JP4194476B2 - 文書処理装置及び文書処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は文書処理装置及び文書処理方法に関するものであり、特に、文書処理プログラムや画像編集プログラム等によって生成される文書を紙原稿から入稿し、その入稿した原稿に基づいて生成される一つの電子原稿に対して、入稿した原稿の後処理情報を文書設定として反映する文書処理装置及び文書処理方法に関するものである。
文字や表、画像など、データの種類が異なると、データを定義する構造やそれらデータに対する編集操作が異なるために、データの種類に応じた様々なアプリケーションプログラムが提供されている。利用者は、文字を編集するためには文字処理プログラムを使用し、表を編集するためには表計算プログラムを使用し、画像を編集するためには画像編集プログラムを使用するといった具合に、データの種類別にアプリケーションを使い分けている。
このように、利用者はデータの種類ごとにアプリケーションプログラムを使い分けるのが一般的である。しかし、利用者が作成しようとする文書としては、例えば文字のみや、表のみ、画像のみといった1種類のデータのみから構成される文書よりも、文字と表、文字と画像など、複数種類のデータから構成される文書の方が一般的である。そこで複数種類のデータを含む目的文書を作成するために、利用者は各種アプリケーションが備えている印刷機能を利用してアプリケーションごとにデータを印刷させ、印刷物を所望の順序に組み合わせる必要があった。
あるいは、いわゆるオフィススイートと呼ばれる、各種アプリケーションによってひとつの統合アプリケーションを形成するプログラムには、各アプリケーションで生成されたデータを組み合わせ、ひとつの文書を構成する機能を提供するものもある。この統合アプリケーションを使用する場合には、利用者は、各アプリケーションで作成したデータを、統合アプリケーションに含まれる特定のアプリケーションによってひとつの目的文書にまとめることができる。
しかしながら、利用者が各種アプリケーションによる印刷物を組み合わせてひとつの目的文書を作成する場合、例えばページ番号を各ページに振るためには、いったん必要なデータをすべて印刷出力し、文書としてまとめてから付すべきページ番号を決定する必要がある。そして、各アプリケーションによって、そのアプリケーションで作成された原稿の各ページ(これを論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ)ごとに、決定されたページ番号を書き込んでいく。アプリケーションプログラムがページ番号を振る機能を有している場合であっても、不連続部分があればその部分についてはやはり利用者がページ番号を指定しなければならない。また、目的文書のページを再配置した場合には、ページ番号もそれに合わせて振り直さなければならない。あるいは、複数の原稿ページを、印刷物としての1ページ(これを物理ページあるいは印刷ページと呼ぶ)にまとめたり、片面印刷から両面印刷に変更するなど、データの内容にかかる変更ではなく、単に書式を変更する場合であっても、アプリケーションによって編集及び印刷のし直しが必要となる。
このように、データの種類ごとにそれを管理できるアプリケーションが異なることから、アプリケーション間のインターフェースを利用者自身が人手によって提供しなければならない。このことは、利用者に多大な労力が要求されるということであり、生産性の低下をもたらす。さらに、多くの人手を介することからエラーの発生も生じやすかった。
一方、統合アプリケーションを利用して目的文書を作成する場合、印刷出力せずに、データの状態で各種データを配置することができる。このため、印刷物を組み合わせて目的文書を作成する場合ほどには労力は必要とされることはない。しかしながら、各種データを編集・作成するためのアプリケーションは、統合アプリケーションに含まれるものに限られてしまい、利用者が望むアプリケーションが使用できるとは限らない。また、統合アプリケーションによって作成された目的文書はひとつの文書ファイルであり、ファイル単位で編集・出力等の管理が行われる。そのために、文書ファイルの一部について書式を設定しようとしてもアプリケーションの機能による制約が多く、例えば書式が変わる部分ごとに書式設定を変更しては印刷し直すといった作業が必要とされる。このため、多くの労力が必要とされて生産性が低い点においては、前述した方法と変わりはなかった。
このような背景により、近年、アプリケーションにより作成された文書や画像ファイルを統一されたフォーマットに変換することで、複数の文書や画像ファイルを1つの統合文書として扱う印刷アプリケーションが考えられている。この印刷アプリケーションでは、統合文書を文書全体、章、ページと階層的に管理しており、ユーザの操作により、各章毎にステイプル等の後処理の設定を行うことが可能となっている(例えば、特許文献1)。また、紙原稿の複製を行う方法として、最も一般的な方法は複写機を利用することである。近年のデジタル複写機では、スキャナ部から読み込まれた原稿の画像データを、ネットワークを介して接続されるホストコンピュータ(外部装置)に対してファイルとして送信する読み取り画像送信機能が存在している(例えば、特許文献2)。また、複写機のスキャナ部に原稿をセットし、複製すべき部数を入力し、コピーボタンを押すと、指定部数の複製を作成することができる。この方法では、スキャナで読み取られた原稿が斜行して読み取られた場合には、すべての複製物の該当ページが斜めに印刷されるという問題があった。また、複写機で複製した場合には、元の原稿に対してノイズや黒点が付加されて画質が劣化するという問題があった。さらには、元の原稿に付いている不要なページ番号やヘッダ・フッタの除去、および新しくページ番号やヘッダ・フッタを付加することができないという問題があった。また、特定の原稿ページの印刷される位置を調整するなど、さらに高度な原稿の編集を行うことができないといった問題点があった。これらの問題を解決する方法として、従来二つの方法が実施されている。
一つは複写機単体で実施する方法で、複写機のスキャナで読み取った原稿を一旦複写機内に保存し、ユーザがその保存された原稿の状態を確認し、前記の問題点を改善する印刷設定を行った後、保存された原稿のコピーを前記印刷設定に従って実行する方法である(例えば、特許文献3)。この方法では、斜行補正やノイズ・黒点除去を自動的に実施する場合には用いられる方法であるが、ヘッダ・フッタの編集やページ単位の印刷位置調整などの高度な編集は、複写機の操作性や処理能力の問題からあまり実施されていないか、あるいは操作性の良くない状態で実施されているというのが現状である。
もう一つは、複写機のスキャナで読み取った原稿を一旦複写機に接続された情報処理装置へ転送し、情報処理装置の高度な処理能力と高度な機能を備えたアプリケーションソフトウエア、およびディスプレイ・マウス・キーボードといった操作性の良いインタフェース装置を用いることにより、高度な編集も可能とする方法である(例えば、特許文献4)。
これらの二つの方法により、紙原稿の高品質な複製物の作成が従来行われてきた。
このように文書をスキャナで電子データに変換して画像データとして取り込んで電子文書を生成する場合、傾き補正、濃度調整など紙原稿特有の画質問題が発生する。また、紙の入力原稿に文書内の論理的な区切りを示すために合紙とよばれる空白ページを入れている場合がある。
特開2003−091380号公報 特開2002−132642号公報 特開平7−283933号公報 特開2000−165639号公報
しかしながら、上記における従来の技術では、ステイプル・パンチ穴等の後処理設定がされていた印刷原稿をスキャナ装置で読み取り、電子データにし、文書処理装置の印刷アプリケーションにインポートすると、スキャナで読み取った原稿にステイプル・パンチ等の後処理がなされている場合に、その跡が影となり、原稿が汚くなってしまうという問題がある。このような印刷装置による印刷の後処理の跡がある読み取り原稿に対して、画像編集処理を行うことで、後処理の跡を消去することも考えられるが、ユーザが各ページについて手動で修正処理を行わなければならず使い勝手が悪い。
また、複数の章に分かれている紙原稿をまとめて、スキャナで読み取った場合には、1つのファイルとして保持しているため、元の章の切れ目がわからず、印刷アプリケーションにインポートした後で、ユーザが手動で章を分ける必要があり、使い勝手が悪い。
また、印刷アプリケーションから電子原稿の印刷を行う場合には、元の紙原稿と同じように章単位でステイプルやパンチの後処理を行いたい場合が多く想定されるが、文書処理装置の印刷アプリケーションではステイプル・パンチ等の後処理設定を印刷条件として自動的に反映することができず、使用者が手動で各後処理の設定しなければならなかった。
上記の従来技術の課題を解決するために、本発明では、スキャナで読み取られた印刷原稿を文書処理装置の印刷アプリケーションに取り込む際に、文章に対する後処理設定または天地が変化する位置(文章の区切り目に相当する位置)を認識し、自動的に区分け(章分割)することを可能にする文書処理装置及び文書処理方法を提供することを目的とする。
また、上記の従来技術の課題を解決するために、本発明ではスキャナから印刷原稿を読み取り、電子データ化したデータを文書処理装置に取り込む際に、スキャナで認識したステイプル・パンチ穴等の後処理情報、及び原稿の方向、天地方向の情報、及びとじ方向を自動的に反映させることを可能にする文書処理装置及び文書処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本発明にかかる文書処理装置は、以下の構成を有することを特徴とする。
すなわち、文書処理装置は、スキャン処理によって得られる紙原稿に施されていた後処理の内容を示す後処理情報と当該紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す画像データとを受信する受信手段と、
前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として前記受信手段によって受信された前記後処理情報を反映する場合、出力先として使用されるデバイスが当該文書設定に基づく処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、
当該デバイスが前記文書設定に基づく処理を実行可能と前記判定手段によって判定された場合、当該後処理情報を前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として反映する反映手段と、
を備えることを特徴とする。
あるいは、文書処理装置は、スキャン処理によって得られる紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す電子原稿を受信する受信手段と
