以下に、本願に係る情報表示プログラム、情報表示装置、情報表示方法および配信装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報表示プログラム、情報表示装置、情報表示方法および配信装置が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施形態]
〔1.配信システムの構成〕
まず、図1を用いて、情報表示装置の一例である端末装置100を有する配信システムの構成について説明する。図1は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30と、地図サーバ40とを含む。なお、配信システム1は、端末装置100を有していればよく、広告主端末10、コンテンツ配信サーバ30、および地図サーバ40は、別のシステムに属する装置であってもよい。
ここで、端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークN(例えば、図4参照)を介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30や、複数台の地図サーバ40が含まれてもよい。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、サーバ、クラウドシステム、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット端末、携帯電話機、PDA等により実現される。広告主端末10は、広告主による操作に従って、広告として配信される各種のコンテンツ(以下、「広告コンテンツ」と記載する)を広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツとして、広告対象の静止画像や動画像、各種のコンテンツ、ランディングページを取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
なお、広告コンテンツは、GIF(Graphics Interchange Format)動画やMPEG(Moving Picture Experts Group)等、任意の形式の動画像であってもよい。また、広告コンテンツは、任意のコンテンツが適用可能である。例えば、広告コンテンツは、所定の商品、役務、ブランド、会社若しくは他のコンテンツ等に関する情報を利用者に伝えるためのコンテンツであってよい。
また、広告コンテンツとは、営利若しくは非営利の広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、共に表示される情報の一部、その他任意のコンテンツであるものとする。すなわち、広告コンテンツは、いわゆる広告関連の情報を含むコンテンツのみならず、利用者に興味を抱かせ、広告コンテンツに含まれる情報、または、広告コンテンツと関連するコンテンツ(例えば、ランディングページ等)に含まれる情報を広く報知するものであれば、画像、動画像、文字、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツを適用可能である。すなわち、利用者に対して興味を生じさせようとするコンテンツであれば、任意のコンテンツを広告コンテンツとして適用可能である。例えば、広告コンテンツは、広告対象となる商品や役務等といった取引対象や、広告対象となる企業のロゴ等を含む画像である。ここで、広告コンテンツは、任意の表示サイズにより表示される画像であってよい。
なお、以下の説明では、配信システム1が実行する処理の一例として、広告に関する広告コンテンツを端末装置100に表示させる処理の一例について記載するが、実施形態は、これに限定されるものではない。配信システム1は、広告に関するコンテンツ以外にも、各種任意の内容のコンテンツを端末装置100に表示させることで、利用者に対して所定の情報を提供して良い。
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100から広告コンテンツの配信要求を受付けると、端末装置100の場所や利用者の属性等から利用者と広告コンテンツとのマッチングを行い、マッチングの結果配信対象となる広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、後述する表示処理を実現するための制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS等のスクリプト言語により記述される。
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブコンテンツを配信する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報がタイル状に配置されたウェブコンテンツを端末装置100に配信する。なお、コンテンツ配信サーバ30は、各種情報が配置されたポータルサイト等のウェブページを配信するサーバであってもよい。
ウェブコンテンツは、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが配置されたウェブページであり、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で記述された、いわゆるポータルサイトのウェブページである。
例えば、ウェブコンテンツは、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが独立したタイル状に配置されたコンテンツであり、タイル状に配置されたコンテンツごとに操作や更新等を行うことができるコンテンツである。また、ウェブコンテンツには、広告に関連するコンテンツが配置されたタイルが随時挿入される。なお、ウェブコンテンツに配置される各タイルの大きさ、配置位置、配置されるタイルの数は、タイルごとに自動で変更されてもよく、利用者の操作に応じて変更されてもよい。また、ウェブコンテンツには、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれていてもよい。
また、ウェブコンテンツは、スマートデバイス用に最適化されたウェブページであり、横方向の表示サイズが、端末装置100が有する画面の横方向の表示サイズと同じウェブページであるものとする。また、ウェブコンテンツは、縦方向の表示サイズが、端末装置100が有する出力部130(例えば、図7参照)の縦方向の表示サイズよりも長い(以下、縦長と記載する。)ウェブページであり、端末装置100の利用者の属性、利用者が選択したタイルに配置されたコンテンツの内容、入力した検索キーワード等により、タイルに配置されるコンテンツの内容や順序が変更されるものとする。
ここで、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブコンテンツには、広告コンテンツを広告配信サーバ20から取得するよう指示する取得命令が含まれる。例えば、ウェブコンテンツを形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURLや、広告コンテンツを取得して、ウェブコンテンツが有する所定の表示領域に配置して表示させるための各種スクリプト等が取得命令として記述される。
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像、ウェブコンテンツとともに表示される動画像等である。また、表示領域は、ウェブコンテンツを形成するHTMLファイル等に所定の表示領域として記述されていてもよく、例えば、タイルの1つとして配信されてもよい。このように、表示領域がタイルの1つとして配信される場合、表示領域内に表示する広告コンテンツを取得させる取得命令が、表示領域部分の配信とともに、端末装置100へと配信されることとなる。
地図サーバ40は、地図に関するコンテンツ(以下、「地図コンテンツ」と記載する)を配信する。例えば、端末装置100は、後述する表示処理において、広告コンテンツとともに配信される制御情報に従って、現在位置を示す情報と、広告コンテンツに関連する所定の位置や施設の位置情報とを地図サーバ40に送信する。このような場合、地図サーバ40は、現在位置と位置情報が示す位置とを含む地図に関する地図コンテンツを生成し、生成した地図コンテンツを端末装置100へと送信する。
端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、ウェブコンテンツや広告コンテンツに対する各種の操作を受付ける。なお、以下の説明では、画面のうち、ウェブコンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、ウェブコンテンツに対する操作と記載する場合がある。
ここで、端末装置100が有する画面は、長方形の画面を有しているものとする。より具体的には、端末装置100が有する画面は、縦方向の長さが横方向の長さよりも長い縦長の画面を有するものとする。また、以下の説明では、端末装置100は、画面が縦長となる状態で使用される例について記載するが、実施形態は、これに限定されるものではなく、画面が横長となる状態で使用されてもよい。
