JP4147505B2 - 保持ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気部品(電子部品を含む)等の保持対象物を保持する保持ヘッドに関するものであり、特に、保持対象物を負圧により吸着する吸着ノズルと、その吸着ノズルに吸着された電気部品を背後から照明するバックライト照明装置とを備えた保持ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の保持ヘッドは、例えば、電気部品をプリント基板に装着する電気部品装着装置において使用されている。電気部品装着装置は、部品供給装置から供給される電気部品を保持ヘッドにより受け取り、プリント基板上の所定位置に装着するものであるが、保持ヘッドによる電気部品の保持位置が正規の位置からずれている場合には、そのずれ分だけ上記所定の位置からずれた位置に保持ヘッドを移動させ、電気部品をプリント基板に装着させれば、保持位置のずれにもかかわらず、電気部品を正確な位置に装着することができる。そのためには、部品保持ヘッドによる電気部品の保持位置のずれを検出することが必要であり、その検出のために電気部品のシルエット像を撮像装置により取得することが広く行われている。そして、吸着ノズルにより保持された電気部品のシルエット像を取得するためには、電気部品を背後から照明することが必要であり、そのために、従来は、吸着ノズルとバックライト照明装置の主要部とを一体的に構成することが広く行われていた。例えば、発光ダイオード等の点状光源を複数個と、それら点状光源から放射された照明光を拡散させてほぼ均一な照明光とする拡散層とを含む発光板が吸着ノズルに固定され、あるいは、外部から照射される紫外線を吸収して可視光を放射する発光板、外部から照射される照明光を反射させる反射板、外部から照射される照明光を拡散させて吸着ノズルに向かって放射する拡散ブロック等が吸着ノズルに固定されるのである。
【0003】
しかし、バックライト照明装置の主要部を吸着ノズルと一体的に設ければ、吸着ノズルが高価となる。吸着ノズルは吸着管を備えるのが普通であるが、この吸着管は曲がりや吸着面の摩耗等によって使用に耐えなくなる可能性がある。その場合、バックライト照明装置主要部が吸着ノズルと一体的であれば、バックライト照明装置主要部も一緒に新しいものと交換せざるを得ず、設備コストが高くなる。また、保持すべき電気部品の種類に応じて吸着ノズルが交換される場合には、多数の吸着ノズルが必要となり、それらすべてにバックライト照明装置主要部を一体的に設ければ、設備コストが特に高くなる。さらに、バックライト照明装置主要部が発光源を備えている場合には、その発光源に給電する必要があり、吸着ノズルの交換に伴う給電回路の接点の摩耗,損傷や、接点からの電気ノイズの発生の問題も生じる。
【0004】
以上の説明は、電気部品を保持する保持ヘッドを例として行ったが、保持対象物はこれに限定されるわけではなく、吸着ノズルによって保持可能であり、かつ、保持されたものの画像処理による認識や、保持位置,寸法の検出等のために、撮像が必要な物体の保持ヘッドにおいて共通に生じる問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用および効果】
そこで、本発明は、保持ヘッドにおいて、バックライト照明装置主要部と吸着ノズルとを分離可能とすることを課題としてなされたものであり、本発明によって、下記各態様の保持ヘッドおよび搬送装置が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合わせが以下のものに限定されると解釈されるべきではない。
なお、下記項のうち、 (2) 項に、筒状照明部とフランジ状照明部とがそれぞれ光源を有する点を追加したものが請求項1に相当し、その請求項1に (7) 項に記載の特徴と、筒状照明部と照明光変換部との間に隙間が存在する点とを追加したものが請求項2に相当し、それら請求項1または2に (3) 項に記載の特徴を追加したものが請求項3に相当する。また、請求項1ないし3のいずれかに (4) 項に記載の特徴を追加したものが請求項4に相当し、請求項1ないし4のいずれかに (5) 項に記載の特徴を追加したものが請求項5に相当し、請求項1ないし5のいずれかに、照明光変換部が少なくとも赤外線を含む照明光を放射する点と、照明光変換部と前記吸着管との間に暗色の赤外線透過フィルタが設けれる点とを追加したものが請求項6に相当し、請求項1ないし6のいずれかに (6) 項に記載の特徴を追加したものが請求項7に相当する。
(1)バックライト照明装置の主要部と、保持対象物を負圧により吸着する吸着ノズルとを別体に構成し、それらバックライト照明装置主要部と吸着ノズルとを保持ヘッド本体に、常には吸着ノズルに吸着された保持対象物がバックライト照明装置により背後から照明され、必要に応じて、バックライト照明装置主要部を保持ヘッド本体に残して吸着ノズルのみを取り外し可能に取り付けたことを特徴とする保持ヘッド。
このように構成された保持ヘッドにおいては、必要に応じて、バックライト照明装置主要部を保持ヘッド本体に残して、吸着ノズルのみを取り外すことができる。したがって、例えば、吸着ノズルの吸着管の先端面が摩耗し、あるいは吸着管が曲がることにより吸着ノズルが使用に耐えなくなった場合には、その吸着ノズルを保持ヘッド本体から取り外し、新しい吸着ノズルを取り付ければ、バックライト照明装置主要部はそれまでのものを継続して使用することができ、装置コストの低減を図ることができる。また、吸着ノズルを保持対象物に合わせて交換する必要がある場合には、1つのバックライト照明装置主要部に対して複数種類の吸着ノズルを選択的に取り付けることにより、バックライト照明装置主要部を複数種類の吸着ノズルに共用することができ、装置コストの低減を図ることができる。さらに、バックライト照明装置主要部が発光源を備えている場合に、吸着ノズルの交換に伴ってバックライト照明装置主要部を保持ヘッド本体に対して着脱する必要がなく、給電回路の接点の摩耗,損傷や接点からの電気ノイズの発生の問題を解消することができる。
なお、バックライト照明装置の一部が吸着ノズルと一体的に構成され、吸着ノズルと共に保持ヘッド本体に対して着脱されるようにしてもよく、バックライト照明装置の全体が保持ヘッド本体に残され、吸着ノズルのみが取り外されるようにしてもよい。
(2)前記バックライト照明装置主要部が、
内周面から照明光を放射する筒状照明部と、
その筒状照明部から半径方向外向きに延び出し、保持対象物向きの面から照明光を放射するフランジ状照明部と
を含み、前記吸着ノズルが、
