JP2004028898A - 携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、自己の位置と相手の位置とを共に地図上に表示させて、自己と相手との位置関係を容易に把握することを可能とし、待ち合わせ等を円滑に行なわせ得る携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法を提供することを目的としている。
【解決手段】通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて地図の縮尺を決定し、その縮尺の地図に対応する地図データを取得する。そして、この取得された地図データに通信相手の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示させる。
【選択図】 図3
【解決手段】通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて地図の縮尺を決定し、その縮尺の地図に対応する地図データを取得する。そして、この取得された地図データに通信相手の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示させる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、GPS(Global Positioning System)を利用して自己の位置を把握する機能を備えた携帯電話等の携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、GPSを搭載した携帯電話が普及している。この携帯電話は、GPSにより取得した自己の位置情報を地図データ上に重畳して、画像表示することができる。
【0003】
また、この種の携帯電話では、自己の位置情報を重畳した地図データを、通信相手の携帯電話に送出することができる。相手側は、自己の携帯電話で受信した地図データを画像表示させることにより、発信者の位置を地図上で認識することが可能となる。
【0004】
ところで、例えば、待ち合わせ等において、発信側と相手側とのいずれか一方または両方が、地図の示す地理的情報に不案内である場合には、地図が役に立たたず待ち合わせがスムーズに行なわれなくなるという問題が生じる。
【0005】
なお、携帯電話において、自己の位置を通信の相手側に地図上で表示させる技術に関する公知例としては、特開2001−346246号公報及び特開2002−84560号公報がある。
【0006】
しかしながら、前者は、地図データは送らず自己の位置情報のみを送信して、伝送データ量を少なくする構成であり、後者は、複数の移動端末のうち要求した移動端末の位置を地図上に表示させる構成であって、いずれも上記した問題を解決することについては何らの記載もなされていないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、自己の位置と相手の位置とを共に地図上に表示させて、自己と相手との位置関係を容易に把握することを可能とし、待ち合わせ等を円滑に行なわせ得る極めて良好な携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る携帯通信端末は、通信相手の位置情報と自己の位置情報とをそれぞれ取得する位置情報取得手段と、この位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて、地図データを取得する地図データ取得手段と、この地図データ取得手段で取得された地図データに、位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示させる表示制御手段とを備えるようにしたものである。
【0009】
また、この発明に係る携帯通信端末を用いた情報通信方法は、自己の位置情報を取得する機能を備えた第1及び第2の携帯通信端末間で行なわれる情報通信を対象としている。そして、第1の携帯通信端末がその位置情報を取得し、第2の携帯通信端末に送信する第1の工程と、この第1の工程の後、第2の携帯通信端末が、受信した第1の携帯通信端末の位置情報と、自己の取得した位置情報とに基づいて、地図データを取得する第2の工程と、この第2の工程の後、第2の携帯通信端末が、取得した地図データに第1の携帯通信端末の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示する第3の工程とを有するようにしたものである。
【0010】
上記のような構成及び方法によれば、通信相手の位置と自己の位置とを共に地図上に表示させるようにしたので、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する携帯通信端末としての携帯電話11の外観を示している。
【0012】
すなわち、この携帯電話11は、その本体部12に、アンテナ部13、表示部14、操作部15、スピーカ部16及びマイクロホン部17等が、それぞれ配置されている。このうち、アンテナ部13は、通信用アンテナとGPS用アンテナとの2種類から構成されている。
【0013】
また、表示部14には、液晶表示器等が使用されている。さらに、操作部15は、各種の機能を制御する制御キー15a、テンキー15b、電源キー15c等を備えている。
【0014】
図2は、携帯電話11の信号処理系の構成を示している。まず、通話時において、相手側の携帯電話から送信された音声信号は、通信用アンテナ18で受信され、送受信制御部19により復調された後、信号処理部20で音声再生のための信号処理が施され、スピーカ部16で音声に変換される。
【0015】
一方、発信者の音声は、マイクロホン部17で音声信号に変換され、信号処理部20で送信のための信号処理が施された後、送受信制御部19によって変調され、通信用アンテナ18から相手側の携帯電話に送信される。
【0016】
