JP2007133718A - 緊急通報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に発生した緊急状態に係る相対的に容量の大きいデータを、例えば消防機関や救急医療機関等の各機関でリアルタイムに効率よく共有する。
【解決手段】通報車両10は自車両の緊急状態を検出すると緊急情報を生成して緊急通報センター30へ送信する。緊急通報センター30は受信した緊急情報に対して識別番号を設定し、必要に応じて消防機関50に送信すると共に、識別番号に応じた記憶領域を記憶装置34に設定し、緊急情報を構成するデータを記憶領域に格納する。消防機関50は、緊急通報センター30から受信した識別番号を救急医療機関70に転送すると共に、識別番号に応じて緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータを取得する。
【選択図】図1
【解決手段】通報車両10は自車両の緊急状態を検出すると緊急情報を生成して緊急通報センター30へ送信する。緊急通報センター30は受信した緊急情報に対して識別番号を設定し、必要に応じて消防機関50に送信すると共に、識別番号に応じた記憶領域を記憶装置34に設定し、緊急情報を構成するデータを記憶領域に格納する。消防機関50は、緊急通報センター30から受信した識別番号を救急医療機関70に転送すると共に、識別番号に応じて緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータを取得する。
【選択図】図1
Description
この発明は、緊急通報システムに関する。
従来、例えば事故等の緊急事態の発生時に緊急事態の発生位置のデータ(事故位置データ)と、緊急事態の発生対象に対する識別用データとを、自動的に緊急通報対応システムに通報する緊急自動通報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば予め発呼者の識別情報(ID)毎に、電話設置位置および氏名と、緊急連絡先とを記憶しておき、発呼者からの緊急通報時に電話設置位置および氏名を表示すると共に、緊急連絡先へ自動的に連絡を行う緊急通報システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−163028号公報
特許第3379609号公報
また、例えば予め発呼者の識別情報(ID)毎に、電話設置位置および氏名と、緊急連絡先とを記憶しておき、発呼者からの緊急通報時に電話設置位置および氏名を表示すると共に、緊急連絡先へ自動的に連絡を行う緊急通報システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来技術に係る緊急自動通報装置および緊急通報システムによれば、単に、発信元から緊急通報対応システムおよび緊急連絡先に緊急事態の発生を通知する緊急通報が送信されるだけであり、例えば消防機関や救急医療機関等の各機関において、発生した緊急事態に対する適切な対応を迅速に行うためには、例えば画像データ等の相対的に容量の大きいデータや事故状況を把握可能な詳細データ等をリアルタイムに各機関で共有することが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両に発生した緊急状態に係る相対的に容量の大きいデータや事故状況を把握可能な詳細データ等を、例えば消防機関や救急医療機関等の各機関でリアルタイムに効率よく共有することが可能な緊急通報システムを提供することを目的としている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両に発生した緊急状態に係る相対的に容量の大きいデータや事故状況を把握可能な詳細データ等を、例えば消防機関や救急医療機関等の各機関でリアルタイムに効率よく共有することが可能な緊急通報システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の緊急通報システムは、車両から発信される緊急通報を受信する緊急通報センター(例えば、実施の形態での緊急通報センター30)と、該緊急通報センターと通信接続可能とされた消防機関(例えば、実施の形態での消防機関50)とを備える緊急通報システムであって、前記緊急通報センターは、車両から受信した前記緊急通報に対して識別番号を設定する識別番号設定手段(例えば、実施の形態での識別番号設定部43)と、前記識別番号毎に前記緊急通報の通報内容の情報を記憶する記憶手段(例えば、実施の形態での記憶装置34)と、前記識別番号を前記消防機関へ送信する送信手段(例えば、実施の形態での通信制御部41および通信装置31)とを備え、前記消防機関は、前記緊急通報センターから受信した前記識別番号に応じて前記緊急通報センターの前記記憶手段に格納されている前記情報を取得する取得手段(例えば、実施の形態での緊急情報取得部63)を備えることを特徴としている。
上記の緊急通報システムによれば、車両から発信される緊急通報の情報は識別番号に応じて緊急通報センターの記憶手段に更新可能に格納されることにより、識別番号を緊急通報センターから受信した消防機関は、緊急通報センターの記憶手段から随時、最新の情報を容易に取得することができ、車両および乗員の状態をいわばリアルタイムに精度良く把握することができることから、発生した緊急状態に対して適切な対応(例えば、救出や救急処置や搬送等)を迅速に実行することができる。
また、車両と緊急通報センターとの間の通信には、例えば携帯端末等に対する既存の無線通信回線を利用可能であり、緊急通報センターと消防機関との間の通信には、例えば公衆通信網やインターネット等の既存の有線通信回線を利用可能であり、緊急通報システムを構成するために新たに特別な施設や装置を備える必要が生じることを抑制し、システムの構成に要する費用が過剰に増大してしまうことを防止することができる。
また、車両と緊急通報センターとの間の通信には、例えば携帯端末等に対する既存の無線通信回線を利用可能であり、緊急通報センターと消防機関との間の通信には、例えば公衆通信網やインターネット等の既存の有線通信回線を利用可能であり、緊急通報システムを構成するために新たに特別な施設や装置を備える必要が生じることを抑制し、システムの構成に要する費用が過剰に増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の緊急通報システムは、車両から発信される緊急通報を受信する緊急通報センター(例えば、実施の形態での緊急通報センター30)と、該緊急通報センターと通信接続可能とされた消防機関(例えば、実施の形態での消防機関50)と、該消防機関と通信接続可能とされた少なくとも緊急車両(例えば、実施の形態での緊急車両90)および救急医療機関(例えば、実施の形態での救急医療機関70)の何れかひとつとを備える緊急通報システムであって、前記緊急通報センターは、車両から受信した前記緊急通報に対して識別番号を設定する識別番号設定手段(例えば、実施の形態での識別番号設定部43)と、前記識別番号毎に前記緊急通報の通報内容の情報を記憶する記憶手段(例えば、実施の形態での記憶装置34)と、前記識別番号を前記消防機関へ送信する送信手段(例えば、実施の形態での通信制御部41および通信装置31)とを備え、前記消防機関は、前記緊急通報センターから受信した前記識別番号を、少なくとも前記緊急車両および前記救急医療機関の何れかひとつへ転送する転送手段(例えば、実施の形態での通信制御部61および通信装置51)を備え、少なくとも前記緊急車両および前記救急医療機関の何れかひとつは、前記消防機関から受信した前記識別番号に応じて前記緊急通報センターの前記記憶手段に格納されている前記情報を取得する情報取得手段(例えば、実施の形態での処理装置94、緊急情報取得部83)を備えることを特徴としている。