前記筒状照明部の内側に嵌合可能であり、筒状照明部から放射される照明光を保持対象物に向かう向きの照明光に変更する照明光変換部と、
その照明光変換部の一端から前記筒状照明部の中心線と平行に延びる吸着管と
を含み、吸着ノズルの前記吸着管側とは反対側の端部が前記保持ヘッド本体に着脱可能に取り付けられる (1)項に記載の保持ヘッド。
本態様においては、吸着ノズルが、吸着管と共に、バックライト照明装置の一部である照明光変換部を備えており、その吸着ノズルが保持ヘッド本体に取り付けられた状態では、照明光変換部が筒状照明部内に位置し、筒状照明部の内周面から放射される照明光を、保持対象物に向かう向きの照明光に変換する。したがって、吸着管の近傍においても保持対象物は背後から照明され、撮像装置により良好なシルエット像が取得される。
なお、筒状照明部は、内周面の横断面形状が円形であるものとすることが望ましいが、正方形等他の形状のものとすることも可能である。また、本項に記載の特徴は、 (1)項に記載の特徴とは別個に採用することも可能である。すなわち、バックライト照明装置主要部を保持ヘッド本体に残して吸着ノズルのみを取り外し得るという特徴を備えない保持ヘッドに採用することも可能なのである。
(3)前記筒状照明部と前記フランジ状照明部との少なくとも一方が、格子状に配列された複数の点状光源と、それら点状光源から放射された照明光を拡散させてほぼ均一な照明光とする拡散層とを含む (2)項に記載の保持ヘッド。
本態様においては、バックライト照明装置が光源を備えており、それ自体が光を放射して保持対象物を背後から照明することができる。点状光源は、例えば発光ダイオード等の点状発光素子により構成することも、ハロゲンランプ等の光を光ファイバ等により導いて、格子状に配列されたそれらの端面から放射するものとすることも可能である。点状光源が点状発光素子である場合には、それら点状発光素子への給電が必要であるが、吸着ノズルの取り外し時にもバックライト照明装置は保持ヘッド本体に残されるため、給電回路に、頻繁に接続,分離される接点を設ける必要がなく、接点の損傷や電気ノイズの発生等の問題を解消することができる。また、点状光源が光ファイバの端面により構成される場合には、筒状照明部やフランジ状照明部に光ファイバを接続する必要があるが、吸着ノズルの取り外し時にもバックライト照明装置は保持ヘッド本体に残されるため、光ファイバの接続,分離を容易に行い得るようにする必要がなく、装置の構成が単純で済む。
(4)前記照明光変換部が、前記吸着管と同軸にかつその吸着管の先端から遠ざかるにつれて半径が大きくなるテーパ反射面を含む (2)項または (3)項に記載の保持ヘッド。
テーパ反射面を利用すれば、横断面形状が円形の筒状照明部の内周面から半径方向内向きに放射される照明光の向きを、容易に保持対象物に向かう向きに変更することができる。
(5)前記照明光変換部が、前記筒状照明部から放射された照明光を内部で拡散させ、前記吸着管側の面から照明光を放射する拡散ブロックを含む (2)項または (3)項に記載の保持ヘッド。
拡散ブロックは、筒状照明部の内周面から放射された照明光を外周面で受け、内部で拡散させて全体が明るくなる。それによって、吸着管側の面から吸着管に吸着された保持対象物に向かって照明光が放射される。
(6)さらに、
前記保持ヘッド本体に前記吸着管の軸線に平行な方向に移動可能に保持された保持ロッドと、
その保持ロッドの先端部に前記吸着ノズルを着脱可能に取り付ける取付装置と、
前記保持ロッドを軸方向に駆動することにより、前記筒状照明部に対して前記照明光変換部を筒状照明部の中心線に平行な方向に移動させ、前記吸着管を軸方向に進退させる保持ロッド駆動装置と
を含む (2)項ないし (5)項のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
本態様においては、照明光変換部および吸着管を含む吸着ノズルが保持ロッドを介して保持ヘッド本体に取り付けられ、保持ロッドが保持ロッド駆動装置により保持ヘッド本体に対して軸方向に相対移動させられることによって、吸着管が軸方向に進退させられる。したがって、例えば、この進退を利用して、吸着管に保持対象物を保持させ、あるいは保持対象物を載置面上に載置させることができる。すなわち、保持対象物が電気部品である場合には、部品供給装置から電気部品を取り出させ、プリント基板に装着させることができるのである。そして、その場合、バックライト照明装置主要部を吸着ノズルと共に進退させる必要がないため、振動,騒音の発生を回避しつつ迅速に進退させ、装着能率を向上させることができる。また、既に装着されている電気部品とバックライト照明装置主要部との干渉を回避し、あるいは電気部品に対する吸着ノズルの接触力やプリント基板に対する電気部品の押付力の制御を良好に行うことが可能となる。
(7)前記筒状照明部と前記照明光変換部との隙間に対向して配設され、その隙間を経て照明光を前記吸着管側へ放射する補助照明部を含む (2)項ないし (6)項のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
本態様によれば、筒状照明部と照明光変換部との隙間にも補助照明部により照明光が照射されるため、均一なバックライトが得られ、良好なシルエット像の取得が可能となる。
(8) (1)項ないし (7)項のいずれか1つに記載の保持ヘッドと、
その保持ヘッドを前記吸着管の軸線に直角な方向に移動させる移動装置と、
その移動装置による前記保持ヘッドの移動領域中の予め定められた位置に前記保持ヘッドが移動させられた状態で、その保持ヘッドに対向する状態で配設され、その保持ヘッドに保持された保持対象物を撮像する撮像装置と
を含む搬送装置。
上記保持ヘッドの移動領域は、1次元領域でも、2次元領域でも、3次元領域でもよい。本態様の搬送装置によれば、保持ヘッドに保持対象物を保持させ、移動装置により移動させて撮像装置に対向させ、保持対象物のシルエット像を取得することができる。そして、このシルエット像の画像処理を行うことにより、保持対象物の特定,保持位置や寸法の検出等を行うことができる。例えば、保持対象物が電気部品である場合に、部品供給装置から電気部品を受け取って搬送し、プリント基板に装着する途中で、電気部品の撮像を行い、画像処理によって吸着ノズルによる電気部品の保持位置誤差を検出し、その誤差を修正してプリント基板に装着することができるのである。
(9)前記吸着ノズルが複数種類収納されるノズルストッカと、
前記移動装置に前記保持ヘッドを前記ノズルストッカに対向する位置へ移動させ、保持ヘッドに保持されている吸着ノズルとノズルストッカに収納されている吸着ノズルとを交換させるノズル交換制御装置と
を含む (8)項に記載の搬送装置。
