JP4171287B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を下位で受け、この商品を外扉の中間ほどに位置する商品取出部に向かって搬送する、いわゆる商品中取出を可能とする自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品中取出を可能とする自動販売機の商品搬出装置として、例えば特開2001−118136号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
この商品搬出装置は、自動販売機の外扉と内扉(商品収納ラックの前面扉)との間に設置されており、内扉に形成された商品の搬出口を通過した商品を外扉に形成された商品取出部に搬送する構造となっている。この搬送手段として、自動販売機内で左右に延在された水平搬送装置と、この水平搬送装置を上下方向に昇降させる昇降装置とを有しており、次のような動作で商品収納ラック内の商品を商品取出部に搬送する。
【0004】
即ち、購入者により商品選択ボタンが押されたときは、商品収納ラックの商品が内扉の搬出口を通じて下位にある水平搬送装置に搬送される。次いで、水平搬送装置を駆動して商品を左右一方の端に向かって搬送する。この搬送中の振動により商品の姿勢が調整され、水平搬送装置の一方の端に移動する間に適正な姿勢となる。商品が水平搬送装置の一方の端に至ったときは、昇降装置を駆動し水平搬送装置を商品取出部の高さ位置まで上昇させる。しかる後、水平搬送装置を駆動して商品を商品取出部に向かって搬送する。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−118136号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記商品搬出装置では、水平搬送装置は商品取出部の後方に位置しているため、水平搬送装置の上面に受容された商品を商品取出部に向かって案内する案内部材が必要となる。
【0007】
そこで、この商品搬出装置では、水平搬送装置の商品取出部側に搬送方向に向かって斜めに交叉した(商品が商品取出部に向かって斜めに移動するよう交叉した)払出板を設けている。これにより、商品取出部の近くにまで搬送された商品が払出板に当たって斜めに移動し、商品取出部に搬出される。
【0008】
ところで、払出板を用いる商品案内構造では、水平搬送装置の幅方向に対して商品幅の占める割合が大きい商品(缶商品では大径商品)が搬送されているときは、商品幅が大きい分、払出板に当たって間もなく水平搬送装置の上面の軌道から外れて商品取出部に搬送される。一方、水平搬送装置の幅方向に対して商品幅の占める割合が小さい商品(缶商品では小径商品)が搬送されているときは、商品幅が小さい分、払出板に当たった後しばらくして水平搬送装置の上面の軌道から外れて商品取出部に搬送される。
【0009】
このように、前記商品案内構造では、大径商品では搬出までの移動距離が短く、小径商品では搬出までの移動距離が長くなるめ、この両商品を受け入れる商品取出部の搬入口を必要以上に大きく形成する必要があった。これに対して、商品取出部の搬出口(購入者の取出口)は大径商品に対応するよう形成されているため、前後で幅の異なる商品取出部を形成しなければならず、商品取出部の構造が複雑化するという問題点を有していた。
【0010】
また、近年、自動販売機では缶商品のみならず、ペットボトル商品を始めとする各種異形状の商品を販売しなければならない。しかしながら、前記商品案内構造では、払出板の直前まで適正姿勢で搬送されていた商品でも払出板に当たって搬送商品の姿勢が崩れるおそれがある。これにより、商品取出部の搬入口周縁と水平搬送装置との間に挟まり、搬出不良を起こすおそれがあった。
【0011】
本発明の目的は前記従来の問題点に鑑み、商品が搬送姿勢を崩すことなく商品取出部に搬送され、また、商品取出部の構造が複雑化することがない自動販売機の商品搬出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、請求項1の発明は、自動販売機本体の下位にあり搬出される商品が通過する搬出口と、搬出口よりも上方にあり商品が払い出される商品取出部と、搬出口から搬出された商品を上面で受け商品を左右方向に搬送可能な水平搬送手段と、水平搬送手段が支持され下位の搬出口と上位の商品取出部との間で水平搬送手段を昇降可能とする昇降手段とを備え、水平搬送手段で受けた商品を昇降手段で商品取出部の高さ位置まで上昇させ、更に水平搬送手段で商品を商品取出部に向かって搬送する自動販売機の商品搬出装置において、昇降手段は水平搬送手段の案内部材を内在して搬出口と商品取出部との間で水平搬送手段を案内する案内レール部を有し、案内レール部は、案内部材を介して水平搬送手段を搬出口と商品取出部近傍との間で上下方向に案内する昇降案内レール部と、昇降案内レール部の上端に連通するとともに水平搬送手段の上面が商品取出部に向かって傾斜するよう案内部材を商品取出部に向かって斜めに案内する傾斜案内レール部とを有する構造となっている。
