JP3357826B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP3357826B2
JP3357826B2 JP29193397A JP29193397A JP3357826B2 JP 3357826 B2 JP3357826 B2 JP 3357826B2 JP 29193397 A JP29193397 A JP 29193397A JP 29193397 A JP29193397 A JP 29193397A JP 3357826 B2 JP3357826 B2 JP 3357826B2
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岳文 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Personal Handy-p
hone System (以下PHSと称す) などに代表される移
動通信システムに関し、特に鉄道乗車中あるいは車で高
速道路通行中のユーザが所持する携帯端末や、映画館な
どの特定空間内に存在する携帯端末などへ通信サービス
を提供する移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】PHSに代表されるセル半径の小さい
(サービスエリアの狭い)移動通信システムでは、ハン
ドオーバを行う場合、携帯端末は、受信信号の受信電界
強度をある所定の平均化時間測定し、その測定結果に基
づいてハンドオーバをすべきか否か、またハンドオーバ
をするならば、どの無線基地局に接続すべきかを判断し
ている。
【0003】ところで、PHSの街中での使用を考えた
場合、ユーザが次の交差点でどちらの方向に移動するか
は、全く予想がつかない。
【0004】したがって、携帯端末は、無線基地局から
の受信信号の受信電界強度を正しく測定し、その結果を
用いて、どの無線基地局にハンドオーバすべきかを判断
する必要がある。また受信電界強度を正しく測定するた
めには、測定に十分な平均化時間を必要としていた。
【0005】ユーザの移動速度が低速な場合であれば、
小セルの移動通信システムであっても平均化時間の影響
は、ほとんど問題とならないが、ユーザが電車などに乗
車し高速に移動するような場合は、平均化時間が問題と
なり、平均化時間に対して移動速度が速すぎる場合は、
適切なハンドオーバができなかった。
【0006】そこで、この問題を解決する方法として、
携帯端末の移動速度を測定する移動速度測定回路などを
携帯端末に付加し、この回路で移動速度を測定した結果
を基にハンドオーバ処理を変える方法も考えられるが、
これ以上の回路の増加は、携帯端末の小型化および低消
費電力化の観点から好ましくはない。
【0007】一方、PHSに代表されるセル半径の小さ
い(サービスエリアの狭い)移動通信システムでは、鉄
道乗車中や車で高速道路通行中のユーザが携帯端末で音
声通話を行っていると、ハンドオーバが頻繁に起こり通
信品質が悪化する。また、ユーザが鉄道乗車中に携帯端
末に着信があった場合は、携帯端末がベルを鳴動し、携
帯端末のユーザに着信を報知することが多く行われてい
るが、これは、周囲の乗客に不快感を与えるため好まし
くない。さらにベルを鳴らさずにバイブレーション機能
などで着信したとしても、車中に多くの人がいる中での
音声通話は、周囲の乗客に不快感を与える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の移動通信システムでは、ユーザの移動速度が高速に
なった場合、ハンドオーバ処理の時間が問題となり、適
切なハンドオーバができないことがあるという問題があ
った。
【0009】また小セルを用いた移動通信システムにお
いて、公共の場や高速移動中に携帯端末に着信がある
と、着信報知や音声通話によって携帯端末使用者の周囲
にいる人に不快感を与えるという問題があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その第1の目的は、電車や高速道路の
ように予め移動経路が予測できる高速移動体と共に高速
移動する無線端末に対して適切なハンドオーバが行える
移動通信システムを提供することである。
【0011】また本発明の第2の目的は、小セルを用い
た移動通信システムにおいて、高速移動中の無線端末に
対するサービス性を向上し、さらに着信時に無線端末の
使用者以外の人へ不快感を与えることを防止できる移動
通信システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の移動通信システムは、そ
れぞれのサービスエリアに入った無線端末に対して無線
信号の通信により通信サービスを提供する複数の無線基
地局を有する移動通信システムにおいて、前記複数の無
線基地局のサービスエリアとは異なる場所に設置され、
その場所近傍に特定の空間情報を含む無線信号を発信す
る特定信号発信手段を備え、前記無線端末は、前記複数
の無線基地局および特定信号発信手段から発信された無
線信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信
された無線信号の受信レベルを通常と高速のいずれかの
速度状態で計測する測定手段と、前記受信手段により前
記特定の空間情報を含む無線信号が受信された場合、前