上記の緊急通報システムによれば、車両から発信される緊急通報の情報は識別番号に応じて緊急通報センターの記憶手段に更新可能に格納されることにより、識別番号を消防機関から受信した少なくとも緊急車両および救急医療機関の何れかひとつは、緊急通報センターの記憶手段から随時、最新の情報を取得することができ、車両および乗員の状態をいわばリアルタイムに精度良く把握することができることから、発生した緊急状態および傷病者に対して適切な対応(例えば、救出や救急処置や搬送、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の緊急通報システムによれば、消防機関は、緊急通報センターから識別番号を取得するだけで、この識別番号によって緊急通報センターの記憶手段に格納されている緊急通報の情報を適宜のタイミングで取得することができ、例えば画像データ等の相対的に大きな容量のデータであっても、記憶手段に格納されている情報を、効率よく取得することができる。
また、請求項2に記載の本発明の緊急通報システムによれば、少なくとも緊急車両および救急医療機関の何れかひとつは、消防機関から識別番号を取得するだけで、この識別番号によって緊急通報センターの記憶手段に格納されている緊急通報の情報を、例えば傷病者の救出前や被搬送者の搬送前等の適宜のタイミングで取得することができ、例えば画像データ等の相対的に大きな容量のデータであっても、記憶手段に格納されている情報を、効率よく取得することができると共に消防機関と効率よく共有することができる。これにより、例えば傷病者の搬送前であっても、傷病者に対して適切な対応(例えば、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができる。
また、請求項2に記載の本発明の緊急通報システムによれば、少なくとも緊急車両および救急医療機関の何れかひとつは、消防機関から識別番号を取得するだけで、この識別番号によって緊急通報センターの記憶手段に格納されている緊急通報の情報を、例えば傷病者の救出前や被搬送者の搬送前等の適宜のタイミングで取得することができ、例えば画像データ等の相対的に大きな容量のデータであっても、記憶手段に格納されている情報を、効率よく取得することができると共に消防機関と効率よく共有することができる。これにより、例えば傷病者の搬送前であっても、傷病者に対して適切な対応(例えば、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る緊急通報システムについて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による緊急通報システム1は、例えば図1に示すように、通信網2を介して相互に通信可能に接続された通報車両10と、緊急通報センター30と、消防機関50と、救急医療機関70と、緊急車両90とを備えて構成されている。
通信網2は、例えばWAP(Wireless Application Protocol )等による無線通信、および、例えばWWW(World Wide Web)を利用したインターネットあるいはPSTN(Public Switch Telephone Network )やISDN(R)(Integrated Services Digital Network )等の公衆通信網を介した有線通信により情報の送受信を行う。
本実施の形態による緊急通報システム1は、例えば図1に示すように、通信網2を介して相互に通信可能に接続された通報車両10と、緊急通報センター30と、消防機関50と、救急医療機関70と、緊急車両90とを備えて構成されている。
通信網2は、例えばWAP(Wireless Application Protocol )等による無線通信、および、例えばWWW(World Wide Web)を利用したインターネットあるいはPSTN(Public Switch Telephone Network )やISDN(R)(Integrated Services Digital Network )等の公衆通信網を介した有線通信により情報の送受信を行う。
通報車両10は、例えばカメラ11と、生体情報センサ12と、車両状態センサ13と、通信装置14とを備えて構成されている。
カメラ11は、例えばCCDカメラやCMOSカメラであって、車室内の撮像画像および車両のウィンドウ越しに撮像される自車両周辺の外界の撮像画像を出力する。
生体情報センサ12は、例えば乗員が着座するシートに備えられた振動検出センサ等であって、乗員の脈拍(心臓の鼓動)および血圧および呼吸数等の生体情報を検出する。
カメラ11は、例えばCCDカメラやCMOSカメラであって、車室内の撮像画像および車両のウィンドウ越しに撮像される自車両周辺の外界の撮像画像を出力する。
生体情報センサ12は、例えば乗員が着座するシートに備えられた振動検出センサ等であって、乗員の脈拍(心臓の鼓動)および血圧および呼吸数等の生体情報を検出する。
車両状態センサ13は、例えば自車両の車両情報として、例えば自車両の速度(車速)を検出する車速センサや、例えば人工衛星を利用して車両の位置(例えば、緯度および経度)を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号等の測位信号や自車両の外部の情報発信装置から発信される位置信号等、さらには、適宜のジャイロセンサや加速度センサ等の検出結果に基づいて自車両の現在位置および進行方向を検出する位置センサや、例えば自車両の加速度を検出する加速度センサや、例えば自車両の変形を検出する変形センサや、ヨー角(車両重心の上下方向軸回りの回転角度)やヨーレート(車両重心の上下方向軸回りの回転角速度)を検出するヨーレートセンサや、操舵角(運転者が入力した操舵角度の方向と大きさ)や操舵角に応じた実舵角(転舵角)を検出する舵角センサ等を備えて構成されている。
通信装置14は、通信網2を介した緊急通報センター30との間の通信により、緊急通報を実行すると共に、各種の情報の送受信を行う。