また、以下の説明では、コンテンツを画面に表示する際に基準となる位置であり、コンテンツを表示する際に、画面上の最も上側に配置される端をコンテンツの上端と記載する。また、コンテンツを画面に表示する際に生じる端のうち、画面上の最も下側に配置される端をコンテンツの下端と記載する。
また、以下の説明では、端末装置100が有する画面上において、コンテンツの上端が表示される方向を画面上方向と記載し、画面上においてコンテンツの下端が表示される方向を画面下方向と記載する。また、端末装置100が有する画面上において、コンテンツの左側の端が表示される方向を画面左方向と記載し、画面上においてコンテンツの右側の端が表示される方向を画面右方向と記載する。
〔2.配信システムが実行する処理の流れの一例〕
続いて、配信システム1が実行する表示処理の流れの一例について説明する。まず、広告主端末10は、広告コンテンツを広告配信サーバ20に対して登録する。より具体的には、広告主端末10は、広告対象に関する各種の第1コンテンツと、広告対象と関連する施設や位置を示す位置情報とを含む広告コンテンツの登録を受付ける(ステップS1)。例えば、広告主端末10は、新規開店した施設を紹介する各種のテキストや画像等を示す第1コンテンツと、新規開店した施設の位置情報とを含む広告コンテンツを登録してもよい。また、例えば、広告主端末10は、新製品を紹介する第1コンテンツと、新製品を販売する店舗の位置情報とを含む広告コンテンツを登録してもよい。なお、第1コンテンツの具体例については、後述する。
一方、コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100からの要求に応じて、ウェブコンテンツを配信する(ステップS2)。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツの配信を要求し、ウェブコンテンツとともに表示するよう端末装置100を動作させる取得命令をウェブコンテンツと共に配信する。なお、このような取得命令は、例えば、ウェブコンテンツに含まれるJavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等により実現される。
このような場合、端末装置100は、取得命令に従って、広告コンテンツの配信要求を広告配信サーバ20に送信する(ステップS3)。このような場合、広告配信サーバ20は、広告コンテンツを端末装置100に配信する(ステップS4)。そして、そして、端末装置100は、ウェブコンテンツとともに、広告コンテンツに含まれる第1コンテンツを画面上に表示する(ステップS5)。例えば、端末装置100は、ウェブコンテンツが有する所定の表示領域上に、第1コンテンツを配置して表示する。
続いて、端末装置100は、現在位置の情報の利用許可を利用者から受付ける(ステップS6)。例えば、端末装置100は、所定の店舗を紹介する第1コンテンツを表示するとともに、現在位置の利用の許可を求めるメッセージを画面上に表示する。そして、端末装置100は、利用者が第1コンテンツを選択し、現在位置の利用許可を受付けた場合は、現在位置と位置情報とを地図サーバ40に送信する(ステップS7)。例えば、端末装置100は、地図サーバ40が提供するAPI(Application Programming Interface)を介して、現在位置と位置情報とを地図サーバ40に提供する。このような場合、地図サーバ40は、現在位置と位置情報が示す位置とを含む地図や、現在位置から位置情報が示す位置までの移動経路、移動時間、距離、移動手段等を含む地図コンテンツを生成する。
そして、地図サーバ40は、生成した地図コンテンツを端末装置100へと送信する(ステップS8)。このような場合、端末装置100は、第1コンテンツを地図コンテンツへと変化させて、地図コンテンツを表示する(ステップS9)。
このように、配信システム1は、新規店舗や新製品等、広告対象に関するコンテンツを第1コンテンツとして表示する。そして、配信システム1は、利用者が第1コンテンツを選択した場合、すなわち、利用者が第1コンテンツに関する広告対象に興味を有したと判断される場合は、現在位置と広告対象に関する位置とを示す地図コンテンツを利用者に提供する。このような処理の結果、配信システム1は、利用者を新規店舗や新製品を販売する近くの店舗等に誘導することができる。
また、配信システム1は、例えば、取引対象に興味を有した利用者に各種地図アプリケーションによる検索を行わせずとも、ウェブコンテンツ内に利用者を案内するための地図コンテンツを表示する。このような処理の結果、配信システム1は、地図アプリケーションを立ち上げることなく、利用者を誘導させるための地図コンテンツを表示することができるので、例えば、地図アプリケーションを別途起動させ、地図アプリケーションに位置情報を提供し、地図アプリケーションを介して位置情報を提供するといった処理を行うことを不要とするので、端末装置100の処理負荷を軽減することができる。この結果、配信システム1は、端末装置100の動作を改善することができる。
〔2−1.端末装置100が実行する表示処理の概要〕
以下、図2を用いて、表示処理において端末装置100が表示する画面の一例について説明する。図2は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の第1の例を示す図である。なお、図2に示す例では、端末装置100が表示処理においてウェブコンテンツや広告コンテンツを表示する処理を、第1状態〜第8状態に分けて記載した。
なお、以下の説明では、ポータルサイト等、任意のウェブコンテンツであるウェブコンテンツWCを表示する例について記載した。また、以下の説明では、広告コンテンツとして、新規開店した店舗を紹介するコンテンツC10の配信を受付けると、ウェブコンテンツWCと共に、コンテンツC10を表示し、利用者からの操作に応じて、コンテンツC10を、新規開店した店舗の位置を示す地図コンテンツC20へと変化させる処理の一例について説明する。
例えば、端末装置100は、ウェブコンテンツWCの配信を受付けると、第1状態に示すように、ウェブコンテンツWCを画面上に表示するとともに、ウェブコンテンツWCに含まれる取得指示に従って、広告配信サーバ20から広告コンテンツを受付ける。例えば、端末装置100は、広告コンテンツとして、第1コンテンツであるコンテンツC10と、位置情報とを受付ける。このような場合、端末装置100は、ウェブコンテンツWCが有する所定の表示領域DAにコンテンツC10を配置する。
また、端末装置100は、利用者の指F10によりスクロール操作が行われた場合は、ウェブコンテンツWCをスクロールさせる。そして、端末装置100は、スクロール処理の結果、表示領域DAが画面内まで移動した場合は、第2状態に示すように、表示領域DAに配置したコンテンツC10を表示する。
ここで、端末装置100は、コンテンツC10が動画像に関するコンテンツである場合、コンテンツC10のうち所定の領域(例えば、コンテンツC10の中心等)が画面内に表示されたことを契機として、コンテンツC10の再生を行う。例えば、端末装置100は、第2状態に示すように、コンテンツC10として、所定の入力窓を模したコンテンツC11を表示する。そして、端末装置100は、第3状態に示すように、コンテンツC11内に「新規」といった文字列を自動的に入力する。
また、端末装置100は、第4状態に示すように、コンテンツC11内に「新規ショ」といった文字列を自動的に入力し、続いて、第5状態に示すように、コンテンツC11内に「新規ショップ」といった文字列を入力する。すなわち、端末装置100は、「新規ショップ」といった文字列が先頭から順に所定の入力窓に入力されるといった対応のコンテンツC10を表示する。なお、このような表示態様は、例えば、各種の動画像により実現されてもよく、入力窓に文字列を入力するための所定のスクリプトにより実現されてもよい。また、コンテンツC10は、例えば、「しんき」といった文字列が入力された後で、変換操作が行われ、「しんき」といった文字列が「新規」という文字列に変換される動画像を含んでいてもよい。このように、端末装置100は、例えば、検索クエリの入力窓に、誘導先や広告の対象となる取引対象を示すテキストが自動的に入力されるといった対応のコンテンツC10を表示する。
続いて、端末装置100は、第5状態に示すように、所定の文字列である「新規ショップ」の全てが表示された場合は、利用者に位置情報の通知の許可を求めるための問合せコンテンツC12を表示する。例えば、端末装置100は、「タップして見てみる 位置情報を許可してください」といった文字列が配置された問合せコンテンツC12を、透過度を徐々に低下させる態様で表示領域DA内に表示する。
そして、端末装置100は、第6状態に示すように、利用者の指F10が問合せコンテンツC12をタップした場合は、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを用いて、端末装置100の現在位置を取得する。そして、端末装置100は、取得した現在位置と、広告コンテンツに含まれる位置情報とを地図サーバ40へと送信する。
例えば、ウェブコンテンツWC等を介して現在位置の情報を利用する場合、端末装置100は、第7状態に示すように、OS(Operating System)の機能により、「コンテンツが位置情報を利用します。よろしいですか?」といった警告コンテンツC13を表示する。そして、端末装置100は、利用者が警告コンテンツC13の「許可」を選択した場合は、地図サーバ40に、現在位置と広告コンテンツの位置情報とを送信する。
