JP2000134665A - 情報処理装置及び通信システム並びに情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び通信システム並びに情報処理方法

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JP2000134665A
JP2000134665A JP10307359A JP30735998A JP2000134665A JP 2000134665 A JP2000134665 A JP 2000134665A JP 10307359 A JP10307359 A JP 10307359A JP 30735998 A JP30735998 A JP 30735998A JP 2000134665 A JP2000134665 A JP 2000134665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め利用者が望む所定の処理を端末側に設定
しておき、センタのサーバや端末の発信機能を必要とす
ることなく、また利用者の要求なしに自動的に処理を開
始することが可能な情報処理装置、通信システム並びに
情報の処理方法を提供する。 【解決手段】 PHS等の基地局IDを位置情報として
アンテナ11を介して位置情報受信部12が受信する。
処理設定記憶部14には、特定の位置に入出力した場合
に所望の処理を行うことが予め設定され記憶されてい
る。起動判断部13において、処理設定記憶部14の記
憶内容と位置情報受信部12が受信した位置情報とを用
いて処理を起動すべきか否かを判断し、起動すべき場合
に処理実行部15がその処理を実行する。これにより、
情報センタのサーバの処理を必要とすることなく、また
利用者のサービス要求を必要とすることなく所望の処理
を自動的に起動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置情報を扱う移
動型の情報処理装置、そのような処理装置を含む通信シ
ステム、並びに情報の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(Personal Handy-Phone System
)や携帯電話のような移動体通信システムの端末は、
その端末がいまどこに位置するかをシステム側に通知す
るために、常時基地局から基地局IDを受信して内部メ
モリに保持している。
【0003】PHSを例にとると、各々の基地局はそれ
ぞれ約100mの範囲をカバーするように配置されてい
る。そこで、PHS端末が基地局から発信された基地局
IDを受信して保持している情報を位置情報として用い
ることで、現在その端末がどの基地局の管轄内にあるか
を約100mの精度で知ることができる。
【0004】このような手法を用いて位置検索を行うシ
ステムや、位置関連情報を提供するシステムも提案され
ている。位置検索システムは、任意のPHS端末の現在
の位置を知るためのもので、PHS端末、PHS基地
局、基地局接続網を有する既設のPHSシステムと、位
置情報センタから構成されている。位置関連情報を提供
するシステムは、既設のPHSシステムの他に、位置情
報並びに関連するデータを扱うサーバが設けられてい
る。
【0005】位置検索システムを例にとると、次のよう
にしてPHS端末の現在の位置を知ることができる。 (1) 位置情報センタに、所望のPHS端末の電話番
号を入力する。 (2) 位置情報センタから、当該PHS端末を呼び出
す。 (3) 当該PHS端末が、内部メモリに保持している
基地局IDを位置情報として位置情報センタへ通知す
る。 (4) 位置情報センタが、通知された位置情報に基づ
いて位置情報や地図上の関連データを出力する。
【0006】また、位置関連情報提供システムは、利用
者がいる場所に応じた情報を利用者に提供するシステム
である。このシステムは、通常のWWW(World Wide W
eb)を利用した情報提供システムにアクセスする際に、
基地局から取得した位置情報をPHS端末へ送出して、
利用者の現在の位置をシステムに通知することで、利用
者がいる周辺の情報(例えば、最寄りの駅に関する情
報)を提供するというものである。そして、このような
手法により位置情報が提供されることは、PHSに限ら
ず携帯電話等の他の移動体の通信システムにおいても同
様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のシステムには次のような問題があった。利用者が自己
の位置を知りたい場合には、端末が取得した位置情報
を、端末の発信機能を用いて情報センタへ送出し、セン
タ内のサーバで一定の処理を行う必要がある。またその
際に、利用者がセンタにサービスを要求しなければなら
ない。