【0013】
請求項1の発明によれば、昇降手段を駆動するとき商品を受容した水平搬送手段は昇降案内レール部に案内されながら商品取出部の高さ位置に上昇する。次いで、水平搬送手段を駆動して商品を商品取出部の位置に搬送する。しかる後、昇降手段を駆動して水平搬送手段を上方に移動させるとき、水平搬送手段が傾斜案内レール部に沿って移動し、水平搬送手段の上面が商品取出部に向かって傾斜する。これにより、水平搬送手段の上面に載っていた商品が商品取出部に向かって滑走し、商品取出部に搬入される。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置において、商品取出部に上昇した水平搬送手段の上方には、立ち状態で搬送される商品に当たって商品を傾倒させる傾倒部材を設けた構造となっている。
【0015】
請求項2の発明によれば、商品取出部の高さ位置に上昇した水平搬送手段により商品が商品取出口に向かって搬送される際、商品が立ち上がった状態(商品姿勢の不良状態)となっているときでも、商品の搬送中に商品の上部が傾倒部材に当たって倒れる。これにより、商品が水平搬送手段の上面に横倒しとなって適正な姿勢となるため、商品の搬出不良を起こすことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1乃至図18は本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の外観斜視図、図2は商品搬出装置の設置状態を示す斜視図、図3は商品搬出装置の要部斜視図、図4は水平搬送装置と昇降装置との連結構造を示す組立斜視図、図5は水平搬送装置の商品検知部を示す正面図、図6は商品の搬出制御回路を示すブロック図、図7は商品の搬出制御のフローチャート、図8は第1搬送口から通過した商品の第1搬送工程を示す斜視図、図9は第1搬送口から通過した商品の第2搬送工程を示す斜視図、図10は第1搬送口から通過した商品の第3搬送工程を示す斜視図、図11は第1搬送口から通過した商品の第4搬送工程を示す斜視図、図12は第1搬送口から通過した商品の第4搬送工程時の正面図、図13は第1搬送口から通過した商品の第4搬送工程時の側面断面図、図14は第1搬送口から通過した商品の第5搬送工程時の正面図、図15は第1搬送口から通過した商品の第5搬送工程時の側面断面図、図16は第4搬送口から通過した商品の第1搬送工程を示す斜視図、図17は第4搬送口から通過した商品の第2搬送工程を示す斜視図、図18は立ち上がり商品の傾倒状態を示す側面図である。
【0017】
まず、本発明に係る商品搬送装置が設置された自動販売機の外観構造に関して、図1を参照して説明する。自動販売機本体1の前面開口を開閉する外扉2には、その前面に商品取出部3、コイン投入口4、返却レバー5、手すり6、商品選択ボタン7等を備えている。ここで、商品取出部3は外扉2の上下方向略中央に設置しており、身体障害者、高齢者等でも腰をかがめることなく商品を取り出すことができ、また、手すり6も商品購入時にこれらの購入者の補助部材として機能している。また、商品取出部3は図13及び図15に示すように取出ボックス31を有し、取出ボックス31の前面には商品A1の取出口31aが形成され、後面には商品A1の搬入口31bが形成されている。取出口31aを開閉する取出扉31cを開放することにより商品A1が取り出され、また、搬入口31bを開閉する搬入扉31dを開放することにより商品A1が搬入される。
【0018】
このような自動販売機1において、商品搬出装置10は図2に示すように設置されている。即ち、商品搬出装置10は外扉2と商品収納ラック(図示しない)の前面を開閉する内扉8(図2の2点鎖線で示した)との間に設置されている。ここで、内扉8の下部には商品収納ラック内の商品A1を通過させる第1〜第4搬出口8a,8b,8c,8dが形成され、第1搬出口8a及び第2搬出口8bは図2に向かって右側に設置され、第3搬出口8c及び第4搬出口8dは左側に設置されている。なお、前記商品取出部3との位置関係では第1搬出部8aが真下となっている。商品搬出装置10は、図2及び図3に示すように、装置本体を覆う外枠110と、外枠110の左右方向に延在された水平搬送装置120と、水平搬送装置120を上下方向に昇降する昇降装置130と、立ち上がった商品A1を傾倒する傾倒部材140とを備えている。この外枠110は、図2に示すように、四角形状の枠体にて形成されており、この枠体を介して外扉2の裏面に設置されている。
【0019】