前記原稿のページ単位に施されている後処理設定の情報を、連続するページ単位に認識し、判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なるかを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、当該判断対象となるページと当該判断対象となるページの前ページとが異なる章となるように当該判断対象のページで章分割をする章分割手段と、
を備えることを特徴とする。
本願の第1の発明によれば、印刷原稿に基づき、文書処理装置において電子原稿を生成する際、印刷原稿に施されていた後処理の設定(後処理情報ともいう。)の内容に従い、電子原稿の区切りを判断することで、章分割の内容を文書設定として電子原稿に反映することが可能になる。
また、本願の第2の発明によれば、更に、印刷原稿に施されていた後処理の設定を電子原稿の文書設定へ反映することが可能になる。これにより、紙原稿を取り込んでからユーザが手作業で個別の設定を行なうという操作負担が不要になる。
あるいは、後処理情報の内容に従い、電子原稿のページの関係を判断し、これを文書設定として電子原稿に反映することが可能になる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態を詳細に説明する。
<本実施形態の文書処理システムの概要>
本発明の第1の実施形態である文書処理システムの概要を、図1〜図13を参照して説明する。この文書処理システムでは、一般アプリケーションにより作成されたデータファイルが、電子原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換される。製本アプリケーションはその電子原稿ファイルを編集する機能を提供している。尚、本例では、それぞれの機能が明瞭になるように、一般アプリケーション、電子原稿ライタ、製本アプリケーション、電子原稿デスプーラと分離して示しているが、ユーザに提供されるパッケージはこれらに限定されず、これらを組合わせたアプリケーションやグラフィックエンジンとして提供されてもよい。以下、その詳細は説明する。
<本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成例>
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。
文書処理システムは、本発明の文書処理装置(情報処理装置)の好適な実施形態であるデジタルコンピュータ100(以下、ホストコンピュータ(文書処理装置)とも呼ばれる)によって実現されている。一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドローあるいはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、OSに対する印刷機能を有している。これらアプリケーションは、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷するにあたって、オペレーティングシステム(OS)により提供される所定のインタフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用する。
すなわち、アプリケーション101は、作成したデータを印刷するために、前記インタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、あらかじめ定められる、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスごとにデバイスドライバが提供されており、OSではそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。OSとしてマイクロソフト社のウインドウズを利用する場合には、前述した出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
電子原稿ライタ102は、前述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。ただし、電子原稿ライタ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、後述の製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後、「電子原稿形式」と呼ぶ。)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。実質的な標準形式のうちでは、例えばアドビシステムズによるPDF形式や、SVG形式などが電子原稿形式として採用できる。
アプリケーション101により電子原稿ライタ102を利用させる場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。ただし、電子原稿ライタ102によって作成されたままの電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。製本アプリケーション104は、電子原稿ライタ102が生成した新規の不完全な電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下では、この点を明瞭に識別する必要がある際には、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを電子原稿ファイルと呼び、製本アプリケーションによって構造を与えられた電子原稿ファイルをブックファイルと呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりそのデータを印刷させることで、アプリケーションデータはアプリケーション101によって定義されたページ(以後、「論理ページ」あるいは「原稿ページ」と呼ぶ。)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。なお、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであってもよいし、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104は、電子原稿ファイルあるいはブックファイル103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。ただし製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールであり、製本アプリケーションで利用するドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107のドライバ106がデバイスドライバとして指定される。出力モジュールは、指定されたプリンタ107のプリンタドライバ106を用いて受信した出力コマンドを、プリンタ107で解釈実行可能なデバイスコマンドに変換する。そしてデバイスコマンドはプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
<本実施形態の文書処理システムのハードウェア構成例>
図2は、本実施形態の文書処理システムのハードウェア構成を示す図である。図2において、ホストコンピュータ100は、ROM203内のプログラム用ROMあるいは外部メモリ211に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU201を備え、システムバス204に接続される各デバイスをCPU201が総括的に制御する。また、このROM203内のプログラム用ROMあるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム等を記憶し、ROM203内のフォント用ROMあるいは外部メモリ211には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM203内のデータ用ROMあるいは外部メモリ211には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。207はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。ネットワークI/F208は、双方向性インタフェース21を介してプリンタ107に接続されて、プリンタ107との通信制御処理を実行する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
なお、CPU201は、例えばRAM202上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT210上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
プリンタ107は、CPU312により制御される。プリンタのCPU312は、ROM313内のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ314に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス315に接続される印刷部(プリンタエンジン)317に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM313内のプログラムROMには、CPU312の制御プログラム等を記憶する。ROM313内のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM313内のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ314がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU312はネットワークI/F318を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ100に通知できる。RAM319は、CPU312の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM319は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ314は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ314は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、321は前述した操作パネルで、操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている。
また、前述した外部メモリ314は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル321からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
<電子原稿データの形式例>