本態様によれば、保持対象物の搬送のための移動装置を吸着ノズルの交換にも利用することができ、吸着ノズルの自動交換が可能な搬送装置を安価に製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明を、保持対象物としての電気部品の一種である電子部品を、回路基材の一種であるプリント基板に装着する電子部品装着システムに適用した場合の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1において10はベースであり、ベース10上には、電子部品搬送装着装置12,電子部品供給装置14およびプリント基板搬送装置16が設けられている。プリント基板搬送装置16は、X軸方向(図1において左右方向)に配設された基板コンベア18を有し、プリント基板20は基板コンベア18により搬送されるとともに、図示しない位置決め支持装置により予め定められた電子部品装着位置に位置決めされ、支持される。
【0007】
基板コンベア18の水平面内においてX軸方向と直交するY軸方向の一方の側に、電子部品供給装置14(図1に二点鎖線で示す)が設けられている。電子部品供給装置14は、X軸方向に並べられた多数の電子部品供給カートリッジ22を有し、位置を固定して設けられている。
【0008】
電子部品搬送装着装置12は、部品保持具30(図2参照)がX軸方向およびY軸方向に直線移動させられて電子部品32を搬送し、装着するものとされている。そのため、ベース10の基板コンベア18のY軸方向における両側にはそれぞれ、ボールねじ34がX軸方向に平行に設けられるとともに、X軸スライド36に設けられた図示しない2個のナットの各々に螺合されており、これらボールねじ34がそれぞれX軸移動用サーボモータ38によって回転させられることにより、X軸スライド36がX軸方向に移動させられる。なお、ベース10上には、2つのボールねじ34の下側にそれぞれ図示しない案内部材たるガイドレールが設けられており、X軸スライド36は図示しない被案内部材たるガイドブロックにおいてガイドレールに摺動可能に嵌合され、移動を案内される。
【0009】
X軸スライド36上には、図2に示すように、ボールねじ40がY軸方向に平行に設けられるとともに、Y軸スライド42が図示しないナットにおいて螺合されている。ボールねじ40がY軸移動用サーボモータ44(図1参照)によって回転させられることにより、Y軸スライド42は案内部材たる1対のガイドレール46に案内されてY軸方向に移動させられる。
以上ベース10,ナット,ボールねじ34,X軸移動用サーボモータ38およびX軸スライド36と、ナット,ボールねじ40,Y軸移動用サーボモータ44およびY軸スライド42とがXYロボット48を構成している。
【0010】
Y軸スライド42の垂直な側面60には、図2に示すように、部品保持具30が昇降可能かつ回転可能に取り付けられるとともに、部品保持具30を昇降させる昇降装置62,部品保持具30により保持された電子部品32を軸線まわりに回転させる回転装置64,プリント基板20に設けられた基準マークを撮像するCCDカメラ66(図1参照)が設けられている。
【0011】
部品保持具30は、電子部品32を吸着する吸着ノズル68と、吸着ノズル68を保持するホルダ70とを備えている。ホルダ70はスプライン軸72を有し、スリーブ74のスプライン孔76に嵌合されている。スリーブ74は、Y軸スライド42の側面60に突設されたアーム78に上下方向の軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に嵌合されており、スリーブ74のアーム78から突出した下端部には、バックラッシュ除去のために1対の歯車80,82が設けられ、回転装置64の回転用サーボモータ84の回転出力軸86に固定されて回転用サーボモータ84により回転させられる歯車88に噛み合わされている。それによりスプライン軸72は、歯車88,80,82およびスリーブ74を介して回転用サーボモータ84により自身の軸線のまわりに精度良く回転させられ、部品保持具30が上下方向に延び、スプライン軸72の軸線と一致する回転軸線のまわりに回転させられる。回転用サーボモータ84は正,逆両方向に回転し、その回転角度は回転角度検出手段の一種であるエンコーダ90により検出され、部品保持具30の回転角度が取得される。
【0012】
また、スプライン軸72の上端部には、係合部材100が相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に取り付けられるとともに、係合部材100から水平に延び出させられた係合片102は、ボールねじ104に螺合されたナット106に固定されている。ボールねじ104は、Y軸スライド42の側面60に上下方向に延びる軸線のまわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられており、ボールねじ104がタイミングプーリ108,110,タイミングベルト112を介して昇降用サーボモータ114によって回転させられることにより、ナット106が昇降させられるとともに、係合部材100,ホルダ70,部品保持具30が昇降させられる。
【0013】
昇降用サーボモータ114は正,逆両方向に回転させられ、その回転角度は回転角度検出手段の一種であるエンコーダ116により検出されて部品保持具30の昇降距離が取得される。本実施形態における部品保持具30は、電子部品32の吸着,装着時には、図2に示す下降開始位置(上昇端位置)から下の部品吸着・装着領域で昇降させられる。なお、昇降用サーボモータ114,前記X軸移動用サーボモータ38およびY軸移動用サーボモータ44は、電動モータの一種である電動回転モータであって、回転角度および回転速度の精度の良い制御が可能なモータである。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
【0014】
スプライン軸72の下端部には、吸着ノズル68が保持されている。吸着ノズル68は負圧により電子部品32を吸着するものである。スプライン軸72内には通路132が形成され、その通路132のポート134は、図示しないバキューム源に接続されており、それら通路132とバキューム源との間に設けられた電磁方向切換弁136(図5参照)の切換えにより、吸着ノズル68がバキューム源と大気とに選択的に連通させられ、電子部品32を吸着、解放する。
【0015】
