、各携帯通信端末30の現在の状態(以下、プレゼンス状態ともいう)を管理する機能を備える。本実施の形態では、事業者装置20Aは、各携帯通信端末30から、事業者ネットワーク60を介してプレゼンス情報を受信する。そして、事業者装置20Aは、受信したプレゼンス情報に基づいて、プレゼンス情報データベース22を随時更新する。また、事業者装置20Aは、プレゼンス情報データベース22が記憶するプレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法を、携帯通信端末30A毎に決定する機能を備える。
携帯通信端末30Aは、事業者ネットワーク60を介して、災害情報を事業者装置20Aから受信する機能を備える。本実施の形態では、例えば、携帯通信端末30Aは、災害情報を、SMSやMMSによるメッセージとして、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aから受信する。また、例えば、携帯通信端末30Aは、災害情報を、インスタントメッセージや電子メールとして、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aから受信する。また、例えば、携帯通信端末30Aは、災害情報を、PoCによる音声データとして、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aから受信する。
また、携帯通信端末30Aは、受信した災害情報を出力する機能を備える。また、例えば、携帯通信端末30Aは、SMSやMMSによるメッセージや、インスタントメッセージ、電子メールとして災害情報を受信すると、災害情報の内容を表示部に表示する。例えば、携帯通信端末30Aは、PoCによる音声データとして災害情報を受信すると、災害情報の内容を音声としてスピーカ等の音声出力装置に出力する。
また、携帯通信端末30Aは、携帯通信端末30Aのプレゼンス状態を検出し、プレゼンス情報を生成する機能(以下、プレゼンス機能ともいう)を備える。また、携帯通信端末30Aは、生成したプレゼンス情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aに送信する機能を備える。
例えば、携帯通信端末30Aは、ユーザによってオンライン操作又は電源オンの操作が行われると、オンライン又は電源をオンにし、携帯通信端末30Aの状態が「オンライン」又は「電源オン」である旨のプレゼンス情報を生成する。また、例えば、携帯通信端末30Aは、ユーザによってオフライン操作又は電源オフの操作が行われると、携帯通信端末30Aの状態が「オフライン」又は「電源オフ」である旨のプレゼンス情報を生成し、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aに送信する。そして、携帯通信端末30Aは、携帯通信端末30Aのオフライン又は電源をオフにする。
また、例えば、携帯通信端末30Aは、着信を検出すると、携帯通信端末30Aの状態が「通話中」である旨のプレゼンス情報を生成し、事業者装置20Aに送信する。また、例えば、携帯通信端末30Aは、ユーザによってプレゼンス機能そのものをオフにする操作が行われると、携帯通信端末30Aの状態が「プレゼンス機能オフ」である旨のプレゼンス情報を生成し、事業者装置20Aに送信する。
なお、図6では、1つの携帯通信端末30Aを示しているが、災害情報配信システムは、複数の携帯通信端末30Aを含む。
また、本実施の形態において、事業者装置20Aの記憶装置は、携帯通信端末30Aに災害情報を配信するための各種プログラムを記憶している。例えば、事業者装置20Aの記憶装置は、コンピュータに、災害情報を提供する災害情報提供装置から、ネットワークを介して災害情報を受信する処理と、災害情報提供装置から災害情報を受信すると、記憶手段が記憶する各状態情報に基づいて、災害情報の配信方法を携帯端末毎に決定する処理と、携帯端末毎にそれぞれ決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して災害情報を各携帯端末に送信する処理とを実行させるための災害情報配信プログラムを記憶している。
次に、動作について説明する。まず、事業者装置20Aが各携帯通信端末30Aのプレゼンス状態を管理する動作を説明する。図8は、各携帯通信端末のプレゼンス状態を管理するプレゼンス状態管理処理の一例を示す流れ図である。携帯通信端末30Aは、携帯通信端末30Aの現在のプレゼンス状態を検出し、プレゼンス情報を生成する。例えば、携帯通信端末30Aは、ユーザによって電源オンの操作が行われると、「電源オン」である旨のプレゼンス情報を生成する。そして、携帯通信端末30Aは、生成したプレゼンス情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aに送信する(ステップS31)。この場合、携帯通信端末30Aは、例えば、プレゼンス情報とともに端末IDを事業者装置20Aに送信する。
プレゼンス情報を受信すると、事業者装置20Aは、受信したプレゼンス情報をプレゼンス情報データベース22に格納する(ステップS32)。この場合、例えば、事業者装置20Aは、携帯通信端末30Aから受信した端末IDに基づいて、プレゼンス情報を端末IDに対応付けてプレゼンス情報データベース22に記憶する。
携帯通信端末30Aは、携帯通信端末30Aの状態の変化を検出すると、プレゼンス状態を更新する。例えば、携帯通信端末30Aは、着信を検出したり、ユーザによってプレゼンス機能オフの操作が行われると、「通話中」である旨や「プレゼンス機能オフ」である旨のプレゼンス情報を生成する。そして、携帯通信端末30Aは、生成したプレゼンス情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Aに送信する(ステップS33)。この場合、携帯通信端末30Aは、例えば、プレゼンス情報とともに端末IDを事業者装置20Aに送信する。
