JP2008123176A - 履歴管理システム、情報端末装置及びコンピュータのプログラム - Google Patents

履歴管理システム、情報端末装置及びコンピュータのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信負荷を軽減させつつも、配信データの利用履歴を確実に収集する。
【解決手段】配信サーバ10と、配信サーバ10により配信される配信情報を受信するクライアント装置100とにおいて、配信サーバ10は、配信データに関する履歴情報を送信する送信タイミングを配信データ毎に指定し、クライアント装置100は、配信データを利用して行われる操作に基づいて、配信データに関する履歴情報を記録し、配信情報毎に指定された送信タイミングに従って、記録された履歴情報を所定の宛先に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して配信した情報の利用履歴を管理する技術に関する。
通信技術の発達や通信環境の充実化に伴い、様々な情報がデジタル化され、ネットワークを通じて配信されるようになってきている。例えば、従来では、電子文書に対しては、配信後にも文書の不正利用の防止、及び、文書利用時の操作履歴を収集するために、配信された電子文書に対して閲覧、印刷、加工等の作業を行う際には必ず所定のサーバにオンライン接続して、その操作履歴をサーバに記録するというシステムが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2003−16057号公報
しかしながら、配信データの種別や重要度によっては、そのデータについての全ての操作履歴をリアルタイムに収集しておきたいものもあれば、履歴情報がある程度蓄積された段階で収集すれば十分なものもある。そうであるにもかかわらず、従来の技術では、全ての配信データについて操作履歴をリアルタイムで収集してしまい、通信回数が増えることで通信負荷や処理負荷が重くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、通信負荷や処理負荷を軽減させつつも、配信データの利用履歴を確実に収集することができる履歴管理システム及び履歴管理方法及びコンピュータのプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る履歴管理システムは、情報を配信する情報配信装置と、前記情報配信装置により配信される配信情報を受信する情報端末装置とを含み、前記情報端末装置による前記配信情報を利用した操作の履歴情報を管理する履歴管理システムであって、前記情報配信装置は、前記配信情報の履歴情報を送信する送信タイミングを前記配信情報毎に指定する指定手段を含み、前記情報端末装置は、前記配信情報を利用した操作に基づいて、前記配信情報の履歴情報を記録する記録手段と、前記指定手段により前記配信情報毎に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段と、を含む、ことを特徴とする履歴管理システムである。
また、本発明に係る情報端末装置は、配信情報であって、当該配信情報を利用した操作についての履歴情報を送信する送信タイミングが指定された配信情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された配信情報について、前記配信情報を利用した操作に基づいて履歴情報を記録する記録手段と、前記配信情報に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段と、を含む、ことを特徴とする情報端末装置である。
また、本発明に係るコンピュータ(パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、プリンタ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話機、ゲーム装置等を含む、以下同様)を機能させるためのプログラムは、配信情報であって、当該配信情報を利用した操作についての履歴情報を送信する送信タイミングが指定された配信情報を受信する受信手段、前記受信手段により受信された配信情報について、前記配信情報を利用した操作に基づいて履歴情報を記録する記録手段、及び、前記配信情報に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。プログラムは、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、メモリーカードその他のあらゆるコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納することとしてよい。
本発明では、情報端末装置に配信される配信情報について、その配信情報を利用した情報端末装置による操作に基づいて記録される履歴情報を送信するタイミングが指定される。そして、情報端末装置では、指定された送信タイミングに従って、配信情報について記録された履歴情報を所定の通信アドレスに向けて送信する。
本発明によると、配信情報を利用した操作に基づいて記録される履歴情報を送信するタイミングを配信情報のそれぞれについて指定することで、履歴情報を収集する際の通信負荷や処理負荷を軽減することができる。