吸着ノズル68は、図2および3に示すように、アダプタ150を介してスプライン軸72に同軸に取り付けられている。アダプタ150は、スプライン軸72の下端部に設けられたノズル保持部152に形成された嵌合穴154に軸方向に相対移動可能に嵌合されている。アダプタ150は、ノズル保持部152に等角度間隔に設けられた複数の保持部材156(図2および3には代表的に1個のみ図示されている)によって保持されるとともに、付勢手段を構成する弾性部材たるばね部材の一種である圧縮コイルスプリング158により、ノズル保持部152から下方へ突出する向きに付勢されている。
【0016】
ノズル保持部152には、スプライン軸72の軸線に平行に延びる複数の切欠162が等角度間隔に形成され、前記複数の保持部材156の各々が回動可能に嵌合されるとともに、ノズル保持部152に巻き付けられたリング状のばね部材164によってノズル保持部152に保持されている。保持部材156の切欠162に嵌合された部分の上側には、ノズル保持部152の中心側に突出する突部166が設けられるとともに、ノズル保持部152に形成された切欠168に嵌入させられており、この突部166の切欠168の底面への当接部を中心として保持部材156がその長手方向に直角で、ノズル保持部152の保持部材156が取り付けられた部分に対する接線方向に延びる軸線まわりに回動可能である。
【0017】
さらに、保持部材156の突部166の上側には操作部170が突設され、ノズル保持部152に形成された切欠172に嵌入させられている。保持部材156は、切欠162への嵌合と、操作部170の切欠172への嵌入とによって、スプライン軸72の軸線と直交する軸線まわりの回動が阻止されている。
【0018】
保持部材156の下部は、アダプタ150の大径の係合部174に形成された切欠176に嵌合されており、ノズル保持部152とアダプタ150との相対回転を阻止している。また、保持部材156の下端部にはアダプタ150側へ突出する係合突部178が突設され、この係合突部178が係合部174に下方から係合することにより、アダプタ150の嵌合穴154からの抜出しを防止している。アダプタ150をノズル保持部152から取り外す際には、スプライン軸72を前記下降開始位置より下降させ、この状態で前記操作部170を押して保持部材156をばね部材164の付勢力に抗して回動させ、係合突部178と係合部174との係合を解くことにより、アダプタ150をノズル保持部152から外すことができる。アダプタ150の下向きの端面は、スプライン軸72の軸線に対して直角な平面を成し、当接面180とされている。
【0019】
吸着ノズル68は、合成樹脂製の吸着管保持体190および吸着管保持体190に同軸に保持された吸着管192を有している。吸着管保持体190の吸着管192側とは反対側の端部は嵌合部194とされ、この嵌合部194においてアダプタ150に設けられた被嵌合部としての嵌合穴196に嵌合されるとともに、ばね部材204によりアダプタ150からの離脱を防止されている。吸着管保持体190は、先端ほど小径の段付円筒形を成し、その段付部において吸着管保持体190の中心線に直角な平面である当接面198が形成されている。また、嵌合部194の先端部には、先端に向かうにつれて小径となるテーパ面200が形成されている。ばね部材204はほぼコの字形を成し、コの字の一対の腕部においてアダプタ150に形成された一対の切欠206に嵌合されるとともに、それら一対の腕部が嵌合穴196の内周面よりも内側に突出する締まり勝手とされている。また、それら腕部間の先端部は互いに接近する向きに曲げられ、ばね部材204のアダプタ150からの脱落が防止されている。
【0020】
嵌合部194のテーパ面200によりばね部材204の一対の腕部が押し広げられつつ嵌合部194が嵌合穴196に嵌合されれば、ばね部材204は嵌合部194に形成された円環状の嵌合溝210に嵌入し、嵌合部194に係合して吸着管保持体190を保持するとともに、嵌合穴196内に引き込む。ばね部材204のアダプタ150に対する取付位置は、嵌合部194が嵌合穴196に嵌合された状態で、ばね部材204の円形断面の中心位置に対して、半円形断面の嵌合溝210の中心位置が下方へずれた状態となる位置とされており、ばね部材204は嵌合溝210の溝側面の上側の部分に係合して吸着管保持体190を嵌合穴196内に引き込む。その際嵌合部194の当接面198がアダプタ150の当接面180と当接することにより、吸着ノズル68が位置決めされるとともに、吸着ノズル68のスプライン軸72に対する傾きが防止される。吸着ノズル68は、ばね部材204の引込力を超える力をアダプタ150から抜け出す方向に加えることによりアダプタ150から取り外すことができる。本実施形態においては、スプライン軸72がアダプタ150と共同して、吸着ノズル68を着脱可能に保持する保持ロッドを構成している。保持ロッドに部品吸着ノズルを着脱可能に保持させる手段としては、上記ばね部材204以外にも、負圧力,磁力等により部品吸着ノズルを保持ロッドに着脱可能に保持させる形態のものを採用可能である。
【0021】
吸着管保持体190は、嵌合部194とは反対側の端部にブロック部220を備えている。ブロック部220は、嵌合部190より大径の円筒形を成している。ブロック部220は、製造の都合上別体とされた上部222と下部224とが一体化されることにより構成されている。上部222は、嵌合部190と一体的に形成され、下部224には、その下面226から吸着管保持体190の中心線に平行に延び出す状態で吸着管192が取り付けられている。上部222と下部224との接合部側の各端面は、それぞれ吸着管192と同軸でありかつ吸着管192の先端から遠ざかるにつれて大径となる向きに45度傾斜させられたテーパ面228,230とされている。これらテーパ面228,230の間には、テーパ面228,230に対応するテーパ状の反射面232が形成されている。本実施形態においては、上部222のテーパ面228にアルミニウムまたは銀等の層234が蒸着等により形成され、その層234の下面が反射面232とされている。なお、下部224のテーパ面230に反射面を蒸着により形成することも可能であるし、反射面を銀鏡反応等により形成することも可能である。さらに、吸着管保持体190の上部222を金属製とし、上部222のテーパ面228を鏡面に研磨することによりテーパ反射面を形成することも可能である。ブロック部220の下部224は透明な合成樹脂製であり、それの下面226には、黒色等暗色の赤外線透過フィルタ240が設けられている。この赤外線透過フィルタ240は、赤外線フィルタ層と拡散層とが積層されたものであって、可視光線を遮断し、赤外線を透過させるとともに拡散させる。拡散板としても機能するのである。
【0022】
