JP2010009219A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷設定に係る処理を複数のデバイスで効率よく実行させることを目的とする。
【解決手段】デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報と、組み合わせ情報生成手段で生成された組み合わせ情報と、に基づいて、組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定手段と、判定手段で、組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
文書データを中間形式に変換し、変換された中間形式のデータを一つの文書に取り込むことで、各種データを編集・作成するためのアプリケーションを限定することなく、複数種類のデータをまとめて処理する文書処理システムがある。
この文書処理システムでは、複数のアプリケーションで作成したデータを中間形式で保持しているので、例えば、ページ番号の追加、ページ順序の変更を容易に実現することが可能である。更に、この文書処理システムでは、ステイプルやパンチ等のフィニッシング設定も行うことができる。そのため、例えば、各種アプリケーション毎に生成されたデータを電子的にマージ処理することにより得られる文書に対して、プリンタオプションが持っているフィニッシャの機能を適用することでステイプルすることが可能となる。
更に、この文書処理システムでは、印刷を実行するプリンタの持っている能力情報を取得し、取得したプリンタ能力情報を用いて印刷開始前にフィニッシング指定が実現可能か否か判断することができる。そのため、例えば、ステイプルとパンチとの指定をしたが、印刷してみたらパンチしかできなかったといミスを印刷開始前にチェックできる。そのため、利用者が希望しない形式の印刷物を作成してしまうことを防止し、ミスプリントによる時間・コストの無駄を防ぐことができる。
特願平8−72362号公報
しかしながら、従来の文書処理システムでは、印刷を実行するプリンタの持っている能力だけを利用して、フィニッシング設定が実現可能であるか否かを判断している。そのため、複数のデバイスを利用して設定を実現しようとしても、印刷を実行するプリンタが必要な機能を持っていない場合には、その機能を利用することを示す印刷設定情報を設定することができなかった。
或いは、印刷設定可能な場合であっても、文書処理システムが、印刷を実行するプリンタが持っている機能だけに設定内容を変更することで対応していた。例えば、利用者がZ折りとステイプルが適用された文書を作成しようとしているときに、印刷を実行するプリンタにはステイプル機能しかない場合、文書処理システムが印刷を実行するプリンタが持っていないZ折りの設定をはずしていた。この場合、Z折りを折り機で実現しようとしても既にステイプルで綴じられているために折り機にかけることができず、利用者が手作業で折るか、一旦ステイプルをはずし改めて折り機にかけた後にステイプルしており、生産性の低下をもたらしていた。
これを防止するためには、利用者は印刷を実行するプリンタに対してどの設定までを実施するのかを決定し、決定した設定項目だけを文書に適用していた。そのため、設定項目の決定に熟練が必要であり、また、設定項目の決定と文書への適用とは手作業であるため、必要な設定項目を設定しないまま印刷してしまうという失敗が発生していた。
また、上述した特許文献1の技術は、ページ単位にカラーモノクロ(ページの特性)の判断を行い、カラーフラグをOn/Offし、カラーフラグのOn/Offを見て、送信先プリンタをカラープリンタ、モノクロプリンタへと切り替えるものである。更に、上述した特許文献1の技術は、2つのプリンタに分散されている出力物のマージがしやすいように、他プリンタへ印刷されたページがある部分には、ダミーページを挿入するものである。
しかし、特許文献1は、特定の設定項目に着目して単純に実施可能なデバイスを選択する方式である。そのため、ステイプルとZ折りとの例の場合、従来技術では、プリンタでステイプルをしてしまうと後工程でZ折りをすることができない問題を防ぐことはできなかった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、印刷設定に係る処理を複数のデバイスで効率よく実行させることを目的とする。
そこで、本発明は、ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのデバイス能力情報を取得するデバイス能力情報取得手段と、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、実行順序を含む、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する組み合わせ情報生成手段と、前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成手段で生成された前記組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、文書に対して印刷時に適用される印刷設定情報と、前記文書の印刷物に適用されるフィニッシング情報と、を設定する設定手段と、印刷を実行するために第1印刷装置を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できる場合、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報と印刷後処理情報とを含む印刷データを送信する送信手段と、を有し、前記指定手段は、前記第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できない場合、前記印刷後処理情報に関する処理を実行するための第2印刷装置を指定し、前記送信手段は、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報を含む印刷データを送信し、前記第2印刷装置に対して前記印刷後処理情報を含む印刷データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、印刷設定に係る処理を複数のデバイスで効率よく実行させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、ホストコンピュータ(情報処理装置)100のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU11は、本装置上の各処理を司る。ROM12は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。RAM13は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ、書き換え可能である。ホストコンピュータ100は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ、アプリケーションデータ等をHDD14に記憶する。入力装置15は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイスである。表示装置16は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F17は、ネットワーク経由でLAN及びインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F18は、外部記憶機器等を接続する。これらの要素がシステムバス19を介して結び付き、データをやりとりしている。
なお、CPU11が、HDD14に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やプリンタドライバ、アプリケーションに対応するプログラムに基づいて、処理を実行することにより、後述するOSやプリンタドライバによる機能(又は処理)が実現される。
図2は、ホストコンピュータ100の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態の文書処理システムでは、一般アプリケーションにより作成されたデータファイルが、電子原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換される。製本アプリケーションは、この電子原稿ファイルを編集する機能を提供している。なお、本実施形態では、それぞれの機能が明瞭になるよう、一般アプリケーション101、電子原稿ライタ102、製本アプリケーション104、電子原稿デスプーラ105と分離して示しているが、ユーザに提供されるパッケージはこれらに限定されない。つまり、これらを組み合わせたアプリケーションやグラフィックエンジンとして提供されてもよい。