水平搬送装置120は図3に示すように、左右方向に延在されたコンベア装置121を有している。コンベア装置121は上面開口のコンベアケーシング121a内にコンベアベルト121bを配置し、これを図6に示す可逆転駆動モータ(第1モータという)121cで左右方向に方向に走行させるようになっている。また、コンベアベルト121bの表面には商品かき出し棒121dが設置されており、コンベアベルト121bの上面に載置された商品A1を走行方向にかき出しできるようになっている。また、コンベアケーシング121aの左右の側板121eは上方に向かって延在されており、側板121eの上部には商品検知部122が設置されている。
【0020】
この商品検知部122は上端を軸として回動自在に吊り下げられた検知板と、検知板の内側に配置された検知スイッチを有している。ここで、図3に向かって左側の検知板及び検知スイッチを第1検知板122a及び第1スイッチ122bとし、右側の検知板及び検知スイッチを第2検知板122c及び第2スイッチ122dとして、図5及び図12を参照して説明する。即ち、各検知板122a,122cはその上端が軸121jで軸支されるとともに、軸121jにはバネ121kが巻回されており、各検知板122a,122cは常時は互いに対向する他方の各検知板122c,122aに向かって付勢されている。一方、商品A1が各検知板122a,122cに向かって移動して各検知板122a,122cを押圧するときは、各スイッチ122b,122dがオンするようになっている。これにより、コンベアケーシング121a上の商品A1が第1検知板122a側に搬送されたか、或いは、第2検知板122c側に搬送されたかが検知される。
【0021】
また、コンベアケーシング121aの各側板121eの外面にはローラブラケット123がねじ止めされており、このローラブラケット123の上下位置に案内ローラ124a,124bが軸支されている。
【0022】
図4を参照して、各案内ローラ124a,124bのうち、下方に位置する案内ローラ124bの連結状態を説明する。まず、側板121e及びローラブラケット123には貫通孔125a,125bが形成されている。各貫通孔125a,125b及び案内ローラ124bの軸孔125cには回転軸126が回動自在に貫通している。また、回転軸126はそれぞれ3個のEリング127によって側板121e、ローラブラケット123及び案内ローラ124bから外れないよう固定されている。更に、回転軸126の先端が昇降装置130の連結ブロック133に連結されている。
【0023】
昇降装置130は外枠110の上下に設置された、上部タイミングプーリ131aと下部タイミングプーリ131bとを有し、各タイミングプーリ131a,131bにタイミングベルト132が架け渡されている。また、タイミングベルト132は連結ブロック133を介して案内ローラ124bの回転軸126に連結されている。更に、上部タイミングプーリ131aの駆動軸134には可逆転駆動モータ(第2モータという)135が連結されており、第2モータ135の可逆転駆動により駆動軸134が回転し、タイミングベルト132が上下方向に走行するようになっている。更にまた、タイミングベルト132にはバランサー136が取り付けられている。これらの部材が外枠110の左右に配置されており、これにより、水平搬送装置120の両側が昇降装置130に連結され、水平搬送装置120が上下に案内されるようになっている。
【0024】
このように構成された昇降装置130は本実施形態の特徴的構成である、昇降案内レール部137と傾斜案内レール部138とを有している。各レール部137,138はそれぞれ外枠110の左右に上下に延在されたもので、水平搬送装置120の案内ローラ124a,124bが転動自在な状態で内在されている。昇降案内レール部137は図2に示すように外枠110の左右の立枠111に下端から上部に向かって設置されている。また、傾斜案内レール部138は昇降案内レール部137の上端から連続するように形成され、その先端が外扉2に向くよう湾曲した状態となっている。
【0025】
傾倒部材140は図2及び図18に示すように外枠110の上枠112に設置されており、上枠112に取り付けられた取付板141に邪魔板142を回動自在に垂下するとともに、この邪魔板142に対してバネ143により立ち商品A1の前方(商品取出部3側)への搬送を抑制するようになっている。
【0026】
なお、図3に示す150は上死点検知スイッチ、151は下死点検知スイッチであり、外枠110に設置されている。この各検知スイッチ150,151により水平搬送装置120の異常搬送を防止するようになっている。
【0027】
次に、本実施形態に係る商品搬出装置10の商品搬出制御回路を図6のブロック図に基づき説明する。商品搬出装置10はマイクロコンピュータ(以下、マイコン)160により制御されるもので、商品選択ボタン7、第1スイッチ122b及び第2スイッチ122dからの信号に基づき駆動回路161を通じて第1モータ121c及び第2モータ135を駆動するようになっている。
【0028】