そして、端末装置100は、地図サーバ40から地図コンテンツC20を受付けた場合は、第8状態に示すように、表示領域DA内に地図コンテンツC20を配置して表示する。例えば、端末装置100は、現在位置を示す位置に出発地を示すアイコンC21が配置され、位置情報が示す位置、すなわち、広告に関する各種の位置に目的地を示すアイコンC22が配置された地図コンテンツC20を表示する。また、端末装置100は、現在位置から位置情報が示す位置までの移動経路を示すコンテンツを、地図コンテンツC20内に配置して表示してもよい。
このように、端末装置100は、ウェブコンテンツWCが有する所定の表示領域DA内に第1コンテンツであるコンテンツC10を配置して、ウェブコンテンツWCとコンテンツC10とを表示する。そして、端末装置100は、利用者の操作に応じて、第1コンテンツであるコンテンツC10を現在位置に応じた地図に関する第2コンテンツである地図コンテンツC20に変更する。
このような処理の結果、端末装置100は、画面遷移を行わずとも、利用者に対して現在位置に応じた地図コンテンツをウェブコンテンツWCの表示領域DA内に配置して表示する。例えば、端末装置100は、現在位置から予め設定された所定の目的地まで利用者を案内させる地図コンテンツC20を表示する。このような処理の結果、端末装置100は、コンテンツC10に対して興味を有した利用者に、現在位置から広告に関する目的地まで案内するための地図コンテンツC20を表示することができるので、ウェブコンテンツWCを閲覧していた利用者を所定の位置へと誘導する効果を向上させることができる。
また、端末装置100は、最初から利用者に対して地図コンテンツC20を表示するのではなく、利用者の操作から利用者がコンテンツC10に対して興味を有したと判断される場合に、コンテンツC10を地図コンテンツC20へと変更する。このような処理の結果、端末装置100は、利用者の興味を引きつけたタイミングで、地図コンテンツC20を表示するので、利用者を所定の位置へと誘導する効果を向上させることができる。
また、例えば、端末装置100は、第1コンテンツとして、所定の入力枠に所定のテキストが徐々に自動入力される態様のコンテンツC10を表示する。そして、端末装置100は、所定の入力枠に所定のテキストが全て入力された後で、所定の操作が行われた場合は、コンテンツC10を地図コンテンツC20に変更する。
より具体的には、端末装置100は、第1コンテンツとして、所定の目的地に関連する内容のテキスト(例えば、「新規ショップ」)が徐々に自動入力される態様のコンテンツC10を表示し、コンテンツC10を、現在位置と所定の目的地(例えば、新規ショップの位置)とに応じた地図に関する地図コンテンツC20に変更する。
このような処理の結果、端末装置100は、ウェブコンテンツWCを閲覧している利用者に対して、テキストが自動入力されるといった対応のコンテンツC10を表示するので、利用者の注目をコンテンツC10に向けさせることができる。そして、端末装置100は、利用者がコンテンツC10を選択した場合、すなわち、利用者がコンテンツC10に関する情報(例えば、広告対象)に興味を有したと判断される場合は、現在位置とコンテンツC10と関連性を有する位置とを示す地図コンテンツC20を表示する。このような処理の結果、端末装置100は、利用者の興味をより強くコンテンツC10や地図コンテンツC20に向けさせる結果、利用者を所定の位置へと誘導する効果を向上させることができる。
ここで、端末装置100の位置情報を利用する場合、OSによって警告コンテンツC13が自動的に表示される場合がある。このような場合、例えば、現在位置を用いる地図コンテンツC20を最初に表示させようとすると、ウェブコンテンツWCが表示された後で警告コンテンツC13が表示されてしまうため、広告コンテンツに対する利用者の印象が悪化してしまう。そこで、端末装置100は、現在位置の使用を問い合わせる情報を含むコンテンツC10を表示し、現在位置の使用を許可する所定の操作(例えば、問合せコンテンツC12の選択)が行われた場合は、コンテンツC10を地図コンテンツC20に変更する。すなわち、端末装置100は、利用者が広告対象に興味を有したと推定される場合に、現在位置に応じた地図コンテンツC20を表示する。このような処理の結果、端末装置100は、利用者の印象を悪化させることなく、現在位置に応じた地図コンテンツの提供を実現できる。
また、端末装置100は、所定の目的地と関連するコンテンツC10を表示し、コンテンツC10を現在位置と所定の目的地とを示す地図に関する地図コンテンツC20に変更する。このように端末装置100は、所定の目的地と関連する地図コンテンツC20を突然表示するのではなく、所定の目的地と関連するコンテンツC10を一旦表示し、コンテンツC10に興味を有した利用者に対して地図コンテンツC20を表示する。このような処理の結果、端末装置100は、利用者の印象の悪化を防ぎつつ、所定の目的地に興味を有すると推定される利用者に対してのみ、地図コンテンツC20を提供するので、利用者を目的地へと誘導する可能性をさらに向上させることができる。
〔2−2.端末装置100が実行する表示処理の他の例〕
上述した例では、端末装置100は、徐々に広告に関連する文字列が所定の窓に徐々に入力されるといった対応のコンテンツC10を表示することで、利用者の興味を引いていた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。端末装置100は、地図コンテンツC20を表示する前に、ウェブコンテンツWCを閲覧する利用者の興味を表示領域DA内にひきつけることができるのであれば、任意の内容の第1コンテンツを表示してもよい。
そこで、図3を用いて、端末装置100が広告対象に関する利用者の会話を模したメッセージを第1コンテンツとして表示する処理の一例について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の第2の例を示す図である。なお、図3に示す例では、端末装置100が表示処理においてウェブコンテンツや広告コンテンツを表示する処理を、第1状態〜第8状態に分けて記載した。
例えば、端末装置100は、ウェブコンテンツWCの配信を受付けると、第1状態に示すように、ウェブコンテンツWCを画面上に表示するとともに、ウェブコンテンツWCに含まれる取得指示に従って、第1コンテンツであるコンテンツC30と、位置情報とを受付ける。このような場合、端末装置100は、ウェブコンテンツWCが有する所定の表示領域DAにコンテンツC30を配置する。
そして、端末装置100は、スクロール処理の結果、表示領域DAが画面内まで移動した場合は、第2状態に示すように、表示領域DAに配置したコンテンツC30を表示する。ここで、端末装置100は、コンテンツC30のうち所定の領域(例えば、コンテンツC30の中心等)が画面内に表示されたことを契機として、コンテンツC30の再生を行う。
例えば、端末装置100は、インターネットを介したメッセージアプリケーションやチャットアプリケーションにおける利用者間の会話を模したメッセージであって、所定の広告対象に関する内容の会話を模したメッセージを表示する。すなわち、端末装置100は、後に表示する地図コンテンツと同じ広告対象(若しくは誘導先)に関する内容のメッセージを順次表示する。
例えば、端末装置100は、第2状態に示すように、「ねえ知ってる?」といった相手からのメッセージC31を表示した後に、第3状態に示すように、「何?」といった返信を示すメッセージC32を表示する。そして、端末装置100は、第4状態に示すように、相手からの「クレープショップが開店したんだって」といったメッセージC33を表示し、続けて、第5状態に示すように「行ってみない?」といったメッセージC34を表示する。すなわち、端末装置100は、広告対象もしくは誘導先となるクレープショップに関する話題と共に、クレープショップへの訪問を提案する内容のコンテンツC30を表示する。
そして、端末装置100は、第6状態に示すように、問合せコンテンツC35を、透過度を徐々に低下させる態様で表示領域DA内に表示する。また、端末装置100は、利用者が問合せコンテンツC35を選択した場合は、第7状態に示すように、OS(Operating System)の機能により、「コンテンツが位置情報を利用します。よろしいですか?」といった警告コンテンツC13を表示する。そして、端末装置100は、利用者が警告コンテンツC13の「許可」を選択した場合は、地図サーバ40に、現在位置と広告コンテンツの位置情報とを送信する。
そして、端末装置100は、地図サーバ40から地図コンテンツC20を受付けた場合は、第8状態に示すように、表示領域DA内に地図コンテンツC20を配置して表示する。例えば、端末装置100は、現在位置を示すアイコンC21と、コンテンツC10において示されたクレープショップの位置を示すアイコンC22を配置した地図コンテンツC20を表示する。
