JP2753087B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2753087B2
JP2753087B2 JP33720389A JP33720389A JP2753087B2 JP 2753087 B2 JP2753087 B2 JP 2753087B2 JP 33720389 A JP33720389 A JP 33720389A JP 33720389 A JP33720389 A JP 33720389A JP 2753087 B2 JP2753087 B2 JP 2753087B2
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spiral
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shaft
lifting
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一郎 中村
芳昭 山▲崎▼
佳嗣 近藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、缶・瓶等の商品を販売する自動販売機にお
ける中身商品を搬送する為の、自動販売機の商品搬出装
置に関するものである。
従来の技術 近年、缶・瓶等の商品を販売する自動販売機において
販売した中身商品が、取り出し口に出たことを目立たせ
るように、また、取り出し易いようにと様々な工夫がな
されている。
この様な方策として、販売商品を上方へ持ち上げて利
用者が取り出し易くするものが米国特許3252617号明細
書にて提案されている。上記特許の自動販売機の商品搬
出装置は、商品収納室内に商品収納室横幅の寸法をもつ
バッケットと、このバッケットを前方回転自在に取り付
け上下させるエレベータと、上部に設けられた商品案内
板と、この商品案内板の前方に自動販売機の横幅寸法の
取り出し口とを設けた構造で、商品収納棚からバッケッ
ト上に落ちた中身商品は、エレベータにより上昇し、商
品案内板と対向する位置でバッケットが前方回転傾斜し
送出され、販売商品は商品案内板を滑落し、取り出し口
へと搬出される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の様な構成では、商品取り出し口が
自動販売機の横幅全体に及ぶため、搬出された中身商品
がどの位置に出るのか分かりにくく、利用者が販売商品
を捜す煩わしさがあり、また、取り出し口が占めるスペ
ースが大きく、自動販売機全面に取り出し口が目立ち、
広告塔としての効果を損ねるという課題を有していた。
また、販売商品が商品案内板に送出される際バッケット
は前方傾斜するが、重量中身商品ではバッケットが傾斜
不良を起こすという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、取り出し口位置が中身商品
を取り出し易い高さで、かつ、全ての中身商品(重量中
身商品においても)を一箇所の取り出し口から取り出
せ、取り出し口の占めるスペースを小さく取れる自動販
売機の商品搬出装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の自動販売機の商品
搬出装置は、駆動モーターと駆動モーターに連動し、主
軸側歯車とスパイラル形状の主軸を回転させ、スパイラ
ル形状の主軸に軸止した主軸側スプロケットをスパイラ
ル形状の副軸にこの回転を伝える径の異なる副軸側スプ
ロケットにベルトまたはチェーンで連動し、スパイラル
形状の副軸に回転を伝え、商品を受け入れた昇降箱を上
方に持ち上げ取り出し口に導く構成を備えたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成によって、商品収納室より搬出
し、底部案内通路を経て落下した中身商品を昇降箱に収
め、駆動モーターが回転すると、これと連動したスパイ
ラル形状の主軸が回転し、またこれと連動したスパイラ
ル形状の副軸が、主軸側スプロケットと径の異なる副軸
側スプロケットにより、回転数の異なる速さで回転する
ことにより、昇降箱が上昇すると同時に左右に傾斜し、
中身商品を昇降箱の一方に集める。その結果、高位置
で、かつ1か所の取り出し口へ中身商品を導くことが可
能となる。
実 施 例 以下に本発明の一実施例の自動販売機の商品搬出装置
について図面を参照しながら説明する。
第1図,第2図,第3図において1は自動販売機の本
体であり、2はドアーである。3は商品収納室で中身商
品4を収納する。5は搬出機構で中身商品4を搬出させ
るものである。6は底部案内通路であり、7は庫内フラ
ップである。8は取出口で、9は取出口フラップであ
る。10は駆動モーターで本体1の下部に設けられてい
る。11は駆動モーター10の出力軸に嵌入されたモーター
側歯車である。12は前記モーター側歯車11の回転を伝え
る連動歯車で、同時にスパイラル形状の主軸13に回転を
伝える。14は前記スパイラル形状の主軸13に軸止した主
軸側スプロケットで、ベルトまたはチェーン15を介して
副軸側スプロケット16に回転を伝える。前記スパイラル
形状の主軸13および前記スパイラル形状の副軸16は軸の
回転のみ自在になっている。17は前記副軸側スプロケッ
ト16に軸止したスパイラル形状の副軸で、前記スパイラ
ル形状の主軸13と前記スパイラル形状の副軸17の回転は
前記主軸側スプロケット14と前記副軸側スプロケット16
の径の大きさが違い実施例では主軸側が副軸側よりも径
が小さく、その回転数が異なる。18はスパイラル形状の
主軸に噛み合う主軸側歯車で、19はスパイラル形状の副
軸に噛み合う副軸側歯車で、これら前記主軸側歯車18と
前記副軸側歯車19は上下移動することにより昇降箱20を
上下させ、かつ中身商品4が自重で滑る角度まで傾斜さ
せることができる。21は前記昇降箱20に固定した摺動レ
ールで、22は前記摺動レール21に横上方に摺動自在に重
合する摺動部材である。摺動部材22は主軸側歯車18に対
して回転自在に係止されている。