編集アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模した3層の層構造を有する。上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章ごとの属性が定義できる。下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。各ページついてもページごとの属性が定義できる。ひとつのブックは複数の章を含んでいてよく、また、ひとつの章は複数のページを含むことができる。
図3は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。この例のブックファイルにおける、ブック、章、ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。ひとつのブックファイルはひとつのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページごとのデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほか、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図3では、ブックファイルが1つの完結したブックである必要はないので、「ブック」を「文書」として一般化して記載している。
まず最上位に文書情報401を持つ。文書情報401は402〜404の3つのパートに大別できる。文書制御情報402は、文書ファイルのファイルシステムにおけるパス名などの情報を保持する。文書設定情報403は、ページレイアウトなどのレイアウト情報とステイプルなど印刷装置の機能設定情報を保持し、ブックの属性に相当する。章情報リスト404は、文書を構成している章の集合をリスト形式で保持する。リストが保持するのは章情報405である。
章情報405も406〜408の3つのパートに大別できる。章制御情報406は、章の名称などの情報を保持する。章設定情報407は、その章特有のページレイアウトやステイプルの情報を保持し、章の属性に相当する。章ごとに設定情報をもつことで最初の章は2UPのレイアウトその他の章は4UPのレイアウトのように複雑なレイアウトを持った文書を作成することが可能である。ページ情報リスト408は各章を構成する原稿ページの集合リスト形式で保持している。ページ情報リスト408が指示するのは、ページ情報データ409である。
ページ情報データ409も410〜412の3つのパートに大別される。ページ制御情報410は、ツリー上に表示するページ番号などの情報を保持する。ページ設定情報411は、ページ回転角やページの配置位置情報などの情報を保持し、原稿ページの属性に相当する。ページリンク情報412は、ページに対応する原稿データである。この例では、ページ情報409が直接原稿データを持つのではなく、リンク情報412だけをもち、実際の原稿データは、ページデータリスト413で保持する構成としている。
図4は、ブック属性の例を示すリストである。通常、下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。しかし、本例では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。なお、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの6項目である。これらは、ブックを通して定義される項目である。印刷方法属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定及びインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータからあるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び、合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
図5は、章属性(章設定情報407)の、図6はページ属性(ページ設定情報411)の例を示すリストである。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、すべてブック属性と重複する。したがって、通常は、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。しかし、本例では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。
ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。このうち、N−up印刷指定属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、N−up等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
ブック、章、ページについて共通な属性として、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性がある。ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白及び下余白に印刷されるウォーターマークである。ただし、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時など、変数により指定可能な項目が用意されている。なお、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定できる。
<本実施形態の文書処理システムの操作手順例>
<ブックファイルの生成手順例>
ブックファイルは、上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。ブックファイルの作成は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順を示すフローチャートである。
まず、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合には、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじめ用意された属性のセットが適用される。そして、新規ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース(UI)画面を表示する(ステップS704)。図8は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例である。この場合には、ブックファイルは実質的な内容を持たないために、UI画面800には何も表示されない。
一方、既存のブックファイルがあれば、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインタフェース(UI)画面を表示する。図9は、このUI画面の一例である。UI画面900は、ブックの構造を示すツリー部901と、印刷された状態を表示するプレビュー部902とを含む。ツリー部901には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが、図3のような木構造が分かるように表示される。ツリー部901に表示されるページは原稿ページである。プレビュー部902には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタ102によって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図7の手順によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿インポートすることで、そのブックファイルには実体が与えられる。この機能は、図8あるいは図9の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
図10に電子原稿インポートの手順例を示すフローチャートである。
まず、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してアプリケーションデータを印刷出力させることで、電子原稿データに変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズOSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行うことができる。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズビットマップデータであり、「jpg」であればJPEG圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。また、このような画像データの場合はS8010のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能であるため、S8010の処理を省略することも可能である。
画像データでなかった場合には、ステップS801で生成された電子原稿ファイルを、現在開かれているブックファイルのブックに、新たな章として追加する(ステップS803)。通常、章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、あらかじめ用意された規定値に設定されるが、本例では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。
画像データである場合には、原則として新たな章は追加されず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページが追加される(ステップS804)。ただし、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。通常、ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるものについてはその値が与えられるる。例えば、N−up指定などがアプリケーションデータにおいてされていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加される。しかし、本例では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。
図11は、図10のステップS801において、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順を示すフローチャートである。
まず、新たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップS901)。指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタ102をデバイスドライバとして、OSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタによって電子原稿形式のデータに変換し、出力する(ステップS902)。出力先はステップS901で開いた電子原稿ファイルである。指定されたデータすべてについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3に示した、原稿ページデータの実体を含むファイルである。