また、GPS用アンテナ21は、衛星から到来する電波を受信し、その受信信号をGPS受信制御部22に供給する。このGPS受信制御部22は、入力された受信信号に基づいて、この携帯電話11の現在位置情報を算出する。この現在位置情報は、例えば、緯度及び経度等の絶対位置情報として生成される。
【0017】
上記のような各種の動作は、制御部23によって統括的に制御されている。この制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部15の操作情報を受けて、送受信制御部19、信号処理部20及びGPS受信制御部22を制御するとともに、前記表示部14に必要な表示を行なわせるように制御を行なっている。
【0018】
なお、この制御部23には、ROM(Read Only Memory)24及びRAM(Random Access Memory)25が接続されている。このROM24は、制御部23に所定の制御を行なわせるためのプログラムを格納している。また、RAM25は、制御部23に作業領域を提供するとともに、各種の設定データの一時保存用として使用される。
【0019】
また、制御部23は、信号処理部20、送受信制御部19及び通信用アンテナ18を介してインターネットにアクセスし、必要な地図データを取得することができる。この場合、制御部23は、取得した地図データをRAM25に保存したり、取得した地図データにGPS受信制御部22で生成された現在位置情報を重畳して、表示部14に表示させたりすることができる。
【0020】
さらに、制御部23は、GPS受信制御部22で生成された現在位置情報を、信号処理部20、送受信制御部19及び通信用アンテナ18を介して、相手側の携帯電話に送信することができる。
【0021】
また、制御部23は、相手側の携帯電話からその現在位置情報が送信された場合には、その受信した相手側の現在位置と、GPS受信制御部22で生成された自己の現在位置とを、共に表示可能な縮尺の地図に対応した地図データを取得して、その取得された地図データ上に両方の現在位置情報を重畳し、表示部14に画像表示させることができる。
【0022】
これにより、図3に示すように、表示部14には、相手側の現在位置(図中×印で示す)と、自己の現在位置(図中○印で示す)とが共に表示されるようになる。このため、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0023】
また、制御部23は、相手側の現在位置と自己の現在位置とをそれぞれ絶対位置情報として取得しているので、自己の現在位置から見た相手の現在位置する方角と、両者間の距離とを算出し、それらを表示することができる。図3に示す例では、○印から見て×印が北北西の方角に3500m離れた位置に存在していることが示されている。
【0024】
図4は、相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示する動作をまとめたフローチャートを示している。この場合、2人のユーザA,Bを想定し、両ユーザA,Bがそれぞれ同じ携帯電話11を所持しているものとする。
【0025】
そして、ユーザAの携帯電話11からその現在位置情報がユーザBの携帯電話11に対して送信されることにより開始(ステップS11)されると、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS12で、ユーザAの現在位置情報を取得しRAM25に記録する。
【0026】
その後、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS13で、自己の現在位置情報を取得しRAM25に記録する。そして、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS14で、ユーザA,Bの現在位置情報に基づいて、ユーザBから見たユーザAの位置する方角と、両者間の距離とを算出する。
【0027】
次に、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS15で、ユーザA,Bの現在位置情報に基づいて、両者の位置を共に表示するのに相応しい地図の縮尺を決定する。
【0028】
そして、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS16で、先に決定された縮尺の地図データをインターネットを介して取得し、その表示部14に画像表示させる。
【0029】
その後、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS17で、ユーザA,Bの現在位置をそれぞれ地図上に重畳させて表示させ、ステップS18で、ユーザBから見たユーザAの位置する方角と両者間の距離とを表示させて、終了(ステップS19)される。
【0030】
上記した実施の形態によれば、相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示させるようにしたので、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0031】
また、お互いが移動する場合には、両者の間にある適当なランドマークを表示し、そのランドマークの中から適切な待ち合わせ場所を指定することにより、スムーズな待ち合わせが可能となる。
【0032】
なお、地図の縮尺を決定する際には、相手側の現在位置と自己の現在位置とが表示部14の画面上からはみ出さない範囲で、最も拡大された地図を選択することが望ましい。
【0033】
また、この相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示させる機能は、携帯電話だけでなく、例えばカーナビゲーションシステム等に応用することにより、待ち合わせ場所の特定や時間、距離がすぐにわかるため、すれ違い等がなくなる。
【0034】