この通信装置14と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と緊急通報センター30とを有線接続する公衆通信網等とを備えて構成され、例えば乗員の携帯電話機や車載端末等を備えて構成される通信装置14から無線通信により発信される緊急情報や各種の情報は、基地局により受信され、この基地局から有線通信により緊急通報センター30へ転送される。
この通信装置14と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と緊急通報センター30とを有線接続する公衆通信網等とを備えて構成され、例えば乗員の携帯電話機や車載端末等を備えて構成される通信装置14から無線通信により発信される緊急情報や各種の情報は、基地局により受信され、この基地局から有線通信により緊急通報センター30へ転送される。
処理装置15は、例えば画像処理部21と、情報制御部22とを備えて構成されている。
画像処理部21は、カメラ11の撮像により得られた撮像画像に対して、例えばフィルタリングおよび二値化処理等の所定の画像処理を行い、二次元配列の画素からなる画像データを生成して情報制御部22へ出力する。
画像処理部21は、カメラ11の撮像により得られた撮像画像に対して、例えばフィルタリングおよび二値化処理等の所定の画像処理を行い、二次元配列の画素からなる画像データを生成して情報制御部22へ出力する。
情報制御部22は、例えば画像処理部21から出力される画像データおよび生体情報センサ12から出力される生体情報および車両状態センサ13から出力される各種の検出結果に基づき、例えば事故や乗員の異常等の緊急状態の発生を検出した際に、緊急情報を生成して通信装置14から発信させ、緊急通報を実行する。
なお、情報制御部22において生成される緊急情報は、例えば自車両の位置と、自車両の車種や特徴と、発生した緊急状態の内容を示すメッセージと、緊急状態の発生時刻または緊急情報の発信時刻と、カメラ11により車両周辺の外界を撮影して得た画像データと、乗員の生体情報等との各データから構成されている。
そして、この緊急通報の実行以後において、情報制御部22は適宜のタイミングで新たな各データを更新データとして通信装置14から発信する。
なお、情報制御部22において生成される緊急情報は、例えば自車両の位置と、自車両の車種や特徴と、発生した緊急状態の内容を示すメッセージと、緊急状態の発生時刻または緊急情報の発信時刻と、カメラ11により車両周辺の外界を撮影して得た画像データと、乗員の生体情報等との各データから構成されている。
そして、この緊急通報の実行以後において、情報制御部22は適宜のタイミングで新たな各データを更新データとして通信装置14から発信する。
緊急通報センター30は、例えば通信装置31と、入出力装置32と、処理装置33と、記憶装置34とを備えて構成されている。
通信装置31は、例えば無線通信用の基地局および消防機関50および救急医療機関70等と有線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置31と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と通信装置31とを有線接続する公衆通信網等と、消防機関50および救急医療機関70等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置32は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
通信装置31は、例えば無線通信用の基地局および消防機関50および救急医療機関70等と有線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置31と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と通信装置31とを有線接続する公衆通信網等と、消防機関50および救急医療機関70等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置32は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
処理装置33は、例えば通信制御部41と、緊急情報取得部42と、識別番号設定部43とを備えて構成されている。
通信制御部41は通信装置31の送受信を制御し、例えば通報車両10から発信される緊急情報および各種の情報を受信すると共に、後述する識別番号設定部43から出力される識別番号と、通報車両10から受信した緊急情報に係る所定のメッセージ(例えば、緊急情報を受信したことを通知するメッセージ等)とを、自動的に、あるいは、入出力装置32から入力される操作者の送信指令に応じて、例えば消防機関50等の外部に送信する。
また、通信制御部41は、後述する識別番号設定部43から出力される識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば消防機関50等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
通信制御部41は通信装置31の送受信を制御し、例えば通報車両10から発信される緊急情報および各種の情報を受信すると共に、後述する識別番号設定部43から出力される識別番号と、通報車両10から受信した緊急情報に係る所定のメッセージ(例えば、緊急情報を受信したことを通知するメッセージ等)とを、自動的に、あるいは、入出力装置32から入力される操作者の送信指令に応じて、例えば消防機関50等の外部に送信する。
また、通信制御部41は、後述する識別番号設定部43から出力される識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば消防機関50等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
なお、識別番号および所定のメッセージを自動的に消防機関50等の外部に送信する際には、通信制御部41は、例えば通報車両10から発信される緊急情報や各種の情報に基づき、発生した緊急状態の程度を判定し、この判定結果に応じて送信の実行可否を設定してもよい。
また、識別番号および所定のメッセージを消防機関50等に送信する際には、通信制御部41は、通報車両10から発信される緊急情報や各種の情報から通報車両10の位置に係る情報を抽出し、通報車両10の位置を管轄区域内に含む消防機関50等を選択してもよい。
また、識別番号および所定のメッセージを消防機関50等に送信する際には、通信制御部41は、通報車両10から発信される緊急情報や各種の情報から通報車両10の位置に係る情報を抽出し、通報車両10の位置を管轄区域内に含む消防機関50等を選択してもよい。
また、通信制御部41は、入出力装置32のキーボードや音声入力装置から入力される文字データや音声データ等のデータや制御指令を、例えば通報車両10や消防機関50等に送信する。