記測定手段に対して以降の受信レベルの計測を高速に行
うよう制御する制御手段とを具備することを特徴として
いる。
【0013】この請求項1記載の発明の場合、無線端末
が特定空間内に入ると、それ以降、平均化時間の計測が
高速に行われるようになるので、例えば鉄道の線路上を
走る電車や高速道路上を走行する車のように予め移動経
路が分っている高速移動体と共に高速移動する無線端末
に対して適切なハンドオーバを行うことができる。
【0014】請求項2記載の発明の移動通信システム
は、請求項1記載の移動通信システムにおいて、前記制
御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含む無線
信号が受信された場合、前記測定手段に対して通常の速
度で受信レベルを計測するよう制御することを特徴とし
ている。
【0015】この請求項2記載の発明の場合、制御手段
は、受信手段により他の空間情報を含む無線信号が受信
された場合、測定手段に対して通常の速度で受信レベル
を計測するよう制御するので、無線端末の利用者が一々
動作モードの設定を戻さずに済む。
【0016】請求項3記載の発明の移動通信システム
は、それぞれのサービスエリアに入った無線端末に対し
て無線信号の通信により通信サービスを提供する複数の
無線基地局を有する移動通信システムにおいて、前記無
線基地局のうち少なくとも1つの無線基地局は、特定の
空間情報を含む無線信号を発信する特定信号発信手段を
備えて前記特定の空間情報を含んだ位置情報により特定
空間を示す無線ゾーンを形成し、前記無線端末は、前記
複数の無線基地局および特定信号発信手段から発信され
た無線信号を受信する受信手段と、自端末に着呼したと
きに鳴音かそれ以外の報知形態かのいずれかで着信を報
知する着信報知手段と、前記受信手段により前記特定の
空間情報を含む無線信号が受信された場合、前記着信報
知手段に対して以降の着呼を鳴音以外の報知形態で報知
するよう制御する制御手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0017】この請求項3記載の発明の場合、無線端末
が特定空間内に入ると、それ以降、着呼を鳴音以外の報
知形態、例えば振動による報知形態などに切替えられる
ので、周囲の人へ着信音で不快感を与えことを防止でき
る。
【0018】請求項4記載の発明の移動通信システム
は、請求項3記載の移動通信システムにおいて、前記制
御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含む無線
信号が受信された場合、前記着信報知手段に対し前記鳴
音以外の報知形態で報知する制御を解除して鳴音で着呼
を報知するよう制御することを特徴としている。
【0019】この請求項4記載の発明の場合、制御手段
は、受信手段により他の空間情報を含む無線信号が受信
された場合、着信報知手段に対して鳴音で着呼を報知す
るよう制御するので、無線端末の利用者が一々動作モー
ドの設定を戻さずに済む。
【0020】請求項5記載の発明の移動通信システム
は、それぞれのサービスエリアに入った無線端末に対し
て無線信号の通信により通信サービスを提供する複数の
無線基地局を有する移動通信システムにおいて、前記無
線基地局のうち少なくとも1つの無線基地局は、特定の
空間情報を含む無線信号を発信する特定信号発信手段を
備えて前記特定の空間情報を含んだ位置情報により特定
空間を示す無線ゾーンを形成し、前記無線端末は、前記
複数の無線基地局および特定信号発信手段から発信され
た無線信号を受信する受信手段と、自端末に着呼したと
きに音声通信かそれ以外の通信形態かのいずれかで通信
を行う通信手段と、前記受信手段により前記特定の空間
情報を含む無線信号が受信された場合、前記通信手段に
対して以降の通信を音声以外の通信形態で通信するよう
制御する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0021】この請求項5記載の発明の場合、無線端末
が特定空間内に入ると、それ以降、通信形態が音声以外
の通信形態、例えばメール通信などに切替えられるの
で、無線端末に音声サービスで着呼することがなくな
り、音声通話で周囲の人へ不快感を与えことを防止でき
る。
【0022】請求項6記載の発明の移動通信システム
は、請求項5記載の移動通信システムにおいて、前記制
御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含む無線
信号が受信された場合、前記通信手段に対し前記音声以
外の通信形態で通信する制御を解除して音声通信で通信
を行うよう制御することを特徴としている。
【0023】この請求項6記載の発明の場合、制御手段
は、受信手段により他の空間情報を含む無線信号が受信
された場合、通信手段に対して音声通信で通信を行うよ
う制御するので、無線端末の利用者が一々動作モードの
設定を戻さずに済む。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】上記発明により、電車や高速道路のように
予め移動経路が予測できる高速移動体と共に高速移動す
る無線端末に対して適切なハンドオーバが行える。
【0029】また、小セルを用いた移動通信システムに
おいて、高速移動中の無線端末に対するサービス性を向
上し、さらに着信時に無線端末の使用者以外の人へ不快