Y軸スライド42の前記側面60にはまた、前記下降開始位置にある吸着ノズル68の周囲を囲む状態で、主照明部248が同軸に設けられている。この主照明部248は、上記ブロック部220および後述の補助照明部290と共に、バックライト照明装置250を構成している。主照明部248は、円筒形の筒状照明部252と、筒状照明部252の下端部から半径方向外向きに延び出す円形フランジ状のフランジ状照明部254とを備え、フランジ状照明部254において図示しないブラケットを介してY軸スライド42の側面60に取り付けられている。筒状照明部252およびフランジ状照明部254は、吸着管保持体190の周囲を僅かに隙間を隔てて囲むように配置されており、吸着ノズル68は、主照明部248の内側において軸方向に相対移動可能である。なお、図3においては、判り易くするために、吸着管保持体190と主照明部248との間の隙間が実際よりもやや広めに示されている。
【0023】
筒状照明部252は、円板状のプリント基板に多数の発光ダイオードが格子状に配列されて取り付けられた発光体258を備え、プリント基板の発光ダイオードが取り付けられていない側の面において円筒状の支持筒260に支持され、発光面262が内周側に向くように配設されている。これらプリント基板および発光ダイオードについては、一般に知られたものであるため、図示および詳細な説明を省略する。支持筒260は、図示しないリード線によって後述の駆動回路に接続されている。駆動回路から電流が供給されれば、筒状照明部252の発光面262から内周側、つまり吸着ノズル68に向かって照明光が放射される。なお、筒状照明部252の発光ダイオードとして、赤外線を多く含む光を放射するものが選択されている。
【0024】
筒状照明部252の発光面262から照明光が吸着ノズル68の吸着管保持体190に向かって軸方向に直角な向きに放射されれば、吸着管保持体190の反射面232に当たって照明光の向きが軸方向下向きに変換される。照明光はブロック部220の下部224を透過し、赤外線透過フィルタ240により赤外線以外の成分を除去されるとともに、赤外線が拡散させられる。その結果、吸着管192に保持された電子部品32が、実質的に均一な赤外線のみによって背後から照明されることとなる。
【0025】
フランジ状照明部254は、筒状照明部252と同様、プリント基板に多数の発光ダイオードが格子状に配列された発光体270が円環状の支持板272に支持され、発光面274が吸着管192側である下向きとなるように配設されている。また、支持板272の下面には、発光面274を覆う状態で円環状の赤外線透過フィルタ278が設けられている。発光体270および赤外線透過フィルタ278は前記発光体258および赤外線透過フィルタ240と同様のものであり、下方へ実質的に均一な赤外線が放射される。フランジ状照明部254の駆動回路は、本実施形態のように筒状照明部252の駆動回路と共通とすることも可能であるし、別々に設けることも可能である。
【0026】
筒状照明部252より上方には、補助照明部290が前記筒状照明部252と吸着管保持体190との隙間に対向して設けられている。補助照明部290も、図示しないブラケットを介してY軸スライド42の側面60に取り付けられている。補助照明部290は、円環状の支持板292内に配設された発光体294を有し、支持板292の下面には、フランジ状照明部254と同様、発光体294の発光面296を覆う状態で、円環状の赤外線透過フィルタ300が設けられている。発光体294および赤外線透過フィルタ300は前記発光体258および赤外線透過フィルタ240と同様のものである。したがって、補助照明部290からは、実質的に均一な赤外線のみが放射され、吸着管保持体190と筒状照明部252との隙間を経て吸着管192側へ照射される。
【0027】
ベース10上の、Y軸方向において電子部品供給装置14とプリント基板搬送装置16との間の位置には、電子部品32の保持姿勢を撮像する撮像装置としてのCCDカメラ310が設けられている。CCDカメラ310はレンズ系およびCCDを備えており、吸着管192がCCDカメラ310の真上に位置する撮像位置に部品保持具30が位置決めされた状態において、吸着管192に保持された電子部品32を間に挟んでバックライト照明装置250と対向するように設けられている。CCDカメラ310の周囲にはリングランプ320が設けられ、図示しないブラケットを介してベース10に取り付けられている。リングランプ320は、吸着管192に保持された電子部品32の正面に可視光を照射するものであり、フロントライト照明装置として機能する。なお、本実施形態におけるCCDカメラ310は、可視光にも赤外線にも感度を有するものである。
【0028】
ベース10上の、Y軸方向において電子部品供給装置14とプリント基板搬送装置16との間の位置にはさらに、ノズルストッカ330が設けられている。本実施形態におけるノズルストッカ330は、未だ公開されていない特願平10−21087号に記載のノズルストッカと同様の構成を有するものであるため、その詳細な図示および説明は省略し、以下に簡単に説明する。
【0029】
ノズルストッカ330は、図4に示すように、ノズル保持部材332と離脱防止板334とを備えている。吸着ノズル68には、吸着管192の直径を異にする複数種類の吸着ノズル68があり、電子部品32の形状,寸法に応じた吸着管192を有する吸着ノズル68が電子部品32の吸着,装着に使用され、ノズルストッカ330には、複数種類の吸着ノズル68が収納されている。板状を成すノズル保持部材332には複数のノズル保持穴340(図4には1個のみ図示)が形成され、各吸着ノズル68が嵌合されている。ノズル保持穴340は段付穴であり、ノズル保持穴340の小径穴部342の直径は、最も大きい吸着管192が嵌合可能な大きさとされ、大径穴部344の直径は、吸着管保持体190のブロック部220よりも僅かに大きくされている。
【0030】
離脱防止板334は、ノズル保持穴340を覆う薄い板状を成し、複数の円形穴部350(図4には1個のみ図示)と、隣接する円形穴部350をつなぐつなぎ部352とを有する。円形穴部350はそれぞれ、ノズル保持穴340の大径穴部344より僅かに大きい径を有し、ノズル保持穴340のノズル保持部材332の長手方向および長手方向に直角な幅方向における形成ピッチと等しいピッチで形成されている。つなぎ部352は、吸着管保持体190のブロック部220の直径より小さい幅(離脱防止板334の板面に平行な平面内において離脱防止板334の幅方向の寸法)を有し、離脱防止板334の複数のつなぎ部352をそれぞれ画定する一対ずつの突部が離脱防止部354を構成している。各対の2個の離脱防止部354は、離脱防止板334の幅方向に距離を隔てて対向して設けられている。