また、本発明の一態様では、前記情報端末装置は、前記履歴送信手段により履歴情報が送信されない場合には、前記配信情報の利用を制限する利用制限手段をさらに含む、ことを特徴とする。こうすることで、配信情報についての履歴情報を確実に収集することができる。
また、本発明の一態様では、前記情報端末装置は、前記記録手段により記録された履歴情報を記憶する記憶手段をさらに含み、前記履歴送信手段は、前記記憶手段に記憶された履歴情報が、前記配信情報毎に指定された条件を満たしたタイミングで、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、ことを特徴とする。こうすることで、格納した履歴情報が配信情報について予め定められた条件を満たした場合に、その履歴情報が送信されることとなり、履歴情報を収集する際の通信負荷を軽減させることができる。
また、本発明の一態様では、前記履歴送信手段は、前記記録手段により所定の操作数以上の履歴情報が記録された場合に、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、ことを特徴とする。こうすることで、配信情報についての所定の操作数以上の履歴情報が記録された場合に、履歴情報が送信されることとなり、履歴情報を収集する際の通信負荷を軽減させることができる。
また、本発明の一態様では、前記履歴送信手段は、前記記録手段により履歴情報が記録されてから所定の時間が経過した場合に、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、ことを特徴とする。こうすることで、配信情報についての履歴情報が記録されてから所定の時間が経過した場合に、履歴情報が送信されることとなり、履歴情報を収集する際の通信負荷を軽減させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態とする)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る履歴管理システムのシステム構成を表す図である。履歴管理システム1は、電子文書等の配信データを配信する配信サーバ10と、配信データを受信するクライアント装置100とを含む。配信サーバ10とクライアント装置100とは共にインターネット等のネットワーク50に接続し、相互に通信可能となっている。配信サーバ10は、ネットワーク50を介して、クライアント装置100に配信データを送信する。そして、配信サーバ10は、配信した電子文書についてクライアント装置100で行われる「開く」「認証する」「閲覧する」「印刷する」「編集する」「拡大する」等の操作についての履歴情報を取得し、管理する。
図2には、配信サーバ10とクライアント装置100のそれぞれが有する機能の一例を示す機能ブロック図を示す。
配信サーバ10は、機能的な構成として、文書管理部12、暗号処理部18、履歴情報記憶部22と通信部24を含む。文書管理部12には、電子文書を格納した文書格納部14と、文書格納部14に格納した電子文書を配信する文書配信部16とが含まれ、クライアント装置100に配信する電子文書を管理する処理が行われる。暗号処理部18には、暗号鍵を管理する鍵管理部20が含まれ、配信する電子文書を暗号化する処理が行われる。履歴情報記憶部22には、配信した電子文書についてクライアント装置100で行われた操作の履歴情報が記憶される。通信部24では、接続するネットワーク50を介したデータ通信が行われる。なお、各部は、基本的なサーバ装置が備えるプロセッサ、メモリ、ハードディスクやネットワークインターフェース等のハードウェアによりそれぞれ実現される機能である。
クライアント装置100は、機能的な構成として、通信部102、配信文書格納部104、復号処理部106、文書操作部108と履歴情報管理部110を含む。通信部102では、接続ネットワーク50を介したデータ通信が行われる。配信文書格納部104には、配信サーバ10により配信された電子文書が格納される。復号処理部106では、配信された電子文書について施された暗号処理を復号化する処理が行われる。文書操作部108では、キーボードやマウス等の操作手段によりクライアント装置100に入力された操作信号に基づき、電子文書についての操作が実行される。履歴情報管理部110には、電子文書についての操作に関する履歴情報を記録する履歴記録部112と、履歴記録部112により記録された履歴情報のうち配信サーバ10に送信するものを一次的に記憶しておく履歴情報一時記憶部114とが含まれ、履歴情報一時記憶部114に記憶された履歴情報を送信するタイミングを制御する等の管理が行われる。また、送信された履歴情報は、履歴情報一時記憶部114から削除される。なお、各部は、基本的なパーソナルコンピュータが備えるプロセッサ、メモリ、ハードディスクやネットワークインターフェース等のハードウェアによりそれぞれ実現される機能である。
以下、配信サーバ10とクライアント装置100の各部において行われる処理の詳細を説明する。
[電子文書の配信処理]