感を与えることを防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は本発明に係る第1実施形態の移動通
信システムの構成を示す概念図、図2は図1の移動通信
システムの携帯端末(無線端末)の構成を示す概念図で
ある。 図1において、100は、例えばPersonal Han
dy-phone System (以下PHSと称す) などのネットワ
ークである。このネットワーク100には、特定の無線
基地局(特定信号発信手段)としての無線基地局10
1、通常のPHSの無線基地局102、103、および
サーバ110などが接続されている。無線基地局101
は、特定の場所、例えば駅の改札口などのように、人が
駅構内に入場または退場するために必ず通過しなければ
ならない場所に設置されており、その場所付近のみをカ
バーするPHSとしても比較的小さいセル、つまり特定
のサービスエリア101aを形成している。無線基地局
102、103は、駅構内ではなく一般的な場所に設置
されている。無線基地局102、103は、PHSの無
線基地局なので、セル半径が例えば 50m程度であり、サ
ービスエリア102a、サービスエリア103aという
無線カバーエリアを有している。サーバ110には、例
えば音声(伝言)や文書(電子メール)などの各種通信
サービスを提供する情報が蓄積されている。111はP
HSの携帯端末であり、これを所持するユーザがいずれ
かのサービスエリア101a、102a、103a内に
入ったときにそれぞれの無線基地局101、102、1
03と通信が可能になり、それぞれの無線基地局10
1、102、103に応じた位置制御信号を授受し発呼
および着呼などが可能になる。なお、無線基地局101
と無線基地局102とは、基地局としての制御種別が異
なり、無線基地局102と無線基地局103とは同じ制
御を行う。携帯端末111は、その時点の動作モードに
応じて無線基地局102、103のいずれかと接続して
所望の通信サービスを受けることができる。
【0032】図2に示すように、携帯端末111は、ア
ンテナ200から外部へ電波を送信する送信部201
と、無線基地局101、102、103からの電波をア
ンテナ200を通じて受信する受信部202と、この受
信部202が受信した受信信号の受信電界強度を、制御
に応じて2つの速さで測定する測定部203と、各部を
制御する制御部204と、この制御部204に制御され
て異なる着信報知を行う着信報知部205と、制御部2
04に制御されて送信部201および受信部202の通
信形態を設定する通信形態設定部206などから構成さ
れている。着信報知部205は、発光ダイオード、ベル
およびバイブレータなどを有しており、制御部204の
制御によっていずれかを使用し着信報知を行う。通信形
態設定部206が設定する通信形態としては、例えば音
声通信、メール通信などである。
【0033】制御部204は、通常動作モードと特定空
間モード(高速移動モード)との動作モードを有してお
り、外部の特定の無線基地局、この場合、無線基地局1
01との位置制御信号の授受によって特定空間モード
(高速移動モード)に切り替わったり元の通常動作モー
ドに戻ったりする。そして、制御部204は、切り替わ
った動作モードに応じて測定部203、着信報知部20
5、通信形態設定部206などを制御する。制御部20
4の動作モードが特定空間モード(高速移動モード)に
切り替わった場合、例えば測定部203に対しては、受
信電界強度(受信レベル)の測定を、平均化時間を短く
して行うよう制御する。
【0034】続いて、この第1実施形態の移動通信シス
テムの動作を説明する。
【0035】この第1実施形態の移動通信システムで
は、一例として、携帯端末111を所持するユーザが電
車に乗るために駅の方向、つまりサービスエリア101
aの方向へ歩いて行く際にサービスエリア102a内に
おいて携帯端末111から無線基地局102、ネットワ
ーク100を介してサーバ110に対してサーバ110
に蓄積されている情報の要求信号を送り、それを受けた
サーバ110がネットワーク100、無線基地局102
を介して携帯端末111に要求された情報を提供(配
信)する場合の例について説明する。
【0036】この場合、携帯端末111は、通常の動作
モードの状態で無線基地局102と接続して通信サービ
スを受けている。
【0037】そして、ユーザが駅構内に入場する際に駅
の改札口に設置されている無線基地局101のサービス
エリア101aを通過すると、携帯端末111の内部で
は、受信部202が無線基地局101からの位置制御信
号を受信し、この位置制御信号に含まれる空間情報を制
御部203に通知し、制御部204が空間情報を解析す
ることにより、自端末が特定空間内に入ったことを認識
する。
【0038】すると、制御部204は、通常動作モード
から特定空間モード(高速移動モード)へと動作モード
が切り替わり、受信電界強度を測定する際の平均化時間
を短くするよう測定部203を制御する。この制御を受
けた測定部203は、平均化時間を短くして受信電界強
度を測定する。これによりハンドオーバ処理などの処理
時間が短縮される。したがって、その後、ユーザが電車
に乗り高速移動しても通信サービスを提供できるように
なる。なお鉄道の場合、当然のことではあるが、電車は
線路上を走るため、移動通信におけるハンドオーバの点