この場合には、お互いがカーナビゲーション装置を装備していなくても、一方が上記した携帯電話11を所持していれば使用可能となる。ただし、この場合には、カーナビゲーション装置と携帯電話11とを通信可能に接続するサービスを利用する必要がある。
【0035】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、自己の位置と相手の位置とを共に地図上に表示させて、自己と相手との位置関係を容易に把握することを可能とし、待ち合わせ等を円滑に行なわせ得る極めて良好な携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、携帯通信端末としての携帯電話を説明するために示す外観図。
【図2】同実施の形態における携帯電話の信号処理系を説明するために示すブロック構成図。
【図3】同実施の形態における相手側の現在位置と自己の現在位置とを地図上に共に表示した一例を説明するために示す図。
【図4】同実施の形態における相手側の現在位置と自己の現在位置とを地図上に共に表示する動作を説明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
11…携帯電話、
12…本体部、
13…アンテナ部、
14…表示部、
15…操作部、
16…スピーカ部、
17…マイクロホン部、
18…通信用アンテナ、
19…送受信制御部、
20…信号処理部、
21…GPS用アンテナ、
22…GPS受信制御部、
23…制御部、
24…ROM、
25…RAM。
【発明の属する技術分野】
この発明は、GPS(Global Positioning System)を利用して自己の位置を把握する機能を備えた携帯電話等の携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、GPSを搭載した携帯電話が普及している。この携帯電話は、GPSにより取得した自己の位置情報を地図データ上に重畳して、画像表示することができる。
【0003】
また、この種の携帯電話では、自己の位置情報を重畳した地図データを、通信相手の携帯電話に送出することができる。相手側は、自己の携帯電話で受信した地図データを画像表示させることにより、発信者の位置を地図上で認識することが可能となる。
【0004】
ところで、例えば、待ち合わせ等において、発信側と相手側とのいずれか一方または両方が、地図の示す地理的情報に不案内である場合には、地図が役に立たたず待ち合わせがスムーズに行なわれなくなるという問題が生じる。
【0005】
なお、携帯電話において、自己の位置を通信の相手側に地図上で表示させる技術に関する公知例としては、特開2001−346246号公報及び特開2002−84560号公報がある。
【0006】
しかしながら、前者は、地図データは送らず自己の位置情報のみを送信して、伝送データ量を少なくする構成であり、後者は、複数の移動端末のうち要求した移動端末の位置を地図上に表示させる構成であって、いずれも上記した問題を解決することについては何らの記載もなされていないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、自己の位置と相手の位置とを共に地図上に表示させて、自己と相手との位置関係を容易に把握することを可能とし、待ち合わせ等を円滑に行なわせ得る極めて良好な携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る携帯通信端末は、通信相手の位置情報と自己の位置情報とをそれぞれ取得する位置情報取得手段と、この位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて、地図データを取得する地図データ取得手段と、この地図データ取得手段で取得された地図データに、位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示させる表示制御手段とを備えるようにしたものである。
【0009】
また、この発明に係る携帯通信端末を用いた情報通信方法は、自己の位置情報を取得する機能を備えた第1及び第2の携帯通信端末間で行なわれる情報通信を対象としている。そして、第1の携帯通信端末がその位置情報を取得し、第2の携帯通信端末に送信する第1の工程と、この第1の工程の後、第2の携帯通信端末が、受信した第1の携帯通信端末の位置情報と、自己の取得した位置情報とに基づいて、地図データを取得する第2の工程と、この第2の工程の後、第2の携帯通信端末が、取得した地図データに第1の携帯通信端末の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示する第3の工程とを有するようにしたものである。
【0010】
上記のような構成及び方法によれば、通信相手の位置と自己の位置とを共に地図上に表示させるようにしたので、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する携帯通信端末としての携帯電話11の外観を示している。
【0012】
すなわち、この携帯電話11は、その本体部12に、アンテナ部13、表示部14、操作部15、スピーカ部16及びマイクロホン部17等が、それぞれ配置されている。このうち、アンテナ部13は、通信用アンテナとGPS用アンテナとの2種類から構成されている。
【0013】
また、表示部14には、液晶表示器等が使用されている。さらに、操作部15は、各種の機能を制御する制御キー15a、テンキー15b、電源キー15c等を備えている。
【0014】
図2は、携帯電話11の信号処理系の構成を示している。まず、通話時において、相手側の携帯電話から送信された音声信号は、通信用アンテナ18で受信され、送受信制御部19により復調された後、信号処理部20で音声再生のための信号処理が施され、スピーカ部16で音声に変換される。
【0015】