プレゼンス情報を受信すると、事業者装置20Aは、受信したプレゼンス情報に基づいてプレゼンス情報データベース22を更新する(ステップS34)。この場合、例えば、事業者装置20Aは、プレゼンス情報データベース22が記憶する端末IDのうち、携帯通信端末30Aから受信した端末IDに合致するIDを特定する。そして、事業者装置20Aは、合致した端末IDに対応するプレゼンス情報を、受信したプレゼンス情報に更新する。
以上のように、事業者装置20Aは、携帯通信端末30Aから受信したプレゼンス情報に基づいて、繰り返しプレゼンス情報データベース22を更新することによって、各携帯通信端末30Aのプレゼンス状態を管理する。
次に、災害情報を配信する動作を説明する。図9は、各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の他の例を示す流れ図である。防災システム装置10は、第1の実施の形態で示したステップS21と同様の処理に従って、所定の災害情報取得手段を用いて災害情報を取得する(ステップS41)。そして、防災システム装置10は、第1の実施の形態で示したステップS23と同様の処理に従って、取得した災害情報を、通信ネットワーク50を介して事業者装置20Aに送信する(ステップS42)。
災害情報を受信すると、事業者装置20Aは、各携帯通信端末30Aのプレゼンス情報を、プレゼンス情報データベース22から抽出する(ステップS43)。また、事業者装置20Aは、抽出した各プレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法(配信方法)を携帯通信端末30A毎に決定する(ステップS44)。
例えば、事業者装置20Aは、プレゼンス状態が「電源オン」であり、「通話中」や「オフライン」、「プレゼンス機能オフ」でない場合、通知方法をインスタントメッセージやPoCを用いる方法に決定する。また、例えば、事業者装置20Aは、プレゼンス状態が「電源オフ」や「オフライン」、「通話中」である場合、通知方法をSMSやMMS、電子メールを用いる方法に決定する。また、例えば、事業者装置20Aは、電源がオンであってもプレゼンス状態が「プレゼンス機能オフ」である場合、通知方法をSMSやMMS、電子メールを用いる方法に決定する。
通知方法を決定すると、事業者装置20Aは、携帯通信端末30A毎に決定した通知方法に従って、事業者ネットワーク60を介して、災害情報を各携帯通信端末30Aに配信する(ステップS45)。この場合、事業者装置20Aは、各携帯通信端末30Aの電話番号やアドレス情報を、データベースに蓄積する各ユーザ登録情報から抽出する。そして、事業者装置20Aは、抽出した電話番号やアドレス情報に従って、災害情報を各携帯通信端末30Aに送信する。
本実施の形態では、事業者装置20Aは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてSMSやMMSによるメッセージを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。また、事業者装置20Aは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてインスタントメッセージや電子メールを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。また、事業者装置20Aは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてPoCを用いた音声データを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Aに送信する。また、事業者装置20Aは、例えば、ユーザが留守番電話サービスに加入している場合には、メッセージ内容を留守番電話システムに登録してもよい。
なお、サービス事業者は、例えば、各携帯通信端末30Aの位置を管理するプレゼンスサーバ(図示せず)を運営し、事業者装置20Aは、プレゼンスサーバが管理する端末位置情報に基づいて、災害地域に現在いる携帯通信端末30を特定してもよい。この場合、事業者装置20Aは、プレゼンスサーバから各携帯通信端末30Aの端末位置情報を取得し、取得した端末位置情報に基づいて、災害情報を配信する携帯通信端末30Aを全て選択する。そして、事業者装置20Aは、決定した通知方法を用いて、災害情報を、選択した各携帯通信端末30Aに送信する。
災害情報を受信すると、携帯通信端末30Aは、受信した災害情報を出力する(ステップS46)。本実施の形態では、携帯通信端末30Aは、例えば、災害情報として受信したSMS又はMMSによるメッセージや、インスタントメッセージ、電子メールに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を文字情報として表示部に表示する。また、例えば、携帯通信端末30Aは、災害情報として受信したPoCを用いた音声データに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を含む音声を、スピーカ等の音声出力装置に出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、事業者装置20Aは、各ユーザの携帯通信端末30Aのプレゼンス状態を管理し、管理するプレゼンス状態に基づいて災害情報の通知方法を決定する。そして、事業者装置20Aは、決定した通知方法に従って、災害情報を携帯通信端末30Aに配信する。従って、携帯通信端末30Aの状態に応じた通知方法で、災害情報を配信することができる。