この各モータ121c,135の駆動制御を図7のフローチャート及び図8〜図18の各工程図を参照して説明する。先ず、商品選択ボタン7により商品A1が選択されたか否かを監視する(S1)。ここで、商品A1が選択されたと判定したときは、選択された商品A1が第1搬出口8a或いは第2搬出口8b(図2に向かって右側の搬出口)から搬出される商品であるか否かを監視する(S2)。なお、各搬出口8a〜8dの何れを通過するかの判定は、各商品収納ラックと各搬出口8a〜8dが各々対応しているため、商品選択ボタン7の選択信号に基づきこれを判定することができる。
【0029】
ここで、第1搬出口8a或いは第2搬出口8bから商品A1が搬出されたと判定されたときは(この実施形態では第1搬出口8a)、図8に示すように、水平搬送装置120のコンベアベルト121bの上面右側に商品A1が搬出される(第1搬送工程)。このような場合は、図9に示すように、第1モータ121cが正転する(S3)。これにより、コンベアベルト121bが商品A1を左側の検知板122aに向けて搬送する。この商品A1の搬送力は第1検知板122aに当たった際、第1検知板122aの回転力として付与される。この第1検知板122aの回転で第1スイッチ122bがオンするか否かを監視し(S4)、第1スイッチ122bがオンしたときは第1モータ121cを停止する(S5)(第2搬送工程)。しかる後、第2モータ135が回転数N1に亘って駆動される(S6)。この第2モータ135の駆動により、水平搬送装置120が昇降案内レール部137で案内されながら上昇する(図10に示す状態)(第3搬送工程)。ここで、回転数N1は水平搬送装置120が商品取出部3の近傍の所定高さ位置に移動するよう予め設定されている回転数である。その高さ位置を具体的に説明すれば、図13に示すように、上位の案内ローラ124aが昇降案内レール部137の上端に達した位置となっている。なお、第2モータ135をパルスモータで構成するときは、この回転数N1をパルス出力により制御する。
【0030】
このように、水平搬送装置120が所定高さ位置となったときは、第1モータ121cを逆転する(S7)。これにより、図11に示すように、商品A1が第2検知板122cに向かって搬送される。この商品A1の搬送力は第2検知板122cに当たった際、図12に示すように、第2検知板122cの回転力として付与される。ここで、第2検知板122cの回転で第2スイッチ122dがオンするか否かを監視し(S8)、第2スイッチ122dがオンしたときは第1モータ121cを停止する(S9)(第4搬送工程)。この第1モータ121cが停止の後、図14及び図15に示すように、第2モータ135が回転数N2に亘って駆動される(S10)。ここで、回転数N2は、図15に示すように、水平搬送装置120が上部の案内ローラ124aが傾斜案内レール部138の先端に移動し、かつ、下部の案内ローラ124bが昇降案内レール部137の上端に移動するよう予め設定されている回転数である。これにより、図14及び図15に示すように、水平搬送装置120が商品取出部3に向かって傾斜し、コンベアベルト121b上の商品A1が商品取出部3に向かって転動(滑走)する。この商品A1の滑走力で商品取出部3の搬入口31bを閉鎖している搬入扉31dが開放し、取出ボックス31内に商品A1が搬出される(第5搬送工程)。その後は、購入者が取出扉31cを開き商品A1を取り出せばよい。
【0031】
一方、ステップS1で、図2及び図16に示すように、第3搬出口8c又は第4搬出口8dから商品A1が搬出されたときは(この実施形態では第4搬出口8d)、図16に示すように、水平搬送装置120のコンベアベルト121bの上面左側に商品A1が搬出される(第1搬送工程)。このような場合は、第1モータ121cが逆転する(S11)。これにより、図17に示すように、コンベアベルト121bは商品A1を右側の第2検知板122cに向けて搬送する。この商品A1の搬送力は第2検知板122cに当たった際、第2検知板122cの回転力として付与される。この第2検知板122cの回転で第2スイッチ122dがオンするか否かを監視し(S12)、第2スイッチ122dがオンしたときは、ステップS3に戻って第1モータ121cを正転し、商品A1を第1検知板122aに向けて搬送する(第2搬送工程)。このように、第3搬出口8c又は第4搬出口8dから商品A1が搬出されたとき、一旦商品A1を逆方向に移動して商品A1の搬送距離を長くしており、これにより、商品A1の取り込みを確実に行うとともに、商品A1の搬送姿勢を適正な姿勢(コンベアベルト121bの上面長手方向に沿って倒れた姿勢)が確保される。その後の動作は第1搬出口8a又は第2搬出口8bから商品A1が搬出されたときと同様である。
【0032】
以上のような商品A1の搬出動作において、水平搬送装置120上の商品A1が立ち上がった状態となっているときがある。このような場合は、水平搬送装置120が商品取出部3に向かって商品A1を搬送する際、図18に示すように、傾倒装置140の邪魔板142に当たる。ここで、邪魔板142にかかっているバネ143の付勢力が商品Aの移動方向(白抜き矢印方向)とは逆方向になっているため、1点鎖線で示すように商品A1が傾き、更に商品A1が移動することにより2点鎖線で示すように商品A1が倒れ、適正な姿勢となって商品取出部3に搬送されることとなる。