<ブックファイルの編集例>
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
このほか、一旦行った編集操作を取り消す操作や、さらに取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などといった編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4乃至図6に示す属性に操作結果が反映されたり、あるいはブックファイルの構造に反映される。たとえば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。本例における、編集時の表示及び操作例については、以下で詳細に示す。
<ブックファイルの出力例>
以上のように作成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図9に示す製本アプリケーションのUI画面900からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成して電子原稿デスプーラ105に渡す。電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDIコマンドに変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
すなわち、図示しない出力モジュールのグラフィックエンジンは、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ106を外部メモリ211からRAM202にロードし、出力をプリンタドライバ106に設定する。そして、出力モジュールは、受け取ったGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ106へDDI関数を出力する。プリンタドライバ106は、出力モジュールから受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM202にロードされたシステムスプーラを経てインターフェース21経由でプリンタ107へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
ここで、上記ジョブチケットは、原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子や、プリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
ジョブチケットのデータ構造の例を図12に示す。印刷用のデータでは、文書は用紙の集合で構成されており、各用紙は表、裏の2面で構成されており、各面は原稿をレイアウトする領域(物理ページ)を持ち、各物理ページには、最小単位である原稿ページの集合から構成される。1101は文書に相当するデータで、文書全体に関係するデータと、文書を構成する用紙情報のリストから構成される。用紙情報1102は用紙サイズなど用紙に関する情報と用紙上に配置される面情報のリストから構成される。面情報1103は、面に固有のデータと、面上に配置される物理ページのリストから構成される。物理ページ情報1104は、物理ページのサイズやヘッダ・フッタなどの情報と、物理ページを構成する原稿ページのリストから構成される。
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
<プレビュー表示の内容例>
すでに説明したとおり、ブックファイルが製本アプリケーションによって開かれると、図9に示すユーザインタフェース画面900が表示される。ツリー部901には、開いているブック(以下、「注目ブック」と呼ぶ。)の構造を示すツリーが表示される。プレビュー部には、利用者の指定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。第1は原稿ページをそのまま表示する原稿ビューと呼ばれるモードである。原稿ビューモードでは、注目ブックに属する原稿ページの内容が縮小されて表示される。プレビュー部の表示にレイアウトは反映されない。第2は印刷ビューモードである。印刷ビューモードでは、プレビュー部902には、原稿ページのレイアウトが反映された形で原稿ページが表示される。第3は簡易印刷ビューモードである。簡易印刷ビューモードでは、各原稿ページの内容はプレビュー部の表示には反映されず、レイアウトのみが反映される。
<他の文書処理システムの構成例>
上記実施形態の文書処理システムはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルが作成・編集される。ただし、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
図13はサーバクライアント型文書処理システムの構成を示すブロック図である。クライアント文書処理システムは、スタンドアロン型システムに、クライアントモジュールであるDOMS(Document Output Management Service:文書出力管理サービス)ドライバ109及びDOMSプリントサービスモジュール110、DS(文書サービス)クライアントモジュール108を加えた構成を有する。このクライアント文書処理システム1200に、文書管理サーバ1201及び印刷集中管理サーバ1202及びプリントサーバ1203が接続されている。これらサーバは、通常ネットワークによってクライアント文書処理システムと接続されるが、サーバが同時にクライアントとしても機能する場合には、ネットワーク間の通信をシミュレートするプロセス間通信によって接続される。尚、図13では文書管理サーバ1201と印刷集中管理サーバ1202の両サーバがクライアントに接続されているが、いずれか一方のみがネットワーク上に存在する場合もあり得る。接続されているサーバが文書管理サーバであれば、そのクライアントモジュールを含む文書管理サーバクライアントシステム1201SCが、印刷集中管理サーバ1202であれば、そのクライアントモジュールを含む印刷管理サーバクライアントシステム1202SCが、スタンドアロン型文書管理システムに追加される。
文書管理サーバ1201は、製本アプリケーション104により作成・編集されたブックファイルを格納するサーバである。文書管理サーバ1201によってブックファイルを管理する場合、ブックファイルは、クライアントPCのローカルHDに代わって、あるいはそれに加えて、文書管理サーバ1201のデータベース1211に保存される。製本アプリケーション104と文書管理サーバ1201との間のブックファイルの保存及び読み出しは、DSクライアント108及びDSコア1212を介して行われる。
印刷集中管理サーバ1202は、クライアント文書管理システム1200に格納された、あるいは文書管理サーバ1201に格納されたブックファイルの印刷を管理するサーバである。クライアントにおける印刷要求は、DOMSドライバ109及びDOMSプリントサービスモジュール110を介して印刷集中管理サーバ1202のDOMSWGサーバモジュール1221に送信される。集中印刷管理サーバ1202は、クライアントのプリンタで印刷する場合にはクライアントのDOMSプリントサービスモジュール110を介して電子原稿デスプーラ105に電子原稿データを渡し、プリントサーバ1203により印刷する場合には、プリントサーバ1203のDOMSプリントサービスモジュール1203に送信する。集中印刷管理サーバは、例えば保存されているブックファイルに対して印刷要求を発行した利用者の資格などについてセキュリティチェックを行ったり、印刷処理のログを保存したりする。このように、文書処理システムは、スタンドアロンとしても、クライアントサーバシステムとしても実現できる。
<本実施形態の文書処理システムの編集操作例>
上記図9は、製本アプリケーション104の操作画面である。製本アプリケーションは、文書のページ順の入れ替えや複製、削除などの編集に加え、ステイプルなどの印刷装置の機能設定も行うことができ、指定した印刷装置に印刷することが可能である。図9の左側の領域には、文書の構造を示すツリービューが表示されている。文書は、章の集合で構成されており、各章は原稿ページの集合で構成されている。図9の右側の領域には、各ページの印刷プレビューが表示されている。
<本実施形態の文書処理システムの属性設定例>
図14は、製本アプリケーション104の「文書の詳細設定」ウインドウ1400を示している。このウインドウでは、「文書設定情報403」を表示/設定することができる。このウインドウは、図9のアプリケーション操作画面にあるPrint Formメニューの「Detailed Setting for Document」メニューあるいはツールバー上の「Detailed Setting for Document」ボタンから起動される。「文書の詳細設定」ウインドウは、文書全体に影響する属性の設定を行うためのウインドウである。このウインドウは、Page Setup、Decoration、Edit、Paper Sourceの4つのシートから構成されており、図14は、Page Setupシートを表示した状態を示している。このPage Setupシートでは、主にレイアウトに関する設定を行うことができ、用紙サイズや向き、Nページ印刷などの設定を指示することができる。このウインドウには、ズームに関するチェックボックスコントロール1401、1402が配置されている。
図15は、製本アプリケーション104の「章の詳細設定」ウインドウ1500を示している。このウインドウでは、「章設定情報407」を表示/設定することができる。このウインドウは、図9のアプリケーション操作画面にあるPrint Formメニューの「Detailed Setting for Chapter」メニューあるいはツールバー上の「Detailed Setting for Chapter」ボタンから起動される。「章の詳細設定」ウインドウは、章固有の属性の設定を行うためのウインドウである。このウインドウは、Page Setup、Decoration、Edit、Paper Sourceの4つのシートから構成されており、図15は、Page Setupシートを表示した状態を示している。このPage Setupシートでは、主に各章で固有のレイアウトに関する設定を行うことができ、用紙サイズや向き、Nページ印刷などの設定を指示することができる。「文書の詳細設定」と「章の詳細設定」で重複する設定項目については「Follow Book Attribute」のチェックボックスコントロール1501、1502、1503を配置している。このチェックボックスにチェックが入っている項目グループについては、文書の設定値をその章にも適用する。このチェックをはずした場合については、次の図16に示す。章固有の設定としては2種類に分類できる。一つは章でしか持たない設定項目である。もう一つは、上位階層の文書とは異なる独自の設定値を章の階層で保持している場合である。