さらに、通信制御部41は、例えば消防機関50や救急医療機関70等から受信する制御信号に応じて、各機関50,70等に対し、記憶装置34に格納されている各種のデータへのアクセスの可否を設定する。
さらに、通信制御部41は、例えば消防機関50や救急医療機関70等から受信する制御信号に応じて、各機関50,70等に対し、記憶装置34に格納されている各種のデータへのアクセスの可否を設定する。
緊急情報取得部42は、通報車両10から発信される緊急情報を取得して記憶装置34に格納すると共に、緊急情報を取得したことを通知する信号を識別番号設定部43へ出力する。
識別番号設定部43は、通報車両10から受信した緊急情報に対して識別番号を設定し、この識別番号を通信制御部41に出力すると共に、この識別番号に応じた適宜の記憶領域を記憶装置34に設定する。
識別番号設定部43は、通報車両10から受信した緊急情報に対して識別番号を設定し、この識別番号を通信制御部41に出力すると共に、この識別番号に応じた適宜の記憶領域を記憶装置34に設定する。
記憶装置34は、識別番号設定部43により設定された識別番号に応じた記憶領域に、この識別番号に対応する緊急情報および各種のデータ、さらには、入出力装置32を介して操作者により入力される各種のデータを格納する。
消防機関50は、例えば通信装置51と、入出力装置52と、処理装置53とを備えて構成されている。
通信装置51は、例えば緊急通報センター30および救急医療機関70等と有線通信を行うと共に、例えば緊急車両90等と無線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置51と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と通信装置51とを有線接続する公衆通信網等と、緊急通報センター30および救急医療機関70等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置52は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
通信装置51は、例えば緊急通報センター30および救急医療機関70等と有線通信を行うと共に、例えば緊急車両90等と無線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置51と接続される通信網2は、例えば携帯電話機のアンテナ塔等を具備する無線通信用の基地局と、この基地局と通信装置51とを有線接続する公衆通信網等と、緊急通報センター30および救急医療機関70等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置52は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
処理装置53は、例えば通信制御部61と、識別番号取得部62と、緊急情報取得部63とを備えて構成されている。
通信制御部61は通信装置51の送受信を制御し、例えば緊急通報センター30から発信される識別番号および所定のメッセージを受信、あるいは、緊急通報センター30の操作者から連絡された識別番号を取得する。そして、取得した識別番号および所定のメッセージを、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の送信指令に応じて、例えば緊急車両90や救急医療機関70等の外部に転送する。
また、通信制御部61は、緊急通報センター30から発信あるいは緊急通報センター30の操作者から連絡された識別番号を取得した際に、この識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば緊急車両90や救急医療機関70等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
通信制御部61は通信装置51の送受信を制御し、例えば緊急通報センター30から発信される識別番号および所定のメッセージを受信、あるいは、緊急通報センター30の操作者から連絡された識別番号を取得する。そして、取得した識別番号および所定のメッセージを、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の送信指令に応じて、例えば緊急車両90や救急医療機関70等の外部に転送する。
また、通信制御部61は、緊急通報センター30から発信あるいは緊急通報センター30の操作者から連絡された識別番号を取得した際に、この識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば緊急車両90や救急医療機関70等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
また、通信制御部61は、入出力装置52のキーボードや音声入力装置から入力される文字データや音声データ等のデータや制御指令を、例えば緊急通報センター30や救急医療機関70や緊急車両90等に送信する。
例えば通信制御部61は、緊急通報センター30から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力したり、緊急車両90の出動を要請する指令信号を出力する。
例えば通信制御部61は、緊急通報センター30から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力したり、緊急車両90の出動を要請する指令信号を出力する。
なお、識別番号および所定のメッセージを自動的に緊急車両90や救急医療機関70等の外部に転送する際には、通信制御部61は、例えば緊急通報センター30の記憶装置34から取得したデータに基づき、発生した緊急状態の程度を判定し、この判定結果に応じて送信の実行可否を設定してもよい。
また、識別番号および所定のメッセージを救急医療機関70や緊急車両90等に転送する際には、通信制御部61は、緊急通報センター30の記憶装置34から取得したデータから通報車両10の位置に係る情報を抽出し、通報車両10の位置を管轄区域内に含む救急医療機関70や通報車両10に最も近い位置の緊急車両90等を選択してもよい。
また、識別番号および所定のメッセージを救急医療機関70や緊急車両90等に転送する際には、通信制御部61は、緊急通報センター30の記憶装置34から取得したデータから通報車両10の位置に係る情報を抽出し、通報車両10の位置を管轄区域内に含む救急医療機関70や通報車両10に最も近い位置の緊急車両90等を選択してもよい。
識別番号取得部62は、緊急通報センター30から発信あるいは緊急通報センター30の操作者から連絡された識別番号を取得する。
緊急情報取得部63は、識別番号取得部62により取得された識別番号に応じて、緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