一方、発信者の音声は、マイクロホン部17で音声信号に変換され、信号処理部20で送信のための信号処理が施された後、送受信制御部19によって変調され、通信用アンテナ18から相手側の携帯電話に送信される。
【0016】
また、GPS用アンテナ21は、衛星から到来する電波を受信し、その受信信号をGPS受信制御部22に供給する。このGPS受信制御部22は、入力された受信信号に基づいて、この携帯電話11の現在位置情報を算出する。この現在位置情報は、例えば、緯度及び経度等の絶対位置情報として生成される。
【0017】
上記のような各種の動作は、制御部23によって統括的に制御されている。この制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部15の操作情報を受けて、送受信制御部19、信号処理部20及びGPS受信制御部22を制御するとともに、前記表示部14に必要な表示を行なわせるように制御を行なっている。
【0018】
なお、この制御部23には、ROM(Read Only Memory)24及びRAM(Random Access Memory)25が接続されている。このROM24は、制御部23に所定の制御を行なわせるためのプログラムを格納している。また、RAM25は、制御部23に作業領域を提供するとともに、各種の設定データの一時保存用として使用される。
【0019】
また、制御部23は、信号処理部20、送受信制御部19及び通信用アンテナ18を介してインターネットにアクセスし、必要な地図データを取得することができる。この場合、制御部23は、取得した地図データをRAM25に保存したり、取得した地図データにGPS受信制御部22で生成された現在位置情報を重畳して、表示部14に表示させたりすることができる。
【0020】
さらに、制御部23は、GPS受信制御部22で生成された現在位置情報を、信号処理部20、送受信制御部19及び通信用アンテナ18を介して、相手側の携帯電話に送信することができる。
【0021】
また、制御部23は、相手側の携帯電話からその現在位置情報が送信された場合には、その受信した相手側の現在位置と、GPS受信制御部22で生成された自己の現在位置とを、共に表示可能な縮尺の地図に対応した地図データを取得して、その取得された地図データ上に両方の現在位置情報を重畳し、表示部14に画像表示させることができる。
【0022】
これにより、図3に示すように、表示部14には、相手側の現在位置(図中×印で示す)と、自己の現在位置(図中○印で示す)とが共に表示されるようになる。このため、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0023】
また、制御部23は、相手側の現在位置と自己の現在位置とをそれぞれ絶対位置情報として取得しているので、自己の現在位置から見た相手の現在位置する方角と、両者間の距離とを算出し、それらを表示することができる。図3に示す例では、○印から見て×印が北北西の方角に3500m離れた位置に存在していることが示されている。
【0024】
図4は、相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示する動作をまとめたフローチャートを示している。この場合、2人のユーザA,Bを想定し、両ユーザA,Bがそれぞれ同じ携帯電話11を所持しているものとする。
【0025】
そして、ユーザAの携帯電話11からその現在位置情報がユーザBの携帯電話11に対して送信されることにより開始(ステップS11)されると、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS12で、ユーザAの現在位置情報を取得しRAM25に記録する。
【0026】
その後、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS13で、自己の現在位置情報を取得しRAM25に記録する。そして、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS14で、ユーザA,Bの現在位置情報に基づいて、ユーザBから見たユーザAの位置する方角と、両者間の距離とを算出する。
【0027】
次に、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS15で、ユーザA,Bの現在位置情報に基づいて、両者の位置を共に表示するのに相応しい地図の縮尺を決定する。
【0028】
そして、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS16で、先に決定された縮尺の地図データをインターネットを介して取得し、その表示部14に画像表示させる。
【0029】
その後、ユーザBの携帯電話11の制御部23は、ステップS17で、ユーザA,Bの現在位置をそれぞれ地図上に重畳させて表示させ、ステップS18で、ユーザBから見たユーザAの位置する方角と両者間の距離とを表示させて、終了(ステップS19)される。
【0030】
上記した実施の形態によれば、相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示させるようにしたので、自己と相手との位置関係を容易に把握することが可能となり、地図の示す地理的情報に不案内であっても、待ち合わせ等を円滑に行なうことが可能となる。
【0031】
また、お互いが移動する場合には、両者の間にある適当なランドマークを表示し、そのランドマークの中から適切な待ち合わせ場所を指定することにより、スムーズな待ち合わせが可能となる。
【0032】
なお、地図の縮尺を決定する際には、相手側の現在位置と自己の現在位置とが表示部14の画面上からはみ出さない範囲で、最も拡大された地図を選択することが望ましい。
【0033】
また、この相手側の現在位置と自己の現在位置とを共に地図上に表示させる機能は、携帯電話だけでなく、例えばカーナビゲーションシステム等に応用することにより、待ち合わせ場所の特定や時間、距離がすぐにわかるため、すれ違い等がなくなる。
