JP2523223Y2 - 自動販売機の商品揚上機構 - Google Patents

自動販売機の商品揚上機構

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JP2523223Y2
JP2523223Y2 JP6219491U JP6219491U JP2523223Y2 JP 2523223 Y2 JP2523223 Y2 JP 2523223Y2 JP 6219491 U JP6219491 U JP 6219491U JP 6219491 U JP6219491 U JP 6219491U JP 2523223 Y2 JP2523223 Y2 JP 2523223Y2
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product
belt
shaft
vending machine
chains
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JP6219491U
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章夫 横田
実 鈴木
久史 桑子
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動販売機の商品揚上
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上部に設けられた商品取り出し口
から販売された商品を取り出す方式の自動販売機におい
ては、商品を自動販売機下部から商品取り出し口に揚上
するための商品揚上機構が設けられている。
【0003】この自動販売機の商品揚上機構は、例えば
商品貯蔵室から払い出された商品を自動販売機下部に設
けられたベルトコンベアのベルトに載置し、ベルト移動
用のモータを回転させてこのベルトを移動させ、商品を
エレベータの位置まで横移動させる。
【0004】次に、この位置で商品をベルトからエレベ
ータに受渡し、エレベータ駆動用のモータを回転させ、
このエレベータを商品取り出し口まで上昇させて商品取
り出し口から販売された商品を取り出すようにしてい
た。
【0005】このように、従来の商品揚上機構は商品を
横移動させるベルトコンベア等の横搬送機構と、商品を
商品取り出し口まで搬送するエレベータ等の上下搬送機
構とを組み合わせて、商品を自動販売機下部から商品取
り出し口まで揚上していた。そして、このような自動販
売機の商品揚上機構としては、例えば特開平1−246
696公報に示されるものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の商品揚上機構は、2つの搬送機構を有しているため
機構が複雑となり、機構が大型化すると共にコストが高
くつき、また商品の横移動を行なった後、商品を揚上す
るため商品揚上に時間がかかるという問題点がある。
【0007】本考案は、小型で、かつ短時間で商品を揚
上することのできる自動販売機の商品揚上機構を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、自動販売機上
部に設けられた商品取り出し口の下端部とほぼ同じ高さ
に設けられた第1シャフトと、この第1シャフトの下方
にこの第1シャフトと平行で、商品を商品収納室より払
い出す払出口より下方に設けられた第2シャフトと、前
記第1,第2シャフトの各両端部に固定されたスプロケ
ットと、これら各シャフトの同じ端部のスプロケット間
にそれぞれ巻架された2本のチェーンと、前記第1,第
2シャフトの一方に連結し前記2本のチェーンを同速度
で駆動するモータと、前記2本のチェーンに架設し前記
商品取り出し口側に所定の角度の傾斜を形成するように
固定された平ベルトと、この平ベルトに載置され前記平
ベルトの傾斜により滑り下りてくる商品を停止させ保持
する保持材と、前記2本のチェーン間でかつ前記2本の
シャフト間に沿って巻装され前記平ベルトの移動を案内
すると共に商品の落下を防ぐための案内板兼カバーと、
前記第1シャフトにおいて前記平ベルトが反転するとき
の遠心力及び反転力により商品を商品取り出し口に投出
する案内材を備えたものである。
【0009】
【作用】この構成により、2本のチェーンに傾斜をつけ
て固定された平ベルトを2本のチェーン間でかつ2本の
シャフト間に沿って巻装された案内板兼カバーに沿って
上昇させることができる。そして、この案内板兼カバー
に沿って上昇した平ベルトがシャフトにおいて反転する
ときの遠心力及び反転力により、平ベルトに載置された
商品を商品取り出し口に投出することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1は、本考案の一実施例に係る商品揚上
機構を備えた自動販売機の概観図である。同図におい
て、1は自動販売機、2は自動販売機の断熱扉、3は断