から見れば、次に接続される無線基地局が予め判る。
【0039】したがって、携帯端末111の制御部30
4は、従来のように無線基地局102、103などから
の受信信号の受信電界強度を厳密に測定し、その厳密な
測定結果に基づいて次に接続されるべき無線基地局を選
ぶといった処理を行う必要はなく、この第1実施形態の
ように計測部302の平均化時間を短くするといった簡
易な測定のみでも提供するサービスに支障をきたさなく
なる。
【0040】また、鉄道利用者が他の駅の改札口を出る
ときには、その駅構内に設置された無線基地局101か
らの無線信号(その駅の空間情報を含む無線信号)を携
帯端末111が受信するので、携帯端末111は、元の
動作状態、つまり通常の動作モードに変更される。
【0041】このようにこの第1実施形態の移動通信シ
ステムによれば、携帯端末111が一旦無線基地局10
1のサービスエリア101a内に入ると、それ以降、携
帯端末111は、特定空間モード(高速移動モード)に
切り替わるので、駅の改札口を通ったユーザ(電車利用
者)が駅の構内あるいは電車乗車中に携帯端末111に
て無線基地局102と接続する際には、携帯端末111
内で平均化時間が短時間で計測されるようになり、PH
Sの携帯端末111であっても高速移動中に無線基地局
102、あるいは無線基地局103とスムーズに接続で
きるようになる。 すなわち、駅の出入口に特定の無線
基地局101を設置する程度の設備投資を行えば、大幅
に設備投資することなく、高速移動するPHS携帯端末
111が適切にハンドオーバを行うことができるように
なり、この携帯端末111のユーザに品質の高い安定し
た通信サービスを提供することができる。
【0042】なお、本発明は上記図1および図2の形態
のみに限定されるものではない。
【0043】例えば全ての無線基地局を特定の無線基地
局101にしても良い。
【0044】この場合、携帯端末111は、常に特定空
間モードとなるので、特に地下鉄などのように新たに無
線基地局を設置する場合などに有効である。また、鉄道
の出入口に限らず、例えば高速道路のインターチェンジ
などに特定の無線基地局101を設置することにより、
高速移動する自動車に乗るユーザに対しても同様のサー
ビスを提供することができる。
【0045】以下、図3、4を参照してこの発明の第2
実施形態の移動通信システムについて説明する。図3は
第2実施形態の移動通信システムの構成を示す概念図、
図4は第2実施形態の移動通信システムの携帯端末の構
成を示す概念図である。
【0046】なお、上記第1実施形態と同様な構成には
同一符号を付しその説明は省略する。 この第2実施形
態の移動通信システムは、第1実施形態のような特定の
無線基地局101を設置せずに、図3に示すように、携
帯端末300と通常のPHS無線基地局102、103
…108のみによってシステムを構成する。なお符号1
02a、103a…108aは、各無線基地局102、
103…108のサービスエリアである。
【0047】図4に示すように、携帯端末300の制御
部303は、計数部301、タイマ302などを有して
おり、移動中に通過あるいは存在したサービスエリア
(無線ゾーン)の数を逐次計数部301に計数させると
共に、あるタイミングから所定時間をタイマ302に計
時させる。
【0048】この第2実施形態の移動通信システムの場
合、携帯端末300が無線基地局102、103…のサ
ービスエリア102a、103a…内に入ると、携帯端
末300内部では、受信部202がそれぞれの無線基地
局102、103…から定期的に発信されている無線信
号を受信し制御部303に伝え、制御部303は、受信
した無線信号に含まれる通常の位置情報を基に、移動
中、所定時間内に携帯端末300自身が通過あるいは存
在した無線ゾーンの数が所定の個数を上回るか否かを調
べ、それに応じて携帯端末300自身の移動速度を判断
する。
【0049】無線ゾーンの数が所定の個数を上回る場合
には、携帯端末300が高速移動中であると判断し、ま
た無線ゾーンの数が所定の個数を上回らない場合には、
携帯端末300が低速移動中であると判断する。
【0050】例えば図3に示すように、携帯端末300
の初めの地点Xが無線基地局102のサービスエリア1
02aであり、ここからタイマ302の計測を始めたと
き、このサービスエリア102aに入った時点で計数部
301には“1”がカウントされており、タイマ302
がタイムアウトするまでに携帯端末300が無線基地局
108のサービスエリア108a内の地点Yまで移動し
た場合、計数部301には、通過したサービスエリア1
06aの数も含んで合計で“3”がカウントされてお
り、予め所定されていた個数が“2”であれば、この場
合、制御部303は高速移動中と判断する。
【0051】そして、携帯端末300が高速移動中であ
ると判断した場合、制御部303は、受信電界強度を測
定する際の平均化時間を短くするように測定部203を
制御し、この逆に携帯端末300が低速移動中であると
判断した場合は、受信電界強度を測定する際の平均化時
間を長くするように測定部203を制御する。
【0052】これにより、携帯端末300が高速移動中
の場合には、ハンドオーバ等の処理時間が短縮される。
例えばユーザが電車に乗り高速移動した場合であっても
通信不可能な時間が短縮され、ハンドオーバが適切に行
われ、従来では実現できなかった高品質の通信サービス