【0008】このように、従来は利用者が位置情報を取
得したい場合にはセンタのサーバ及び端末の発信機能を
必要とするためコストが高く、さらに位置情報を知りた
い時点でその都度センタにサービスを要求しなければな
らないという不便な点があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、予め利用者が望む所定の処理を、センタのサーバや
端末の発信機能を必要とせずまた利用者の要求なしに自
動的に開始することが可能な情報処理装置、そのような
処理装置を含む通信システム、並びに情報の処理方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、位置情報を受信する位置情報受信部と、少なくとも
1組の処理内容とその処理を起動する起動条件とを与え
られて記憶する処理設定記憶部と、前記位置情報受信部
が受信した前記位置情報と、前記処理設定記憶部が記憶
している前記起動条件とを与えられ、対応する処理を起
動するか否かを判断する起動判断部と、前記起動判断部
が起動すると判断した場合に、前記処理設定記憶部に記
憶されている対応する処理を実行する処理実行部とを備
えることを特徴としている。
【0011】また、本発明の情報処理装置は、位置情報
を受信する位置情報受信部と、前記位置情報受信部に順
次受信される前記位置情報を記憶する位置情報記憶部
と、前記位置情報受信部に受信された最新の位置情報
と、前記位置情報記憶部に記憶された直前の前記履歴と
に基づいて、位置情報の変化を検出する位置情報変化検
出部と、少なくとも1組の処理内容とその処理を起動す
る起動条件とを与えられて記憶する処理設定記憶部と、
前記位置情報変化検出部が位置情報の変化を検出した場
合に、その位置情報の変化と前記処理設定記憶部が記憶
している前記起動条件とに基づいて、対応する処理を起
動するか否かを判断する起動判断部と、前記起動判断部
が起動すると判断した場合に、前記処理設定記憶部に記
憶されている対応する処理を実行する処理実行部とを備
えることを特徴とする。
【0012】本発明の通信システムは、各々の位置情報
を出力する複数の位置情報出力装置と、出力された前記
位置情報に基づいて処理を行う移動可能な情報処理装置
とを備え、前記情報処理装置は、少なくとも1つの前記
位置情報出力装置から出力された前記位置情報を受信す
る位置情報受信部と、少なくとも1組の処理内容とその
処理を起動する起動条件とを与えられて記憶する処理設
定記憶部と、前記位置情報受信部が受信した前記位置情
報と、前記処理設定記憶部が記憶している前記起動条件
とに基づいて、対応する処理を起動するか否かを判断す
る起動判断部と、前記起動判断部が起動すると判断した
場合に、前記処理設定記憶部に記憶されている対応する
処理を実行する処理実行部とを備えている。
【0013】さらに、本発明の情報処理方法は、少なく
とも1組の処理内容とその処理を起動する起動条件とを
与えられて処理設定記憶部に記憶させるステップと、位
置情報を受信するステップと、受信した前記位置情報
と、前記処理設定記憶部に記憶させた前記起動条件とに
基づいて、対応する処理を起動するか否かを判断するス
テップと、前記処理を起動すると判断した場合に、この
処理を実行するステップとを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】本発明の第1の実施の形態による携帯型の
情報処理装置の構成を図1に示す。この装置は、アンテ
ナ11と、位置情報受信部12と、起動判断部13と、
処理設定記憶部14と、処理実行部15とを備えてい
る。
【0016】位置情報受信部12は、図示されていない
PHS等の基地局から送出されている基地局IDを、ア
ンテナ11を介して位置情報として受信するものであ
る。処理設定記憶部14は、少なくとも1組の処理及び
その処理を起動する条件とを設定されて保持するもので
ある。起動判断部13は、位置情報受信部12が受信し
た位置情報を与えられ、この位置情報に基づいて処理設
定記憶部14に記憶された該当する処理を起動すべきか
否かを判断し、その判断結果を処理実行部15に出力す
る。処理実行部15は、起動判断部13が起動すべきと
判断した処理を実行する。
【0017】このような構成を備えた情報処理装置の動
作手順について、図2のフローチャートを用いて説明す
る。
【0018】ステップS10として、少なくとも1組の
処理及び起動条件を処理設定記憶部14に設定する。処
理の内容は、後述するように本装置が所定の位置に存在
することに関連したものである。
【0019】PHS等の基地局から、基地局IDが位置
情報として送出される。ステップS12として、位置情
報受信部12がアンテナ11を介してこの位置情報を受
信する。
【0020】ステップS14として、位置情報受信部1
2が受信した位置情報と、処理設定記憶部13が記憶し
