JPS62262723A - 換気装置用フイルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は調理時に発生する油煙などを室外に排出する換
気扇、レンジフードなどの換気装置に用いられるフィル
ターに関する。

従来の技術 一般に台所において調理時に発生する油煙などを排出し
、室内空気の汚れを防止する換気扇、レンジフードなど
の換気装置は、油煙が付着することから汚れが激しく、
清掃をひんばんに行う必要がある。この清掃の手間を省
くために、換気装置の前面にフィルターを取υ付け、油
煙を捕集することによって換気装置本体部の汚れを防止
し、フィルターのみ清掃する方法がとられている。従来
、フィルターとしては、慣性衝突を利用して油煙を捕集
する構造の場合、第５図および第６図に示すように、多
数の切起し部１ｏ１を設け、気流の通気孔を形成した厚
さＯ，Ｓミリのアルミの板（スロットメツシュ）１０２
を二枚重ね、気流Ｘを曲折させて流し、油煙を捕集して
いた（たとえば　富士工業（株）　スロットフィルター
）。

そして、この種のフィルターは、気流の流れの方向が二
回かわり、切起し部１０１に確実に衝突するので（第６
図における破線矢印）、油煙の捕集効率は高いものであ
った。

発明が解決しようとする問題点 前記、従来の構成ではフィルターとして腐食性を考慮し
て比較的厚いアルミの板１０２が用いられているが、二
枚であるため高価であり、また、清掃時においても、二
枚のフィルターの内側空間に付着した油煙を完全に取り
除くには分解しなければならないという不便さがあった
。

本発明は、これら従来の問題点に留意し、油煙の捕集効
率が高く、安価であ・つ清掃性にすぐれた換気装置用フ
ィルターを提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は波形に形成され
た一枚の板材よりなり、前記波形の頂部および谷部間の
平面部に、その中間部から前記頂部側および谷部側の両
面側に、あるいは谷部側に切り起こした多数の切起し部
を設け、この切起し部によって形成された前面側の開孔
の幅が、この開孔に対向する前記谷部側の切起し部の切
り起こし先端間の寸法よシ小さい換気装置用フィルター
の構成をしたものである。

作　　用 この構成により、調理時に発生した油煙を含む空気は切
起し部によって形成された開孔を通気孔として通過する
が、前面側から入った油煙を含む空気は直進することが
できず曲折して後面側に抜け、この過程において油煙は
十分に捕集される。

そしてフィルターの清掃は、一枚の板で構成されている
ために容易に行うことができることとなる。

実施例 以下、本発明ｒＱ−実施例を第１図〜第４図にもとづき
説明する・図において、フィルター１は厚さ０．８Ｍの
アルミ板を全面にわたって波形て形成し、この波形の頂
部３から谷部４に至る平面部６のほぼ半分の谷部４側に
切り込みを入れ、ＧおよびＧ′方向に押すことにより谷
部４に平面状の切起し部６と長方形の開孔２ａを多数設
けている。

そして開孔２ｂは切起し部６の隣り合う隙間である。し
たがって切起し部６の幅より切り起こしによって生じた
長方形の開孔２ａの幅は小さい。関係する各部寸法は頂
部３と谷部４の差が３．５期で、頂部３のピッチは７萌
としており、開孔２ａ、２ｂの長さは２０ｆｌで波形の
稜線方向に２６藺の間隔を置いて多数設けている。

つぎにフィルター１を装着する換気装置は、両面が開口
した枠体７の中に支持部材１３によりモータ８と、この
モータ８に直結した軸流型の羽根９を固定し、モータ８
側の開口には羽根９０回転時に開放するンヤノター１２
を設けている。そして羽根９側の開口にはフィルター枠
１０を設け、開口をふさぐようにフィルター１を保持し
ている。

なお１３はフィルター枠１０の下方に設けた油受は皿で
ある。

上記の構成において、モータ８によって羽根９を回転さ
せ、調理などに伴って発生する汚染物質を含む空気をフ
ィルター１を通過させ、室外に排出させる。フィルター
１においては、第２図に示す気流Ｙが直進せずに曲折さ
れるので、前面の頂部３と切起し部６に衝突して気流中
に含まれる大きな油の粒子は確実に捕集され乙こととな
る。一方、小さな油の粒子は捕集されずに気流Ｙにのっ
て枠体７の内部に入ってくるが、羽根９およびシャッタ
ー１２などとの衝突も小なく大部分は室外に排出され、
枠体７の内部の汚れは非常に少なくなり、清掃の手間が
省ける。

ｔた、フィルターは一枚の板で構成されているので材料
費が安く、さらに清掃の際、二枚の場合のような分解の
作業もなく、清掃する面積も狭くなるので清掃性が向上
する。そして、波板構造であるので、板厚が薄くても強
度を得ることができ、まだ加工工数を低減することがで
きるという効果も有している。

なお、本実施例では、換気装置として換気扇の場合を示
したが、レンジフードであっても、その効果は同様に得
られるものである。

つぎに本発明の他の実施例を第４図にもとづき説明する
。図は第１図のＡ　−Ａ／　断面に相当する部分を示し
、頂部３と谷部４をつなぐ平面部６のほぼ中間に稜、腺
に平行に一定の長さに一定の間をおいて切込みを入れ、
頂部３側および谷部４側の両方の切込み端部を矢印Ｈお
よびＨ′方向に押して、それぞれの方向に切起し部１４
．１６を設けることにより多数の開孔を構成する。この
場合の油煙の捕集効率は気１＆Ｚの曲折の程度が大きく
なるので一層向上する。なお、このフィルターを換気装
置に組み込んだときの作用は第一の実施例の場合と同様
であり、その説明は省略する。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明では、
調理などに伴って発生する油煙などを室外に排出する換
気装置に組与込むフィルターを、一枚の板材に多数の通
気口を平面上でなく二段に互い違いに設けたものである
から、油煙を含む空気を曲折させて通過させるので、油
煙の捕集効率が高く、また板材が一枚であるため安価で
、かつ清掃性にすぐれているという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による換気装置用フィルター
の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は
同換気装置用ノイルターの換気装置組込状態断面図、第
４図は本発明の他の実施例による換気装置用フィルター
の要部断面図、第６図は従来の換気装置用フィルターの
部分図、第６図は第５図のＢ−Ｂ／断面図である。 １・・・・フィルター、２ａ　、　２ｂ・・・・・開孔
、３・・・・・・頂部、４・・・・・・谷部、５・・・
・・・平面部、６・・・・・切起し部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｆ°
−゛フイ九ター ？、−゛−閉托 Ｓ・−芋色仔 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 波形に形成された一枚の板材よりなり、前記波形の頂部
   および谷部間の平面部に、その中間部から前記頂部側お
   よび谷部側の両側に、あるいは谷部側に切り起こした多
   数の切起し部を設け、この切起し部によって形成された
   前面側の開孔の幅が、この開孔に対向する前記谷部側の
   切起し部の切り起こし先端間の寸法より小なる換気装置
   用フィルター。