を提供することができる。
【0053】また、この第2実施形態では、高速移動し
ていた携帯端末300が低速移動に変化した場合にも、
タイマ302をある時間毎に始動させることにより、携
帯端末300自身が低速移動へ変化したことを検知する
ことができる。この場合、制御部303は、受信電界強
度を測定する際の平均化時間を長くするように測定部2
03を制御し、これにより、携帯端末300は、自身に
接続する無線基地局を厳密に選択することができる。
【0054】このようにこの第2実施形態の移動通信シ
ステムによれば、携帯端末300が所定時間内に通過し
た無線ゾーンの数を計数部301に計数(カウント)さ
せ、その計数値を基に携帯端末300自身が高速移動中
であるか否かを判定し、高速移動中である場合に受信電
界強度の平均化時間を短縮するので、特殊な特定信号発
信手段を用いることなく、携帯端末300を高速移動に
対応させることができる。次に、図5、図6を参照して
本発明の第3実施形態の移動通信システムについて説明
する。図5は鉄道の駅の改札付近のシステム構成を示す
図、図4は鉄道の線路付近のシステム構成を示す図であ
る。
【0055】図5に示すように、鉄道の駅は、鉄道を利
用しようとする人(鉄道利用者)が通路から必ず自動改
札機211または改札用の窓口を通り、階段210を経
由してホームへと歩いて行くよう構成されている。
【0056】自動改札機211から内側、すなわち駅内
のホーム寄りには、無線基地局(BS)21が設置され
ており、無線基地局(ΒS)21は、所定のサービスエ
リアである無線ゾーンC21を形成している。また、無
線基地局(BS)21には、空間情報発生手段212が
接続されており、この無線基地局(BS)21が空間情
報発信手段とされている。空間情報発生手段212は、
特定空間(駅構内)への出口または入口であることを示
す空間情報を無線基地局(BS)21に定期的に伝え、
その空間情報は、無線基地局(BS)21から位置制御
信号に含まれて無線信号として発信されている。
【0057】一方、自動改札機211の外側、すなわち
通路付近には、通常のPHSの無線基地局(BS)22
および無線基地局(BS)23などが設置されており、
それぞれ無線ゾーンC22、C23を形成している。携
帯端末T11、T12は、図2に示した内部構成を有し
ているものとする。
【0058】また、図6に示すように、鉄道の線路側に
は、線路220に沿って通常のPHSの無線基地局(B
S)11、無線基地局(BS)12、無線基地局(B
S)13が設置されている。各無線基地局(BS)1
1、無線基地局(BS)12、無線基地局(BS)13
は、それぞれ無線ゾーンC11、C12、C13を形成
している。
【0059】そして、携帯端末T11のユーザが乗車駅
へ行き電車に乗る場合、ユーザが乗車駅の通路から自動
改札機211を通ると、その後は、鉄道利用者U11と
して駅構内の階段210を通ってホームに行き着くこと
ができる。
【0060】このとき、携帯端末T11も無線ゾーンC
22または無線ゾーンC23から自動改札機211を経
て無線ゾーンC21に入るが、携帯端末T11が無線ゾ
ーンC21に入った瞬間に、無線基地局(BS)21が
発信している空間情報を含む無線信号を受信し、今まで
の無線ゾーンC22または無線ゾーンC23から位置情
報の内容が変わったことから、携帯端末T11自身が特
定空間に進入したことを認識し、動作モードが特定空間
モードに切り替わる。
【0061】一方、この逆に鉄道利用者U11が駅から
出る場合は、無線ゾーンC21を通過後、自動改札機2
11を経て無線ゾーンC22または無線ゾーンC23に
入るが、鉄道利用者U11が無線ゾーンC21を通過す
る際に携帯端末T11に無線基地局(BS)21からの
無線信号が受信されなくなり、携帯端末T11自身が特
定空間から脱出したことを認識し、動作モードが元の動
作モードに切り替わり、以降は、無線基地局(BS)2
2、あるいは無線基地局(BS)23のうちのいずれか
の無線ゾーンC22、C23に入り、無線基地局(B
S)22、あるいは無線基地局(BS)23が発信して
いる無線信号によって通常の通信が可能になる。なお、
無線基地局(BS)21とは異なる空間情報を含む無線
信号を受信したときに自身が特定空間外に出たものと認
識するようにしても良い。
【0062】携帯端末T11が特定空間内か外かを認識
した後は、いろいろな動作例が考えられる。
【0063】以降、第1〜第5の動作例について説明す
る。
【0064】第1の動作例としては、携帯端末T11
が、特定空間内に進入したことを認識した場合、特定空
間外に存在していたときとは、異なる着信報知を行うよ
うに制御部204が着信報知部205を制御するものと
する。
【0065】この場合、特定空間外において着信があっ
た際には、着信報知部205のベルを鳴らすことにより
使用者に着信を報知したのを、特定空間内ではベルでは
なくバイブレータを用いて振動により使用者に着信を報
知させる。
【0066】図6のように無線基地局(BS)12の無
線ゾーンC12内に携帯端末T11と携帯端末T12が
存在した場合でも、鉄道車両221に乗車中の鉄道利用
者U11が所持する携帯端末T11は、既に無線ゾーン
C21を通過しているので、特定空間モードで動作して
おり、外部のユーザU12が所持している携帯端末T1
2は、無線ゾーンC21を通過していないため、通常の