一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドロー或いはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集等の機能を提供するアプリケーションであり、OSに対する印刷機能を有している。これら一般アプリケーション101は、作成された文書データや画像データ等のアプリケーションデータを印刷するにあたって、OSにより提供される所定のインタフェースを利用する。即ち、一般アプリケーション101は、作成したデータを印刷するために、インタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、予め定められる、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI(Device Driver Interface)関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種等によって異なる。そのため、デバイス毎にデバイスドライバが提供されており、OSはそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。OSとしてウインドウズ(登録商標)を利用する場合には、上述した出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
電子原稿ライタ102は、上述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。但し、電子原稿ライタ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、後述の製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後、電子原稿形式という)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に形式は問わない。実質的な標準形式の内では、例えばPDF形式や、SVG形式等が電子原稿形式として採用することができる。
一般アプリケーション101に電子原稿ライタ102を利用させる場合、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。但し、電子原稿ライタ102によって作成されたままの電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとしての形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、製本アプリケーション104の管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。製本アプリケーション104は、電子原稿ライタ102が生成した新規の電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下では、この点を明瞭に識別する必要がある際には、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを電子原稿ファイルと呼び、製本アプリケーションによって構造を与えられた電子原稿ファイルをブックファイルと呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルを何れも文書ファイル(又は文書データ)と呼ぶ。
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりそのデータを印刷させる。このことで、アプリケーションデータは一般アプリケーション101によって定義されたページ(以後、「論理ページ」或いは「原稿ページ」という)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿ファイル103としてHDD14等の記憶媒体に格納される。
製本アプリケーション104は、電子原稿ファイル(或いはブックファイル)103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。但し、製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集された電子原稿ファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるモジュールである。また、電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104で利用するドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバ106へ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをHDD14から読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、上述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。出力モジュールは、指定されたプリンタ107のプリンタドライバ106を用いて受信した出力コマンドを、プリンタ107で解釈実行可能なデバイスコマンドに変換する。そしてデバイスコマンドはプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
図3は、文書処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図3において、ホストコンピュータ100は、ネットワーク201を通じてカラーMFP202、203、モノクロMFP204、205と接続している。更に、ホストコンピュータ100は、ニアラインフィニッシャ206とも接続している。ユーザは、ネットワークに接続されていないオフラインフィニッシャ207を用いてフィニッシングをすることもできる。
ここで、インラインフィニッシャとは、紙パスがMFPと物理的に接続されており、かつ、操作指示や状況確認もMFPと電気的に接続されている後処理装置のことである。
また、ニアラインフィニッシャとは、紙パスはMFPと接続されておらず、オペレータ(オペレータ)が出力物の運搬、出力物の設定を行うが、操作指示や状況確認はネットワーク等の通信手段を介して電気的に情報送受可能な後処理装置のことである。
また、オフラインフィニッシャとは、紙パスも操作指示や状況確認等の通信手段もMFPと接続されておらず、オペレータが出力物の運搬、出力物の設定、手作業での操作入力、機器自体が発する状況報告をオペレータが目視で確認する後処理装置のことである。
なお、図3ではニアラインフィニッシャ206、オフラインフィニッシャ207は、後工程専用機のように描かれている。しかしながら、実際には、カラーMFP202、203或いはモノクロMFP204、205に接続されているフィニッシャを仮想的なニアラインフィニッシャとして利用する形態も可能である。
また、図3には、カラーMFP、モノクロMFPがそれぞれ複数台含まれている。しかしながら、最低限、印刷を行うカラー或いはモノクロMFPが一台と、ニアラインフィニッシャ(含むMFPのフィニッシャによる仮想ニアラインフィニッシャ)若しくはオフラインフィニッシャとが存在すればよい。
製本アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模した3層の層構造を有する。上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章毎の属性を定義することができる。下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。各ページについてもページ毎の属性を定義することができる。一つのブックは複数の章を含んでいてよく、また、一つの章は複数のページを含むことができる。
図4は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。この例のブックファイルにおける、ブック、章、ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。一つのブックファイルは、一つのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページ毎のデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値の他、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクとを含む。なお、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図4では、ブックファイルが一つの完結したブックである必要はないので、「ブック」を「文書」として一般化して記載している。
まず、最上位に文書情報401を持つ。文書情報401は、402〜404の3つのパートに大別することができる。文書制御情報402は、文書ファイルのファイルシステムにおけるパス名等の情報を保持する。文書設定情報403は、ページレイアウト等のレイアウト情報とステイプル等印刷装置の機能設定情報とを保持し、ブックの属性に相当する。章情報リスト404は、文書を構成している章の集合をリスト形式で保持する。リストが保持するのは章情報405である。
章情報405も406〜408の3つのパートに大別することができる。章制御情報406は、章の名称等の情報を保持する。章設定情報407は、その章特有のページレイアウトやステイプルの情報を保持し、章の属性に相当する。章毎に設定情報を持つことで最初の章は2UPのレイアウト、その他の章は4UPのレイアウトのように複雑なレイアウトを持った文書を作成することができる。ページ情報リスト408は各章を構成する原稿ページの集合リスト形式で保持している。ページ情報リスト408が指示するのは、ページ情報409である。
