JP2008066783A - 画像処理システムおよび画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】データを処理した画像処理装置とデータを記憶する画像処理装置とを異ならせて、データの存在場所をわかりにくくして、データ漏洩に対するセキュリティを高める。
【解決手段】他の画像処理装置1と信頼関係を設定する設定部20と、データを記憶するときに他の画像処理装置1の動作状態を確認する確認部21とを備える。信頼関係を有する画像処理装置1の中から選ばれた画像処理装置1が、データを記憶する特定の画像処理装置1となる。データを処理した画像処理装置1は、特定の画像処理装置1が動作状態にあるかを確認して、通信が許可されているかを確認する。特定の画像処理装置1が動作状態にあり、通信が許可されているとき、画像処理装置1は、特定の画像処理装置1にデータを送信する。特定の画像処理装置1は、他の画像処理装置1からのデータを記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】他の画像処理装置1と信頼関係を設定する設定部20と、データを記憶するときに他の画像処理装置1の動作状態を確認する確認部21とを備える。信頼関係を有する画像処理装置1の中から選ばれた画像処理装置1が、データを記憶する特定の画像処理装置1となる。データを処理した画像処理装置1は、特定の画像処理装置1が動作状態にあるかを確認して、通信が許可されているかを確認する。特定の画像処理装置1が動作状態にあり、通信が許可されているとき、画像処理装置1は、特定の画像処理装置1にデータを送信する。特定の画像処理装置1は、他の画像処理装置1からのデータを記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、互いに通信可能な複数の画像処理装置から構成される画像処理システムに関する。
コピー、プリント、ファクシミリ、データ送信等の処理を行う画像処理装置は、処理した画像データや作成した管理情報をハードディスク装置等の記憶部に記憶する。画像処理装置は、このようにデータを記憶部に記憶して管理するファイリング機能を有する。そして、データを印刷したり、データ送信して、出力することにより、利用者はデータを再利用できる。
このような画像処理装置がネットワークに接続されることにより、画像処理システムが形成される。画像処理装置は、他の画像処理装置や管理サーバと通信可能とされる。ここで、特許文献1、2に記載されているように、画像処理装置が管理サーバにデータを送信し、管理サーバがデータを一括して記憶し、管理する。これによって、データの保護やデータの共有といった点で便宜を図れる。
特開2005−149088号公報
特開平11−134263号公報
画像処理システムにおいて、管理サーバで各画像処理装置のデータを一括して記憶する場合、データの存在場所が明確である。そのため、データを盗もうとする第3者は、管理サーバに不正アクセスを試みればよい。これに対して、管理サーバでのセキュリティを強化すれば、不正アクセスを防げる。しかし、利用者にとっては、管理サーバにアクセスするために複雑な操作を強いられることになり、システム全体としての利用しやすさに問題が生じる。
そこで、本発明は、上記に鑑み、データの存在場所をわかりにくくすることにより、データの漏洩を防止できる画像処理システムの提供を目的とする。
本発明は、データの記憶部を有する複数の画像処理装置が通信可能に接続された画像処理システムであって、画像処理装置は、他の画像処理装置と提携して、該画像処理装置にデータを記憶するものである。
画像処理装置が他の画像処理装置と提携することは、その画像処理装置を信頼することである。したがって、画像処理装置は、処理したデータを記憶するために、他の画像処理装置に送信しても差し支えない。このような画像処理装置は、第3者にとっては管理サーバのように明確な存在ではない。そのため、データの存在場所がわかりにくいものとなる。
そこで、画像処理装置は、他の画像処理装置との信頼関係を設定する設定手段を備え、画像処理装置は、信頼関係を結ぶことにより他の画像処理装置と提携する。そして、信頼関係を有する複数の画像処理装置の中から選ばれた1つの画像処理装置が、データを記憶する特定の画像処理装置とされ、他の画像処理装置は、特定の画像処理装置にデータを送信する。