ている起動条件とが起動判断部13が与えられる。これ
により、処理設定記憶部13が位置情報に対して処理が
設定されているか否かを調べる。
【0021】ステップS16として、処理が設定されて
いるか否かを判断し、設定されていない場合は終了し、
設定されている場合は処理を起動すると判断する。処理
実行部15が、ステップS18としてその処理を実行す
る。
【0022】ここでステップS10は、予め行われた状
態であり、これに対してステップS12〜S18はその
都度繰り返して実行される。
【0023】また、処理設定記憶部14に設定される処
理の内容及びその起動条件としては、以下のようなもの
が考えられる。
【0024】(1a) 図3に示されたように、情報処
理装置が位置A又は位置Bにある場合は、その間中アラ
ームを鳴らす。
【0025】例えば、降車駅を通知して乗り過ごしを防
止するために、情報処理装置を用いる場合を考える。電
車が位置A又は位置Bの領域内にある駅に到着すると、
その間中アラームを鳴らしたり、振動を発生したりす
る。
【0026】降車駅を通知する機器としては、タイマを
内蔵したアラーム装置等が存在する。このような装置
は、乗車駅から降車駅までに要する時間が30分である
とすると、乗車時にタイマを30分に設定して30分後
にアラームを鳴らすというものである。しかし、乗車す
る毎に時間を設定しなければならず、煩わしいという問
題がある。また、設定を誤ると目的の駅で鳴らずに乗り
過ごすという問題もある。さらには、自宅から最寄りの
降車駅は同一であるが乗車駅が異なる場合に、乗車時間
が不明で設定できないという場合もある。
【0027】これに対し、本実施の形態によれば、処理
設定記憶部14に一度設定を行えば、確実に同一の降車
駅においてアラームを鳴らすことが可能であり、上記問
題を全て解決することができる。
【0028】(1b) 図4に示されたように、情報処
理装置が任意の位置*にある間、内部メモリに保持した
位置情報を検索して対応する駅名や住所等を画面に表示
する。
【0029】この場合の起動条件は、情報処理装置が任
意の位置*にあることである。位置*にある間、該当す
る位置情報を内部メモリから読み出して画面に表示す
る。但し、この機能を実現するためには、図1に示され
た構成の他に、基地局から発信されている位置情報と、
駅情報や住所情報等を関連付けるデータを予め内部メモ
リに保持しておき、中央処理装置により検索して画面に
表示する構成を情報処理装置が有する必要がある。
【0030】また、上記(1a)及び(1b)として示
されたような複数組の処理及びその起動条件とを処理設
定記憶部14に設定してもよい。この場合は、複数設定
された起動条件と位置情報とに基づいて、対応する処理
を実行するか否かを起動判断部13が判断する。そし
て、起動すると判断した場合に、対応する処理を処理実
行部15が実行する。
【0031】このような本実施の形態によれば、予め設
定した所望の処理を、情報センタのサーバを必要とする
ことなく起動することができる。よって、従来よりもコ
ストを低減することができる。さらに、利用者の介在な
しに自動的に処理を起動することができるので、その都
度サービスを要求する煩わしさや不便を解消することが
できる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態による携
帯型の情報処理装置の構成を図5に示す。この装置は、
アンテナ101、位置情報受信部102、位置情報変化
検出部103、位置情報記憶部104、起動判断部10
5、処理設定記憶部106、処理実行部107、画面表
示部108、音声出力部109を備え、図6のフローチ
ャートに示された手順で動作する。
【0033】位置情報受信部102は、PHS等の基地
局から送出されている基地局IDを、アンテナ101を
介して位置情報として受信する。処理設定記憶部106
は、少なくとも1組の処理及び起動条件を設定されて保
持する。位置情報記憶部104は、位置情報受信部10
2が受信した位置情報を受信する毎に与えられて記憶す
る。あるいは、受信する毎に与えられた位置情報を受信
した順番に履歴として記憶していくものであってもよ
い。位置情報変化検出部103は、位置情報受信部10
2が受信した最新の位置情報と、位置情報記憶部104
に記憶されている直前の位置情報とを比較し、位置情報
が変化したことを検出する。
【0034】起動判断部105は、位置情報変化検出部
103が位置情報が変化したことを検出した場合に、こ
の場合の最新の位置情報と処理設定記憶部106に記憶
された起動条件とに基づいて起動するか否かを判断し、
その判断結果を処理実行部107に出力する。処理実行
部107は、起動判断部105が起動すると判断した場
合に、対応する処理を画面表示部108又は/及び音声