【0031】
離脱防止版324は、離脱防止板移動装置360(図5参照)によりノズル保持部材332に対して長手方向に相対移動させられ、離脱防止部354がノズル保持穴340上に位置し、吸着ノズル68のノズル保持部材332からの離脱を防止する作用位置と、円形穴部350とノズル保持穴340との位置がほぼ一致して吸着ノズル68のノズル保持部材332からの離脱を許容する退避位置とに移動させられる。離脱防止板移動装置360は、例えばエアシリンダを備えるものとすることができる。
【0032】
本電子部品装着システムは、図5に示す制御装置370により制御される。この制御装置370は、PU372,ROM374,RAM376およびそれらを接続するバス378を有するコンピュータ380を主体とするものである。バス378には入力インタフェース382を介してCCDカメラ66,310,エンコーダ90,116,入力装置384等が接続されている。入力装置384は、作業者により操作可能なキーボード,操作盤等を含んでいる。バス378にはまた、出力インタフェース386および駆動回路400,401,402,403,404,405,406,407,408を介して、基板コンベア18,X軸移動用サーボモータ38,Y軸移動用サーボモータ44,回転用サーボモータ84,昇降用サーボモータ114,電磁方向切換弁136,筒状照明部252,フランジ状照明部254,補助照明部290,リングランプ320,離脱防止板移動装置360等が接続されている。ROM374には、電子部品32の吸着,装着等に必要な種々のプログラム等が格納されている。
【0033】
以上のように構成された電子部品装着システムは、電子部品供給装置14から電子部品32を受け取ってプリント基板20に装着するものであり、部品の受取位置と装着位置との間においてCCDカメラ310により電子部品32のシルエット像または正面像が取得される。これらシルエット像または正面像のデータ処理により、吸着ノズル68による電子部品32の保持方位(回転位置)および位置のずれが取得され、吸着ノズル68の回転および部品保持具30の停止位置の修正によって保持方位および位置のずれが修正され、プリント基板20に装着される。
【0034】
電子部品32の受取り時には、部品保持具30が、X軸スライド36,Y軸スライド42の移動により、複数の電子部品供給カートリッジ22のうち、受け取るべき電子部品32を供給する電子部品供給カートリッジ22上に吸着管192が位置決めされた状態において、昇降装置62によって下降開始位置より下降させられ、吸着管192が電子部品32の上面に当接させられる。当接後も僅かに下降させられるのであるが、吸着管192が圧縮コイルスプリング158を圧縮してスプライン軸72に対して移動することにより、電子部品32,吸着管192の破損が回避される。この状態において吸着管192がバキューム源に連通させられ、電子部品32を吸着する。
【0035】
その後、部品保持具30が上昇させられ、XYロボット48が移動させられて吸着管192がCCDカメラ310の真上である撮像位置に位置決めされる。そして、吸着管192に保持されている電子部品32のシルエット像または正面像が取得されるのであるが、例えば、電子部品32が図2に示すフラットパッケージ型の電子部品32のように、電子部品の本体の側面からリードが外向きにかつ水平に延び出させられた形態の電子部品である場合には、電子部品32のシルエット像の取得が選択される。電子部品32のシルエット像が撮像される際には、制御装置370によりバックライト照明装置250がON状態にされるとともに、リングランプ320がOFF状態にされる。したがって、フランジ状照明部254からの赤外線が電子部品32を背後から照明するとともに、筒状照明部252からの照明光が反射面232により軸方向下向きに変換され、赤外線透過フィルタ240により赤外線のみとされかつ均一化されて、吸着管192の近傍において電子部品32を背後から照明する。また、吸着管保持体190と筒状照明部252との隙間にも補助照明部290により赤外線が照射される。つまり、バックライト照明装置250の赤外線により電子部品32およびその周囲が背後から均一に照明されるのであり、その結果、CCDカメラ310の固体撮像素子面に電子部品32のシルエット像が結ばれる。CCDカメラ310は赤外線に感光するものであり、背景が明るい鮮明なシルエット像が取得される。
【0036】
吸着管192に保持された電子部品32がシルエット像では十分な情報が得られないものである場合、例えば、PLCC型電子部品のように、電子部品のリードが本体の側面から延び出させられるとともに先端が内向きにJ字型に曲げられ、本体の外周縁より内側に位置するようにされた電子部品や、リードが本体の裏面に垂直にかつ格子状に配置されているピングリッドアレイ(PGA)型電子部品等である場合、電子部品32の正面像の取得が選択される。電子部品32の正面像が撮像される際には、リングランプ320がON状態にされるとともに、バックライト照明装置250がOFF状態にされる。したがって、吸着管192に保持された電子部品32には、リングランプ320により正面から可視光が照射され、その反射光がCCDカメラ310に入射する。CCDカメラ310は赤外線と可視光との両方に感光するものであるが、バックライト照明装置250はOFF状態にあって赤外線は放射されていないため、可視光に基づく電子部品32の正面像が取得される。電子部品32の裏面がリングランプ320により照明される際、電子部品32の背後に位置するバックライト照明装置250にも可視光が照射されるのであるが、ブロック部220,フランジ状照明部254および補助照明部290は暗色の赤外線透過フィルタ240,278,300により覆われているため、殆どの可視光が吸収され、電子部品32が明るく、背景が暗い、画像処理に適した画像を得ることができる。
【0037】
CCDカメラ310により取得された電子部品32のシルエット像または正面像のデータ、またはそれらが二値化されたデータが制御装置370に供給され、制御装置370において画像処理され、電子部品32が予定されたものであるか否かの判定、ならびに、保持方位および保持位置の検出が行われる。保持方位および保持位置の検出の際には、取得された電子部品32のシルエット像または正面像と制御装置370のROM374に予め記憶させられている正規の像とが比較され、電子部品32の中心線まわりの角度誤差Δθと中心位置誤差ΔXおよびΔYとが演算される。取得されるのが正面像である場合には、電子部品32の裏面に付されている文字やバーコードの像が取得され、制御装置370において解析されて、電子部品32がいかなる種類のものであるかが認識されるようにすることもできる。