ページ情報409も410〜412の3つのパートに大別することができる。ページ制御情報410は、ツリー上に表示するページ番号等の情報を保持する。ページ設定情報411は、ページ回転角やページの配置位置情報等の情報を保持し、原稿ページの属性に相当する。ページデータリンク412は、ページに対応する原稿データである。この例では、ページ情報409が直接原稿データを持つのではなく、ページデータリンク412だけを持ち、実際の原稿データは、ページデータリスト413で保持する構成としている。
図5は、ブック属性(文書設定情報403)のリストの一例を示す図である。通常、下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。しかし、本実施形態では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。なお、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの6項目である。これらは、ブックを通して定義される項目である。印刷方法属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定することができる。製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等を指定することができる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定及びインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、或いは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータから或いは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び、合紙を挿入する場合には、給紙元の指定等を含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
図6は、章属性(章設定情報407)のリストの一例を示す図である。図7は、ページ属性(ページ設定情報411)の一例を示す図である。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性と重複する。したがって、通常は、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。しかし、本実施形態では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能となっている。
ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。この内、N−up印刷指定属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、4×4等がある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否か指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割等がある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、N−up等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
ブック、章、ページについて共通な属性として、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性がある。ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列等である。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白及び下余白に印刷されるウォーターマークである。但し、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時等、変数により指定可能な項目が用意されている。なお、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定することができる。また、ブックにおいてはブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定することができる。
ブックファイルは、上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する処理を説明する。ブックファイルの作成は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図8は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合には、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図4の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用として予め用意された属性のセットが適用される。そして、新規ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース(UI)画面を表示する(ステップS704)。
図9は、製本アプリケーション104のUI画面の一例を示す図である。UI画面900は、ブックの構造を示すツリー部901と印刷された状態を表示するプレビュー部902とを含む。文書は、章の集合で構成されており、各章は原稿ページの集合で構成されている。ツリー部901には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが、図4のような木構造が分かるように表示される。ツリー部901に表示されるページは原稿ページである。プレビュー部902には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタ102によって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図8の処理によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿インポートすることで、そのブックファイルには実体が与えられる。この機能は、図9の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
更に、製本アプリケーション104は、文書のページ順の入れ替えや複製、削除等の編集に加え、ステイプル等の印刷装置の機能設定も行うことができ、指定した印刷装置に印刷することができる。
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
この他、一旦行った編集操作を取り消す操作や、更に取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入等の編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図5から図7までに示す属性に操作結果が反映されたり、或いはブックファイルの構造に反映されたりする。例えば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
本実施形態における、編集時の表示及び操作例については、以下で詳細に示す。
以上のように作成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図9に示す製本アプリケーションのUI画面900からファイルビューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成して電子原稿デスプーラ105に渡す。電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDIコマンドに変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
即ち、図示しない出力モジュールのグラフィックエンジンは、印刷装置毎に用意されたプリンタドライバ106を外部メモリ等からRAM13にロードし、出力をプリンタドライバ106に設定する。そして、出力モジュールは、受け取ったGDI関数からDDI関数に変換して、プリンタドライバ106へDDI関数を出力する。プリンタドライバ106は、出力モジュールから受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM13にロードされたシステムスプーラを経てインタフェース21経由でプリンタ107へ印刷データとして出力される。
ここで、ジョブチケットは、原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき一つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷等が定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子や、プリンタにおける給紙口の指定等の属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
ジョブチケットのデータ構造の一例を図10に示す。図10は、ジョブチケットのデータ構造の一例を示す図である。印刷用のデータでは、文書は用紙の集合で構成されており、各用紙は表、裏の2面で構成され、各面は原稿をレイアウトする領域(物理ページ)を持ち、各物理ページには、最小単位である原稿ページの集合から構成される。1101は、文書に相当するデータで、文書全体に関係するデータと文書を構成する用紙情報のリストとから構成される。用紙情報1102は、用紙サイズ等用紙に関する情報と用紙上に配置される面情報のリストとから構成される。面情報1103は、面に固有のデータと面上に配置される物理ページのリストとから構成される。物理ページ情報1104は、物理ページのサイズやヘッダ・フッタ等の情報と物理ページを構成する原稿ページのリストとから構成される。