配信サーバ10の文書格納部14には、クライアント装置100への配信対象となる電子文書が格納されている。配信される電子文書には、その電子文書に関する履歴情報を送信するタイミングを指定する情報が付加されて送信される。ここでの履歴情報とは、電子文書が配信される宛先であるクライアント装置100における電子文書についての操作に基づいて記録された操作履歴のことである。また、履歴情報には、電子文書の操作履歴のほかに、クライアント装置100のIPアドレス、MACアドレス、アプリケーションのシリアル番号などの環境情報や、クライアント装置100を利用しているユーザのログイン名、電子メールアドレス等のユーザ識別情報等が含まれることとしてもよい。
本実施形態では、配信される電子文書には、文書ID、履歴情報の送信アドレス、履歴の収集レベル(以下、収集レベル)を示す情報が含まれることとする。各情報の詳細は以下に述べるが、収集レベルには各レベルに応じて、履歴情報の送信タイミングが関連付けられているものとする。なお、これらの情報は、電子文書のデータのヘッダー部に含まれることとしてもよい。
文書IDは、配信される電子文書の識別子であり、配信サーバ10により一意に決定できるように指定される。
履歴情報の送信アドレスは、履歴情報を送信する宛先情報であり、IPアドレス、URL等により指定されるネットワークアドレスであることとしてよい。
収集レベルは、配信される電子文書の重要度や性質に応じて電子文書に関して記録される履歴情報を収集するレベルを設定した情報である。収集レベルは、多段階に設定可能であることとしてよく、本実施形態では、収集レベルは5段階の設定が可能であることとする。そして、本実施形態では、レベル1が最も履歴情報の収集の頻度が高く、レベル5にいくにつれて履歴情報を収集する頻度が下がることとして設定している。また上述したように、収集レベルには、クライアント装置100に配信された電子文書について記録される操作の履歴情報を送信するタイミングが予め定められている。クライアント装置100では、収集レベル毎の履歴情報の送信タイミングを定めた定義情報を予めメモリに保持することとしてもよいし、電子文書が配信される際に取得することとしてもよい。図3には、履歴の収集レベルの定義情報の一例を示す。
図3に示されるように、各収集レベルに対して、クライアント装置100において行われる配信データを利用した操作に基づく履歴情報を送信するタイミングが対応づけられる。
本実施形態では一例として、収集レベルを、以下のように設定することとしている。収集レベル1では、配信データを利用した操作が行われる度に履歴情報の送信が指示される。収集レベル2では、配信データを開いた際と、配信データが開かれてから閉じられるまでの一連の操作が終了した際に履歴情報の送信が指示される。収集レベル3では、配信データを開いた際と、記録された履歴情報が所定の操作数以上になった際に履歴情報の送信が指示される。収集レベル4では、記録される履歴情報が所定の操作数以上になった際に履歴情報の送信が指示される。収集レベル5は、履歴情報が記録されてから所定の時間が経過した際に履歴情報の送信が指示される。
文書配信部16では、文書格納部14から、クライアント装置100に配信する電子文書が読み込まれる。そして、読み込まれた電子文書は、暗号処理部18において暗号化される。暗号化は公知の暗号化方法を用いることとしてよく、暗号化に用いられた暗号鍵及びその暗号を復号するための復号鍵は、電子文書の文書IDと対応付けられて鍵管理部20において管理される。そして暗号処理部18により暗号化された電子文書は、通信部24を介してクライアント装置100に送信される。
配信サーバ10により配信された電子文書は、クライアント装置100において、通信部102により受信される。そして、受信された電子文書は、ハードディスク等の記憶手段よりなる配信文書格納部104に格納される。
[配信された電子文書を開く際の処理]
次に、クライアント装置100において、配信文書格納部104に格納された電子文書を開く要求があった場合の処理を、図4のフロー図を参照しながら説明する。
まず、クライアント装置100に接続されたマウス、キーボード等の操作手段による入力に基づいて、配信文書格納部104に格納された電子文書を「開く」処理の要求を受け付ける(S11)。
「開く」処理の要求を受け付けると、履歴情報管理部110において、履歴情報一時記憶部114の記憶内容が参照されて、その履歴情報一時記憶部114に送信すべき履歴情報が残っていないか、すなわち、配信サーバ10に未送信の履歴情報がないかが判断される(S12)。この間、電子文書を開く処理は待ち状態となる。
そして、履歴情報一時記憶部114に送信すべき履歴情報が残っている場合には(S12:Y)、履歴情報一時記憶部114に格納される履歴情報が配信サーバ10に送信される(S13)。なお、履歴情報の送信処理を実行する前に、利用者に送信を許可するか否かの確認表示を提示し、そこで送信処理が許可されない場合には、電子文書を開く処理の実行が拒否されることとしてもよい。
そして、処理S12で履歴情報が残っていないと判断されるか(S12:N)、履歴情報の送信処理が正常に完了すると(S14:Y)、電子文書を開く処理の待ち状態が解除されて処理が実行される(S15)。ここで、電子文書が暗号化されている場合には、その電子文書の文書IDを指定して配信サーバ10に復号鍵の送信を要求する。そして、クライアント装置100と配信サーバ10との間で所定の認証処理が行われた後に、認証が成功すると、配信サーバ10により指定された文書IDに対応する復号鍵が鍵管理部20から取得されてクライアント装置100に送信される。送信された復号鍵を通信部102を介して受信したクライアント装置100では、復号処理部106により電子文書が復号化された後に文書が開かれる。一方で、履歴情報の送信が失敗した場合には(S14:N)、電子文書は開かれず処理が終了する。