出力部109に対して実行させる。
【0035】このような構成を備えた本実施の形態にお
ける情報処理装置の動作手順について、図6のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0036】ステップS20として、予め少なくとも1
組の処理及び起動条件を処理設定記憶部20に設定す
る。処理の内容は、上記第1の実施の形態とは異なり、
本装置の位置が変化したことに起因するものである。
【0037】PHS等の基地局から、基地局IDが位置
情報として送出される。ステップS22として、位置情
報受信部102がこの位置情報をアンテナ101を介し
て受信する。そして、受信された位置を位置情報記憶部
104が記憶する。
【0038】ステップS24として、現在受信した最新
の位置情報と、位置情報記憶部104に記憶されている
直前の位置情報とを位置情報変化検出部103が比較す
る。ステップS26として、位置情報が変化したか否か
を判断し、変化していない場合は処理を終了する。変化
した場合は、ステップS28として、位置情報変化検出
部103から与えられた最新の位置情報と処理設定記憶
部106に記憶されている起動条件とに基づいて、起動
判断部105が最新の位置情報に対して処理が設定され
ているか否かを調べる。
【0039】ステップS30として、処理が設定されて
いない場合は処理を終了し、設定されている場合はステ
ップS32としてその処理を実行する。
【0040】処理設定記憶部106に設定される処理の
内容及び起動条件として、以下のようなものが考えられ
る。
【0041】(2a) 図7に示されたように、情報処
理装置が位置A0 (A0 はAに到着する直前の位置)か
ら位置Aに変化した場合、又は位置B0 (B0 はBに到
着する直前の位置)から位置Bに変化した場合に、その
時点でアラームを鳴らす。
【0042】例えば、乗り過ごしを防止するため、電車
が所望の位置A又は位置Bにある駅に到着した時点で、
アラームを鳴らしたり、振動を発生したりする。上記第
1の実施の形態は、情報処理装置が所望の位置A又はB
にある間中、アラームを鳴らす等の処理を行う。これに
対し、本実施の形態は位置の変化を検出するものであ
り、所望の位置A又はBの領域に入った時点において、
アラームを鳴らす等の処理を行う。
【0043】そして、このような本実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に、処理設定記憶部1
06に一度設定を行えば、確実に同一の降車駅に到着し
た時点において、アラームを鳴らす等の処理が可能であ
る。
【0044】(2b) 図8に示されたように、情報処
理装置が任意の位置*0 から他の任意の位置*1に移動
した場合、内部メモリに保持した位置*1に該当する位
置情報を検索して対応する駅名や住所等を画面に表示す
る。
【0045】この場合の起動条件は、情報処理装置が任
意の位置*0 から他の任意の位置*1 に変化したことで
ある。そして、位置*1 に変化した時点で、この位置*
1 に該当する位置情報を内部メモリから読み出して画面
に表示する。この機能を実現するためには、図5に示さ
れた構成の他に、基地局から発信されている位置情報
と、駅情報や住所情報等を関連付けるデータを予め内部
メモリに保持しておき、中央処理装置(以下、CPUと
いう)等により検索して画面に表示する構成を情報処理
装置が有する必要がある。
【0046】(2c) 図9に示されたように、任意の
位置*から特定区域Aに入った時点、又は特定区域Aか
ら任意の位置*へ出た時点における日時を記録する。即
ち、この処理は、所望の区域Aに入出力した時点におけ
る日時を記録するというものである。
【0047】そして、本機能を実現するためには、図5
に示された構成の他に、時計機能と、日時を記憶するメ
モリと、CPU等によりメモリへの日時の書き込み及び
読み出しを行わせる構成を必要とする。
【0048】(2d) 図10に示されたように、位置
B0 (B0 はBに到着する直前の位置)から位置Bに移
動した時点で、自宅の電話に対して空調装置(以下、エ
アコンと省略する)をオンにする制御メッセージを発信
する。
【0049】例えば、自宅の最寄り駅Bに電車が到着し
た時点で、エアコンのスイッチを入れる等の制御情報を
電話回線を通じて発信する。このような機能を実現する
ためには、本情報処理装置が通常のPHS端末や携帯電
話のように発信機能を有し、かつエアコンが電話回線か
ら制御メッセージを受けとるとオンするような構成を備
えている必要がある。
【0050】(2e) 図11に示されたように、通常
の区域Aから外へ出た場合に、管理者に異常が発生した
旨のメッセージを発信する。
【0051】例えば、このような処理の設定がなされた
本情報処理装置を自動車等に取り付けておき、通常の区