このように、特定の画像処理装置は、1つに限定される。システム全体として、1つの画像処理装置である。しかし、各画像処理装置が、それぞれ特定の画像処理装置を決めてもよい。この場合であっても、各画像処理装置に対して、特定の画像処理装置は1つに限定される。
データとしては、画像データと、画像データの処理に伴って作成されるログ情報等の管理情報がある。そこで、画像データを記憶する画像処理装置と管理情報を記憶する画像処理装置とが異なる。したがって、データに応じて記憶する画像処理装置を決めることができる。各画像処理装置の性能、状態等を考慮して、適切な画像処理装置を選べば、システム全体の処理効率が高まる。
特定の画像処理装置は、アクセスしてきた他の画像処理装置との信頼関係を確認する確認手段と、信頼関係を確認したとき、他の画像処理装置から送信されたデータを記憶する記憶手段とを備える。確認手段により、他の画像処理装置との信頼関係を確認したとき、他の画像処理装置からのデータ送信を許可する。信頼関係を有しない画像処理装置に対しては、データ送信を禁止する。したがって、不正に侵入しようとする外部装置は、特定の画像処理装置にアクセスできない。
画像処理装置は、信頼関係を有する他の画像処理装置の動作状態を確認する確認手段と、他の画像処理装置の動作を確認したとき、特定の画像処理装置においてデータを記憶するように、特定の画像処理装置にデータを送信する送信手段とを備える。特定の画像処理装置の動作を確認できない場合、特定の画像処理装置からデータ送信の許可が得られない。したがって、画像処理装置は、特定の画像処理装置へのデータ送信を禁止する。これにより、画像処理装置が偽装された外部装置にデータを送信することを防止でき、データの漏洩を防げる。
特定の画像処理装置は、データに対するセキュリティ機能を有する。したがって、画像処理装置の不正使用に対して、データを保護できる。また、画像処理装置は、特定の画像処理装置に暗号化したデータを送信し、送信後、元のデータを消去する。したがって、データを送信した画像処理装置には、データは残らないので、データ漏洩の問題がなくなる。
本発明によると、データを処理した画像処理装置とは異なる画像処理装置にデータが記憶される。そのため、複数の画像処理装置があると、データの存在場所を特定できず、データ漏洩の防止効果が高まる。したがって、画像処理システムのセキュリティを高めることができる。
本実施形態の画像処理システムを図1に示す。本画像処理システムでは、複数の画像処理装置1とパソコン、サーバ等の情報処理装置2とがネットワークN1〜N4を通じて通信可能に接続されている。ネットワークN1〜N4は、LAN、WAN、インターネット等であり、画像処理装置1および情報処理装置2は個々のネットワークN1〜N4にそれぞれ接続され、個々のネットワークN1〜N4がつながって、システム全体として1つのネットワークになっている。ここで、任意の1つの画像処理装置1に対して、他の画像処理装置1および情報処理装置2は外部装置とみなされる。
画像処理装置1は、コピーモード、プリントモード、スキャナモードおよびファクシミリモードを実行する複合機である。画像処理装置は、表示、入力操作を行うための操作部5と、原稿を読み取って画像データを入力する画像読取部6と、画像データを印刷する画像形成部7と、外部装置と通信を行う通信部8と、ファクシミリ通信のためのモデム部9と、画像データを一時的に記憶する画像メモリ10と、画像データを記憶する記憶部11と、各種の情報を記憶して管理する管理部12と、装置全体の制御を司る制御部13とを備えている。
操作部5は、図2に示すように、各種の操作キー15および表示部16を備え、これらは操作パネルに設けられる。表示部16は、液晶ディスプレイからなり、タッチパネルとされる。表示部16に表示される操作画面内にタッチキーが形成され、これらも操作キー15とされる。
画像読取部6は、原稿の画像を読み取って、画像データとして入力するスキャナ装置、および原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置を有する。すなわち、画像読取部6は、画像データを入力するデータ入力機能を実行する。