また、本実施の形態によれば、事業者装置20Aは、防災システム装置10から災害情報を受信すると、プレゼンス状態に基づいて災害情報の通知方法を決定し、インスタントメッセージやPoCを用いた音声データとして災害情報を配信する。従って、災害情報を、リアルタイムに適切な通知方法で携帯通信端末30Aに配信することができる。
また、本実施の形態によれば、各ユーザの携帯通信端末30Aに災害情報を配信するので、災害地域周辺の住民ではない旅行者等のユーザに対しても災害情報を通知することができ、既存の防災システムを補完することができる。また、本実施の形態によれば、携帯通信端末30Aを用いてユーザが市町村等の自治体に常にアクセスすることができ、情報伝達の円滑化を図ることができる。そのため、誤情報の伝達を防止することができ、最新の災害情報の配信を実現することができる。また、本実施の形態によれば、PoCやインスタントメッセージ等の通知手段を有効活用して災害情報を配信するので、通信ネットワークへの負担を軽減することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。図10は、災害情報配信システムの更に他の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態において、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示した事業者装置20及び第2の実施の形態で示した事業者装置20Aと同様に、災害情報を、通信ネットワーク50を介して防災システム装置10から受信する機能を備える。また、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示した事業者装置20及び第2の実施の形態で示した事業者装置20Aと同様に、受信した災害情報を、リアルタイムに携帯通信端末30Bに配信する機能を備える。
位置情報データベース21及びプレゼンス情報データベース22は、具体的には、磁気ディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置によって実現される。位置情報データベース21は、各携帯通信端末30の位置を示す端末位置情報を、携帯通信端末30Bに対応付けて記憶する。なお、位置情報データベース21が記憶する情報は、第1の実施の形態で示した位置情報データベース21が記憶する情報と同様である。プレゼンス情報データベース22は、各携帯通信端末30の状態を示すプレゼンス情報を、携帯通信端末30Bに対応付けて記憶する。なお、プレゼンス情報データベース22が記憶する情報は、第2の実施の形態で示したプレゼンス情報データベース22が記憶する情報と同様である。
また、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示した事業者装置20と同様に、位置情報データベース21が記憶する端末位置情報に基づいて、各携帯通信端末30Bの現在位置を管理する機能を備える。また、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示した事業者装置20と同様に、位置情報データベース21が記憶する端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯通信端末30Bを特定する機能を備える。
また、事業者装置20Bは、第2の実施の形態で示した事業者装置20Aと同様に、プレゼンス情報データベース22が記憶するプレゼンス情報に基づいて、各携帯通信端末30Bのプレゼンス状態を管理する機能を備える。また、事業者装置20Bは、第2の実施の形態で示した事業者装置20Aと同様に、プレゼンス情報データベース22が記憶するプレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法を、携帯通信端末30B毎に決定する機能を備える。
携帯通信端末30Bは、第1の実施の形態で示した携帯通信端末30及び第2の実施の形態で示した携帯通信端末30Aと同様に、災害情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Bから受信する機能を備える。また、携帯通信端末30Bは、第1の実施の形態で示した携帯通信端末30及び第2の実施の形態で示した携帯通信端末30Aと同様に、受信した災害情報を出力する機能を備える。
また、携帯通信端末30Bは、第1の実施の形態で示した携帯通信端末30と同様に、端末位置情報を求める機能を備える。また、携帯通信端末30Bは、第1の実施の形態で示した携帯通信端末30と同様に、求めた端末位置情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Bに送信する機能を備える。
また、携帯通信端末30Bは、第2の実施の形態で示した携帯通信端末30Aと同様に、携帯通信端末30Bのプレゼンス状態を検出し、プレゼンス情報を生成する機能を備える。また、携帯通信端末30Bは、生成したプレゼンス情報を、事業者ネットワーク60を介して事業者装置20Bに送信する機能を備える。
なお、図10では、1つの携帯通信端末30Bを示しているが、災害情報配信システムは、複数の携帯通信端末30Bを含む。
次に、動作について説明する。本実施の形態において、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示したステップS11からステップS14までと同様の処理に従って、各携帯通信端末30Bの位置を管理する。また、事業者装置20Bは、第2の実施の形態で示したステップS31からステップS34までと同様の処理に従って、各携帯通信端末30Bのプレゼンス状態を管理する。