図16は、図15の「章の詳細設定」でチェックボックスコントロール1501、1502のチェックをはずした状態である。この場合、文書の全体がA3用紙を使っている場合でも、この章を構成するページはA4用紙サイズとする。またレイアウトも、文書では1Page Par Sheetであっても、この章は4 Page Per Sheetでレイアウトするという指定である。「MS Arrange」については、チェックがついているので、上位階層である文書の設定値をこの章の設定値として使う。
図17は、製本アプリケーション104の「ページの詳細設定」ウインドウ1700を示している。このウインドウでは、「ページ設定情報411」を表示/設定することができる。このウインドウは、図9のアプリケーション操作画面にあるPrint Formメニューの「Detailed Setting for Page」メニューあるいはツールバー上の「Detailed Setting for Page」ボタンから起動される。「ページの詳細設定」ウインドウは、各ページで固有の属性の設定を行うためのウインドウである。このウインドウは、Page Setup、Editの2つのシートから構成されており、図17は、Page Setupシートを表示した状態を示している。このPage Setupシートでは、主に各ページで固有のレイアウトに関する設定を行うことができ、原稿ページを配置する際の回転角や拡縮率などの設定を指示することができる。「章の詳細設定」と「ページの詳細設定」で重複する設定項目については「Follow Chapter Attribute」のチェックボックスコントロール1701を配置している。このチェックボックスにチェックが入っている項目については、章の設定値をそのページにも適用する。このチェックをはずした場合については、次の図18に示す。
図18は、図17の「ページの詳細設定」でPage Loatationの設定を変更した状態を示している。コントロール1701で、原稿ページをレイアウトする際にページの上が左になるように回転して配置する設定にしている。この項目については「Follow Chapter Attribute」のチェックボックスが無いので、章や文書に重複する設定項目が無いので、このウインドウに表示されている設定が常にページの設定値となる。1701のチェックがある場合、例えば「Arrange」の項目は、章にも重複する設定項目があるので章の設定値をページの設定値とする。章で該当する「Arrange」の項目が「Follor Book Attribute」のチェックがある場合、章の設定値は上位階層である文書の設置値を使うので結局ページの設定値は文書の設定値を使うことになる。章で該当する項目のチェックが外れている場合、章固有の設定値を持っているので、ページの設定値はその章固有の設定値を使う。
尚、上記設定画面で設定されたチェックボックスコントロールの情報は、専用の領域に保持されてもよいが、図3に示した設定情報内に属性の1つとして保持するのが望ましい。この場合には、図5及び図6にチェックボックスコントロールの情報を保持する領域が追加される。
<本実施形態の文書処理システムの文書編集の表示例>
上位階層と重複する設定項目を上位階層の設定値を使わないようにした場合、つまり、チェックボックスコントロール1501や1701のチェックをはずした場合のアプリケーションの表示形式を、図19に示す。
図19の例では、文書は二つの章からなり、各章は9ページの原稿データを持っている。最初の章のレイアウトを4UP(4in1とも表記する)に、2番目の章の先頭ページ(文書全体では10ページ目)に回転を指定した場合の表示例である。右側のプレビューにおいて、1〜3ページ目には1ページ上に4つの原稿がそれぞれ配置されている様子が表示されている。そして、第4ページ目のデータである「A」の文字が回転している様子が表示されている。ツリービューでの章やページ固有の設定を行った場合の表示形式を説明する。最初の章に対するアイコン1901が変化して、この章に章独自の設定がなされていることを示している。2番目の章の先頭ページに対するアイコン1902が変化して、このページに特別な設定がなされていることが示されている。
<文書処理装置における後処理情報を利用した文書設定>
本発明では、ホストコンピュータと双方向インタフェースを介して接続されるスキャナ部を備える画像読取装置(単体のスキャナもしくは入出力機能を備える複合機)で読み取られた紙原稿を、製本アプリケーション104で扱う電子原稿(ブックファイル)として入稿する文書処理を提供する。以下、紙原稿から読み取られた画像ファイルをブックファイルに変換する文書処理について説明する。
<インポート時のオプション>
以下、図20を参照して紙原稿の電子化処理について説明するが、その前にまず紙原稿の電子化処理において利用者が設定可能なオプションについて説明する。本実施形態では、図30に示すユーザインターフェースにより操作者がインポート時の処理条件を設定することができる。これら指定項目は、指定に応じた値が所定の記憶領域に記憶されて、インポート処理時に参照される。
図30のユーザインターフェースは、たとえば図19の「Edit」欄中のプルダウンメニューの一つが選択された場合に表示される。図30において、章の分割チェックボックス3303がチェックされていれば、章分割フラグがセットされる。章分割フラグがセットされていなければ、章分割の処理は行われず、インポートされる原稿画像はすべて一つの章にまとめて挿入される。
また、章分割フラグがセットされている場合には、分割方法ボタン3304が選択可能となる。分割方法としては紙原稿に施されている、ステイプルやパンチ穴などの後処理情報全てを利用して章を分割する設定3305と、後処理情報のうち、部分的な情報を選択的に利用して章を分割する設定3306とが選択できる。これらの設定は、RAMに確保された各設定ごとの領域に、その旨を示す値として記憶される。更に、これら設定は、一つの設定ファイルとしてハードディスクに保存されてもよい。そして、図20乃至図24の処理において参照される。
図32は、自動章分割を行う際の詳細設定を設定するためのダイアログボックスの一例を示すUI図である。自動章分割は、既存のブックファイルを選択して操作者が自動章分割の適用を指示することで、当該ブックファイルに対して施される処理である。図30の設定はインポート時に参照される点で図32の設定と相違するが、各チェックボックスの意味は図30に示したものと同様である。なお、図31は、図32のユーザインターフェース画面を表示させるためのメニュー画面を示している。ここでドキュメント全体または選択した章のいずれに対して章分割を行うか指示できる。たとえばインポート時に図30の「章の分割」チェックボックス3303をチェックしていなくとも、インポート完了後に章分割を行えば、後処理情報がインポート後に参照され、これに基づいて章を分割することができる。このように、本発明の印刷制御システムでは、スキャナから読み取られた原稿データを本文書処理装置の製本アプリケーション104(印刷アプリケーションとも呼ぶ)にインポートする場合に印刷後処理の有無の判断により自動的に章分割するモードと、製本アプリケーション104に原稿データをインポートした後に、製本アプリケーション104上でユーザが指示したタイミングで印刷後処理の有無の判断により自動的に章分割するモードとを備えている。
<インポート処理>
図20は、本発明の実施形態にかかる文書処理の流れに着目した文書処理装置等の概略的な構成を示す図である。同図において複合機107は、紙原稿2100の読み取りを行うスキャナ2002と、読み取った紙原稿から電子原稿データと後処理情報(後処理情報に関しては、後に詳細に説明する。)とに変換し、これらを電子原稿データファイル2003と後処理情報ファイル2004に格納する入力処理部2012を有する。更に、複合機107は、文書処理装置2005との間でデータの送受を行なうネットワークI/F318を備え、ネットワークI/F318は、文書処理装置2005のネットワークI/F208(図2)を介して電子原稿データファイル2003のデータを文書処理装置2005の電子原稿ライタ102に送る。
電子原稿ライタ102は、受信した電子原稿データに基づき、製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式のページ単位の原稿として、詳細な書式をもって表現可能なデータを生成し、電子原稿ファイル103に格納する。また、ネットワークI/F318は、後処理情報ファイル2004に格納されている情報を文書処理装置2005の製本アプリケーション104に送り、製本アプリケーション104は、受信した後処理情報に基づいて、電子原稿ファイルを編集することができる。
ここで、後処理情報とは、スキャナ2002により読み込まれた紙原稿2100に設定されている、例えば、ステイプルの有無やパンチ穴の設定の有無に関する情報をいう。図27は、入稿した原稿に対して、ページ単位に設定されている後処理情報を示す図である。同図において、「ページ」の欄は、紙原稿の片面を1ページとしてスキャン入力したページ数である。原稿が両面印刷の場合は、1枚の紙原稿の表面のスキャン原稿が1ページ目のデータとして入力され、裏面の原稿が2ページ目のデータとして設定される。「原稿の向き」は、スキャン入力した際の原稿の向きと、印字方向によって判断されるもので、原稿が縦長か横長か否かが判断され、実際の原稿の向き(「縦」もしくは「横」)の別が設定される。「原稿の天地」は、原稿の向きと印字方向とが正しい原稿(原稿の上下関係)には「天」と、逆になっている原稿には「地」と設定される。
「ステイプル」および「パンチ」の欄は、原稿をとじるための後処理として、原稿に施されている、ステイプル止めにより空けられた穴(ステイプル穴)やファイリング用(例えば、2穴タイプ、B5版の規格として26穴、A4版の規格として34穴タイプ)として穿孔された穴(パンチ穴)の有無の判断結果が設定され、該当する後処理が検出された場合には「あり」と、検出されない場合には「なし」と設定される。「場所」の欄は、ステイプルおよびパンチが施されている場所を表す情報が設定され、原稿に対して論理的な位置が示される。ステイプル穴、パンチ穴が検出された「場所」の情報は、後に説明する図29ので、前後のページの関係で片面印刷か、両面印刷かを区別するために用いられる。前後のページの関係を区別する必要が無い場合は、片面をスキャンした時点で、ステイプルおよびパンチの設定が施されているページにもとに、場所の情報を設定し、裏面側の場所は設定しないようにすることもできる。