緊急情報取得部63は、識別番号取得部62により取得された識別番号に応じて、緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
救急医療機関70は、例えば消防機関50と同様に、通信装置71と、入出力装置72と、処理装置73とを備えて構成されている。
通信装置71は、例えば緊急通報センター30および消防機関50等と有線通信を行うと共に、例えば緊急車両90等と無線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置71と接続される通信網2は、例えば緊急通報センター30および消防機関50等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置72は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
通信装置71は、例えば緊急通報センター30および消防機関50等と有線通信を行うと共に、例えば緊急車両90等と無線通信を行うインタフェースである。
そして、この通信装置71と接続される通信網2は、例えば緊急通報センター30および消防機関50等に有線接続された公衆通信網やインターネット等を備えて構成されている。
入出力装置72は、例えばキーボードや音声入力装置と、ディスプレイやスピーカとを備えて構成されている。
処理装置73は、例えば通信制御部81と、識別番号取得部82と、緊急情報取得部83とを備えて構成されている。
通信制御部81は通信装置71の送受信を制御し、例えば消防機関50や緊急車両90から転送される識別番号および所定のメッセージを受信、あるいは、消防機関50や緊急車両90の操作者から連絡された識別番号を取得する。
また、通信制御部81は、入出力装置72のキーボードや音声入力装置から入力される文字データや音声データ等のデータや制御指令を、例えば緊急通報センター30や消防機関50や緊急車両90等に送信する。
例えば通信制御部81は、消防機関50や緊急車両90から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、入出力装置72から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力する。
通信制御部81は通信装置71の送受信を制御し、例えば消防機関50や緊急車両90から転送される識別番号および所定のメッセージを受信、あるいは、消防機関50や緊急車両90の操作者から連絡された識別番号を取得する。
また、通信制御部81は、入出力装置72のキーボードや音声入力装置から入力される文字データや音声データ等のデータや制御指令を、例えば緊急通報センター30や消防機関50や緊急車両90等に送信する。
例えば通信制御部81は、消防機関50や緊急車両90から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、入出力装置72から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力する。
識別番号取得部82は、消防機関50や緊急車両90から発信あるいは消防機関50や緊急車両90の操作者から連絡された識別番号を取得する。
緊急情報取得部83は、識別番号取得部82により取得された識別番号に応じて、緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
緊急情報取得部83は、識別番号取得部82により取得された識別番号に応じて、緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
緊急車両90は、例えば通信装置91と、車両状態センサ92と、ナビゲーション装置93と、処理装置94とを備えている。
通信装置91は、例えば消防機関50や救急医療機関70等と無線通信を行うインタフェースである。
車両状態センサ92は、例えば自車両の車両情報として、例えば自車両の速度(車速)を検出する車速センサや、例えば人工衛星を利用して車両の位置(例えば、緯度および経度)を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号等の測位信号や自車両の外部の情報発信装置から発信される位置信号等、さらには、適宜のジャイロセンサや加速度センサ等の検出結果に基づいて自車両の現在位置および進行方向を検出する位置センサや、ヨー角(車両重心の上下方向軸回りの回転角度)やヨーレート(車両重心の上下方向軸回りの回転角速度)を検出するヨーレートセンサや、操舵角(運転者が入力した操舵角度の方向と大きさ)や操舵角に応じた実舵角(転舵角)を検出する舵角センサ等を備えて構成されている。
通信装置91は、例えば消防機関50や救急医療機関70等と無線通信を行うインタフェースである。
車両状態センサ92は、例えば自車両の車両情報として、例えば自車両の速度(車速)を検出する車速センサや、例えば人工衛星を利用して車両の位置(例えば、緯度および経度)を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号等の測位信号や自車両の外部の情報発信装置から発信される位置信号等、さらには、適宜のジャイロセンサや加速度センサ等の検出結果に基づいて自車両の現在位置および進行方向を検出する位置センサや、ヨー角(車両重心の上下方向軸回りの回転角度)やヨーレート(車両重心の上下方向軸回りの回転角速度)を検出するヨーレートセンサや、操舵角(運転者が入力した操舵角度の方向と大きさ)や操舵角に応じた実舵角(転舵角)を検出する舵角センサ等を備えて構成されている。
ナビゲーション装置93は、表示画面(図示略)上に地図を表示するための地図データとして、例えば道路の幅員データや複数の道路の交差角度や交差点の形状や位置等の道路データを格納し、この道路データに対して車両状態センサ92により検出された自車両の現在位置に基づくマップマッチングを行い、表示画面上での自車両の現在位置の表示位置を補正すると共に、検出された自車両の現在位置あるいは各種スイッチやキーボード等を介して操作者により入力された適宜の車両位置に対して、表示画面上での地図表示を制御する。
また、ナビゲーション装置93は、各種スイッチやキーボード等を介して操作者から入力された適宜の目的地および経由地あるいは処理装置94から出力される適宜の目的地および経由地に基づき経路探索の演算処理を実行し、道路データと共に目的地や経由地までの経路情報や各種の付加情報を表示画面上に表示すると共に、各種の音声メッセージをスピーカ(図示略)から出力して経路誘導を行う。
また、ナビゲーション装置93は、各種スイッチやキーボード等を介して操作者から入力された適宜の目的地および経由地あるいは処理装置94から出力される適宜の目的地および経由地に基づき経路探索の演算処理を実行し、道路データと共に目的地や経由地までの経路情報や各種の付加情報を表示画面上に表示すると共に、各種の音声メッセージをスピーカ(図示略)から出力して経路誘導を行う。