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
本実施形態の文書処理システムは、上述したようにスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルが作成・編集される。但し、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
図11は、製本アプリケーション104の「文書の詳細設定」ウインドウ1400の一例を示す図である。
このウインドウにおいて、ユーザは「文書設定情報403」を表示/設定することができる。このウインドウは、図9のアプリケーション操作画面から起動される。「文書の詳細設定」ウインドウは、文書全体に影響する属性の設定を行うためのウインドウである。このウインドウは、Page Setup、Decoration、Edit、Paper Sourceの4つのシートから構成されており、図11は、Page Setupシートを表示した状態を示している。このPage Setupシートでは、ユーザは、主にレイアウトに関する設定を行うことができ、用紙サイズや向き、Nページ印刷等の設定を指示することができる。なお、Nページ印刷とは、用紙の面にNページのデータを配置する印刷処理を指す。このウインドウには、ズームに関するチェックボックスコントロール1401、1402が配置されている。
なお、上記設定画面で設定されたチェックボックスコントロールの情報は、専用の領域に保持されてもよいが、図4に示した設定情報内に属性の一つとして保持するのが望ましい。この場合には、図6及び図7にチェックボックスコントロールの情報を保持する領域が追加される。
上位階層と重複する設定項目について上位階層の設定値を使わないようにした場合のアプリケーションの表示形式を、図12に示す。
図12の例では、文書は二つの章からなり、各章は9ページの原稿データを持っている。最初の章のレイアウトを4UP(4in1とも表記する)に、2番目の章の先頭ページ(文書全体では10ページ目)に回転を指定した場合の表示例である。右側のプレビューにおいて、1〜3ページ目には1ページ上に4つの原稿がそれぞれ配置されている様子が表示されている。そして、第4ページ目のデータである「A」の文字が回転している様子が表示されている。章やページ固有の設定を行った場合のツリービューの表示形式を説明する。最初の章に対するアイコン1901が変化して、この章に章独自の設定がなされていることを示している。2番目の章の先頭ページに対するアイコン1902が変化して、このページに特別な設定がなされていることが示されている。
本文書処理システムで、複数台のプリンタ(フィニッシャを持っている)を用いて印刷物を生成する概略例を図13のフローチャートに示す。
ステップS10において、ホストコンピュータ100は、ネットワークを介して通信可能なデバイスからデバイスの能力に関する情報(能力情報)を取得する(デバイス能力情報取得)。
次にステップS11において、ホストコンピュータ100は、利用するデバイスが印刷とフィニッシング処理を実施可能な仮想ニアラインフィニッシャであるか否かを判定する。そして、ホストコンピュータ100は、利用するデバイスが印刷とフィニッシング処理を実施可能な仮想ニアラインフィニッシャである場合、プリンタ全体の能力からニアラインフィニッシャとして利用可能な能力を分離する。なお、ステップS11の処理の詳細は、後述する図14に示す。
続いてステップS12において、ホストコンピュータ100は、ユーザが指定した設定項目を複数のデバイスに割り当てて、デバイス毎に実施する設定をグループ分けする(組み合わせに分ける)。つまり、ホストコンピュータ100は、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、実行順序を含む、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する(組み合わせ情報生成)。なお、ステップS12の処理の詳細は、後述する図15に示す。
次にステップS13において、ホストコンピュータ100は、ステップS10、ステップS11で取得した各デバイスの能力を参照しながら、ステップS12で作成した設定グループが実現可能であるか否かを判定する。 実現可能な設定グループ(組み合わせ)が見つかった場合、ステップS14において、ホストコンピュータ100は、ステップS12で作成した設定グループを用いて、各デバイスの処理に必要となる設定情報を生成する(設定情報生成)。
図13では、ホストコンピュータ100は、ステップS12においてグループ分けをしてからステップS13で実現可能か否かを判定するが、単純にグループ分けをするだけの場合組み合わせ数が非常に多くなる。そこで、ステップS12の時点で容易に実現不可能と分かる組み合わせの生成を抑制する処理が考えられる。
図14は、図13のステップS11の一例を示すフローチャートである。ニアラインフィニッシャであれば、フィニッシング能力だけを取得することができるが、印刷も実施できる仮想ニアラインフィニッシャの場合、印刷機による印刷能力とフィニッシング能力を含む能力情報が取得される。この場合、取得した能力情報からフィニッシャとして利用できる能力の情報だけを取り出さなければ正しいデバイス能力を判断することはできない。
したがって、ステップS20において、ホストコンピュータ100は、デバイスから取得した情報(能力情報)がフィニッシングの能力だけであるか否か判断する。ここで、ニアラインフィニッシャからの情報であれば、ホストコンピュータ100は、フィニッシング情報だけであるため、図14に示す処理を終了する。
ステップS20でフィニッシング以外の情報も取得した場合、ホストコンピュータ100は、ステップS21において、取得した情報にフィニッシング情報とそれ以外の情報とを分けるためのフラグがあるか否か判定する。ホストコンピュータ100は、フラグが有る場合、フラグを基に、フィニッシング能力と非フィニッシング能力とを分離してステップS24へ進む(ステップS22)。
一方、ステップS23においてホストコンピュータ100は、予め用意されている(つまり、HDD14等に記憶されている)フィニッシング能力テーブルの情報を用いて、取得した能力情報からフィニッシング能力を分離する。フィニッシング能力テーブルには、ステイプル、パンチ等はフィニッシング能力だが、解像度やカラーモノクロの能力はフィニッシングではない等の分類が記載してある。ホストコンピュータ100は、テーブルに記載がない情報についてはフィニッシング能力ではないと判断する。
ステップS24において、ホストコンピュータ100は、ステップS22或いはステップS23で分離したフィニッシング情報をそのデバイスの能力として記録する。
図15は、図13のフローチャートのステップS12の処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、一つのデバイスで全てのフィニッシングを実施することを優先した場合の処理例である。
ステップS30において、ホストコンピュータ100は、ユーザが指定した設定を、フィニッシングの設定とそれ以外の設定とに分離する。
次にステップS31へ進み、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、ユーザが指定した出力先プリンタ(第1印刷装置)で文書の非フィニッシング指定が全て実現可能であるか否かを判定する。選択プリンタで設定が実現可能であるか否かの判定は、従来技術の判定方法を用いることができる。
ステップS32において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、更に文書のフィニッシング部の設定が選択プリンタ(第1印刷装置)で実現可能であるか否かを判定する。ステップS32の判定方法も従来技術の判定方法を利用することができる。文書のフィニッシング設定も実現可能である場合、ホストコンピュータ100は、ステップS33へと進み、現在の文書の設定(印刷設定情報と印刷後処理情報)を全て選択デバイスで実施する印刷データを生成して、図15に示す処理を終了する。一方、S32において文書のフィニッシング設定の実現が不可能と判定された場合、ホストコンピュータ100は、ステップS34へと進む。なお、印刷データ内には、上述した設定情報と共に印刷される描画データが含まれる。
ステップS34において、ホストコンピュータ100は、例えば画面を表示装置16等に表示し、ユーザに第二のデバイス(第2印刷装置)を選択させると共に、その第二デバイスのフィニッシング能力を取得する。更にステップS35へ進み、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、ステップS34で選択された第二デバイスが文書のフィニッシング指定を全て実施できるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、実施可能であると判定した場合、ステップS36へ、そうでない場合は、ステップS37へと進む。ステップS37以降に進んだ場合、ホストコンピュータ100は、フィニッシング処理を複数のデバイスで分担して実施する必要がある。