このように、端末装置100は、第1コンテンツとして、複数の利用者の会話が順に表示される態様のコンテンツC30を表示し、利用者の会話が全て表示された後で、所定の操作が行われた場合は、コンテンツC30を地図コンテンツC20に変更する。例えば、端末装置100は、第1コンテンツとして、所定の目的地に関連する内容の会話が順に表示される態様のコンテンツC30を表示し、コンテンツC30を、現在位置と所定の目的地とに応じた地図に関する地図コンテンツC20に変更する。このように、端末装置100は、利用者に対して所定の目的地を示すコンテンツC10を提供し、コンテンツC10に興味を有した利用者、すなわち、所定の目的地に興味を有した利用者に対し、現在位置と所定の目的地とを示す地図コンテンツC20を表示する。このような処理の結果、端末装置100は、利用者を所定の目的地へと誘導する広告コンテンツの表示を実現できる。
〔2−3.表示態様の変更のバリエーションについて〕
上述した例では、コンテンツC10、C30を地図コンテンツC20へと変更する処理の一例について記載したが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する処理のバリエーションについて説明する。
〔2−3−1.地図コンテンツについて〕
上述した例では、予め誘導先として設定されていた位置と現在位置とを示す地図コンテンツC20を表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。端末装置100は、現在位置に応じた内容の地図コンテンツを表示することができるのであれば、任意の地図コンテンツを表示してよい。
例えば、端末装置100は、現在位置と目的地の位置(広告コンテンツに含まれる位置情報の位置)との距離を特定し、特定した距離が所定の範囲内(例えば、5キロメートル)に収まる場合は、現在位置と目的地とを示す地図コンテンツを表示してもよい。一方、端末装置100は、現在位置と目的地の位置(広告コンテンツに含まれる位置情報の位置)との距離を特定し、特定した距離が所定の範囲内(例えば、5キロメートル)に収まらない場合は、現在位置を含まず、目的地の周辺のみを示す地図コンテンツを表示してもよい。
また、端末装置100は、現在位置から目的地までの移動経路を検索し、検索した移動経路を地図コンテンツC20に重畳して表示させてもよい。例えば、端末装置100は、ナビゲーションサービス等を提供する各種の外部サーバ(例えば、地図サーバ40)を用いて、現在位置から目的地までの移動経路を検索し、検索した移動経路を示すコンテンツを地図コンテンツC20上に重畳してもよい。また、例えば、地図サーバ40は、現在位置から目的地までの移動経路に所定の色彩を付した地図コンテンツC20を配信してもよい。
また、端末装置100は、現在位置と所定の目的地との間の距離に応じた情報を含む地図コンテンツを表示させてもよい。例えば、端末装置100は、現在位置と所定の目的地との間の距離、若しくは、現在位置から前記所定の目的地までの間の移動時間に関する情報を含む地図コンテンツを表示させてもよい。また、例えば、端末装置100は、現在位置を所定の時間間隔(例えば、数秒ごと)で取得し、新たに取得した現在位置に応じて、地図コンテンツC20の内容を更新してもよい。このような更新処理は、地図サーバ40に対して新たな現在位置と目的地とを通知することで、新たな地図コンテンツC20を取得し、取得した地図コンテンツC20の表示により実現されてもよく、例えば、新たな現在位置に応じて地図コンテンツC20の表示態様を変化させる処理により実現されてもよい。また、端末装置100は、例えば、目的地までの乗換案内を示す地図コンテンツを表示させてもよい。
また、例えば、端末装置100は、利用者の移動態様を推定し、推定した移動態様に応じた地図コンテンツを表示してもよい。例えば、端末装置100は、加速度センサやジャイロセンサ、現在位置の履歴等から、利用者が歩行しているか、自転車で移動しているか、車で移動しているか、電車で移動しているか等といった移動態様を推定する。そして、端末装置100は、移動態様に応じて、地図コンテンツの内容を変化させてもよい。
例えば、端末装置100は、利用者が歩行している場合は、現在位置と目的地との距離が5キロメートル以内に収まる場合に、現在位置と目的地と歩行による移動経路とを示す地図コンテンツC20を表示し、現在位置と目的地との距離が5キロメートル以内に収まらない場合は、目的地のみを示す地図コンテンツC20を表示してもよい。また、端末装置100は、利用者が歩行している場合は、バスや地下鉄といった公共交通機関を介した移動経路に関する情報や、タクシーを用いた移動経路、各種の移動費用等を地図コンテンツC20を重ねて表示してもよい。一方、端末装置100は、利用者が車で移動している場合は、現在位置と目的地との距離が20キロメートル以内に収まる場合に、現在位置と目的地と車両による移動経路とを示す地図コンテンツC20を表示し、現在位置と目的地との距離が20キロメートル以内に収まらない場合は、目的地のみを示す地図コンテンツC20を表示してもよい。
また、端末装置100は、地図コンテンツC20に対する操作を受付けてもよい。例えば、端末装置100は、利用者の操作によりスクロール可能な地図に関する地図コンテンツを表示してもよい。また、端末装置100は、利用者の操作に応じて、地図の回転、拡大、若しくは縮小を行ってもよい。
なお、端末装置100は、取引対象や広告主に関するロゴを地図コンテンツC20と重畳して表示してもよく、コンテンツC10に関する各種のロゴを地図コンテンツC20を重ねて表示してもよい。このような処理により、端末装置100は、コンテンツC10や地図コンテンツC20が不正な広告コンテンツであるという利用者の疑念を軽減し、利用者がコンテンツC10の選択や現在位置の情報の利用を許可しやすくする結果、利用者を誘導する確率をさらに向上させることができる。
また、端末装置100は、地図コンテンツC20を取得する日時に応じた内容の地図コンテンツC20を表示してもよい。例えば、端末装置100は、目的地が施設である場合は、現在時刻が施設の利用可能時間であるか否かを判定し、利用可能時間である場合は、目的地までの経路を示す地図コンテンツC20を表示してもよい。また、端末装置100は、現在位置から施設の到着日時を推定し、推定した到着日時が利用可能時間を過ぎている場合は、地図コンテンツC20に代えて、他のコンテンツ等を表示させてもよい。また、端末装置100は、施設の現在の混雑状況を各種の外部サーバから取得し、施設が混雑していない場合は、現在位置から施設までの地図コンテンツC20を表示し、混雑している場合は、他のコンテンツ等を表示させてもよい。なお、これらの処理は、例えば、地図サーバ40により実現されてもよい。
また、端末装置100は、在庫数に応じて、地図コンテンツC20の表示可否を判断してもよい。例えば、端末装置100は、取引対象に関する第1コンテンツを表示し、利用者が第1コンテンツを選択した場合は、取引対象を販売する販売店舗のうち、現在位置から所定の範囲内に所在する販売店舗を特定する。続いて、端末装置100は、特定した販売店舗のうち、取引対象の在庫数が所定の閾値以上となる店舗を特定する。そして、端末装置100は、現在位置から特定した店舗までの移動経路を示す地図コンテンツC20を表示してもよい。また、端末装置100は、在庫数が所定の閾値以上となる店舗が存在しない場合は、取引対象が近隣の店舗で販売していない旨を示すコンテンツ等、各種任意のコンテンツを地図コンテンツC20に代えて提供してもよい。
なお、端末装置100は、例えば、近隣の店舗のうちセールを行っている店舗へと利用者を誘導するための地図コンテンツC20を表示してもよい。このように、端末装置100は、第1コンテンツが選択された場合、選択された際の端末装置100の位置、誘導先となる位置、日時、営業時間、混雑度、在庫数等といった各種の情報に基づいて、第1コンテンツから遷移させる情報の内容(例えば、地図コンテンツC20の内容)を変化させる。この結果、端末装置100は、例えば、営業時間外に利用者を目的地に誘導する、混雑している店舗に利用者を誘導する、在庫が無い店舗に利用者を誘導するといった利用者の印象を悪化させるような誘導を防ぐことができる。
〔2−3−2.広告対象について〕
上述した例では、端末装置100は、広告対象となる店舗の位置を示す位置情報を広告コンテンツとして取得し、取得した位置情報と現在位置とに応じた地図コンテンツC20を表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、端末装置100は、新製品等といった取引対象が広告対象となる場合、新製品に関する情報や、新製品の試用を示すコンテンツC10と、新製品を販売する店舗のリストとを広告コンテンツとして受付ける。このような場合、端末装置100は、コンテンツC10を表示することで、新製品に関する情報を利用者に対して提供する。そして、端末装置100は、利用者が現在位置の利用を許可した場合は、現在位置を示す情報と、店舗のリストとを地図サーバ40に送信する。このような場合、地図サーバ40は、リストが示す店舗のうち、端末装置100の現在位置から最も近い店舗や距離が所定の範囲内となる店舗を選択し、選択した店舗の位置や端末装置100の現在位置を示す地図コンテンツC20を配信する。この結果、端末装置100は、新製品を販売する近隣の店舗へと利用者を誘導することができる。
なお、端末装置100は、GPS等を用いて測位した現在位置から最も近い店舗や所定の範囲内にある店舗を自装置内で特定し、特定した店舗の位置と現在位置とを地図サーバ40へと送信することで、地図コンテンツC20を取得してもよい。また、取引対象に関する店舗は、取引対象のメーカが運営する直営店舗であってもよく、所謂量販店であってもよい。