通信部8は、ネットワークを通じて外部装置と通信するための通信インターフェースである。通信部8は、外部装置との間で画像データを入出力する。モデム部9は、公衆電話回線網Nnに接続され、外部装置であるファクシミリ装置17とファクシミリ通信を行う。また、モデム部9は、ダイアルアップ接続により、サーバや携帯情報端末といった外部装置とデータ通信可能とされる。すなわち、通信部8およびモデム部9は、画像データを入力するデータ入力機能を実行するとともに、画像データを送信して出力するデータ送信機能を実行する。
画像形成部7は、感光体、帯電装置、レーザ光等による露光装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置から構成され、電子写真方式によって画像をシート上に形成する。画像形成部7は、カラー印刷を行うが、白黒印刷のみを行うものであってもよい。また、画像形成は、電子写真方式に限らず、インクジェット方式、熱転写方式等の他の方式によってもよい。このように、画像形成部7は、画像データを印刷して出力するデータ出力機能を実行する。
画像メモリ10は、例えばDRAMからなる。画像メモリ10には、読み取った画像データ、外部装置から受信した画像データ、印刷やデータ通信により出力するための画像データといった入力された画像データあるいは出力される画像データを一時的に記憶する。画像データは、画像データ処理部によって、圧縮、伸長、加工等の画像処理が行われる。画像処理された画像データは記憶部11に記憶される。
記憶部11は、ハードディスク装置からなる。記憶部11は、画像メモリ10から転送された画像データを蓄積していく。このとき、画像データを暗号化するとよい。また、記憶部11は、各機能を実行したときに作成されるログ情報も記憶する。そして、利用者の指示あるいは外部装置の指示により、記憶部11から画像データが読み出され、画像データは印刷、データ送信、ファクシミリ通信によって外部に出力される。すなわち、記憶部11は、入力された画像データを出力するために保存するファイリング機能を実行する。
なお、出力された画像データは、制御部13からの指示により、記憶部11から消去される。この消去に際して、画像データにランダムなデータを上書きすることによって、画像データを復元できないように無効化する。
管理部12は、不揮発性のメモリからなり、画像処理装置1の制御情報、設定情報、利用者の認証情報といった画像処理装置1を動作させるために必要な情報を記憶する。これらの情報が作成、変更されると、管理部12は随時情報を更新する。
制御部13は、CPUからなり、ROM18に格納されている制御プログラムをRAMに読み出して、制御プログラムを実行する。制御プログラムにしたがって、各部が動作することにより、データ入力機能、データ出力機能、データ送信機能、ファイリング機能の各機能が実行される。また、制御プログラムには、ブラウザやメールソフトも含まれ、制御部13は、TCP/IPプロトコル等の通信プロトコルにより外部装置とデータ通信したり、電子メールの送受信を行う。
ここで、画像処理システムでは、画像データや管理情報等の各画像処理装置1において本来管理すべきデータが、特定の画像処理装置1において、一括して記憶され、管理される。信頼関係を有する複数の画像処理装置1の中から選ばれた1つの画像処理装置1が特定の画像処理装置1となる。これをホスト装置と称する。残りの他の画像処理装置1をクライアント装置と称する。なお、管理情報は、画像データの処理に伴って作成されるログ情報、エラー情報である。
画像処理装置1は、他の画像処理装置1との信頼関係を設定する設定部20と、信頼関係を有する画像処理装置1との間でデータの送受信が可能かを確認する確認部21とを備え、これらは制御部13によって制御される。
設定部20は、操作部5からの入力操作によって、信頼関係を結ぶ画像処理装置1を決める。すなわち、利用者が以下の操作を行うことにより、信頼設定が行われる。図2に示す操作パネルのユーザ設定キーが操作され、図3に示すユーザ設定画面が表示される。キーオペレータープログラムキーが操作されると、利用者を認証するための画面が表示される。利用者がサービスコードを入力すると、プログラム設定画面が表示される。