域Aから外へ出た場合に管理者に通知する。これによ
り、盗難を防止することができる。また、同様な装置を
子供や老人に持たせておくことで、危険な異常事態が発
生するおそれがあることを管理者に伝えることができ
る。
【0052】そして、第2の実施の形態においても上記
第1の実施の形態と同様に、上記(2a)、(2b)、
…、(2e)として示されたような複数の処理及び起動
条件を処理設定記憶部106に設定することもできる。
即ち、複数設定された処理のうち、位置情報の変化と起
動条件とに基づいて対応する処理を実行するか否かを起
動判断部105が判断し、起動すると判断した場合に、
対応する処理を処理実行部107が実行する。
【0053】上述した機能を実現する具体的な実施形態
としては、通常のPHS端末等に本実施の形態としての
構成を備えかつ上記処理を設定しておく形態、又はこの
機能を実現する受信専用端末とする形態、あるいは腕時
計や携帯型音声又は/及び映像再生機器等にこの構成を
組み込む形態等が考えられる。
【0054】上述した第1、第2の実施の形態はいずれ
も一例であり、本発明を限定するものではない。例え
ば、位置情報の取得、起動条件、設定する処理の具体的
内容等は、実施の態様に応じて変えることができる。以
下に、その具体的な例を示す。位置情報の取得は、例え
ば以下のように行うことができる。 (1) 上述したように、PHS端末や携帯電話等の移
動体通信システムにおける少なくとも1つの基地局から
その基地局IDを受信する。
【0055】複数の基地局IDを受信する場合には、電
界強度が最も高い基地局IDから位置情報を取得する。 (2) GPS(Global Positioning System )を利用
して、緯度及び経度情報を取得する。
【0056】上記(1)及び(2)は、いずれも既設の
社会的インフラストラクチャを利用して、位置情報を取
得するものである。従って、上記(1)及び(2)に限
らず、他の社会的インフラストラクチャを利用して位置
情報を取得してもよく、あるいは本発明を実施するため
に新たに位置情報を発信するシステムを構築してもよ
い。
【0057】また、上記第2の実施の形態において、位
置が変化したことを検知して処理を起動する条件とし
て、上述した条件の他に次のようなものが考えられる。 (1) 複数の位置A、B、…、Xのうちのいずれかの
区域から、外部へ出たときにアラームを鳴らす (2) 外部から、複数の位置A、B、…、Xのうちの
いずれかの区域へ入ったときにアラームを鳴らす 上記第2の実施の形態では、一か所への出入りを起動の
条件としているが、複数の区域のうちのいずれかに対す
る出入りを起動条件としてもよい。 (3) 位置Aから位置B、位置Bから位置C、位置C
から位置Dという経路を辿ったとき、又は辿らなかった
場合にアラームを鳴らす 特定区域からの入出力のみならず、所定のルートを辿っ
たこと、あるいは辿らずに当該ルートから途中ではずれ
たことを条件として一定の処理を起動してもよい。例え
ば、子供の通園、通学や買い物のお遣いの際に、上記設
定が施された装置をバッグ等に入れておく形態が考えら
れる。
【0058】処理の具体的な例として、以下のようなも
のが考えられる。 (1) アラーム、チャイム、人工音声等の音声出力 (2) 住所や注意事項等の文字情報、あるいは地図等
の画像情報の画面表示 (3) 振動の発生 (4) 電話やいわゆるポケベル、コンピュータへのe
−メイル等のメッセージの送信 (5) 電話回線を介して、家電機器のスイッチのオン
/オフの遠隔制御 (6) 日時等のデータの端末内の記憶装置や電話回線
を介したサーバ内の記憶装置への記録 (7) 電話回線を介して、サーバからのデータ取得 このような(1)〜(7)に示された処理と、処理を起
動する条件との設定は、例えば以下のようにして行って
もよい。 (1) PHSの端末等が一般に備えているボタン等の
インタフェースを用いて設定する。 (2) 端末をコンピュータ等の外部機器に接続し、そ
の機器が備えるキーボード等を用いて設定する。 (3) 利用者と処理の対象物との距離が隔たっている
場合は、電話回線を通じて設定する。
【0059】起動条件の設定に必要な位置情報の取得
は、例えば以下のようにして行うことができる。 (1) 基地局ID、あるいは緯度及び経度の数値を入
力する。 (2) 処理を起動させるべき現場に赴き、その場で取
得可能な基地局ID等の位置情報を入手する。
【0060】また、上記(1)又は(2)の他に、地図
と関連付けられた位置情報をCD−ROMやWWW等に
より提供することで地図上の位置を指定することにより
所望の位置の位置情報を取得することも考えられる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め設定した所望の処理を情報処理装置の位置に基づいて