また、例えば、端末装置100は、誘導先の位置ではなく、取引対象の名称等といった検索クエリを含む広告コンテンツを取得してもよい。このような場合、端末装置100は、現在位置と、検索クエリとを地図サーバ40に送信する。一方、地図サーバ40は、現在位置から所定の範囲内に含まれる各種の施設であって、検索クエリと関連性が高い施設を特定し、現在位置から特定した施設まで利用者を誘導するための地図コンテンツC20を生成してもよい。
ここで、各種の地図コンテンツにおいては、利用者が選択した位置に関する情報を表示するコンテンツが存在する。このような地図コンテンツにおいて広告対象や誘導先と異なる情報が表示されるのを防ぐため、端末装置100は、誘導先となる位置や広告対象と関連性を有する施設や位置のみを選択可能とし、他の施設や位置を選択することができない地図コンテンツC20を表示してもよい。また、端末装置100は、目的地の変更ができない地図コンテンツを表示してもよい。
〔2−3−3.その他〕
なお、端末装置100は、過去の位置の履歴である位置履歴に応じた地図コンテンツC20を表示してもよい。例えば、端末装置100は、予め位置履歴から利用者の拠点となる位置を推定する。例えば、端末装置100は、位置履歴が示す位置の共通性や所在した時間帯等から、利用者の自宅や勤務先を推定する。そして、端末装置100は、例えば、現在位置と目的地との距離が所定の閾値を超える場合は、自宅や勤務先と目的地との距離が所定の範囲に収まるか否かを判定し、自宅や勤務先と目的地との距離が所定の範囲に収まる場合は、自宅や勤務先を出発地とする地図コンテンツC20を表示してもよい。なお、このような処理は、端末装置100が実行してもよく、地図サーバ40等の外部サーバが実現してもよい。
また、端末装置100は、現在位置の入力を利用者に対して求めてもよく、利用者が入力した位置までの案内情報を含む地図コンテンツC40を表示してもよい。また、端末装置は、例えばカーレンタルやカーシェアに関するコンテンツC10を表示し、利用者の操作に応じて、コンテンツC10を近傍のカーレンタル店舗やカーシェアの対象となる車両が駐車している駐車場を示す地図コンテンツC20を表示してもよい。
なお、端末装置100は、誘導先と現在位置との距離が所定の閾値(例えば、100キロメートル)以上となる場合は、誘導先のみを示す地図コンテンツC20や、新規店舗を示す各種の画像といったコンテンツを表示してもよい。また、端末装置100は、地図コンテンツC20ではなく、所定の画像やランディングページ等を地図コンテンツC20に代えて表示してもよい。
〔2−4.表示態様の実現について〕
なお、上述した各種の表示態様は、任意の態様により実現可能である。例えば、端末装置100は、ウェブコンテンツWCやコンテンツC10、地図コンテンツC20とともに配信されるJavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等により上述した表示処理を実現してよい。
〔2−5.実行主体について〕
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、上述した表示処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、上述した表示処理を端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを起動することで、上述した表示処理を実現してもよい。
また、端末装置100は、ウェブコンテンツWCやコンテンツC10の配信と同時に、ウェブブラウザ等、汎用のプログラムに上述した表示処理を実行させる制御情報の配信を受付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記した表示処理を行ってもよい。
また、端末装置100は、上述した制御情報に従って、上述した表示処理を実現するアプリケーションや、上述した表示処理を実現するアプリケーションそのものを制御情報として取得してもよい。例えば、端末装置100は、利用者の操作に従って、上述した表示処理を実現するアプリケーションをダウンロードし、かかるアプリケーションを自装置にインストールする。かかるアプリケーションは、起動されると、利用者からの操作に応じてウェブコンテンツWCとコンテンツC10とを取得し、上述した表示処理を実現するよう端末装置100を制御する。ここで、アプリケーションは、上述した表示処理を実現するため、制御情報の配信を受付けてもよく、予めアプリケーションプログラム内に含んでいてもよい。
〔3.広告配信サーバの構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図4は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。図4に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
ここで、図5は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。図5に示した例では、広告データベース24は、広告主ID、広告コンテンツ、インプレッション数、インプレッション保証数、対価といった項目を有する。なお、広告データベース24は、コンテンツと利用者とのマッチングを行うための情報や、CTR(Click Through Rate)といった情報をさらに記憶してもよい。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿されたコンテンツ、すなわち、コンテンツC0等の広告に係るコンテンツを示す。なお、図5では「広告コンテンツ」に「C10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、コンテンツC10が所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
広告データベース24には、広告コンテンツとして、コンテンツC10の他にも、上述した表示処理の実行を指示する表示指示が登録される。かかる表示指示には、例えば、コンテンツC10において表示される各種の単語である表示ワード、誘導先となる店舗の位置や検索クエリとなる検索情報、どのような態様で表示ワードを検索するかを示す表示指示等が含まれる。なお、上述した表示指示は、例えば、広告主が広告コンテンツを登録する際に、広告主によって任意の設定が行われるものとする。
「インプレッション数」は、広告コンテンツが表示された回数を示す。より具体的には、「インプレッション数」は、コンテンツC10が表示された回数等を示す。また、「インプレッション保証数」は、対価に対して保証されている広告コンテンツの表示回数を示す。また、「対価」は、「インプレション保証数」だけ広告コンテンツが表示された際に広告主から支払われる報酬を示す。すなわち、広告配信サーバ20は、広告コンテンツをインプレッション保証型で配信するサーバである。
すなわち、図5では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、コンテンツC10を広告コンテンツとして入稿した例を示している。また、図5では、コンテンツC10のインプレッション数が「10000」であり、インプレッション保証数が「20000」であり、インプレッション保証数だけコンテンツC10が表示された際の課金額が「aaa」である例を示している。
なお、広告コンテンツが選択される度に課金が行われるクリック課金形式で広告に係るコンテンツを配信する場合は広告データベース24には、コンテンツが選択された回数や、コンテンツが選択された際の課金額等が登録される。また、配信要求を受信した際に、入札形式で広告コンテンツを選択し、選択した広告コンテンツを配信する場合は、広告データベース24には、1インプレッションあたりの報酬として広告主が設定した広告料金である入札価格や、CTR等が登録される。
図4に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入稿受付部25は、広告主端末10から、対価の指定とともに広告コンテンツであるコンテンツC10の入稿や表示指示を受付ける。かかる場合、入稿受付部25は、コンテンツC10、表示指示、広告主ID、及び受付けた対価の値を対応付けて広告データベース24に登録する。
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。
かかるマッチングにおいては、インプレッション数が、インプレッション保証数よりも多くなるように、広告コンテンツの選択が行われる。例えば、広告選択部27は、インプレッション保証数とインプレッション数との差が最も大きい広告コンテンツを優先して選択する。なお、広告選択部27は、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。
また、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、利用者の属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。その後、広告選択部27は、配信対象として選択された広告コンテンツを配信部28に出力する。