【0038】
上記のように画像処理が行われている間に電子部品32が装着位置に移動させられるのであるが、移動の終了前に画像処理が終了しており、回転用サーボモータ84により吸着管192が回転させられて角度誤差Δθが解消されるとともに、中心位置誤差ΔXおよびΔYが解消される位置へ部品保持具30が移動させられる。したがって、吸着管192が電子部品装着位置に位置決めされた状態では、プリント基板20と電子部品32とは装着に適した相対位相および相対位置となっているのであり、部品保持具30が下降させられ、吸着管192に保持された電子部品32がプリント基板20の所定の位置に押し付けられ、接着等によって固定される。その後、電磁方向切換弁136の切換えにより吸着管192が大気に連通させられることによって電子部品32が解放され、吸着管192が上昇させられて、1個の電子部品32のプリント基板20への装着が完了する。なお、電子部品32のリードに曲がり等が検出された場合や、予定された電子部品ではない場合(予定の姿勢とは異なる姿勢で吸着された電子部品も予定された電子部品ではないとされる)等、プリント基板20に装着すべきでない場合には、その電子部品32を廃棄する等適宜の処理がなされる。
【0039】
電子部品32の装着の際、現にホルダ70に保持されている吸着ノズル68がその電子部品32の保持に不向きなものである場合には、吸着ノズル68の交換が行われる。部品保持具30は、電子部品供給装置14へ電子部品32を取り出しに行く途中でノズルストッカ330上へ移動し、吸着ノズル68の交換を行う。本実施形態においては、吸着ノズル68の交換時には、ホルダ70が保持している吸着ノズル68はその吸着ノズル68が保持されていた元のノズル保持穴340に戻されるが、同じ種類の吸着ノズル68が保持されていた別のノズル保持穴340、あるいは種類の異なる吸着ノズル68が保持されていたノズル保持穴340に戻されるようにしてもよい。
【0040】
ホルダ70が保持している吸着ノズル68の種類,その吸着ノズル68が保持されていたノズル保持穴340の位置等のデータはコンピュータ380のRAM376に記憶されており、そのデータに基づいてホルダ70が所定の空のノズル保持穴340上へ移動させられる。この時期には、ノズルストッカ330において離脱防止板334が離脱防止板移動装置360により退避位置へ移動させられており、その状態でノズル保持部材332が図示しない昇降装置により上昇させられるとともに、ホルダ70が昇降装置62により下降させられ、吸着ノズル68がノズル保持穴340内に嵌入させられる。この際、余分な下降は圧縮コイルスプリング158の圧縮により吸収される。その後、離脱防止板334が作用位置に移動させられ、離脱防止部354がブロック部220の上向きの端面の上方に位置して、吸着ノズル68のノズル保持穴340からの離脱を防止する状態となる。ホルダ70が上昇位置へ移動させられ、離脱防止部354により吸着ノズル68にばね部材204の保持力より大きい引抜方向の力が加えられれば、吸着ノズル68の嵌合部194がアダプタ150の嵌合穴196から離脱し、吸着ノズル68のノズルストッカ330への戻し動作が終了する。
【0041】
このようにして吸着ノズル68をノズルストッカ330に戻したホルダ70は、図4に示すように、XYロボット48により、ノズルストッカ330に収納されている吸着ノズル68のうち、次に使用される吸着ノズル68上方へ移動させられる。ホルダ70が下降させられ、アダプタ150の嵌合穴196内に吸着ノズル68の嵌合部194が嵌合されて、ばね部材204により保持される。その後、離脱防止板334が退避位置へ移動させられ、ホルダ70が上昇させられて吸着ノズル68がノズルストッカ330から取り出される。次いで、離脱防止板334が作用位置へ移動させられ、ノズル保持部材332に保持された吸着ノズル68の飛出しが防止される。以上のようにして吸着ノズル68の交換が終了したならば、部品保持具30は電子部品供給装置14へ移動させられ、電子部品32を取り出す。前述のように撮像位置において電子部品32のシルエット像または正面像の一方が取得され、電子部品32の保持位置誤差の修正等適宜の処理が行われた後、電子部品32がプリント基板20に装着される。
【0042】
吸着ノズル68の交換は、吸着ノズル68が使用に伴って不良ノズルとなった場合にも行われる。例えば、CCDカメラ310による撮像の結果、電子部品32が吸着ノズル68に吸着されていない、あるいは異常な姿勢で吸着されている等の吸着ミスが発見された場合には、その事実がコンピュータ380のRAM376に記録され、予め定められた基準を越える状態で吸着ミスが発生した場合には、吸着ノズル68に、曲がり,折損,過剰摩耗等、電子部品32の吸着ミス発生につながる不良が発生したと判定され、吸着すべき電子部品32の種類が変わった場合と同様にして吸着ノズル68の交換が行われる。
【0043】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、Y軸スライド42,部品保持具30,昇降装置62,回転装置64等により保持ヘッドが構成され、Y軸スライド42が保持ヘッド本体として機能するようにされている。スプライン軸72およびアダプタ150を備えたホルダ70が保持ロッドを構成し、アダプタ150およびばね部材204が取付装置を、昇降装置62が保持ロッドを軸方向に進退させる保持ロッド駆動装置をそれぞれ構成している。吸着管保持体190のブロック部220が照明光変換部を構成し、反射面232がテーパ反射面を構成している。発光体258,270,294の発光ダイオードが発光素子を構成し、発光素子は点状光源の一形態である。また、赤外線透過フィルタ240,278,300が拡散層を兼ねており、CCDカメラ310が撮像装置を構成している。
【0044】
本実施形態によれば、バックライト照明装置250とリングランプ320とを切り換えるのみで、電子部品32のシルエット像と正面像とを電子部品32の種類等に応じて選択的に取得することができる。電子部品32のシルエット像取得時には、バックライト照明装置250により背後から照射される赤外線によって背景が十分明るくなり、良好なシルエット像が得られる一方、電子部品32の正面像取得時には、バックライト照明装置250に設けられた赤外線透過フィルタ240,278,300が暗色の背景として機能するため、電子部品32の像を確実に取得することができる。正面像取得時にはバックライト照明装置250を撮像位置から移動させる必要がなく、装置全体の構造が複雑になることが回避される。また、CCDカメラ310を赤外線にも可視光にも感光するものとすることにより、撮像装置を複数設ける必要がなくなり、装置コストを低減することができる。さらに、バックライト照明装置250の主要部を吸着ノズル68とは別体に設けることにより、吸着ノズル68が交換されてもバックライト照明装置250の主要部は同じものを使用することができるため、設備コストが低減される。また、吸着ノズル68の進退が軽快となり、装着作業を迅速に行うことができる。本実施形態における昇降装置62は吸着ノズル68による電子部品32の取出し,装着作業および吸着ノズル68の交換作業に共通して使用できる。