次に、災害情報を配信する動作を説明する。図11は、各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の更に他の例を示す流れ図である。防災システム装置10は、第1の実施の形態で示したステップS21と同様の処理に従って、所定の災害情報取得手段を用いて災害情報を取得する(ステップS51)。また、防災システム装置10は、第1の実施の形態で示したステップS22と同様の処理に従って、災害発生地域又は災害予測地域を特定する(ステップS52)。そして、防災システム装置10は、第1の実施の形態で示したステップS23と同様の処理に従って、取得した災害情報及び災害地域を、通信ネットワーク50を介して事業者装置20Bに送信する(ステップS53)。
災害情報を受信すると、事業者装置20Bは、第1の実施の形態で示したステップS24と同様の処理に従って、災害地域に現在いる携帯通信端末30Bを特定する(ステップS54)。この場合、例えば、事業者装置20Bは、災害地域に合致する端末位置情報を全て特定し、特定した端末位置情報に対応する端末IDを位置情報データベース21から全て抽出する。
また、事業者装置20Bは、特定した各携帯通信端末30Bに対応するプレゼンス情報を、プレゼンス情報データベース22から全て抽出する(ステップS55)。この場合、事業者装置20Bは、例えば、ステップS54で抽出した各端末IDに対応するプレゼンス情報を、プレゼンス情報データベース22から全て抽出する。また、事業者装置20Bは、第2の実施の形態で示したステップS44と同様の処理に従って、抽出した各プレゼンス情報に基づいて、災害情報の通知方法を携帯通信端末30B毎に決定する(ステップS56)。
通知方法を決定すると、事業者装置20Bは、携帯通信端末30B毎に決定した通知方法に従って、事業者ネットワーク60を介して、災害情報をステップS54で特定した各携帯通信端末30Bに配信する(ステップS57)。
本実施の形態では、事業者装置20Bは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてSMSやMMSによるメッセージを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Bに送信する。また、事業者装置20Bは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてインスタントメッセージや電子メールを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Bに送信する。また、事業者装置20Bは、例えば、決定した通知方法に従って、災害情報としてPoCを用いた音声データを、事業者ネットワーク60を介して携帯通信端末30Bに送信する。また、事業者装置20Bは、例えば、ユーザが留守番電話サービスに加入している場合には、メッセージ内容を留守番電話システムに登録してもよい。
災害情報を受信すると、携帯通信端末30Bは、受信した災害情報を出力する(ステップS58)。本実施の形態では、携帯通信端末30Bは、例えば、災害情報として受信したSMS又はMMSによるメッセージや、インスタントメッセージ、電子メールに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を文字情報として表示部に表示する。また、例えば、携帯通信端末30Bは、災害情報として受信したPoCを用いた音声データに基づいて、災害の発生や状況、災害の予測内容を含む音声を、スピーカ等の音声出力装置に出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、事業者装置20Bは、各ユーザの携帯通信端末30Bの位置を管理し、防災システム装置10から災害情報を受信すると、災害地域の位置に合致する携帯通信端末30Bを特定する。そして、事業者装置20Bは、特定した携帯通信端末30Bに、インスタントメッセージやPoCを用いた音声データとして災害情報を配信する。従って、ユーザがいる位置や状態に応じてリアルタイムに災害情報を配信することができる。
また、本実施の形態によれば、事業者装置20Bは、各ユーザの携帯通信端末30Bのプレゼンス状態を管理し、管理するプレゼンス状態に基づいて災害情報の通知方法を決定する。そして、事業者装置20Bは、決定した通知方法に従って、災害情報を携帯通信端末30Bに配信する。従って、携帯通信端末30Bの状態に応じた適切な通知方法で、災害情報を配信することができる。
本発明は、地震や火災、交通機関の遅延情報等の各種災害情報を配信する災害情報配信サービスの用途に適用できる。
本発明による災害情報配信システムの概念を示す説明図である。 災害情報配信システムの構成の一例を示すブロック図である。 位置情報データベース21が記憶する情報の一例を示す説明図である。 各携帯通信端末の位置を管理する端末位置管理処理の一例を示す流れ図である。 各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の一例を示す流れ図である。 災害情報配信システムの他の構成例を示すブロック図である。 プレゼンス情報データベース22が記憶する情報の一例を示す説明図である。 各携帯通信端末のプレゼンス状態を管理するプレゼンス状態管理処理の一例を示す流れ図である。 各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の他の例を示す流れ図である。 災害情報配信システムの更に他の構成例を示すブロック図である。 各携帯通信端末に災害情報を配信する災害情報配信処理の更に他の例を示す流れ図である。
符号の説明
10 防災システム装置
20,20A,20B 事業者装置
21 位置情報データベース
22 プレゼンス情報データベース
30,30A,30B 携帯通信端末
50 通信ネットワーク
60 事業者ネットワーク