自動的に起動することができるので、情報センタのサー
バの処理が不要でコストが低減されるだけでなく、利用
者がその都度サービスを要求する煩わしさを解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による情報処理装置
の構成を示したブロック図。
【図2】同実施の形態における処理の手順を示したフロ
ーチャート。
【図3】同実施の形態における処理及び起動条件の一例
を示した説明図。
【図4】同実施の形態における処理及び起動条件の他の
例を示した説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態による情報処理装置
の構成を示したブロック図。
【図6】同実施の形態における処理の手順を示したフロ
ーチャート。
【図7】同実施の形態における処理及び起動条件の一例
を示した説明図。
【図8】同実施の形態における処理及び起動条件の他の
例を示した説明図。
【図9】同実施の形態における処理及び起動条件のさら
に他の例を示した説明図。
【図10】同実施の形態における処理及び起動条件のさ
らに他の例を示した説明図。
【図11】同実施の形態における処理及び起動条件のさ
らに他の例を示した説明図。
【符号の説明】
11、101 アンテナ 12、102 位置情報受信部 13、105 起動判断部 14、106 処理設定記憶部 15、107 処理実行部 103 位置情報変化検出部 104 位置情報記憶部 105 起動判断部 106 処理設定記憶部 108 画面表示部 109 音声出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置情報を受信する位置情報受信部と、 少なくとも1組の処理内容とその処理を起動する起動条
    件とを与えられて記憶する処理設定記憶部と、 前記位置情報受信部が受信した前記位置情報と、前記処
    理設定記憶部が記憶している前記起動条件とを与えら
    れ、対応する処理を起動するか否かを判断する起動判断
    部と、 前記起動判断部が起動すると判断した場合に、前記処理
    設定記憶部に記憶されている対応する処理を実行する処
    理実行部と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】位置情報を受信する位置情報受信部と、 前記位置情報受信部に順次受信される前記位置情報を記
    憶する位置情報記憶部と、 前記位置情報受信部に受信された最新の位置情報と、前
    記位置情報記憶部に記憶された直前の前記履歴とに基づ
    いて、位置情報の変化を検出する位置情報変化検出部
    と、 少なくとも1組の処理内容とその処理を起動する起動条
    件とを与えられて記憶する処理設定記憶部と、 前記位置情報変化検出部が位置情報の変化を検出した場
    合に、その位置情報の変化と前記処理設定記憶部が記憶
    している前記起動条件とに基づいて、対応する処理を起
    動するか否かを判断する起動判断部と、 前記起動判断部が起動すると判断した場合に、前記処理
    設定記憶部に記憶されている対応する処理を実行する処
    理実行部と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】各々の位置情報を出力する複数の位置情報
    出力装置と、出力された前記位置情報に基づいて処理を
    行う移動可能な情報処理装置とを備えた通信システムで
    あって、前記情報処理装置は、 少なくとも1つの前記位置情報出力装置から出力された
    前記位置情報を受信する位置情報受信部と、 少なくとも1組の処理内容とその処理を起動する起動条
    件とを与えられて記憶する処理設定記憶部と、 前記位置情報受信部が受信した前記位置情報と、前記処
    理設定記憶部が記憶している前記起動条件とに基づい
    て、対応する処理を起動するか否かを判断する起動判断
    部と、 前記起動判断部が起動すると判断した場合に、前記処理
    設定記憶部に記憶されている対応する処理を実行する処
    理実行部と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】少なくとも1組の処理内容とその処理を起
    動する起動条件とを与えられて処理設定記憶部に記憶さ
    せるステップと、 位置情報を受信するステップと、 受信した前記位置情報と、前記処理設定記憶部に記憶さ
    せた前記起動条件とに基づいて、対応する処理を起動す
    るか否かを判断するステップと、 前記処理を起動すると判断した場合に、この処理を実行
    するステップと、 を備えることを特徴とする情報処理方法。
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