処理装置94は通信装置91の送受信を制御し、例えば消防機関50や救急医療機関70から転送される識別番号および所定のメッセージを受信、あるいは、消防機関50や救急医療機関70の操作者から連絡された識別番号を取得する。そして、取得した識別番号および所定のメッセージを、自動的に、あるいは、入出力装置(図示略)から入力される操作者の送信指令に応じて、例えば救急医療機関70等の外部に転送する。
また、処理装置94は、消防機関50から発信あるいは消防機関50の操作者から連絡された識別番号を取得した際に、この識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば救急医療機関70等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
また、処理装置94は、消防機関50から発信あるいは消防機関50の操作者から連絡された識別番号を取得した際に、この識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば救急医療機関70等の外部に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
また、処理装置94は、例えばキーボード(図示略)や音声入力装置(図示略)から入力される文字データや音声データ等のデータや制御指令を、例えば緊急通報センター30や消防機関50や救急医療機関70等に送信する。
例えば処理装置94は、消防機関50や救急医療機関70から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、操作者による入力指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力する。
例えば処理装置94は、消防機関50や救急医療機関70から識別番号を取得すると、自動的に、あるいは、操作者による入力指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力する。
また、処理装置94は、消防機関50や救急医療機関70から発信あるいは消防機関50や救急医療機関70の操作者から連絡された識別番号に基づき、必要に応じて、緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
本実施の形態による緊急通報システム1は上記構成を備えており、次に、この緊急通報システム1の動作について説明する。
例えば図2に示すように、通報車両10は、例えば事故や乗員の異常等の緊急状態の発生を検出すると、先ず、ステップS01において、例えば自車両の位置と、自車両の車種や特徴と、発生した緊急状態の内容を示すメッセージと、緊急状態の発生時刻または緊急情報の発信時刻と、カメラ11により車両周辺の外界を撮影して得た画像データと、乗員の生体情報等との各データから構成される緊急情報を生成し、緊急通報センター30への緊急通報を実行する。
例えば図2に示すように、通報車両10は、例えば事故や乗員の異常等の緊急状態の発生を検出すると、先ず、ステップS01において、例えば自車両の位置と、自車両の車種や特徴と、発生した緊急状態の内容を示すメッセージと、緊急状態の発生時刻または緊急情報の発信時刻と、カメラ11により車両周辺の外界を撮影して得た画像データと、乗員の生体情報等との各データから構成される緊急情報を生成し、緊急通報センター30への緊急通報を実行する。
そして、ステップS02において、通報車両10から緊急情報を受信した緊急通報センター30は、受信した緊急情報に対して識別番号を設定し、この識別番号に応じた適宜の記憶領域を記憶装置34に設定する。そして、この記憶領域に緊急情報を構成する各データを格納する。
さらに、緊急通報センター30は、例えば入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて通報車両10との通信接続を開始し、例えば通報車両10の乗員の口頭等による直接的な情報収集を行う。
さらに、緊急通報センター30は、例えば入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて通報車両10との通信接続を開始し、例えば通報車両10の乗員の口頭等による直接的な情報収集を行う。
そして、ステップS03において、緊急通報センター30は、例えば通報車両10の乗員の口頭等によって直接的に取得した情報を、先に受信した緊急情報に対する識別番号に応じた記憶領域に格納する。
そして、緊急通報センター30は、設定した識別番号と、通報車両10から受信した緊急情報に係る所定のメッセージ(例えば、緊急情報を受信したことを通知するメッセージ等)とを、自動的に、あるいは、入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等による送信指令に応じて消防機関50に送信する。
なお、ここで、識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、消防機関50に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
そして、緊急通報センター30は、設定した識別番号と、通報車両10から受信した緊急情報に係る所定のメッセージ(例えば、緊急情報を受信したことを通知するメッセージ等)とを、自動的に、あるいは、入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等による送信指令に応じて消防機関50に送信する。
なお、ここで、識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、消防機関50に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
そして、ステップS04において、緊急通報センター30から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した消防機関50は、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力し、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
なお、緊急通報センター30から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した消防機関50は、例えば入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて緊急通報センター30との通信接続を開始し、例えば緊急通報センター30の操作者の口頭等による直接的な情報収集を実行してもよい。