熱扉2の裏面に設けられた商品揚上機構である。図2
は、この商品揚上機構3を断熱扉2の裏面から見た時の
斜視図である。
【0012】そして、図2において、4は商品5を載置
する搬送平ベルト(以下ベルトという)、6a,6bは
このベルトの両端を固定する固定部材である。7a,7
bは左右に設けられた上下方向に移動するチェーンであ
る。
【0013】ここで、このチェーン7a,7bには、販
売されベルト4に載置された商品5が、ベルト4上を滑
らかに滑り下りることができるような傾斜をベルト4が
形成するように固定部材6a,6bが高低差を設けて取
り付けられている。
【0014】なお、この固定部材6a,6bの取付け
は、商品取り出し口8側のチェーン7aに取り付けられ
た固定部材(以下第1固定部材という)6aの方が、他
方のチェーン7bに取り付けられた固定部材(以下第2
固定部材という)6bよりも、低くなるように行なわれ
ている。
【0015】また、このチェーン7a,7bは駆動モー
タ9に連動する第2シャフトであるシャフト10aに固
定されたスプロケット11aと、このシャフト10aに
平行で商品取り出し口8の下端部近傍に設けられ、図示
しない軸受に回転自在に取り付けられている第1シャフ
トであるシャフト10bに固定されたスプロケット11
bとの間に左右それぞれ巻架されている。
【0016】これにより、左右のチェーン7a,7bは
駆動モータ9の回転に連動して上下方向に同一速度で移
動する。なお、この駆動モータ9の回転速度は、第1固
定部材6aが、チェーン7aの移動により上昇して上方
のスプロケット11bの円周上を通過し、反転する際に
ベルト4に発生する遠心力及び反転力が所定の大きさに
なるような回転速度とする。
【0017】12はベルト4を案内すると共に商品5の
落下を防ぐための案内板兼カバーで、左右のチェーン7
a,7b間でかつ2本のシャフト10a,10b間に沿
って巻装されている。13は商品揚上機構3を取り付け
るため断熱扉2内に設けられている箱体である。
【0018】そして、この箱体13は、ベルト4に載置
された後ベルト4の傾斜により滑り下りてくる商品5を
ストップする役目を果たす側板13aと、案内板兼カバ
ー12と共にベルト4を案内し商品5の落下を防ぐ蓋板
13bと、わん曲された案内材である天板13cと、横
板13dを有している。なお、蓋板13bには、後述す
る商品収納室の払出口と同じ位置に図示しない開口部が
設けられており、横板13dには商品取り出し口8が設
けられている。
【0019】次に、このように構成された商品揚上機構
の商品揚上動作について図を用いて説明する。
【0020】図3は本考案の一実施例に係る商品揚上機
構を備えた自動販売機の中央断面図、図4から図8はベ
ルトが移動する様子を自動販売機の正面から見た図であ
る。
【0021】商品5が販売され、図3に示す商品収納室
15から払い出されて商品5がベルト4上に載置される
までは、駆動モータ9は停止した状態であり、ベルト4
は図4に示すように、斜めの状態で自動販売機の下部の
商品収納室15の払出口14前面下方の待機位置に位置
している。
【0022】商品5が販売されると、販売された商品5
は図3に示すように商品収納室15から払い出され、矢
印Aに示すようにスロープ16を滑り下りる。そして、
この商品5は、上端を軸支され、商品が通過する際、商
品5と衝突しその衝突の衝撃により開く図示しない扉を
有する払出口14及び蓋板13bの開口部を経て図5に
示すように、ベルト4上に載置される。このことを、図
示しないセンサにより検知すると、駆動モータ9が回転
を始める。
【0023】この駆動モータ9の回転に連動してシャフ
ト10a及び左右のスプロケット11aが回転し、これ
によりチェーン7a,7bが図3の矢印Bに示すように
上下方向に移動を始め、ベルト4が図6に示すように、
商品5を載置した状態で、案内板兼カバー12に沿って
上昇を始める。これに伴い、ベルト4に載置された商品
5は、ベルト4の傾斜により滑り始め、第1固定部材6
aが、上方のスプロケット11bに達するまでには、商
品5は箱体13の側板13aに達する。
【0024】チェーン7a,7bの回転によりベルト4
が傾いたまま上昇を続けると、第2固定部材6bは、上
方のスプロケット11bの円周上を移動し、反転して下
降を始める。これに伴って、ベルト4が図2に示すよう
に案内板兼カバー12に沿って反転を始め、その後、第
1固定部材6aが図7に示すように商品取り出し口8の
近くまで達する。
【0025】そして、この第1固定部材6aが上方のス
プロケット11bの円周上を移動して、反転し、下降を
始める。この反転の際、第1固定部材6aの回転速度が
所定の速度を超えるように駆動モータ9の回転速度が設
定されているので、ベルト4には所定の大きさの遠心力
が働く。また、この時ベルト4にはベルト4を反転させ
ようとする反転力も働く。
【0026】このベルト4に働く2つの力により、商品