ここで、セキュリティ設定キーが操作されると、図4に示すセキュリティ設定画面が表示される。信頼設定キーが操作されると、ネットワークに接続されている画像処理装置1のリストが表示される。利用者が信頼関係を結びたい画像処理装置を選択する。これによって、信頼設定が有効とされ、信頼関係を結ぶ画像処理装置が決定される。このように信頼関係を有する画像処理装置1のリストが信頼設定情報として、管理部12に記憶される。ここでは、画像処理装置1が3つの画像処理装置1と信頼関係を有するように設定される。信頼関係を有する画像処理装置1がない場合、信頼設定は無効になる。
ホスト装置がクライアント装置と信頼関係を結ぶと、クライアント装置でも、ホスト装置と信頼関係を結ぶように設定される。すなわち、ホスト装置がクライアント装置に信頼設定情報を送信することにより、クライアント装置は自動的に信頼設定を行う。なお、クライアント装置において、利用者が操作して、設定してもよい。したがって、ホスト装置とクライアント装置とが提携され、両者は互いに信頼関係を有することになる。
さらに、ホスト装置の設定部20は、クライアント装置に対する機能制限を設定する。図5に示すセキュリティ設定画面において、利用者が機能制限キーを操作すると、機能制限設定画面が表示される。クライアント装置の一覧が表示され、機能制限の有無が選択される。ここでの機能制限は、ホスト装置が通信できないときのクライアント装置に対する制限である。非許可に設定されると、クライアント装置は、ホスト装置へのデータ送信が禁止される。
確認部21は、通信部8を動作させて、通信相手の画像処理装置1との通信が可能かを検出する。すなわち、画像処理装置1の動作状態を確認する。その後、通信が許可されているかを確認する。画像処理装置1が動作状態にあり、通信が許可されているとき、データの送受信を行える。画像処理装置1が動作状態にない、あるいは通信が許可されていないとき、画像処理装置1の機能が制限される。この機能制限は、設定部20により設定された内容に従う。
ところで、ホスト装置およびクライアント装置の振り分けは、利用者によって決定される。図6に示すセキュリティ設定画面において、利用者が保存設定キーを操作すると、保存設定画面が表示される。利用者は、ホスト装置とする画像処理装置1を指定する。すなわち、画像処理装置1を特定できる固有情報を入力する。例えば、画像処理装置1のIPアドレス、あるいは画像処理装置1の名称等である。このように指定された画像処理装置1がホスト装置となる。なお、ホスト装置となる画像処理装置1では、自己の固有情報が入力される。また、画像データを記憶する画像処理装置1と、ログ情報等の管理情報を記憶する画像処理装置1とは、同じ画像処理装置1を指定してもよく、異なる画像処理装置1を指定してもよい。以上のように、設定された情報は管理部12に記憶される。
次に、各画像処理装置1間でデータを記憶するときの手順を図7、8にしたがって説明する。ホスト装置では、起動時あるいは再起動時に、制御部13は、信頼設定が有効になっているかを確認する(S1)。信頼設定が無効になっている場合、ホスト装置は、通常の画像処理装置1としての機能を実行する。
信頼設定が有効になっている場合、ホスト装置は、クライアント装置の動作状態を確認する(S2)。すなわち、制御部13は、マルチキャストにより全てのクライアント装置に確認信号を送信する。クライアント装置の電源がオンであれば、クライアント装置は、通電状態にあり、応答信号を返信する。
クライアント装置の電源がオフであれば、クライアント装置は、通電状態になく、応答信号は返信されない。このとき、ホスト装置は、確認信号の送信を複数回繰り返す。これによって、制御部13は、クライアント装置の動作状態を判断する。
クライアント装置でも同様、起動時あるいは再起動時に、制御部13は、信頼設定が有効になっているかを確認する(S12)。信頼設定が無効になっている場合、クライアント装置は、通常の画像処理装置1としての機能を実行する。
信頼設定が有効になっている場合、クライアント装置は、ホスト装置の動作状態を確認する(S13)。すなわち、制御部13は、ホスト装置に確認信号を送信する。ホスト装置の電源がオンであれば、ホスト装置は、通電状態にあり、応答信号を返信する。
ホスト装置およびクライアント装置は、互いに動作状態にあることを確認すると、クライアント装置は、ホスト装置にIPアドレス、MACアドレス、ID等の固有情報を送信する(S14)。ホスト装置は、クライアント装置から固有情報を受信すると、ネットワーク内のクライアント装置であることを確認して、認証する(S3)。