なお、緊急通報センター30から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した消防機関50は、例えば入出力装置32を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて緊急通報センター30との通信接続を開始し、例えば緊急通報センター30の操作者の口頭等による直接的な情報収集を実行してもよい。
そして、ステップS05において、消防機関50は、緊急通報センター30の記憶装置34の記憶領域から取得したデータに基づき、必要に応じて、緊急車両90の出動を要請する出動指令を出力すると共に、緊急通報センター30から受信した識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを救急医療機関70に転送する。
なお、緊急通報センター30から取得した識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば救急医療機関70に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
なお、緊急通報センター30から取得した識別番号を含む各種の情報の口頭による連絡の実行が操作者によって選択された場合には、例えば救急医療機関70に対して電話回線等の通信回線を接続し、操作者による音声通話を可能とする。
そして、ステップS06において、消防機関50から出動指令を受信した緊急車両90は、例えば出動指令に含まれる通報車両10の位置情報に応じてナビゲーション装置93による経路誘導の目的地を設定する。
そして、ステップS07において、消防機関50から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した救急医療機関70は、自動的に、あるいは、入出力装置72から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力し、この記憶領域に格納されているデータを取得する。
なお、消防機関50から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した救急医療機関70は、例えば入出力装置72を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて消防機関50との通信接続を開始し、例えば消防機関50の操作者の口頭等による直接的な情報収集を実行してもよい。
なお、消防機関50から識別番号および緊急情報に係る所定のメッセージを受信した救急医療機関70は、例えば入出力装置72を介した操作者の操作入力や音声入力等により、必要に応じて消防機関50との通信接続を開始し、例えば消防機関50の操作者の口頭等による直接的な情報収集を実行してもよい。
そして、ステップS08において、通報車両10は緊急通報の実行以後における適宜のタイミングで緊急情報を構成する各データに対する更新データを発信する。
そして、ステップS09において、通報車両10から更新データを受信した緊急通報センター30は、この更新データを、先に受信した緊急情報に対する識別番号に応じた記憶領域に格納する。
そして、ステップS09において、通報車両10から更新データを受信した緊急通報センター30は、この更新データを、先に受信した緊急情報に対する識別番号に応じた記憶領域に格納する。
また、ステップS10において、消防機関50は緊急通報センター30から識別番号を受信した以後における適宜のタイミングで、自動的に、あるいは、入出力装置52から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力し、この記憶領域に格納されているデータを取得する。これにより、消防機関50は通報車両10から発信された更新データを適宜のタイミングで取得する。
また、ステップS11において、救急医療機関70は緊急通報センター30から識別番号を受信した以後における適宜のタイミングで、自動的に、あるいは、入出力装置72から入力される操作者の指令に応じて、この識別番号に対して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域に格納されているデータへのアクセスを要求する制御信号を出力し、この記憶領域に格納されているデータを取得する。これにより、救急医療機関70はは通報車両10から発信された更新データを適宜のタイミングで取得する。
上述したように、本実施の形態による緊急通報システム1によれば、車両から発信される緊急通報の情報は、識別番号に応じて緊急通報センター30の記憶装置34の記憶領域に更新可能に格納されることにより、識別番号を緊急通報センター30から受信した消防機関50あるいは識別番号を消防機関50から受信した救急医療機関70は、緊急通報センター30の記憶装置34の記憶領域から随時、最新の情報を容易に取得することができ、通報車両10および乗員の状態をいわばリアルタイムに精度良く把握することができることから、発生した緊急状態に対して適切な対応(例えば、救出や救急処置や搬送、あるいは、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができると共に、緊急通報センター30の記憶装置34の記憶領域に格納されている情報を各機関50,70によって互いに効率よく共有することができる。
特に、救急医療機関70においては、例えば傷病者の搬送前であっても、傷病者に対して適切な対応(例えば、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができる。
特に、救急医療機関70においては、例えば傷病者の搬送前であっても、傷病者に対して適切な対応(例えば、搬送の受け入れ可否の判断や処置内容の事前設定等)を迅速に実行することができる。
なお、上述した実施の形態において、緊急通報センター30は、予め複数の利用者毎に緊急状態での緊急連絡先を記憶しておき、各利用者からの緊急通報を受信した場合には、入出力装置32のディスプレイ等に緊急連絡先を出力すると共に、識別番号に応じて各機関50,70との間の通信接続が開始された場合には、各機関50,70の各入出力装置52,72のディスプレイ等に緊急連絡先を出力してもよい。
また、上述した実施の形態において、緊急通報センター30は、通報車両10から緊急情報を受信してから所定の時間が経過した時点で、この緊急情報に対して設定された識別番号に対応する記憶装置34の記憶領域への各機関50,70のアクセスを禁止してもよいし、あるいは、通報車両10から緊急情報を受信してから所定の時間が経過した時点で、この緊急情報に対して設定された識別番号に対応する記憶装置34の記憶領域に格納されているデータを消去してもよい。
また、上述した実施の形態において、緊急通報センター30は、識別番号に対応する記憶装置34の記憶領域への各機関50,70のアクセスを許可するか否かを判定する際に、各機関50,70毎に予め設定した所定の認証の入力有無を判定してもよい。
