JPS5855867Y2 - 急須など用自在茶濾 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は急須・ポット・土瓶等用の茶液に関し、特に径
が伸縮自在な茶液に関する。

従来の急須等の内部または上端部に係止する穴あきアル
ミやメツシュ等の茶液は、成型段階で大きさが決ってい
たので、どの急須にも使えるという汎用性がなかった。

特に市販の急須の大きさはまちまちで内部に茶液を取付
けたいと思っても、径がピッタリ合う茶液はなかった。

本考案は前記従来技術の問題点に鑑み考案されたもので
、可撓性のある茶液の側部に上端が開口したスリットを
形成することにより、茶液の径を伸縮自在として、どん
な大きさの急須等にもピッタリと係止可能にすることを
目的としたものである。

以下、図面に基いて本考案の実施例を説明する。

第１図〜第３図において、１は急須本体で、２は蓋体で
ある。

急須本体１の開口部には段部１ａが形成されている。

３は茶液で、可撓性のある素材、例えばプラスチック・
鋼・ステンレス等でできている。

そして、この茶液３の側部（断面形状−型の茶液にあっ
ては側部近傍の底部も含む。

）には上端が開口したスリット４が多数形成されている
。

５は小孔である。６は茶液３の上端に形成された縁部で
前記急須の開口部の段部１ａ上に係止するためのもので
ある。

なお、小孔５の代りにメツシュを用いてもよい。

このメツシュはプラスチック製でも金属性でもよいこと
はもちろんである。

さらに、茶液３のメツシュまたは小孔５が形成されてい
る部分と上端部とを一体成型してもよい 第４図は他の実施例を示したものである。

茶液８の下部はメツシュ部１０で、茶液８の上部は周壁
部９となっている。

この周壁部９の上端には第一実施例と同様の縁部１１が
形成されている。

そして縁部１１から茶液上部の周壁部９にかけてスリッ
ト１２から適宜の間隔をあけて多数条形成されている。

スリット１２の下端部は円弧状の切欠部１３が形成され
ている。

この円弧状の切欠部１３の周囲には補強用リブを形成し
てもよい。

この円弧状の切欠部１３はスリット１２の下端部にかか
るせん断力によりスリットの下端が裂えるのを防止する
ためである。

このような円弧状切欠部を第一実施例のスリットの下端
部に設けてもよい。

なお第二実施例において茶液に可撓性プラスチックを用
いても、金属を用いてもよい。

また茶液のメツシュ部と周壁部を利付で構成してもよく
、その場合は第４図で示すごとく、その接合部で嵌着１
４または接着剤等により固着してもよい。

なお、この実施例においてもメツシュの変りに小孔を多
数設けてもよい。

また、後述するが、第３図に示すようにスリット４によ
って区画された切片７の両側部が隣設する切片７と重な
り合いやすいように一方の側部を外方に、他方の側部が
内方に向くよう形成しておくとよい。

本考案はこのように構成されているので、第２図のよう
にフリーな状態で急須の径と茶液の径が略同しときは、
そのまま茶液の縁部６を急須の段部上へ係止すればよい
。

また、急須の径が小さいときは第３図に示すように、茶
液３の側部を絞るよう手で持ち各切片７の両側部を隣接
する切片７と重ね合わせ、急須の内部に挿入し、縁部７
を急須の段部１ａ上に係止すればよい。

本考案は可撓性のある茶液の側部に上端が開口したスリ
ットを形成することにより、茶液の径を伸縮自在とし、
どんな大きさの急須等にもピッタリと係止できるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用状態の分解斜視図、第２図は第１図のＡ−
Ａ面における部分断面図、第３図は使用状態の斜視図で
ある。 第４図は側面図である。１・・・・・・急須、２・・・
・・・蓋体、３，８・・・・・・茶液、４．１２・・・
・・・スノット、５・・・・・・小孔、７・・・・・・
切片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 急須またはポット等の内部または開口部に係止する茶液
   において、該茶液を可撓性を有する素材を以って成形し
   、側部には上端が開口した多数条のスリットに形成した
   ことを特徴とする急須など用自在茶液。