JP4181670B2 - 多翼ファン用のファンケーシング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多翼ファン用のファンケーシング、更に詳しくは油脂分の捕獲効率を向上させるレンジフードファン用のファンケーシングのその構造に関するものである。
【0002】
【技術背景】
レンジフードファンは、送風機の上流側にグリスフィルタを配設して、調理によって発生した油煙中に含まれる油脂分を捕獲している。
現実問題として、その捕獲性能は、高性能フィルタと称されるものでも60%程度の捕獲性能に止まっている。
【0003】
油捕獲効率を向上させるためには、グリスフィルタの性能を向上させればよいが、フィルタの目を密にすると圧力損失の増大やメンテナンス周期が早くなる等の弊害が起こり、グリスフィルタだけで油捕獲性能を向上させるのは困難なのが実状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は油の捕獲性能が向上する簡単構造の多翼ファン用のファンケーシングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術的手段は、多翼ファン用のファンケーシングにおいて、一つには、ファンケーシング内に、内部で発生する風の入口と出口とを有するエアーガイドを設け、前記エアーガイドが、胴部と同芯をもって胴部の内周面との間に所望の間隔を確保するガイド板を配設して構成されていることを特徴とする。前記エアーガイドが、複数枚のガイド板を所望の間隔をおいて胴部と同芯上をもって配設して構成されていることを特徴とする。また、前記ガイド板の入口縁が、風衝突のタイミングをずらす形状に形成されており、前記風衝突のタイミングをずらす形状として、前記入口縁を傾斜状又はギザギザ状にしたことを特徴とする。また、前記ガイド板が、パンチング板、カットベンド板等の多孔板であり、単体または積層体の状態で使用されていることを特徴とする。
【0006】
(作用)前記技術的手段によれば下記の作用を奏する。
本多翼ファン用のファンケーシングは、風の接触面積をケーシング内面のみならずエアーガイドの表裏両面まで拡大して、油脂分の捕獲効率を向上させる。
また、複数枚のガイド板を所望の間隔をおいて胴部と同芯上に配設している場合には、ガイド板の枚数に比例して風の接触面積を拡張し、油脂分の捕獲効率が更に向上する。
そして、胴部の内面に沿うようにガイド板を配設している場合、胴部と同芯上に複数枚のガイド板を配設している場合には、共にそのガイド板の配置態様で流路抵抗を少なく抑制する。
更に、ガイド板の入口縁が風衝突のタイミングをずらす形状に形成していると、入口縁全長に対して同時に時間的なズレをもって衝突するようになり、騒音の発生を防止する。
そして、パンチング板やカットベンド板等の多孔板をガイド板に使用している場合には、表裏両面に接触しながらの沿うような風の流れと、ガイド板に形成されている通気孔の孔縁に衝突したり、折曲片に接触しながら通過する風の流れとが生成され、油脂分捕獲効率の更なる効率化を促す。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は本発明多翼ファン用ファンケーシングの第1の実施の形態を、図5は第2の実施の形態を、更には図6及び図7は第3の実施の形態を各々示している。まず第1の実施の形態を説明すると、符号1はファンケーシング、2はファンモータ、3はファンである。
【0008】
このファンケーシング1は、鋼材からなる帯板材を用いて両短縁同士が所定の間隔をおいて対向するように湾曲形成したボリュート形状を呈する胴部11の左右開放部を同様に鋼材で成形された左右側板部21、31で閉塞した従来と同様な外観形状に形成され、更に内部にエアーガイド4を設けて構成されている。
【0009】
また、このファンケーシング1は、本実施の形態では片面吸込み式とした結果、図1に示すように右側板部31にファンモータ2を貫通状に取付け、左側板部21に形成した開口部21aにベルマウス41を取付けて、モータ軸2aに着脱可能に取付けられているファン(多翼ファン)3がその開口部21aから取り外せるようにしてある。
【0010】
前記エアーガイド4は、胴部11の所望部分に間隔をもって胴部11の内面に沿うようにガイド板14を配設して構成されている。
詳細には、胴部11の同等程度の幅寸法を有する鋼材等の金属製帯板からなるガイド板14を図2に示すように胴部11の内周面(本実施の形態では下半部の内周面)に所望の間隔をおいて沿う湾曲形状に弾性変形させた状態でその両長手縁を左右側板部21、31に溶接等の所望の固定手段で固定することによって胴部11の内面との間に風の流路を形成している。
尚、本実施の形態では流路は、その入口4aをモータ軸と同等高さ位置に位置させてあり、また出口4bはそれよりも若干高い高さに位置させてある。
【0011】
また、前記エアーガイド4の入口縁4a’は、流入時の風衝突のタイミングをずらすように傾斜縁(図4(イ))、ギザギザ縁(図4(ロ))等にしてあり、これによって風が入口縁4a’全長に同時に衝突することによる騒音の発生を防止している。
【0012】
次に図5に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、前記エアーガイド4を、複数枚のガイド板14…を所望の間隔をおいて胴部11と同芯上をもって配設することによって構成した場合に示している。
【0013】
複数枚のガイド板14…の固定方法は、前記第1の実施の形態と同様にしてあり、内側のガイド板14ほど順次入口縁4a’の高さを低く位置させてある。
【0014】