5は図3に示す矢印Cように、天板13cに沿って、商
品取り出し口8に投出される。なお、商品5が何らかの
理由によりベルト4を滑らない場合でも、第2固定部材
6bが反転し、その後引き続いて行なわれるベルト4の
反転に伴って、商品5は次第に第1固定部材6aの方に
移動するようになり、第1固定部材6aが反転する時ま
でには、商品5は箱体13の側板13aに達している。
【0027】このようにして、商品5を商品取り出し口
8まで揚上して、商品5をこの商品取り出し口8に投出
することにより、販売された商品5を商品取り出し口8
から取り出すことができる。一方、商品5が未載置とな
ったベルト4は、そのまま図8に示すように、チェーン
7の回転に伴い下降を続ける。
【0028】やがて、第2固定部材6bが下方のスプロ
ケットで反転し、続いて第1固定部材6aがスプロケッ
トで反転して、再び図4に示すような元の待機位置に到
達する。これを図示しないセンサで探知すると、駆動モ
ータ9は回転を停止する。
【0029】このように、商品5を傾斜しているベルト
4で受け止め、このベルト4を揚上させながらベルト4
の傾斜により商品5を滑らせることにより、商品5を確
実に商品取り出し口8まで揚上させることができる。
【0030】なお、これまでの説明において、ベルトの
傾斜により滑べる商品をストップさせるものとして箱体
の側板を使用したが、第1固定部材にストップ用の部材
を垂設しても良い。また、ベルトの傾斜は、払い出され
る商品の大きさ、重さ等に応じて第1、第2固定部材の
取付位置を変えることにより、変化させることができ
る。
【0031】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、2本のチ
ェーンに傾斜をつけて固定された平ベルトを2本のチェ
ーン間でかつ2本の2シャフト間に沿って巻装された案
内板兼カバーに沿って上昇させることができる。そし
て、この案内板兼カバーに沿って上昇した平ベルトがシ
ャフトにおいて反転するときの遠心力及び反転力によ
り、案内板に沿って平ベルトに載置された商品を商品取
り出し口に投出することができる。このように、販売さ
れた商品の揚上を平ベルトを上昇させる1つの機構のみ
で行うことができるため、商品揚上機構を小型化でき、
かつ短時間で商品を揚上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る商品揚上機構を備えた
自動販売機の概観図。
【図2】上記商品揚上機構の斜視図。
【図3】上記自動販売機の中央断面図
【図4】ベルトの待機位置を表わす図。
【図5】商品払出後、ベルト上に商品が載置された状態
を表わす図。
【図6】ベルトの上昇する様子を表わす図。
【図7】ベルトが案内板兼カバーに沿って反転する様子
を表わす図。
【図8】ベルトが商品を投出した後、下降する様子を表
わす図。
【符号の説明】
1 自動販売機 3 商品揚上機構 4 搬送平ベルト 5 商品 7 チェーン 8 商品取り出し口 9 駆動モータ 10a シャフト 11a スプロケット 12 案内板兼カバー 13c 天板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機上部に設けられた商品取り出
    し口の下端部とほぼ同じ高さに設けられた第1シャフト
    と、この第1シャフトの下方にこの第1シャフトと平行
    で、商品を商品収納室より払い出す払出口より下方に設
    けられた第2シャフトと、前記第1,第2シャフトの各
    両端部に固定されたスプロケットと、これら各シャフト
    の同じ端部のスプロケット間にそれぞれ巻架された2本
    のチェーンと、前記第1,第2シャフトの一方に連結し
    前記2本のチェーンを同速度で駆動するモータと、前記
    2本のチェーンに架設し前記商品取り出し口側に所定の
    角度の傾斜を形成するように固定された平ベルトと、こ
    の平ベルトに載置され前記平ベルトの傾斜により滑り下
    りてくる商品を停止させ保持する保持材と、前記2本の
    チェーン間でかつ前記2本のシャフト間に沿って巻装さ
    れ前記平ベルトの移動を案内すると共に商品の落下を防
    ぐための案内板兼カバーと、前記第1シャフトにおいて
    前記平ベルトが反転するときの遠心力及び反転力により
    商品を商品取り出し口に投出する案内材を備えたことを
    特徴とする自動販売機の商品揚上機構。
JP6219491U 1991-07-12 1991-07-12 自動販売機の商品揚上機構 Expired - Lifetime JP2523223Y2 (ja)

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JPH0536585U JPH0536585U (ja) 1993-05-18
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