ステップS36において、ホストコンピュータ100は、フィニッシングを全て第二デバイス(第2印刷装置)で、それ以外の設定を第一デバイス(第1印刷装置)で実施するという設定の組みあわせ情報を生成し、図15に示す処理を終了する。その結果、第一デバイスには、印刷設定情報と描画データとが含まれる印刷データが送信され、第二デバイスには、印刷後処理情報が含まれる印刷データが送信される。
ステップS37において、ホストコンピュータ100は、文書のフィニッシング設定の内、第一デバイスでのみ実施可能な設定項目を抽出する。
ステップS38において、ホストコンピュータ100は、文書のフィニッシング設定の内、第二デバイスでのみ実施可能な設定項目を抽出する。
ステップS39において、ホストコンピュータ100は、フィニッシング設定を、第一デバイスと第二デバイスとを組み合わせて実現するために、文書のフィニッシング設定を分割し、それぞれのデバイスで実施する設定項目を決定する。
なお、ステップS39の処理の詳細は、後述する図16及び図17に示す。
本フローチャートではステップS34において、ホストコンピュータ100は、ユーザに第二デバイスを選択させたが、この方式の利点は、どのデバイスを利用した作業フローができ上がるかをユーザが指定できる点に有る。但し、多数あるデバイスから第一デバイスとは異なるデバイスを第二デバイスとして選択できれば他の方法で第二のデバイスを選択してもよい。例えば事前に定められた第二デバイスの情報を使う方式やステップS34以降の処理を第一デバイス以外の全てのデバイスに対して実行し、実現可能なデバイスが見つかるまで繰り返すようにしてもよい。また、S34では第二デバイスの選択候補としてフィニッシング設定を実行できるデバイスを表示しても構わない。その場合、ホストコンピュータは、当該ホストコンピュータに接続されている複数のデバイスの能力情報とフィニッシング処理に必要な機能情報とを比較し、当該機能情報を全て有するデバイスを表示する。
図16は、図15のステップS39の処理の詳細を説明するフローチャートである。本フローチャートでは、ホストコンピュータ100は、第一デバイス、第二デバイスのどちらで実施してもよい設定に関しては、第一デバイスで実施するように設定項目を分割する。
ステップS40において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、文書のフィニッシング設定の中から第一デバイスで実現可能な設定を全て取り出す。次にステップS41において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、文書のフィニッシング設定の中から第一デバイスでは実施不可能な設定項目を全て取り出す。
ホストコンピュータ100は、ステップS40で取り出した複数の設定項目から一つを選択し、当該選択された設定項目に対してステップS42からステップS47までの処理を実行する。このS42からS47の処理は、全ての設定項目が選択されるまで繰り返し実行される。
ステップS43において、ホストコンピュータ100は、ステップS41で取り出した複数の設定項目から一つを選択し、全ての設定項目を選択するまで順に処理を繰り返す。
ステップS44において、ホストコンピュータ100は、順序情報に基づいて、ステップS42で選択した設定項目(Aとする)とステップS43で選択した設定項目(Bとする)とで、Aの次にBを実施することが可能であるか否かを判断する。Aの次にBを実施することができない場合(S44―No)、ステップS45において、ホストコンピュータ100は、設定項目AをステップS40で取り出した設定項目から除外する。
ステップS41で取り出した全ての設定項目よりもS40で取り出した設定項目Aを先に実施してもよい場合(S44−Yes)、ホストコンピュータ100は、Aをそのまま第一デバイスで実施する設定項目として残しておく。全ての組み合わせの判定を実施すると、ホストコンピュータ100は、ループを抜けてステップS48へと進む。ステップS48において、ホストコンピュータ100は、第一デバイスで実施する全ての設定項目と第一デバイスの能力情報とに基づいて、当該第一デバイスが実行できる範囲の設定項目に変更する。
更にステップS49において、ホストコンピュータ100は、ステップS48の設定項目の変更により第一デバイスにて実行すべきではないと判定された項目を除いた設定項目を第一デバイスで実施する項目とする。
次にステップS50において、ホストコンピュータ100は、文書のフィニッシング設定項目の内、ステップS49で第一デバイスの実施を決定した設定項目以外の設定項目を第二デバイスでの実施項目とする。
次にステップS51において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、ステップS50で決定した第二デバイスで実施する設定項目が第二デバイスで実現可能であるかを判定する。第二デバイスで実現できる場合、ホストコンピュータ100は、図16に示す処理を終了する。そうでない場合、ホストコンピュータ100は、ステップS52へと進み、ユーザに対して現在選択している第一デバイス及び第二デバイスでは文書の設定を実現できない旨のエラーを例えば表示装置16等に表示する。
図17は、図15のフローチャートのステップS10の処理のもう一つの例の詳細を説明するフローチャートである。本フローチャートでは、ホストコンピュータ100は、第一デバイス、第二デバイスのどちらで実施してもよい設定に関しては、第二デバイスで実施するように設定項目を分割する。
ステップS60において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、文書のフィニッシング設定の中から第一デバイスでのみ実現可能な設定を全て取り出す。次にステップS61において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、文書のフィニッシング設定の中から第一デバイスで実施不可能な設定項目を全て取り出し、ステップS62へと進む。
ステップS62からステップS67までは、ホストコンピュータは、ステップS60で取り出した複数の設定項目から一つを選択し、全ての設定項目を選択するまで順に処理を繰り返す。
ステップS63において、ホストコンピュータ100は、ステップS61で取り出した複数の設定項目から一つを選択し、全ての設定項目を選択するまで順に処理を繰り返す。
ステップS64において、ホストコンピュータ100は、順序情報に基づいて、ステップS62で選択した設定項目(Aとする)とステップS63で選択した設定項目(aとする)とで、Aの次にaを実施することが可能であるか否かを判断する。Aの次にaを実施することができない場合、ステップS65において、ホストコンピュータ100は、設定項目AをステップS61で取り出した設定項目から除外する。ステップS61で取り出した全ての設定項目に関してaを後に実施することができない場合、ホストコンピュータ100は、aを第一デバイスで実施する設定項目へ追加する。全ての組み合わせの判定を実施すると、ホストコンピュータ100は、ループを抜けてステップS68へと進む。ステップS68においてホストコンピュータ100はステップS60で取り出した第一デバイスでのみ実施可能な設定項目とステップS61からステップS67までの間で、第一デバイスで実施すべきと判断した項目とを合わせて第一デバイスでの設定項目とする。そして、ホストコンピュータ100は、第一デバイスでの設定項目と第一デバイスの能力情報とに基づいて、設定の丸め処理を実施する。この丸め処理は従来実施されていた丸め処理を流用することができる。
更にステップS69において、ホストコンピュータ100は、ステップS68の丸め処理で落とされた処理を除いた設定項目を第一デバイスで実施する項目とする。
次にステップS70において、ホストコンピュータ100は、文書のフィニッシング設定項目の内、ステップS69で第一デバイスの実施を決定した設定項目以外の設定項目を第二デバイスでの実施項目とする。
次にステップS71において、ホストコンピュータ100は、能力情報等に基づいて、ステップS70で決定した第二デバイスで実施する設定項目が第二デバイスで実現可能であるかを判定する。第二デバイスで実現できる場合、ホストコンピュータ100は、図17に示す終了する。そうでない場合、ホストコンピュータ100は、ステップS72へと進み、ユーザに対して現在選択している第一デバイス及び第二デバイスでは文書の設定を実現できない旨のエラーを例えば表示装置16等に表示する。
図16、図17で、デバイスを3つ利用してよい場合は、ステップS49及びステップS69で、ホストコンピュータ100は、第一デバイスでは実施しないと決まった設定を新たに文書の設定とする。そして、ホストコンピュータ100は、第二デバイスに対してステップS40からステップS49まで及びステップS60からステップS69までの処理を繰り返し、第二デバイスで実施する項目と第三デバイスで設定する項目とを分割(分離)する。
図18は、第一デバイス、第二デバイスのどちらで実施しても実現可能な設定がある場合に第一デバイスのエンジンスピードを最大限に活かしながら第一デバイスでより多くの設定項目を実施するように設定を分割する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS80においてホストコンピュータ100は図16の処理(処理A)で生成した第一デバイス(印刷を実施するデバイス)で実施すべきと判断した項目群と図17の処理(処理B)で生成した第一デバイスで実施すべきと判断した項目群との差分を取り出す。ここで、図16の処理(処理A)で生成した第一デバイス(印刷を実施するデバイス)で実施すべきと判断した項目群をαとする。また、図17の処理(処理B)で生成した第一デバイスで実施すべきと判断した項目群をβとする。