Claims (17)

  1. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、
    携帯端末と、
    災害情報を配信する災害情報配信装置と、
    災害情報を提供する災害情報提供装置とを備え、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末の位置を示す端末位置情報を求める位置情報算出手段と、
    前記位置情報算出手段が求めた端末位置情報を、無線ネットワークを介して前記災害情報配信装置に送信する位置情報送信手段とを含み、
    前記災害情報配信装置は、
    各携帯端末から受信した端末位置情報を管理する端末位置管理手段と、
    前記災害情報提供装置からネットワークを介して災害情報を受信すると、前記端末位置管理手段が管理する端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定する端末特定手段と、
    前記端末特定手段が特定した携帯端末に、無線ネットワークを介して、PoCによる音声データとして災害情報を送信する災害情報配信手段とを含む
    ことを特徴とする災害情報配信システム。
  2. 端末位置管理手段は、
    端末位置情報を携帯端末に対応付けて記憶する端末位置記憶手段を有し、
    各携帯端末から受信した端末位置情報に基づいて、前記端末位置記憶手段が記憶する端末位置情報を更新し、
    端末特定手段は、前記端末位置記憶手段が記憶する端末位置情報のうち、災害地域の位置に合致する端末位置情報を特定し、前記特定した端末位置情報に対応する携帯端末を、災害地域にいる携帯端末として特定する
    請求項1記載の災害情報配信システム。
  3. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、
    携帯端末と、
    災害情報を配信する災害情報配信装置とを備え、
    前記災害情報配信装置は、
    携帯端末の状態を管理する状態管理手段と、
    前記状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定する配信方法決定手段と、
    前記配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を前記携帯端末に送信する災害情報配信手段とを含む
    ことを特徴とする災害情報配信システム。
  4. 災害情報を提供する災害情報提供装置を備え、
    配信方法決定手段は、前記災害情報提供装置からネットワークを介して災害情報を受信すると、状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定する
    請求項3記載の災害情報配信システム。
  5. 携帯端末は、
    当該携帯端末の状態を示す状態情報を生成する状態情報生成手段と、
    前記状態情報生成手段が生成した状態情報を、無線ネットワークを介して災害情報配信装置に送信する状態情報送信手段とを含み、
    状態管理手段は、
    状態情報を携帯端末に対応付けて記憶する状態情報記憶手段を有し、
    前記携帯端末から受信した状態情報に基づいて、前記状態記憶手段が記憶する状態情報を更新することによって、携帯端末の状態を管理する
    請求項3又は請求項4記載の災害情報配信システム。
  6. 状態情報生成手段は、携帯端末の電源がオン又はオフである旨、携帯端末がオンライン又はオフラインである旨、又は携帯端末が通話中である旨の状態情報を生成する請求項5記載の災害情報配信システム。
  7. 配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する各状態情報に基づいて、災害情報の配信方法を携帯端末毎に決定し、
    災害情報配信手段は、前記配信方法決定手段が携帯端末毎にそれぞれ決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して災害情報を各携帯端末に送信する
    請求項5又は請求項6記載の災害情報配信システム。
  8. 配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オンであると判断すると、インスタントメッセージとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、
    災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、インスタントメッセージとして災害情報を携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を表示する表示手段を含む
    請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載の災害情報配信システム。
  9. 配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オンであると判断すると、PoCによる音声データとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、
    災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、PoCによる音声データとして災害情報を携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を含む音声を出力する音声出力手段を含む
    請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載の災害情報配信システム。