【0034】
この場合には、お互いがカーナビゲーション装置を装備していなくても、一方が上記した携帯電話11を所持していれば使用可能となる。ただし、この場合には、カーナビゲーション装置と携帯電話11とを通信可能に接続するサービスを利用する必要がある。
【0035】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、自己の位置と相手の位置とを共に地図上に表示させて、自己と相手との位置関係を容易に把握することを可能とし、待ち合わせ等を円滑に行なわせ得る極めて良好な携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、携帯通信端末としての携帯電話を説明するために示す外観図。
【図2】同実施の形態における携帯電話の信号処理系を説明するために示すブロック構成図。
【図3】同実施の形態における相手側の現在位置と自己の現在位置とを地図上に共に表示した一例を説明するために示す図。
【図4】同実施の形態における相手側の現在位置と自己の現在位置とを地図上に共に表示する動作を説明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
11…携帯電話、
12…本体部、
13…アンテナ部、
14…表示部、
15…操作部、
16…スピーカ部、
17…マイクロホン部、
18…通信用アンテナ、
19…送受信制御部、
20…信号処理部、
21…GPS用アンテナ、
22…GPS受信制御部、
23…制御部、
24…ROM、
25…RAM。
Claims (7)
- 通信相手の位置情報と自己の位置情報とをそれぞれ取得する位置情報取得手段と、
この位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて、地図データを取得する地図データ取得手段と、
この地図データ取得手段で取得された地図データに、前記位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とを重畳して、画像表示させる表示制御手段とを具備してなることを特徴とする携帯通信端末。 - 前記地図データ取得手段は、前記位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とに基づいて、前記地図データとして取得する地図の縮尺を決定することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
- 前記地図データ取得手段は、前記位置情報取得手段で取得された通信相手の位置情報と自己の位置情報とを共に表示可能な縮尺の地図に対応した地図データを取得することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
- 前記地図データ取得手段は、通信相手の位置と自己の位置とが表示画面上からはみ出さない範囲で最も拡大された地図を選択することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
- 前記表示制御手段は、自己の位置から見た通信相手の位置する方角と両者間の距離との少なくとも一方を表示することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
- 前記表示制御手段は、地図上にランドマークを表示させることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
- 自己の位置情報を取得する機能を備えた第1及び第2の携帯通信端末間で行なわれる情報通信方法において、
前記第1の携帯通信端末がその位置情報を取得し、前記第2の携帯通信端末に送信する第1の工程と、
この第1の工程の後、前記第2の携帯通信端末が、受信した前記第1の携帯通信端末の位置情報と、自己の取得した位置情報とに基づいて、地図データを取得する第2の工程と、
この第2の工程の後、前記第2の携帯通信端末が、取得した地図データに前記第1の携帯通信端末の位置情報と自己の位置情報とを重畳して画像表示する第3の工程とを有することを特徴とする携帯通信端末を用いた情報通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002188448A JP2004028898A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002188448A JP2004028898A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004028898A true JP2004028898A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31183194
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002188448A Pending JP2004028898A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 携帯通信端末及びそれを用いた情報通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004028898A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20180087918A1 (en) * | 2016-09-26 | 2018-03-29 | Uber Technologies, Inc. | Modifying map configurations based on established location points |
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