処理Aは第一デバイスでできるだけ多くの処理を実施する場合の設定の組み合わせであり、処理Bは第一デバイスで処理する設定項目をできるだけ減らした場合の設定の組みあわせである。そのため、差分項目は第一デバイスで実施しなくてもよい項目である。
次にステップS81において、ホストコンピュータ100は、βに含まれる設定項目の内、第一デバイスのエンジンスピードを一番低下させる設定項目の速度低下率を調べその速度低下率をVとする。なお、例えば、設定項目毎の速度低下率はホストコンピュータ100に予め定められていてもよいし、第一デバイスに設定(又は記憶)されており、ホストコンピュータ100が第一デバイスより取得するようにしてもよい。
ステップS82において、ホストコンピュータ100は、αとβとの差分項目全てについて順にステップS85まで繰り返す。ステップS83において、ホストコンピュータ100は、ステップS82で取り出した、αとβとの差分項目の一つをSとすると、Sの速度低下率とVとを比較する。Sの速度低下率がVよりも高い場合、ホストコンピュータ100は、Sを第一デバイスで実施するとエンジンスピードを更に低下させることになると判断し、第一デバイスでは実施しない。一方、そうでない場合、ホストコンピュータ100は、ステップS84へと進み、βにSを追加して新たな第一デバイスで実施する項目群とする。
ホストコンピュータ100は、当初のβに対して、ステップS84で追加した全てのSを合わせた項目を第一デバイスで実施すべき項目とする。
図19は、図14のステップS23で参照しているシステムが用意しているフィニッシング能力テーブルの一例の概念図である。設定項目をカテゴリ分けしておき、カテゴリ毎にニアラインフィニッシャとしてプリンタを利用したときにフィニッシングが使えるか否かフラグが記載されている。図19では、パンチ、ステイプルはニアラインフィニッシャとして使用することができるが、タブ紙挿入はプリンタとして使うときにしか使用できないと記載されている。
図20は、図13のステップS10でホストコンピュータ100がデバイスから取得した能力情報の一例を示す図である。
図20に示される能力情報には、単にステイプルが可能であることだけなく、設定間の順序に関する情報(順序情報)も記載されている。この順序情報は図18のステップS44、図19のステップS64で設定間の順序が実現可能であるか否かを判定する際にホストコンピュータ100によって参照される。順序情報としては、インラインステープラは、印刷を伴わないニアラインフィニッシャとして利用する際に、本デバイスの前工程でステイプル・中綴じ・くるみ製本(くるみ)が実施されている場合には利用することができない。しかしながら、本デバイスの前工程でパンチ・断裁・トリムが実施されている場合には利用することができる等の情報が記載されている。
ニアラインのパンチャが2機種あるが、パンチャA(ニアラインパンチA)は前工程でステイプルされていても使用できるが、パンチャB(ニアラインパンチB)は前工程でステイプルされていると使用することができない。
インラインステープラの能力情報には、ステイプルの後ニアラインフィニッシャでパンチが可能であると記載されているので、パンチャBと組み合わせて使用する場合には情報に矛盾が生じる。このような場合、ホストコンピュータ100は、後工程になる機器の情報を優先して順序の可否を判定する。
但し、常に後工程を優先すれば済むわけではない。
図21は、新たなフィニッシング種類が増えた場合にホストコンピュータ100が取得したデバイス能力情報の一例を示す図である。
図21の例では、C折りという新しいデバイスが増えているが、ホストコンピュータ100は、それ以前に導入したデバイスからはC折という新しいフィニッシングの順序情報を取得することができない。この場合、ホストコンピュータ100は、工程の後先に関係なくC折り機から取得した情報を基に使用するデバイスの組み合わせを判定する。
次に、設定間の順序が実現可能であるか否かの判定処理の一例を、図22を用いて説明する。図22は、図16のステップS44、図17のステップS64で設定間の順序が実現可能であるかを判定する処理の詳細を説明したフローチャートである。なお、図22の例では、ホストコンピュータ100は、設定項目Aと設定項目Bとがあり、設定項目Aの後に設定項目Bを実施することができるか否かを判定している。
ステップS90において、ホストコンピュータ100は、第一デバイスから取得した能力情報から設定項目Aを実現するデバイスの組み合わせの情報(組み合わせ情報)を取得する。次にステップS91において、ホストコンピュータ100は、第二デバイスから取得した能力情報から設定項目Bを実現するデバイスの組み合わせ情報を取得する。
次にステップS92において、ホストコンピュータ100は、後工程である第二デバイスから取得した能力情報に設定項目Aと設定項目Bとの組み合わせ情報があるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、組み合わせ情報がある場合、ステップS93へと進み、組み合わせ情報がない場合、ステップS95へと進む。
ステップS93において、ホストコンピュータ100は、第二デバイスから取得した組み合わせ情報(及び順序情報)に基づいて、前工程で設定項目Aが実施されていた場合に設定項目Bに対応するフィニッシャが使用可能であるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、第二デバイスから取得した組み合わせ情報に前工程に設定項目Aが実施されていても設定項目Bに対応するフィニッシャが利用可能であると記載されていればステップS94へ、そうでなければステップS97へと進む。
ステップS94において、ホストコンピュータ100は、設定項目Aの後に設定項目Bを実施することが可能であると判定する。
一方、ステップS95において、ホストコンピュータ100は、第一デバイスから取得した能力情報に設定項目Aと設定項目Bとの組み合わせ情報があるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、組み合わせ情報がある場合、ステップS96へと進み、組み合わせ情報がない場合、ステップS98へと進む。
ステップS96において、ホストコンピュータ100は、第一デバイスから取得した組み合わせ情報に基づいて、設定項目Aに対応するフィニッシャの後工程として設定項目Bを実施可能であるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、第一デバイスから取得した組み合わせ情報に設定項目Aに対応するフィニッシャの後工程として設定項目Bを実施可能であると記載されていればステップS94へ、そうでなければステップS97へと進む。
ステップS97において、ホストコンピュータ100は、設定項目Aの後に設定項目Bを実施することは不可能だと判定する。
ステップS98では、ホストコンピュータ100が、いずれのデバイスからも組み合わせ情報を取得することができないため、ユーザに問い合わせて、問い合わせの結果を判定結果とする。なお、ステップS98において、ホストコンピュータ100は、ユーザに問い合わせずに設定項目Aと設定項目Bとの組み合わせを実現することができないと判断するようにしてもよい。
図23は、断裁工程を考慮して設定値を変更する場合の概略処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS100において、ホストコンピュータ100は、前工程で断裁設定があるか否かを判定する。ホストコンピュータ100は、前工程で断裁がない場合はそのまま図23に示す処理を終了し、そうでない場合はステップS101へと処理を進める。
ステップS101からステップS103までは、本デバイスで実施する各設定項目について処理を繰り返す。ステップS102において、ホストコンピュータ100は、断裁位置を考慮して設定値を変更する。この処理の詳細を、図24を用いて説明する。
図24は、断裁工程を考慮した設定値変更処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS110において、ホストコンピュータ100は、用紙の左上に印字するページの用紙左上端からのオフセット値(x、y)を取得する。ここで、x、yはそれぞれ、用紙左端からの断最量でもある。次にステップS111において、ホストコンピュータ100は、現在処理中の設定項目の位置情報(X、Y)を取得する。次にステップS112において、ホストコンピュータ100は、現在処理中の設定項目に位置情報があるか否かを判定する。
ホストコンピュータ100は、位置情報が無い設定項目の場合、位置補正は必要ないため図24に示す処理を終了し、そうでない場合はステップS113へと進む。ステップS113において、ホストコンピュータ100は、用紙左上に印字しているページが180度回転しているか否かを判定する。ページの周囲4辺ではなく、隣のページとの境界だけを断裁するような設定の場合、切り口をそろえるために回転している場合があるためである。ホストコンピュータ100は、回転している場合、ステップS114へ、回転していない場合、ステップS116へと進む。