【0045】
本実施形態における昇降装置62および回転装置64に代えて、特開平8−78882号に記載のように、保持ロッドとしてのスプライン軸とボールねじとを相対回転可能かつ軸方向には相対移動不能に連結し、Z軸モータの作動により上記ボールねじとスプライン軸とが一体的に昇降させられ、θ軸モータの作動によりスプライン軸がボールねじに対して回転させられる形態の昇降装置および回転装置とすることも可能であるし、保持ロッド駆動装置を流体圧シリンダにより構成する等、その他種々の形態のものを採用可能である。また、点状光源として、多数の光ファイバから成る発光体等その他の形態の光源を使用することも可能であるし、撮像装置をラインセンサにより構成することも可能である。
【0046】
前記実施形態においては、バックライト照明装置250の主要部がY軸スライド42に取り付けられ、Y軸スライド42が保持ヘッド本体として機能するようにされていたが、ホルダ70および吸着ノズル68を保持ヘッドと考え、ホルダ70を保持ヘッド本体と考えて、ホルダ70にバックライト照明装置250の主要部を取り付けることも可能であり、ホルダ70に相当するものを1個の移動部材や回転盤に取り付け、それら移動部材,回転盤や、ホルダに相当するものにバックライト照明装置250の主要部を取り付けることも可能である。
本発明は、以上の実施形態以外にも、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用および効果〕の項に記載された形態を始め、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である保持ヘッドを備えた電子部品装着システムを概略的に示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着システムの保持ヘッドを撮像装置と共に示す正面図(一部断面)である。
【図3】上記保持ヘッドの吸着ノズルおよびホルダをバックライト照明装置と共に示す正面断面図である。
【図4】上記電子部品装着システムにおける吸着ノズルの交換を説明するための図である。
【図5】上記電子部品装着システムを制御する制御装置のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【符号の説明】
12:電子部品搬送装着装置 30:部品保持具 32:電子部品 42:Y軸スライド 48:XYロボット 62:昇降装置 68:吸着ノズル 70:ホルダ 72:スプライン軸 150:アダプタ 190:吸着管保持体 192:吸着管 220:ブロック部 232:反射面
240,278,300:赤外線透過フィルタ 250:バックライト照明装置 252:筒状照明部 254:フランジ状照明部 258,270,294:発光体 262,274,296:発光面 310:CCDカメラ 320:リングランプ

Claims (7)

  1. 保持対象物を負圧により吸着する吸着ノズルと、その吸着ノズルにより吸着された保持対象物を吸着ノズル側である背後側から照明するバックライト照明装置と、それら吸着ノズルとバックライト照明装置とを保持する保持ヘッド本体とを含む保持ヘッドであって、
    前記バックライト照明装置の主要部が、
    内周面から照明光を放射する筒状照明部と、
    その筒状照明部から半径方向外向きに延び出し、保持対象物向きの面から照明光を放射するフランジ状照明部と
    を含み、前記吸着ノズルが、
    前記筒状照明部の内側に嵌合可能であり、筒状照明部から放射される照明光を保持対象物に向かう向きの照明光に変更する照明光変換部と、
    その照明光変換部の一端から前記筒状照明部の中心線と平行に延びる吸着管と
    を含むとともに前記保持ヘッド本体に着脱可能であり、かつ、前記バックライト照明装置が、前記主要部と、その主要部を前記保持ヘッド本体に残して前記吸着管と共にヘッド本体から取り外し可能な前記照明光変換部とを含むことを特徴とする保持ヘッド。
  2. 前記照明光変換部が前記筒状照明部に照明光変換部の外周面と筒状照明との間に隙間が存在する状態で嵌合可能とされており、それら筒状照明部と照明光変換部との隙間に対向して配設され、その隙間を経て照明光を前記吸着管側へ放射する補助照明部を含む請求項1に記載の保持ヘッド。
  3. 前記筒状照明部と前記フランジ状照明部との少なくとも一方が、格子状に配列された複数の点状光源と、それら点状光源から放射された照明光を拡散させてほぼ均一な照明光とする拡散層とを含む請求項1または2に記載の保持ヘッド。
  4. 前記照明光変換部が、前記吸着管と同軸にかつその吸着管の先端から遠ざかるにつれて半径が大きくなるテーパ反射面を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
  5. 前記照明光変換部が、前記筒状照明部から放射された照明光を内部で拡散させ、前記吸着管側の面から照明光を放射する拡散ブロックを含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
  6. 前記照明光変換部が少なくとも赤外線を含む照明光を保持対象物に向かう向きに放射するものであり、その照明光変換部と前記吸着管との間に暗色の赤外線
    透過フィルタが設けられた請求項1ないし5のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
  7. さらに、
    前記保持ヘッド本体に前記吸着管の軸線に平行な方向に移動可能に保持された保持ロッドと、
    その保持ロッドの先端部に前記照明光変換部を着脱可能に取り付ける取付装置と、
    前記保持ロッドを軸方向に駆動することにより、前記筒状照明部に対して前記照明光変換部を筒状照明部の中心線に平行な方向に移動させ、前記吸着管を軸方向に進退させる保持ロッド駆動装置と
    を含む請求項1ないし6のいずれか1つに記載の保持ヘッド。
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