そして、電子文書が開かれた後には、電子文書について指示された収集レベルに従って、電子文書について行われる操作に基づいて履歴情報の記録や履歴情報の送信処理が行われる(S16)。以下では、各収集レベルに応じて行われる処理の詳細をそれぞれ説明する。
[収集レベル1]
まず、収集レベルが1である場合の処理を図5のフロー図を参照しつつ説明する。文書操作部108において、キーボードやマウスにより文書操作の指示を受け付けると(S101)、その文書操作による操作の履歴情報は、配信サーバ10に向けて送信される(S102)。ここで、履歴情報の送信が成功した場合には(S103:Y)、配信データ(電子文書)を利用した操作が実行され(S104)。操作が継続される。一方で、履歴情報の送信が正常に終了しなかったり、履歴情報の送信を利用者により拒否されたりして、履歴情報の送信が失敗した場合には(S103:N)、配信データを利用した操作が許可されず、エラー表示が出力されて(S105)、処理が終了する。
[収集レベル2]
収集レベルが2である場合の処理を図6のフロー図を参照しつつ説明する。まず、収集レベル2の電子文書が開かれると、その操作情報(「開いた」という操作情報)が配信サーバ10に送信される(S201)。そして、文書操作部108において、キーボードやマウスにより文書操作を指示する信号を受け付けると(S202)、その操作が電子文書を「閉じる」操作でない場合には(S203:N)、指示された操作が実行され(S204)、履歴記録部112により操作の履歴情報が履歴情報一時記憶部114に順次格納される(S205)。そして、指示された操作が電子文書を「閉じる」である場合には(S203:Y)、それまで履歴情報一時記憶部114に格納された履歴情報は、配信サーバ10に送信される(S206)。ここで、履歴情報の送信が成功した場合には(S207:Y)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容を消去して(S208)処理を終え、失敗した場合には(S207:N)、エラー表示を出力し(S209)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容はそのままにして処理を終了する。
[収集レベル3]
収集レベルが3である場合の処理を図7のフロー図を参照しつつ説明する。収集レベル3の電子文書が開かれると、その操作情報が配信サーバ10に送信される(S301)。そして、文書操作部108において、文書操作を指示する信号を受け付けると(S302)、その操作に基づく処理が実行された後に(S303)、実行された操作の履歴情報が履歴記録部112により履歴情報一時記憶部114に順次格納される(S304)。履歴情報一時記憶部114はプロセッサ等により構成される制御部によりアクセスされ、格納された履歴情報が所定の操作数以上になったと判断されると(S305:Y)、それまでに格納された履歴情報が配信サーバ10に送信される(S306)。ここで、履歴情報の送信が成功した場合には(S307:Y)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容を消去し(S308)、失敗した場合には(S307:N)、エラー表示を出力し(S309)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容はそのままにしておく。
[収集レベル4]
収集レベルが4である場合の処理を図8のフロー図を参照しつつ説明する。文書操作部108において、文書操作を指示する信号を受け付けると(S401)、その操作に基づく処理が実行された後に(S402)、実行された操作の履歴情報が履歴記録部112により履歴情報一時記憶部114に順次格納される(S403)。そして、履歴情報一時記憶部114はプロセッサ等により構成される制御部によりアクセスされ、格納された履歴情報が所定の操作数以上になったと判断されると(S404:Y)、それまでに格納された履歴情報が配信サーバ10に送信される(S405)。ここで、履歴情報の送信が成功した場合には(S406:Y)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容を消去し(S407)、失敗した場合には(S406:N)、エラー表示を出力し(S408)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容はそのままにしておく。
[収集レベル5]
収集レベルが5である場合の処理を図9のフロー図を参照しつつ説明する。文書操作部108において、文書操作を指示する信号を受け付けると(S501)、その指示に基づく処理が実行された後に(S502)、実行された操作の履歴情報が履歴記録部112により履歴情報一時記憶部114に順次格納される(S503)。そして、履歴情報一時記憶部114に履歴情報が格納されてから所定の時間が経過すると(S504:Y)、それまでに格納された履歴情報が配信サーバ10に送信される(S505)。ここで、履歴情報の送信が成功した場合には(S506:Y)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容を消去し(S507)、失敗した場合には(S506:N)、エラー表示を出力し(S508)、履歴情報一時記憶部114の記憶内容はそのままにしておく。