ステップS114において、ホストコンピュータ100は、更に断最後の用紙幅wと高さhとを取得する。GUI上、直接この値を入力することが無い場合、ホストコンピュータ100は、断裁位置から計算して求める必要がある。用紙を2分割する設定であれば、用紙サイズをW、H(但しW<H)とすると、ホストコンピュータ100は、W=w、h=H/2で求めることができる。ページの4辺を断裁する設定の場合、ホストコンピュータ100は、用紙の左端から最初の断裁位置と左端2つ目の断裁位置との差をw、上端から最初の断裁位置と上端から二つ目の断裁位置との差をhとすればよい。
次にステップS115において、ホストコンピュータ100は、新たな設定位置XをX=x+w−X、YをY=y+h−Yとする。
ステップS116において、ホストコンピュータ100は、新たな設定位置XをX=X−x、YをY=Y−yとする。
図25は、ジョブリストの状況に応じて設定の割り振り方を変更する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS120において、ホストコンピュータ100は、印刷を実施する第一デバイスのジョブリスト(ジョブ一覧情報)を取得する(ジョブ一覧情報取得)。ジョブリストには、ジョブ数、各ジョブの名称、ページ数、部数等の情報が記載されている。ここでは、特に、ジョブリストのジョブ数を利用する。次にステップS121において、ホストコンピュータ100は、閾値Nを取得する。ここで閾値は予めユーザが指定しておくのが望ましいが、デフォルト値としてシステムが持っている値でもよい。
更にステップS122において、ホストコンピュータ100は、ステップS120で取得したジョブリストのジョブ数とステップS121で取得した閾値Nとを比較する。ホストコンピュータ100は、第一デバイスにN以上のジョブが溜まっている場合、デバイスが込んでいると判断し、ステップS124へ進み、そうでない場合、ステップS123へと進む。
ステップS123において、ホストコンピュータ100は、先に図16で示している第一デバイスで可能な限りのフィニッシング設定を実施するという設定を生成、実施する。一方、ステップS124において、ホストコンピュータ100は、先に図18で示している第一デバイスのエンジンスピードをできる限り落とさないフィニッシング設定のみを実施するという設定を生成、実施する。
なお、ホストコンピュータ100は、ジョブリスト情報としてジョブ数を使用するよう説明を行ったが、ジョブリストの他の情報を利用するようにしてもよい。また、ホストコンピュータ100は、単にジョブ数だけでなく、各ジョブのページ数と部数との積の総和を計算し、閾値と比較するようにしてもよい。
なお、本実施形態で示したフローチャートにおいて、その前後は処理が未完成にならない限り入れ替えることができる。
また、本実施形態は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
<その他の実施形態>
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
以上、上述した各実施形態によれば、印刷設定に係る処理を複数のデバイスで効率よく実行させることができる。また、上述した各実施形態によれば、インラインフィニッシャと他のデバイスとを利用して文書の設定を実現する際に、後工程のデバイスが利用できなくなるような設定を前工程で実施することを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ホストコンピュータ(情報処理装置)100のハードウェア構成の一例を示す図である。 ホストコンピュータ100の機能構成の一例を示す図である。 文書処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。 ブック属性(文書設定情報403)のリストの一例を示す図である。 章属性(章設定情報407)のリストの一例を示す図である。 ページ属性(ページ設定情報411)の一例を示す図である。 製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の処理の一例を示すフローチャートである。 製本アプリケーション104のUI画面の一例を示す図である。 ジョブチケットのデータ構造の一例を示す図である。 製本アプリケーション104の「文書の詳細設定」ウインドウ1400の一例を示す図である。 上位階層と重複する設定項目を上位階層の設定値を使わないようにした場合のアプリケーションの表示形式の一例を示す図である。 印刷に用いるプリンタ(フィニッシャを持っている)とニアラインフィニッシャとを用いて文書の処理を実施する場合の処理の概略例を示すフローチャートである。 図13のステップS11で実施する能力分処理の一例を示すフローチャートである。 図13のフローチャートのステップS12の処理の一例を示すフローチャートである。 図15のフローチャートのステップS39の処理の詳細を説明するフローチャートである。 図15のフローチャートのステップS10の処理のもう一つの例の詳細を説明するフローチャートである。 第一デバイス、第二デバイスのどちらで実施しても実現可能な設定がある場合に第一デバイスのエンジンスピードを最大限に活かしながら第一デバイスでより多くの設定項目を実施するように設定を分割する処理の一例を示すフローチャートである。 図14のステップS23で参照しているシステムが用意しているフィニッシング能力テーブルの一例の概念図である。 図13のステップS10でホストコンピュータ100がデバイスから取得した能力情報の一例を示す図である。 新たなフィニッシング種類が増えた場合にホストコンピュータ100が取得したデバイス能力情報の一例を示す図である。 図16のステップS44、図17のステップS64で設定間の順序が実現可能であるかを判定する処理の詳細を説明したフローチャートである。 断裁工程を考慮して設定値を変更する場合の概略処理の一例を示すフローチャートである。 断裁工程を考慮した設定値変更処理の一例を示すフローチャートである。 ジョブリストの状況に応じて設定の割り振り方を変更する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ホストコンピュータ
202 カラーMFP
203 カラーMFP
204 白黒MFP
206 ニアラインフィニッシャ
207 オフラインフィニッシャ

Claims (18)

  1. ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのデバイス能力情報を取得するデバイス能力情報取得手段と、
    複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、実行順序を含む、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する組み合わせ情報生成手段と、
    前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成手段で生成された前記組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報を分離する分離手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記分離手段でデバイス能力情報が分離された場合は、分離されたデバイス能力情報と、前記分離手段でデバイス能力情報が分離されなかった場合は、前記デバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成手段で生成された組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分離手段は、前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報が、デバイスが印刷も実行することができる仮想ニアラインフィニッシャであることを示している場合、フィニッシングに係る能力情報と、フィニッシング以外に係る能力情報と、に分離することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記組み合わせ情報生成手段は、前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報の内、選択されているデバイスのデバイス能力情報と、複数の設定項目を含む印刷設定情報と、に基づいて、前記デバイスで前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行することができるか否か判定し、前記デバイスで前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行することができないと判定した場合、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記組み合わせ情報生成手段は、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する際、複数のデバイスの内、どのデバイスでも実行することができる処理に係る設定項目を、印刷を実行するデバイスと組み合わせるよう、前記組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのジョブ一覧情報を取得するジョブ一覧情報取得手段を更に有し、