また、上述した実施の形態において、救急車両90は、消防機関50から識別番号を受信して緊急通報センター30の記憶装置34に設定された記憶領域にアクセスし、この記憶領域に格納されているデータを取得してもよい。
なお、上述した実施の形態においては、例えばステップS05〜ステップS07に示すように、消防機関50から救急医療機関70に識別番号が送信あるいは連絡され、救急医療機関70によって緊急通報センター30の記憶装置34からデータが取得されるとしたが、これに限定されず、例えば消防機関50から緊急車両90に識別番号が送信あるいは連絡され、緊急車両90によって緊急通報センター30の記憶装置34からデータが取得されてもよい。
さらに、消防機関50から緊急車両90に識別番号が送信あるいは連絡された場合には、この緊急車両90による緊急通報センター30の記憶装置34からのデータ取得の有無に拘わらずに、この緊急車両90から救急医療機関70に識別番号が送信あるいは連絡され、救急医療機関70によって緊急通報センター30の記憶装置34からデータが取得されてもよい。
さらに、消防機関50から緊急車両90に識別番号が送信あるいは連絡された場合には、この緊急車両90による緊急通報センター30の記憶装置34からのデータ取得の有無に拘わらずに、この緊急車両90から救急医療機関70に識別番号が送信あるいは連絡され、救急医療機関70によって緊急通報センター30の記憶装置34からデータが取得されてもよい。
1 緊急通報システム
2 通信網
30 緊急通報センター
31 通信装置(送信手段)
34 記憶装置(記憶手段)
41 通信制御部(送信手段)
43 識別番号設定部(識別番号設定手段)
50 消防機関
51 通信装置(転送手段)
61 通信制御部(転送手段)
63 緊急情報取得部(取得手段)
70 救急医療機関
83 緊急情報取得部(情報取得手段)
94 処理装置(情報取得手段)
2 通信網
30 緊急通報センター
31 通信装置(送信手段)
34 記憶装置(記憶手段)
41 通信制御部(送信手段)
43 識別番号設定部(識別番号設定手段)
50 消防機関
51 通信装置(転送手段)
61 通信制御部(転送手段)
63 緊急情報取得部(取得手段)
70 救急医療機関
83 緊急情報取得部(情報取得手段)
94 処理装置(情報取得手段)
Claims (2)
- 車両から発信される緊急通報を受信する緊急通報センターと、該緊急通報センターと通信接続可能とされた消防機関とを備える緊急通報システムであって、
前記緊急通報センターは、車両から受信した前記緊急通報に対して識別番号を設定する識別番号設定手段と、前記識別番号毎に前記緊急通報の通報内容の情報を記憶する記憶手段と、前記識別番号を前記消防機関へ送信する送信手段とを備え、
前記消防機関は、前記緊急通報センターから受信した前記識別番号に応じて前記緊急通報センターの前記記憶手段に格納されている前記情報を取得する取得手段を備えることを特徴とする緊急通報システム。 - 車両から発信される緊急通報を受信する緊急通報センターと、該緊急通報センターと通信接続可能とされた消防機関と、該消防機関と通信接続可能とされた少なくとも緊急車両および救急医療機関の何れかひとつとを備える緊急通報システムであって、
前記緊急通報センターは、車両から受信した前記緊急通報に対して識別番号を設定する識別番号設定手段と、前記識別番号毎に前記緊急通報の通報内容の情報を記憶する記憶手段と、前記識別番号を前記消防機関へ送信する送信手段とを備え、
前記消防機関は、前記緊急通報センターから受信した前記識別番号を、少なくとも前記緊急車両および前記救急医療機関の何れかひとつへ転送する転送手段を備え、
少なくとも前記緊急車両および前記救急医療機関の何れかひとつは、前記消防機関から受信した前記識別番号に応じて前記緊急通報センターの前記記憶手段に格納されている前記情報を取得する情報取得手段を備えることを特徴とする緊急通報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327088A JP2007133718A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 緊急通報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327088A JP2007133718A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 緊急通報システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007133718A true JP2007133718A (ja) | 2007-05-31 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005327088A Withdrawn JP2007133718A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 緊急通報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007133718A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017210025A (ja) * | 2016-05-23 | 2017-11-30 | 三菱電機株式会社 | 衝突通知システムおよびこの衝突通知システムを利用した車載装置 |
WO2018173530A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | マツダ株式会社 | 緊急通報システム、緊急通報装置及び緊急通報方法 |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327088A patent/JP2007133718A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017210025A (ja) * | 2016-05-23 | 2017-11-30 | 三菱電機株式会社 | 衝突通知システムおよびこの衝突通知システムを利用した車載装置 |
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US10798553B2 (en) | 2017-03-24 | 2020-10-06 | Mazda Motor Corporation | Emergency reporting system, emergency reporting device, and emergency reporting method |
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