ホスト装置は、信頼設定情報に基づいて信頼関係を有するクライアント装置であるかを確認し、データ送信の許否を判断する(S4)。信頼関係を有するクライアント装置であれば、そのクライアント装置に動作許可信号を送信する(S5)。クライアント装置は、ホスト装置から動作許可信号を受信して(S15)、ホスト装置へのデータ送信が可能であることを確認する(S16)。信頼関係を有しないクライアント装置であれば、そのクライアント装置には動作許可信号を送信しない。
ここで、クライアント装置では、ホスト装置が動作状態にないとき、データ送信を行えないので、自身の動作を制限する(S21)。このとき、その旨を表示等により報知する。すなわち、何も機能を実行しないように、動作を停止する。あるいは、セキュリティに関連する機能を制限する。例えば、ファイリング機能の実行を禁止したり、データ送信機能の実行を禁止する。その他の機能は実行可能である。なお、クライアント装置は、その後定期的にホスト装置の動作状態を確認する。クライアント装置は、ホスト装置との信頼関係を有しているので、ホスト装置と通信可能になれば、データ送信機能を実行できる。
また、クライアント装置がホスト装置から動作許可を得られなかった場合、クライアント装置はホスト装置との信頼関係を有しない。この場合も、クライアント装置は機能を制限される。例えば、データ送信機能の実行を禁止する。
ホスト装置において、画像データの画像処理が行われ(S6)、画像データを保存する場合(S7)、画像データを圧縮し(S8)、画像データをログ情報とともに記憶部11に記憶する(S9)。ここでデータを記憶するとき、ホスト装置が有するセキュリティ機能により、データを暗号化する。
クライアント装置において、画像データの画像処理が行われると、画像データを保存する場合(S17)、画像データを圧縮する(S18)。そして、データの送信先であるホスト装置のアドレス情報を読み出し(S19)、ホスト装置に画像データをログ情報とともに送信する(S20)。クライアント装置では、送信した画像データを保存しないように、元の画像データを消去する。
ホスト装置では、クライアント装置からのデータを受信する(S10)と、データの保存が許可されているかを確認する(S11)。送信されるデータには、送信元のIPアドレス等の固有情報が含まれているので、クライアント装置を確認できる。ホスト装置は、信頼関係を有するクライアント装置からのデータ送信であることを確認すると、画像データを画像データ記憶部22に記憶し、ログ情報をログ情報記憶部23に記憶する(S9)。ここでデータを記憶するとき、セキュリティ機能により、データを暗号化する。
画像データ記憶部22およびログ情報記憶部23は、記憶部11とは別のハードディスク装置であってもよく、あるいは同じハードディスク装置であってもよい。そして、制御部13は、クライアント装置毎に記憶部11内に記憶領域を設定することにより、データ管理しやすくなる。
クライアント装置が、記憶されている画像データを印刷、データ送信等によって出力するとき、上記と同様に、ホスト装置の認証を受け、動作許可を得る。そして、クライアント装置は、ホスト装置にデータ送信の要求を行う。ホスト装置は、指定された画像データを画像データ記憶部から読み出し、クライアント装置に送信する。クライアント装置は、受信した画像データを所望の形態で出力する。ホスト装置は、画像データの送信後、記憶されている画像データをセキュリティ機能により消去する。
以上のように、画像処理装置1が処理した画像データおよび管理情報は、特定の画像処理装置1において記憶される。すなわち、データを処理した画像処理装置1とデータを記憶する画像処理装置1とは異なる。複数の画像処理装置1がネットワークに接続されているので、第3者に対して、データがどの画像処理装置1に保存されているのかをわかりにくくすることができる。その結果、データを盗むために画像処理装置1に不正アクセスすることが困難となり、画像処理システムのセキュリティを高めることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態では、特定の画像処理装置であるホスト装置にデータを一括して記憶している。これに代えて、それぞれの画像処理装置がホスト装置であるとともにクライアント装置として機能するようにしてもよい。すなわち、各画像処理装置が個々に提携して、自装置で処理したデータは、他の画像処理装置に記憶させる。一方、他の画像処理装置で処理したデータは、自装置に記憶させる。これによって、画像処理システムにおけるホスト装置とクライアント装置との関係が複雑になり、データの存在場所が不明確になり、第3者を混乱させることができる。