23は前記主軸側歯車18の上限の位置決めのための上限
ストッパーで24はその下限の位置決めのための下限スト
ッパーである。25は前記主軸側歯車18の位置を感知する
ためのセンサーで、26は前記主軸側歯車18の位置を感知
した前記センサー25により前記駆動モーター10の回転を
制御する制御部である。27は前記昇降箱20の案内をする
昇降案内板で、28は前記昇降箱20の端部に有する切欠部
Aで、29は前記昇降案内板27の端部に有する切欠部Bで
ある。4は中身商品であるが、前記切欠部A28と前記切
欠部B29が重なった時に前記中身商品4がドアー2に有
する取出口8に落下する。
以上のように構成された自動販売機の商品搬出装置に
ついて第1図,第2図,第3図を用いてその動作を説明
する。
昇降箱20は待期時は庫内フラップ7と対向する位置で
水平になっており、商品収納室3より搬出機構5によっ
て投出された中身商品4が底部案内通路6を通り庫内フ
ラップ7を押し開け飛び込むのを待ち受ける。昇降箱20
内に中身商品4が入った後に駆動モーター10が作動す
る。駆動モーター10の作動はモーター側歯車11,連動歯
車12,スパイラル形状の主軸13,主軸側スプロケット14,
主軸側歯車18へと伝えられる。また、主軸側スプロケッ
ト14の作動によりベルトまたはチェーン15を介して副軸
側スプロケット16,スパイラル形状の副軸17,副軸側歯車
19へと伝えられる。主軸側歯車18と副軸側歯車19はそれ
ぞれ上昇するが、主軸側スプロケット14と副軸側スプロ
ケット16の径が異なるので、上昇の距離は異なる。主軸
側歯車18あるいは副軸側歯車19に連接した昇降箱20ある
いは摺動部材22に作動し、昇降箱20に固定した摺動レー
ル21と摺動部材22が摺動し、昇降箱20が主軸側歯車18が
上側のセンサー25あるいは上限ストッパー23の位置にく
るまで上昇し、かつ傾斜する。中身商品4は昇降箱20の
中に位置するので共に上昇し、昇降箱20が傾斜するので
切欠部A28に到達する。この中身商品4は昇降箱20の底
面の前面への傾斜により切欠部B29より取出口8に滑落
し、取出口フラップ9が前方に開けられ取り出される。
その後、昇降箱20は駆動モーター10が逆転され、前記動
作の逆動作を行い、主軸側歯車18が下側のセンサー25あ
るいは下限ストッパー24の位置にくるまで下降し、庫内
フラップ7と対向する位置にもどり水平状態となって停
止し、1回の搬出動作は終了する。
以上のように本実施例によれば、取出口8の位置を中
身商品4が取り出し易い高さにかつ1か所に設定できる
ものである。また、本実施例によると、昇降箱20が傾斜
し、かつ前面への傾斜により中身商品4が移動するの
で、重量中身商品においても実現できる。
発明の効果 以上のように本発明は駆動モーターとこれに連動して
動くモーター側歯車,連動歯車,スパイラル形状の主
軸,主軸側スプロケット,主軸側歯車と主軸側スプロケ
ットからベルトまたはチェーンを介して連動する副軸側
スプロケット,スパイラル形状の副軸,副軸側歯車と、
摺動可能に結合された摺動部材と摺動レールと摺動レー
ルに結合された昇降箱を設けることにより、中身商品を
取り出し易い高さの取り出し口にかつ1か所に集中して
搬出することができる。また、本発明によると、昇降箱
20が傾斜し、かつ前面への傾斜により中身商品4が移動
するので、重量中身商品についても実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における自動販売機の商品搬出
装置を右側から見た断面図、第2図は第1図の自動販売
機の商品搬出装置を正面から見た断面図、第3図は摺動
部材周辺の断面図である。 3……商品収納室、4……中身商品、5……搬出機構、
6……底部案内通路、8……取出口、10……駆動モータ
ー、11……モーター側歯車、12……連動歯車、13……ス
パイラル形状の主軸、14……主軸側スプロケット、15…
…ベルトまたはチェーン、16……副軸側スプロケット、
17……スパイラル形状の副軸、18……主軸側歯車、19…
…副軸側歯車、20……昇降箱、21……摺動レール、22…
…摺動部材、27……昇降案内板、28……切欠部A、29…
…切欠部B。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品収納室と、この商品収納室に重積した
    中身商品と、この中身商品を下方に投出する搬出機構
    と、投出された前記中身商品を案内する底部案内通路
    と、この底部案内通路の下側に固定された駆動モーター
    と、この駆動モーターの出力軸に嵌入されたモーター側
    歯車と、このモーター側歯車に噛み合い回転系を変える
    連動歯車と、この主軸側歯車を軸止するスパイラル形状
    の主軸と、このスパイラル形状の主軸に軸止した主軸側
    スプロケットと、この主軸側スプロケットと連動するベ
    ルトまたはチェーンと、前記ベルトまたはチェーンと連
    動する前記主軸側スプロケットと径の異なる副軸側スプ
    ロケットと、この副軸側スプロケットに軸止したスパイ
    ラル形状の副軸と、前記スパイラル形状の主軸に噛み合
    う主軸側歯車と、前記スパイラル形状の副軸に噛み合う
    副軸側歯車と、前記主軸側歯車および前記副軸側歯車を
    係止し底面が前方に傾斜した昇降箱と、前記昇降箱に固
    定した摺動レールと、横上方に摺動自在に重合した摺動
    部材と、前記昇降箱の前面に位置する昇降案内板と、前
    記昇降箱に有する第1切欠部と、前記昇降案内板に有す
    る第2切欠部と、人がかがむことなく取ることのできる
    位置に設けられた取出口とを備えたことを特徴とする自
    動販売機の商品搬出装置。
JP33720389A 1989-12-26 1989-12-26 自動販売機の商品搬出装置 Expired - Lifetime JP2753087B2 (ja)

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