説明を図20に戻し、電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104で利用する電子原稿ファイルを印刷する際に、プリンタドライバへデータを出力するために使用されるモジュールであり、電子原稿デスプーラ105は、文書処理の対象となる電子原稿ファイルをハードディスクから読み出し、電子原稿ファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、OSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ2011のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。
図21は後処理情報の内容を文書設定として、電子原稿ファイルに反映する処理の全体的な流れを説明するフローチャートである。まず、ステップS2101において、紙原稿をスキャナ2002の読み取り台にセットして、スキャン入力をして紙原稿を電子化する。自動化を考慮した場合、原稿自動送り装置付きのスキャナが望ましいが、処理としてはスキャナの種類は問わない。電子化されるデータのファーマットは、PDF、BMP、JPEG、TIFF等複数のフォーマットが考えられるが、どのような形式であっても本発明を適用することができる。
次に処理をステップS2102に進め、紙原稿を電子化する際に、紙原稿に後処理設定、例えば、ステイプル、パンチ穴などのとじ設定、が施されているか否かを読み取った原稿データの所定の領域を解析することにより入力処理部2012が判断する。これは、ステイプルやパンチは、印刷後処理として所定の領域になされるため容易に判断できる。この判断処理は公知技術で実現可能であるため詳細な説明は省略する。ステップS2102の処理で、後処理設定がされていないと判断する場合(S2102−No)は、処理をステップS2106に進め、入力処理部2012は、スキャン入力した電子原稿データを電子原稿データファイル2003に格納し、後処理設定が施されている場合は(S2102−Yes)、処理をステップS2103に進め、後処理設定の内容(例えば図27を参照)を後処理情報ファイル2004に格納する。
ステップS2104において、ネットワークI/F318は後処理情報を文書処理装置2005の製本アプリケーション104に送る。
ステップS2105において、入力処理部2012は、ステップS2101で読み取った原稿の電子データからステイプル穴や、パンチの穴等、後処理に関する部分の情報を自動的に消し、これを電子原稿データとしてファイル2003に格納する(S2106)。
ステップS2107において、電子原稿データファイルの内容が文書処理装置2005にインポートされ、文書処理装置102の電子原稿ライタ102に送られる。
ステップS2108において、電子原稿ライタ102は、このデータに基づいて製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式のページ単位の原稿として、詳細な書式をもって表現可能なデータを生成し、電子原稿ファイル103に格納する。
ステップS2109では、紙原稿2100に施されていた後処理情報を文書設定として文書処理装置の電子原稿ファイルのデータに反映させるか否かを判断する。この場合、文書処理装置の表示部には、図26のようなインターフェース画面が表示され、ユーザはいずれかの処理を選択的に入力することができる。文書設定に後処理情報を反映しない場合は(S2109−No)処理を終了し、文書設定に後処理情報を反映する場合(S2109−Yes)、製本アプリケーション104は、ステップS2104の処理で受信した後処理情報の内容を認識し(S2110)、その後処理情報による文書設定が出力デバイスとして使用されるプリンタ2011のプリンタドライバ106に適合するか否か確認する(S2111)。この確認の処理については図25を用いて後述する。ステップS2111の確認で後処理情報がプリンタドライバ106に適合しない場合(S2111−No)は処理を終了し、適合する場合(S2111−Yes)は、処理をステップS2112に進め、後処理情報を文書設定に反映して、これを編集情報ファイル2022に保存して処理を終了する。ここで、図26のインタフェース画面は、図21のステップS2109のように、処理途中においてユーザに確認を求める場合に限らず、例えば、スキャナ2002で紙原稿を読み取る際に、後処理情報をドキュメントの文書設定に反映するか否かを前もって定めるように処理の開始前に表示するようにしてもよい。
<デバイスの適合性判断>
図25は、図21のステップS2111における出力デバイスの適合性を判断するための処理の流れを説明するフローチャートである。
まず、ステップS2501において、プリンタドライバ106より出力デバイスとして設定されている出力デバイスの出力機能に関する情報を取得する。次に、取得した情報により、後処理情報を反映した電子原稿の印刷処理がその出力デバイスを利用して可能か否かを判断し、後処理情報を反映して出力することができないと判断する場合(S2502−No)、出力デバイスは適合しないとして処理を終了する。一方、ステップS2502の判断で、後処理情報を反映した電子原稿の印刷処理が可能と判断する場合(S2502−Yes)、処理をステップS2503に進め、図21のステップS2112で説明したように、後処理情報を文書設定に反映して編集情報ファイルに保存して処理を終了する。
尚、図20及び図21では、複合機107が、読み取った紙原稿から電子原稿データと後処理情報とに変換し、これらを電子原稿データファイル2003と後処理情報ファイル2004に格納する入力処理部2012を有するシステムについて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、複合機107には、スキャナ部2002とネットワークI/F318を備え、スキャナ部2002で読み取った原稿データがそのまま本文書処理装置2005に送信される場合にも実現可能である。その場合は、文書処理装置2005の所定のフォルダに複合機107(画像読取装置に相当)で読み取られた原稿データが格納され、この所定のフォルダがホットフォルダとして機能し、設定されている処理、ここでは、後処理の判定が行われ、後処理情報と原稿データとが製本アプリケーション104にインポートされ、製本アプリケーション104において、自動章分割処理が行われる。本発明の後処理判断による自動章分割処理は、文書処理装置内で完結されるシステム構成とするのが望ましい。
<後処理情報を文書設定に反映する具体的な処理>
ここで、本実施例において、スキャナ2002により読み取られた原稿データは、文書処理装置2005の所定のホットフォルダに入力される。この場合、ホットフォルダにおいて、電子文書の基となるデータは、電子原稿ライタ102に入力され、そして、原稿の向きやステイプルの有無等の後処理の判定を行う旨を電子原稿ライタ102を介して、もしくは直接、製本アプリケーション104に入力される。電子原稿ライタ102において、入力された原稿データは、ページごとに前述したブックファイル形式の電子原稿に変換され、電子原稿ファイル103及び編集情報ファイル2022にそれぞれ保存される。その際、電子原稿ファイル103には、本実施例ではジョブチケットと呼ばれる標準的な形式でデータが保存され、編集情報ファイル2022には、文書処理装置に特有の「ブック(文書)」、「章」、「ページ」という階層構造を記述した文書データ(図3を参照)が格納される。後処理情報を文書設定として反映するためには、図3で示したブックファイルの形式における文書設定情報403に、認識した後処理情報が反映され格納されることになる。
後処理情報を具体的に文書設定に反映する処理を説明する。図22はステイプルおよびパンチ穴の設定がある紙原稿の読み取り原稿データを文書処理装置2005の製本アプリケーション104にインポートしたときの具体的な処理の流れを説明するフローチャートである。このインポート方法は、ユーザが文書処理装置2005の所定のフォルダにある原稿データをマウスを用いて製本アプリケーション104のユーザインタフェース(図8)上にドラッグ&ドロップする方法と、前述したホットフォルダに原稿データが格納されたことに応じてホットフォルダが、電子原稿ライタ102に対して原稿データを出力する方法とがある。ここで、文書処理装置2005におけるステップS2201〜S2202の処理は、複合機107で説明した図21のフローチャートのステップS2108〜S2109と同様の処理となるため説明は省略する。
S2202で製本アプリケーション104がステイプルもしくはパンチの設定が「あり」と判断された場合は、ステップS2204において、製本アプリケーション104は、この設定を文書設定に反映させるか否かの確認を行なう。この判断は、図26に示すダイアログをディスプレイに表示し、ユーザに選択させることで確認することができる。また、前述した図30及び図32のユーザインタフェース画面において、「原稿の後処理設定をドキュメントの印刷設定へ反映する」というチェックボックスを設けて、ユーザに選択させてもよい。次に、処理をステップS2205に進め、製本アプリケーション104は、後処理情報の「原稿の向き」の設定に従って、原稿の縦横の判断を行なう。ステップS2205の判断により、原稿の向きが縦の場合は処理をステップS2206に進め、横の場合は処理をステップS2207に進める。
ステップS2006において、製本アプリケーション104は、原稿の向きが縦の場合、図4の文書設定情報403に「原稿の向き縦」を設定する。次に、処理をステップS2208に進め、製本アプリケーション104は、原稿の表面、裏面の「原稿の天地」を後処理情報より比較して、原稿の裏表で天地情報が逆である場合(S2208−Yes)は、文書設定情報403にとじ方向として、「短辺とじ」を設定する(S2210)。
一方、ステップS2207において、原稿の向きが横の場合、製本アプリケーション104は、図4の文書設定情報403に「原稿の向き縦」を設定する。
次に、処理をステップS2209に進め、原稿の表面、裏面の「原稿の天地」を後処理情報より比較して、原稿の裏表で天地情報が逆である場合(S2209−Yes)は、製本アプリケーション104は、文書設定情報403にとじ方向として、「長辺とじ」を設定する(S2211)。
ステップS2208の天地方向の判断で、原稿の表裏で天地方向が逆でない場合(S2208−No)は、処理をステップS2211に進め、製本アプリケーション104は、文書設定情報403にとじ方向として、「長辺とじ」を設定する(S2211)。
一方、ステップS2209の天地方向の判断で、原稿の表裏で天地方向が逆でない場合(S2209−No)は、処理をステップS2210に進め、製本アプリケーション104は、文書設定情報403にとじ方向として、「短辺とじ」を設定する(S2210)。
次に処理をステップS2212に進め、後処理情報の「場所」の欄より、ステイプルもしくはパンチ穴の設定が施されている場合は、製本アプリケーション104は、その位置を認識して、先のステップで設定したとじ方向に基づき、ページの「左・右・上・下」の位置を決定し、ステップS2210もしくはS2211で設定したとじ形態と合わせてとじ位置を設定する(S2212)。