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツに含まれる表示指示を抽出する。そして、配信部28は、抽出した表示指示が示す内容の表示処理を端末装置100に実行させるための制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツとを端末装置100に対して配信する。
〔4.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図6は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。図6に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページをコンテンツ記憶部32から取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。かかる場合、端末装置100は、ウェブコンテンツWCを受信すると、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツの配信要求を送信し、応答として受信した広告コンテンツを表示する。そして、端末装置100は、利用者の操作に応じて、広告コンテンツを変更する表示処理を実行する。
〔5.端末装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、GPSセンサ140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、利用者から各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置であり、すなわち、画面である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。また、以下の説明では、出力部130を画面と記載する場合がある。
GPSセンサ140は、GPS等の測位システムを用いて、端末装置100の現在位置を特定するセンサである。例えば、GPSセンサ140は、複数の衛星から発信された信号を用いて、端末装置100の現在位置を算出し、算出した現在位置を出力する。
なお、端末装置100は、図7に示す構成以外にも、例えば、端末装置100の3軸方向の傾きを測定するジャイロセンサ、端末装置100に係る加速度を測定する加速度センサ、周囲の温度を測定する温度センサ、周囲の音量を特定する音量センサ、周囲の明るさを特定する明度センサ等、任意のセンサをさらに有していてもよい。
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、表示処理部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部151は、操作制御部152からウェブコンテンツWCのURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブコンテンツWCの取得要求を送信する。また、要求部151は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブコンテンツWCに取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けた利用者の操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、利用者が入力部120に対してウェブコンテンツWCの表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブコンテンツWCのURLを要求部151に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたスクロール操作やタップ操作等、利用者の操作の内容を表示処理部153に出力する。
表示処理部153は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示し、上述した表示処理を実行する。例えば、表示処理部153は、制御部150が、ウェブコンテンツWCとともに配信される取得命令や、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、図7に示すように、表示部154、取得部155、および表示制御部156として動作し、表示処理を実行する。表示部154、取得部155、および表示制御部156は、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
表示部154は、ウェブコンテンツが有する所定の表示領域内にコンテンツC10もしくはコンテンツC30(以下、「第1コンテンツ」と総称する。)を配置して、各コンテンツを表示する。例えば、表示部154は、新規開店した店舗や新製品を販売する店舗等、利用者の誘導先となる所定の目的地と関連する第1コンテンツを表示する。
また、表示部154は、第1コンテンツとして、所定の入力枠に、新規開店した店舗や新製品を販売する店舗、新製品等といった取引対象そのもの等、広告に関連する所定のテキストが徐々に自動入力される態様のコンテンツC10を表示する。なお、表示部154は、新規開店した店舗や新製品を販売する店舗、新製品等といった取引対象そのもの等、広告に関連する会話が順に表示される態様のコンテンツC30を表示してもよい。
なお、表示部154は、第1コンテンツとして、現在位置の使用を問い合わせる情報を含むコンテンツを表示する。例えば、表示部154は、問合せコンテンツC12、C35を含む第1コンテンツを表示することで、利用者に対し、現在位置の情報の利用の使用を問い合わせる。
取得部155は、第1コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、現在位置に応じた地図に関する地図コンテンツC20を取得する。例えば、取得部155は、利用者が第1コンテンツを選択し、警告コンテンツC13において現在位置の利用を許可した場合は、広告コンテンツに含まれる位置情報や検索情報等、利用者の誘導先と関連する情報を特定する。また、取得部155は、GPSセンサ140を用いて、端末装置100の現在位置を特定する。そして、取得部155は、誘導先と関連する情報と現在位置とを示す情報を地図サーバ40に送信し、現在位置から誘導先までの移動経路等を含む地図コンテンツC20を取得する。
表示制御部156は、利用者の操作に応じて、第1コンテンツを現在位置に応じた地図に関する地図コンテンツC20に変更する。例えば、表示制御部156は、取得部155により地図コンテンツが取得された場合は、表示されている第1コンテンツを地図コンテンツC20へと変更する。
なお、表示制御部156は、現在位置の使用を許可する所定の操作が行われた場合は、前記第1コンテンツを前記地図コンテンツC20に変更する。例えば、表示制御部156は、コンテンツC10が有する所定の入力枠に所定のテキストが全て入力された後で、コンテンツC10タップする等といった所定の操作が行われた場合は、第1コンテンツを地図コンテンツC20に変更する。また、表示制御部156は、コンテンツC30における利用者の会話が全て表示された後で、所定の操作が行われた場合は、第1コンテンツを地図コンテンツC20に変更する。
例えば、表示制御部156は、第1コンテンツを、所定の目的地を示す地図に関する地図コンテンツC20に変更する。例えば、表示制御部156は、第1コンテンツを、前記現在位置と所定の目的地とを示す地図に関する地図コンテンツC20に変更する。なお、表示制御部156は、第1コンテンツを、現在位置から所定の目的地までの移動経路に関する情報や、現在位置と所定の目的地との間の距離に応じた情報を含む地図コンテンツC20に変更してもよい。例えば、表示制御部156は、現在位置と所定の目的地との間の距離、若しくは、現在位置から所定の目的地までの間の移動時間に関する情報を含む地図コンテンツC20に変更してもよい。
また、例えば、表示制御部156は、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まる場合は、第1コンテンツを、現在位置と所定の目的地とを示す地図に関する地図コンテンツC20に変更し、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まらない場合は、第1コンテンツを、所定の目的地を示す地図に関する地図コンテンツC20に変更してもよい。例えば、取得部155は、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まる場合は、現在位置と所定の目的地とを地図サーバ40に通知し、現在位置と所定の目的地とを含む地図コンテンツC20を取得する。一方、取得部155は、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まらない場合は、目的地の情報を地図サーバ40に通知し、目的地の周囲を示す地図コンテンツC20を取得する。そして、表示制御部156は、取得部155により取得された地図コンテンツC20を表示すればよい。
また、表示制御部156は、第1コンテンツを、利用者の操作によりスクロール可能な地図に関する地図コンテンツC20に変更してもよい。たとえは、表示部154や表示制御部156は、利用者が地図コンテンツC20に対して所定の操作を行った場合は、操作内容に応じて地図コンテンツC20の表示態様を変更してもよく、地図コンテンツC20を新たな地図コンテンツC20に更新してもよい。