動作モードで動作している。
【0067】このような状況で、無線基地局(BS)1
2から携帯端末T12に着信があった場合、ユーザU1
2へは、ベルの鳴動により着信が報知される。また無線
基地局(BS)12から携帯端末T11に着信があった
場合、鉄道利用者U11へはバイブレータで振動により
着信が報知される。
【0068】次に、第2の動作例を説明する。
【0069】第1の動作例では、無線基地局(BS)2
1からの無線信号によって携帯端末T11の着信報知部
205をベルからバイブレータへ切り替えて着信を報知
る例について説明したが、この動作例では、使用者が所
定空間に存在するときは不要な着信報知を行わない、つ
まり着信報知を自動的に止めるようにする。
【0070】例えば図6のような状況において、通常の
動作モードの携帯端末T12に、発呼者から呼の接続要
求信号が受信された場合は、制御部204は着信処理を
行い、ベルの鳴動などでユーザU12に着信を報知す
る。
【0071】一方、特定空間モードに切替中の携帯端末
T11に、呼の接続要求信号が受信された場合は、制御
部204は着信処理を行わずに、発呼者に対して携帯端
末T11のユーザが特定空間内(鉄道車両など)に存在
する旨を案内(インフォメーション)する。
【0072】そして、携帯端末T11のユーザが特定空
間(駅構内)から退出した後に、特定空間内に居たとき
に呼の接続要求があった旨を携帯端末T11からユーザ
に通知する。
【0073】続いて、第3の動作例を説明する。
【0074】この第3の動作例は、特定空間内(電車
内)に存在する携帯端末T11の通信形態を、特定空間
外に存在する携帯端末T12の通信形態とは異なる通信
形態に変更し、この接続要求も受信不可能にする例であ
る。
【0075】発呼者が、例えば鉄道の線路周辺の無線ゾ
ーンC12に存在する携帯端末T12に、音声通話サー
ビスの呼の接続要求信号を送信した場合、その接続要求
信号は、携帯端末T12の受信部202に受信され、制
御部204が呼の接続処理を行い音声通話を実行可能に
するが、特定空間内(電車内)に存在し特定空間モード
で動作中の携帯端末T11では、その受信部202は、
通信形態設定部206によってメール通信の状態に設定
されおり、音声通話サービスの呼の接続要求信号は受信
しない。
【0076】そこで、その代わりに無線基地局(BS)
12から発呼者に対してメール通信を利用するよう促
し、発呼者がメール通信で発呼した場合に携帯端末T1
1の受信部202がその呼の接続要求信号を受信しメー
ル通信で通信を行う。またメールの送信は、発呼者が音
声メール入力の直後ではなく、携帯端末T11が特定空
間を退出した後でも良い。
【0077】続いて、第4の動作例を説明する。
【0078】この第4の動作例では、ユーザが携帯端末
T11で音楽や音声等の音情報を聴く場合の音声制御に
ついて説明する。
【0079】図6の状況において、携帯端末T11は、
特定空間内に存在しているので、携帯端末T11の音量
は、特定空間外に居たときよりも大きく設定されてい
る。
【0080】すなわち、携帯端末T11が無線ゾーンC
21に入るかまたは通過した時点で音量の設定が自動的
に大きくされる。携帯端末T11にて無線ゾーンC21
を通過する前から音情報を聞いていた場合には、無線ゾ
ーンC21を入るか、または通過すると同時に音量が自
動的に大きくなる。
【0081】一方、携帯端末T11のユーザが駅から出
るときに無線ゾーンC21を通過した場合には携帯端末
T11の音量の設定が自動的に元の状態に小さくされ
る。
【0082】このようにこれから鉄道を利用しようとし
て駅の改札を通過した鉄道利用者U11の携帯端末T1
1は、それまで聴いていた音量からさらに大きくされる
ので、携帯端末T11のユーザは、駅構内や鉄道車両内
等の騒音が大きい環境下でも聴きやすい音量で音情報を
聴くことができる。
【0083】また同一の無線ゾーンC12内に存在する
携帯端末T11、T12でも、無線ゾーンC21を通過
したか否かによって携帯端末T11のみの音量を自動的
に大きく設定することが可能となる。
【0084】さらに、鉄道以外に、例えば高速道路のイ
ンターチェンジなどに空間情報発生部212を接続した
無線基地局21を設置し、自動車が一般の道路からイン
ターチェンジを通過して高速道路へ移ろうとする際に、
車内の携帯端末T11に空間情報を提供することによ
り、高速走行中の自動車のユーザに同様の通信サービス
が可能となる。高速走行中の自動車内は、一般道に比べ
て騒音が大きいが、携帯端末T11に空間情報を提供
し、携帯端末T11の音量を自動的に大きく設定するこ
とにより、ユーザは、音情報を聴きやすい音量で聴くこ
とができるようになる。なお、この逆に携帯端末T11
の音量の設定を小さくしても良い。例えば鉄道に乗車す
るために駅の改札を通過した鉄道利用者U11の携帯端
末T11の音量設定をそれ以前の設定よりも小さくすれ
ば、携帯端末T11のユーザが過度に大きな音量で音楽
を聴き、周囲の鉄道利用者へ不快感を与えることを防ぐ
ことができる。
【0085】続いて、第5の動作例を説明する。
【0086】この第5の動作例は、特定空間内に存在す
る携帯端末Τ11の無線信号の送信を停止する例であ
る。
【0087】例えば図6の状況において、通常の動作モ
ードの携帯端末T12は、無線信号の送信および受信を