    前記組み合わせ情報生成手段は、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する際、複数のデバイスの内、どのデバイスでも実行することができる処理に係る設定項目を、前記ジョブ一覧情報取得手段で取得されたジョブ一覧情報に基づいて、ジョブが少ないデバイスと組み合わせるよう、前記組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記組み合わせ情報生成手段は、生成した組み合わせ情報と、前記デバイス能力情報取得手段で取得された、前記組み合わせ情報に含まれるデバイスのデバイス能力情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報に含まれる実行順序で前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行できるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのデバイス能力情報を取得するデバイス能力情報取得ステップと、
    複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、実行順序を含む、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する組み合わせ情報生成ステップと、
    前記デバイス能力情報取得ステップで取得されたデバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成ステップで生成された前記組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  9. 前記デバイス能力情報取得ステップで取得されたデバイス能力情報を分離する分離ステップを更に有し、
    前記判定ステップは、前記分離ステップでデバイス能力情報が分離された場合は、分離されたデバイス能力情報と、前記分離ステップでデバイス能力情報が分離されなかった場合は、前記デバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成ステップで生成された組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記分離ステップは、前記デバイス能力情報取得ステップで取得されたデバイス能力情報が、デバイスが印刷も実行することができる仮想ニアラインフィニッシャであることを示している場合、フィニッシングに係る能力情報と、フィニッシング以外に係る能力情報と、に分離することを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記組み合わせ情報生成ステップは、前記デバイス能力情報取得ステップで取得されたデバイス能力情報の内、選択されているデバイスのデバイス能力情報と、複数の設定項目を含む印刷設定情報と、に基づいて、前記デバイスで前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行することができるか否か判定し、前記デバイスで前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行することができないと判定した場合、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の情報処理方法。
  12. 前記組み合わせ情報生成ステップは、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する際、複数のデバイスの内、どのデバイスでも実行することができる処理に係る設定項目を、印刷を実行するデバイスと組み合わせるよう、前記組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の情報処理方法。
  13. ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのジョブ一覧情報を取得するジョブ一覧情報取得ステップを更に有し、
    前記組み合わせ情報生成ステップは、複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する際、複数のデバイスの内、どのデバイスでも実行することができる処理に係る設定項目を、前記ジョブ一覧情報取得ステップで取得されたジョブ一覧情報に基づいて、ジョブが少ないデバイスと組み合わせるよう、前記組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の情報処理方法。
  14. 前記組み合わせ情報生成ステップは、生成した組み合わせ情報と、前記デバイス能力情報取得ステップで取得された、前記組み合わせ情報に含まれるデバイスのデバイス能力情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報に含まれる実行順序で前記印刷設定情報に係る一連の処理を実行できるか否かを判定することを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載の情報処理方法。
  15. コンピュータを、
    ネットワークを介して通信可能な複数のデバイスから各デバイスのデバイス能力情報を取得するデバイス能力情報取得手段と、
    複数の設定項目を含む印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行するよう、実行順序を含む、前記設定項目と、前記デバイスと、の組み合わせに係る組み合わせ情報を生成する組み合わせ情報生成手段と、
    前記デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報と、前記組み合わせ情報生成手段で生成された前記組み合わせ情報と、に基づいて、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で、前記組み合わせ情報で示される組み合わせのなかに、前記印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  16. 文書に対して印刷時に適用される印刷設定情報と、前記文書の印刷物に適用されるフィニッシング情報と、を設定する設定手段と、
    印刷を実行するために第1印刷装置を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できる場合、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報と印刷後処理情報とを含む印刷データを送信する送信手段と、
    を有し、
    前記指定手段は、前記第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できない場合、前記印刷後処理情報に関する処理を実行するための第2印刷装置を指定し、
    前記送信手段は、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報を含む印刷データを送信し、前記第2印刷装置に対して前記印刷後処理情報を含む印刷データを送信することを特徴とする情報処理装置。
  17. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    文書に対して印刷時に適用される印刷設定情報と、前記文書の印刷物に適用されるフィニッシング情報と、を設定する設定ステップと、
    印刷を実行するために第1印刷装置を指定する指定ステップと、
    前記指定ステップによって指定された第1印刷装置が、前記設定ステップによって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できる場合、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報と印刷後処理情報とを含む印刷データを送信する送信ステップと、
    を有し、
    前記指定ステップでは、前記第1印刷装置が、前記設定ステップによって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できない場合、前記印刷後処理情報に関する処理を実行するための第2印刷装置を指定し、
    前記送信ステップでは、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報を含む印刷データを送信し、前記第2印刷装置に対して前記印刷後処理情報を含む印刷データを送信することを特徴とする情報処理方法。
  18. コンピュータを、
    文書に対して印刷時に適用される印刷設定情報と、前記文書の印刷物に適用されるフィニッシング情報と、を設定する設定手段と、
    印刷を実行するために第1印刷装置を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できる場合、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報と印刷後処理情報とを含む印刷データを送信する送信手段と、
    して機能させるプログラムであって、
    前記指定手段は、前記第1印刷装置が、前記設定手段によって設定された印刷後処理情報に関する処理を実行できない場合、前記印刷後処理情報に関する処理を実行するための第2印刷装置を指定し、
    前記送信手段は、前記第1印刷装置に対して前記印刷設定情報を含む印刷データを送信し、前記第2印刷装置に対して前記印刷後処理情報を含む印刷データを送信することを特徴とするプログラム。
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