〔6.端末装置100の処理フロー〕
次に、図8を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する表示処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す例では、表示領域DAを単に表示枠と記載した。
例えば、端末装置100は、利用者の操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブコンテンツWCの配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブコンテンツWCを受信する(ステップS101)。このような場合、端末装置100は、ウェブコンテンツWCを表示する(ステップS102)。そして、端末装置100は、配信されたウェブコンテンツWCに取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツのリクエスト(配信要求)を送信する(ステップS103)。
ここで、端末装置100は、広告コンテンツを受信したか否かを判定する(ステップS104)。そして、端末装置100は、広告コンテンツを受信していないと判定した場合は(ステップS104:No)、再度ステップS104を実行する。
また、端末装置100は、広告コンテンツを受信した場合は(ステップS104:Yes)、表示枠内に広告コンテンツに含まれる第1コンテンツを配置して表示する(ステップS105)。続いて端末装置100は、スクロール操作が行われたか否かを判定し(ステップS106)、スクロール操作が行われた場合は(ステップS106:Yes)、ウェブコンテンツWCと第1コンテンツとをスクロールさせる(ステップS107)。
そして、端末装置100は、表示枠が所定の位置まで移動したか否かを判定する(ステップS108)。すなわち、端末装置100は、第1コンテンツが所定の位置まで移動したか否かを判定する。そして、端末装置100は、表示枠が所定の位置まで移動した場合は(ステップS108:Yes)、第1コンテンツに含まれる表示ワードを徐々に表示する(ステップS109)。例えば、端末装置100は、所定の入力窓にテキストが入力されるといった態様や、複数の利用者が会話を行っているといった態様で、誘導先や取引対象に関する表示ワードを徐々に表示する。
ここで、端末装置100は、現在位置の利用許可を利用者から受付けたか否かを判定し(ステップS110)、現在位置の利用許可を受付けた場合は(ステップS110:Yes)、地図サーバ40から、位置情報と現在位置とに応じて地図コンテンツC20を取得する(ステップS111)。そして、端末装置100は、第1コンテンツを地図コンテンツに変更させる(ステップS112)。
続いて、端末装置100は、表示するウェブコンテンツWCを変更するページ遷移操作が行われたか否かを判定し(ステップS113)、行われた場合は(ステップS113:Yes)、表示するページを遷移させ(ステップS114)、処理を終了する。また、端末装置100は、ページ遷移操作が行われていない場合(ステップS113:No)、現在位置の利用許可を受付けていない場合(ステップS110:No)、表示枠が所定の位置まで移動していない場合(ステップS108:No)、若しくは、スクロール操作が行われていない場合は(ステップS106:No)、再度、ステップS106を実行する。
〔7.変形例〕
上記では、図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による表示処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する表示処理の変形例について説明する。なお、以下に説明する表示処理は、例えば、表示部154、取得部155、および表示制御部156が発揮する処理により実現されるが、実施形態は、これに限定されるものではない。
〔7−1.コンテンツについて〕
例えば、端末装置100は、ウェブコンテンツWCに代えて、他のコンテンツを表示してもよい。また、第1コンテンツは、広告に係るコンテンツに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、広告以外の文字列、模様、画像、動画像等を含む任意のウェブコンテンツWCや第1コンテンツ(以下、「各コンテンツ」と総称する場合がある。)を上述した表示処理により表示してもよい。また、端末装置100は、ゲーム等を含む各コンテンツを表示してもよく、いわゆるプレイアブル広告を含む各コンテンツを表示してもよい。また、端末装置100は、音声を含む各コンテンツを表示してもよい。なお、各コンテンツに含まれる文字列、模様、画像、動画像、ゲーム、音声等は、広告に係るものに限定されるものではない。
また、端末装置100は、ウェブコンテンツWCに代えてゲームコンテンツであるコンテンツを表示する際、ゲームのメニューやチュートリアル等の補助コンテンツをコンテンツC10として表示してもよい。また、端末装置100は、ゲームの実行時、フラッシュやCSS等の技術により作成されたインタラクティブ形式のウェブページの表示を行う際に上述した表示処理を実行してもよい。
また、端末装置100は、SNS(Social Networking Service)のコンテンツ、メッセンジャーアプリケーションの画面、カメラアプリケーションの画面、その他任意のコンテンツとともに、第1コンテンツを表示し、上述した表示処理を実行してもよい。また、端末装置100は、ウェブコンテンツWC以外にも、ゲーム、地図、音楽再生画面、動画再生画面等、任意のコンテンツを表示してもよい。
また、広告コンテンツは、ウェブコンテンツWCを配信したサーバと同一のサーバにより配信されてもよく、それぞれ異なるサーバから配信されてもよい。すなわち、上述した表示処理を実行する際に、ウェブコンテンツWCや広告コンテンツを配信する処理の態様については、任意の態様が採用可能である。
〔7−2.制御情報について〕
上記した端末装置100は、広告配信サーバ20が広告コンテンツとともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブコンテンツWCとともに受信し、広告配信サーバ20から広告コンテンツを受信する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から受信した制御情報を実行するとともに、受信した制御指示に従って表示処理を実行してもよい。
また、端末装置100は、上述した表示処理等を端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、かかるアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
〔7−3.装置構成〕
また、上記実施形態では、配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図4に示した広告配信サーバ20は、例えば、図6に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100にコンテンツC10が配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20からコンテンツC10を取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツC10の取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30にコンテンツC10を配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得したコンテンツC10とともに、取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信し、上述した表示処理を実現させてもよい。
〔7−4.ログについて〕
ここで、端末装置100は、広告コンテンツに関する各種のログを取ってもよい。例えば、端末装置100は、第1コンテンツが表示されたか否か、第1コンテンツに含まれるテキストをどこまで表示したか、利用者が第1コンテンツを選択し、地図コンテンツC20を表示したか否か、地図コンテンツC20に対する操作内容等を示すログを取ってもよい。また、端末装置100は、地図コンテンツC20として誘導先となる目的地のみの地図コンテンツC20を表示したか、現在位置と目的地とを示す地図コンテンツC20を表示したか否か等を示すログを取ってもよい。また、端末装置100は、地図コンテンツC20が何回表示されたかを示すログをとってもよい。
また、端末装置100は、ウェブコンテンツWCの閲覧においてどのタイミングで第1コンテンツを地図コンテンツC20に変化させたか、第1コンテンツをどのタイミングで利用者が選択したか、何回第1コンテンツを選択したかを示すログを取得してもよい。例えば、端末装置100は、第1コンテンツが表示された後で、画面の更新などが行われ、再度第1コンテンツを表示したか、表示された第1コンテンツがスクロール操作により画面外まで移動し、その後のスクロール操作により、第1コンテンツが再度表示されたか否かを示すログを取得してもよい。