  10. 配信方法決定手段は、状態情報記憶手段が記憶する状態情報に示される携帯端末の状態が電源オフ又は通話中であると判断すると、SMS又はMMSによるメッセージとして配信する方法を、災害情報の配信方法として決定し、
    災害情報配信手段は、無線ネットワークを介して、SMS又はMMSによるメッセージとして災害情報を携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を表示する表示手段を含む
    請求項5から請求項9のうちのいずれか1項に記載の災害情報配信システム。
  11. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信システムであって、
    携帯端末と、
    災害情報を配信する災害情報配信装置とを備え、
    前記災害情報配信装置は、
    前記携帯端末の位置を示す端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定する端末特定手段と、
    携帯端末の状態を管理する状態管理手段と、
    前記状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を、前記端末特定手段が特定した携帯端末毎に決定する配信方法決定手段と、
    前記配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、前記端末特定手段が特定した携帯端末に、無線ネットワークを介して災害情報を送信する災害情報配信手段とを含む
    ことを特徴とする災害情報配信システム。
  12. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信装置であって、
    携帯端末の状態を管理する状態管理手段と、
    前記状態管理手段が管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定する配信方法決定手段と、
    前記配信方法決定手段が決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を前記携帯端末に送信する災害情報配信手段とを
    備えたことを特徴とする災害情報配信装置。
  13. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信する災害情報配信方法であって、
    災害情報を配信する災害情報配信装置が、携帯端末の状態を管理するステップと、
    前記災害情報配信装置が、前記管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定するステップと、
    前記災害情報配信装置が、前記決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して、災害情報を前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末が、前記災害情報配信装置から受信した災害情報に基づいて、災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を出力するステップとを含む
    ことを特徴とする災害情報配信方法。
  14. 災害情報を提供する災害情報提供装置が、災害情報配信装置に、ネットワークを介して災害情報を送信するステップと、
    前記災害情報配信装置が、前記災害情報提供装置から災害情報を受信すると、管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を決定するステップとを含む
    請求項13記載の災害情報配信方法。
  15. 災害情報配信装置が、状態情報を携帯端末に対応付けてデータベースに記憶するステップと、
    携帯端末が、当該携帯端末の状態を示す状態情報を生成するステップと、
    前記携帯端末が、前記生成した状態情報を、無線ネットワークを介して前記災害情報配信装置に送信するステップと、
    前記災害情報配信装置が、前記携帯端末から受信した状態情報に基づいて、前記データベースに記憶する状態情報を更新することによって、携帯端末の状態を管理するステップとを含む
    請求項13又は請求項14記載の災害情報配信方法。
  16. 災害情報配信装置が、携帯端末の位置を示す端末位置情報に基づいて、災害地域にいる携帯端末を特定するステップと、
    前記災害情報配信装置が、管理する携帯端末の状態に基づいて、災害情報の配信方法を、前記特定した携帯端末毎に決定するステップと、
    前記災害情報配信装置が、前記決定した配信方法に従って、前記特定した携帯端末に、無線ネットワークを介して災害情報を送信するステップとを含む
    請求項13から請求項15のうちのいずれか1項に記載の災害情報配信方法。
  17. 災害の発生、災害の状況又は災害の予測内容を示す災害情報を配信するための災害情報配信プログラムであって、
    携帯端末の状態を示す状態情報を携帯端末に対応付けて記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
    災害情報を提供する災害情報提供装置から、ネットワークを介して災害情報を受信する処理と、
    前記災害情報提供装置から災害情報を受信すると、前記記憶手段が記憶する各状態情報に基づいて、災害情報の配信方法を携帯端末毎に決定する処理と、
    前記携帯端末毎にそれぞれ決定した配信方法に従って、無線ネットワークを介して災害情報を各携帯端末に送信する処理とを
    実行させる災害情報配信プログラム。
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