ステップS2213で、製本アプリケーション104は、製本アプリケーション104に設定されている出力デバイスとして使用されるプリンタ2011のプリンタドライバ106に、この後処理設定が適合するか否が確認される。ステップS2204におけるデバイスの適合性に関しては、図21のステップS2111と同様の処理となるためここでは説明を省略するが、ステップS2213の判断に従い、後処理情報がデバイスに適合する場合は、後処理情報を文書設定情報403として確定し、編集情報ファイル2022に保存する。
以上の処理により、印刷原稿に基づき、文書処理装置において電子原稿を生成する際、印刷原稿に施されていた後処理情報を電子原稿の文書設定へ反映することが可能になり、これにより、紙原稿を取り込んでからユーザが手作業で個別の設定を行なうという操作負担が不要になる。
<後処理情報の修正>
後処理情報の修正を文書処理装置2005において行うこともできる。例えば、紙原稿をスキャナ2002にセットする際に誤りがあり、天地方向の異なる原稿がインポートされた場合には、例えば、図23Aに示すフローチャートのように、図22のフローチャートにおける後処理情報の認識プロセスにおいて(例えば、ステップS2208またはステップS2209の後(A部))、判断した天地方向の設定を修正する必要があるか否かの確認を、図23Bのようなインタフェース画面(図23B(a))をCRT210上に表示させることによりユーザに求め(S2301)、インタフェース画面から入力指示されたページに関して、天地情報を修正するようにしてもよい(S2302)。この際、ステップS2301の確認において、CRTコントローラ(CRTC)206は、図23B(b)のように、インポートした原稿の後処理情報の設定が概略的にわかるようにCRT210上にレイアウト表示させることもできる。図23B(b)において、1、2、4ページは、原稿の向きと印字方向(矢印で示す左から右に向かう方向)とが正しい原稿として、天地方向「天」を示すページを例示しており、同図の3ページは、原稿の向きと印字方向が逆になっている原稿として、天地方向「地」を示すページを例示している。
また、後処理情報の修正は、天地情報に限らず、原稿の向きやとじ設定に関しても同様であり、各情報の認識結果に関してユーザの確認を求め、確認に応じてそれぞれの情報を修正することができる。
<後処理情報による章分割>
複数種類の紙原稿をスキャン入力して文書処理装置2005にインポートする場合、各種類の原稿において異なる後処理が施されている場合があり、製本アプリケーション104は、それを「ブック(文書)」を構成する章として区切る章分割の位置を特定するための判断情報として利用して文書設定を行なうことができる。図24は後処理情報を利用した章分割の処理の流れを説明するフローチャートである。まず、図20の電子原稿ライタ102を用いて、文書処理装置2005にインポートされたデータに基づき、電子電子原稿ファイル103を生成し(S2401)、紙原稿2100をスキャン入力した複合機107から送られてくる後処理情報を認識する(S2402)。ここで、後処理情報の認識は、図27に示す後処理情報の項目のうち「原稿の向き」「ステイプル」「パンチ」について行い、ページ1から順次認識を行なう。尚、本発明の趣旨として、章分割に利用する後処理情報は、「原稿の向き」「ステイプル」「パンチ」に限定する必要がなく、例えば、図30のインタフェース画面において、章分割のために利用する後処理情報をユーザは任意に選択することができるものとする(図30の3305、3306を参照)。
ステップS2403において、前ページの後処理情報と、次ページの後処理情報の間で内容に相違があるか否かを判定する。ここで、1ページ目の情報に関しては、前ページとの比較ができないので、次ページとの比較判定のための基準として利用される。そして、処理をステップS2404に進め、後処理情報の項目のうちどれか一つの項目において、前ページの設定と異なるものが有るか否かを判定する。ステップS2404の判定で、後処理情報に変化が無い場合(S2404−No)は、章として分割がされない旨を章情報リスト404に設定し、編集情報ファイル2022に保存する。
ステップS2404の判定で、例えば、ステイプルの条件に着目し、1ページからN−1ページ目まではステイプルが有りと設定されており、Nページ以降はステイプルが無しと設定されている場合のように、後処理設定に変化がある場合は、Nページ以降の文書と、1ページ〜N−1ページまでの文書とは異なる後処理がされている文章であると判断して、Nページ目を章分割を行う位置と判定する(S2405)。
ステップS2406では、前ステップで判定された位置で章分割をするか否かをユーザに確認を求め、CRTコントローラ(CRTC)206はCRT210上に図28のようなインタフェース画面を表示させる。この際、インタフェース画面(図28)において、ユーザにより章分割を「しない」(2802)と入力された場合、製本アプリケーション104の処理により判定された位置では章分割を行なわずに連続した文章を構成する電子原稿ファイルとして処理をステップS2408に進める。
一方、ユーザにより分割「する」(2801)と入力された場合(S2406−Yes)、製本アプリケーション104の処理によりステップS2405で判定された章分割の位置で電子原稿ファイルが章分割される。章分割の実行がユーザに選択された場合(S2406−Yes)、ステップS2407において、Nページ目で文章が章分割されることを、編集情報ファイル2022に格納されている文書データ(図3を参照)の章情報リスト404に設定する。
全ページの後処理情報について判定が終わっていなければ(S2408−No)、引き続きステップS2403に処理を戻し、後処理情報の判定を行う(S2408)。全ページの後処理情報について判定が終わっていれば(S2408−Yes)、それまでの章分割の判定結果として章情報リスト404に設定した内容を保存する(S2409)。このとき、一度でも章分割を行い、ステップS2407で章情報リスト404に章分割判定結果が反映されている場合、一番後に章分割をしたページ(上述の例では、分割をしたページはNを指す。)から、最終ページまでを新たな章であると判定し、図3の章情報リスト404に設定する。以上の処理により、後処理情報の内容に従い、電子原稿の区切りを判断することで、章分割の内容を文書設定として電子原稿に反映することが可能になる。
<後処理情報によるページの編集>
図24においては、複数種類の紙原稿を文書処理装置2005にインポートする場合、後処理情報の項目のうち「原稿の向き」「ステイプル」「パンチ」について設定の内容が変わるページを判定し、設定内容が異なるページを章分割するページとする処理を説明したが、図29では、後処理情報を利用して、電子原稿におけるページの関係を判断し(例えば、長辺とじ、短辺とじの片面印刷か両面印刷)、これを電子原稿の文書設定に反映する処理を説明する。前ページの後処理情報と、これに続く次ページの後処理情報の内容とを比較して図29のフローチャートの各ステップが実行される。
ステップS2901では、両ページの原稿の向き(縦、横の別)を判断する。原稿の向きが縦の場合は処理をステップS2902に進め、横の場合は処理をステップS2906に進める。前後のページで原稿の向きが変わる場合は、図24のステップS2404以降の処理において章分割の対象となり、説明が重複することになるのでここでは省略する。
ステップS2902の処理で、前後の原稿で天地方向が逆か否かを判断し、逆でない場合(S2902−No)は処理をステップS2907に進め、天地方向が逆の場合(S2902−Yes)は、処理をステップS2903に進める。
ステップS2903の処理では、「短辺とじ」のページ設定において、前後のページでステイプル、パンチ穴の位置が上下逆の関係か否かを判断し、上下が逆の関係である場合(S2903−Yes)、短辺とじ設定・両面印刷と判定し(S2905)、ステイプル、パンチ穴の位置が上下逆でない場合は(S2903−No)、短辺とじ・片面印刷と判定する(S2904)。
一方、ステップS2906において、原稿の向きが横で、前後の原稿で天地方向が逆か否かを判断し、天地方向が逆でない場合(S2906−No)は、処理をステップS2903に進め、天地方向が逆の場合(S2906−Yes)は処理をステップS2907に進める。
ステップS2907では、「長辺とじ」のページ設定において、前後のページでステイプル、パンチ穴の位置が左右逆の関係か否かを判断し、左右が逆の関係である場合(S2907−Yes)、長辺とじ設定・両面印刷と判定し(S2908)、ステイプル、パンチ穴の位置が左右逆でない場合は(S2907−No)、長辺とじ・片面印刷と判定する(S2909)。
ステップS2910において、前ページの後処理情報の認識を終了したか否かを判断し、処理が終了していない場合は処理をステップS2901に戻し、処理が終了している場合は処理をステップS2911に進め、原稿のとじ方向と、片面、両面印刷の別の判定結果(S2904、S2905、S2908、S2909)をブックの属性として、文書設定情報403(図3)に保存して処理を終了する。
以上の処理により、後処理情報を利用して、電子原稿のページの関係を判断し(例えば、長辺とじ、短辺とじの片面印刷か両面印刷)、これを電子原稿の文書設定に反映することが可能になる。
尚、本実施形態で示したフローチャートにおいて、その前後は処理が未完成にならない限り入れ替えることが可能である。また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本実施形態のスタンドアロン型の文書処理システムのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態の文書処理システムを実現するハードウェア構成例を示すブロック図である。 ブックファイルの構造の一例を示す図である。 ブック属性の一覧を示す図である。 章属性の一覧を示す図である。 ページ属性の一覧を示す図である。 ブックファイルを開く手順例を示すフローチャートである。 新規のブックファイルを開いた際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 既存のブックファイルを開いた際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 電子原稿ファイルをブックファイルにインポートする手順例を示すフローチャートである。 図10のステップ801に示すアプリケーションデータを電子原稿ファイルに変換する手順例を示すフローチャートである。 印刷や表示を行う際に使用するデータ構造の例を示す図である。 クライアントサーバ型の文書処理システムのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 データ構成の最上位階層である文書全体の設定を行うダイアログウィンドウの例を示す図である。 データ構成の中間階層である章の設定を行うダイアログウィンドウの例を示す図である。 図15のダイアログウィンドウで固有属性の設定を行った例を示す図である。 データ構成の最下位階層であるページの設定を行うダイアログウィンドウの例を示す図である。 図17のダイアログウィンドウでの設定値の変更例を示す図である。 章やページに固有の設定を行った場合の表示例を示す図である。 本発明を実施する文書印刷装置と文書処理システムの構成図である。 本発明を実施する全体の手順を示すフローチャートである。 ステイプルもしくはパンチの設定、そして原稿の向き、とじ方向を反映させる手順を示すフローチャートである。 原稿の天地を修正する手順を示すフローチャートである。 天地方向の設定を修正するためのインタフェース画面を例示する図である。 後処理情報の異なる位置で章分割を行う手順を示すフローチャートである。 出力する文書印刷装置の能力に応じて、設定を反映する手順を示したフローチャートである。 ユーザが後処理情報を反映するかどうかの決定を行うダイアログウィンドウの例を示す図である。 紙原稿をスキャンしたときに認識した後処理情報を、文書処理装置に送るためにリスト化した後処理情報を示す図である。 ユーザが章分割をするかどうかの決定を行うダイアログウィンドウの例を示す図である。 後処理情報に基づいて、綴じ方向、片面、両面の別を設定するための処理の流れを説明するフローチャートである。 インポート時の処理オプションを選択するためのユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 ドキュメントの章分割を指示するためのユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 ドキュメントの章分割におけるオプションを選択するためのユーザインターフェース画面の一例を示す図である。