このように端末装置100が取得したログは、広告コンテンツのインプレッション数やCTRの更新、広告コンテンツ等の表示に対する課金処理、および、広告主に広告効果を報告する際等に有用なログとなる。例えば、表示処理の結果、地図コンテンツC20の表示が複数回行われた場合は、利用者が地図コンテンツC20に興味を示したものと予測される。
このため、広告コンテンツの表示回数や表示時間、変更回数やキャンセルの回数等を示すログは、利用者が広告コンテンツに対して興味を有したか否かの指標となりえる。また、広告コンテンツを表示した回数やスクロール操作を繰り返した回数等は、利用者の広告に対する認知度を示す指標になりえる。
そこで、広告配信サーバ20は、取得された各ログを用いて、インプレッション数の更新や、課金額の変更等を行ってもよい。例えば、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの表示回数や表示時間、操作内容等に応じて課金額を変更してもよい。
〔7−5.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、上述した表示態様において、利用者がどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツが表示された際におけるスクロール操作の内容や回数、利用者の選択操作、利用者が第1コンテンツを選択した回数や位置、利用者がスクロール操作を停止した位置等を記録する。
また、端末装置100は、スクロール操作の回数、リロードした回数や、上述した表示処理の内容、若しくは、第1コンテンツの内容など広告コンテンツを特定する情報について端末装置100からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、利用者が端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、端末装置100は、操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
かかる場合、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。例えば、広告配信サーバ20は、制御情報とともに広告コンテンツを配信した場合と、配信しなかった場合とについて、スクロール操作の回数や、表示処理を実行した回数、CTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。また、広告配信サーバ20は、表示された各種のオブジェクト、表示された広告対象や選択された広告対象等を示す情報を取得する。
ここで、制御情報とともに広告コンテンツを配信した際にウェブコンテンツWCに対して行われた操作の履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブコンテンツWCにおいては、利用者の操作によって広告コンテンツが表示され、表示態様が変更され、若しくは、第1コンテンツが地図コンテンツC20に変更されることのみならず、かかるウェブコンテンツWCに対して利用者がどれだけ操作を行ったか(つまり、利用者がどれだけ画面の表示態様を変化させたか)という操作履歴自体が利用者の広告コンテンツへの興味を示す指標といえる。
例えば、広告配信サーバ20は、スクロール操作の内容、スクロール操作の回数、タップ回数や地図コンテンツC20が表示されたか否か、表示を初期状態に戻した回数等を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツを表示した際に、広告コンテンツが広く伝えようとする情報、すなわち広告に対する関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。
したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係る広告コンテンツが表示されるウェブコンテンツWCに対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。なお、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報やログをそのまま送信してもよい。
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツの表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
〔7−6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7−7.プログラム〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
〔8.効果〕
上述したように、端末装置100は、ウェブコンテンツが有する所定の表示領域DA内に第1コンテンツを配置して、各コンテンツを表示する。そして、端末装置100は、利用者の操作に応じて、第1コンテンツを現在位置に応じた地図コンテンツC20に変更する。このため、端末装置100は、利用者の印象を損ねることなく、現在位置に応じた地図コンテンツC20を表示することができるので、利用者を所定の位置に誘導することができる。
また、端末装置100は、第1コンテンツを所定の目的地を示す地図コンテンツC20に変更する。例えば、端末装置100は、第1コンテンツを、現在位置と所定の目的地とを示す地図コンテンツC20に変更する。例えば、端末装置100は、第1コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、現在位置に応じた地図コンテンツC20を取得し、第1コンテンツを取得された地図コンテンツC20へと変更する。
なお、端末装置100は、第1コンテンツを、現在位置から所定の目的地までの移動経路に関する情報を含む地図コンテンツC20に変更してもよい。また、端末装置100は、第1コンテンツを、現在位置と所定の目的地との間の距離に応じた情報を含む地図コンテンツC20に変更してもよい。また、端末装置100は、第1コンテンツを、現在位置と所定の目的地との間の距離、若しくは、現在位置から所定の目的地までの間の移動時間に関する情報を含む地図コンテンツC20に変更してもよい。このような処理の結果、端末装置100は、利用者を所定の目的地へと誘導することができる。
また、端末装置100は、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まる場合は、第1コンテンツを、現在位置と所定の目的地とを示す地図コンテンツC20に変更する。一方、端末装置100は、現在位置と所定の目的地との間の距離が所定の範囲内に収まらない場合は、第1コンテンツを、所定の目的地を示す地図コンテンツC20に変更する。このような処理の結果、端末装置100は、例えば、不当に遠い目的地を示す地図コンテンツC20を表示することで、利用者の印象を悪化させることを防ぐことができる。
また、端末装置100は、第1コンテンツを、利用者の操作によりスクロール可能な地図コンテンツC20に変更してもよい。このような処理の結果、端末装置100は、利用者を目的地へと適切に誘導することができる。
また、端末装置100は、所定の目的地と関連する第1コンテンツを表示し、第1コンテンツを現在位置と所定の目的地とを示す地図コンテンツC20に変更する。このような処理の結果、端末装置100は、所定の目的地に対して興味を有する利用者に、所定の目的地へと誘導する地図コンテンツC20を表示するので、利用者の印象を悪化させることなく、利用者を所定の目的地へと誘導させることができる。
また、端末装置100は、第1コンテンツとして、現在位置の使用を問い合わせる情報を含むコンテンツを表示し、現在位置の使用を許可する所定の操作が行われた場合は、第1コンテンツを地図コンテンツC20に変更する。このため、端末装置100は、現在位置の使用に許可を要する場合にも、利用者の印象の悪化を防ぐことができる。
また、端末装置100は、第1コンテンツとして、所定の入力枠に所定のテキストが徐々に自動入力される態様のコンテンツC10を表示する。例えば、端末装置100は、所定の目的地に関連する内容のテキストが徐々に自動入力される態様のコンテンツC10を表示する。そして、端末装置100は、所定の入力枠に所定のテキストが全て入力された後で、所定の操作が行われた場合は、コンテンツC10を現在位置と所定の目的地とに応じた地図コンテンツC20に変更する。
また、端末装置100は、第1コンテンツとして、複数の利用者の会話が順に表示される態様のコンテンツC30を表示する。例えば、端末装置100は、所定の目的地に関連する内容の会話が順に表示される態様のコンテンツC30を表示する。そして、端末装置100は、利用者の会話が全て表示された後で、所定の操作が行われた場合は、コンテンツC30を現在位置と所定の目的地とに応じた地図コンテンツC20に変更する。
これらの処理の結果、端末装置100は、所定の目的地に関する情報に対する利用者の興味を生じさせ、利用者が興味を有すると推定される場合に、両者を所定の目的地へと誘導する地図コンテンツC20を表示する。この結果、端末装置100は、利用者を所定の目的地へと誘導する可能性を向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。