そして、配信サーバ10では、上記の処理によりクライアント装置100から送信される配信データの履歴情報を受信し、それを履歴情報記憶部22に記憶して管理する。
以上説明した履歴管理システム1によると、通信負荷や処理負荷を軽減させつつも、配信データの利用履歴を確実に収集することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、配信データに指定された送信タイミングで履歴情報を送信しない場合には、その配信データのみならず、他の配信データの利用も併せて制限することとしてもよい。
履歴管理システムのシステム構成図である。 配信サーバとクライアント装置のそれぞれの機能ブロック図である。 履歴の収集レベルの定義情報の一例を示す図である。 配信データを開く際の処理のフロー図である。 収集レベル1の処理のフロー図である。 収集レベル2の処理のフロー図である。 収集レベル3の処理のフロー図である。 収集レベル4の処理のフロー図である。 収集レベル5の処理のフロー図である。
符号の説明
1 履歴管理システム、10 配信サーバ、12 文書管理部、14 文書格納部、16 文書配信部、18 暗号処理部、20 鍵管理部、22 履歴情報記憶部、24 通信部、50 ネットワーク、100 クライアント装置、102 通信部、104 配信文書格納部、106 復号処理部、108 文書操作部、110 履歴情報管理部、112 履歴記録部、114 履歴情報一時記憶部。

Claims (7)

  1. 情報を配信する情報配信装置と、前記情報配信装置により配信される配信情報を受信する情報端末装置とを含み、前記情報端末装置による前記配信情報を利用した操作の履歴情報を管理する履歴管理システムであって、
    前記情報配信装置は、
    前記配信情報の履歴情報を送信する送信タイミングを前記配信情報毎に指定する指定手段を含み、
    前記情報端末装置は、
    前記配信情報を利用した操作に基づいて、前記配信情報の履歴情報を記録する記録手段と、
    前記指定手段により前記配信情報毎に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段と、を含む、
    ことを特徴とする履歴管理システム。
  2. 請求項1に記載の履歴管理システムであって、
    前記情報端末装置は、
    前記履歴送信手段により履歴情報が送信されない場合には、前記配信情報の利用を制限する利用制限手段をさらに含む、
    ことを特徴とする履歴管理システム。
  3. 請求項2に記載の履歴管理システムであって、
    前記情報端末装置は、
    前記記録手段により記録された履歴情報を記憶する記憶手段をさらに含み、
    前記履歴送信手段は、
    前記記憶手段に記憶された履歴情報が、前記配信情報毎に指定された条件を満たしたタイミングで、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、
    ことを特徴とする履歴管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の履歴管理システムであって、
    前記履歴送信手段は、前記記録手段により所定の操作数以上の履歴情報が記録された場合に、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、
    ことを特徴とする履歴管理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の履歴管理システムであって、
    前記履歴送信手段は、前記記録手段により履歴情報が記録されてから所定の時間が経過した場合に、当該履歴情報を所定の宛先に送信する、
    ことを特徴とする履歴管理システム。
  6. 配信情報であって、当該配信情報を利用した操作についての履歴情報を送信する送信タイミングが指定された配信情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された配信情報について、前記配信情報を利用した操作に基づいて履歴情報を記録する記録手段と、
    前記配信情報に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段と、を含む、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  7. 配信情報であって、当該配信情報を利用した操作についての履歴情報を送信する送信タイミングが指定された配信情報を受信する受信手段、
    前記受信手段により受信された配信情報について、前記配信情報を利用した操作に基づいて履歴情報を記録する記録手段、及び、
    前記配信情報に指定された送信タイミングに従って、前記記録手段により記録される履歴情報を所定の宛先に送信する履歴送信手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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