【0033】
本実施形態によれば、商品A1を商品取出部3に搬出する際、商品A1を商品取出部3と対向する位置まで搬送し、しかる後に商品A1を商品取出部3に搬出するため、商品取出部3の搬入口31bは大径商品A1に対応するよう形成すれば良く、従来の如く、必要以上に大きな搬入口31bを形成する必要がない。
【0034】
また、商品取出部3に商品A1を搬出する際、水平搬送装置120を傾斜させて商品A1を搬出するようになっているため、各種異形状の商品であっても確実に商品取出部3に搬出することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、商品を商品取出部3に搬出する際、商品を商品取出部と対向する位置まで搬送し、しかる後に商品を商品取出部に搬出できるため、商品取出部の搬入部分は大径商品に対応するよう形成すれば良く、従来の如く、必要以上に大きな搬入部分を形成する必要がないし、また、商品を商品取出部に搬送する際に、商品姿勢が崩れることもない。更に、商品取出部に商品を搬出する際、水平搬送手段を傾斜させて商品を搬出するようになっているため、各種異形状の商品であっても確実に商品取出部に搬出することができる。
【0036】
請求項2の発明によれば、商品取出部の高さ位置に上昇した水平搬送手段により商品が商品取出口に向かって搬送される際、商品が立ち上がった状態(商品姿勢の不良状態)となっているときでも、商品の搬送中に商品の上部が傾倒部材に当たって商品が横倒しとなって適正な商品姿勢となるため、商品の搬出不良を起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の外観斜視図
【図2】商品搬出装置の設置状態を示す斜視図
【図3】商品搬出装置の要部斜視図
【図4】水平搬送装置と昇降装置との連結構造を示す組立斜視図
【図5】水平搬送装置の商品検知部を示す正面図
【図6】商品の搬出制御回路を示すブロック図
【図7】商品の搬出制御のフローチャート
【図8】第1搬送口を通過した商品の第1搬送工程を示す斜視図
【図9】第1搬送口を通過した商品の第2搬送工程を示す斜視図
【図10】第1搬送口を通過した商品の第3搬送工程を示す斜視図
【図11】第1搬送口を通過した商品の第4搬送工程を示す斜視図
【図12】第1搬送口を通過した商品の第4搬送工程時の正面図
【図13】第1搬送口を通過した商品の第4搬送工程時の側面断面図
【図14】第1搬送口から通過した商品の第5搬送工程時の正面図
【図15】第1搬送口から通過した商品の第5搬送工程時の側面断面図
【図16】第4搬送口から通過した商品の第1搬送工程を示す斜視図
【図17】第4搬送口から通過した商品の第2搬送工程を示す斜視図
【図18】立ち上がり商品の傾倒状態を示す側面図
【符号の説明】
1…自動販売機本体、3…商品取出部、8a〜8d…搬出口、120…水平搬送装置、130…昇降手段、137…昇降案内レール部、138…傾斜案内レール部、140…傾倒装置、A1…商品。

Claims (2)

  1. 自動販売機本体の下位にあり搬出される商品が通過する搬出口と、該搬出口よりも上方にあり商品が払い出される商品取出部と、該搬出口から搬出された商品を上面で受け該商品を左右方向に搬送可能な水平搬送手段と、該水平搬送手段が支持され下位の該搬出口と上位の商品取出部との間で該水平搬送手段を昇降可能とする昇降手段とを備え、該水平搬送手段で受けた商品を該昇降手段で該商品取出部の高さ位置まで上昇させ、更に該水平搬送手段で商品を該商品取出部に向かって搬送する自動販売機の商品搬出装置において、
    前記昇降手段は前記水平搬送手段の案内部材を内在して前記搬出口と前記商品取出部との間で前記水平搬送手段を案内する案内レール部を有し
    前記案内レール部は、
    前記案内部材を介して前記水平搬送手段を前記搬出口と前記商品取出部近傍との間で上下方向に案内する昇降案内レール部と、
    前記昇降案内レール部の上端に連通するとともに前記水平搬送手段の上面が前記商品取出部に向かって傾斜するよう前記案内部材を前記商品取出部に向かって斜めに案内する傾斜案内レール部とを有する
    ことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 前記商品取出部に上昇した前記水平搬送手段の上方には、立ち状態で搬送される商品に当たって商品を傾倒させる傾倒部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置。
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