JP4201110B2 - 容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂などにより形成される容器としては、種々の形態のものが知られているが、極一般的な形態として、上端を開口した有底筒状の容器本体と、該本体の上端開口を閉塞して着脱可能に嵌合した蓋体とからなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種の容器は、その商品価値を高める等の目的のため、表面に印刷や凹凸模様を施すことにより装飾性を付与したり、或いはおまけの景品を添付したり等種々の方法がとられている。
【0004】
本発明は、開封後収納物を使用してゲームを行うことができ、しかも構造は簡単で、容易に且つ安価に製造できる容器を提案するものである。また、模擬土俵に対して振動を伝達し易くすることができ、ゲームの興味をいっそう引き立たせることのできる容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の容器は上記課題を解決するため、上端を開口した有底筒状をなす容器本体2と、該本体に着脱可能に嵌着した合成樹脂製の蓋体3とからなり、該蓋体3は、頂板9を上方へ膨出させて形成した模擬土俵11と、頂板9を上方へ膨出させて形成するとともに、上面に凹設した嵌合凹部15に収納物16を嵌着して模擬力士17を形成する有頂の筒状をなし、且つ、基端周囲を切り取り可能な破断部18に構成した少なくとも2カ所の支持筒12とを備えてなることを特徴とする容器として構成した。
【0006】
また、請求項2発明の容器は、上記模擬土俵11外方の対向位置に、それぞれ頂板9上方へ膨出させて形成した一対の振動用突部20を設けてなる請求項1記載の容器として構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
本発明の容器1は、図面にある如く容器本体2と、蓋体3とから構成している。
【0009】
容器本体2は合成樹脂等により形成されたもので、底壁4周縁部より周壁5を立設した上端開口の有底筒状をなしている。図示例では四角筒状の周壁5を備え、周壁5上端縁より外方へフランジ6を延設している。容器本体2内には例えばスナック菓子等を収納するもので、必要に応じてその上端開口をシール材7により閉塞すると良い。シール材7は、図示例のフランジ6上面の如き容器本体2上端面に外周縁を融着、接着等の適宜固定手段により剥離可能に固定して装着することができ、その材質しては、合成樹脂フィルムの単独或いは積層体或いは合成樹脂フィルムと金属薄膜との積層体などを使用できる。
【0010】
蓋体3は合成樹脂により形成されたもので、容器本体2に対して着脱可能に嵌合させている。図示例では容器本体2外周上端部に嵌着させた嵌合筒8の上端縁より容器本体2上端開口を閉塞する頂板9を延設している。又、嵌合筒8内周に突周設した係合突条10をフランジ6下面に係合させて不用意な抜け出しの防止を図っている。
【0011】
更に、蓋体3は模擬土俵11と、支持筒12とを備えている。模擬土俵11は、頂板9を上方へ膨出させて形成したもので、円筒形膨出部分或いは四角筒膨出部分などの上面がフラットな台状膨出部分であり、上面に円形の俵13を、その中央に仕切線14を、それぞれモールドラベルを施す等の適宜方法により形成している。
【0012】
支持筒12は、頂板9を上方へ膨出させて形成するとともに、図3に示す如く、上面に凹設した嵌合凹部15に収納物16を嵌着して模擬力士17を形成する有頂筒状をなしており、基端周囲を切り取り可能な破断部18に構成している。上記した如く支持筒12は収納物16を嵌め込んで模擬力士17を形成するためのものであるから少なくとも2つ必要とし、許容する限りそれ以上の支持筒12を設けることも可能である。嵌合凹部15の形態は収納物16の形態にあわせて種々選択することができ、収納物16を嵌着して安定した状態で模擬土俵11に起立させることができる形態であれば良い。図示例では、三角板状の収納物16を嵌着させる如く溝状の嵌合凹部15を凹設しているが、この様な板状の収納物に限らず、柱状の収納物の場合には、それにあった柱状の嵌合凹部15を設ければ良い。
【0013】
また、破断部18は容易に破断が可能な構成であれば採用でき、図示例の如く、切溝により画成された支持筒12周囲下端部を、周方向複数の連結片18により連結する如く構成したものに限らず、支持筒12下端周囲に設けた環状のミシン目を破断部とすることも、支持筒12下端周囲に設けた環状の薄肉線を破断部とすることも可能である。
【0014】
また、図示例では、模擬土俵11外方の対向位置に、それぞれ頂板9を上方へ膨出させて形成した一対の振動用突部20を設けている。
【0015】
上記の如く構成した容器1は、内部に収納物16を収納して使用され、開封後はゲームを楽しむことがてきる。その際には各支持筒12を破断分離し、それぞれ収納物16を嵌合凹部15に嵌合させた後、模擬土俵11上の仕切線14部分に起立させ、振動用突部19を指先等によりたたくことにより相撲ゲームを楽しむことができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の容器は既述構成としたことにより、開封後支持筒12を切り離し、収納物16をそれぞれ嵌着させて模擬力士17を形成すれば、簡単に相撲ゲームを楽しむことができ、極めて簡単な構造の付与により大幅に容器の商品価値を高めることができる。
【0017】
また、模擬土俵11外方の対向位置に、それぞれ頂板9を上方へ膨出させて形成した一対の振動用突部20を設けたものにあっては、模擬土俵11に振動を伝達し易く、微妙なゲーム展開を期待でき、ゲームの興味をいっそう引き立たせることができる利点を兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の半断面図である。
【図3】同実施例の模擬力士を示す斜視図である。
【図4】同実施例の使用を説明する斜視図である。
【符号の説明】
2…容器本体、3…蓋体、9…頂板、11…模擬土俵、12…支持筒、15…嵌合凹部、16…収納物、17…模擬力士、18…破断部、20…振動用突部

Claims (2)

  1. 上端を開口した有底筒状をなす容器本体2と、該本体に着脱可能に嵌着した合成樹脂製の蓋体3とからなり、該蓋体3は、頂板9を上方へ膨出させて形成した模擬土俵11と、頂板9を上方へ膨出させて形成するとともに、上面に凹設した嵌合凹部15に収納物16を嵌着して模擬力士17を形成する有頂の筒状をなし、且つ、基端周囲を切り取り可能な破断部18に構成した少なくとも2カ所の支持筒12とを備えてなることを特徴とする容器。
  2. 上記模擬土俵11外方の対向位置に、それぞれ頂板9上方へ膨出させて形成した一対の振動用突部20を設けてなる請求項1記載の容器。
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JP5835826B1 (ja) * 2014-11-24 2015-12-24 株式会社小泉製作所 コマ用回し台及び包装ケース

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