行うことが出来る。すなわち、携帯端末T12は無線基
地局(BS)12からの呼び出し信号等を受信すること
が可能である。また携帯端末T12は、位置登録、発
呼、着呼等のために、無線信号を送信することが可能で
ある。
【0088】一方、特定空間内に存在する携帯端末T1
1は、特定空間モードに切り替えられており、無線信号
の受信のみを行うことができ、無線信号の送信を停止さ
れている。すなわち、携帯端末T11は無線基地局(B
S)12からの呼び出し信号等を受信することが可能で
あるが、位置登録、発呼、着呼等のために、無線信号を
送信することが不可能であり、呼び出しに対する応答信
号、位置登録信号等を送信することはできない。
【0089】なお、ここで、特定空間内に存在する携帯
端末T11の無線信号の送信に加えて、受信を停止して
も良い。
【0090】以上のような動作により、鉄道を利用しよ
うとして駅の改札を通過した鉄道利用者U11の携帯端
末T11は、少なくとも無線信号の送信を行わなくなる
ため、通信を行うことができなくなり、周囲の鉄道利用
者に対して不快感を与えることがない。また、携帯端末
T11が無線信号を送信しないことにより、心臓ペ−ス
メーカーの動作異常を引き起こすことも防ぐことがで
き、鉄道の混雑等により、心臓ペースメーカを装着した
鉄道利用者が携帯端末T11に接近しても、心臓ペース
メーカーは正常に動作し続けることが可能となる。
【0091】なお、ここでは、鉄道の場合の動作例に関
してのみ説明したが、空港の搭乗口付近に特定信号発信
手段を設置しても良い。このようにすると、飛行機内で
携帯端末が無線信号を送信するのを防止し、飛行機に搭
載された電子部品の誤動作を防ぐことが可能となる。
【0092】また、病院の入口付近に特定信号発信手段
を設置しても良い。このようにすると、病院内で携帯端
末が無線信号を送信するのを防止し、病院内の装置の誤
動作を防ぐことが可能となる。
【0093】このようにこの第3実施形態の移動通信シ
ステムによれば、ユーザが鉄道利用中に携帯端末T11
に着信があった場合は、バイブレータの振動で着信が報
知されるので、周囲に居る人にベルの鳴動による不快感
を与えることなく携帯端末T11への着信を知ることが
できる。また、同一無線ゾーンC12内に携帯端末T1
1、T12が存在した場合でも、無線ゾーンC21を通
過したか否かによって携帯端末側の内部機能(動作モー
ド)が切り替えられているので、それぞれに適切な着信
報知が自動的に行われ、特にユーザが電車に乗っている
ときなどは周囲に迷惑をかけることはない。
【0094】また、携帯端末T11のユーザが鉄道車両
乗車中に呼の接続要求信号が受信された場合は、着信処
理を行わずに着信報知を自動的に行わなくすることによ
り、周囲の鉄道利用者へ不快感を与えるずに済むように
なる。
【0095】さらに、携帯端末T11のユーザが鉄道車
両乗車中に携帯端末T11が音声通話サービスによる呼
の接続要求信号を自動的に受信しなくなることにより、
携帯端末T11のユーザの周囲に居る鉄道利用者に不快
感を与えるずに済むようにできる。
【0096】また、高速移動中の携帯端末に対して良好
な品質の通信サービスが提供が不可能として、発呼者に
対して携帯端末T11のユーザが特定空間内(鉄道車両
など)に存在する旨を案内(インフォメーション)する
ことにより、通信サービスの向上にも繋がる。
【0097】なお、上記各実施形態では、鉄道を例にし
て説明したが、この他、例えば映画館や美術館の出入口
などに空間情報発生手段212を接続した無線基地局
(BS)21を設置することにより、携帯端末を所持す
る人の周囲の施設利用者へ不快感を与えることなく、携
帯端末ユーザのみに着信を報知することができる。また
高速道路のインターチェンジにおいて空間情報を提供す
ることにより、高速道路を移動する車の携帯端末ユーザ
に対して上記同様のサービスを提供することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
定信号発信手段が無線端末に対して特定の空間情報を無
線信号に含ませて発信し、特定信号発信手段からの無線
信号を携帯端末が受信した場合は、それ以降、受信レベ
ルを短時間で測定するようになるので、ハンドオーバ処
理に要する時間が短縮され、小セル構成の移動通信シス
テムであっても高速移動する無線端末に品質良く安定し
た通信サービスを提供できるようになる。
【0099】また、特定信号発信手段からの無線信号を
携帯端末が受信した場合は、着信報知手段が以降の着呼
を鳴音以外の報知形態、例えば振動などで着信報知され
るので、その無線端末の使用者の周囲の人へ不快感を与
えることを防ぐことができる。 さらに、特定信号発信
手段からの無線信号を携帯端末が受信した場合は、音声
通信以外の通信形態で通信するよう通信形態が切り替ら
れるので、特定空間内に入った無線端末に音声による通
信の呼接続要求があった場合は着呼しなくなり、その携
帯端末の使用者が音声通話したことによって、周囲の人
へ不快感を与えることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの第1実施形態の移動通信シ
ステムの構成を示す概念図。
【図2】第1実施形態の移動通信システムの携帯端末の
構成を示す概念図。
【図3】本発明に係る一つの第2実施形態の移動通信シ
ステムの構成を示す概念図。
【図4】第2実施形態の移動通信システムの携帯端末の