以上のように構成されているファンケーシングは、ファン3作動時に胴部11に沿って形成されているエアーガイド4内及びその表面に沿って風が流れる。
即ち、風がエアーガイド4の表面・裏面の両面と胴部11の内周面に接触しながら流れ、油煙の接触面積がその分拡張することになる。
従って、エアーガイド4を胴部1の胴芯上に配設して流路抵抗を小さく抑制した上に油脂分を効果的に捕獲除去することができる。
【0015】
次に図6及び図7に示す第3の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、パンチング板(図6)、カットベンド板(図7)等の多孔板を前記ガイド板14として用いた場合を示している。
【0016】
パンチング板の孔形状は丸孔(図6(イ))、矩形孔(図6(ロ)(ハ)(ニ))、三角孔(図6(ホ))、星形孔(図6(ヘ))等パンチング孔の形状を任意である。
【0017】
また、カットベンド板は、帯材の長手方向と直交する方向の平行スリットを適宜間隔をおいて全長に亘って多数切入し、その平行スリット間を斜め状に起設する折曲片14a間を通気孔14bにしている(図7(イ)(ロ))。
【0018】
このパンチング板やカットベンド板は、前記第1、第2の実施の形態と同様にに配設する。
尚、前記パンチング板やカットベンド板を複数枚積層して単体とし、この単体を第1、第2の実施の形態と同様に単体のまま、或いは複数枚胴部11の胴芯上に複数配設しても良いものである。
【0019】
この実施の形態の特徴は、ガイド板14の表裏両面に沿う風の流れと、通気孔14bの孔縁に衝突したり、折曲片14aに接触しながら通過する風の流れとが作られ、油脂分の捕獲がより効率化することである。
【0020】
尚、全実施の形態において、ガイド板14の全域に亘って凹凸部を形成して、油煙との接触面積を更に拡張すること自由である。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上のようにファンケーシングに、風の入口と出口とを有するエアーガイドを設けているため、風の接触面積をケーシング内面のみならずエアーガイドの表裏両面まで拡大し、油脂分の捕獲効率が向上する構造簡単なファンケーシングを新規に提供することができる。
また、ガイド板を胴部の所望部分に間隔をもって胴部の内面に沿うように配設している場合や、複数枚のガイド板を所望の間隔をおいて胴部と同芯上に配設している場合には、共に風の抵抗になることが少なく、ファンケーシングとして好適であるし、複数枚使用の場合には接触面積が大幅に拡張し油脂分の捕獲効率を更に高効率にすることができる。
その上、ガイド板の入口縁を傾斜状やギザギザ状等の風衝突のタイミングをずらす形状にしているため、表面に接触したり、内部を通過する時にその風が入口縁全長に対して時間的なズレをもって衝突するようになり、同時に衝突することによる騒音を防止することができる。
しかも、ガイド板としてパンチング板やカットベンド板等の多孔板を使用すると、表裏両面に接触しながらの沿うような風の流れと、ガイド板に形成されている通気孔の孔縁に衝突しながら通過する風流れとが生成されるから、油脂分の除去効果がより高効率なものになるし、そのガイド体が積層体の状態で使用されている場合や前記のようにその積層体が所望の間隔をおいて胴部と同芯上をもって配設されている場合にはその捕獲効率をより一層促進できる。
その上、エアーガイドには非常に早い風速で常時油煙が衝突するので捕獲された油脂分はその場に停滞することなく吹き飛ばされてケーシング内面に付着するようになり、ガイド板の通気部は長期に亘って目詰まりする心配もない。
従って、油脂分の捕獲効率が向上し、目詰まりもないファンケーシングを、胴部や左右側板に加工を施すことなく簡単構造でもって低廉下で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す側面断面図。
【図2】図1の(A)−(A)線断面図。
【図3】ガイド板の縁を現す側面断面図で概略的に示す。
【図4】同ガイド板の縁を現す側面断面図で概略的に示し、(イ)は、傾斜縁の場合、(ロ)はギザギザ縁の場合、
【図5】他の実施の形態の使用状態を示す前記(A)−(A)線断面図。
【図6】パンチング板の部分正面図であり、(イ)は丸孔、(ロ)(ハ)(ニ)は矩形孔、(ホ)は星形孔、(ヘ)は三角孔を示す。
【図7】カットベンド板を示し、(イ)は、部分拡大正面図、(ロ)はその(B)−(B)線断面図。
【符号の説明】
1:ファンケーシング 4a:入口
4b:出口 11:胴部
21、31:左右側板 4:エアーガイド
14:ガイド板

Claims (4)

  1. ファンケーシングに、内部で発生する風の入口と出口とを有するエアーガイドを設け
    前記エアーガイドが、胴部と同芯をもって胴部の内周面との間に所望の間隔を確保するガイド板を配設して構成されていることを特徴とする多翼ファン用のファンケーシング。
  2. 前記エアーガイドが、複数枚のガイド板を所望の間隔をおいて胴部と同芯上をもって配設して構成されていることを特徴とする請求項1記載の多翼ファン用のファンケーシング。
  3. 前記ガイド板の入口縁が、風衝突のタイミングをずらす形状に形成されており、前記風衝突のタイミングをずらす形状として、前記入口縁を傾斜状又はギザギザ状にしたことを特徴とする請求項1または2記載の多翼ファン用のファンケーシング。
  4. 前記ガイド板が、パンチング板、カットベンド板等の多孔板であり、単体または積層体の状態で使用されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の多翼ファン用のファンケーシング。
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