ホスト装置となる画像処理装置を自動的に決めるようにしてもよい。画像処理システムの管理サーバが、ランダムに画像処理装置をホスト装置に指定する。そして、そのことを各画像処理装置に伝えることにより、各画像処理装置はホスト装置に関する設定を行う。また、ホスト装置を定期的に変更する。これにより、データは1つの画像処理装置に記憶されるのではなく、任意の画像処理装置に記憶され、データの存在場所をより一層わかりにくくできる。
1 画像処理装置
5 操作部
6 画像読取部
7 画像形成部
8 通信部
9 モデム部
11 記憶部
12 管理部
13 制御部
20 設定部
21 確認部
22 画像データ記憶部
23 ログ情報記憶部
5 操作部
6 画像読取部
7 画像形成部
8 通信部
9 モデム部
11 記憶部
12 管理部
13 制御部
20 設定部
21 確認部
22 画像データ記憶部
23 ログ情報記憶部
Claims (10)
- データの記憶部を有する複数の画像処理装置が通信可能に接続された画像処理システムであって、画像処理装置は、他の画像処理装置と提携して、該画像処理装置にデータを記憶することを特徴とする画像処理システム。
- 画像処理装置は、他の画像処理装置との信頼関係を設定する設定手段を備え、画像処理装置は、信頼関係を結ぶことにより他の画像処理装置と提携することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
- 信頼関係を有する複数の画像処理装置の中から選ばれた1つの画像処理装置が、データを記憶する特定の画像処理装置とされ、他の画像処理装置は、特定の画像処理装置にデータを送信することを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
- 特定の画像処理装置は、他の画像処理装置との信頼関係を確認したとき、他の画像処理装置からのデータ送信を許可することを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
- 特定の画像処理装置は、データに対するセキュリティ機能を有することを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
- 画像処理装置は、特定の画像処理装置の動作状態を確認し、特定の画像処理装置の動作を確認したとき、データを送信することを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
- 画像処理装置は、特定の画像処理装置に暗号化したデータを送信し、送信後、元のデータを消去することを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
- 画像データを記憶する画像処理装置と管理情報を記憶する画像処理装置とが異なることを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
- 他の画像処理装置と通信可能とされ、データの記憶部を有する画像処理装置であって、他の画像処理装置との信頼関係を設定する設定手段と、アクセスしてきた他の画像処理装置との信頼関係を確認する確認手段と、信頼関係を確認したとき、他の画像処理装置から送信されたデータを記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
- 他の画像処理装置と通信可能とされた画像処理装置であって、他の画像処理装置との信頼関係を設定する設定手段と、信頼関係を有する他の画像処理装置の動作状態を確認する確認手段と、他の画像処理装置の動作を確認したとき、他の画像処理装置においてデータを記憶するように、他の画像処理装置にデータを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-09-04 JP JP2006239293A patent/JP2008066783A/ja active Pending
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