構成を示す概念図。
【図5】この移動通信システムにおいて駅改札付近の設
備配置概念図。
【図6】この移動通信システムにおいて鉄道線路付近の
設備配置概念図。
【符号の説明】
100…ネットワーク、101〜108…無線基地局、
101a〜108a…サービスエリア、110…サー
バ、111、300…携帯端末、200…アンテナ、2
01…送信部、202…受信部、203…測定部、20
4、303…制御部、212…空間情報発生手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−264671(JP,A) 特開 平7−245782(JP,A) 特開 平3−54987(JP,A) 特開 平7−87568(JP,A) 特開 平9−18962(JP,A) 特開 平9−51576(JP,A) 特開 平9−275588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれのサービスエリアに入った無線
    端末に対して無線信号の通信により通信サービスを提供
    する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおい
    て、 特定の空間情報を含む無線信号を発信する特定信号発信
    手段を備え、 前記無線末は、前記複数の無線基地局および特定信号
    発信手段から発信された無線信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された無線信号の受信レベルを
    通常と高速のいずれかの速度状態で計測する測定手段
    と、 前記受信手段により前記特定の空間情報を含む無線信号
    が受信された場合、前記測定手段に対して以降の受信レ
    ベルの計測を高速に行うよう制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含
    む無線信号が受信された場合、前記測定手段に対し前記
    計測を高速に行う制御を解除して通常の速度で受信レベ
    ルを計測するよう制御することを特徴とする移動通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 それぞれのサービスエリアに入った無線
    端末に対して無線信号の通信により通信サービスを提供
    する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおい
    て、前記無線基地局のうち少なくとも1つの無線基地局は、
    特定の空間情報を含む無線信号を発信する特定信号発信
    手段を備えて前記特定の空間情報を含んだ位置情報によ
    り特定空間を示す無線ゾーンを形成し、 前記無線端末は、前記複数の無線基地局および特定信号
    発信手段から発信された無線信号を受信する受信手段
    自端末に着呼したときに鳴音かそれ以外の報知形態かの
    いずれかで着信を報知する着信報知手段と、 前記受信手段により前記特定の空間情報を含む無線信号
    が受信された場合、前記着信報知手段に対して以降の着
    呼を鳴音以外の報知形態で報知するよう制御する制御手
    段とを具備することを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動通信システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含
    む無線信号が受信された場合、前記着信報知手段に対し
    前記鳴音以外の報知形態で報知する制御を解除して鳴音
    で着呼を報知するよう制御することを特徴とする移動通
    信システム。
  5. 【請求項5】 それぞれのサービスエリアに入った無線
    端末に対して無線信号の通信により通信サービスを提供
    する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおい
    て、前記無線基地局のうち少なくとも1つの無線基地局は、
    特定の空間情報を含む無線信号を発信する特定信号発信
    手段を備えて前記特定の空間情報を含んだ位置情報によ
    り特定空間を示す無線ゾーンを形成し、 前記無線端末は、前記複数の無線基地局および特定信号
    発信手段から発信された無線信号を受信する受信手段
    と、 自端末に着呼したときに音声通信かそれ以外の通信形態
    かのいずれかで通信を行う通信手段と、 前記受信手段により前記特定の空間情報を含む無線信号
    が受信された場合、前記通信手段に対して以降の通信を
    音声以外の通信形態で通信するよう制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移動通信システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記受信手段により他の空間情報を含
    む無線信号が受信された場合、前記通信手段に対し前記
    音声以外の通信形態で通信する制御を解除して音声通信
    で通信を行うよう制御することを特徴とする移動通信シ
    ステム。
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