Claims (18)

  1. スキャン処理によって得られる紙原稿に施されていた後処理の内容を示す後処理情報と当該紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す画像データとを受信する受信手段と、
    前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として前記受信手段によって受信された前記後処理情報を反映する場合、出力先として使用されるデバイスが当該文書設定に基づく処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、
    当該デバイスが前記文書設定に基づく処理を実行可能と前記判定手段によって判定された場合、当該後処理情報を前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として反映する反映手段と、
    を備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記受信手段によって受信された電子原稿の向きが縦向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆である場合、前記反映手段は、前記文書設定として短辺綴じを反映することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記受信手段によって受信された電子原稿の向きが縦向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆でない場合、前記反映手段は、前記文書設定として長辺綴じを反映することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  4. 前記受信手段によって受信された電子原稿の向きが横向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆である場合、前記反映手段は、前記文書設定として長辺綴じを反映することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  5. 前記受信手段によって受信された電子原稿の向きが横向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆でない場合、前記反映手段は、前記文書設定として短辺綴じを反映することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  6. スキャン処理によって得られる紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す電子原稿を受信する受信手段と
    前記原稿のページ単位に施されている後処理設定の情報を、連続するページ単位に認識し、判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、当該判断対象となるページと当該判断対象となるページの前ページとが異なる章となるように当該判断対象のページで章分割をする章分割手段と、
    を備えることを特徴とする文書処理装置。
  7. 前記後処理設定の情報には、当該原稿に対するステイプル穴、パンチ穴のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の文書処理装置。
  8. 前記判断手段により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、章分割をするか否かを指示するための操作画面を表示する表示手段を更に有し、
    前記表示手段によって表示された操作画面を用いて入力された指示に従って、前記章分割手段は、当該判断対象ページで章分割するか否かを決定することを特徴とする請求項6または7に記載の文書処理装置。
  9. 受信手段により、スキャン処理によって得られる紙原稿に施されていた後処理の内容を示す後処理情報と当該紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す画像データとを受信する受信工程と、
    前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として前記受信工程によって受信された前記後処理情報を反映する場合、判定手段により、出力先として使用されるデバイスが当該文書設定に基づく処理を実行可能か否かを判定する判定工程と、
    当該デバイスが前記文書設定に基づく処理を実行可能と前記判定工程によって判定された場合、反映手段が、当該後処理情報を前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として反映する反映工程と、
    を備えることを特徴とする文書処理方法。
  10. 前記受信工程によって受信された電子原稿の向きが縦向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆である場合、前記反映工程は、前記文書設定として短辺綴じを反映することを特徴とする請求項9に記載の文書処理方法。
  11. 前記受信工程によって受信された電子原稿の向きが縦向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆でない場合、前記反映工程は、前記文書設定として長辺綴じを反映することを特徴とする請求項9に記載の文書処理方法。
  12. 前記受信工程によって受信された電子原稿の向きが横向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆である場合、前記反映工程は、前記文書設定として長辺綴じを反映することを特徴とする請求項9に記載の文書処理方法。
  13. 前記受信工程によって受信された電子原稿の向きが横向きであり、かつ、当該電子原稿の表面と裏面とにおいて原稿の天地が逆でない場合、前記反映工程は、前記文書設定として短辺綴じを反映することを特徴とする請求項9に記載の文書処理方法。
  14. 受信手段により、スキャン処理によって得られる紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す電子原稿を受信する受信工程と
    判断手段により、前記原稿のページ単位に施されている後処理設定の情報を、連続するページ単位に認識し、判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なるかを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、章分割手段が、当該判断対象となるページと当該判断対象となるページの前ページとが異なる章となるように当該判断対象のページで章分割をする章分割工程と、
    を備えることを特徴とする文書処理方法。
  15. 前記後処理設定の情報には、当該原稿に対するステイプル穴、パンチ穴のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項14に記載の文書処理方法。
  16. 前記判断工程により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、により、章分割をするか否かを指示するための操作画面を表示する表示工程を更に有し、
    前記表示工程によって表示された操作画面を用いて入力された指示に従って、前記章分割工程は、当該判断対象ページで章分割するか否かを決定することを特徴とする請求項14または15に記載の文書処理方法。
  17. 文書処理プログラムであって、
    スキャン処理によって得られる紙原稿に施されていた後処理の内容を示す後処理情報と当該紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す画像データとを受信する受信手段と、
    前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として前記受信手段によって受信された前記後処理情報を反映する場合、出力先として使用されるデバイスが当該文書設定に基づく処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、
    当該デバイスが前記文書設定に基づく処理を実行可能と前記判定手段によって判定された場合、当該後処理情報を前記画像データに基づく電子原稿に対する文書設定として反映する反映手段と、
    をコンピュータにより実現することを特徴とする文書処理プログラム。
  18. 文書処理プログラムであって、
    スキャン処理によって得られる紙原稿に印刷されていた印刷内容を示す電子原稿を受信する受信手段と
    前記原稿のページ単位に施されている後処理設定の情報を、連続するページ単位に認識し、判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記判断対象ページの後処理設設定の情報が当該判断対象ページの前ページの後処理設定の情報と異なると判断された場合、当該判断対象となるページと当該判断対象となるページの前ページとが異なる章となるように当該判断対象のページで章分割をする章分割手段と、
    をコンピュータにより実現することを特徴とする文書処理プログラム。
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